JP2007327289A - セパレーター取付金具及び補強用型枠構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】既設構造物の外側に補強用コンクリート打設空間を形成する型枠を組み立てるときに活用できるセパレーター取付金具を提供する。
【解決手段】左右両側板部3a,3bには凹入部5が設けられ、各凹入部5の下辺に、補強用帯状鉄板Pを天板部2と平行な姿勢で支持する受け部6が設けられると共に、各凹入部5の上辺には、補強用帯状鉄板Pに弾性変形を伴って圧接する係止用舌片部7が一体形成され、凹入部5に嵌合する補強用帯状鉄板Pの外側面Pbと左右両側板部3a,3b及び天板部2で囲まれた空間内に挿通された第一セパレーターS1を、天板部2に設けられた貫通ネジ孔8に螺合貫通し且つ第一セパレーターS1に対し直交する第二セパレーターS2の先端で、凹入部5に嵌合する補強用帯状鉄板Pの外側面Pbに押圧固定できる構成。
【選択図】図1
【解決手段】左右両側板部3a,3bには凹入部5が設けられ、各凹入部5の下辺に、補強用帯状鉄板Pを天板部2と平行な姿勢で支持する受け部6が設けられると共に、各凹入部5の上辺には、補強用帯状鉄板Pに弾性変形を伴って圧接する係止用舌片部7が一体形成され、凹入部5に嵌合する補強用帯状鉄板Pの外側面Pbと左右両側板部3a,3b及び天板部2で囲まれた空間内に挿通された第一セパレーターS1を、天板部2に設けられた貫通ネジ孔8に螺合貫通し且つ第一セパレーターS1に対し直交する第二セパレーターS2の先端で、凹入部5に嵌合する補強用帯状鉄板Pの外側面Pbに押圧固定できる構成。
【選択図】図1
Description
本発明は、柱や梁などの既設構造物を補強するためのコンクリート型枠を組み立てる場合などに効果的に活用できるセパレーター取付金具と、当該セパレーター取付金具を利用した補強用型枠構造に関するものである。
柱や梁などの既設構造物を補強する一つの方法として、既設構造物の側面から適当間隔を隔てて補強用帯状鉄板を、当該既設構造物に打ち込んだアンカーに当該補強用帯状鉄板を固着する方法で配設し、この補強用帯状鉄板を内蔵するように既設構造物の側面に沿って補強用コンクリート構造物を増設する補強方法が提案されている。このような既設構造物の補強方法を実施する場合、前記補強用帯状鉄板を内包するコンクリート打設空間を既設構造物の側面に沿って形成する必要がある。このコンクリート打設空間は、当該コンクリート打設空間を取り囲むように配置した型枠板をセパレーターで位置決めすることにより構成されるが、従来、このような場合の型枠組み立てに効果的に活用できるセパレーター取付金具は考えられていなかったので、例えば特許文献1に記載されるように、コ字形本体の上下対向両側板の一方に締結用ボルトを螺合貫通させ、上下対向両側板どうしをつなぐ連結板部にセパレーター挿通用長孔を設けて成る、鉄骨に型枠板を支持させるためのセパレーター取付金具が転用されていた。
実開昭64−24256号公報
上記のような従来のセパレーター取付金具では、補強用帯状鉄板の一側面に沿って第一セパレーターを取り付けることはできるが、当該第一セパレーターに対し直交する向きの第二セパレーターを取り付けることができない。又、補強用帯状鉄板の側辺にコ字形本体を仮止めした状態で第一セパレーターを挿通させることができないので、作業を能率良く行うこともできない。