JP2007333077A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴム弾性体の加硫一体成型後に薄肉部を除去することなく、外筒体に一体成型品を圧入し易く且つ疲労強度の高い防振装置を得る。
【解決手段】外筒体11に、内周面中央付近に周方向に盛り上がる隆起部14と、該隆起部14の軸方向各端部に連続して凹んだ凹部15と、該凹部15の底部から周方向に立ち上がる外端壁部16とを設ける。ゴム弾性体12に、外径が外筒体11の内周面よりも大きくなるように盛り上がった圧入部17と、この圧入部17の軸方向各端部に連続し外端壁部16の内径D4よりも外径が小さく、外端壁部16よりも軸方向外側に延びる薄肉部20とを設ける。内筒体10に加硫一体成型されたゴム弾性体12が外筒体11に圧入された状態で、薄肉部20が軸方向外側に向かって徐々に肉厚が薄くなるようなテーパー形状を有するものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、振動源側と振動受側との間に介設される筒型の防振装置に関するものである。
従来より、振動源側と振動受側との間に介設され、内筒体と、該内筒体の外周囲を囲むように該内筒体と同軸に配設された外筒体と、内筒体と外筒体との間に配設されて該両筒体を互いに連結するゴム弾性体とを備えた防振装置は知られている(例えば、特許文献1乃至4参照)。
特許文献1では、内周面中央付近に隆起部を有し、これに相隣って周方向に凹部を設け、該隆起部と凹部とを滑らかな面を持って連絡し、内部に、外径が内周面の径よりも大なる可撓性材質のブッシュが軸(内筒体に相当する)と共に圧入されるようにした取付環が開示されている。
特許文献2では、外周面に、ばね定数を低くすべく軸方向に延びる切り取り部を設け、内周にブッシュが嵌合されたラバーと、該ラバーが内装され、ラバーをブッシュ側に緊締する小径部と、ラバーの抜け止めのための凹部とを有する取付輪とからなる取付環が開示されている。
特許文献3では、内筒の外周壁に接着され、外筒の内周壁に圧入されるリーフスプリング用ブッシュ構造において、外筒の両端部を縮径させ、該縮径させた両端縁間にブッシュを収容したものが開示されている。
特許文献4では、弾性体結合体にかかるせん断荷重を軽減するための構造体であって、第一の構成要素に取付けられる内側金属シリンダと、第二の構成要素に取付けられる外側金属シリンダと、弾性体結合体を構成するように内側及び外側金属シリンダの間に配置された弾性材料と、弾性体荷重を弾性体の圧縮に吸収させることによって、弾性体結合体にかかるせん断荷重を軽減するための、内側及び外側金属シリンダと一体の端部突起とを含む構造体が開示されている。
実公昭49−9429号公報 実開昭55−18629号公報 実開昭62−166339号公報 特開2001−214950号公報
ところで、従来の防振装置では、内筒体にゴム弾性体を加硫一体成型し、ゴム弾性体で覆われた内筒体を外筒体に圧入し、固定することが行われている。加硫一体成型する際には、まず、内筒体の外面に加硫用接着剤を塗り、その後、内筒体を型に嵌め、型面と内筒体との間のキャビティにゴムを流し込む。この際、内筒体の外面に接着剤のみ塗布してゴムが流れ込まないような領域があると、型面側に接着剤が付着し、意図せず型面にゴムが付着するという問題がある。また、少しの隙間があれば、その部分にゴムが流れ込み、内筒体における接着剤の付着した外面全体がゴムで覆われる。そこで、内筒体の軸方向外側外面には、金型形状で薄肉部を形成しなくてもゴムが隙間から流出して、通常、薄いゴムよりなる薄肉部で覆われている。
この薄肉部は、防振装置としての機能上、重要な役割を果たさないと考えられていたため、型で加硫一体成型後、この薄肉部(いわゆるバリ)を取り除く作業が行われていた。一方、この余計な工程を省くために、この薄肉部は取り除かずに残す製品もある。
