JP2007334320A - 画像処理装置及び画像処理方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナーの過剰や、過剰なトナーリダクションによる画像品質の劣化を防ぐ。
【解決手段】トナー量の削減を行う際には、まずYMCK値として現在のトナー量を算出し、その値に、階調ターゲット変換を施す(S702_2)。得られた変換後の値が、制限値Limit_Valueを越えていた場合には、UCR処理などでトナー量を削減する(S704_2)。最後にS702_2の逆演算を行う(S705_2)。
【選択図】図7−2

Description

本発明は、たとえば電子写真方式などの画像処理装置と、該画像処理装置における画像処理方法に関する。特に、画像を劣化させずに記録材の量を削減する画像処理装置と画像処理方法に関する。
電子写真方式のプリンタ(複写機など、プリンタ部を持つ装置を含む。)では、記録材であるトナーの量が一定の値を超えると、トナーの定着不良やトナーの飛び散りが発生する場合がある。定着不良やトナーの飛び散りにより、画質が損なわれるだけでなくプリンタ装置本体も損傷する。そこで、画像形成前の画像処理によってトナー量の削減を行っていた。トナー量の削減をTORとも呼ぶ。トナー量の削減の方法のひとつとして、色変換処理部において、標準表色系であるL*a*b*から、出力デバイスの表色系であるCMYKへ表色系の変換をする際に、変換テーブルの値を操作する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1においては、L*a*b*からCMYKへ変換するため、L*a*b*の格子点について対応するCMYK各色の値を登録した色変換テーブルを用いる。この色変換テーブルには、格子点の出力色の総量が、出力時に許される制限値(最大値を100パーセントとしてたとえば250パーセント)よりも小さくなるように、C,M,Y,K各色の値が登録される。画像形成時には、画素値の値に応じた量の記録材が使用されるため、上記処理により色変換後のCMYKの合計値が制限値を越えることを防止し、インクやトナーの量が削減される。
特開平9−247471号公報
しかし、従来の画像処理装置においては、トナーリダクションを終えてから実際に印刷を行う過程においてトナー量がさらに削減されていた。その理由は、電子写真方式では、入力画素値(たとえば濃度値)と、その画素値に対して形成される画像の濃度とが線形の関係にならないためである。入力画素値と画像濃度との非線形性を線形に補正するために、入力画素値の変換が行われる。この変換によってトナー量がさらに削減される。以下ではこの変換を印刷階調補正という。印刷階調補正は、ガンマ補正および時間経過に応じたプリンタ出力濃度の変化の補正を含む。電子写真方式では、時間経過に応じて、表現したい濃度よりも形成される画像の方が高濃度になる傾向がある。そのため印刷階調補正を行うことによって、入力画素値に対して、濃度、特に中間濃度を低下させるような非線形の変換が施される。すなわち、入力画素値を横軸、出力画素値を縦軸にとった印刷階調補正の変換特性は凹型のカーブを描き、入力画素値を小さくする変換となっている。
そのため、印刷階調補正前にトナーリダクションを施すと、その後の印刷階調補正により、トナーリダクションにより小さくされた画素値が一層小さくなる。図4および図5は、各色成分の画素値の合計が、各色成分の最大値の300パーセントとなるような単色の入力画像を印刷した際のトナー量の例を示す。図4はトナーリダクションを行わない場合におけるCMYKのトナー量の合計を示した図である。図5はトナーリダクションを行った場合におけるCMYKのトナー量の合計を示した図である。
図4の場合、入力の画素値の各色成分(CMYK)の合計値は、各色成分の最大値の300%であっても、印刷階調補正によって200%となる。制限値が250%とすると、トナーリダクションを行わずに、制限値以下の濃度に変換されたことになる。
一方図5の場合、入力の画素値の各色成分の合計値が各色成分の最大値の300%であれば、制限値250%を越えているのでトナーリダクションが行われる。その結果、各色成分の画素値の合計は制限値以下の値すなわち250%に変換される。そしてその後の印刷階調補正によってさらに180%まで画素値が小さくなる。つまり、過剰にトナー量削減が行われてしまうことになる。トナー量の過剰な削減処理は、画像データの階調性を悪化させ、形成される画像品質を劣化させる。
上述のトナーリダクション技術において、トナー量が最終的に減ることを考慮して、本来の制限値よりも大きい仮の制限値を閾値としてトナーリダクション処理を行ったとしても、厳密に制限値以内にトナー量を削減することは困難である。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、上記課題を解決した画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。すなわち、トナー量の過剰な制限により生じる画像の劣化を防止できる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を備える。すなわち、本発明の第1の側面は、 画像を表す画像データに基づいて、当該画像の形成に必要な記録材量を表す記録材量データを算出するための演算を実行する演算部と、
前記演算部により算出された記録材量データに基づいて、記録材量を削減する必要があると判断された場合に、削減した記録材量に対応する値に、前記記録材量データを変更する削減処理部と、
前記削減処理部による処理後、前記記録材量データに、前記演算部により施された演算の逆演算を実行する逆演算部と、
前記逆演算部により逆演算が施された記録材量データに基づいて画像形成する画像形成部とを備える。
あるいは、本発明の第2の側面は、色変換テーブルを用いて、第1の表色系で示された入力画像データを第2の表色系で示された記録材量データに変換する演算を施す演算部と
前記演算部により算出された記録材量データに基づいて、記録材量を削減する必要があると判断された場合に、削減した記録材量に対応する値に、前記記録材量データを変更する削減処理部と、
前記削減処理部による処理後、前記記録材量データに、前記演算部により施された演算の逆演算を実行する逆演算部と、
前記逆演算部により逆演算が施された記録材量データにより、前記色変換テーブルを更新する更新部と、
記録材量データに基づいて画像形成する画像形成部とを備え、
前記演算部は、前記更新部により更新された色変換テーブルを用いて入力画像データを変換し、
前記画像形成部は、前記更新部により更新された色変換テーブルを用いて変換された画像データに基づいて画像形成する画像処理装置にある。
あるいは、本発明の第3の側面は、画像データを構成する各画素の色材量データを算出する算出手段と、
前記色材量データに対して印刷階調補正処理を行い、該印刷階調補正処理後の色材量データを演算する演算手段と、
前記演算手段によって算出された色材量データと色材量の制限値に基づき、前記演算手段によって算出された色材量データが該制限値以下になるように制御する制御手段と、
前記制御手段によって制御された色材量データに対して、前記演算手段によって施された演算の逆演算を実行する逆演算手段とを備える。