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るセパレーター取付金具を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、天板部2と左右両側板部3a,3bとから成る門形のセパレーター取付金具1であって、左右両側板部3a,3bには、その前側辺から切り込み形成された凹入部5が設けられ、この各凹入部5の天板部2から遠い側の下辺に、当該凹入部5に嵌合する被係止板部の一側面(補強用帯状鉄板Pの内側面Pa)を前記天板部2と平行な姿勢で支持する受け部6が設けられると共に、当該各凹入部5の天板部2に近い側の上辺には、当該凹入部5に嵌合する被係止板部の他側面(補強用帯状鉄板Pの外側面Pb)に弾性変形を伴って圧接する係止用舌片部7,19が一体形成され、前記天板部2には、前記凹入部5に嵌合する被係止板部の他側面(補強用帯状鉄板Pの外側面Pb)に対向する位置で貫通ネジ孔8が設けられ、前記凹入部5に嵌合する被係止板部の他側面(補強用帯状鉄板Pの外側面Pb)と左右両側板部3a,3b及び天板部2で囲まれた空間内に挿通された第一セパレーターS1を、前記貫通ネジ孔8に螺合貫通し且つ前記第一セパレーターS1に対し直交する第二セパレーターS2の先端で前記凹入部5に嵌合する被係止板部の他側面(補強用帯状鉄板Pの外側面Pb)に押圧固定できる構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、前記各係止用舌片部7は、前記凹入部5の上辺から下辺側に向かって斜め後方に延出するもので、その下側辺7aは側面視において斜め下向きに傾斜する構成とすることができるし、請求項3に記載のように、前記各係止用舌片部19は、前記凹入部5の上辺から下辺側に向かって斜め外側へ延出するもので、その前側辺19aは平面視において斜め後方に傾斜する構成とすることができる。
又、請求項4に記載のように、前記貫通ネジ孔8は、前記天板部2に上向き又は下向きに形成したバーリング孔に対するネジ溝加工で構成し、前記左右両側板部3a,3bには、前記第一セパレーターS1を左右両側板部3a,3b間の中心位置に位置決めする内側への突出部9a,9bを設けることができる。
更に本発明は、上記請求項1〜4の何れか1項に記載のセパレーター取付金具1を利用する補強用型枠構造をも提案する。即ち、請求項5に記載のように、柱や梁などの既設構造物10の側面10aに対し適当間隔を隔てて配置された補強用帯状鉄板Pの左右両側辺に、請求項1〜4の何れか1項に記載のセパレーター取付金具1が、前記貫通ネジ孔8が補強用帯状鉄板Pの外側に位置するように前記凹入部5及び係止用舌片部7,19を介して嵌合固定され、補強用帯状鉄板Pの外側面に沿って各セパレーター取付金具1内に挿通された第一セパレーターS1には、その両端螺軸部S1a,S1bに長ナットN1,N2を介して延長セパレーターS4,S5が接続されると共にこの長ナットN1,N2で補強用帯状鉄板Pの左右両側端面を挟持させて当該第一セパレーターS1が長さ方向に関して位置決めされ、各延長セパレーターS4,S5の外端部と、各セパレーター取付金具1の貫通ネジ孔8に螺合貫通する左右一対の前記第二セパレーターS2,S3の外端部とで支持させた型枠板14〜16により、前記補強用帯状鉄板Pを内包するコンクリート打設空間17を前記既設構造物10の側面10aに隣接して形成して成る、補強用型枠構造である。
上記構成の本発明に係るセパレーター取付金具によれば、被係止板部(補強用帯状鉄板)の側辺に凹入部を利用した嵌合させるとき、当該凹入部の上辺側の左右一対の係止用舌片部を被係止板部(補強用帯状鉄板)で弾性変形させるように適当に力を加えて嵌合させることにより、本金具を被係止板部(補強用帯状鉄板)の側辺に仮止めすることができる。そしてこの仮止め状態において、本金具の左右両側板部と天板部及び被係止板部(補強用帯状鉄板)の側面とで囲まれたセパレーター挿通空間が確保されているので、当該セパレーター挿通空間に第一セパレーターを被係止板部(補強用帯状鉄板)の側面に沿って挿通させ、係る状態で、本金具の貫通ネジ孔に第二セパレーターの内端の螺軸部を螺合締結することにより、当該第二セパレーターを本金具に結合させると同時に、当該第二セパレーターで第一セパレーターと本金具とを被係止板部(補強用帯状鉄板)に強固に固定することができる。
