JP2007333784A - 教習状況確認システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車教習所における教習指導員の教習技術の向上を図ることができる教習状況確認システムを提供する。
【解決手段】この教習状況確認システムは、教習自動車10に設置された第1〜第4カメラ12,13,14,15から出力される各映像データを合成して4画面映像データを生成し、マイク11から出力される音声データおよび生成した4画面映像データを格納するとともに、音声データおよび4画面映像データをDVDに記録する。この教習状況確認システムは、それを利用することで教習指導者の教習技術の向上を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車教習所における教習指導員の教習技術の研修用に使用される教習状況確認システムに関する。
教習自動車の走行方向前方を撮影する第1ビデオカメラと、教習自動車の走行方向後方を撮影する第2ビデオカメラと、教習自動車の運転席に搭乗した教習生を撮影する第3ビデオカメラとが設置され、それらビデオカメラから出力された映像データを選択して出力する映像切換装置と、映像切換装置から出力された映像データを録画再生するビデオデッキと、映像切換装置またはビデオデッキから出力された映像データを画像として映し出すテレビとから形成された車載用教習装置がある(特許文献1参照)。
第1ビデオカメラは、フロントウインドウ近傍におけるルーフ・パネルに設置され、そのレンズが教習自動車の前方を向いている。第2ビデオカメラは、リアウインドウ近傍における後部座席上部に設置され、そのレンズが教習自動車の後方を向いている。第3ビデオカメラは、助手席上部に設置されている。第3ビデオカメラは、コントローラに接続された旋回装置によって旋回可能であり、原則として運転席に座る教習生をその斜め後方から撮影する。それらビデオカメラは、映像切換装置を経由してビデオデッキに接続されている。テレビは、ビデオデッキに接続されている。この車載用教習装置は、教習コースまたは路上における教習実地中に、教習指導員がコントローラや映像切換装置を操作して教習生の運転状況や教習自動車の走行状況を撮影記録する。教習指導員は、教習終了後にビデオデッキに記録した運転状況や走行状況をテレビに再生し、テレビ映像に基づいて教習生にアドバイスを与える。
登録実用新案第3013367号公報
前記公報に開示の車載用教習装置は、撮影した映像から教習生の運転技術を把握し、教習指導員が教習生に適切なアドバイスを与え、それにより、教習生の運転技術の向上を図ることを目的としている。したがって、この車載用教習装置を利用したとしても、教習指導員の教習技術の向上を図ることはできない。なお、自動車教習所における教習指導員の教習技術の研修方法として、上級指導員が教習自動車の後部座席に同乗し、研修中の教習指導員が実際に教習生を指導している状況を観察しつつ、教習終了後に上級指導員が教習指導員にアドバイスを与える車上実地研修(同乗教習)がある。なお、車上実地研修における教習中に上級指導員が教習指導員にアドバイスを与えると、教習指導員が混乱して教習生に適切な指示ができず、教習に支障が生じるから、教習中に上級指導員と教習指導員との間で言葉を交わすことはできない。したがって、車上実地研修における教習中に上級指導員から教習指導員へアドバイスをすることや教習指導員から上級指導員へ質問をすることはできず、車上実地研修による十分な成果を期待することはできない。
本発明の目的は、教習終了後に教習状況を正確に把握かつ分析することができ、自動車教習所における教習指導員の教習技術の向上を図ることができる教習状況確認システムを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、教習自動車の車内に設置されたカメラを介して教習状況を撮影し、撮影した映像によって教習状況を時系列に確認可能な教習状況確認システムである。
前記前提における本発明の特徴は、カメラが、教習自動車の走行方向前方を撮影する第1カメラと、助手席側から教習自動車の車内を撮影する第2カメラと、運転席側から教習自動車の車内を撮影する第3カメラと、教習自動車の助手席および運転席の少なくとも一方を撮影する第4カメラとから形成され、教習状況確認システムが、教習自動車の車内に設置されたマイクと、第1〜第4カメラから出力された各映像データおよびマイクから出力された音声データを処理するセンターユニットとを含み、センターユニットが、第1〜第4カメラから出力された各映像データを合成して4画面映像データを生成する4画面映像生成手段と、生成した4画面映像データおよび音声データを格納する格納手段と、生成した4画面映像データおよび音声データを記憶メディアに記録する記録手段とを有することにある。