上記構成によれば、過剰なトナー量の削減を防止して、過剰なトナー量の削減に起因する画像品質の劣化を防止することができる。また、トナー削減後の画質調整やガンマ補正の反映により、トナーが制限値を越えてしまうことによるトナーの飛散や定着不全を防止することができる。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る画像処理装置におけるトナー量の削減の詳細について説明する。その前にまず本発明の構成と実施形態における構成との対応関係を述べる。
まず、各実施形態のトナー量制御処理部において実行される演算A処理および出力時のトナー量の算出処理が演算部(演算工程)に相当する。演算部(演算工程)は、各実施形態において画像を表す画像データに基づいて、当該画像の形成に必要な記録材量を表す記録材量データを算出する。演算Aは、演算Aは、図7−2のS702_2,図8−2のS802_2,図9−2のS904_2で行われている。ここで記録材量は本実施形態ではトナー、特にYMCK各色のトナーである。そしてYMCKの色成分値が、補正後の値も含めて、記録材量を表す記録材量データに相当する。また、トナー量制御処理部において実行されるトナー量の削減処理が、削減処理部(削減工程)に相当する。削減処理部(削減工程)は、記演算部により算出された記録材量データに基づいて、記録材量を削減する必要があると判断された場合に、削減した記録材量に対応する値に、前記記録材量データを変更する。この処理は、図7−2のS704_2,図8−2のS804_2,図9−2のS906_2で行われている。また、トナー量制御処理部において実行される演算Aの逆演算(逆演算Aと称する。)が逆演算部(逆演算工程)に相当する。逆演算部(逆演算工程)は、削減処理部による処理後、記録材量データに、前記演算部により施された演算の逆演算を実行する。また、プリンタ部が、逆演算部により逆演算が施された記録材量データに基づいて画像形成、すなわち印刷する画像形成部に相当する。この処理は、図7−2のS705_2,図8−2のS805_2,図9−2のS907_2で行われている。
なお記録材量データは、画像を構成する画素毎の各色成分YMCKの値すなわち濃度を示すデータである。このYMCK値は、トナーの入出力特性などを補正するために、各実施形態の色変換処理部によって補正処理、たとえばガンマ補正が施される。ただしこの処理は上述した演算部により実行することもできる。この補正処理を行うモジュールを特に補正部あるいはガンマ補正部と呼ぶ。
さらに、ガンマ補正と合わせて、あるいは選択的に、プリンタ部による画像形成の濃度特性を補正する出力補正を行ってもよい。この場合、トナー量制御処理部において得られる記録材量データは、ガンマ補正あるいは出力補正あるいはその両方が施された各色成分の濃度を示す濃度データである。
また、RGBが第1の表色系、YMCKが第2の表色系に相当する。本実施形態では、第1の表色系は入力画像データの表色系である。第2の表色系は出力画像データの表局系である。また図8−2及び図9−2に示された3DLUTの更新処理が、更新部(更新工程)に相当する。更新部は、逆演算部により逆演算が施された記録材量データにより、第1の表色系から第2の表色系に変換するための色変換テーブルを更新する。
また、図9−2に示された線形のゲイン演算(S901_2)及び濃度微調整演算(S902_2)が、色調整部(色調整工程)に相当する。
さらに、図7−2のS701_2,図8−2のS801_2,図9−2のS903_2は、算出手段(算出工程)にも相当する。算出手段は、画像データを構成する各画素の色材量データを算出する。演算手段(演算工程)は、図7−2のS702_2,図8−2のS802_2,図9−2のS904_2の演算Aに相当する。演算手段では、色材量データに対して出力階調補正処理を行い、該出力階調補正処理後の色材量データを演算する。また、図7−2のS704_2,図8−2のS804_2,図9−2のS906_2は、制御手段(制御工程)に相当する。制御手段(制御工程)は、演算手段によって算出された色材量データと色材量の制限値に基づき、前記演算手段によって算出された色材量データが該制限値以下になるように制御する。図7−2のS705_2,図8−2のS805_2,図9−2のS907_2は、逆演算手段に相当する。逆演算手段は、制御手段によって制御された色材量データに対して、演算手段によって施された演算Aの逆演算Aを実行する。
<画像処理装置の構成図>
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置の概略ブロック図である。以下、実施形態では画像処理装置としてデジタル複合機等を想定しているが、複写機だけでなく、カラープリンタ等の他の印刷デバイスであっても同様に考えることが可能である。
まず、本実施形態に係る画像処理装置の構造について説明する。図1に示すように、画像処理装置100は、画像読取部101、画像処理部102、記憶部103、CPU104、画像出力部105、UI106及び画像受信部107を備える。尚、当該画像処理装置は、LANやインターネット等のネットワークを介して、画像データを管理するサーバや、この画像処理装置に対してプリントの実行を指示するパーソナルコンピュータ(PC)等とも接続可能である。
次に、図1に示す画像処理装置の各構成の働きについて説明する。画像読取部101では、入力画像を読み取る。例えば、画像読取部101はCMYKのカラー画像等を読み取る。次に、画像処理部102は、送られてきた印刷情報を中間情報(以下、「オブジェクト」という。)に変換し、オブジェクトバッファに格納する。この時、濃度補正等の画像処理が行われる。さらに、画像処理部102は、バッファオブジェクトに基づいてビットマップデータを生成し、バンドバッファに格納する。この時、ディザ処理やハーフトーン処理等が行われる。画像処理部102は、たとえばCPUとメモリ、上記機能を実現するためにCPUにより実行されるプログラムにより構成することもできる。
次に、図1に示す画像処理装置の記憶部103、CPU104及び画像出力部105における構成や働きについて説明する。記憶部103は、ランダムアクセスメモリ(RAM)や読み出し専用メモリ(ROM)等のさまざまな記憶媒体から構成される。例えば、RAMはデータや各種情報を格納する領域として用いられたり、作業領域として用いられる。一方、ROMは、各種制御プログラムを格納する領域として用いられる。また、CPU104は、ROMに格納されたプログラムに従って各種処理を判断、制御するものとして用いられる。さらに、画像出力部105は、画像を出力(例えば、印刷用紙等の記録媒体に画像を形成して出力)する働きを持つ。
図10は、図1における画像処理装置の画像読取部(101)、画像受信部(102)及び画像出力部(106)のハードウェア構成を模式的に示す図で、画像処理装置の断面図を示している。図1を参照し説明した画像処理装置のより詳細な構成について、図10を参照し説明する。この画像処理装置は、コピー、プリンタ、ファクシミリのそれぞれの機能を有している。図10において、本実施形態の画像処理装置は、スキャナ301とドキュメントフィーダ(DF)302と、カラー4色ドラムを備えるプリント記録用のプリンタ310と、給紙デッキ314とフィニッシャ315等とを有する。
