JP2007333238A - 給湯システムの運転方法及び給湯システム - Google Patents

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恒雄 高木
Kazuhiro Yamada
和浩 山田
Kazunari Obitsu
和成 大櫃
Toshiya Fujimoto
俊也 藤本
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Abstract

【課題】貯湯槽内に湯水混合層が形成されるのを抑制し、給湯システムの加熱効率を高める。
【解決手段】温水を生成する温水生成手段8と、該温水生成手段8により生成された温水を貯留する複数の貯湯槽2、5とを備える給湯システムの運転方法であって、給湯運転の際に、前記複数の貯湯槽2、5を、給湯中の貯湯槽2、5の高温水を使い切った後に湯水混合層の湯水を使い切り、この後に次の貯湯槽5、2から給湯が行われるように、順次切り換えて使用する。貯湯槽2、5内に湯水混合層が拡大するのを抑制することができるので、給湯システム1の加熱効率を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、給湯システムの運転方法及び給湯システムに関し、特に、貯湯式ヒートポンプ給湯機を使用した給湯システムの運転方法及び給湯システムに関する。
貯湯式ヒートポンプ給湯機を使用した給湯システムの一例として、貯湯槽とヒートポンプとを直列に連結した閉路を形成し、この閉路内において貯湯槽とヒートポンプとの間で水を循環させることにより、所定の温度(85〜90℃)に加熱した高温水を貯湯槽内に貯留し、貯湯槽内に冷水(6〜25℃)を供給することにより、冷水の圧力によって貯湯槽から高温水を押し出し、この高温水を適度な温度に調整して各所に給湯するように構成したものが知られている。
このような構成の給湯システムにおいては、給湯量の少ない時間帯に貯湯槽内の湯水又は低温水をヒートポンプで加熱して所定の温度(85〜90℃)の高温水とし、この高温水を貯湯槽内に戻して貯留し、給湯量の多い時間帯に不足することなく各所に給湯している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−332614号公報
ところで、上記のような構成の給湯システムにあっては、給湯運転と貯湯運転とを繰り返すことにより、貯湯槽内に25〜85℃の範囲内の湯水からなる湯水混合層が次第に拡大する。この湯水混合層を構成する湯水は、給湯用の温水として使用するには温度が低過ぎるため、ヒートポンプによって加熱して所定の温度の高温水にする必要があるが、ヒートポンプの特性上、湯水混合層を構成する湯水は温度が高すぎるために加熱することが困難である。このため、貯湯槽内の湯水混合層の範囲がさらに増加してしまい、その分だけ貯湯槽内に貯留できる高温水の総量が少なくなってしまう。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、給湯運転と貯湯運転とを繰り返し行っても、貯湯槽内に形成される湯水混合層の範囲が増加するのを抑止することができ、これにより十分な量の高温水を貯湯槽内に確保することができる給湯システムの運転方法及び給湯システムを提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、温水を生成する温水生成手段と、該温水生成手段により生成された温水を貯留する複数の貯湯槽とを備える給湯システムの運転方法であって、給湯運転の際に、前記複数の貯湯槽を、給湯中の貯湯槽の高温水を使い切った後に、次の貯湯槽から給湯が行われるように、順次切り換えて使用することを特徴とする。
本発明による給湯システムの運転方法によれば、複数の貯湯槽を、給湯中の貯湯槽の高温水を使い切った後に、次の貯湯槽から給湯が行われるように、順次切り換えて使用することになるので、常に、所定の温度の高温水が各所に給湯されることになる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の給湯システムの運転方法であって、前記給湯中の貯湯槽の高温水を使い切った後に湯水混合層の湯水を使い切り、この後に次の貯湯槽から給湯が行われるように、順次切り換えて使用することを特徴とする。
