JP2007328522A - 故障確率算出装置、方法、及びプログラム - Google Patents

故障確率算出装置、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機器の運転開始後に得られる故障記録等のみを利用して機器の故障確率を高い精度で求めることができる故障確率算出装置、方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】信頼性解析部15は、複数の機器のうちの特定機器と同一種別とみなせる機器の集合である母集合の故障記録を用いて信頼性解析により故障率曲線を求め、特定機器の使用状態での故障率を求める。発生率計算部16は、母集合の中から特定機器の使用状態と同程度の使用状態にある機器を集合とする小集合を求め、この小集合において、特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率と、実際に故障が生じた機器であって特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率とを求める。故障確率算出部17は、信頼性解析部15で求められた故障率及び発生率計算部16で求められた発生率を用いて特定機器の故障確率を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種設備・機器(以下、これらを総称する場合には機器という)の故障確率を算出する故障確率算出装置、方法、及びプログラムに関する。
変電機器等の各種機器が設けられるプラントにおいては、各種機器の状態を確認し、その状態に応じて修繕、取り替え等のメンテナンスを適切に行うことが重要になる。不具合の生じた機器の取り替え等を適切な時期に行わないと、その不具合の生じた機器が原因でプラント全体が停止して経済的・社会的な損失が生ずる虞がある一方で、メンテナンスを必要以上に頻繁に行うとメンテナンスに要するコストの上昇による経済的損失が大きくなるためである。
このため、各種機器の状態を的確に把握して故障確率を求めることが極めて重要になる。各種機器の状態を把握する方法として、従来は、各種機器の個々の計測結果(例えば、温度変化計測結果、油中ガス分析結果等)から各種機器の各々の状態を把握する方法と、各種機器の故障記録から各種機器の集合に対する信頼性解析を行って寿命を算出することで各種機器の状態を把握する方法が用いられていた。これら何れの方法もそれぞれの有効性が確認されている。
また、以下の特許文献1には、プラント設備を構成する各機器毎に設計段階で設計データに応じて供用年数と破損確率との関係を示す破損確率関数を求めておき、この破損確率関数をその機器の製造に関する製造データ、運転履歴、及び検査等に基づいて修正した修正破損確率関数を求め、供用年数に応じて修正破損確率関数から得られる修正破損確率と予め設定された判定値とを比較して機器の取り替えを判定する技術が開示されている。
特開2004−191359号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された技術では、機器の取り替え時期を知ることができるものの、機器の取り替え時期を知るには機器の設計データが必要になる。このため、複数の製造者から機器を購入した後で機器の管理を行うユーザ企業では、機器の設計データを得ることができず機器の取り替え時期を知ることは不可能である。このため、このようなユーザ企業では、機器の運転開始後に得られる故障記録や計測記録等のデータのみを利用して機器の取り替え時期を求める必要がある。
前述した通り、各種機器の状態を把握する方法には、各種機器の個々の計測結果を用いた方法と、各種機器の故障記録から信頼性解析を行う方法とがあるが、現状ではこれらは独立に使用されており、しかも機器の取り替え時期は人間が主観的に判断している。運転開始後に得られる故障記録等のみを利用して機器の取り替え時期を求める場合にはこれらを定量的且つ総合的に評価することが必要になる。