まず、スキャナ301を中心に行われる読み取り動作について説明する。原稿台307に原稿をセットして読み込みを行う場合には、ユーザは原稿台307に原稿をセットしてDF302を閉じる。すると、開閉センサ350が原稿台307が閉じられたことを検知した後、スキャナ301の筐体内にある光反射式の原稿サイズ検知センサ331〜335が、セットされた原稿サイズを検知する。このサイズ検知を起点にして光源310が原稿を照射し、CCD(charge-coupled device)343が反射板311、レンズ312を介して原稿からの反射光を受光して画像を読み取る。そして画像処理装置のコントローラが、CCD34によって読み取った画像データをデジタル信号に変換し、所望の画像処理を行ってレーザー記録信号に変換する。変換された記録信号は、コントローラ内のメモリに格納される。
DF302に原稿をセットして読み込みを行う場合には、ユーザはDF302の原稿セット部303のトレイに原稿をフェースアップで載置する。すると、原稿有無センサ304が、原稿がセットされたことを検知し、これを受けて原稿給紙ローラ305と搬送ベルト306が回転して原稿を搬送し、原稿台307上の所定の位置に原稿がセットされる。これ以降は原稿台307での読み込みと同様に画像が読み込まれ、得られた記録信号がコントローラ内のメモリに格納される。
読み込みが完了すると、再び搬送ベルト306が回転して、図10の画像処理装置の断面図において右側に原稿を送り、排紙側の搬送ローラ308を経由して原稿排紙トレイ309へ原稿が排紙される。原稿が複数存在する場合は、原稿台307から原稿が画像処理装置の断面図において右側に排紙搬送されるのと同時に、給紙ローラ305を経由して画像処理装置の断面図において左側から次原稿が給送され、次原稿の読み込みが連続的に行なわれる。以上がスキャナ301の動作である。
続いてプリンタ310を中心に行われる印刷動作について説明する。コントローラ内のメモリに一旦記憶された記録信号(印刷画像データ)は、プリンタ310へと転送され、そのレーザー記録部でYellow、Magenta、Cyan、Blackの4色の記録レーザー光に変換される。そして、記録レーザー光は各色の感光体316に照射され、各感光体に静電潜像を形成する。そして、プリンタ310は、トナーカートリッジ317から供給されるトナーにより各感光体にトナー現像を行い、各感光体に可視化されたトナー画像は中間転写ベルト321に一次転写される。中間転写ベルト321は図10において時計回転方向に回転し、用紙カセット318、或いは給紙デッキ314から給紙搬送路319を通って給送された記録紙が二次転写位置320に来たところで、中間転写ベルト321から記録紙へとトナー画像が転写される。
画像が転写された記録紙は、定着器322で、加圧と熱によりトナーが定着され、排紙搬送路を搬送される。そして記録紙は、フェイスダウンのセンタートレイ323か、スイッチバックしてフィニッシャへの排紙口324、或いはフェースアップのサイドトレイ325へと排紙される。但しサイドトレイ325は、フィニッシャ315が未装着の場合にのみ排紙可能な排紙口である。フラッパ326及び327は、これらの排紙口を切り替えるために搬送路を切り替えるためのものである。両面プリントの場合には、記録紙が定着器322を通過後に、フラッパ327が搬送路を切り替え、その後スイッチバックして下方に記録紙が送られ、両面印刷用紙搬送路330を経て再び二次転写位置320に給送され、両面プリントが行われる。
続いてフィニッシャ315で行われる動作について説明する。フィニッシャ315は、ユーザに指定された機能に応じ、印刷済み用紙に対して後処理を加える。具体的には、ステープル(1個所、2箇所綴じ)やパンチ(2穴、3穴)、製本中綴じ等の機能を有する。図10の画像処理装置は2つの排紙トレイ328を有し、フィニッシャ315への排紙口324を通過してきた記録紙は、ユーザの設定によって、例えばコピー・プリンタ・FAXの機能毎に排紙トレイ328が振り分けられる。プリントエンジン310は、カラー4ドラムのプリンタではあるが、カラー1ドラムのエンジンでも良いし、白黒記録のプリンタエンジンでも良い。図10の画像処理装置は、プリンタとして利用される場合、ドライバにより白黒プリント/カラープリント、用紙サイズ、2UP・4UP印刷・N-UP印刷、両面、ステープル、パンチ、製本中綴じ、合紙、表紙、裏表紙などの各種設定が可能である。
<トナー削減処理>
次に、具体的なトナー量を削減する処理について説明する。初めに、トナー量の削減を図2−1に示す。なお、図2−1〜図3−4の「プリンタ部」は画像出力部105に相当する。また「プリンタ部」以外のブロックは画像処理部102により行われる機能を示す。画像処理部102の機能はハードウエアで実装される場合もあるが、図示する手順のプログラムにより実現されてもよい。その場合、図2−1〜図3−4中の「部」とはCPUにより処理される「工程」を意味している。これは図7−1〜図9−2、図11−1,11−2についても同様である。
図2−1は、画像処理部102の処理および画像出力部105の処理の一部を示した概略図である。画像処理部102中のユニットA200_1は、第1の表色系であるRGB画像を、第2の表色系であるCMYK画像へと色変換処理を行う色変換処理部である。ユニットA201_1はトナー量が制限値よりも多い場合トナー量の削減を行うトナー量制御処理部である。ユニットA202_1はガンマ変換やプリンタの出力濃度の経時時間経過に応じた変化をの補正する経時補正などを行う印刷階調補正処理部である。ユニットA204_1はユニットA200_1、ユニットA201_1などの各種画像処理を行う画像処理部102である。
画像出力部105中にあるユニットA203_1は、画像処理の結果に基づいて出力するプリンタ部である。
図2−1内のトナー量制御処理部A201_1内の従来手法による処理フローを図7−1に示す。以下、図7−1の処理フローについて説明する。処理の対象は画素単位である。
S700_1:スタート。
S701_1:入力画素のC,M,Y,Kの値に対し、現在のトナー量Toner_1を算出する。たとえば入力画素のC,M,Y,Kの値を合計した値を現在のトナー量として求める。
S702_1:入力画素のC,M,Y,Kの合計値Toner_1と所定の制限値Limit_valueとを比較する。C,M,Y,Kの合計値Toner_1の方が大きい場合、S703_1に進み、そうでなければ(制限値以下であれば)S704_1に進む。
S703_1:トナー量の削減処理を行ってC,M,Y,Kの値を更新し、S702_1へ進む。たとえば、CMY各色の値の所定割合をK成分で置換する。これにより、CMYトナー量を減らすことができる。
S704_1:終了。
以上が従来手法の処理ステップである。従来手法では、トナー量削減の後で行われる印刷階調補正(ガンマ変換やプリンタの出力濃度の時間経過に応じた変化の補正など)によってトナー量が過剰に削減される。すなわち、従来手法では、トナー量制御処理部において、印刷階調補正によるトナーの削減を考慮していないため過剰にトナー量が削減されてしまう。なお、ガンマ処理はプリンタの入出力特性を線形に変換するための処理であるから色処理後に行うことが望ましい。さらに、トナーリダクションは色成分を不可逆的に失わせる可能性があるために、濃度調整等の色処理はトナーリダクションの後で行うことが望ましい。
次に本発明の実施形態に係る、図2−1内のトナー量制御処理部A201_1内の処理フローを図7−2に示す。以下、図7−2の処理フローについて説明する。
S700_2:スタート。
S701_2:入力画素のC,M,Y,Kの値に対し、現在のトナー量Toner_1を図7−1のS701_1と同じ要領で算出し、次のステップに進む。なおこの処理は行わなくとも良い。
