JP2007332297A - ポリカーボネート樹脂の製造装置、ポリカーボネート樹脂の製造方法 - Google Patents
ポリカーボネート樹脂の製造装置、ポリカーボネート樹脂の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007332297A JP2007332297A JP2006167047A JP2006167047A JP2007332297A JP 2007332297 A JP2007332297 A JP 2007332297A JP 2006167047 A JP2006167047 A JP 2006167047A JP 2006167047 A JP2006167047 A JP 2006167047A JP 2007332297 A JP2007332297 A JP 2007332297A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymerization tank
- polycarbonate resin
- polymerization
- reaction
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】複数基の重合槽を用いるポリカーボネート樹脂の連続的製造装置において、少なくとも1基の重合槽において重合反応液を重合槽内の液相中に、又は挿入管により重合槽内の気相部に供給する。
【選択図】図1
Description
しかし、例えば、重合槽上部の天板に設けられた供給口から、原料溶融液や重合反応液が重合槽内に直接導入される方式の場合、最終製品中の異物量が増大する傾向がある。これを図面に基づき説明する。
(図3は、従来技術の説明として使用したので、図2(本発明)と区別するためにeを付しました。)
さらに、このような付着物が成長すると、結晶化異物やヤケ異物等になりやすく、これらが重合反応液中に落下すると、最終製品中の異物量が増大することとなるためその解決方法が必要とされている。
即ち、本発明の目的は、重合槽の天板等に付着物を生じにくくし、異物の発生が低減されたポリカーボネート樹脂の製造装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、異物の発生が低減されたポリカーボネート樹脂の製造方法を提供することにある。
かくして本発明によれば、複数基の重合槽を用いるポリカーボネート樹脂の連続的製造装置において、少なくとも1基の重合槽において反応液を重合槽内の液相中に、又は挿入管により重合槽内の気相部に供給することを特徴とするポリカーボネート樹脂の製造装置が提供される。
ここで、挿入管は、重合槽の天板と重合槽内における反応液の液面との間の気相部に、挿入管の開口部を有することが好ましい。
ここで、竪型重合槽の場合は、竪型重合槽の側面から、挿入管又は移送配管により反応液を竪型重合槽内の液相中に供給することが好ましい。
さらに、ポリカーボネート樹脂の製造装置としては、直列に接続された複数基の竪型重合槽と、竪型重合槽に続く少なくとも1基の横型重合槽とを有する装置であって、且つ、ポリカーボネート樹脂が芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとのエステル交換反応により製造されることが好ましい。
また、重縮合工程は、重合槽として竪型重合槽を用い、且つ、重合槽の少なくとも1基に、エステル交換反応による反応液を挿入管により供給し、且つ重合槽の側面から、挿入管又は移送配管により反応液を重合槽内の液相中に供給することが好ましい。
さらに、重縮合工程においては、直列に接続された複数基の竪型重合槽及びこれに続く少なくとも1基の横型重合槽を用いて、エステル交換反応による芳香族ジヒドロキシ化合物及び炭酸ジエステルの重縮合反応を行うことが好ましい。
本発明において、ポリカーボネート樹脂は、好ましくは芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとのエステル交換反応に基づく重縮合により製造される。
以下、原料として芳香族ジヒドロキシ化合物及び炭酸ジエステルを用い、エステル交換触媒の存在下、連続的に重縮合反応を行うことにより、ポリカーボネート樹脂を製造する方法について説明する。
本実施の形態において使用する芳香族ジヒドロキシ化合物としては、下記一般式(1)で示される化合物が挙げられる。
これらの中でも、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(「ビスフェノールA」、以下、BPAと略記することがある。)が好ましい。
尚、本実施の形態においては、上述したこれらの芳香族ジヒドロキシ化合物に限定されるものではなく、他の芳香族ジヒドロキシ化合物も用いることができる。また、これらの芳香族ジヒドロキシ化合物は1種類または複数で用いることが可能である
本実施の形態において使用する炭酸ジエステルとしては、下記一般式(2)で示される化合物が挙げられる。
これらの中でも、ジフェニルカーボネート(以下、DPCと略記することがある。)、置換ジフェニルカーボネートが好ましい。これらの炭酸ジエステルは、単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。