更に、機器の故障確率を算出するには、一般的に期待寿命と同程度の期間の故障記録が必要となる。しかしながら、期待寿命が長期の機器(例えば、期待寿命が30年以上である機器)については、過去の故障記録が欠損している場合があり、至近の故障情報のみから故障確率を正確に算出する必要もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、機器の運転開始後に得られる故障記録等のみを利用して機器の故障確率を高い精度で求めることができるとともに、故障記録の一部が失われている場合であっても正確な故障確率を求めることができる故障確率算出装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の故障確率算出装置は、複数の機器のうちの特定機器の故障確率を求める故障確率算出装置(10)において、前記特定機器と同一種別とみなせる機器の集合である母集合の故障記録を用いて信頼性解析により故障率曲線(F1)を求め、当該故障率曲線を用いて前記特定機器の使用状態での故障率を求める解析部(15)と、前記母集合の中から、前記特定機器を含んで前記特定機器の使用状態と同程度の使用状態にある機器を集合とする小集合(K)を求め、当該小集合において、前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率と、実際に故障が生じた機器であって前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率とを求める計算部(16)と、前記解析部で求められた前記故障率及び前記計算部で求められた前記発生率を用いて前記特定機器の故障確率を求める故障確率算出部(17)とを備えることを特徴としている。
この発明によると、特定機器と同一種別とみなせる機器の集合である母集合の故障記録を用いて信頼性解析により故障率曲線が求められ、この故障率曲線から特定機器の使用状態での故障率が求められる。また、母集合の中から、特定機器を含んで特定機器の使用状態と同程度の使用状態にある機器を集合とする小集合が求められ、この小集合において、特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率と、実際に故障が生じた機器であって特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率とが求められる。そして、求められた上記の故障率と発生率とを用いて特定機器の故障確率が求められる。
また、本発明の故障確率算出装置は、前記解析部が、累積ハザード解析を行って前記故障率曲線を求めるものであり、前記母集合に含まれる機器の故障記録の少なくとも一部が欠損している場合には、前記累積ハザード解析に代えて欠損期間マスク付き累積ハザード解析に基づいて前記故障率曲線を求めることが望ましい。
また、本発明の故障確率算出装置は、前記解析部が、前記故障率曲線に加えて信頼区間を求めるものであり、前記解析部で求められた信頼区間を用いて前記故障確率算出部で算出された前記特定機器の故障確率が妥当なものであるか否かを判定する判定部(18)を備えることを特徴としている。
更に、本発明の故障確率算出装置は、前記故障確率算出部が、ベイズの定理を用いて前記解析部で求められた前記故障率及び前記計算部で求められた前記発生率から前記特定機器の故障確率を求めることを特徴としている。
本発明の故障確率算出方法は、複数の機器のうちの特定機器の故障確率を求める故障確率算出方法において、前記特定機器と同一種別とみなせる機器の集合である母集合の故障記録を用いて信頼性解析により故障率曲線を求める第1ステップ(S12)と、前記故障率曲線を用いて前記特定機器の使用状態での故障率を求める第2ステップ(S13)と、前記母集合の中から、前記特定機器を含んで前記特定機器の使用状態と同程度の使用状態にある機器を集合とする小集合を求め、当該小集合において、前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率と、実際に故障が生じた機器であって前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率とを求める第3ステップ(S14〜S16)と、前記第2ステップで求められた前記故障率及び前記第3ステップで求められた前記発生率を用いて前記特定機器の故障確率を求める第4ステップ(S17)とを含むことを特徴としている。
また、本発明の故障確率算出プログラムは、コンピュータを、複数の機器のうちの特定機器の故障確率を求める手段として機能させる故障確率算出プログラムであって、前記特定機器と同一種別とみなせる機器の集合である母集合の故障記録を用いて信頼性解析により故障率曲線を求め、当該故障率曲線を用いて前記特定機器の使用状態での故障率を求める解析手段(15)と、前記母集合の中から、前記特定機器を含んで前記特定機器の使用状態と同程度の使用状態にある機器を集合とする小集合を求め、当該小集合において、前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率と、実際に故障が生じた機器であって前