従って、本発明に係るセパレーター取付金具によれば、被係止板部(補強用帯状鉄板)の側面に沿った向きの第一セパレーターと、当該第一セパレーターに対し直交する向きの第二セパレーターとを被係止板部(補強用帯状鉄板)に簡単容易に取り付けることができ、これらセパレーターを利用して被係止板部(補強用帯状鉄板)を取り囲む型枠板を配設する作業を能率的に行える。又、このセパレーター取付金具には、締結用ボルトやこれを螺合貫通させるためのネジ孔が不要であり、安価に実施することができる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、各係止用舌片部は、左右両側板部の切り抜き加工のみで構成することができ、しかも強力な仮止め効果が期待できる。又、請求項3に記載の構成によれば、各係止用舌片部の弾性変形量を大きくすることが容易であるから、1サイズの取付金具で対応できる被係止板部(補強用帯状鉄板)の厚さの許容範囲が大きくなり、被係止板部(補強用帯状鉄板)の最小厚さから最大厚さまでに対応させるための取付金具のサイズ種類を少なくすることができる。
尚、第二セパレーターを取り付けるための貫通ネジ孔は、天板部に上向き又は下向きに形成したバーリング孔に対するネジ溝加工で構成することにより、取付金具を構成する金属板(鉄板)の厚さを必要最小限に抑えながら、そして別部品のナットを固着することなく、必要十分な長さの貫通ネジ孔を構成して、第二セパレーターの取付強度を高めることができるのであるが、このバーリング孔加工を可能にするために天板部の巾(左右両側板部間の内巾)がセパレーターの直径と比較して大巾に広くなり、左右両側板部間での第一セパレーターの位置決めができなくなって、第二セパレーターの先端で第一セパレーターの軸心位置を確実に押圧することができなくなるところであるが、請求項4に記載の構成によれば、左右両側板部に設けられている内側への突出部により第一セパレーターを左右両側板部間の中心位置に位置決めすることができるので、第二セパレーターの先端で第一セパレーターの軸心位置を確実に押圧し、第一セパレーターを安定的且つ強力に固定することができる。
本発明によって提供される補強用型枠構造、即ち、請求項5に記載の補強用型枠構造によれば、請求項1〜4の何れか1項に記載のセパレーター取付金具を利用して、柱や梁などの既設構造物の側面に対し適当間隔を隔てて配置された補強用帯状鉄板を内包するコンクリート打設空間を前記既設構造物の側面に隣接して構成することができるのであるが、特に、凹入部及び係止用舌片部を介して補強用帯状鉄板の左右両側辺に仮止めされた左右一対の取付金具間にわたって挿通した第一セパレーターを、その両端の螺軸部に螺嵌させた長ナットで軸方向に遊動しないように位置決めすることができるので、第二セパレーターによる第一セパレーター及び取付金具の最終的な固定操作が非常に容易に行え、延いては、補強用帯状鉄板を内包するコンクリート打設空間を形成する型枠の組み立てが容易且つ能率的に行える。
以下に本発明の具体的実施例を添付図1〜図5に基づいて説明すると、1は門形のセパレーター取付金具であって、天板部2と左右両側板部3a,3bとから構成されている。左右両側板部3a,3bには、その前側辺4aから切り込み形成された凹入部5が設けられ、この各凹入部5の天板部2から遠い側の下辺に、当該凹入部5に嵌合する補強用帯状鉄板Pの一側面(以下、内側面という)Paを前記天板部2と平行な姿勢で支持する受け部6が設けられると共に、当該各凹入部5の天板部2に近い側の上辺には、当該凹入部5に嵌合する補強用帯状鉄板Pの他側面(以下、外側面という)Pbに弾性変形を伴って圧接する係止用舌片部7が一体形成されている。
この実施形態での係止用舌片部7は、左右両側板部3a,3bの前側辺4a,4bに隣接する位置において、凹入部5の上辺から下辺側に向かって斜め後方に延出するもので、その下側辺7aは側面視において斜め下向きに傾斜する形状となっている。