S702_2:入力画素のC,M,Y,Kの値に対し、それぞれ階調補正LUT(すなわちテーブル)を用いて演算Aを行い、プリンタ出力時の各色成分値C1,M1,Y1,K1を算出する。そして、現在のトナー量Toner_2を算出する。トナー量Toner_2は、たとえばC1,M1,Y1,K1の合計値である。その後次のステップに進む。階調補正LUTは、ガンマ特性やキャリブレーションによって予め与えられたLUTであり、例えば入出力のデータが8ビットの場合図6にあるように下凸カーブの入出力特性を持つ。すなわち、変換により値が減少する。
S703_2:プリンタ出力時の各色成分値C1,M1,Y1,K1の合計値Toner_2と制限値Limit_valueとを比較し、Toner_2の方が大きい場合S704_2に進み、そうでなければ(制限値以下であれば)S705_2に進む。
S704_2:トナー量の削減処理を図7−1のS703_1と同じ要領で行い、トナー量削減処理後の各色成分値でC1,M1,Y1,K1を置換し、S703_2へ進む。
S705_2:階調補正LUTと逆の特性(逆特性)を持つLUTを用いてC',M',Y',K'を求める。階調補正LUTの特性が図6のように下凸のカーブであれば、逆特性とは、例えば入出力のデータが8ビットの場合、図12にあるように上凸カーブの入出力特性を持つLUTである。
S706_2:終了。
この処理を、処理対象の画素全てについて施す。なお、トナー量削減処理工程(S704_2)についてはさまざまな方法を採用できる。そのうちのひとつの方法として図11−1,図11−2によるトナー量削減方法がある。図11−1はトナー削減のステップを示したフロー図であり、図11−2は図11−1中のUCR部での処理(S1103_1)を示したものである。図11−1での処理を以下、順に述べる。
S1100_1:スタート。
S1101_1:入力画素の全ての色の信号値(ここではCMYK)の合計を求め、その値をSUMとする。
S1102_1:制限値Nより値SUMの方が大きいか否か調べる。N<SUMの場合S1103_1へ進み、N≧SUMの場合S1108_1へ進む。
S1103_1:UCR(下色除去)処理を行いその結果得られた新たな色成分毎の値をそれぞれC'、M'、Y'、K'とする。
S1104_1:C'、M'、Y'、K'の合計を求め、値SUM'とする。
S1105_1:制限値Nより値SUM'の方が大きいか否か調べる。N<SUM'の場合S1106_1へ進み、N≧SUM'の場合S1107_1へ進む。
S1106_1:下色除去後の黒成分の値K'を出力値K"とする。また、制限値Nから出力黒成分K'(=K")を差し引いた値N−K'をその他の入力の色成分値C'、M'、Y'の比に応じて按分し、その値を出力値C"、M"、Y"とする。
S1107_1:下色除去後の各色成分値C'、M'、Y'、K'を出力色成分値C"、M"、Y"、K"とする。
S1108_1:入力色成分値C、M、Y、Kを出力色成分値C"、M"、Y"、K"とする。
S1109_1:終了。
図11−1内のUCR処理S1103_1は図11−2において示され、そのフローは以下の通りである。
S1100_2:S1102_1からデータが入力される。入力された画素値の合計値が制限値を越えた分の値(SUM−N)の半分の値と、C、M、Yの各色成分値とのうち最小の値を値UCRとする。なお、2で割る演算は1ビット右シフトにより実現されている。
S1101_2:トナーリダクション後のK成分の値K'として、K成分値の取り得る最大値(2n−1)と、元のK成分値KにS1100_2で求めた値UCRを加えた値とのうち小さい方の値を、色成分Kの新たな値K'とする。
S1102_2:新たなK成分値K'と元のK成分値Kとの差分(すなわち下色除去された成分)を、元のCMYの値からそれぞれ差し引いた値を、トナーリダクション後のC、M、Y成分の値C'、M'、Y'とする。この後、S1104_1へデータを渡す。
以上により、トナー量を削減する前に出力時のトナー量に対してトナー量の制御を行うため、トナー量の過剰な削減を防止することができる。以上、従来手法処理ステップと本実施形態の処理ステップを示した。提案手法の具体的な効果を以下、例を用いて示す。
<実施例>
まず従来例を考える。例えば、トナーの載り量制御部においてC,M,Y,K=(175,175,175,175)でかつ制限値640(約250%)のとき(例1)、制限値640<入力値合計=175×4=700となる。このため、トナー量の削減処理が実行されて、各色成分の合計値は640まで下がる。さらに上記処理の後、画像処理やデバイスなどを介すことで階調補正の効果により各色成分の合計値は510まで下がる(信号値175の時の階調ターゲットによる効果で、およそ20%信号値が下がる)。
また、別の値C,M,Y,K=(210,220,220,50)(例2)が入力された時、制限値640<入力値合計=210+220+220+50=700となる。このため、トナー量の削減処理が実行されて、各色成分の合計値は640まで下がる。
さらに、上記処理の後、画像処理やデバイスなどを介すことで階調補正の効果により各色成分の合計値は610まで下がる(信号値が例2の時、階調ターゲットによる効果で、およそ5%信号値が下がる)。
したがって従来の方法では入力の値が制限値よりも超えている場合、制限値よりもトナー量が過剰に削減されてしまう。
一方、本実施形態の手法ではまず、トナー量制御処理部においてプリンタ出力時のトナー量を演算する。そのために階調ターゲットの特性を持ったLUTを用いてトナー出力時の値を計算する(以下、この計算のための演算を演算Aとする。図7−2におけるS702_2)。次にトナー量削減を行い、最後に演算Aの逆演算を行う(図7−2におけるS705_2)。ここで演算Aは階調ターゲットの効果を持つLUTによる演算である。
以上のような処理を行うことでプリンタ出力時の濃度でトナー量制御を行うことが可能になる。前記例において発明の効果を述べると、例1の場合、はじめに階調ターゲットの特性を持ったLUTを用いてトナー出力時の値を計算する。階調ターゲットによる効果で、入力値合計は700から560となる。すなわちこの演算Aは、画像データが示す濃度値を増加させない。次に制限値640と大小を比較する。制限値=640>入力値合計=560であるから、トナー量制御は働かない。最後に、階調ターゲットの逆の特性を持ったLUTを用いて信号値を元に戻す。これにより、色成分の値の合計値は、560→700となる。すなわちこの逆演算Aは、画像データが示す濃度値を減少させない。
ここで、トナー量制御処理部後の処理(ガンマ補正を含む印刷階調補正)によりプリンタ出力時には700の信号値が560になり、高すぎる濃度に起因するトナーの飛び散りや、定着不良は発生しにくくなる。
また、同様に例2において処理を行うと、階調ターゲットによる効果で入力値合計は700から665となる。制限値=640<入力値合計=665であるから、トナー削減処理が行われる。トナー削減処理による効果で、画素値の合計は665から640へと変換される。最後に階調ターゲットの逆の特性を持ったLUTを用い、たとえば画素値の合計は640から670に変換される。
ここで、トナー量制御処理部の後で行われる印刷階調補正により、プリンタ出力時には各色成分値の合計が670から640になり、トナーの飛び散り、定着不良は発生しにくくなる。