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率とを求める計算手段(16)と、前記解析手段で求められ前記故障率及び前記計算手段で求められた前記発生率を用いて前記特定機器の故障確率を求める故障確率算出手段(17)として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、機器の故障記録から信頼性解析を行って特定機器の故障率を求めるとともに、特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率等を求め、これらを総合して特定機器の故障確率を算出しているため、機器の故障確率を高い精度で求めることができるという効果がある。尚、この故障確率は、機器の運転開始後に得られる故障記録等のみから算出することができ、機器の設計データ等を必要としないため、複数の製造者から機器を購入した後で機器の管理を行うユーザ企業にとって極めて有効である。
また、本発明によれば、故障記録の一部が失われている場合には、累積ハザード解析に代えて欠損期間マスク付き累積ハザード解析に基づいて故障率曲線を求めているため、故障記録の一部が失われている場合であっても正確な故障確率を求めることができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による故障確率算出装置、方法、及びプログラムについて詳細に説明する。尚、以下の説明では、故障確率を算出する対象となる機器が変電機器である場合を例に挙げて説明する。図1は、本発明の一実施形態による故障確率算出装置の要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態の故障確率算出装置10は、機器データベース(以下、「データベース」を「DB」と略記する)11、故障DB12、及び点検DB13、並びに、入力装置14、信頼性解析部15(解析部)、発生率計算部16(計算部)、故障確率算出部17、判定部18、及び表示装置19を備えている。
機器DB11は、故障確率を算出する対象となる変電機器の固有の情報である機器情報を記録する。具体的には、変電機器の製造年月日、稼働開始年月日、製造メーカ、定格電圧、定格電流等を記録する。故障DB12は、故障確率を算出する対象となる変電機器の故障履歴(故障記録)を記録する。具体的には、故障が生じた故障発生年月日、故障が生じた部位、施した対策(変電機器を丸ごと交換、変電機器の部品の交換、変電機器の調整等)を記録する。
点検DB13は、故障確率を算出する対象となる変電機器の計測値を記録する。具体的には、変電機器に取り付けられた温度センサから得られる温度の経時変化、又は作業者が行う定期的な油中ガス分析により得られる分析結果等を記録する。尚、変電機器は期待寿命が長期(例えば、期待寿命が30年以上)のものがあるが、このような変電機器については、故障記録及び計測値の一部が欠損している場合がある。
入力装置14は、例えばキーボード、マウス等であり、故障確率算出装置10を使用する使用者の操作に応じた操作情報を出力する。使用者は、この入力装置14を用いて複数の変電機器のうちの故障確率を算出すべき変電機器を特定する操作を行う。尚、以下の説明においては、入力装置14によって使用者に特定された変電機器を「特定変電機器」という。
信頼性解析部15は、機器DB11に記録されている機器情報と故障DB12に記録されている故障記録とを用いて信頼性解析により故障率曲線を求め、この故障率曲線を用いて特定変電機器の使用状態での故障率を求める。具体的には、信頼性解析部15は、使用者が入力装置14を用いて入力した特定変電機器と同一とみなせる変電機器を機器DB11から取得し、取得した変電機器の各々の稼働開始年月日を機器DB11から得るとともに故障発生年月日を故障DB12から得て、例えば累積ハザード解析を行って故障率曲線を求める。そして、この故障率曲線を用いて特定変電機器の使用状態での故障率を求める。
ここで、上記の「特定変電機器の使用状態」とは、特定変電機器の稼働時間、稼働期間、稼働回数等の特定変電機器が使用されている状態をいい、特定変電機器の故障率を求める際には、使用者は何れの状態を用いるかを任意に選択することができる。例えば、特定変電機器が連続稼働するものであり、その故障率に(連続)稼働時間が重要となる場合には、「特定変電機器の使用状態」として特定変電機器の稼働時間を用いるのが好ましい。或いは、特定変電機器が頻繁に起動・停止を繰り返すものであり、その故障率に稼働回数が重要となる場合には、「特定変電機器の使用状態」として特定変電機器の稼働回数を用いるのが望ましい。尚、以下では、特定変電機器と同一とみなせる変電機器の集合を「母集合」という。
