JP5597669B2 - 熱機器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱機器に関する。
自然環境から吸熱して熱媒を加熱するヒートポンプと、加熱された熱媒を貯める蓄熱槽と、燃料ガスの燃焼により熱媒を加熱する補助熱源機を備える熱機器が知られている。この種の熱機器では、ヒートポンプにより加熱された熱媒を蓄熱槽へ貯めておき、必要に応じて蓄熱槽から熱を供給する。一時的に蓄熱槽での蓄熱量を超える熱需要が生じる場合や、熱媒を高温とする必要がある場合などに、燃料ガスを使用する補助熱源機によって、補助的に熱媒を加熱する。この種の熱機器によれば、ヒートポンプと蓄熱槽を組み合わせた熱機器の利点を享受しつつ、様々な熱需要に対して適切に対応することが可能となる。このような熱機器が例えば特許文献1に開示されている。
特開2000−329401号公報
大気から吸熱するヒートポンプでは、稼働時に圧縮機の振動やファンの風切り音による騒音が発生する。使用者が熱機器を使用する環境によっては、騒音の発生を可能な限り抑制したい場合がある。そこで、使用者の要望に応じて、騒音の発生を可能な限り抑制することが可能な技術が期待されている。
本明細書は、上記の課題を解決する技術を提供する。本明細書は、ヒートポンプと蓄熱槽と補助熱源機を組み合わせた熱機器において、使用者の要望に応じて、騒音の発生を可能な限り抑制することが可能な技術を提供する。
本明細書は熱機器を開示する。その熱機器は、自然環境から吸熱して熱媒を加熱するヒートポンプと、加熱された熱媒を貯める蓄熱槽と、燃料ガスの燃焼により熱媒を加熱する補助熱源機を備えている。その熱機器では、通常モードと静音モードの何れかを選択可能である。その熱機器では、静音モードが選択された場合に、通常モードが選択された場合に比べて、ヒートポンプの加熱能力を低減させる。
一般的なヒートポンプにおいては、ヒートポンプで用いる冷媒の圧縮に用いる圧縮機と、冷媒と大気との熱交換に用いるファンに起因して騒音が発生する。圧縮機やファンから発生する騒音は、ヒートポンプの加熱能力が増大すると大きくなり、ヒートポンプの加熱能力が減少すると小さくなる。上記の熱機器では、静音モードが選択された場合に、通常モードが選択された場合に比べて、ヒートポンプの加熱能力を低減させることで、圧縮機やファンに起因する騒音の発生を抑制する。使用者の要望に応じて、ヒートポンプからの騒音の発生を抑制することができる。
上記の熱機器では、ヒートポンプから蓄熱槽へ送られる熱媒の目標温度を下げることで、ヒートポンプの加熱能力を低減させる。
一般的には、ヒートポンプの圧縮機やファンの動作は、ヒートポンプから蓄熱槽へ送られる加熱後の熱媒の温度が、目標とする温度となるように制御される。従って、ヒートポンプから蓄熱槽へ送られる熱媒の目標温度を下げることで、ヒートポンプの加熱能力を低減させることができる。上記の熱機器によれば、蓄熱槽とヒートポンプの間を循環する熱媒の流量を下げることなく、ヒートポンプの加熱能力を低減させることができる。
あるいは、上記の熱機器では、蓄熱槽とヒートポンプの間を循環する熱媒の流量を下げることで、ヒートポンプの加熱能力を低減させる。
蓄熱槽とヒートポンプの間を循環する熱媒の流量は、熱媒を循環させるポンプの回転数を調整することで、容易に調整することができる。上記の熱機器によれば、ヒートポンプから蓄熱槽に送られる加熱後の熱媒の温度を下げることなく、ヒートポンプの加熱能力を低減させることができる。
上記の熱機器では、静音モードにおいて、外気温に基づいて、ヒートポンプの能力調整率を特定することが好ましい。
一般に、外気温が低くなると、ヒートポンプからの騒音はより大きくなる。上記の熱機器では、外気温が低いほど、ヒートポンプの加熱能力を低減させて、ヒートポンプからの騒音の発生を抑制する。このような構成とすることで、ヒートポンプからの騒音の発生を適切に抑制することができる。
あるいは、上記の熱機器では、静音モードにおいて、現在時刻に基づいて、ヒートポンプの能力調整率を特定することが好ましい。
一般に、昼間に比べて朝方や夕方の方が、騒音が近隣に及ぼす影響は大きく、夜間には騒音が近隣に及ぼす影響がさらに大きくなる。上記の熱機器によれば、朝方や夕方において、昼間よりもヒートポンプの加熱能力を低減させ、夜間にはさらにヒートポンプの加熱能力を低減させることができる。このような構成とすることで、ヒートポンプからの騒音の発生を適切に抑制することができる。
