JP2007333170A - メインベアリング取付構造 - Google Patents

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直樹 菅沼
Kazuhiro Yoshizumi
和洋 吉住
Yuki Ishii
祐樹 石井
Takeya Ajiro
健也 網代
Takuhaku Hayakawa
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Abstract

【課題】小形コンパクトな構造で格別な部品を不要として、クランク軸側からの荷重を高剛性の支持構造で以って支持可能として、エンジンの低騒音化、低振動化に大きく寄与し得るエンジンのメインベアリング取付構造を提供する。
【解決手段】メインベアリングを、クランクケース下部のベアリング支持面とクランクケースの下部に締着されるベアリングキャップのベアリング支持面とにより支持するように構成されたメインベアリング取付構造において、前記ベアリングキャップの両側部を前記クランクケースの内側部に嵌合し、該嵌合部に凹部と凸部とを係合してなる係合部を形成したことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンのメインベアリングを、クランクケース下部のベアリング支持面とクランクケースの下部に締着されるベアリングキャップのベアリング支持面とにより支持するように構成されたメインベアリング取付構造に関する。
図6は、従来の中、小型エンジンのメインベアリング取付構造の一例を示すクランク軸心に直角な断面図である。図において、1はクランクケース、5はクランク軸、2は該クランク軸5を支持するメインベアリング、3はベアリングキャップである。前記メインベアリング2は2つ割に形成され、上半分が前記クランクケース1の半円状のベアリング支持面1bに嵌合され、下半分が前記ベアリングキャップ3の半円状のベアリング支持面3aに嵌合され、前記ベアリングキャップ3を複数のボルト7でクランクケース1のキャップ取付面1cに締め付けることにより、前記2つのベアリング支持面1b及び3aに固定されている。4は前記クランクケース1の下面に複数のボルト4aにより流体密に固定されたオイルパンである。
また、特許文献1(特開2000−104726号公報)に開示されているエンジンのメインベアリング取付構造においては、クランクケースの下面間にラダー板を架設して、両端部をオイルパンのフランジと複数のボルトの共締めにて該クランクケースの下面に固定し、該ラダー板の中央上面にベアリングキャップを載置して、複数のボルトによって該ラダー板とベアリングキャップとを共締めにてクランクケースの下面に固定することにより、ベアリングキャップの支持剛性を高め、クランクケース側からの起振力に対するベアリングキャップ取付部の耐振動性を高めている。
特開2000−104726号公報
エンジン、特にエンジン音や振動が他のエンジンよりも大きいディーゼルエンジンにおいては、低騒音化が大きな課題となっている。かかるディーゼルエンジンの最大部品であるクランクケースは、筒内爆発圧力によりメインベアリングを叩くいわゆるベアリングインパクト、ピストンのねじれによりシリンダブロック(クランクケース)を叩くいわゆるピストンスラップ等の起振源を有するため、該クランクケースの低騒音化、低振動化がエンジン全体の低騒音化、低振動化に大きく寄与する。
図6及び前記特許文献に示されるような、メインベアリングを、クランクケース下部のベアリング支持面とクランクケースの下部に締着されるベアリングキャップのベアリング支持面とにより支持するように構成されたメインベアリング取付構造を有するエンジンにあっては、クランク軸からのラジアル荷重や軸方向荷重が直接ベアリングキャップに作用するため、ベアリングキャップの支持剛性を、振動を伴う前記ラジアル荷重や軸方向荷重に十分に耐え得るよう高剛性とすることが要求される。
然るに、図6に示される従来技術にあっては、ベアリングキャップ3をクランクケース1下部のベアリングキャップ収納凹部10内に設置して、下側から複数のボルト7で該ベアリングキャップ3をクランクケース1のキャップ取付面1cに締め付けることによりメインベアリング2を固定する構造であるため、ベアリングキャップ3の側面3sとクランクケース1の内側面1aとの間に隙間が形成されることとなって、クランク軸5からのラジアル荷重や軸方向荷重を直接受けるベアリングキャップ3がクランクケース1と複数の取付用のボルトを介してのみクランクケース1と連結された荷重支持形態となり、前記ラジアル荷重や軸方向荷重に対する支持剛性が低く、クランク軸側からの振動及び騒音の抑制効果が十分でなく、エンジン全体の低騒音化、低振動化は実現困難となる。