以上により、従来よりも制限値に対してトナーの過剰な削減が行われなくなり、それだけ幅広い階調を表現することが可能になる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態として、トナーリダクションを色変換と同時に行う実施形態を示す。装置の構成は第1実施形態と同様に図1等の構成となる。
本実施形態におけるトナー量の削減を図2−2に示す、色変換処理部A200_2内のトナー量制御処理部3DLUT更新処理部A201_2において行う場合について従来手法と提案手法の説明を行う。色変換処理部は、画像処理部102に含まれる。図2−2は画像処理部102の処理および画像出力部105の処理の一部を示した概略図である。
画像処理部102中のユニットA200_2は、RGB画像をCMYK画像へと色変換処理を行う色変換処理部である。ユニットA201_2はユニットA200_2において読み出されたCMYKのデータのトナー量が制限値よりも多い場合トナー量の削減制限を行うトナー量制御処理部を有し、削減を行った場合CMYKのデータを更新する3DLUT更新処理部である。ユニットA202_2はガンマ変換やプリンタの出力濃度の経時時間経過に応じた変化をの補正する経時補正などを行う印刷階調補正処理部で、A203_2は画像処理結果に基づいて出力するプリンタ部である。
この図2−2内の色変換処理部A200_2においてトナー量削減を行う場合、CPU104(あるいは画像処理部102内蔵のCPU)によって3DLUT更新処理部A201_2は制御される。
図2−2内の3DLUT更新処理部A201_2の従来手法による処理フローは図8_1である。以下、図8_1の処理フローについて説明する。
S800_1:スタート。
S801_1:3次元LUTから入力RGB値に対応するCMYK値を読み、読み込んだC,M,Y,Kの値に対し、現在のトナー量Toner_1を算出する。たとえば入力画素のC,M,Y,Kの値を合計した値を現在のトナー量として求める。
S802_1:入力画素のC,M,Y,Kの合計と所定のトナー量の制限値Limit_valueとを比較し、C,M,Y,Kの合計が大きい場合、S803_1に進み、そうでなければ(制限値以下であれば)S804_1に進む。
S803_1:トナー量の削減制限処理を行いC’、M’、Y’、K’を求め、S802_1へ進む。たとえば、C、M、Y各色の値の所定割合をK成分で置換する。これにより、C、M、Yトナー量を減らすことができる。
S804_1:S801_1で読み込んだC、M、Y、K値のトナー量が制限値以下の場合はC、M、Y、K値のままで更新する。S801_1で読み込んだC、M、Y、K値のトナー量が制限値よりも大きい場合S803_1で求めたC’、M’、Y’、K’値に更新する。
S805_1:終了。
この従来手法では第1実施形態で記載の従来手法と同様に、トナー削減処理においてはプリント出力時のトナー量を計算していないのでトナー量が過剰に削減されてしまう。
ここで、図8−2において図2−2中の色変換処理部A206_2内での、本実施形態における提案手法によるトナー量削減の処理ステップを示す。
S800_2:スタート。
S801_2:C、M、Y、Kの値に基づいて、現在のトナー量Toner_1を算出する。
S802_2:入力されたC,M,Y,Kの値に対し、それぞれ階調補正ターゲットLUTを用いて演算Aを行い、プリンタ出力時の各色成分値C1,M1,Y1,K1を算出する。そして、現在のトナー量Toner_2を算出する。トナー量Toner_2は、たとえばC1,M1,Y1,K1の合計値である。その後次のステップに進む。階調補正ターゲットLUTは、ガンマ特性やキャリブレーションによって予め与えられたLUTであり、例えば入出力のデータが8ビットの場合図6にあるように下凸カーブの入出力特性を持つ。すなわち、変換により値が減少する。
S803_2:S802_2で求めたC,M,Y,Kの合計と所定のトナー量の制限値Limit_valueとを比較し、C,M,Y,Kの合計が大きい場合、S806_2に進み、そうでなければ(制限値以下であれば)S807_2に進む。
S804_2:トナー量の削減制限処理を行いC’、M’、Y’、K’を求め、S803_2へ進む。たとえば、C、M、Y各色の値の所定割合をK成分で置換する。これにより、CMYトナー量を減らすことができる。
S805_2:階調ターゲット補正LUTと逆の特性を持った逆特性LUT(例えば入出力のデータが8ビットの場合、図12に示すように上凸カーブの入出力特性を持つ。)
を用いて逆演算Aを実行し、C',M',Y',K'を求める。
S806_2:S805_2で読み込んだC、M、Y、K値のトナー量が制限値よりも小さい場合はC、M、Y、K値のままで3DLutの値を更新する。一方、S805_2で読み込んだC、M、Y、K値のトナー量が制限値よりも大きい場合S806_2で求めたC’、M’、Y’、K’値に3DLutの値を更新する。
S807_2:終了。
またステップS804_2のトナー量削減手法は、第1実施形態と同様に図11−1,11−2に示した手法を用いてもよい。
以上の方法により、トナー量削減時にプリンタから出力される時のトナー量を考慮するのでトナー量を適切に削減することができる。
本実施形態によれば、色変換と同時にトナーリダクションを行えるので、第1実施形態と同様の効果を奏すると共に、処理負担が第1実施形態より軽減される。
なお、本実施形態では、色変換LUTを毎回実行せず、一定の処理単位であるいは印刷処理とは非同期に実行することが望ましい。すなわち図2−2における、A201_2は、定期的あるいはユーザが指定した時期などに実行し、得られた変更前3DLUTを保存しておく。画像の出力時には、A201_2をスキップし、A200_2から処理を実行する。こうすることで、画像処理の都度LUTを計算する処理負担を軽減することができる。なおその場合には、LUTの入力RGB全域について、トナー量削減処理が施される。
[第3の実施形態]
次に色変換処理の後にトナー量制御処理を行う場合について従来手法と提案手法とを説明する。まず、従来手法は図3−1、図7−1に示す方法である。なお装置の構成は第1,第2実施形態と同様である。
ユニットA300_1はRGB画像をCMYK画像へと色変換処理を行う色変換処理部である。ユニットA301_1はトナー量が制限値よりも多い場合トナー量の削減を行うトナー量制御処理部である。ユニットA302_1は濃度調整などの画質調整処理を行う濃度調整処理部である。ユニットA303_1は濃度域に応じて濃度調整を行う濃度微調整処理部である。ユニットA304_1はガンマ変換やプリンタの出力濃度の経時時間経過に応じた変化をの補正する経時補正などを行う印刷階調補正処理部である。ユニットA305_1は画像処理の結果に基づいて出力するプリンタ部である。ユニットA306_1は、色変換処理部A300_1、トナー量制限処理部A301_1などの各種画像処理を行う画像処理部である。ユニットA307_1はユーザが各種設定を行うUI部である。
ここで、図3−1中のトナー量制御処理部A301_1内での提案手法によるトナー量削減の処理ステップは図7−1であり、これは第1の実施形態で説明したステップと同じである。この、従来手法はトナー量制御を行った後の画質調整機能を行うことで濃度が制限値よりも増えてしまう可能性がある。ここで、図3−2及び図7−2において本提案手法を示す。