本発明の実施態様の一例としては、教習状況確認システムが4画面映像データを4画面映像として表示しつつ音声データを所定の音声として出力する第1および第2モニタを備え、第1モニタが教習自動車の助手席前方に設置され、センターユニットと第2モニタとが教習自動車のトランクスペースに設置されている。
本発明の実施態様の他の一例としては、第2カメラと前記第3カメラとが、マグネットの磁力によって教習自動車の車内に着脱可能に搭載され、教習自動車の車内から外した後に延長ケーブルを接続することで車外に持ち出し可能、かつ、マグネットの磁力によって教習自動車の外側に着脱可能である。
本発明に係る教習状況確認システムによれば、第1〜第4カメラが教習自動車の走行状況および教習指導員や教習生の挙動を撮影し、マイクが教習指導員や教習生の音声を拾うことから、教習中における教習自動車の走行状況や教習指導員の指導状況、教習生の訓練状況を映像と音声とで確実に記録することができる。教習状況確認システムは、センターユニットが教習中に撮影された各映像データを合成した4画面映像データとマイクから出力された音声データとを記憶メディアに記録し、教習終了後に記憶メディアから4画面映像と音声とを再生することにより、教習指導員の教習生に対する指導状況や指導に対する教習生の訓練状況を正確に把握することができるとともに、4画面映像と音声とを利用して教習指導員の指導状況や教習生の訓練状況を容易に分析することができる。この教習状況確認システムは、教習指導員自身が教習技術向上の教材として利用することができるのみならず、再生された4画面映像と音声とに基づいて上級指導員が教習指導員に適切なアドバイスを与えることができ、さらに、再生された4画面映像と音声とに基づいて教習指導員が上級指導員に自己の教習に関する様々な質問をすることができる。
この教習状況確認システムは、再生された4画面映像と音声とから、教習指導員が指示を発してから教習生が行動を起こすまでの反応や教習指導員が指示を挙動として表してから教習生が行動を起こすまでの反応がわかり、また、教習指導員が教習生の反応を確認したかがわかり、それによって、教習指導員の指導状況の的確性や具体性、正確性、適時性を分析することができ、教習生の反応や教習指導員の確認行為から指導の欠点を修正することができる。この教習状況確認システムは、それを利用することで、教習指導員の教習技術の向上を図ることができることはもちろん、教習指導員の指導状況を自動車教習所全体で共有することで指導要領のマニュアル化、統一化を図りつつ、自動車教習所全体における教習技術の向上を図ることができる。
教習自動車の助手席前方に設置された第1モニタと教習自動車のトランクスペースに設置された第2モニタとを有する教習状況確認システムは、第1および第2モニタから出力される4画面映像や音声を利用して各カメラのアングルや焦点距離、マイクのボリューム等を修正しつつ、教習前に最適なカメラアングルや焦点距離、マイクボリューム等を設定することできるから、教習指導員の指導状況の詳細や教習生の訓練状況の詳細を記憶メディアに確実に記録することができる。
第2カメラと第3カメラとが延長ケーブルを接続することで車外に持ち出し可能、かつ、マグネットの磁力によって教習自動車の外側に着脱可能である教習状況確認システムは、教習指導員や教習生が車外で行動している場合、教習指導員が指示を出した方向、教習指導員の指示に対する教習生の行動、教習指導員の指示した先の状況等を撮影することができ、車外における教習指導員の指導状況の的確性や具体性、正確性、適時性を分析することができる。また、第2カメラと第3カメラとを教習自動車の外側に設置することで、走行中のタイヤの位置や向き、縁石や壁との位置関係等を撮影することができ、教習生が教習指導員の指示に対してハンドルをどの程度切ったか、教習指導員の指示に対してなぜ縁石に乗り上げたか等を分析することができる。この教習状況確認システムは、車内のみならず車外における指導状況や訓練状況を撮影することができ、車外で撮影された映像を含んだ4画面映像を利用して教習指導員の教習技術の向上を確実に図ることができる。