代表的なジカルボン酸又はジカルボン酸エステルとしては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸ジフェニル、イソフタル酸ジフェニル等が挙げられる。このようなジカルボン酸又はジカルボン酸エステルで置換した場合には、ポリエステルカーボネートが得られる。
即ち、芳香族ジヒドロキシ化合物に対して、通常、炭酸ジエステル1.01〜1.30、好ましくは1.02〜1.20のモル比で用いられる。同一反応条件下では、このモル比が小さくなるほど反応速度が上昇し、ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量が大きくなる傾向がある。また、この範囲でモル比が大きくなると、反応速度が低下し、粘度平均分子量は小さくなる傾向がある。
モル比が過度に小さいと、重縮合により得られるポリカーボネートの末端OH基の量が多くなり、反応性は高くなるものの、熱安定性、耐加水分解性等が低下する傾向がある。また、モル比が過度に大きいと、所望の分子量を有するポリカーボネート樹脂の生産が困難となる傾向がある。
本実施の形態において使用するエステル交換触媒としては、通常、エステル交換法によりポリカーボネートを製造する際に用いられる触媒が挙げられ、特に限定されない。一般的には、例えば、アルカリ金属化合物、ベリリウム又はマグネシウム化合物、アルカリ土類金属化合物、塩基性ホウ素化合物、塩基性リン化合物、塩基性アンモニウム化合物又はアミン系化合物等の塩基性化合物が挙げられる。
これらのエステル交換触媒の中でも、実用的にはアルカリ金属化合物が望ましい。これらのエステル交換触媒は、1種類で使用してもよく、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
エステル交換触媒の使用量は、通常、芳香族ジヒドロキシ化合物1モルに対して1×10−9〜1×10−1モル、好ましくは1×10−7〜1×10−2モルの範囲で用いられる。
アルカリ金属化合物の具体例として、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、ビスフェノールAの二ナトリウム塩、二カリウム塩、二リチウム塩、フェノールのナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等が挙げられる。また、水酸化セシウム、炭酸セシウム、炭酸水素セシウム等の無機セシウム塩、酢酸セシウム、ステアリン酸セシウム等の有機酸セシウム塩、セシウムメチレート、セシウムエチレート等のセシウムアルコラート、セシウムフェノレート、ビスフェノールAのジセシウム塩等のフェノール類のセシウム塩等が挙げられる。
これらのアルカリ金属化合物の中でも、セシウム化合物が好ましく、特に、炭酸セシウム、炭酸水素セシウム、水酸化セシウムが好ましい。
具体的には、例えば、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水酸化ストロンチウム、炭酸水素カルシウム、炭酸水素バリウム、炭酸水素マグネシウム、炭酸水素ストロンチウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸ストロンチウム等が挙げられる。これらの化合物は単独で、あるいは組み合わせて用いられる。
次に、ポリカーボネート樹脂の製造方法について説明する。
ポリカーボネート樹脂の製造は、原料である芳香族ジヒドロキシ化合物及び炭酸ジエステル化合物の原料溶融液を調製し(原調工程)、これらの化合物を、エステル交換反応触媒の存在下、溶融状態で複数の重合槽を用いて多段階の重縮合反応させることによって行われる(重縮合工程)。反応方式は、バッチ式、連続式、又はバッチ式と連続式の組合せのいずれでもよい。重合槽は、複数基の竪型重合槽及びこれに続く少なくとも1基の横型重合槽が用いられる。通常、これらの重合槽は直列に接続され、連続的に処理が行われる。
重縮合工程後、反応を停止させ重合反応液中の未反応原料や反応副生物を脱揮除去する工程や、熱安定剤、離型剤、色剤等を添加する工程、ポリカーボネート樹脂を所定の粒径のペレットに形成する工程などを適宜追加してもよい。
次に、製造方法の各工程について説明する。
ポリカーボネート樹脂の原料として使用する芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとは、通常、窒素、アルゴン等の不活性ガスの雰囲気下、バッチ式、半回分式または連続式の撹拌槽型の装置を用いて、原料溶融液として調製される。原料溶融液の温度は、例えば、芳香族ジヒドロキシ化合物としてビスフェノールAを用い、炭酸ジエステルとしてジフェニルカーボネートを用いる場合は、通常20℃〜180℃、好ましくは125℃〜160℃の範囲から選択される。
この際、芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとの割合は、炭酸ジエステルが過剰になるように調整され、芳香族ジヒドロキシ化合物1モルに対して、炭酸ジエステルは通常1.01モル〜1.30モル、好ましくは1.02モル〜1.20モルの割合になるように調整される。
芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステル化合物とのエステル交換反応による重縮合は、通常、2段階以上、好ましくは3段〜7段の多段工程で連続的に行われる。具体的な反応条件としては、温度:150℃〜320℃、圧力:常圧〜0.01Torr(1.3Pa)、平均滞留時間:5分〜150分の範囲である。