図2は、信頼性解析部15で求められる故障率曲線の一例を示す図である。尚、図2においては、変電機器の稼働時間を横軸に取り、故障率を縦軸に取っている。図2中において符号F1を付した曲線が信頼性解析部15で求められる故障率曲線である。図2に示す通り、故障率曲線F1は、稼働開始時においては変電設備の初期不良により故障率が高いが、稼働時間が長くなるにつれて徐々に安定して故障率が低下し、更に稼働時間が長くなると経年劣化等により故障率が徐々に上昇する変化を示す。信頼性解析部15が図2に示す故障率曲線F1を求めた場合に、使用者が入力装置14を用いて入力した特定変電機器の稼働時間がY年であるときには、その特定変電機器の故障率は故障という事象Fの発生確率P(F)である。
尚、前述した通り、期待寿命が長い変電機器については、故障記録及び計測値の一部が欠損している場合がある。かかる場合に、累積ハザード解析により故障率曲線を求めたのでは誤差が大きな故障率曲線が得られることがある。このため、信頼性解析部15は、故障記録の一部が欠損している場合には、累積ハザード解析に代えて欠損期間マスク付き累積ハザード解析から故障率曲線を求めている。尚、累積ハザード解析及び欠損期間マスク付き累積ハザード解析により故障率曲線を求める方法の詳細については後述する。
また、信頼性解析部15は、故障率曲線F1に加えて信頼区間を求める。ここで、信頼区間とは、故障率分布において故障率曲線F1が代表すると考えられる区間をいう。図2においては、故障率曲線F1が1本の曲線で示されているが、この故障率曲線F1はある分布を有している。信頼性解析部15は、故障率曲線F1の分布の大部分(例えば95%又は99%)が収まる区間を信頼区間として求める。尚、この信頼区間は、故障率曲線F1が求まれば、信頼区間とする範囲(例えば95%又は99%)を設定するだけで統計処理により自動的に求めることができる。図2において、符号f1,f2を付した曲線は信頼区間の一部を示す曲線であり、符号f1を付した曲線が信頼区間の上限を示す曲線であり、符号f2を付した曲線が信頼区間の下限を示す曲線である。
発生率計算部16は、機器DB11に記録されている機器情報、故障DB12に記録されている故障記録、及び点検DB13に記録されている計測値を用いて、特定変電機器の計測値と同程度の計測値を示した変電機器の発生率を求める。図3は、発生率計算部16で行われる処理を説明するための図である。発生率計算部16は、まず使用者が入力装置14を用いて入力した特定変電機器と同一とみなせる変電機器の集合(母集合)の中から、特定変電機器の使用状態と同程度の使用状態にある変電機器を集合とする小集合Kを求める。例えば、稼働時間がY年である特定変電機器と同様の稼働時間の変電機器からなる小集合Kを求める。
次に、この小集合Kにおいて実際に故障という事象Fが生じた変電機器Kと特定変電機器の計測値と同程度の計測値を示したという事象Rが生じた変電機器Kとを求める。次いで、発生率計算部16は、小集合Kにおいて特定変電機器の計測値と同程度の計測値を示したという事象Rが生じた変電機器の発生率P(R)と、小集合Kにおいて実際に故障という事象Fが生じた変電機器であって特定変電機器の計測値と同程度の計測値を示したという事象Rが生じた変電機器の発生率P(R|F)とを求める。
故障確率算出部17は、信頼性解析部15で求められた特定変電機器の故障率P(F)と、発生率算出部16で求められた発生率P(R),P(R|F)とを用いて特定変電機器の故障確率P(F|R)を求める。具体的に、故障確率算出部17は、ベイズの定理を用いて特定変電機器の故障確率P(F|R)を求める。ここで、ベイズの定理とは、ある結果が得られたときに、その結果を反映した上での事後確率を求める定理である。つまり、A,Bを離散確率変数とし、P(A)を事象Aが発生する確率(事前確率)、P(A|B)を事象Bが発生した下で事象Aが発生する確率(事後確率)とすると、事後確率P(A|B)は以下の(1)式で表される。
P(A|B)=P(B|A)×P(A)/P(B) …(1)
上記(1)式を用いると、算出すべき特定変電機器の故障確率P(F|R)は、小集合Kにおいて実際に故障が生じた変電機器であって特定変電機器の計測値と同程度の計測値を示した変電機器の発生率P(R|F)と故障率曲線F1から求められる特定変電機器の故障率P(F)との積を、小集合Kにおいて特定変電機器の計測値と同程度の計測値を示した変電機器の発生率P(R)で除算することにより求められる。