添付の図面を参照し、本発明に係る教習状況確認システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。図1,2は、一例として示す教習状況確認システムの概略構成図である。図1は、教習自動車10を側方から見た図であり、図2は、教習自動車10を上方から見た図である。図1,2では、教習自動車10の走行方向前方を矢印Lで示す。この教習状況確認システムは、マイク11(マイクロフォン)と、4台の高感度カラーカメラ12,13,14,15(第1〜第4カメラ)と、センターユニット16と、第1および第2モニタ17,18とから形成されている。
マイク11は、バックミラー(図示せず)に取り付けられている。マイク11は、教習中における教習指導員M1の指示音声や教習生M2(図3,4参照)の応答音声を拾い、それら音声を電気信号に変換し、その電気信号をセンターユニット16に出力する。カメラは、教習自動車10の走行方向前方を撮影する第1カメラ12と、助手席19の側から教習自動車10の車内を撮影する第2カメラ13と、運転席20の側から教習自動車10の車内を撮影する第3カメラ14と、教習自動車10の運転席20をその斜め後方から撮影する第4カメラ15とから形成されている。それらカメラ12,13,14,15は、カラーモード、白黒モード、デジタルズーム、オートフォーカス等の各種機能を有し、通常は教習自動車10の車内に搭載されている。第1カメラ12は、運転席20側のフロント・ピラーの上方に固定手段(図示せず)を介して固定されている。第1カメラ12は、そのレンズ21が教習自動車10の前方を向き、運転者の視線に合わせるように、教習中の教習自動車10の走行状況を時系列に撮影することができる。第1カメラ12は、必要に応じてそのカメラアングルを3次元方向へ自由に変更することができる。
第2カメラ13は、助手席19側のダッシュボード22の上面に設置されている。カメラ13は、そのレンズ23が車内後方を向き、助手席19と運転席20とを撮影範囲とする。カメラ13は、助手席19または運転席20に座る教習指導員M1の上半身、助手席19または運転席20に座る教習生M2の上半身をその前方から同時に撮影する。ゆえに、カメラ13は、助手席19または運転席20に座る教習指導員M1の教習指導中の挙動(手振りや身振り等の指導行為)と、助手席19または運転席20に座る教習生M2の教習指導員M1の指導に対する挙動(手振りや身振り等の応答行為)とを時系列に撮影することができる。第2カメラ13は、その底部にマグネット(図示せず)が取り付けられ、マグネットの磁力を介してダッシュボード22の上面に取り付けられた金属製の台座(図示せず)に着脱可能に接着している。なお、カメラ13は、必要に応じてそのカメラアングルを3次元方向へ自由に変更することができる。また、カメラ13は、そのズーム機能を調節することで、助手席19のみを撮影範囲にすることができ、助手席19に座る教習指導員M1または教習生M2の上半身をその前方から撮影することもできる。
第2カメラ13は、マグネットの磁力に抗して台座から取り外すことができ、取り外したカメラ13に延長ケーブル44(図5,6参照)を接続することで車外に持ち出すことができる。また、車外に持ち出したカメラ13をマグネットの磁力を介して教習自動車10の助手席19側のフロント・フェンダ24やフロント・ドア25、リヤ・ドア26、リヤ・フェンダ27に着脱可能に取り付けることができる。第2カメラ13は、それを車外に持ち出すことで、車外で教習指導員M1が教習生M2を指導している様子や車外での教習に対する教習生M2の様子を撮影することができ、車外における教習指導員M1や教習生M2の挙動を撮影することができる。また、第2カメラ13を教習自動車10外側の所要の箇所に取り付けることで、走行中のタイヤの位置や向き、縁石や壁との位置関係等を撮影することができる。
第3カメラ14は、運転席20側のダッシュボード22の上面に設置されている。カメラ14は、そのレンズ28が車内後方を向き、助手席19と運転席20とを撮影範囲とする。カメラ14は、助手席19または運転席20に座る教習指導員M1の上半身、助手席19または運転席20に座る教習生M2の上半身をその前方から同時に撮影する。ゆえに、カメラ14は、助手席19または運転席20に座る教習指導員M1の教習指導中の挙動(手振りや身振り等の指導行為)と、助手席19または運転席20に座る教習生M2の教習指導員M1の指導に対する挙動(手振りや身振り等の応答行為)とを時系列に撮影することができる。第3カメラ14は、その底部にマグネット(図示せず)が取り付けられ、マグネットの磁力を介してダッシュボード22の上面に取り付けられた金属製の台座(図示せず)に着脱可能に接着している。なお、カメラ14は、必要に応じてそのカメラアングルを3次元方向へ自由に変更することができる。また、カメラ14は、そのズーム機能を調節することで、運転席20のみを撮影範囲にすることができ、運転席20に座る教習指導員M1または教習生M2の上半身をその前方から撮影することもできる。