本発明による給湯システムの運転方法によれば、複数の貯湯槽を、給湯中の貯湯槽の高温水を使い切った後に湯水混合層の湯水を使い切り、この後に次の貯湯槽から給湯が行われるように、順次切り換えて使用することになるので、各貯湯槽内に湯水混合層が拡大するのを抑制できる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の給湯システムの運転方法であって、前記貯湯槽から給湯される温水の温度が所定の温度よりも低い場合には、他の何れかの貯湯槽の高温水と混合して使用することを特徴とする。
本発明による給湯システムの運転方法によれば、貯湯槽からの給湯の際に、所定の温度よりも低い温度の温水が給湯された場合には、何れかの貯湯槽の高温水と混合することにより所定の温度の温水とされ、所定の温度の高温水が給湯されることになる。
これにより、所定の温度より低下した温水を再加熱する以外に使い道のない温水を、再加熱により有効に利用することが可能になる。
請求項4に係る発明は、請求項1から3の何れかに記載の給湯システムの運転方法であって、前記温水生成手段は、熱交換器により加熱する水加熱装置であることを特徴とする。
本発明による給湯システムの運転方法によれば、各貯湯槽と熱交換器により加熱する水加熱装置である温水生成手段との間で低温水又は湯水を循環させることにより、低温水又は湯水が加熱されて所定の温度の高温水となって各貯湯槽内に貯湯されることになる。
請求項5に係る発明は、温水を生成する温水生成手段と、該温水生成手段により生成された温水を貯留する複数の貯湯槽と、各貯湯槽から給湯される温水の温度を検出する温度センサと、各貯湯槽からの給湯量を制御する制御弁と、前記温度センサからの検出信号に基づいて前記制御弁を制御する制御装置とを備えた給湯システムであって、前記制御装置は、給湯運転の際に、前記温度センサからの検出信号に基づいて、給湯中の貯湯槽の高温水を使い切った後に、次の貯湯槽から給湯が行われるように、前記制御弁を制御することを特徴とする。
本発明による給湯システムによれば、給湯運転の際に、温度センサからの検出信号に基づいて制御装置によって制御弁を制御することにより、複数の貯湯槽を、給湯中の貯湯槽の高温水を使い切った後に、次の貯湯槽から給湯が行われるように、順次切り換えて使用することが可能になる。従って、給湯運転と貯湯運転とを繰り返すことにより、各貯湯槽内に湯水混合層が拡大するのを抑制できる。
以上、説明したように、本発明の給湯システムの運転方法及び給湯システムによれば、給湯運転の際に、各貯湯槽内の高温水を使い切った後に次の貯湯槽から給湯が行われるように、順次切り換えて使用することになるので、給湯運転と貯湯運転とを繰り返しても、各貯湯槽内に湯水混合層が拡大するのを抑制できる。
そして、各貯湯槽内に湯水混合層が拡大するのを抑制できることで、各貯湯槽内に十分な量の高温水を貯湯することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図9には、本発明による給湯システムの一実施の形態が示されている。この給湯システム1は、貯湯式ヒートポンプ給湯機に適用したものであって、図1に示すように、第1貯湯槽2と、第2貯湯槽5と、温水生成手段である熱交換器により加熱する水加熱装置、例えばヒートポンプ8と、第1制御弁11と、第2制御弁12とを備えている。
なお、以下の説明において、「低温水」とは、6〜25℃の冷水又は温水をいい、「湯水」とは、湯水混合層を構成する25〜85℃の温水をいい、「高温水」とは、ヒートポンプ8で加熱された後の85〜90℃の温水をいう。
第1貯湯槽2と第2貯湯槽5とは、配管13、14、16を介してヒートポンプ8に対して並列に接続されている。そして、この第1貯湯槽2及び第2貯湯槽5とヒートポンプ8との間で低温水又は湯水を循環させることにより、低温水又は湯水が所定の温度に加熱されて、第1貯湯槽2及び第2貯湯槽5内に所定の温度の高温水が貯留される。
第1貯湯槽2及び第2貯湯槽5の底部にはそれぞれ流入口3、6が設けられ、上部にはそれぞれ流出口4、7が設けられている。流入口3、6を介して第1貯湯槽2及び第2貯湯槽5内に給水源から低温水が供給され、流出口4、7を介して高温水又は湯水が第1貯湯槽2及び第2貯湯槽5から押し出される。