天板部2には、凹入部5に嵌合する補強用帯状鉄板Pの外側面Pbに対向する位置で貫通ネジ孔8が設けられている。この実施形態での貫通ネジ孔8は、天板部2に上向きに形成したバーリング孔に対するネジ溝加工で構成されている。又、左右両側板部3a,3bには、天板部2に近い位置で内側へ突出する縦長の突出部9a,9bがプレス加工により一体形成されている。両突出部9a,9b間の間隔は、貫通ネジ孔8の直径より若干大きく、左右両側板部3a,3bの内面間の間隔は、貫通ネジ孔8を形成するバーリング孔の立ち上がり筒状部8aの外径と略同一である。
上記構成のセパレーター取付金具1を利用して構成する本発明の補強用型枠構造を説明すると、図2において、10は柱や梁などの鉄筋コンクリート又は鉄筋鉄骨コンクリート製の既設構造物であって、その補強側の側面10aから適当距離だけ離れた位置に、当該側面10aと平行に前記補強用帯状鉄板Pが配設されている。この補強用帯状鉄板Pは、アンカー11を利用して既設構造物10に結合されている。取付金具1は、補強用帯状鉄板Pの左右両側辺に互いに相対向するように取り付けられる。
即ち、図4に示すように、天板部2が補強用帯状鉄板Pの外側(既設構造物11のある側とは反対側)に位置する向きで取付金具1を、その凹入部5を介して補強用帯状鉄板Pの側辺に外嵌させる。このとき、図2及び図4に示すように、左右一対の係止用舌片部7が補強用帯状鉄板Pの外側面Pbによって天板部2側へ弾性変形して当該係止用舌片部7の先端が補強用帯状鉄板Pの外側面Pbに圧接し、その反力で凹入部5の下辺の受け部6が補強用帯状鉄板Pの内側面Paに押し付けられ、天板部2が補強用帯状鉄板Pと平行になる姿勢で取付金具1が当該補強用帯状鉄板Pに固定されるように、凹入部5の下辺受け部6と上辺係止用舌片部7との間の間隔が取付対象の補強用帯状鉄板Pの板厚に合わせて設定されている。
上記の要領で補強用帯状鉄板Pの左右両側辺に互いに対向する状態で取付金具1を取り付けたならば、両取付金具1の外側面(左右両側板部3a,3bの後側辺4b)間の距離より適当長さだけ長く設定された第一セパレーターS1を、両取付金具1の左右両側板部3a,3bと天板部2及び補強用帯状鉄板Pの外側面Pbで囲まれた空間内に挿通し、両端の螺軸部S1a,S1bを両取付金具1から突出させる。このとき第一セパレーターS1の両端近傍部分が各取付金具1の左右両側板部3a,3bから内側に突出する縦長突出部9a,9b間に挟まれ、当該第一セパレーターS1が各取付金具1の左右両側板部3a,3b間で補強用帯状鉄板Pの外側面Pbに沿って遊動することが実質的に阻止されている。係る状態の第一セパレーターS1の両端螺軸部S1a,S1bにそれぞれ長ナットN1,N2を螺嵌し、各長ナットN1,N2を各取付金具1の左右両側板部3a,3bの後側辺4bに当接させることにより、第一セパレーターS1を軸方向に関して位置決めする。
次に、各取付金具1の貫通ネジ孔8に所定長さの第二セパレーターS2,S3の内端螺軸部S2a,S3aを螺合締結し、当該第二セパレーターS2,S3の先端で第一セパレーターS1の両端近傍部分を補強用帯状鉄板Pの外側面Pbに押圧固定する。このとき、先に説明したように第一セパレーターS1は、各取付金具1の縦長突出部9a,9bにより左右両側板部3a,3b間の中心位置に位置決めされているので、第二セパレーターS2,S3の先端は確実に第一セパレーターS1の軸心上を押圧することになる。この第二セパレーターS2,S3の螺合締結により、両取付金具1と第一セパレーターS1とを補強用帯状鉄板Pに強固に固定したならば、第一セパレーターS1の両端に結合されている各長ナットN1,N2の外側半分の領域にそれぞれ所定長さの延長セパレーターS4,S5の内端螺軸部S4a,S5aを螺合結合する。