しかしながら、薄肉部を残した場合、薄肉部は、その肉厚が厚すぎると圧入部の余分なゴムが外筒体の外にうまくはみ出ず、加硫一体成型品を外筒体に圧入するのが困難となるため、肉厚は、かなり薄いものとなっていた。このような従来の薄肉部を有するものでは、ゴム弾性体を加硫一体成型した一体成型品を外筒体の内周面に押し込むと、図8に示すように、ゴム弾性体112の余った部分が外端壁部16からはみ出し、環状の盛り上がり部120aが形成される。この環状盛り上がり部120aには、圧入時の残留応力が発生している。
また、盛り上がり部120aが形成された従来の防振装置101の内筒体10に軸を通し、負荷を掛けると、図9に示すように、盛り上がり部120aの盛り上がりがさらに激しくなり、且つ予め残留応力も発生していることから、疲労強度が低下してゴム弾性体112が損傷し易くなるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ゴム弾性体の加硫一体成型後に薄肉部を除去することなく、外筒体に一体成型品を圧入し易く且つ疲労強度の高い防振装置を得ることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、圧入後の薄肉部の形状をテーパー形状を有するものにした。
具体的には、第1の発明では、振動源側と振動受側との間に介設され、内筒体と、該内筒体の外周囲を囲むように該内筒体と同軸に配設された外筒体と、内筒体と外筒体との間に配設されて該両筒体を互いに連結するゴム弾性体とを備えた防振装置を前提とする。
そして、上記外筒体は、内周面中央付近に周方向に盛り上がる隆起部と、該隆起部の軸方向各端部に連続して凹んだ凹部と、該凹部の底部から周方向に立ち上がる外端壁部とを有し、
上記ゴム弾性体は、外径が上記外筒体の内周面よりも大きくなるように盛り上がった圧入部と、該圧入部の軸方向各端部に連続し上記外端壁部の内径よりも外径が小さく、該外端壁部よりも軸方向外側に延びる薄肉部とを有し、
上記内筒体に加硫一体成型されたゴム弾性体が外筒体に圧入された状態で上記薄肉部が軸方向外側に向かって徐々に肉厚が薄くなるようなテーパー形状を有している。
上記の構成によると、内筒体にゴム弾性体を加硫一体成型させた一体成型品を外筒体に圧入すると、圧入部が隆起部に押し出され、この押し出された余分なゴムは、薄肉部側に流れ込む。このとき、従来のように環状に盛り上がるのではなく、軸方向外側に向かって徐々に肉厚が薄くなるようなテーパー形状になるようにしている。このため、従来の環状盛り上がり部のような残留応力部や応力集中部がないため、疲労強度が従来に比べ向上する。
第2の発明では、上記薄肉部における上記外筒体に挿入する前の外径は、上記内筒体の外径よりも、外筒体の外端壁部の内径と内筒体の外径との差の0.5倍以上0.7倍以下大きく設定されている。
すなわち、外筒に挿入する前の薄肉部の外径が、内筒体の外径に比べて外筒体の外端壁部の内径と内筒体の外径との差の0.5倍よりも小さければ、従来同様、環状の盛り上がり部が形成される。0.7倍よりも大きくなると、圧入部の余分なゴムが薄肉部側にうまくはみ出ずに隆起部に圧入し難くなり、一体成型品の圧入が困難となる。しかし、上記の構成によると、一体成型品の圧入が容易である上、環状盛り上がり部が発生せず、疲労強度が従来よりも向上する。
第3の発明では、上記圧入部の軸方向幅は、上記両外側壁部における軸方向内側面間の距離の0.8倍以上0.9倍以下である。
すなわち、圧入部の軸方向幅を両外側壁部における軸方向内側面間の距離の0.8倍よりも小さくすると、圧入時に薄肉部側に押し出されるゴムの量が少なすぎて薄肉部がテーパー形状とならず、薄肉部から圧入部にかけて亀裂が進展することにより、疲労強度の向上が図れない。一方、0.9倍よりも大きくすると、圧入時のゴムのはみ出し量が多くなりすぎて、環状盛り上がり部が形成されるので、疲労強度が低下する。しかし、上記の構成によると、圧入時に適度にゴムが薄肉部側にはみ出て薄肉部がテーパー形状になるので、従来に比べて疲労強度が向上する。