あるいは、上記の熱機器では、静音モードにおいて、必要熱量と蓄熱量に基づいて、ヒートポンプの能力調整率を特定することが好ましい。
必要熱量に対して十分な蓄熱量が蓄熱槽に貯えられている場合、騒音を抑制するためにヒートポンプの加熱能力を大きく低減しても、補助熱源機で供給する熱量にはあまり変化がない。しかしながら、必要熱量に対して十分な蓄熱量が蓄熱槽に貯えられていない状態で、ヒートポンプの加熱能力を大きく低減してしまうと、それだけ補助熱源機で供給する熱量が増大し、エネルギー効率の低下を招いてしまう。そこで、上記の熱機器では、必要熱量と蓄熱量に基づいて、ヒートポンプの加熱能力を調整する。エネルギー効率を低下させることなく、ヒートポンプからの騒音の発生を適切に抑制することができる。
実施例の給湯暖房システム10の構成を模式的に示す図である。 静音モードにおけるHP能力調整率の算出処理を示すフローチャートである。 外気温とHP能力調整率の関係を示す図である。 現在時刻とHP能力調整率の関係を示す図である。
(実施例)
本発明の熱機器を給湯暖房システムとして具現化した実施例を、図1から図4を参照しながら説明する。図1に示すように、給湯暖房システム10は、貯湯ユニット20とヒートポンプ(HP)熱源ユニット40とガス熱源ユニット50とコントローラ11とを備えている。
HP熱源ユニット40では、圧縮機41の吐出側と四方弁42と第1熱交換器43の冷媒流路43aと膨張弁44と第2熱交換器45と四方弁42と圧縮機41の吸入側が、冷媒配管46によって順に接続されており、HP冷媒がこの順に循環する。HP冷媒は、例えばR744(CO2冷媒)であってもよいし、R410A(HFC冷媒)であってもよい。第1熱交換器43は、冷媒流路43aと循環水流路43bとを備えている。第2熱交換器45の近傍にはファン45aが設置されている。第2熱交換器45は、ファン45aによって送られる外気とHP冷媒との間で熱交換を行う。冷媒配管46には、圧縮機41の吐出側と四方弁42との間と、膨張弁44と第2熱交換器45との間に、除霜経路47が接続されている。除霜経路47には、除霜弁47aが設けられている。
第1熱交換器43の循環水流路43bの入口側には循環往路接続経路48が接続されており、出口側には循環復路接続経路49が接続されている。循環往路接続経路48には、入口側サーミスタ48aが設けられており、循環復路接続経路49には出口側サーミスタ49aが設けられている。入口側サーミスタ48aは、循環水流路43bに流入する循環水の温度を検出し、出口側サーミスタ49aは、循環水流路43bから流出する循環水の温度を検出する。なお実際には、各サーミスタ48a,49aは水温に応じた検出信号を出力し、この信号がコントローラ11に入力されることにより水温が検出される。以下においても、サーミスタやセンサが検出するという表現は、実際には、これらの検出信号がコントローラ11に入力されることにより温度や水の流量を検出することを意味する。また、HP熱源ユニット40には、外気温を検出する外気温サーミスタ45bが取り付けられている。
貯湯ユニット20は、貯湯槽21(蓄熱槽に相当する)と混合器24とを備えている。貯湯槽21の底部には、貯湯槽21に水道水を給水する給水経路22が接続されている。給水経路22の水道水入口22aの近傍には、減圧弁23が設けられている。減圧弁23は、貯湯槽21と混合器24への給水圧力を調整する。給水経路22の減圧弁23より下流側には、混合器24の混合給水経路26が接続されている。混合給水経路26には、給水制御弁26aと、給水流量センサ26bと、給水サーミスタ26cが設けられている。給水制御弁26aは、混合給水経路26を流れる水道水の流量を調整する。給水流量センサ26bと給水サーミスタ26cは、混合給水経路26を流れる水道水の流量及び温度を検出する。貯湯槽21内の温水が減少したり、給水制御弁26aが開いたりすると、減圧弁23の下流側圧力が低下する。減圧弁23は、下流側圧力が低下すると開き、その圧力を所定の調圧値に維持しようとする。このため、貯湯槽21内の温水が減少したり、混合器24の給水制御弁26aが開いたりすると、これらに水道水が給水される。
給水経路22において、混合給水経路26の接続部よりも下流側には、排水経路31が接続されている。排水経路31の途中には、排水弁32が設けられている。排水弁32は手動で開閉することができる。排水弁32を開くと、貯湯槽21内の水が排水経路31を通じて外部に排水される。