判定部18は、信頼性解析部15で求められた信頼区間を用いて、故障確率算出部17で算出された特定変電機器の故障確率P(F|R)が妥当なものであるか否かを判定し、その判定結果を故障確率算出部17に出力する。表示装置19は、例えばCRT(Cathode Ray Tube)、液晶表示装置等であり、故障確率算出部17で算出された特定変電機器の故障確率P(F|R)及び判定部18の判定結果を表示する。
次に、信頼性解析部15で行われる信頼性解析について詳細に説明する。図4は、信頼性解析部15で行われる信頼性解析を説明するための図である。図4(a)に示す通り、計測対象としての変電機器が10台あり、これらの稼働状況は図示の通りであるとする。図4(a)において、変電機器の稼働開始時を黒丸で示しており、その稼働期間を実線部分又は破線部分で表している。尚、稼働期間が実線で示されているもの(その右端に矢印が付されているもの)は現時点(例えば、2006年6月)で稼働中の変電機器であり、稼働期間が破線で示されているもの(その右端に菱形印が付されているもの)は現時点までに故障が生じた変電機器である。つまり、菱形印が付された時点が故障発生時である。
累積ハザード解析を行う場合には、信頼性解析部15は、まず、図4(a)に示す各変電機器の稼働状況を稼働期間に応じて並び替える。つまり、図4(b)に示す通り、各変電機器の稼働開始時を同一時点(経年0)とし、稼働期間が短いものから順に長いものとなるよう並び替える。次に、変電機器の経年に応じた累積ハザードH(t)を求める。具体的には、図4(b)に示す例では、現在までに稼働を開始している10個の変電機器のうち4つの変電機器に故障が生じている。即ち、経年t1,t2,t3,t4において、それぞれ変電機器が1つずつ故障している。
経年t1においては、10個の変電機器のうちの8つが正常動作しており、1つの変電機器に故障が生じているため、ハザードhは1/9となる。尚、10個の変電機器の内の1つは稼働期間が経年t1に満たないため除外している。経年t2においては、10個の変電機器のうちの6つが正常動作しており、1つの変電機器に故障が生じているため、ハザードhは1/7となる。尚、残りの3つの変電機器は稼働期間が経年t2に満たないため除外している。同様に、経年t3におけるハザードhは1/5であり、経年t4におけるハザードhは1/2である。このようにして、故障が発生した各時点において、当該時点を含む過去のハザードを累積して累積値Hを求める。尚、この累積値Hは離散量である。例えば、時点t3における累積値Hは、H=1/9+1/7+1/5=0.454である。各時点tと対応する累積値Hを累積ハザード解析用紙にプロットし、その近似直線として指数関数である累積ハザードH(t)が求められる。尚、この累積ハザードH(t)は連続量をとる時間の関数である。
そして、この累積ハザードH(t)から以下の(2)式により累積故障率F(t)が求められる。
F(t)=1−exp(−H(t)) …(2)
この累積故障率F(t)を時間tで微分することにより故障率曲線f(t)を求める。
以上の通り、累積ハザード解析により故障率曲線f(t)を求めるときには、各変電機器の故障記録が必要になる。しかしながら、故障記録の一部が欠損している場合には、累積ハザード解析により得られる故障率曲線f(t)は、実際の故障率曲線との誤差が大きくなり、欠損の度合いが大きくなるにつれて誤差が大きくなる。このため、信頼性解析部15は、故障記録の一部が欠損している場合には、累積ハザード解析に代えて欠損期間マスク付き累積ハザード解析から故障率曲線を求める。尚、故障記録の一部が欠損している場合に欠損期間マスク付き累積ハザード解析から故障率曲線を求めるのが基本であるが、故障記録欠損している場合に常に欠損期間マスク付き累積ハザード解析から故障率曲線を求めるのではなく、その欠損の度合いに応じて累積ハザード解析から故障率曲線を求めるか、或いは欠損期間マスク付き累積ハザード解析から故障率曲線を求めるかを選択しても良い。
いま、図4(a)において、斜線を付した期間T1の故障記録が欠損しており、期間T2の故障記録のみが存在する場合を考える。欠損期間マスク付き累積ハザード解析を行う場合には、信頼性解析部15は、まず、累積ハザード解析の場合と同様に、図4(a)に示す各変電機器の稼働状況を稼働期間に応じて並び替える。つまり、図4(c)に示す通り、各変電機器の稼働開始時を同一時点(経年0)とし、稼働期間が短いものから順に長いものとなるよう並び替える。尚、図4(a)に示す例においては、変電機器の稼働開始時を示す黒丸の多くが斜線を付した期間T1中に存在するが、その変電機器の稼働開始時は搬入開始等の記録により既知であるものとする。