第4の発明では、上記振動源側としての車台側と、上記振動受側としての車体側との間に設けられる油圧緩衝器に装着される。
上記の構成によると、車体の荷重を支えて車台からの振動を受ける油圧緩衝器の疲労強度が向上する。
以上説明したように、上記第1の発明によれば、内筒体にゴム弾性体が加硫一体成型された一体成型品を外筒体に圧入した際に余分なゴムを薄肉部側に押し出し、薄肉部を軸方向外側に向かって徐々に肉厚が薄くなるようなテーパー形状として残留応力部や応力集中部の発生を防いでいる。このため、ゴム弾性体の加硫一体成型後に薄肉部を除去することなく、外筒体に一体成型品を圧入し易く且つ疲労強度の高い防振装置を得ることができる。
上記第2の発明によれば、外筒体に対する挿入前における薄肉部の外径を適度に選択したことにより、一体成型品を容易に外筒体に圧入することができると共に、環状盛り上がり部の発生を防いで疲労強度を格段に向上させることができる。
上記第3の発明によれば、圧入部の幅を適度に選択し、圧入時に適度にゴムを薄肉部側にはみ出させて薄肉部をテーパー形状としたことにより、従来に比べて疲労強度を格段に向上させることができる。
上記第4の発明によれば、車体の荷重を支え、車台からの振動を受ける油圧緩衝器に装着される防振装置としたことにより、油圧緩衝器の疲労強度を向上させ、メンテナンスの手間を省くことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる防振装置1を備えた油圧ダンパー2を示す。防振装置1は、振動源側としての車台(図示せず)と振動受側としての車体(図示せず)との間に介設される油圧緩衝器としての油圧ダンパー2の下端に溶接等により装着されている。
図2に示すように、この防振装置1は、例えば鋼製丸パイプよりなる内筒体10と、この内筒体10の外周囲を囲むように内筒体10の筒軸Xと略同軸に配設された鋼製丸パイプ状のものよりなる外筒体11と、これら内筒体10と外筒体11との間に配設されて両筒体10,11を互いに連結するゴム弾性体12とを備えている。上記油圧ダンパー2上端側のネジ部3は、車体側に固定され、内筒体10に、車台に固定される支持軸4が挿入されるようになっている。
図5に示すように、上記外筒体11は、内周面中央付近に周方向に盛り上がる隆起部14を備えている。この隆起部14の軸方向中央部14aは最も小さい一定内径D3を有し、その中央部14aから徐々に内径が大きくなるテーパ面14b(曲面でも可)が形成されている。このテーパ面14bの軸方向各端部に連続して凹んだ凹部15が形成されている。この凹部15の底部が最大内径を有している。この底部から周方向に立ち上がるように外端壁部16が形成されている。
図3及び図4に、内筒体10に上記ゴム弾性体12が加硫一体成型された一体成型品13を示す。ゴム弾性体12のゴム硬度は、圧入を容易にするために70以下とする。ゴム弾性体12の軸方向中央部分には、外径D0が上記外筒体11の内周面の内径D3よりも大きくなるように盛り上がった圧入部17が形成されている(D0>D3)。圧入部17の軸方向中央部17aは略水平に延びると共に、その中央部17aに連続する各端部17bは、外径が徐々に小さくなり、この各端部17bに上記外端壁部16の内径D4よりも外径D1が小さく(D1<D4)、外端壁部16よりも外側に延びる薄肉部20が連続して形成されている。
上記薄肉部20における外筒体11に挿入する前の外径D1は、内筒体10の外径D2よりも、外筒体11の外端壁部16の内径D4と内筒体10の外径D2との差(D4−D2)の0.5倍以上0.7倍以下大きく設定され、D2+0.5(D4−D2)≦D1≦D2+0.7(D4−D2)となっている。
上記圧入部17の軸方向幅W1は、上記両外側壁部16における軸方向内側面間の距離W2の0.8倍以上0.9倍以下である(0.8W2≦W1≦0.9W2)。