貯湯槽21の底部には、循環往路33の一端が接続されており、貯湯槽21の上部には、循環復路34の一端が接続されている。循環往路33の他端は、HP熱源ユニット40の循環往路接続経路48に接続されており、循環復路34の他端は、循環復路接続経路49に接続されている。循環往路33には、往路サーミスタ36と循環ポンプ37とが設けられている。往路サーミスタ36は、貯湯槽21から循環往路33に流出した水の温度を検出する。循環ポンプ37が駆動すると、貯湯槽21の下部から循環往路33に水が吸出され、この水が循環水流路43bを流れて、循環復路34を通じて貯湯槽21の上部に戻される。このようにして、貯湯槽21とHP熱源ユニット40との間の循環経路が構成されている。
循環復路34の途中には、圧力開放経路38が接続されており、圧力開放経路38には、リリーフ弁38aが設けられている。リリーフ弁38aの開弁圧力は、減圧弁23の調圧値よりも僅かに大きく設定されている。減圧弁23の調圧が不能になった場合には、リリーフ弁38aが開き、貯湯槽21内の圧力が耐圧可能な圧力を超えるのを防止する。貯湯槽21には、上部の水温を検出する上部サーミスタ39a、中間部の水温を検出する中間部サーミスタ39b、下部の水温を検出する下部サーミスタ39cが、それぞれ取り付けられている。
貯湯槽21の上部には、混合器24の温水経路25が接続されている。温水経路25には、温水制御弁25aと、温水流量センサ25bと、温水サーミスタ25cが設けられている。温水制御弁25aは、貯湯槽21から温水経路25へ流れる水の流量を調整する。温水流量センサ25bは、貯湯槽21から温水経路25へ流れる水の流量を検出する。温水サーミスタ25cは、温水経路25を流れる水の温度を検出する。温水経路25と混合給水経路26とは合流して第1混合経路27に接続されている。第1混合経路27には、第1混合経路27を流れる混合水の温度を検出する混合サーミスタ27aが設けられている。
貯湯ユニット20は、第1給湯経路29を備えている。第1給湯経路29には、給湯サーミスタ29aが設けられている。第1給湯経路29の先端には、給湯栓80が接続されている。給湯栓80は、浴室、洗面所、台所等に配置されている(図1では、これら複数の給湯栓80を1つで代表している)。第1混合経路27の途中と第1給湯経路29の途中は、給湯バイパス経路28によって接続されている。給湯バイパス経路28には、バイパス制御弁28aが設けられている。バイパス制御弁28aを開いた状態では、第1混合経路27を流れた混合水が給湯バイパス経路28へ流れ、バイパス制御弁28aを閉じた状態では、第1混合経路27を流れた混合水が、後記するガス熱源ユニット50の第2混合経路52へ流れる。
ガス熱源ユニット50は、給湯器51と暖房循環経路61と風呂循環経路71とを備えている。給湯器51(補助熱源機に相当する)は、給湯熱交換器53とバーナ54等を備えている。給湯熱交換器53の入口側は第2混合経路52を介して貯湯ユニット20の第1混合経路27に接続されている。給湯熱交換器53には、第2混合経路52を通じて混合水が流入する。第2混合経路52には、入水サーミスタ52aと給湯水量センサ52bと水量サーボ52cとが設けられている。入水サーミスタ52aと給湯水量センサ52bは、それぞれ第2混合経路52を流れる水の温度及び流量を検出する。水量サーボ52cは、第2混合経路52を流れる水の流量を調整する。ガス燃焼式のバーナ54は、給湯熱交換器53を加熱する。給湯熱交換器53の出口側は第2給湯経路55を介して第1給湯経路29に接続されている。給湯熱交換器53を流れた温水は第2給湯経路55及び第1給湯経路29を通じて給湯栓80から給湯される。第2給湯経路55には、給湯熱交換器53の出口近傍に、缶体サーミスタ56が設けられており、その下流側に出湯サーミスタ57が設けられている。
第2混合経路52における水量サーボ52cの下流側と、第2給湯経路55の缶体サーミスタ56と出湯サーミスタ57との間には、熱源機バイパス経路58が接続されている。第2混合経路52と熱源機バイパス経路58との接続部には、熱源機バイパス制御弁59が設けられている。熱源機バイパス制御弁59の開度を調整することによって、第2混合経路52を流れる水の一部が熱源機バイパス経路58に流れ、その水の流量が調整される。