以上のようにして補強用帯状鉄板Pの左右両側辺に、当該補強用帯状鉄板Pに対し直角向きの左右一対の第二セパレーターS2,S3と、当該補強用帯状鉄板Pと平行に延出する左右一対の延長セパレーターS4,S5とを取り付けたならば、図2に示すように、各セパレーターS2〜S5の外端螺軸部S2b〜S5bに、型枠板受け座金12や型枠締結金具13などを利用して従来周知の要領で型枠板14〜16を取り付け、これら型枠板14〜16により、既設構造物10の外側に前記補強用帯状鉄板Pを内包するコンクリート打設空間17を形成する補強用型枠18を構築することができる。勿論、図示省略しているが、コンクリート打設空間17内には補強用帯状鉄板Pを取り囲むフープ筋、その他の鉄筋を必要に応じて配筋することができる。
尚、長ナットN1,N2を介して第一セパレーターS1の両端に延長セパレーターS4,S5を連結しているが、第一セパレーターS1の長さを長くして延長セパレーターS4,S5を省くこともできる。又、取付金具1は、図2に示した補強用型枠18の組み立てにのみ使用可能なものではなく、柱や梁の鉄骨の周りにコンクリート打設空間を形成するとき、当該柱や梁の鉄骨に型枠板を支持するセパレーターを連結する手段として利用することもできるし、場合によっては、第一セパレーターS1を使用しないで第二セパレーターS2のみを柱や梁の鉄骨に連結する手段として利用することもできる。
尚、図6〜図8に示す取付金具1では、左右両側板部3a,3bの凹入部5の上辺に設けられる係止用舌片部19は、凹入部5の上辺から下辺側に向かって斜め外側へ延出するもので、その前側辺19aは平面視において斜め後方に傾斜している。この構成によれば、補強用帯状鉄板Pの側辺に凹入部5を嵌合させたとき、両係止用舌片部19が左右両側板部3a,3bとの前後方向境界線で上方に折曲するように弾性変形することになり、先の実施形態に示した係止用舌片部7と比較して弾性変形量を大きくすることができる。従って、1つの取付金具1で対応できる補強用帯状鉄板Pの板厚のばらつきが大きくなり、補強用帯状鉄板Pの板厚ごとに準備しなければならない取付金具1のサイズ種類を少なくできる。
又、図6〜図8に示す取付金具1のように、貫通ネジ孔8を構成するバーリング孔は、その立ち上がり筒状部8aが天板部2から左右両側板部3a,3b間に向かって下向きに形成しても良い。
1 セパレーター取付金具
2 天板部
3a,3b 左右両側板部
4a 左右両側板部の前側辺
4b 左右両側板部の後側辺
5 凹入部
6 受け部
7,19 係止用舌片部
8 貫通ネジ孔
9a,9b 縦長の突出部
10 既設構造物
11 アンカー
N1,N2 長ナット
P 補強用帯状鉄板
Pa 補強用帯状鉄板の内側面
Pb 補強用帯状鉄板の外側面
S1 第一セパレーター
S2,S3 第二セパレーター
S4,S5 延長セパレーター
12 型枠板受け座金
13 型枠締結金具
14〜16 型枠板
17 コンクリート打設空間
18 補強用型枠
2 天板部
3a,3b 左右両側板部
4a 左右両側板部の前側辺
4b 左右両側板部の後側辺
5 凹入部
6 受け部
7,19 係止用舌片部
8 貫通ネジ孔
9a,9b 縦長の突出部
10 既設構造物
11 アンカー
N1,N2 長ナット
P 補強用帯状鉄板
Pa 補強用帯状鉄板の内側面
Pb 補強用帯状鉄板の外側面
S1 第一セパレーター
S2,S3 第二セパレーター
S4,S5 延長セパレーター
12 型枠板受け座金
13 型枠締結金具
14〜16 型枠板
17 コンクリート打設空間
18 補強用型枠
Claims (5)
- 天板部と左右両側板部とから成る門形のセパレーター取付金具であって、左右両側板部には、その前側辺から切り込み形成された凹入部が設けられ、この各凹入部の天板部から遠い側の下辺に、当該凹入部に嵌合する被係止板部の一側面を前記天板部と平行な姿勢で支持する受け部が設けられると共に、当該各凹入部の天板部に近い側の上辺には、当該凹入部に嵌合する被係止板部の他側面に弾性変形を伴って圧接する係止用舌片部が一体形成され、前記天板部には、前記凹入部に嵌合する被係止板部の他側面に対向する位置で貫通ネジ孔が設けられ、前記凹入部に嵌合する被係止板部の他側面と左右両側板部及び天板部で囲まれた空間内に挿通された第一セパレーターを、前記貫通ネジ孔に螺合貫通し且つ前記第一セパレーターに対し直交する第二セパレーターの先端で前記凹入部に嵌合する被係止板部の他側面に押圧固定できるようにした、セパレーター取付金具。
- 前記各係止用舌片部は、前記凹入部の上辺から下辺側に向かって斜め後方に延出するもので、その下側辺は側面視において斜め下向きに傾斜する、請求項1に記載のセパレーター取付金具。
- 前記各係止用舌片部は、前記凹入部の上辺から下辺側に向かって斜め外側へ延出するもので、その前側辺は平面視において斜め後方に傾斜する、請求項1に記載のセパレーター取付金具。
- 前記貫通ネジ孔は、前記天板部に上向き又は下向きに形成したバーリング孔に対するネジ溝加工で構成され、前記左右両側板部には、前記第一セパレーターを左右両側板部間の中心位置に位置決めする内側への突出部が設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載のセパレーター取付金具。
- 柱や梁などの既設構造物の側面に対し適当間隔を隔てて配置された補強用帯状鉄板の左右両側辺に、請求項1〜4の何れか1項に記載のセパレーター取付金具が、前記貫通ネジ孔が補強用帯状鉄板の外側に位置するように前記凹入部及び係止用舌片部を介して嵌合固定され、補強用帯状鉄板の外側面に沿って各セパレーター取付金具内に挿通された第一セパレーターには、その両端螺軸部に長ナットを介して延長セパレーターが接続されると共にこの長ナットで補強用帯状鉄板の左右両側端面を挟持させて当該第一セパレーターが長さ方向に関して位置決めされ、各延長セパレーターの外端部と、各セパレーター取付金具の貫通ネジ孔に螺合貫通する左右一対の前記第二セパレーターの外端部とで支持させた型枠板により、前記補強用帯状鉄板を内包するコンクリート打設空間を前記既設構造物の側面に隣接して形成して成る、補強用型枠構造。
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JP2006160712A JP2007327289A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | セパレーター取付金具及び補強用型枠構造 |
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JP2006160712A JP2007327289A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | セパレーター取付金具及び補強用型枠構造 |
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---|---|
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JP (1) | JP2007327289A (ja) |
Cited By (1)
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CN113006514A (zh) * | 2021-02-24 | 2021-06-22 | 上海建为历保科技股份有限公司 | 一种古建筑青砖墙保护用纠偏修缮装置 |
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2006
- 2006-06-09 JP JP2006160712A patent/JP2007327289A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113006514A (zh) * | 2021-02-24 | 2021-06-22 | 上海建为历保科技股份有限公司 | 一种古建筑青砖墙保护用纠偏修缮装置 |
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