JP2007326740A - 肥料の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】醸造過程で発生する余剰酵母を有効利用するとともに、排水処理装置の排水負荷、排水処理コストを低減する。
【解決手段】ビールや発泡酒等のアルコール飲料の醸造過程1の発酵タンク11、貯酒タンク12及びろ過機13で発生するスラリー状の余剰酵母3と排水処理過程2の生物処理水槽21で発生するスラリー状の余剰活性汚泥4とを混合工程5で混合し、プレス・脱水工程6で混合物をプレスによって脱水し、乾燥工程7で乾燥して栄養価値の高い肥料8を製造する。
【選択図】図1
【解決手段】ビールや発泡酒等のアルコール飲料の醸造過程1の発酵タンク11、貯酒タンク12及びろ過機13で発生するスラリー状の余剰酵母3と排水処理過程2の生物処理水槽21で発生するスラリー状の余剰活性汚泥4とを混合工程5で混合し、プレス・脱水工程6で混合物をプレスによって脱水し、乾燥工程7で乾燥して栄養価値の高い肥料8を製造する。
【選択図】図1
Description
本発明は、肥料の製造方法に関する。
ビールや発泡酒等のアルコール飲料の製造において酵母が使用される。ビールを例にあげると、ビールは、製麦、仕込み、発酵、熟成、ろ過の工程を経て製造される。発酵工程では、麦汁にビール酵母が加えられ、発酵タンク中で発酵によって麦汁中の糖分がアルコールと炭酸ガスに分解され若ビールが生成される。熟成工程では、若ビールが低温で貯酒タンクに貯蔵され、この間に若ビールに炭酸ガスが溶け込み、調和のとれたビールの味と香りが生まれる。ろ過工程では、熟成したビールがろ過され、酵母や凝固物が取り除かれる。若ビールを発酵タンクから貯酒タンクに移し変える際に、発酵タンクから麦汁の発酵に用いた酵母が引き抜かれる。熟成工程ではその途中で、後発酵に使用された酵母が貯酒タンクから引き抜かれる。また、ろ過工程では酵母が発生する。これら各工程で発生する酵母を総称して「余剰酵母」という。
ビールの製造に限定しても、余剰酵母の発生量は年間では相当な量にのぼるが、これまでは有効利用されることなく、醸造排水の一種として回収され排水処理が施される状況であった。余剰酵母を醸造排水として処理する場合、排水負荷が上がって排水処理に使用する嫌気処理メタン菌の活性が低下し、また、排水処理コストが増加するとの課題が存在していた。
発酵において生成する副生物、例えば発酵工程後に得られる発酵液より目的とする物質を分離、回収した残余の発酵母液を原料として肥料を製造することはすでに知られている。例えば、特許文献1には、発酵母液にカルシウム又はマグネシウムの水酸化物、酸化物、炭酸塩を混合した固化物を乾燥、造粒して肥料を製造することが記載され、また、特許文献2には、発酵母液等の発酵工業において生成する副生物と甘藷搾汁液とを混合して肥料を製造することが記載されている。しかしながら、前記先行技術文献は、余剰酵母について何ら開示するところはない。
特開昭52−65074号公報
特開平11−12072号公報
本発明は醸造過程で発生する余剰酵母を有効利用することを目的とする。或いは、本発明は排水処理装置の排水負荷、排水処理コストを低減することを目的とする。
本発明は、醸造過程で発生する余剰酵母と排水処理過程で発生する余剰活性汚泥とを混合して肥料を製造することを特徴とする。
本発明の好適な実施の形態では、前記余剰酵母と前記余剰活性汚泥との混合物をプレスによって脱水する工程及び前記混合物を乾燥する工程を更に含みうる。
本発明によれば、醸造過程で発生する余剰酵母を肥料の原料として有効利用することができる。また、本発明によれば、余剰酵母に余剰活性汚泥を混合するので栄養価値の高い肥料を製造することができる。さらに、本発明によれば、排水処理装置の排水負荷及び排水処理コストを低減することができる。
以下、ビール製造の際に発生する余剰酵母を利用する実施の形態によって本発明を説明する。
1はビールの醸造過程である。醸造過程1中の発酵工程が終了すると若ビールが発酵タンク11から貯酒タンク12に移し変えられるが、その移し変えに先立って、発酵タンク11の下層に沈殿するスラリー状の余剰酵母3が発酵タンク11より余剰酵母回収ライン14を通じて回収される。若ビールは熟成工程で貯酒タンク12中で例えば0℃前後の低温で20日〜30日間貯蔵されるが、若ビールを貯酒タンク12に移して例えば10日程度経過した時点で、熟成工程におけるスラリー状の余剰酵母3が貯酒タンク12より余剰酵母回収ライン14を通じて回収される。また、ろ過工程における余剰酵母3もろ過機13より余剰酵母回収ライン14を通じて回収される。
一方、排水処理過程2では、醸造設備等からの排水がブロワ22により空気を供給され適切な溶存酸素濃度とされた生物処理水槽21内で活性汚泥により処理されうる。生物処理水槽21から排水処理に使用された余剰活性汚泥4が回収される。
醸造過程1の発酵タンク11、貯酒タンク12、ろ過機13から回収される余剰酵母3と排水処理過程2の生物処理水槽21から回収される余剰活性汚泥4とは、混合工程5で混合される。この段階では、余剰酵母3及び余剰活性汚泥4はともにスラリー状で、水分等をかなり含んでいる。混合工程5で使用する混合機はスラリー状の余剰酵母3及び余剰活性汚泥4を均一に混合、撹拌できるものであれば種類を問わず使用しうる。余剰酵母と余剰活性汚泥との混合比に関して特に制約はない。しかし、余剰活性汚泥が最終製品としての肥料の栄養価を高めることを考慮すると、余剰酵母、余剰活性汚泥の一方が極端に多い混合比は避けることが望ましい。