暖房循環経路61は、シスターン62と第1暖房熱交換器63cと第2暖房熱交換器66cとバーナ69等を備えている。給湯器51の第2混合経路52では、入水サーミスタ52aの取り付け位置の下流側に充填経路60の一端が接続されている。充填経路60の他端は、シスターン62の内部に位置している。充填経路60には補給水電磁弁60aが設けられている。補給水電磁弁60aが開くと、第1混合経路27及び第2混合経路52を流れる混合水が充填経路60を通じてシスターン62に供給される。
シスターン62の底部には、第1暖房経路63の一端が接続されている。第1暖房経路63の途中には、第2暖房経路64が接続されており、シスターン62の底部から第1暖房経路63に流出した温水が、第2暖房経路64を通じて床暖房機に供給される。また、第1暖房経路63には、暖房ポンプ63aと暖房低温サーミスタ63bとが設けられている。暖房ポンプ63aが駆動すると、暖房循環経路61に水が循環する。暖房低温サーミスタ63bは、シスターン62から流出して床暖房機に供給される水の温度を検出する。また、第1暖房経路63の他端は、第1暖房熱交換器63cの入口側に接続されており、第1暖房熱交換器63cには、第1暖房経路63を通じて水が流入する。第1暖房熱交換器63cの出口側には、第3暖房経路65が接続されている。第3暖房経路65には、暖房高温サーミスタ65aが設けられている。暖房高温サーミスタ65aは、第3暖房経路65を流れる温水の温度を検出する。第1暖房熱交換器63cで加熱された温水は、第3暖房経路65を流れて浴室暖房機に供給される。
また、シスターン62の底部には、第1暖房戻り経路66が接続されている。第1暖房戻り経路66は、第2暖房熱交換器66cの出口側に接続されており、第2暖房熱交換器66cの入口側は第2暖房戻り経路67に接続されている。床暖房機や浴室暖房機を流れた水は、第2暖房戻り経路67を通じて第2暖房熱交換器66cを流れ、第1暖房戻り経路66を通じてシスターン62に戻る。第3暖房経路65の途中と第1暖房戻り経路66の途中は、暖房バイパス経路68で接続されている。暖房バイパス経路68には、暖房バイパス制御弁68aが設けられている。浴室暖房機が使用されない場合には、暖房バイパス制御弁68aが開状態となり、第1暖房熱交換器63cで加熱された温水は、暖房バイパス経路68から第1暖房戻り経路66を流れてシスターン62に戻る。
第3暖房経路65の途中と第2暖房戻り経路67の途中には、追い焚き経路78が接続されている。第3暖房経路65において、追い焚き経路78の接続位置には、追い焚き流量制御弁78aが設けられている。また、追い焚き経路78の途中には、追い焚き熱交換器76が設けられている。追い焚き熱交換器76は、第1流路76aと第2流路76bとを流れる流体の間で熱交換が行われるものであり、追い焚き経路78の途中に第1流路76aが接続されている。
風呂循環経路71は、浴槽72と追い焚き熱交換器76の第2流路76bとの間で風呂湯を循環させるものである。風呂循環経路71の両端は、風呂の浴槽72内に接続されている。風呂循環経路71には、風呂ポンプ73と水流スイッチ74と風呂戻りサーミスタ75と追い焚き熱交換器76の第2流路76bと風呂往きサーミスタ77とが順に設けられている。風呂ポンプ73が駆動すると、浴槽72内の湯が実線矢印に示すように、風呂循環経路71を流れ、追い焚き熱交換器76の第2流路76bを流れる際に、第1流路76aを流れる温水に加熱される。風呂戻りサーミスタ75は、浴槽72から風呂循環経路71に流入した風呂湯の温度を検出するものであり、風呂往きサーミスタ77は、追い焚き熱交換器76で加熱された後の風呂湯の温度を検出するものである。風呂循環経路71において、風呂戻りサーミスタ75と追い焚き熱交換器76との間と、第2給湯経路55の出湯サーミスタ57の下流側とは、湯張り経路70が接続されている。湯張り経路70には、湯張り弁70aと湯張り量センサ70bとが設けられている。湯張り弁70aを開くと、給湯熱交換器53を流れた温水が、破線矢印に示すように、湯張り経路70及び風呂循環経路71を通じて浴槽72に供給される。