第3カメラ14は、マグネットの磁力に抗して台座から取り外すことができ、取り外したカメラ14に延長ケーブル45(図5,6参照)を接続することで車外に持ち出すことができる。また、車外に持ち出したカメラ14をマグネットの磁力を介して教習自動車10の運転席20側のフロント・フェンダ29やフロント・ドア30、リヤ・ドア31、リヤ・フェンダ32に着脱可能に取り付けることができる。第3カメラ14は、それを車外に持ち出すことで、車外で教習指導員M1が教習生M2を指導している様子や車外での教習に対する教習生M2の様子を撮影することができ、車外における教習指導員M1や教習生M2の挙動を撮影することができる。また、第3カメラ14を教習自動車10外側の所要の箇所に取り付けることで、走行中のタイヤの位置や向き、縁石や壁との位置関係等を撮影することができる。
第4カメラ15は、ルーフ・パネル33の略中央部に固定手段(図示せず)を介して固定されている。第4カメラ15は、そのレンズ34が運転席20を向き、運転席20に座る教習指導員M1または教習生M2の上半身をその後方から撮影する。ゆえに、第4カメラ15は、運転席20に座る教習指導員M1の教習指導中の挙動(手振りや身振り等の指導行為)、または、運転席20に座る教習生M2の教習指導員M1の指導に対する挙動(手振りや身振り等の応答行為)を時系列に撮影することができる。なお、第4カメラ15は、そのレンズ34を助手席19に向けることで、助手席19に座る教習指導員M1または教習生M2の上半身をその後方から撮影することもできる。この場合は、助手席19に座る教習指導員M1の教習指導中の挙動、または、助手席19に座る教習生M2の教習指導員M1の指導に対する挙動を時系列に撮影することができる。なお、第4カメラ15は、必要に応じてそのカメラアングルを3次元方向へ自由に変更することができる。
センターユニット16は、教習自動車10のトランクスペース35に設置されている。センターユニット16は、音声増幅装置36および4画面映像合成装置37(デジタルマルチプレクサ)と、録音録画再生装置38(DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ)とから形成されている。音声増幅装置36は、インターフェイス・ケーブル39を介してマイク11と録音録画再生装置38とに接続されている。音声増幅装置36の機能の一例は、マイク11から出力されたアナログの音声信号を増幅した後、増幅した音声信号を録音録画再生装置38に出力する。
4画面映像合成装置37は、第1〜第4カメラ12,13,14,15から出力された映像を合成し、それら映像を1つの画面上に4つのウインドウとして表示させる(4分割マルチ画面表示)。なお、ウインドウの大きさや位置は個別に変更することができる。4画面映像合成装置37は、インターフェイス・ケーブル39を介して各カメラ12,13,14,15と録音録画再生装置38とに接続されている。録音録画再生装置38は、大容量ハードディスクを内蔵し、音声増幅装置36から出力された音声信号を音声データ(デジタル信号)としてハードディスクに格納するとともに、4画面映像合成装置37によって生成された4画面映像データをハードディスクに格納する。また、録音録画再生装置38は、音声増幅装置36から出力された音声信号を音声データ(デジタル信号)としてDVD(記憶メディア)に記録することができ、4画面映像合成装置37によって生成された4画面映像データをDVDに記録することができる。録音録画再生装置38は、それら各カメラ12,13,14,15が撮影した各映像データを個別に格納することもできる。なお、記憶メディアには、DVDの他に、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)や半導体メモリを使用することもできる。記憶メディアとしてCD−ROMを使用する場合は、録音録画再生装置38にCDレコーダ・プレーヤが使用される。記憶メディアとして半導体メモリを使用する場合は、録音録画再生装置38に半導体式のデジタルビデオレコーダが使用される。