ユニットA300_2はRGB画像をCMYK画像へと色変換処理を行う色変換処理部である。ユニットA301_2は濃度調整などの画質調整処理を行う濃度調整処理部である。ユニットA302_2は濃度域に応じて濃度調整を行う濃度微調整処理部である。ユニットA303_2はトナー量が制限値よりも多い場合トナー量の削減を行うトナー量制御処理部である。ユニットA304_2はガンマ変換やプリンタの出力濃度の経時時間経過に応じた変化をの補正する経時補正などを行う印刷階調補正処理部である。ユニットA305_2は画像処理の結果に基づいて出力するプリンタ部である。ユニットA306_2は、色変換処理部A300_2、トナー量制限処理部A302_2などの各種画像処理を行う画像処理部である。ユニットA307_2はユーザが各種設定を行う操作部(あるいはUI部)である。
ここで、図3−1中のトナー量制御処理部A301_1内での本実施形態における提案手法によるトナー量削減の処理ステップは図7−2であり、これは第1の実施形態で説明したステップと同じである。この提案手法はトナー量制御を行う前に画質調整機能を行うことで濃度が制限値よりも増えることはない。
[第4の実施形態]
最後に、第2の実施形態において濃度調整などの画質調整機能を加味した時のトナー量削減の実施形態について説明を行う。なお装置の構成は第1,第2,第3実施形態と同様である。初めに、従来行われた処理について図3−3、図9−1を用いて説明を行う。
図3−3は濃度調整などの画質調整機能を加味した時に、画像処理部102の処理および画像出力部105の従来の処理フローを示した概略図である。ここで、ユーザは操作部A307_3(ユーザインターフェース106に相当する)において濃度微調整などの画質調整機能の設定を行う。すると、その情報は色変換処理部A300_3内の3DLut更新処理部A301_3に送られ画質調整機能の設定にしたがって3DLutの更新処理が行われる。
ユニットA300_3はRGB画像をCMYK画像へと色変換処理を行う色変換処理部である。ユニットA301_3はRGB画像をCMYK画像に変換する3DLutを書き換え、更新する3DLut更新処理部である。ユニットA302_3は濃度調整などの画質調整処理を行う濃度調整処理部である。ユニットA303_3は濃度域に応じて濃度調整を行う濃度微調整処理部である。ユニットA304_3はガンマ変換やプリンタの出力濃度の経時時間経過に応じた変化をの補正する経時補正などを行う印刷階調補正処理部である。ユニットA305_3は画像処理の結果に基づいて出力するプリンタ部である。ユニットA306_3は、色変換処理部A300_3、濃度調整処理部A302_3などの各種画像処理を行う画像処理部である。ユニットA307_3はユーザが各種設定を行うUI部である。
図3−3内の色変換処理部A300_3、トナー量制御処理部A301_3、濃度調整処理部A302_3、濃度微調整処理部A303_3を含む画像処理部102および操作部A307_3に相当するUI部106による処理フローは図9−1である。以下、図9−1の処理フローについて説明する。
S900_1:スタート
S901_1:3次元LUTから入力RGB値に対応するCMYK値を読み、読み込んだC,M,Y,Kの値に対し、現在のトナー量Toner_1を算出する。たとえば入力画素のC,M,Y,Kの値を合計した値を現在のトナー量として求める。

S902_1:入力画素のC,M,Y,Kの合計と所定のトナー量の制限値Limit_valueとを比較し、C,M,Y,Kの合計が大きい場合、S903_1に進み、そうでなければ(制限値以下であれば)S904_1に進む。
S903_1:トナー量の削減制限処理を行いC’、M’、Y’、K’を求め、S902_1へ進む。たとえば、C、M、Y各色の値の所定割合をK成分で置換する。これにより、CMYトナー量を減らすことができる。
S904_1:A900_1の操作部の設定にしたがって線形のゲイン演算を行う。
S905_1:S904_1において求めたC,M,Y,Kの値に対し、操作部の設定に従い高濃度部、中濃度部、低濃度部を非線形に調節する。
S906_1:S901_1で求められた値に入力RGB値に対応するCMYK値を更新する。
S907_1:終了。
以上により処理を終了する。上記ステップからわかるように画質調整の後にはトナー量の削減は行われなかった。そのためトナーの量が制限値を越える場合がある。そのためトナーの飛び散りや定着不良が発生するおそれがあった。また、過剰にトナー量が削減される場合もあった。
次に、本発明の第4実施形態により行われる処理について図3−4、図9−2を用いて説明を行う。図3−4は濃度調整などの画質調整機能を加味した場合に、本実施形態の方法による画像処理部102の処理および画像出力部105の処理のフローを示した概略図である。本実施形態の手法は、トナー量削減を行う前に画質調整を行う。
ユニットA300_4はRGB画像をCMYK画像へと色変換処理を行う色変換処理部である。ユニットA301_4はRGB画像をCMYK画像に変換する3DLutを書き換え、更新する3DLut更新処理部である。ユニットA302_4はガンマ変換やプリンタの出力濃度の経時時間経過に応じた変化をの補正する経時補正などを行う印刷階調補正処理部である。ユニットA305_3は画像処理の結果に基づいて出力するプリンタ部である。
図3−4の色変換処理部A300_4、および操作部A305_4のUI部の処理フローは図9−2に示した。以下、図9−2の処理フローについて説明する。
S900_2:スタート。
S901_2:3次元LUTから入力RGB値に対応するCMYK値を読み、読み込んだC,M,Y,Kの値に対し、A303_2の操作部の設定にしたがって線形のゲイン演算を行う。
S902_2において求めたC,M,Y,Kの値に対し、操作部の設定に従い高濃度部、中濃度部、低濃度部を非線形に調節する。
S903_2:現在のトナー量Toner_1を算出する。たとえばC,M,Y,Kの値を合計した値を現在のトナー量として求める。
S904_2:S903_2から送られたC,M,Y,Kの値に対し、それぞれ階調ターゲット補正LUTを用いて演算Aを実行し、プリンタ出力時の各色成分値C1,M1,Y1,K1を算出してトナー量Toner_2を算出する。トナー量Toner_2は、たとえばC1,M1,Y1,K1の合計値である。その後次のステップに進む。階調補正ターゲットLUTは、ガンマ特性やキャリブレーションによって予め与えられたLUTであり、例えば入出力のデータが9ビットの場合、図6に示すような下凸カーブの入出力特性を持つ。このため、変換により値が減少する。
S905_2:S904_2で求めたC,M,Y,Kの合計値Toner_2と所定のトナー量の制限値Limit_valueとを比較する。C,M,Y,Kの合計値Toner_2の方が大きい場合、S906_2に進み、そうでなければ(制限値以下であれば)S907_2に進む。
S906_2:トナー量の削減制限処理を行いC’、M’、Y’、K’を求め、S905_2へ進む。たとえば、C、M、Y各色の値の所定割合をK成分で置換する。これにより、CMYトナー量を減らすことができる。
S907_2:階調ターゲット補正LUTと逆の特性を持った逆特性LUTを用いてC',M',Y',K'を求める。逆特性LUTは、例えば入出力のデータが9ビットの場合、図9に示すように上凸カーブの入出力特性を持つ。
S908_2:S905_2で、読み込んだCMYK値の合計値Toner_2が制限値以下と判断した場合は、トナー量削減処理を行わずに3DLutの値を更新する。一方、S905_2で読み込んだCMYK値のトナー量が制限値よりも大きい場合S906_2で求めたC’、M’、Y’、K’値に3DLutの値を更新する。