コントローラ11は、CPU、ROM、RAM、EEPROM等を備えている。ROMには現在時刻を取得するための計時プログラムや、各種の運転プログラムが格納されている。RAMには、コントローラ11に入力される各種信号や、CPUが処理を実行する過程で生成される種々のデータが一時的に記憶される。詳細には、RAMには、上記した各種のサーミスタ25c,26c,27a,29a,36,39a,39b,39c,45b,48a,49a,52a,56,57,63b,65a,75,77,水量センサ25b,26b,52b,70b及び水流スイッチ74の検出信号が入力され、これらの情報が一時的に記憶される。EEPROMには、給湯暖房システム10における過去の熱量の使用実績などのデータが記憶される。コントローラ11では、CPUがROMやRAMやEEPROMに記憶される情報に基づいて、貯湯ユニット20及びガス熱源ユニット50の各制御弁やHP熱源ユニット40の各種機器等に対して駆動信号を出力する。また、リモコン13には、給湯暖房システム10を操作するためのスイッチやボタン、給湯暖房システム10の動作状態を表示する液晶表示器等が設けられており、リモコン13で設定された情報がコントローラ11に入力される。リモコン13には、静音スイッチが設けられている。静音スイッチがオフの際には、給湯暖房システム10は通常モードで動作する。静音スイッチがオンに切り換ると、給湯暖房システム10は静音モードで動作する。
(通常モードでの動作)
給湯暖房システム10では、以下のように、蓄熱・給湯・暖房・湯張り・追い焚き等の運転を行う。
(1)HP熱源ユニット40によって貯湯槽21の水を加熱して高温の温水とし、この温水を貯湯槽21に貯湯し;
(2)混合器24で貯湯槽21の貯水と水道水とを混合して給湯設定温度の混合水となるように調整し;
(3)混合器24で給湯設定温度に調整された混合水を給湯バイパス経路28を通じて給湯栓80から給湯する第1給湯運転と、混合器24で給湯設定温度よりも低い温度に調整された混合水を給湯器51の給湯熱交換器53を通過する際に加熱して給湯栓80から給湯する第2給湯運転の何れかを行い;
(4)混合器24で湯張り設定温度に調温された混合水、または給湯器51の給湯熱交換器53で加熱された温水を風呂の浴槽72に給湯し;
(5)暖房循環経路61に水を循環させて床暖房機及び浴室暖房機に温水を供給するとともに、風呂の浴槽の水を追い焚き熱交換器76によって加熱する。
まず、HP熱源ユニット40を稼働することによって、貯湯槽21に高温の水が貯湯される。HP熱源ユニット40では、圧縮機41で圧縮されたHP冷媒が、第1熱交換器43の冷媒流路43aを流れる際に循環水流路43bを流れる循環水を加熱する。冷媒流路43aから流出したHP冷媒は、膨張弁44で膨張して冷却され、第2熱交換器45を流れる際に外気から吸熱して昇温する。昇温したHP冷媒が圧縮機41に流入して再び圧縮されることによってさらに昇温する。また、HP熱源ユニット40では、破線矢印に示すように、第2熱交換器45を除霜するため、一時的に除霜弁47aが開いて圧縮機41から吐出した高温のHP冷媒が、除霜経路47を通じて第2熱交換器45を流れるようにする。
貯湯ユニット20では、循環ポンプ37が作動し、貯湯槽21内の水が貯湯槽21の底部から循環往路33に吸出される。循環往路33に吸出された水は、HP熱源ユニット40の第1熱交換器43の循環水流路43bを通過する際に加熱されて温度上昇する。温度上昇した温水は、循環復路34を流れて貯湯槽21の上部に戻される。この循環が行われることによって、貯湯槽21では、冷水層の上部に高温層が積層した温度成層が形成される。貯湯槽21に高温の温水が戻され続けると、高温層の厚さ(深さ)は次第に大きくなり、最大限に蓄熱された状態では、貯湯槽21の全体に高温の温水が貯まった状態になる。貯湯槽21に最大限に蓄熱が行われていなくても、温度成層が形成されることにより、貯湯槽21の上部に接続されている温水経路25には、高温の温水が送り出される。HP熱源ユニット40では、出口側サーミスタ49aで検出される温度が、目標とする沸かし上げ温度となるように、圧縮機41およびファン45aの動作が制御される。
第1給湯運転及び第2給湯運転は以下のようにして行われる。貯湯槽21の上部サーミスタ39aの検出水温が、リモコン13で設定されている給湯設定温度よりも高い基準温度以上である場合には、第1給湯運転が行われる。第1給湯運転では、コントローラ11がバイパス制御弁28aを開状態とし、水量サーボ52cを全閉状態とする。コントローラ11は、混合サーミスタ27aで検出される水温が給湯設定温度となるように、温水制御弁25aの開度と給水制御弁26aの開度を調整する。給湯設定温度に調整された混合水は、第1混合経路27を流れた後に、給湯バイパス経路28及び第1給湯経路29を通じて給湯栓80から給湯される。貯湯槽21の温水で浴槽に湯張りする場合には、バイパス制御弁28aを閉じ、水量サーボ52cと熱源機バイパス制御弁59と湯張り弁70aを開き、混合器24によって調温された温水を浴槽72に送りこむ。