多段工程の各重合槽においては、重縮合反応の進行とともに副生するフェノールをより効果的に排出するために、上記の反応条件内で、段階的により高温、より高真空に設定する。尚、得られるポリカーボネート樹脂の色相等の品質低下を防止するためには、できるだけ低温、低滞留時間の設定が好ましい。
ここで、竪型反応槽とは、攪拌翼の回転軸が竪型(垂直方向)であるものをいう。竪型反応槽の形状としては、反応槽の内径Dに対する直胴部長さLとの比率(L/D)が3以下、好ましくは0.5〜3であるものが用いられる。尚、反応槽の直胴部長さLとは、反応槽の形状が、円筒両鏡のときには、反応槽のタンジェンシャルライン間の長さを指し、また、反応槽の上部または下部が平蓋構造のときには、側胴部片側のタンジェンシャルラインと、もう一方の片側端面間の距離を指す。また、反応槽の内径Dは、反応液が充填されている領域での距離を指すものである。
触媒の溶解に使用する水の性状は、含有される不純物の種類ならびに濃度が一定であれば特に限定されないが、通常、蒸留水や脱イオン水等が好ましく用いられる。
図1は、ポリカーボネート樹脂の製造装置の一例を示す図である。図1に示す製造装置において、ポリカーボネート樹脂は、原料の芳香族ジヒドロキシ化合物及び炭酸ジエステル化合物の原料溶融液を調製する原調工程と、これらの原料を溶融状態で複数の反応槽を用いて重縮合反応させる重縮合工程とを経て製造され、その後、反応を停止させ重合反応液中の未反応原料や反応副生物を脱揮除去する工程(図示せず)や、熱安定剤、離型剤、色剤等を添加する工程(図示せず)、ポリカーボネート樹脂を所定の粒径のペレットに形成する工程(図示せず)を経て、ポリカーボネート樹脂のペレットが成形される。
また、第1原料混合槽4には、DPC供給口1から、炭酸ジエステルであるジフェニルカーボネート(以下、DPCと記載することがある。)が溶融状態で供給され、BPA供給口2からは、芳香族ジヒドロキシ化合物であるビスフェノールA(以下、BPAと記載することがある。)が粉末状態で供給される。
第1竪型重合槽8と第2竪型重合槽13とは、供給ポンプ7b及び供給配管12aにより接続され、供給配管12aの開口部は第2竪型重合槽13の胴部側面に結合している。
第2竪型重合槽13と第3竪型重合槽14とは、供給ポンプ7c及び供給配管12bにより接続され、供給配管12bの開口部は第3竪型重合槽14の胴部側面に結合している。
また、第3竪型重合槽14と第4横型重合槽15とは、供給ポンプ7d及び供給配管12cにより接続されている。
第1竪型重合槽8、第2竪型重合槽13及び第3竪型重合槽14には、マックスブレンド翼9a,9b,9cがそれぞれ設けられている。また、第4横型重合槽15には、攪拌翼16が設けられている。
次に、原料溶融液は、原料供給ポンプ7aにより供給配管5bを経由して第1竪型重合槽8の胴部側面から第1竪型重合槽8内の重合反応液中に連続的に供給される。また触媒として、水溶液状の炭酸セシウムが、原料溶融液の供給配管5b途中の触媒供給口5cから連続的に供給される。
図1に示すように、本実施の形態において、第1竪型重合槽8底部より排出された重合反応液は、供給ポンプ7bにより供給配管12aを経由して第2竪型重合槽13の胴部側面から第2竪型重合槽13内の重合反応液中に連続的に供給される。
さらに、第2竪型重合槽13底部より排出された重合反応液は、供給ポンプ7cにより供給配管12bを経由して第3竪型重合槽14の胴部側面から第3竪型重合槽14内の重合反応液中に連続的に供給される。
このように、ポリカーボネート樹脂の製造装置において、原料溶融液または重合反応液を、重合槽内の重合反応液中に供給する供給配管を重合槽の胴部側面に備えることにより、従来、供給口の出口で原料溶融液や重合反応液が飛散することが原因とされる最終製品中の異物量を大幅に低減することができる。
図2(a)及び図2(b)は、重合槽に接続する供給配管の開口部が、重合槽内の気相部に開口する挿入管を説明する図である。図2(a)において、攪拌翼20を備えた竪型重合槽22に、原料溶融液または重合反応液が供給ポンプ17により供給配管18aを介して供給され、液面レベル21を保ちつつ所定の平均滞留時間でエステル交換反応が行われ、重合反応液は竪型重合槽22の底部から送出配管23を介して次工程に排出される。尚、竪型重合槽22内は、所定の減圧装置(図示せず)により減圧状態に保たれている。また、副生フェノール等は、副生物留出管19から留出される。
図2(b)は、同様に、供給配管18bの先端部が、竪型重合槽22の上部天板から竪型重合槽22内部に挿入される挿入管を構成し、挿入管の開口部は、竪型重合槽22の液面レベル21付近に位置する。
挿入管の長さは特に限定されないが、通常、竪型重合槽22の上部天板から、30cm以上、好ましくは、より液面に近い方が良い。尚、挿入管の長さが過度に小さい場合は、挿入管の開口部で原料溶融液や重合反応液が飛散し、挿入管の開口部付近に付着する傾向がある。
このように、ポリカーボネート樹脂の製造装置において、原料溶融液または重合反応液を、重合槽内の上部天板と液面との間の気相部に供給する挿入管を重合槽の上部に備えることにより、従来、供給口の出口で原料溶融液や重合反応液が飛散することが原因とされる最終製品中の異物量を大幅に低減することができる。