第1モニタ17は、助手席19前方のダッシュボード22に設置され、その画面が助手席19を向いている。第2モニタ18は、教習自動車10のトランクスペース35に設置され、その画面が教習自動車10の走行方向後方を向いている。それらモニタ17,18は、インターフェイス・ケーブル39を介して録音録画再生装置38に接続されている。モニタ17,18は、録音録画再生装置38から出力された4画面映像を時系列に表示するとともに、録音録画再生装置38から出力された音声をスピーカから出力する。また、録音録画再生装置38から出力された各カメラ12,13,14,15毎の映像を個別に表示することもできる。
図3,4は、DVDプレーヤによって再生された4画面映像の一例を示す図である。図3,4では、教習自動車10の助手席19に教習指導者M1が乗車し、運転席20に教習生M2が乗車している。第1カメラ12が撮影している映像はDVDプレーヤの画面の第1フレーム40に表示され、第2カメラ13が撮影している映像は第2フレーム41に表示されている。第3カメラ14が撮影している映像はDVDプレーヤの画面の第3フレーム42に表示され、第4カメラ15が撮影している映像は第4フレーム43に表示されている。
このシステムを使用して教習状況を記録する一例を説明すると、以下のとおりである。なお、このシステムを形成する各機器や各装置の調整は、教習に入る前に教習指導者M1がモニタ17,18を見ながら行う。具体的には、モニタ17,18に表示される映像やモニタ17,18から出力される音声を確認しつつ、カメラアングルや音声ボリューム等を随時調節する。教習状況を記録するには、教習自動車10の助手席19に座った教習指導者M1が助手席側に設置されたメインスイッチ(図示せず)を入れてこのシステムを起動させる。システムが起動すると、カメラ12が教習自動車10の前方の撮影を開始し、カメラ13が助手席19側から教習指導者M1および教習生M2の上半身の撮影を開始する。また、カメラ14が運転席20側から教習指導者M1および教習生M2の上半身の撮影を開始し、カメラ15が運転席20に座る教習生M2の上半身の撮影を開始する。教習コースまたは路上での教習実地中、教習指導者M1が発する指導の音声や教習生M2が発する受け答えの音声はマイク11に拾われ、教習指導者M1が教習生M2に指導を行う様子(身振りや手振り等の挙動)や教習指導者M1の指導に対する教習生M2の応答の様子(身振りや手振り、運転行為等の挙動)はカメラ13,14,15によって撮影される。
カメラ12によって撮影された教習自動車10の走行状況、各カメラ13,14,15によって撮影された教習指導者M1の指導の様子や教習生M2の応答の様子は、カメラ12,13,14,15から4画面映像合成装置37に出力され、4画面映像合成装置37によって4画面合成される(4画面映像生成手段)。各カメラ12,13,14,15が撮影した映像データや4画面映像合成装置37によって生成された4画面映像データは、4画面映像合成装置37から録音録画再生装置38に出力される。録音録画再生装置38は、各カメラ12,13,14,15が撮影した映像データをそのハードディスクに格納するとともに、4画面映像データをそのハードディスクに格納する(格納手段)。録音録画再生装置38は、4画面映像データをDVDに記録する(記録手段)。マイク11に拾われた教習指導者M1の音声や教習生M2の音声は、マイク11から音声増幅装置36を経由して録音録画再生装置38に出力される。録音録画再生装置38は、教習指導者M1の音声や教習生M2の音声を音声データとしてそのハードディスクに格納し(格納手段)、それら音声データをDVDに記録する(記録手段)。教習指導者M1は、教習終了後にDVDに記録された4画面映像データや音声データをDVDプレーヤによって再生し、教習中における自己の指導状況や教習生M2の訓練状況を確認する。また、DVDに記録された4画面映像データや音声データを教習所に設置されたセンターコンピュータに格納し、ネットワークを介して各教習指導員のコンピュータ端末に格納することができ、教習状況を教習所全体で共有することができる。
なお、録音録画再生装置38は、モニタ17,18を介して4画面映像を表示することもでき(出力手段)、モニタ17,18のスピーカを介して教習指導者M1や教習生M2の音声を出力することもできる(出力手段)。教習指導員M1は、教習終了後にモニタ17,18に表示された4画面映像を見ることや、モニタ17,18から出力される音声を聴くことで、自己の指導状況や教習生M2の訓練状況を確認することができる。