一方、上部サーミスタ39aの検出水温が基準温度未満である場合には、第2給湯運転が行われる。第2給湯運転では、コントローラ11が、バイパス制御弁28aを全閉状態とし、水量サーボ52cを所定開度に設定する。コントローラ11は、混合サーミスタ27aで検出される水温が給湯設定温度よりも低い温度となるように、温水制御弁25aの開度と給水制御弁26aの開度を調整する。給湯設定温度よりも低い温度に調整された混合水は、第1混合経路27を流れ、ガス熱源ユニット50の第2混合経路52を流れて給湯熱交換器53に流入し、バーナ54により加熱される。給湯熱交換器53では、給湯熱交換器53の出口に設けられている缶体サーミスタ56で検出される水温が60℃以上となるように制御される。これにより、配管に結露水が発生することを抑制することができる。給湯設定温度が60℃よりも低い場合には、出湯サーミスタ57で検出される水温が給湯設定温度となるように、熱源機バイパス制御弁59の開度が制御される。第2混合経路52を流れる混合水の一部が熱源機バイパス経路58を通じて第2給湯経路55に流入し、給湯熱交換器53を流れた60℃以上の水と給湯熱交換器53を流れていない低温の水とが混合されて給湯設定温度の水となる。このようにして、給湯設定温度に調温された水が、第2給湯経路55と第1給湯経路29を通じて給湯栓80から給湯される。これにより、第1給湯運転中に貯湯槽21に貯湯しておいた温水を消費しつくした場合にも、給湯設定温度に調温された温水を給湯し続けることができる。浴槽72に湯張り運転する場合は、湯張り弁70aを開き、給湯器51によって調温された温水を浴槽72に送りこむ。
第1給湯運転と第2給湯運転とを切り換える場合、コントローラ11は、バーナ54を以下のように制御する。第1給湯運転から第2給湯運転への切り換えが行われる場合には、コントローラ11は、消火している状態のバーナ54に点火指令を出力する。コントローラ11は、給湯設定温度よりも低い温度の混合水が給湯熱交換器53まで移動したタイミングでバーナ54を点火させる。なお実際には、バーナ54の点火指令から点火が開始されるまでにプリパージ動作が行われるため、コントローラ11では、このプリパージ動作に要する期間をも考慮して、バーナ54に点火指令を出力する。
一方、第2給湯運転から第1給湯運転への切り換えが行われる場合には、コントローラ11は、点火している状態のバーナ54を消火する。コントローラ11は、給湯設定温度の混合水が給湯熱交換器53近傍まで移動したタイミングでバーナ54を消火する。バーナ54は、コントローラ11から消火指令が出力されたタイミングで消火する。
リモコン13に浴槽72の湯張り要求が入力されると、コントローラ11は、湯張り弁70aを開いて浴槽72に給湯する。第2給湯経路55から湯張り経路70を流れた湯は、破線矢印に示すように、風呂循環経路71を通じて浴槽72に給湯される。リモコン13の湯張り設定温度に応じた湯が浴槽72に給湯される。
また、リモコン13に床暖房の利用要求が入力されると、暖房ポンプ63aが駆動し、バーナ69が点火し、シスターン62から第1暖房経路63を流れた温水が、第2暖房経路64を通じて床暖房機に供給される。床暖房機に供給される温水は、60℃程度であり、暖房低温サーミスタ63bで検出される温水の温度が60℃程度となるように、バーナ69の動作が制御される。また、リモコン13に浴室暖房の利用要求が入力されると、暖房ポンプ63aが駆動し、バーナ69が点火し、シスターン62から流出した温水が第1暖房熱交換器63cで加熱され、第3暖房経路65を通じて浴室暖房機に供給される。浴室暖房機に供給される温水の温度は、70〜80℃であり、暖房高温サーミスタ65aで検出される温度が70〜80℃となるように、バーナ69の動作が制御される。床暖房の利用要求があって、浴室暖房の利用要求がないときは、暖房バイパス制御弁68aが開状態となり、第1暖房熱交換器63cで加熱された温水が、暖房バイパス経路68及び第1暖房戻り経路66を通じてシスターン62に戻る。床暖房機及び浴室暖房機を流れた温水は、第2暖房戻り経路67を流れて第2暖房熱交換器66cに流入し、第2暖房熱交換器66cで加熱された後に、第1暖房戻り経路66を通じてシスターン62に流入する。