また、前記特許文献1の技術にあっては、クランクケースの下面間に架設したラダー板の中央上面にベアリングキャップを載置して、複数のボルトによって該ラダー板とベアリングキャップとを共締めにてクランクケースの下面に固定する構造であり、ベアリングキャップとラダー板とを組み合わせることによって、前記ラジアル荷重や軸方向荷重に対して十分に大きな支持剛性が得られるものの、クランクケースの下面間に長尺のラダー板を架設してベアリングキャップを固定する構造であるため、装置が大がかりとなる上、ラダー板及びこれの取付用部材という格別な部品を必要とし部品点数も多くなる。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、小形コンパクトな構造で格別な部品を不要として、クランク軸側からの荷重を高剛性の支持構造で以って支持可能として、エンジンの低騒音化、低振動化に大きく寄与し得るエンジンのメインベアリング取付構造を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、メインベアリングを、クランクケース下部のベアリング支持面とクランクケースの下部に締着されるベアリングキャップのベアリング支持面とにより支持するように構成されたメインベアリング取付構造において、前記ベアリングキャップの両側部を前記クランクケースの内側部に嵌合し、該嵌合部に凹部と凸部とを係合してなる係合部を形成したことを特徴とする(請求項1)。
かかる発明において、具体的には次のように構成するのが好ましい。
(1)前記係合部は、前記ベアリングキャップの両側部及び前記クランクケースの内側部のいずれか一方に前記凹部を他方に前記凸部をそれぞれ形成し、該凹部及び凸部に前記ベアリングキャップ側とクランクケース側との間の相対軸方向力の支持面を形成する(請求項2)。
(2)前記凹部と凸部とは、クランク軸心に直角な係合当接面を有する平面形状が4角形状に形成される(請求項3)。
(3)前記ベアリングキャップに形成される前記凹部あるいは凸部のクランク軸心方向における幅(B)と前記クランクケースのメインベアリング支持ボスのクランク軸心方向における幅(B0)との比B/B0を1/3以下(B/B0≦1/3)に構成する(請求項4)。
かかる発明によれば、ベアリングキャップの両側部をクランクケースの内側部に嵌合し、該嵌合部に凹部と凸部とを係合してなる係合部を形成し、具体的にはベアリングキャップの両側部及びクランクケースの内側部のいずれか一方に凹部を他方に凸部をそれぞれ形成(請求項2)したので、クランク軸側からの軸方向荷重を前記凹部と凸部との係合部で受け持つことができて、図6に示すような従来技術に比べて軸方向荷重に対する支持剛性が増大し、これによりクランク軸側からの主として軸方向起振力に対して高剛性の支持構造となって、クランク軸側からの振動及び騒音を抑制できて、エンジン全体の低騒音化、低振動化に繋げることが可能となる。
また、ベアリングキャップの両側部をクランクケースの内側部に嵌合し、該嵌合部に凹部と凸部とを係合して係合部を形成するので、ベアリングキャップの両側部と該ベアリングキャップの両側部に対向するクランクケースの内側部に凹部と凸部とを機械加工により追設するのみでよく、前記特許文献1のようにベアリングキャップ支持部の剛性を向上させるためにクランクケースの下面間に架設するラダー板及びこれの取付用部材のような格別な部品を設置するのが不要となって、部品点数を増加することなく前記のような振動及び騒音の抑制効果が得られる。
また、ベアリングキャップ及びクランクケースが鉄系材料(たとえばベアリングキャップが鋼材、クランクケースが鋳鉄材等)の場合には、前記凹部あるいは凸部のクランク軸心方向における幅(B)とクランクケースのメインベアリング支持ボスのクランク軸心方向における幅(B0)との比B/B0を1/3とすることにより(請求項4)、クランク軸側からの軸方向荷重に対する、ベアリングキャップ側の一つの受圧面積及びクランクケース側の二つの受圧面積が、メインベアリング支持ボスの幅(B0)の1/3ずつとなって、クランク軸側からの軸方向荷重をベアリングキャップ側及びクランクケース側で均等に受け持つことができる。