この教習状況確認システムは、各カメラ12,13,14,15が教習自動車10の走行状況および教習指導員M1や教習生M2の挙動を撮影し、マイク11が教習指導員M1や教習生M2の音声を拾うことから、教習中における教習自動車10の走行状況や教習指導員M1の指導状況、教習生M2の訓練状況を映像と音声とで確実に記録することができる。システムは、録音録画再生装置38が教習中に撮影された各映像データを合成した4画面映像データとマイク11から出力された音声データとをDVDに記録し、教習終了後にDVDに記録された4画面映像データと音声データとをDVDプレーヤで再生することにより、教習指導員M1の教習生M2に対する指導状況や指導に対する教習生M2の訓練状況を正確かつ客観的に把握することができるとともに、4画面映像と音声とを利用して教習指導員M1の指導状況や教習生M2の訓練状況を容易に分析することができる。このシステムは、教習指導員M1自身が教習技術向上の教材として利用することができるのみならず、再生された4画面映像と音声とに基づいて上級指導員が教習指導員M1に適切なアドバイスを与えることができ、さらに、再生された4画面映像と音声とに基づいて教習指導員M1が上級指導員に自己の教習に関する様々な質問をすることができる。
この教習状況確認システムは、再生された4画面映像と音声とから、教習指導員が指示を発してから教習生が行動を起こすまでの反応や教習指導員が指示を挙動として表してから教習生が行動を起こすまでの反応がわかり、また、教習指導員が教習生の反応を確認したかがわかり、それによって、教習指導員の指導状況の的確性や具体性、正確性、適時性を分析することができ、教習生の反応や教習指導員の確認行為から指導の欠点を修正することができる。システムは、それらモニタ17,18から出力される4画面映像や音声を利用して各カメラ12,13,14,15のアングルや焦点距離、マイク11のボリューム等を修正しつつ、教習前に最適なカメラアングルや焦点距離、マイクボリューム等を設定することができ、教習指導員M1の指導状況の詳細や教習生M2の訓練状況の詳細をDVDに確実に記録することができる。このシステムは、DVDプレーヤで再生された4画面映像や音声を利用することで、教習指導員M1の教習技術の向上を図ることができることはもちろん、教習指導員M1の指導状況を自動車教習所全体で共有することで指導要領のマニュアル化、統一化を図りつつ、自動車教習所全体における教習技術の向上を図ることができる。
図5,6は、カメラ13,14を教習自動車10の外側に取り付けた状態で示す教習状況確認システムの概略構成図である。図5は、教習自動車10を側方から見た図であり、図6は、教習自動車10を上方から見た図である。図5,6では、教習自動車10の走行方向前方を矢印Lで示す。このシステムを使用して教習状況を記録する他の一例を説明すると、以下のとおりである。教習指導者M1は、第2カメラ13と第3カメラ14とのいずれか一方をマグネットの磁力に抗して台座から取り外し、カメラ13,14に延長ケーブル44,45を接続することでカメラ13,14を車外に持ち出し、車外で教習実地中の教習生M2の挙動や車外の状況を撮影する。具体的には、教習指導員M1が指示を出した方向、教習指導員M1の指示に対する教習生M2の行動、教習指導員M1の指示した先の状況等を撮影する。録音録画再生装置38は、各カメラ12,13,14,15が撮影した映像データをそのハードディスクに格納するとともに、車外における教習中の教習生M2の挙動等を含んだ4画面映像データをそのハードディスクに格納する(格納手段)。録音録画再生装置38は、4画面映像データをDVDに記録する(記録手段)。
また、図5,6に示すように、第2カメラ13と第3カメラ14とをマグネットの磁力に抗して台座から取り外し、それらカメラ13,14に延長ケーブル44,45を接続した後、マグネットの磁力によってカメラ13を教習自動車10の助手席19側のフロント・フェンダ24に取り付け、マグネットの磁力によってカメラ14を自動車10の運転席20側のフロント・フェンダ29に取り付ける。各フロント・フェンダ24,29に取り付けられたカメラ13,14は、そのレンズ23,28がフロントタイヤを向いており、走行中のタイヤの位置や向き、縁石や壁との位置関係等を撮影する。録音録画再生装置38は、各カメラ12,13,14,15が撮影した映像データをそのハードディスクに格納するとともに、各フロント・フェンダ24,29に取り付けた各カメラ13,14によって撮影された映像データを含んだ4画面映像データをそのハードディスクに格納する(格納手段)。録音録画再生装置38は、4画面映像データをDVDに記録する(記録手段)。