また、リモコン13に風呂の追い焚き要求が入力されると、風呂ポンプ73が駆動して、浴槽72の湯が風呂循環経路71を循環する。また、追い焚き流量制御弁78aの開度が調整され、第1暖房熱交換器63cで加熱された温水が第3暖房経路65から追い焚き経路78へと流れる。風呂循環経路71を流れる風呂湯と追い焚き経路78を流れる温水とが追い焚き熱交換器76で熱交換し、風呂循環経路71を流れる風呂湯が加熱される。
(静音モードでの動作)
リモコン13の操作により静音モードが選択されると、コントローラ11は、HP熱源ユニット40の加熱能力に制限を加えるために、HP能力調整率を算出する。以下では図2を参照しながら、HP能力調整率の算出処理について説明する。
ステップS2では、外気温に基づくHP能力調整率を特定する。図3は外気温とHP能力調整率の関係を示している。一般に、外気温が低くなると、HP熱源ユニット40からの騒音はより大きくなる。そこで、本実施例の静音モードでは、外気温が低いほど、HP熱源ユニット40の加熱能力を低減させて、HP熱源ユニット40からの騒音の発生を抑制する。本実施例では、外気温に対応して、HP能力調整率を以下のように特定する。
20℃≦外気温:HP能力調整率=−5%
10℃≦外気温<20℃:HP能力調整率=−10%
0℃≦外気温<10℃:HP能力調整率=−15%
外気温<0℃:HP能力調整率=−20%
ステップS4では、現在時刻に基づくHP能力調整率を特定する。図4は現在時刻とHP能力調整率の関係を示している。一般に、昼間に比べて朝方や夕方の方が、騒音が近隣に及ぼす影響は大きく、夜間には騒音が近隣に及ぼす影響がさらに大きくなる。そこで、本実施例の静音モードでは、朝方や夕方において、昼間よりもHP熱源ユニット40の加熱能力を低減させ、夜間にはさらにHP熱源ユニット40の加熱能力を低減させることで、HP熱源ユニット40からの騒音の発生を適切に抑制する。
ステップS6では、必要熱量と蓄熱量に基づくHP能力調整率を特定する。必要熱量に対して十分な蓄熱量が貯湯槽21に貯えられている場合、騒音を抑制するためにHP熱源ユニット40の加熱能力を大きく低減しても、バーナ54で供給する熱量にはあまり変化がない。しかしながら、必要熱量に対して十分な蓄熱量を貯湯槽21に貯えていない状態で、HP熱源ユニット40の加熱能力を大きく低減してしまうと、それだけバーナ54で供給する熱量が増大し、エネルギー効率の低下を招いてしまう。そこで、本実施例では、必要熱量に対して蓄熱量が大きい場合は、蓄熱量に基づくHP能力調整率を0%とし、必要熱量に対して蓄熱量が小さい場合は、蓄熱量に基づくHP能力調整率を+5%とする。必要熱量は、例えば過去の熱量の使用実績に基づいて、現在時刻から1時間後までの間に必要とされる熱量を推定することで、特定することができる。貯湯槽21の蓄熱量は、例えば上部サーミスタ39a、中間部サーミスタ39bおよび下部サーミスタ39cの検出温度から算出することができる。
ステップS8では、ステップS2、ステップS4およびステップS6で特定したHP能力調整率を合算して、最終的なHP能力調整率を決定する。給湯暖房システム10が静音モードで動作している間、HP熱源ユニット40は要求される加熱能力に対して、ステップS8で決定されたHP能力調整率による調整を施した加熱能力で稼働する。
なお、HP熱源ユニット40の加熱能力の調整は、種々の方式で行うことができる。例えば、貯湯槽21とHP熱源ユニット40の間で循環させる温水の流量を維持したまま(すなわち、循環ポンプ37の回転数を維持したまま)、目標とする沸かし上げ温度(すなわち、出口側サーミスタ49aで検出される、HP熱源ユニット40から貯湯槽21へ送る温水の温度)を通常よりも低下させることで、HP熱源ユニット40の加熱能力を低減することができる。あるいは、目標とする沸かし上げ温度を維持したまま、貯湯槽21とHP熱源ユニット40の間で循環させる温水の流量を通常よりも低下させることで、HP熱源ユニット40の加熱能力を低減することができる。あるいは、目標とする沸かし上げ温度を低下させ、かつ貯湯槽21とHP熱源ユニット40の間で循環させる温水の流量も低下させることで、HP熱源ユニット40の加熱能力を低減することができる。いずれの方式によっても、HP熱源ユニット40の加熱能力を低減し、圧縮機41やファン45aに起因する騒音の発生を抑制することができる。
上記の実施例では、給湯や風呂の湯張りについては、貯湯槽21の蓄熱とバーナ54による加熱で必要な熱量を供給し、暖房や風呂の追い焚きについては、バーナ69による加熱で必要な熱量を供給する構成について説明した。これとは異なり、例えば暖房循環経路61を流れる水と、貯湯槽21に貯められた温水との間で熱交換する熱交換器を設けて、貯湯槽21の蓄熱を暖房や風呂の追い焚きにも利用する構成としてもよい。