また、ベアリングキャップが鉄系材料でクランクケースがアルミニウム系材料の場合には、前記B/B0<1/3として鉄系材料よりも低強度のアルミニウム系材料からなるクランクケース側の幅を大きく取ることによって、クランク軸側からの軸方向荷重のベアリングキャップ側及びクランクケース側の支持剛性を均等にすることができる。
また本発明は、前記凹部と凸部とは、クランク軸心に対して傾斜した係合当接面を有する平面形状が台形状に形成されてなり、前記係合当接面が前記ベアリングキャップ側とクランクケース側との間の相対軸方向力及び相対軸直角方向力の双方の支持面を構成したことを特徴とする(請求項5)。
かかる発明によれば、ベアリングキャップ側及びクランクケース側に形成される凹部と凸部との係合部を、クランク軸心に対して傾斜した係合当接面を有する平面形状が台形状に形成された係合部とすることにより、傾斜した係合当接面によりクランク軸側からの軸方向荷重に加えて半径方向荷重を受圧することができて、方向起振力及び半径方向起振力の双方について高剛性の支持構造となって、クランク軸側からの軸方向、半径方向振動及び騒音の抑制効果を発揮できる。
また本発明は、前記凹部及び凸部の係合面に、前記ベアリングキャップ側及びクランクケース側の振動を減衰せしめる振動吸収材を固着したしたことを特徴とする(請求項6)。
かかる発明によれば、凹部及び凸部の係合面に固着した振動吸収材によって高周波振動及び騒音を吸収し、低減することが可能となる。
本発明によれば、ベアリングキャップの両側部とクランクケースの内側部との嵌合部に凹部と凸部とを係合してなる係合部を形成したので、クランク軸側からの軸方向荷重を前記凹部と凸部との係合部で受け持つことができて、軸方向荷重に対する支持剛性が増大し、クランク軸側からの主として軸方向起振力に対して高剛性の支持構造となって、クランク軸側からの振動及び騒音を抑制でき、エンジン全体の低騒音化、低振動化に繋げることが可能となる。
また、ベアリングキャップの両側部とクランクケースの内側部に凹部と凸部とを機械加工により追設するのみで、格別な部品を設置するのを不要として、部品点数を増加することなく、前記のような振動及び騒音の抑制効果が得られる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1本発明の第1実施例に係る中、小型ディーゼルエンジンのメインベアリング取付構造の一例を示すクランク軸心に直角な断面図、図2は前記第1実施例における図1のA−A線断面図である。
図1〜2において、1はクランクケース、5はクランク軸、2は該クランク軸5を支持するメインベアリング、3はベアリングキャップである。前記メインベアリング2は2つ割に形成され、上半分が前記クランクケース1の半円状のベアリング支持面1bに嵌合され、下半分が前記ベアリングキャップ3の半円状のベアリング支持面3aに嵌合され、前記ベアリングキャップ3を複数のボルト7でクランクケース1のキャップ取付面1cに締め付けることにより、前記2つのベアリング支持面1b及び3aに固定されている。
4は前記クランクケース1の下面に複数のボルト4aにより流体密に固定されたオイルパンである。
前記ベアリングキャップ3の両側部であるキャップ側部3bは、前記クランクケース1の内側部であるクランクケース内側部1dに嵌合面13にて嵌合されている。12は前記ベアリングキャップ3のキャップ側部3bから突設された係合凸部、11は前記クランクケース内側部1dに陥設された係合凹部で、前記係合凹部11内に前記係合凸部12を係合してクランク軸5の軸方向に相対移動不能な係合部を形成している。
図2のように、前記係合凹部11と係合凹部11とは平面形状が4角形状に形成され、両者のクランク軸心6に直角な係合当接面に前記ベアリングキャップ3側とクランクケース1側との間の相対軸方向力の支持面を形成している。
尚、前記係合凸部12の先端面と14は係合凹部11の底面との間には隙間14を形成して、前記嵌合面13でクランク軸心6に直角方向の位置決めをするようになっている。
そして、かかる第1実施例においては、図2のように、前記ベアリングキャップ3に形成される係合凸部12のクランク軸心6方向における幅Bと、前記クランクケース1のメインベアリング支持ボス1aのクランク軸心6方向における幅B0との比B/B0は、1/3以下(B/B0≦1/3)に構成される。