この教習状況確認システムは、第2カメラ13と第3カメラ14との少なくとも一方を車外に持ち出すことで、教習指導員M1の車外における指導状況や教習生M2の車外における訓練状況を撮影することができ、車外における指導状況や訓練状況をDVDプレーヤによって再生し、車外における指導状況の的確性や具体性、正確性、適時性を分析することができる。このシステムは、教習指導員M1が車外における教習状況を確認しながら、自己の教習技術の向上に役立てることができるのみならず、上級指導員が車外における教習状況を確認しながら、教習指導員M1に適切なアドバイスを与えることができ、教習指導員M1が上級指導員に自己の教習に関する様々な質問をすることができる。
この教習状況確認システムは、第2カメラ13と第3カメラ14とを教習自動車10のフロント・フェンダ24,29に取り付けることで、走行中のタイヤの位置や向き、縁石や壁との位置関係等を撮影することができ、教習生M2が教習指導員M1の指示に対してハンドルをどの程度切ったか、教習指導員M1の指示に対してなぜ縁石に乗り上げたか等を分析することができる。このシステムは、車外で撮影された4画面映像を利用して教習指導員M1の教習技術の向上を確実に図ることができる。なお、システムは、第2カメラ13と第3カメラ14との少なくとも一方をフロント・ドア25,30、リヤ・ドア26,31、リヤ・フェンダ27,32のいずれかに取り付けることで、撮影範囲を変えることができ、様々な位置から走行状況を撮影することができる。
一例として示す教習状況確認システムの概略構成図。 一例として示す教習状況確認システムの概略構成図。 モニタに表示された4画面映像の一例を示す図。 モニタに表示された4画面映像の一例を示す図。 カメラを教習自動車の外側に取り付けた状態で示す教習状況確認システムの概略構成図。 カメラを教習自動車の外側に取り付けた状態で示す教習状況確認システムの概略構成図。
符号の説明
10 教習自動車
11 マイク
12 高感度カラーカメラ(第1カメラ)
13 高感度カラーカメラ(第2カメラ)
14 高感度カラーカメラ(第3カメラ)
15 高感度カラーカメラ(第4カメラ)
16 センターユニット
17 第1モニタ
18 第2モニタ
19 助手席
20 運転席
35 トランクスペース
36 音声増幅装置
37 4画面合成装置
38 録音録画再生装置
44 延長ケーブル
45 延長ケーブル
M1 教習指導者
M2 教習生

Claims (3)

  1. 教習自動車の車内に設置されたカメラを介して教習状況を撮影し、撮影した映像によって教習状況を時系列に確認可能な教習状況確認システムにおいて、
    前記カメラが、前記教習自動車の走行方向前方を撮影する第1カメラと、助手席側から前記教習自動車の車内を撮影する第2カメラと、運転席側から前記教習自動車の車内を撮影する第3カメラと、前記教習自動車の助手席および運転席の少なくとも一方を撮影する第4カメラとから形成され、
    前記システムが、前記教習自動車の車内に設置されたマイクと、前記第1〜第4カメラから出力された各映像データおよび前記マイクから出力された音声データを処理するセンターユニットとを含み、前記センターユニットが、前記第1〜第4カメラから出力された各映像データを合成して4画面映像データを生成する4画面映像生成手段と、生成した前記4画面映像データおよび前記音声データを格納する格納手段と、生成した前記4画面映像データおよび前記音声データを記憶メディアに記録する記録手段とを有することを特徴とする教習状況確認システム。
  2. 前記システムが、前記4画面映像データを4画面映像として表示しつつ前記音声データを所定の音声として出力する第1および第2モニタを備え、前記第1モニタが、前記教習自動車の助手席前方に設置され、前記センターユニットと前記第2モニタとが、前記教習自動車のトランクスペースに設置されている請求項1記載の教習状況確認システム。
  3. 前記第2カメラと前記第3カメラとが、マグネットの磁力によって前記教習自動車の車内に着脱可能に設置され、前記教習自動車の車内から外した後に延長ケーブルを接続することで車外に持ち出し可能、かつ、前記マグネットの磁力によって前記教習自動車の外側に着脱可能である請求項1または請求項2に記載の教習状況確認システム。
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