次に、変電機器の経年に応じたハザードを求める。このとき、故障記録が欠損しているものについては、欠損している部分を除外してハザードを求める。具体的には、経年t1においては、10個の変電機器のうちの5つが正常動作しており、1つの変電機器に故障が生じており、3個の変電機器の故障記録が欠損している。このため、変電機器のハザードhは、1/6となる。尚、10個の変電機器の内の1つは稼働期間が経年t1に満たないため除外している。
経年t3においては、10個の変電機器のうちの2つが正常動作しており、1つの変電機器に故障が生じており、2個の変電機器の故障記録が欠損しているため、変電機器のハザードhは、1/3となる。同様に、経年t4においては、10個の変電機器のうちの1つが正常動作しており、1つの変電機器に故障が生じているため、変電機器のハザードhは、1/2となる。図4(b)に示す例では、経年t2においては、ある変電機器の故障によりハザードが求められていたが、図4(c)に示す例では、その変電機器の故障記録が欠損しているため経年t2の前後でのハザードの累積値の変化はない。
以上のようにして、故障が発生した各時点において、当該時点を含む過去のハザードを累積して累積値Hを求める。例えば、時点t3における累積値Hは、H=1/6+1/3=0.500である。各時点tと対応する累積値Hを累積ハザード解析用紙にプロットし、その近似直線として指数関数である累積ハザードH(t)が求められる。続いて前述した(2)式を用いることにより累積故障率F(t)が求められる。そして、この累積故障率F(t)を時間tで微分することにより故障率曲線f(t)を求める。
次に、上記構成における故障確率算出装置10を用いた故障確率算出方法について説明する。図5は、本発明の一実施形態による故障確率算出方法を示すフローチャートである。まず、使用者は、入力装置14を操作して故障確率を算出する対象である特定変電機器を入力する(ステップS11)。この特定変電機器を示す操作情報は、信頼性解析部15、発生率計算部16、及び故障確率算出部17にそれぞれ出力される。
特定変電機器を示す操作情報が入力装置14から出力されると、信頼性解析部15は、まず特定変電機器と同一とみなせる変電機器の集合(母集団)を機器DB11から取得する。例えば、特定変電機器と定格電圧及び定格電流がほぼ等しい変電機器の集合を母集合として取得する。次に、取得した母集団をなす変電機器の各々の稼働開始年月日を機器DB11から得るとともに、故障発生年月日を故障DB12から得る。
また、信頼性解析部15は特定変電機器の稼働開始年月日も機器DB11から得ておき、特定変電機器の使用状態を求めておく。前述した通り、「特定変電機器の使用状態」とは、特定変電機器の稼働時間、稼働期間、稼働回数等の特定変電機器が使用されている状態をいうが、ここでは特定変電機器の稼働時間である場合を例に挙げて説明する。つまり、信頼性解析部15は機器DB11の検索結果から特定変電機器の稼働時間を求めておく。尚、以下の説明では、特定変電機器の稼働時間をY年とする。
続いて、信頼性解析部15は、母集団をなす変電機器の故障記録を用いて累積ハザード解析を行って図2に示すような故障率曲線F1を求める(ステップS12)。尚、故障記録の一部が欠損している場合には、欠損期間マスク付き累積ハザード解析から故障率曲線を求めるのが好ましい。また、信頼性解析部15は、故障率曲線を求めると同時に信頼区間を求めておく。そして、算出した故障率曲線を用いて特定変電機器の稼働時間Y年での故障率P(F)を算出する(ステップS13)。尚、この故障率P(F)及び信頼区間は、信頼性解析部15から故障確率算出部17に出力される。
次に、発生率計算部16は、機器DB11及び故障DB12から信頼性解析部15が得た情報と同じ情報を得るとともに、点検DB13に記録されている特定変電機器の最新の計測値、実際に故障が生じた変電機器の故障発生直前の計測値、及び各変電機器の最新の計測値を得る。これらの情報を得ると、発生率計算部16は、まず使用者が入力装置14を用いて入力した特定変電機器と同一とみなせる変電機器の集合(母集合)の中から、特定変電機器の使用状態と同程度の使用状態にある変電機器を集合とする小集合K(図3参照)を求める(ステップS14)。
具体的には、稼働時間がY年である特定変電機器と同様の稼働時間の変電機器からなる小集合Kを求める。ここで、小集合Kに含まれる変電機器の数が所定数よりも少ない場合には、特定電電機器の稼働時間Y年の前後にある程度の時間幅(例えば数年)を持たせ、稼働時間がこの時間幅に含まれる変電機器を小集合Kに含ませるのが望ましい。
次に、発生率計算部16は、小集合Kにおいて実際に故障という事象Fが生じた変電機器Kと、特定変電機器の計測値と同程度の計測値を示したという事象Rが生じた変電機器Kとを求める。次いで、小集合Kにおいて特定変電機器の計測値と同程度の計測値を示したという事象Rが生じた変電機器の発生率P(R)を求める(ステップS15)。また、小集合Kにおいて実際に故障という事象Fが生じた変電機器であって特定変電機器の計測値と同程度の計測値を示したという事象Rが生じた変電機器の発生率P(R|F)を求める(ステップS16)。これらの発生率P(R),P(R|F)は、発生率計算部16から故障確率算出部17に出力される。
以上の処理が終了すると、故障確率算出部17は、信頼性解析部15で求められた特定変電機器の故障率P(F)と、発生率算出部16で求められた発生率P(R),P(R|F)とを用いて特定変電機器の故障確率P(F|R)を求める(ステップS17)。具体的には、これらの故障率P(F),発生率P(R),P(R|F)をベイズの定理(前述した(1)式)に当てはめることにより、特定変電機器の故障確率P(F|R)を求める。
故障確率算出部17で算出された特定変電機器の故障確率P(F|R)は、表示装置19に出力されて、その値が表示装置19に表示される。また、この故障確率P(F|R)は信頼性解析部15で算出された信頼区間とともに判定部18に出力される。判定部18は、信頼区間を用いて故障確率算出部17で算出された特定変電機器の故障確率P(F|R)が妥当なものであるか否かを判定する。つまり、図2に示す通り、算出された故障確率P(F|R)が曲線f1,f2間に収まっているか否かを判定する。判定部18の判定結果は故障確率算出部17を介して表示装置19に表示される。
以上説明した通り、本実施形態によれば、変電機器の故障記録から信頼性解析を行って特定変電機器の故障率を求めるとともに、特定変電機器の計測値と同程度の計測値を示した変電機器の発生率等を求め、これらを総合して特定変電機器の故障確率を算出しているため、変電機器の故障確率を高い精度で求めることができる。尚、この故障確率は、変電機器の運転開始後に得られる故障記録等のみから算出することができ、変電機器の設計データ等を必要としないため、複数の製造者から機器を購入した後で機器の管理を行うユーザ企業にとって極めて有効である。また、本実施形態によれば、故障記録の一部が失われている場合には、累積ハザード解析に代えて欠損期間マスク付き累積ハザード解析に基づいて故障率曲線を求めているため、故障記録の一部が失われている場合であっても正確な故障確率を求めることができる。
以上、本発明の一実施形態による故障確率算出装置及び方法について説明したが、本発明は上記実施形態に制限される訳ではなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、故障確率算出装置10がコンピュータからなる場合には、図1に示した信頼性解析部15、発生率計算部16、故障確率算出部17、及び判定部18を実現させるプログラムがコンピュータに格納されており、このプログラムをコンピュータに実行させることにより各ブロックの機能を実現するようにしても良い。
このプログラムは、例えばCD−ROM又はDVD(登録商標)−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。この記録媒体に記録されたプログラムをCD−ROMドライブ又はDVD(登録商標)−ROMドライブ等のドライブ装置を用いて読み取れば、コンピュータにインストールすることができる。或いは、インターネット等のネットワークにコンピュータを接続し、プログラムをネットワークからコンピュータにダウンロード可能にしても良い。コンピュータにダウンロードされたプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み取る場合と同様にコンピュータにインストールすることができる。
また、上記実施形態では、故障確率を算出する対象が変電機器である場合を例に挙げたが、対象の機器が限定されることはない。尚、機器を人間、故障を死亡に置き換え、計測値を例えば血糖値の計測値にすることで、人間の健康状態の把握に応用することも可能である。
本発明の一実施形態による故障確率算出装置の要部構成を示すブロック図である。 信頼性解析部15で求められる故障率曲線の一例を示す図である。 発生率計算部16で行われる処理を説明するための図である。 信頼性解析部15で行われる信頼性解析を説明するための図である。 本発明の一実施形態による故障確率算出方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 故障確率算出装置