図3は本発明の第2実施例を示す図2対応図(図1のA−A線断面図に相当する図)である。
この第2実施例においては、前記第1実施例とは反対に、クランクケース内側部1dから係合凸部15を突設し、ベアリングキャップ3のキャップ側部3bに係合凹部14を陥設し、前記係合凹部14内に前記係合凸部15を係合してクランク軸心6方向に相対移動不能な係合部を形成している。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第1、第2実施例によれば、ベアリングキャップ3の両側部をクランクケース1の内側部に嵌合し、該嵌合部に係合凹部11,14と係合凸部12,15とを係合してなる係合部を形成したので、クランク軸5側からのクランク軸方向荷重を前記係合凹部11,14と係合凸部12,15との係合部で受け持つことができて、図6に示すような従来技術に比べて軸方向荷重に対する支持剛性が増大し、これによりクランク軸側からの主としてクランク軸方向起振力に対して高剛性の支持構造となる。
これにより、クランク軸5側からの振動及び騒音を抑制できて、エンジン全体の低騒音化、低振動化に繋げることが可能となる。
また、かかる第1、第2実施例によれば、ベアリングキャップ3の両側部と該ベアリングキャップ3の両側部に対向するクランクケース1の内側部に係合凹部11,14と係合凸部12,15とを機械加工により追設するのみでよく、前記特許文献1のようにベアリングキャップ支持部の剛性を向上させるためにクランクケースの下面間に架設するラダー板及びこれの取付用部材のような格別な部品を設置するのが不要となり、これにより、部品点数を増加することなく前記のような振動及び騒音の抑制効果が得られる。
また、ベアリングキャップ3及びクランクケース1が鉄系材料(たとえばベアリングキャップが鋼材、クランクケースが鋳鉄材等)の場合には、前記係合凹部11,14あるいは係合凸部12,15のクランク軸心6方向における幅Bとクランクケース1のメインベアリング支持ボス1aのクランク軸心6方向における幅B0との比B/B0を1/3とすることにより、クランク軸5側からのクランク軸方向荷重に対する、ベアリングキャップ3側の一つの受圧面積及びクランクケース1側の二つの受圧面積が、メインベアリング支持ボス1aの幅B0の1/3ずつとなって、クランク軸5側からのクランク軸方向荷重をベアリングキャップ3側及びクランクケース1側で均等に受け持つことができる。
一方、前記ベアリングキャップ3が鉄系材料でクランクケース1がアルミニウム系材料の場合には、前記B/B0<1/3として鉄系材料よりも低強度のアルミニウム系材料からなるクランクケース1側の幅を大きく取ることによって、クランク軸5側からのクランク軸方向荷重のベアリングキャップ3側及びクランクケース1側の支持剛性を均等にすることができる。
図4は本発明の第3実施例を示し、(A)は図2対応図(図1のA−A線断面図に相当する図)、(B)は(A)におけるZ部拡大図である。
かかる第3実施例においては、クランクケース1に形成された係合凹部20とベアリングキャップ3に形成された係合凸部21とは、クランク軸心6に対して角度θ傾斜した(θ=60°±10°程度が好適)係合当接面を有する平面形状が台形状に形成されて、クランク軸心6方向に相対移動不能な係合部を形成している。
そして、前記係合凸部21の最大幅B2とメインベアリング支持ボス1aのクランク軸心6方向における幅B0との比B2/B0を、B2/B0≦1/3、好ましくはB2/B0=1/3程度に形成する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第3実施例によれば、ベアリングキャップ3側及びクランクケース1側に形成される係合凸部21と係合凹部20との係合部を、クランク軸心6に対して角度θで傾斜した係合当接面を有する平面形状が台形状に形成された係合部とすることにより、傾斜した係合当接面によりクランク軸5側からの軸方向荷重に加えて半径方向荷重を受圧することができて、方向起振力及び半径方向起振力の双方について高剛性の支持構造となって、クランク軸5側からの軸方向、半径方向振動及び騒音の抑制効果を発揮できる。
尚、かかる第3実施例とは逆に、クランクケース1側に係合凸部を、ベアリングキャップ3側に係合凹部を形成して両者を係合してもよい。