図2(c)は、供給配管18cの開口部が竪型重合槽22の胴部側面の壁面で開口するものである。この場合、例えば、竪型重合槽22の熱交換コイルの取り付けやすさ等、竪型重合槽22の設計の幅が拡がる可能性がある。
また、図2(d)は、原料溶融液や重合反応液を竪型重合槽22の胴部側面に設けた挿入管(供給配管18d)により供給する例である。挿入管(供給配管18d)は、攪拌翼20の軸と略垂直方向から竪型重合槽22に挿入されている。
こうして得られた芳香族ポリカーボネートは、シート等の建築材料、水用ボトル等の容器、自動車用ヘッドランプレンズ、眼鏡等の光学用レンズ類、光ディスク等の光学用記録材料、液晶ディスプレイの導光板等に好適に使用することができる。
Claims (9)
- 複数基の重合槽を用いるポリカーボネート樹脂の連続的製造装置において、
少なくとも1基の重合槽において反応液を当該重合槽内の液相中に、又は挿入管により当該重合槽内の気相部に供給する
ことを特徴とするポリカーボネート樹脂の製造装置。 - 前記挿入管は、前記重合槽の天板と当該重合槽内における反応液の液面との間の気相部に、当該挿入管の開口部を有することを特徴とする請求項1記載のポリカーボネート樹脂の製造装置。
- 前記重合槽は、攪拌装置を備える竪型重合槽であることを特徴とする請求項1記載のポリカーボネート樹脂の製造装置。
- 前記重合槽の側面から、前記挿入管又は移送配管により前記反応液を当該重合槽内の液相中に供給することを特徴とする請求項3記載のポリカーボネート樹脂の製造装置。
- 前記製造装置は、
直列に接続された複数基の竪型重合槽と、
前記竪型重合槽に続く少なくとも1基の横型重合槽とを有する装置であって、且つ、
ポリカーボネート樹脂が芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとのエステル交換反応により製造される
ことを特徴とする請求項1記載のポリカーボネート樹脂の製造装置。 - 芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとのエステル交換反応によるポリカーボネート樹脂の製造方法であって、
芳香族ジヒドロキシ化合物及び/又は炭酸ジエステルの原料溶融混合物を調製する原調工程と、
前記原調工程で調製した前記原料溶融混合物を複数基の重合槽を用いてエステル交換触媒存在下で連続的に重縮合する重縮合工程と、を有し、
前記重縮合工程は、
前記重合槽の少なくとも1基に、前記エステル交換反応による反応液を当該重合槽内の液相部に直接供給する、又は、
前記反応液を前記重合槽内の気相部に開口部を有する挿入管により当該気相部に供給する、
ことを特徴とするポリカーボネート樹脂の製造方法。 - 前記重縮合工程は、
前記重合槽の少なくとも1基に、前記エステル交換反応による反応液を挿入管により供給し、且つ当該挿入管は前記重合槽の天板と当該重合槽内における反応液の液面との間の気相部に、当該挿入管の開口部を有する
ことを特徴とする請求項6記載のポリカーボネート樹脂の製造方法。 - 前記重縮合工程は、
重合槽として竪型重合槽を用い、且つ、
前記重合槽の少なくとも1基に、前記エステル交換反応による反応液を挿入管により供給し、且つ当該重合槽の側面から、当該挿入管又は移送配管により前記反応液を当該重合槽内の液相中に供給することを特徴とする請求項6記載のポリカーボネート樹脂の製造方法。 - 前記重縮合工程は、
直列に接続された複数基の竪型重合槽及びこれに続く少なくとも1基の横型重合槽を用いることを特徴とする請求項6記載のポリカーボネート樹脂の製造方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006167047A JP5233084B2 (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | ポリカーボネート樹脂の製造装置、ポリカーボネート樹脂の製造方法 |
US12/304,791 US8017713B2 (en) | 2006-06-15 | 2007-03-29 | Production apparatus of polycarbonate resin and production method of polycarbonate resin |
RU2009101039/05A RU2407757C2 (ru) | 2006-06-15 | 2007-03-29 | Способ получения поликарбонатной смолы |
PCT/JP2007/056989 WO2007145010A1 (ja) | 2006-06-15 | 2007-03-29 | ポリカーボネート樹脂の製造装置、及びポリカーボネート樹脂の製造方法 |
KR1020087021754A KR101129202B1 (ko) | 2006-06-15 | 2007-03-29 | 폴리카보네이트 수지의 제조 장치, 및 폴리카보네이트 수지의 제조 방법 |
CN2011100035030A CN102153739B (zh) | 2006-06-15 | 2007-03-29 | 聚碳酸酯树脂的制造装置以及聚碳酸酯树脂的制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006167047A JP5233084B2 (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | ポリカーボネート樹脂の製造装置、ポリカーボネート樹脂の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007332297A true JP2007332297A (ja) | 2007-12-27 |