S909_2:終了。
以上により処理を終了する。
ステップS901_2、S902_2での具体的な処理を以下に示す。ステップS901_2の濃度調整処理ではC,M,Y,Kごとに線形のゲイン演算を行い、その演算式は以下である。
Y=(X+offset)*Gain/Div。
ここで、offset,Gain,DivはC,M,Y,Kそれぞれについてユーザが独立に設定可能なパラメータである。X,Yはそれぞれ入力と出力である。
また、ステップS902_2の濃度微調整処理ではC,M,Y,Kごとに低濃度域S、中濃度域M、高濃度域Hを下式のように非線形に調整する。
Y=X+ΔH(X)*fH(v)+ΔM(x)*fM(v)+ΔS(x)*fS(v)。
なお、vは−8〜+8の整数であり、fは変調量である。
またステップS704_2のトナー量削減手法において、前記第1及び第2実施形態と同様に図11−1,図11−2に示した手法を用いてもよい。
以上により濃度調整などの画質調整機能を調節した際も、トナーの量が制限値を越えることを防止でき、トナーの飛び散りや定着不良の発生を防ぐことができる。また、過剰なトナーの削減も合わせて防止でき、画質の劣化を防止できる。
[その他の実施形態]
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。この記憶媒体はコンピュータ可読記憶媒体である。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。なおプログラムは、実施形態では図に示すフローチャートに対応したソフトウェアのプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、などがある。光ディスクには、たとえばCD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などが含まれる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットの特定のサーバに接続し、サーバから本発明のコンピュータプログラムをダウンロードすることによっても供給できる。プログラムは、圧縮されていてもよく、自動インストール機能を含むファイルとして供給されても良い、ダウンロードされたプログラムはをハードディスク等の記録媒体に保存される。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布してもよい。所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた場合についても、本発明は適用される。その場合、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の概略ブロック図である。 第1の実施形態における色変換処理部の後でトナー量削減を行う場合の画像処理およびデバイス側の処理の概略図である。 第2の実施形態における色変換処理部においてトナー量削減を行う場合の画像処理およびデバイス側の処理の概略図である。 第3の従来手法による画像処理およびデバイス側の処理の概略図である。 第3の提案手法による画像処理およびデバイス側の処理の概略図である。 第4の従来手法による画像処理およびデバイス側の処理の概略図である。 第4の提案手法による画像処理およびデバイス側の処理の概略図である。 トナー制御OFFの時、階調ターゲットによる載り量変化を示した図である。 トナー制御ONの時、トナー量制御と印刷階調補正の双方によってトナー量が削減される様子を示した図である。 階調補正Lutのグラフを示す図である。 第1の従来手法のトナー量を削減する処理ステップを示すフロー図である。 第1の実施形態のトナー量を削減する処理ステップを示すフロー図である。 第2の従来手法の色変換処理部内のトナー量削減を行う時の従来のフロー図である。 第2の提案手法の色変換処理部内のトナー量削減を行う時の提案のフロー図である。 第4の従来手法における画質調整機能を行った時のトナー量削減を行うフロー図である。 第4の実施形態における画質調整機能を行った時のトナー量削減を行うフロー図である。 図1における画像処理装置の画像読取部101及び画像出力部105のハードウェア構成を模式的に示す図である。 入力画像信号値C,M,Y,Kを、制限値Nに制限したC",M",Y",K"に変換するトナー削減処理のフロー図である。 図11−1中UCR内の処理を示す図である。 図6の特性の逆の特性を持つグラフである。
符号の説明
101 画像読取装置
102 画像処理部
103 記憶部
104 CPU
105 画像出力部
106 UI部
107 画像受信部
108 画像読み取り部

Claims (19)

  1. 画像を表す画像データに基づいて、当該画像の形成に必要な記録材量を表す記録材量データを算出するための演算を実行する演算部と、
    前記演算部により算出された記録材量データに基づいて、記録材量を削減する必要があると判断された場合に、削減した記録材量に対応する値に、前記記録材量データを変更する削減処理部と、
    前記削減処理部による処理後、前記記録材量データに、前記演算部により施された演算の逆演算を実行する逆演算部と、
    前記逆演算部により逆演算が施された記録材量データに基づいて画像形成する画像形成部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記記録材量データは、画素毎の各色成分の濃度を示すデータであり、
    前記画像形成部により画像形成される前に、前記記録材量データに対して、ガンマ補正を含む補正処理を施すガンマ補正部を更に備える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記演算部は、前記記録材による画像形成の濃度特性を補正するガンマ補正と、前記画像形成部による画像形成の濃度特性を補正する出力補正のいずれか又は両方の演算を行い、当該補正が施された画素毎の各色成分の濃度を示す濃度データを前記記録材量データとして得る請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記演算部は、前記画像データが示す濃度値を増加させない演算により前記記録材量データを算出し、
    前記逆演算部は、前記画像データが示す濃度値を減少させない逆演算を前記記録材量データに施す請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 色変換テーブルを用いて、第1の表色系で示された入力画像データを第2の表色系で示された記録材量データに変換する演算を施す演算部と
    前記演算部により算出された記録材量データに基づいて、記録材量を削減する必要があると判断された場合に、削減した記録材量に対応する値に、前記記録材量データを変更する削減処理部と、
    前記削減処理部による処理後、前記記録材量データに、前記演算部により施された演算の逆演算を実行する逆演算部と、
    前記逆演算部により逆演算が施された記録材量データにより、前記色変換テーブルを更新する更新部と、
    記録材量データに基づいて画像形成する画像形成部とを備え、
    前記演算部は、前記更新部により更新された色変換テーブルを用いて入力画像データを変換し、