図5本発明の第4実施例を示し、(A)は図2対応図(図1のA−A線断面図に相当する図)、(B)、(C)は(A)におけるY部拡大図である。
かかる第3実施例においては、クランクケース1に形成された係合凹部11とベアリングキャップ3に形成された係合凸部12との係合面に、シリコン材、ゴムシール材、液体ガスケット等の振動吸収材25を固着している。
振動吸収材25は、前記係合凹部11とベアリングキャップ3に形成された係合凸部12との係合面は、図5(B)に示される前記第1,2実施例のような係合凹部11と係合凸部12との係合面、図5(C)に示される前記第3実施例のような係合凹部20と係合凸部21との係合面のいずれに固着してもよい。
その他の構成は前記第1,2,3実施例と同様であり、これらと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第4実施例によれば、係合凹部11と係合凸部12との係合面に固着した振動吸収材25によって高周波振動及び騒音を吸収し、低減することが可能となる。
本発明によれば、小形コンパクトな構造で格別な部品を不要として、クランク軸側からの荷重を高剛性の支持構造で以って支持可能として、エンジンの低騒音化、低振動化に大きく寄与し得るエンジンのメインベアリング取付構造を提供できる。
本発明の第1実施例に係る中、小型ディーゼルエンジンのメインベアリング取付構造の一例を示すクランク軸心に直角な断面図である。 前記第1実施例における図1のA−A線断面図である。 本発明の第2実施例を示す図2対応図(図1のA−A線断面図に相当する図)である。 本発明の第3実施例を示し、(A)は図2対応図(図1のA−A線断面図に相当する図)、(B)は(A)におけるZ部拡大図である。 本発明の第4実施例を示し、(A)は図2対応図(図1のA−A線断面図に相当する図)、(B)、(C)は(A)におけるY部拡大図である。 従来の中、小型エンジンのメインベアリング取付構造の一例を示すクランク軸心に直角な断面図である。
符号の説明
1 クランクケース
1a メインベアリング支持ボス
1b ベアリング支持面
1c キャップ取付面
1d クランクケース内側部
2 メインベアリング
3 ベアリングキャップ
3a ベアリング支持面
3b キャップ側部
4 オイルパン
5 クランク軸
6 クランク軸心
7 ボルト
11,14,20 係合凹部
12,15,21 係合凸部
13 嵌合面
25 振動吸収材

Claims (6)

  1. メインベアリングを、クランクケース下部のベアリング支持面とクランクケースの下部に締着されるベアリングキャップのベアリング支持面とにより支持するように構成されたメインベアリング取付構造において、前記ベアリングキャップの両側部を前記クランクケースの内側部に嵌合し、該嵌合部に凹部と凸部とを係合してなる係合部を形成したことを特徴とするメインベアリング取付構造。
  2. 前記係合部は、前記ベアリングキャップの両側部及び前記クランクケースの内側部のいずれか一方に前記凹部を他方に前記凸部をそれぞれ形成し、該凹部及び凸部に前記ベアリングキャップ側とクランクケース側との間の相対軸方向力の支持面を形成したことを特徴とする請求項1記載のメインベアリング取付構造。
  3. 前記凹部と凸部とは、クランク軸心に直角な係合当接面を有する平面形状が4角形状に形成されたことを特徴とする請求項2記載のメインベアリング取付構造。
  4. 前記ベアリングキャップに形成される前記凹部あるいは凸部のクランク軸心方向における幅(B)と前記クランクケースのメインベアリング支持ボスのクランク軸心方向における幅(B0)との比B/B0を1/3以下(B/B0≦1/3)に構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のメインベアリング取付構造。
  5. 前記凹部と凸部とは、クランク軸心に対して傾斜した係合当接面を有する平面形状が台形状に形成されてなり、前記係合当接面が前記ベアリングキャップ側とクランクケース側との間の相対軸方向力及び相対軸直角方向力の双方の支持面を構成したことを特徴とする請求項1記載のメインベアリング取付構造。
  6. 前記凹部及び凸部の係合面に、前記ベアリングキャップ側及びクランクケース側の振動を減衰せしめる振動吸収材を固着したしたことを特徴とする請求項1記載のメインベアリング取付構造。
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