JP5233084B2 JP5233084B2 (ja) | 2013-07-10 |
Family
ID=38932068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006167047A Active JP5233084B2 (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-16 | ポリカーボネート樹脂の製造装置、ポリカーボネート樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5233084B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011006553A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネートの製造方法 |
JP2015108048A (ja) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 芳香族ポリカーボネートの製造方法、芳香族ポリカーボネート、及び成形品 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0649197A (ja) * | 1992-07-30 | 1994-02-22 | Nippon G Ii Plast Kk | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
JPH10226723A (ja) * | 1996-12-09 | 1998-08-25 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 芳香族ポリカーボネートの製法 |
JPH11310631A (ja) * | 1998-04-28 | 1999-11-09 | Daicel Chem Ind Ltd | ポリカーボネートの製造法 |
JP2000001537A (ja) * | 1998-06-17 | 2000-01-07 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートの製造方法 |
JP2000007772A (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-11 | Hitachi Ltd | 重縮合系高分子の連続製造装置及び方法 |
JP2000063507A (ja) * | 1998-08-20 | 2000-02-29 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 光学用ポリカーボネートの製造法 |
JP2003183380A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-03 | Teijin Ltd | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
-
2006
- 2006-06-16 JP JP2006167047A patent/JP5233084B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0649197A (ja) * | 1992-07-30 | 1994-02-22 | Nippon G Ii Plast Kk | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
JPH10226723A (ja) * | 1996-12-09 | 1998-08-25 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 芳香族ポリカーボネートの製法 |
JPH11310631A (ja) * | 1998-04-28 | 1999-11-09 | Daicel Chem Ind Ltd | ポリカーボネートの製造法 |
JP2000001537A (ja) * | 1998-06-17 | 2000-01-07 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートの製造方法 |
JP2000007772A (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-11 | Hitachi Ltd | 重縮合系高分子の連続製造装置及び方法 |
JP2000063507A (ja) * | 1998-08-20 | 2000-02-29 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 光学用ポリカーボネートの製造法 |