    前記画像形成部は、前記更新部により更新された色変換テーブルを用いて変換された画像データに基づいて画像形成する画像処理装置。
  6. 前記更新部による色変換テーブルの更新と、前記画像形成部による画像形成とは非同期に実行される請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 色調整部と、
    ガンマ補正部とをさらに備え、
    前記色調整部および前記ガンマ補正部は、前記演算部により変換された画像データについて、色調整及びガンマ補正を施す請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 記録材を用いて画像を処理する画像処理装置における画像処理方法であって、
    画像を表す画像データに基づいて、当該画像の形成に必要な記録材量を表す記録材量データを算出するための演算を実行する演算工程と、
    前記演算工程により算出された記録材量データに基づいて、記録材量を削減する必要があると判断された場合に、削減した記録材量に対応する値に、前記記録材量データを変更する削減処理工程と、
    前記削減処理工程による処理後、前記記録材量データに、前記演算工程により施された演算の逆演算を実行する逆演算工程と、
    前記逆演算工程により逆演算が施された記録材量データに基づいて画像形成する画像形成工程と
    を備える画像処理方法。
  9. 前記記録材量データは、画素毎の各色成分の濃度を示すデータであり、
    前記画像形成工程により画像形成される前に、前記記録材量データに対して、ガンマ補正を含む補正処理を施す補正工程を更に備える請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記演算工程では、前記記録材による画像形成の濃度特性を補正するガンマ補正と、前記画像形成工程による画像形成の濃度特性を補正する出力補正のいずれか又は両方の演算を行い、当該補正が施された画素毎の各色成分の濃度を示す濃度データを前記記録材量データとして得る請求項8記載の画像処理方法。
  11. 前記演算工程では、前記画像データが示す濃度値を増加させない演算により前記記録材量データを算出し、
    前記逆演算工程では、前記画像データが示す濃度値を減少させない逆演算を前記記録材量データに施す請求項8に記載の画像処理方法。
  12. 記録材を用いて画像を処理する画像処理装置における画像処理方法であって、
    色変換テーブルを用いて、第1の表色系で示された入力画像データを第2の表色系で示された画像データに変換する演算を施す演算工程と
    前記演算工程により算出された記録材量データに基づいて、記録材量を削減する必要があると判断された場合に、削減した記録材量に対応する値に、前記記録材量データを変更する削減処理工程と、
    前記削減処理工程による処理後、前記記録材量データに、前記演算工程により施された変換の逆演算を実行する逆演算工程と、
    前記逆演算工程により逆演算が施された記録材量データにより、前記色変換テーブルを更新する更新工程と、
    記録材量データに基づいて画像形成する画像形成工程とを備え、
    前記演算工程では、前記更新工程により更新された色変換テーブルを用いて入力画像データを変換し、
    前記画像形成工程では、前記更新工程により更新された色変換テーブルを用いて変換された画像データに基づいて画像形成する画像処理方法。
  13. 記録材を用いて形成する画像を表す画像データをコンピュータにより処理するための、コンピュータ可読記憶媒体に記録されたプログラムであって、
    画像を表す画像データに基づいて、当該画像の形成に必要な記録材量を表す記録材量データを算出するための演算を実行する演算部と、
    前記演算部により算出された記録材量データに基づいて、記録材量を削減する必要があると判断された場合に、削減した記録材量に対応する値に、前記記録材量データを変更する削減処理部と、
    前記削減処理部による処理後、前記記録材量データに、前記演算部により施された演算の逆演算を実行する逆演算部と、
    前記逆演算部により逆演算が施された記録材量データに基づいて画像形成する画像形成部としてコンピュータを機能させるプログラム。
  14. 記録材を用いて形成する画像を表す画像データをコンピュータにより処理するための、コンピュータ可読記憶媒体に記録されたプログラムであって、
    色変換テーブルを用いて、第1の表色系で示された入力画像データを第2の表色系で示された記録材量データに変換する演算を施す演算部と
    前記演算部により算出された記録材量データに基づいて、記録材量を削減する必要があると判断された場合に、削減した記録材量に対応する値に、前記記録材量データを変更する削減処理部と、
    前記削減処理部による処理後、前記記録材量データに、前記演算部により施された演算の逆演算を実行する逆演算部と、
    前記逆演算部により逆演算が施された記録材量データにより、前記色変換テーブルを更新する更新部と、
    記録材量データに基づいて画像形成する画像形成部としてコンピュータを機能させ、
    前記演算部は、前記更新部により更新された色変換テーブルを用いて入力画像データを変換し、
    前記画像形成部は、前記更新部により更新された色変換テーブルを用いて変換された画像データに基づいて画像形成するプログラム。
  15. 画像データを構成する各画素の色材量データを算出する算出手段と、
    前記色材量データに対して印刷階調補正処理を行い、該印刷階調補正処理の後の色材量データを演算する演算手段と、
    前記演算手段によって算出された色材量データと色材量の制限値に基づき、前記演算手段によって算出された色材量データが該制限値以下になるように制御する制御手段と、
    前記制御手段によって制御された色材量データに対して、前記演算手段によって施された演算の逆演算を実行する逆演算手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  16. さらに、前記逆演算手段によって逆演算された色材量データに対して、印刷階調補正処理を行う印刷階調補正処理手段とを有することを特徴とする請求項15記載の画像処理装置。
  17. 画像データを構成する各画素の色材量データを算出する算出ステップと、
    前記色材量データに対して印刷階調補正処理を行い、該印刷階調補正処理の後の色材量データを演算する演算ステップと、
    前記演算ステップによって算出された色材量データと色材量の制限値に基づき、前記演算ステップよって算出された色材量データが該制限値以下になるように制御する制御ステップと、
    前記制御ステップによって制御された色材量データに対して、前記演算ステップによって施された演算の逆演算を実行する逆演算ステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  18. 画像処理装置を制御して、請求項17に記載された画像処理を実現することを特徴とするコンピュータプログラム。
  19. 請求項18に記載されたコンピュータプログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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