余剰酵母3及び余剰活性汚泥4の混合物はプレス・脱水工程6に送られる。この工程6で混合物はプレスによって脱水され、混合物の含有水分率が大幅に低減される。混合物はさらに乾燥工程7に付され、含有水分が実質上完全に除去される。乾燥工程7で使用する乾燥装置は、特に制約はないが、乾燥後の製品を顆粒状とする観点から例えば垂直円筒型熱気流乾燥装置、流動床乾燥装置等を使用することが好ましい。
前記実施の形態を、ビール製造の際に発生する余剰酵母を使用する場合で説明したが、日本酒、乳酸飲料等他の醸造過程で発生する余剰酵母を利用する場合も本発明の方法が適用しうることは言うまでもない。
1 貯酒タンク
2 排水処理装置
21 生物処理水槽
22 ブロワ
3 酵母スラリー
4 活性汚泥
5 混合工程
6 プレス・脱水工程
7 乾燥工程
8 肥料
2 排水処理装置
21 生物処理水槽
22 ブロワ
3 酵母スラリー
4 活性汚泥
5 混合工程
6 プレス・脱水工程
7 乾燥工程
8 肥料
Claims (2)
- 醸造過程で発生する余剰酵母と排水処理過程で発生する余剰活性汚泥とを混合する工程を含むことを特徴とする肥料の製造方法。
- 前記余剰酵母と前記余剰活性汚泥との混合物をプレスによって脱水する工程及び前記混合物を乾燥する工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の肥料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006159109A JP2007326740A (ja) | 2006-06-07 | 2006-06-07 | 肥料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006159109A JP2007326740A (ja) | 2006-06-07 | 2006-06-07 | 肥料の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007326740A true JP2007326740A (ja) | 2007-12-20 |
Family
ID=38927480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006159109A Withdrawn JP2007326740A (ja) | 2006-06-07 | 2006-06-07 | 肥料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007326740A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103739330A (zh) * | 2014-01-22 | 2014-04-23 | 无锡希洁环保技术有限公司 | 一种利用洗毛废水生产有机肥的方法 |
WO2017064337A1 (es) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | Adobs I Innovació Fitovegetal Hortus Natura S.L. | Obtención de fortificante mejorado de agua de levadura de cerveza |
US11420908B2 (en) | 2015-10-14 | 2022-08-23 | Adobs I Innovacio Fitovegetal Hortus Natura S.L. | Obtaining improved water fortifier from brewer's yeast water |
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2006
- 2006-06-07 JP JP2006159109A patent/JP2007326740A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
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WO2017064337A1 (es) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | Adobs I Innovació Fitovegetal Hortus Natura S.L. | Obtención de fortificante mejorado de agua de levadura de cerveza |
US10829421B2 (en) | 2015-10-14 | 2020-11-10 | Adobs I Innovacio Fitovegetal Hortus Natura S.L. | Production of improved fortifier from beer yeast water |
US11420908B2 (en) | 2015-10-14 | 2022-08-23 | Adobs I Innovacio Fitovegetal Hortus Natura S.L. | Obtaining improved water fortifier from brewer's yeast water |
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