JP2003183380A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-03 | Teijin Ltd | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011006553A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネートの製造方法 |
JP2015108048A (ja) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 芳香族ポリカーボネートの製造方法、芳香族ポリカーボネート、及び成形品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5233084B2 (ja) | 2013-07-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101129202B1 (ko) | 폴리카보네이트 수지의 제조 장치, 및 폴리카보네이트 수지의 제조 방법 | |
KR100357656B1 (ko) | 폴리카보네이트의제조방법 | |
RU2413739C2 (ru) | Непрерывный способ получения и установка для получения ароматического поликарбоната | |
RU2380382C2 (ru) | Способ получения ароматического поликарбоната | |
JP2008285565A (ja) | 熱可塑性樹脂の製造装置および熱可塑性樹脂の製造装置の洗浄方法 | |
JP5200375B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂の製造方法 | |
JP5347225B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂の製造方法 | |
JP5233084B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂の製造装置、ポリカーボネート樹脂の製造方法 | |
JP2008195918A (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法 | |
JP3681565B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 | |
JPH09286850A (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法 | |
JP2011006553A (ja) | ポリカーボネートの製造方法 | |
JP4957311B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネートの連続製造方法 | |
RU2407757C2 (ru) | Способ получения поликарбонатной смолы | |
JPH0827264A (ja) | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 | |
JP3530706B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 | |
JP2013177636A (ja) | ポリカーボネート樹脂の製造方法 | |
JP5245311B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 | |
JP3746646B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 | |
JP5003045B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 | |
JP5168844B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 | |
JP3483409B2 (ja) | ポリカーボネート製造装置の昇温方法 | |
JP5605287B2 (ja) | 連続反応装置およびポリカーボネートの連続製造方法 | |
JPH06100687A (ja) | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 | |
JPH107783A (ja) | 芳香族ポリカーボネートの製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120911 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121108 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130131 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20130208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130311 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5233084 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |