JP2007327808A - 防爆型ガス検知器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上記課題は、防爆性容器内に、ガスセンサー装着用のコネクター部材が支持された基板が配設され、ガスセンサーが当該コネクター部材に対して着脱自在に装着されてなり、前記基板は、本体部分と、この本体部分と分離された、前記コネクター部材を支持するコネクター用基板部分とを有し、当該コネクター用基板部分は、フレキシブルケーブルによって、本体部分に対してギャップが形成された状態で保持されていると共に電気的に接続された構成の防爆型ガス検知器により、達成される。
【選択図】 図3
Description
前記基板は、本体部分と、この本体部分と分離された、前記コネクター部材を支持するコネクター用基板部分とを有し、当該コネクター用基板部分は、フレキシブルケーブルによって、本体部分に対してギャップが形成された状態で保持されていると共に電気的に接続されていることを特徴とする。
具体的には、コネクター部材が円柱状部分を有し、当該円柱状部分が、基板の本体部分に形成された、前記コネクター部材の円柱状部分の外径より大きい径を有するコネクター部材装着用孔内に挿通され、基板の本体部分の裏面側から固定用ネジによって、当該固定用ネジの頭部と基板の本体部分との間に空隙が形成される状態で固定された構成とすることができる。
この防爆型ガス検知器(以下、単に「ガス検知器」という。)10は、上端部にガスセンサー配置用空間を形成する筒状のガスセンサー装着部12および光通信用開口部13が互いに上方に開口するよう並んで形成された、全体が略円筒型の防爆性容器11を備えてなり、この防爆性容器11内に、複数枚例えばガス検知および外部機器との通信を行うために必要とされる各種の機能素子が設けられた本体基板20、ガス濃度検知の制御、光通信の制御、温度補償等の制御を行うための中継基板40および外部からの電源入力信号の入出力を行うための端子台基板41の3枚の回路構成基板が外方側から順に互いに離間して積重された状態で配設されている。
本体基板20の一面上におけるガスセンサー装着部12に対向する位置には、コネクター部材30が支持されており、このコネクター部材30に対してガスセンサー14が着脱自在に装着され、さらに、ガード部材11Aがガスセンサー装着部12に螺合により装着されてガス検知部15が構成されている。ここに、ガスセンサー14は、例えばコネクターピン14Aによってコネクター部材30に電気的に接続されている。
また、本体基板20の一面上における光通信用開口部13に対向する位置には、例えば赤外線を媒体信号とした光通信用の発光素子16および受光素子17が支持されており、防爆性容器11における光通信用開口部13を塞ぐよう窓部材18が設けられて光通信部19が構成されている。
具体的には、本体部分21に形成された、径方向内方側に延びる略方形状の空間部を形成する切り欠き部内に、コネクター用基板部分22が位置されてコネクター用基板部分22の周縁と本体部分21の切り欠き部の外縁との間にギャップGが形成されると共に本体部分21を内包する円領域Cより突出しない状態とされている。ここに、ギャップGの大きさは、特に制限されるものではないが、例えば1〜1.5mm程度である。また、図2および図3において、24は支柱部材挿入用孔である。
また、本体部分21の他面と固定用ネジ26の頭部の底面との間には、例えば0.1〜0.2mmの隙間S2が形成されており、従って、コネクター用基板部分22が本体部分21に対して可撓性を有するフレキシブルケーブル23によって保持されていることから、コネクター部材30は基板本体20における本体部分21の厚み方向および面方向のいずれの方向にも微少変位可能とされている。
そして、例えばガスセンサー14の交換時においては、ガスセンサー14がコネクター部材30に装着されることにより、コネクター用基板部分22の本体部分21に対する位置決め、並びに、コネクター部材30の、本体部分21に対する隙間S1,S2の大きさの範囲内での位置決めが自動的に行われることとなる。
然るに、コネクター部材30を支持するコネクター用基板部分22が本体部分21から分離されて本体部分21に対してギャップGをもった状態で保持された構成とされていることにより、上記防爆型ガス検知器10によれば、ガスセンサー14とコネクター用基板部分22との間に一体性が得られ、しかも、防爆性容器11に支柱部材46および支持部材45によって一体に固定される本体部分21とは分離されていることから、コネクター用基板部分22が防爆性容器11に対していわばフリーな状態とされているので、高い耐振性を有するものとして構成することができる結果、ガスセンサー14の接続部分がガス検知器10全体に加えられる振動等によって損傷することを防止することができ、従って、ガスセンサー14とコネクター部材30乃至本体基板20との電気的接続状態を高い信頼性を有するものとして構成することができる。
例えば、本体基板は、コネクター部材を支持するコネクター用基板部分が本体部分と分離された状態であれば、コネクター用基板部分の形状、大きさ、本体部分との間に形成されるギャップの大きさ等の具体的な構成は特に制限されるものではない。
また、本体基板の本体部分とコネクター部材との固定部分において形成されるべき空隙の大きさは、コネクター部材の可動範囲が過大になることに伴ってガタツクことがない範囲内において、適宜に設定変更することができる。
11 防爆性容器
11A ガード部材
12 ガスセンサー装着部
13 光通信用開口部
14 ガスセンサー
14A コネクターピン
15 ガス検知部
16 発光素子
17 受光素子
18 窓部材
19 光通信部
20 本体基板
21 本体部分
22 コネクター用基板部分
23 フレキシブルケーブル
24 支柱部材挿入用孔
25 コネクター部材装着用孔
26 固定用ネジ
30 コネクター部材
31 ガスセンサー装着用コネクター部
32 円柱状部分(ボス)
G ギャップ
S1,S2 隙間
40 中継基板
41 端子台基板
45 支持部材
46 支柱部材
47,48 フレキシブルケーブル
Claims (3)
- 防爆性容器内に、ガスセンサー装着用のコネクター部材が支持された基板が配設され、ガスセンサーが当該コネクター部材に対して着脱自在に装着されてなる防爆型ガス検知器であって、
前記基板は、本体部分と、この本体部分と分離された、前記コネクター部材を支持するコネクター用基板部分とを有し、当該コネクター用基板部分は、フレキシブルケーブルによって、本体部分に対してギャップが形成された状態で保持されていると共に電気的に接続されていることを特徴とする防爆型ガス検知器。 - コネクター部材は、基板の本体部分に遊嵌状態で保持されていることを特徴とする請求項1に記載の防爆型ガス検知器。
- コネクター部材は円柱状部分を有し、当該円柱状部分が、基板の本体部分に形成された、前記コネクター部材の円柱状部分の外径より大きい径を有するコネクター部材装着用孔内に挿通され、基板の本体部分の裏面側から固定用ネジによって、当該固定用ネジの頭部と基板の本体部分との間に空隙が形成される状態で固定されていることを特徴とする請求項2に記載の防爆型ガス検知器。
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