そして、図6に拡大して示すように、ゴム弾性体12が外筒体11に圧入された状態で上記薄肉部20が軸方向外側に向かって徐々に肉厚が薄くなるようなテーパー形状を有している。例えば、本実施形態では、その傾斜角度αは約5°となっている。
−防振装置の製造方法−
次に、本実施形態にかかる防振装置の製造方法について説明する。
具体的には図示しないが、内筒体10の外面に加硫用接着剤を塗り、その後、内筒体10を型に嵌め、型面と内筒体10との間のキャビティにゴムを流し込むようにして加硫一体成型することで、一体成型品13が成型される。
次いで、一体成型品13を外筒体11に圧入する。このとき、圧入部17が隆起部14に押し出され、この押し出された余分なゴムは、薄肉部20側に流れ込む。このとき、従来のように環状に盛り上がるのではなく、軸方向外側に向かって徐々に肉厚が薄くなるようなテーパー形状となる。このため、従来の環状盛り上がり部のような残留応力部や応力集中部がないため、疲労強度が従来に比べ向上する。
また、薄肉部20の外径D1が、D1<D2+0.5(D4−D2)であれば、従来同様、環状の盛り上がり部が形成される。薄肉部20の外径D1を、D1>D2+0.7(D4−D2)であれば、圧入部17の余分なゴムが薄肉部20側にうまくはみ出ずに隆起部14に圧入し難くなり、一体成型品13の圧入が困難となる。隆起部14に圧入し難くなり、圧入が困難となる。しかし、本実施形態では、薄肉部20の外径D1を、D2+0.5(D3−D2)≦D1≦D2+0.5(D3−D2)としているため、一体成型品13の圧入が容易である上、環状盛り上がり部が発生せず、疲労強度が従来よりも向上する。
同様に、圧入部17の軸方向幅W1を、W1<0.8W2とすると、圧入時に薄肉部20側に押し出されるゴムの量が少なすぎて薄肉部20がテーパー形状とならず、薄肉部20から圧入部17にかけて亀裂が進展するなどにより、疲労強度の向上が図れない。一方、圧入部17の軸方向幅W1を、W1>0.9W2とすると、圧入時のゴムのはみ出し量が多くなりすぎて、環状盛り上がり部が形成されるので、疲労強度が低下する。しかし、圧入部17の軸方向幅W1を、0.8W2≦W1≦0.9W2としているため、圧入時に適度にゴムが薄肉部20側にはみ出て薄肉部20がテーパー形状になるので、従来に比べて疲労強度が向上する。
−防振装置の疲労試験−
次に、本実施形態にかかる防振装置1について行った疲労試験について説明する。
まず、実施例として、上記実施形態にかかる防振装置1を用意し、比較例として、薄肉部120が実施例よりも薄い従来技術にかかる防振装置101を用意する。比較例の防振装置101では、図8に示すように、圧入後の薄肉部120に環状盛り上がり部120aが形成されている。
試験条件としては、例えば、ねじり方向耐久試験として、荷重を10100Nとし、油圧ダンパー2を内筒体10の周方向にねじるねじり角度θを±14°とした。
図7に示すように、実施例の防振装置1では、荷重を加えると、最も変形の激しい所では、薄肉部20の傾斜角度αが5°よりも大きくなったが、目立った応力集中は起こらなかった。190,000回で圧入部17に破断が発生した。
一方、比較例の防振装置101では、図9に示すように、最も変形の激しい所では、環状盛り上がり部120aがさらに大きく盛り上がり、応力集中が見られた。このため、19,000回で圧入部17が破断した。
このように、実施例にかかる防振装置1では、明確に比較例の防振装置101よりも顕著に疲労強度が向上したことを確認できた。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態にかかる防振装置1によると、内筒体10にゴム弾性体12が加硫一体成型された一体成型品13を外筒体11に圧入した際に余分なゴムを薄肉部20側に押し出し、薄肉部20を軸方向外側に向かって徐々に肉厚が薄くなるようなテーパー形状として残留応力部や応力集中部の発生を防いでいる。このため、ゴム弾性体12の加硫一体成型後に薄肉部20を除去することなく、外筒体11に圧入し易く且つ疲労強度の高い防振装置1を得ることができる。