15 信頼性解析部
16 発生率計算部
17 故障確率算出部
18 判定部
F1 故障率曲線
K 小集合
小集合Kの中で、故障という事象Fを発生した部分集合
小集合Kの中で、計測値が特定変電機器の計測値と同程度となる事象Rを発生した部分集合

Claims (6)

  1. 複数の機器のうちの特定機器の故障確率を求める故障確率算出装置において、
    前記特定機器と同一種別とみなせる機器の集合である母集合の故障記録を用いて信頼性解析により故障率曲線を求め、当該故障率曲線を用いて前記特定機器の使用状態での故障率を求める解析部と、
    前記母集合の中から、前記特定機器を含んで前記特定機器の使用状態と同程度の使用状態にある機器を集合とする小集合を求め、当該小集合において、前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率と、実際に故障が生じた機器であって前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率とを求める計算部と、
    前記解析部で求められた前記故障率及び前記計算部で求められた前記発生率を用いて前記特定機器の故障確率を求める故障確率算出部と
    を備えることを特徴とする故障確率算出装置。
  2. 前記解析部は、累積ハザード解析を行って前記故障率曲線を求めるものであり、前記母集合に含まれる機器の故障記録の少なくとも一部が欠損している場合には、前記累積ハザード解析に代えて欠損期間マスク付き累積ハザード解析に基づいて前記故障率曲線を求めることを特徴とする請求項1記載の故障確率算出装置。
  3. 前記解析部は、前記故障率曲線に加えて信頼区間を求めるものであり、
    前記解析部で求められた信頼区間を用いて前記故障確率算出部で算出された前記特定機器の故障確率が妥当なものであるか否かを判定する判定部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の故障確率算出装置。
  4. 前記故障確率算出部は、ベイズの定理を用いて前記解析部で求められた前記故障率及び前記計算部で求められた前記発生率から前記特定機器の故障確率を求めることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の故障確率算出装置。
  5. 複数の機器のうちの特定機器の故障確率を求める故障確率算出方法において、
    前記特定機器と同一種別とみなせる機器の集合である母集合の故障記録を用いて信頼性解析により故障率曲線を求める第1ステップと、
    前記故障率曲線を用いて前記特定機器の使用状態での故障率を求める第2ステップと、
    前記母集合の中から、前記特定機器を含んで前記特定機器の使用状態と同程度の使用状態にある機器を集合とする小集合を求め、当該小集合において、前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率と、実際に故障が生じた機器であって前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率とを求める第3ステップと、
    前記第2ステップで求められた前記故障率及び前記第3ステップで求められた前記発生率を用いて前記特定機器の故障確率を求める第4ステップと
    を含むことを特徴とする故障確率算出方法。
  6. コンピュータを、複数の機器のうちの特定機器の故障確率を求める手段として機能させる故障確率算出プログラムであって、
    前記特定機器と同一種別とみなせる機器の集合である母集合の故障記録を用いて信頼性解析により故障率曲線を求め、当該故障率曲線を用いて前記特定機器の使用状態での故障率を求める解析手段と、
    前記母集合の中から、前記特定機器を含んで前記特定機器の使用状態と同程度の使用状態にある機器を集合とする小集合を求め、当該小集合において、前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率と、実際に故障が生じた機器であって前記特定機器の計測値と同程度の計測値を示した機器の発生率とを求める計算手段と、
    前記解析手段で求められ前記故障率及び前記計算手段で求められた前記発生率を用いて前記特定機器の故障確率を求める故障確率算出手段と
    して機能させることを特徴とする故障確率算出プログラム。
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