第1貯湯槽2の流入口3及び第2貯湯槽5の流入口6はそれぞれ配管16を介して給水用配管13に接続されている。給水用配管13は、一端が水道等の給水源(図示せず)に接続され、他端がヒートポンプ8の流入口9に接続され、この給水用配管13の途中に第1貯湯槽2の流入口3及び第2貯湯槽5の流入口6がそれぞれ配管16を介して接続されている。従って、給水用配管13を介して水道等の給水源から第1貯湯槽2及び第2貯湯槽5の流入口3、6にそれぞれ低温水が導かれ、各流入口3、6を介して第1貯湯槽2及び第2貯湯槽5内に低温水が供給される。
第1貯湯槽2の流出口4及び第2貯湯槽5の流出口7はそれぞれ配管16を介して給湯用配管14に接続されている。給湯用配管14は、一端が各所の給湯栓(図示せず)に接続され、他端がヒートポンプ8の流出口10に接続され、この給湯用配管14の途中に第1貯湯槽2の流出口4及び第2貯湯槽5の流出口7がそれぞれ配管16を介して接続されている。
給湯用配管14と第1貯湯槽2の流出口4及び第2貯湯槽5の流出口7との間を接続する配管16の途中には3方向弁である第1制御弁11が設けられ、この第1制御弁11により、第1貯湯槽2の流出口4から給湯用配管14に至る給湯系統、及び第2貯湯槽5の流出口7から給湯用配管14に至る給湯系統の開度が調整される。
給湯用配管14の配管16が接続された部分よりも下流側の部分と、給水用配管13の配管16が接続された部分よりも上流側の部分との間には、バイパス配管15が設けられている。バイパス配管15と給湯用配管14との接続部には3方向弁である第2制御弁12が設けられ、この第2制御弁12により給水用配管13と給湯用配管14とを接続するバイパス系統の開度が調整される。
第1貯湯槽2には、上から下に向かって第1温度センサTX、第2温度センサTX、第3温度センサTXの3つの温度センサTX〜TXが所定の間隔ごとに設けられている。これらの温度センサTX〜TXによって第1貯湯槽2内に貯留される湯水の上下各部の温度が検出され、これらの温度センサTX〜TXからの信号が制御装置20に送られる。制御装置20は、これらの検出信号に基づいて第1制御弁11及び第2制御弁12の作動を制御する。
同様に、第2貯湯槽5には、上から下に向かって第4温度センサTX、第5温度センサTX、第6温度センサTXの3つの温度センサTX〜TXが設けられている。これらの温度センサTX〜TXによって第2貯湯槽5内に貯留される湯水の上下各部の温度が検出され、これらの温度センサTX〜TXからの検出信号が制御装置20に送られる。制御装置20は、これらの検出信号に基づいて第1制御弁11及び第2制御弁12の作動を制御する。
また、給湯用配管14の第1制御弁11と第2制御弁12との間には第7温度センサTXが設けられ、この第7温度センサTXにより、第1貯湯槽2及び第2貯湯槽5から給湯用配管14内に供給される温水の温度が検出され、この第7温度センサTXからの検出信号が制御装置20に送られる。制御装置20は、この検出信号に基づいて第1制御弁11及び第2制御弁12の作動を制御する。
給湯用配管14の第2制御弁12よりも下流側には第8温度センサTXが設けられている。この第8温度センサTXにより第2制御弁12の下流側の給湯用配管14内を流通する温水の温度(第1貯湯槽2及び第2貯湯槽5からの温水の温度、及び第1貯湯槽2及び第2貯湯槽5からの温水とバイパス系統からの低温水とを混合させた温水の温度)が検出され、第8温度センサTXからの検出信号が制御装置20に送られる。制御装置20は、この検出信号に基づいて第1制御弁11及び第2制御弁12の作動を制御する。
なお、第1〜第8温度センサTX〜TXとしては、例えば、挿入型又は表面貼付型のサーモスタット等が挙げられる。
また、ヒートポンプ8としては、例えば、冷媒にCOガスを用いたヒートポンプ(エコキュート(登録商標))が有効である。ヒートポンプ8は、水加熱用の熱交換器、膨張弁、空気用の熱交換器、コンプレッサ、循環ポンプ等からなり、水加熱用の熱交換器の上流側に第1貯湯槽2の流入口3及び第2貯湯槽5の流入口6が給水用配管13及び配管16を介して接続され、下流側に第1貯湯槽2の流出口4及び第2貯湯槽5の流出口7が給湯用配管14、配管16、第1制御弁11、及び配管16を介して接続されている。
なお、温水生成手段8としては、ヒートポンプ8に限らず、電力、液体燃料(灯油等)、気体燃料(都市ガス、天然ガス、LPGガス等)を熱源とする熱源機であっても良い。要は、第1貯湯槽2、第2貯湯槽5、及び給水源からの低温水又は湯水を所定の温度に加熱できるものであれば良い。
以上、説明した給湯システム1の構成によれば、第1制御弁11の開度を調整して、ヒートポンプ8→配管14、16→第1制御弁11→第1貯湯槽2→配管16→給水用配管13→ヒートポンプ8の閉路を形成し、この閉路内でヒートポンプ8の循環ポンプを作動させることにより、第1貯湯槽2と水加熱用の熱交換器との間で低温水又は湯水が循環され、所定の温度に加熱されて第1貯湯槽2内に貯湯される。
また、第1制御弁11の開度を調整して、ヒートポンプ8→配管14、16→第1制御弁11→第2貯湯槽5→配管16→給水用配管13→ヒートポンプ8の閉路を形成し、この閉路内でヒートポンプ8の循環ポンプを作動させることにより、第2貯湯槽2と水加熱用の熱交換器との間で低温水又は湯水が循環され、所定の温度に加熱されて第2貯湯槽2内に貯湯される。
第1貯湯槽2又は第2貯湯槽5内に高温水が充満されたのを第1〜第6温度センサTX〜TXで検出することにより、ヒートポンプ8の作動が停止される。
また、給水源から低温水を給水用配管13及び流入口3、6を介して第1貯湯槽2又は第2貯湯槽5の底部に供給することにより、この低温水の圧力によって第1貯湯槽2内の高温水及び第2貯湯槽5内の高温水が押し上げられ、押し上げられた分量に相当する高温水が第1貯湯槽2又は第2貯湯槽5の上部の流出口4、7から配管16、第1制御弁11、配管16を介して給湯用配管14内に押し出される。
この場合、第1貯湯槽2又は第2貯湯槽5から押し出される高温水の温度は給湯用配管14の第7温度センサTX及び第8温度センサTXによって検出され、所定の温度よりも低い場合には、後述の手法によって高温水と混合して所定の温度の温水とし、所定の温度よりも高い場合には、バイパス系統を介して給湯用配管14内に供給される低温水と混合して所定の温度の温水とし、所定の温度の高温水を給湯用配管14を介して各所に給湯する。
次に、上記のように構成した本実施の形態による給湯システム1の運転方法について説明する。
図1及び図2に示すように、第1貯湯槽2内に高温水、湯水混合層の湯水、及び低温水が充満され、第2貯湯槽5内に高温水が充満されている状態を想定する。
このような状態から給湯運転を開始する場合には、まず、図1及び図2に示すように、制御装置20により第1制御弁11の開度を調整して、第1貯湯槽2の流出口4と給湯用配管14との間を全開状態とし、第2貯湯槽5の流出口7と給湯用配管14との間を全閉状態とし、第2制御弁12を介して給湯する。
そして、給水源から給水用配管13、配管16及び流入口3を介して第1貯湯槽2の底部に低温水を供給し、第1貯湯槽2内の低温水、湯水混合層の湯水、及び高温水を押し上げ、上部の流出口4から配管16内に押し出し、配管16から第1制御弁11を介して給湯用配管14内に押し出し、給湯用配管14を介して高温水を供給し、もう一方に給水の給水配管15を介して冷水を供給し、第2制御弁12の開度を調整して給湯配管に所定の温度の温水を給湯する。
ここで、図3に示すように、第1貯湯槽2から給湯用配管14内に高温水が全て押し出され、それに続いて湯水混合層の湯水が押し出されることにより、給湯用配管14内を流通する温水の温度が所定の温度よりも低くなる。そして、この温水の温度の低下が給湯用配管14の途中に設けられている第7温度センサTXで検出されると、その検出信号によって制御装置20により第1制御弁11の開度が調整され、第2貯湯槽5の流出口7と給湯用配管14との間が全開状態となり、第1貯湯槽2からの湯水に2貯湯槽5からの高温水が混合され、給湯用配管14内の温水が所定の温度に調整される。
そして、図4に示すように、第1貯湯槽2内の湯水混合層の湯水を使い切ったのを第7、第8温度センサTX、TXで検出し(例えば、第7、第8温度センサTX、TXが冷水温度+5℃以下を検出したときに、湯水混合層の湯水を使い切ったと判定する。)、この後に、第1制御弁11の開度を調整して第1貯湯槽2の流出口4と給湯用配管14との間を全閉状態とし、第2貯湯槽5の流出口7と給湯用配管14との間を全開状態とし、第1貯湯槽2から第2貯湯槽5の給湯運転に切り換える。
そして、第2貯湯槽5内の高温水を流出口7から配管16、第1制御弁11、及び配管16を介して給湯用配管14内に押し出し、給湯用配管14から第2制御弁12を介して各所に所定の温度の温水を給湯する。
この場合、第8温度センサTXからの検出信号により、給湯用配管14内を流通する温水の温度が高すぎる場合には、制御装置20によって第2制御弁12の開度を調整し、バイパス配管及15と給湯用配管14とを全開状態とし、バイパス系統を介して給湯用配管14内に低温水を供給し、この低温水を給湯用配管14内を流通する温水に混合し、給湯用配管14内を流通する温水を所定の温度に調整する。この場合、第2制御弁12の開度を調整して、バイパス系統から給湯用配管14内へ供給する低温水の量を調整することにより、給湯用配管14内を流通する温水の温度を所定の温度に調整することができる。
そして、図5に示すように給湯運転を終了し、この後に、図6、7に示すように貯湯運転に切り換え、湯水混合層の湯水を全て使い切った第1貯湯槽2内の低温水を給水用配管13を介してヒートポンプ8に導き、この低温水をヒートポンプ8で加熱して所定の温度の高温水とし、給湯用配管14、第1制御弁11、及び流出口4を介して第1貯湯槽2内に戻し、第1貯湯槽2内に充満させる。
次に、図8に示すように、第2貯湯槽5の貯湯運転に切り換え、第2貯湯槽5の低温水を給水用配管13を介してヒートポンプ8に導き、この低温水をヒートポンプ8で加熱して所定の温度の高温水とし、給湯用配管14、第1制御弁11、及び流出口4を介して第1貯湯槽2内に戻す。この場合、第2貯湯槽5内には湯水混合層の湯水が残った状態となっているが、この状態で第2貯湯槽5の貯湯運転を終了し、次の給湯運転に備える。
したがって、各貯湯槽2、5への貯湯は順番に行うこととし、まず、最初に使い切った貯湯槽2、5または前回の貯湯以降に一方しか使っていない場合は、使用した貯湯槽2、5に優先的に貯湯し、次にもう一方の貯湯槽5、2に貯湯する。
そして、次に給湯運転を行う場合には、図9に示すように、第1制御弁11の開度を調整して、第1貯湯槽2の流出口4と給湯用配管14との間を全閉状態とし、第2貯湯槽5の流出口7と給湯用配管14との間を全開状態とし、第2制御弁12の開度を調整して第2制御弁12の上流側と下流側との間を全開状態とする。
そして、給水用配管14から配管16及び流入口6を介して第2貯湯槽5の底部に低温水を供給し、第2貯湯槽5内の湯水混合層の湯水、及び高温水を押し上げ、流出口7から配管16、第1制御弁11、及び配管16を介して給湯用配管14内に高温水、湯水の順に押し出し、給湯用配管14を介して各所に所定の温度の温水を給湯する。
ここで、第2貯湯槽2から給湯用配管14内に高温水が全て押し出され、それに続いて湯水混合層の湯水が押し出されることにより、給湯用配管14内を流通する温水の温度が所定の温度よりも低くなる。そして、この温水の温度の低下が給湯用配管14の途中に設けられている第7温度センサTXで検出されると、その検出信号によって制御装置20により第1制御弁11の開度が調整され、第1貯湯槽5の流出口7と給湯用配管14との間が全開状態となり、第2貯湯槽5からの湯水に1貯湯槽2からの高温水が混合され、給湯用配管14内の温水が所定の温度に調整される(図3参照)。
そして、第2貯湯槽2内の高温水及び湯水を使い切ったのを第7、第8温度センサTX、TXで検出し(例えば、第7、第8温度センサTX、TXが冷水温度+5℃を検出したときに、湯水混合層の湯水を使い切ったと判定する。)、この後に、第1制御弁11の開度を調整して、第2貯湯槽2の流出口4と給湯用配管14との間を全閉状態とし、第1貯湯槽5の流出口7と給湯用配管14との間を全開状態とし、第2貯湯槽2から第1貯湯槽5の給湯運転に切り換える(図4参照)。
そして、上記のように、一方の貯湯槽2、5の温水、及び湯水を使い切った後に、他方の貯湯槽5、2に切り換えることにより、各貯湯槽2、5内に湯水混合層が形成されてもその湯水混合層の湯水を優先的に有効利用することができるので、給湯システム1の加熱効率を高めることができる。
ただし、本発明は、これに限らず、高温水を使い切った後に、次の貯湯槽に切り換えることとしてもよい。要するに、少なくとも高温水を使い切った後に貯湯槽を切り換えるようにすればよい。
なお、前記の説明においては、第1貯湯槽2と第2貯湯槽5の2つの貯湯槽を使用したが、3つ以上の貯湯槽を使用してもよいものであり、3つ以上の貯湯槽を使用する場合にも、3つ以上の貯湯槽を、給湯中の貯湯槽の高温水を使い切った後に、次の貯湯槽から給湯が行われるように、順次切り換えて使用することになるので、常に、所定の温度の高温水が各所に給湯されるとともに、各貯湯槽内に湯水混合層が拡大するのを抑制できる。
また、各貯湯槽2、5は、複数の貯湯タンクが直列または並列、さらに直列と並列の複合のタンクシステムを構成したタンク系列であっても同様の効果が得られる。
さらに、前記の説明においては、温水生成手段をヒートポンプ8に適用した例を示したが、温水生成手段はヒートポンプ8に限らず、熱交換器により加熱する水加熱装置であればよい。例えば、燃料蓄電池セルの排熱をお湯として蓄熱し、給湯用途に用いる家庭用ジェネレーションシステムとしての家庭用燃料電池システムの貯湯タンクに適用してもよい。
本発明による給湯システムの一実施の形態を示した概略図である。 図1の給湯システムの運転方法の一例を示した説明図であって、給湯運転の開始時の状態を示した説明図である。 給湯運転中の状態を示した説明図である。 給湯運転中の状態を示した説明図である。 給湯運転の終了時の状態を示した説明図である。 貯湯運転の開始時の状態を示した説明図である。 貯湯運転中の状態を示した説明図である。 貯湯運転の終了時の状態を示した説明図である。 急騰運転の開始時の状態を示した説明図である。
符号の説明
1 給湯システム
2 第1貯湯槽 3 流入口
4 流出口 5 第2貯湯槽
6 流入口 7 流出口
8 温水生成手段(ヒートポンプ) 9 流入口
10 流出口 11 第1制御弁
12 第2制御弁 13 給水用配管
14 給湯用配管 15 バイパス配管
16 配管 20 制御装置
TX 第1温度センサ TX 第2温度センサ
TX 第3温度センサ TX 第4温度センサ
TX 第5温度センサ TX 第6温度センサ
TX 第7温度センサ TX 第8温度センサ

Claims (5)

  1. 温水を生成する温水生成手段と、該温水生成手段により生成された温水を貯留する複数の貯湯槽とを備える給湯システムの運転方法であって、
    給湯運転の際に、前記複数の貯湯槽を、給湯中の貯湯槽の高温水を使い切った後に、次の貯湯槽から給湯が行われるように、順次切り換えて使用することを特徴とする給湯システムの運転方法。
  2. 前記給湯中の貯湯槽の高温水を使い切った後に湯水混合層の湯水を使い切り、この後に次の貯湯槽から給湯が行われるように、順次切り換えて使用することを特徴とする請求項1に記載の給湯システムの運転方法。
  3. 前記貯湯槽から給湯される温水の温度が所定の温度よりも低い場合には、他の何れかの貯湯槽の高温水と混合して使用することを特徴とする請求項2に記載の給湯システムの運転方法。
  4. 前記温水生成手段は、熱交換器により加熱する水加熱装置であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の給湯システムの運転方法。
  5. 温水を生成する温水生成手段と、該温水生成手段により生成された温水を貯留する複数の貯湯槽と、各貯湯槽から給湯される温水の温度を検出する温度センサと、各貯湯槽からの給湯量を制御する制御弁と、前記温度センサからの検出信号に基づいて前記制御弁を制御する制御装置とを備えた給湯システムであって、
    前記制御装置は、給湯運転の際に、前記温度センサからの検出信号に基づいて、給湯中の貯湯槽の高温水を使い切った後に、次の貯湯槽から給湯が行われるように、前記制御弁を制御することを特徴とする給湯システム。

JP2006162503A 2006-06-12 2006-06-12 給湯システムの運転方法及び給湯システム Pending JP2007333238A (ja)

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