上記実施形態によれば、外筒体11に対する挿入前における薄肉部20の外径D1を適度に選択したことにより、一体成型品13を容易に外筒体11に圧入することができると共に、環状盛り上がり部の発生を防いで疲労強度を格段に向上させることができる。
上記実施形態によれば、圧入部17の幅W1を適度に選択し、圧入時に適度にゴムを薄肉部20側にはみ出させて薄肉部20をテーパー形状としたことにより、従来に比べて疲労強度を格段に向上させることができる。
上記実施形態によれば、車体の荷重を支え、車台からの振動を受ける油圧ダンパー2に装着される防振装置1としたことにより、油圧ダンパー2の疲労強度を向上させ、メンテナンスの手間を省くことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、防振装置1は、油圧ダンパーに装着したが、アッパーアーム、ロアーアーム、トレーリングアーム、コントローラリンク、ラテラルリンク他のサスペンションのリンク、アーム等に装着してもよい。
また、上記実施形態では、内筒体10や外筒体11は、鋼製丸パイプよりなるものとしたが、樹脂製のものとしてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態にかかる防振装置を備えた油圧ダンパーの斜視図である。 防振装置の断面図である。 加硫一体成型品の平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 外筒体の断面図である。 薄肉部及びその周辺の拡大断面図である。 疲労試験における図6相当図である。 従来技術(比較例)にかかる図6相当図である。 従来技術(比較例)にかかる図7相当図である。
符号の説明
1 防振装置
2 油圧ダンパー(油圧緩衝器)
3 ネジ部
10 内筒体
11 外筒体
12 ゴム弾性体
13 一体成型品
14 隆起部
15 凹部
16 外端壁部
17 圧入部
20 薄肉部

Claims (4)

  1. 振動源側と振動受側との間に介設され、内筒体と、該内筒体の外周囲を囲むように該内筒体と同軸に配設された外筒体と、内筒体と外筒体との間に配設されて該両筒体を互いに連結するゴム弾性体とを備えた防振装置であって、
    上記外筒体は、内周面中央付近に周方向に盛り上がる隆起部と、該隆起部の軸方向各端部に連続して凹んだ凹部と、該凹部の底部から周方向に立ち上がる外端壁部とを有し、
    上記ゴム弾性体は、外径が上記外筒体の内周面よりも大きくなるように盛り上がった圧入部と、該圧入部の軸方向各端部に連続し上記外端壁部の内径よりも外径が小さく、該外端壁部よりも軸方向外側に延びる薄肉部とを有し、
    上記内筒体に加硫一体成型されたゴム弾性体が外筒体に圧入された状態で、上記薄肉部が軸方向外側に向かって徐々に肉厚が薄くなるようなテーパー形状を有している
    ことを特徴とする防振装置。
  2. 請求項1に記載の防振装置において、
    上記薄肉部における上記外筒体に挿入する前の外径は、上記内筒体の外径よりも、外筒体の外端壁部の内径と内筒体の外径との差の0.5倍以上0.7倍以下大きく設定されている
    ことを特徴とする防振装置。
  3. 請求項1又は2に記載の防振装置において、
    上記圧入部の軸方向幅は、上記両外側壁部における軸方向内側面間の距離の0.8倍以上0.9倍以下である
    ことを特徴とする防振装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記振動源側としての車台側と、上記振動受側としての車体側との間に設けられる油圧緩衝器に装着される
    ことを特徴とする防振装置。
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