上記の実施例では、貯湯槽21に貯める熱媒として、給湯や風呂の湯張りで供給する水道水(上水)を使用する構成について説明した。これとは異なり、例えば貯湯槽21に貯める熱媒として不凍液を使用し、給湯や風呂の湯張りで供給する水道水(上水)と貯湯槽21に貯められた不凍液の間で熱交換する熱交換器を設けることで、貯湯槽21の蓄熱を給湯や風呂の湯張りに利用する構成としてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 給湯暖房システム
11 コントローラ
13 リモコン
20 貯湯ユニット
21 貯湯槽
22 給水経路
22a 水道水入口
23 減圧弁
24 混合器
25 温水経路
25a 温水制御弁
25b 温水流量センサ
25c 温水サーミスタ
26 混合給水経路
26a 給水制御弁
26b 給水流量センサ
26c 給水サーミスタ
27 第1混合経路
27a 混合サーミスタ
28 給湯バイパス経路
28a バイパス制御弁
29 第1給湯経路
29a 給湯サーミスタ
31 排水経路
32 排水弁
33 循環往路
34 循環復路
36 往路サーミスタ
37 循環ポンプ
38 圧力開放経路
38a リリーフ弁
39a 上部サーミスタ
39b 中間部サーミスタ
39c 下部サーミスタ
40 ヒートポンプ熱源ユニット
41 圧縮機
42 四方弁
43 第1熱交換器
43a 冷媒流路
43b 循環水流路
44 膨張弁
45 第2熱交換器
45a ファン
45b 外気温サーミスタ
46 冷媒配管
47 除霜経路
47a 除霜弁
48 循環往路接続経路
48a 入口側サーミスタ
49 循環復路接続経路
49a 出口側サーミスタ
50 ガス熱源ユニット
51 給湯器
52 第2混合経路
52a 入水サーミスタ
52b 給湯水量センサ
52c 水量サーボ
53 給湯熱交換器
54 バーナ
55 第2給湯経路
56 缶体サーミスタ
57 出湯サーミスタ
58 熱源機バイパス経路
59 熱源機バイパス制御弁
60 充填経路
60a 補給水電磁弁
61 暖房循環経路
62 シスターン
63 第1暖房経路
63a 暖房ポンプ
63b 暖房低温サーミスタ
63c 第1暖房熱交換器
64 第2暖房経路
65 第3暖房経路
65a 暖房高温サーミスタ
66 第1暖房戻り経路
66c 第2暖房熱交換器
67 第2暖房戻り経路
68 暖房バイパス経路
68a 暖房バイパス制御弁
69 バーナ
70 湯張り経路
70a 湯張り弁
70b 湯張り量センサ
71 風呂循環経路
72 浴槽
73 風呂ポンプ
74 水流スイッチ
75 風呂戻りサーミスタ
76 追い焚き熱交換器
76a 第1流路
76b 第2流路
77 風呂往きサーミスタ
78 追い焚き経路
78a 流量制御弁
80 給湯栓

Claims (5)

  1. 自然環境から吸熱して熱媒を加熱するヒートポンプと、
    加熱された熱媒を貯める蓄熱槽と、
    燃料ガスの燃焼により熱媒を加熱する補助熱源機を備えており、
    通常モードと静音モードの何れかを選択可能であって、
    静音モードが選択された場合に、通常モードが選択された場合に比べて、ヒートポンプから蓄熱槽へ送られる熱媒の目標温度を下げることで、ヒートポンプの加熱能力を低減させる熱機器。
  2. 自然環境から吸熱して熱媒を加熱するヒートポンプと、
    加熱された熱媒を貯める蓄熱槽と、
    燃料ガスの燃焼により熱媒を加熱する補助熱源機を備えており、
    通常モードと静音モードの何れかを選択可能であって、
    静音モードが選択された場合に、通常モードが選択された場合に比べて、蓄熱槽とヒートポンプの間を循環する熱媒の流量を下げることで、ヒートポンプの加熱能力を低減させる熱機器。
  3. 静音モードにおいて、外気温に基づいて、ヒートポンプの能力調整率を特定する請求項1または2の熱機器。
  4. 静音モードにおいて、現在時刻に基づいて、ヒートポンプの能力調整率を特定する請求項1から3の何れかの熱機器。
  5. 静音モードにおいて、必要熱量と蓄熱量に基づいて、ヒートポンプの能力調整率を特定する請求項1から4の何れかの熱機器。
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