JP2007325893A - 塞栓物捕捉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体管路の内壁が損傷することを防止することができる塞栓物捕捉装置を提供する。
【解決手段】 近位端部27と遠位端部4とを有する長尺形状であって、遠位端部4から生体管路に挿入される長尺体2と、前記長尺体2の遠位端部4に設けられ、長尺体2の近位端側5を向く面が凹面状に形成され、長尺体の近位端側5に向かって開口する開口部7を有し、生体管路内壁に開口部の外周面が当接することによって塞栓物を捕捉する捕捉空間を形成する捕捉体3とを備える塞栓物捕捉装置1の捕捉体3を、長尺体2に対して長尺体2の長手方向に変位可能に設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は生体管路の塞栓物を捕捉するために用いられる塞栓物捕捉装置に関する。
血管内のコレステロールなどの塞栓物の除去および胆管内の胆石除去などの生体管路の病変治療において、多くの場合、生体管路内壁の壁面から塞栓物を除去する。たとえば血管内の塞栓物を除去した場合には、除去された塞栓物は遊離して血流によって運ばれ、下流側(以下「末梢側という」場合がある)のより細い血管を閉塞するおそれがある。
近年、生体管路の病変治療に用いられる装置として、血管または胆嚢系の生体管路などに用いられ、血栓、血餅、胆石などの塞栓物を捕捉する塞栓物捕捉装置が提案されている。
従来の塞栓物捕捉装置として、長尺なワイヤと、ワイヤの遠位端部に設けられ、ワイヤの近位端に向かって開口する弾性変形可能なバスケットとを備える胆管用塞栓物捕捉装置がある。胆管用塞栓物捕捉装置は、バスケットが縮径した状態で、カテーテル内に挿入されて収められ、カテーテル内に収められた状態で胆管に挿入される。操作者がワイヤの近位端部を操作することによってバスケットを胆石近傍であって、胆管用塞栓物捕捉装置の挿入方向下流側まで誘導する。次いでバスケットをカテーテルの遠位端側開口より押出すことによって、バスケットを拡径させる。
拡径したバスケットは、胆管の内壁に当接し、胆石を捕捉する捕捉空間をバスケット内に形成する。バスケット内に胆石をすくい取り、胆管から胆管用塞栓物捕捉装置を抜去することによって、胆管から胆石を除去する。
また他の塞栓物捕捉装置として、特許文献1には、血栓を捕捉する血栓捕捉装置が記載されている。血栓捕捉装置は、近位端と遠位端とを有する柔軟なシャフトと、シャフトの遠位端部に設けられる血栓捕捉部材とを備える。血栓捕捉部材は、弾性を有する複数のワイヤから形成され、ワイヤが螺旋状に交叉され、シャフトの近位端側に設けられる一端部と遠位端側に設けられる他端部とが収束し中間部が膨らんだ略フットボール状に形成される。また血栓捕捉部材は、一端部が変位可能にシャフトに取付けられるとともに、他端部がシャフトに固定される。
血栓捕捉装置は、血管における狭窄部位の血管形成術を行うに際して、当該狭窄部位より末梢側に配置され、当該狭窄部位の内壁より剥離して遊離する塞栓物を捕捉するために用いられる。具体的には血栓捕捉部材が縮径した状態で血管内に挿入され、狭窄部位末梢側で、血栓捕捉部材が拡径され、血栓捕捉部材の中間部が弾発的に血管内壁に密着し、螺旋状に交叉される複数のワイヤによって囲まれる空間に血栓を捕捉する。
特開2004−97807号公報
胆管用塞栓物捕捉装置を用いて治療を行う際に、操作者が不用意にワイヤを操作した場合など、ワイヤが生体管路内壁に対して不所望に変位する場合がある。このとき胆管用塞栓物捕捉装置の構成では、バスケットがワイヤの変位に伴って生体管路内壁に対して変位する。バスケットの変位によって、バスケットと当接する生体管路内壁にバスケットが変位することによる外力が加わり、生体管路内壁が損傷するおそれがあるという問題がある。
血栓捕捉装置の構成では、操作者が不用意にシャフトを操作した場合または拍動などによって、シャフトが血管内壁に対して不所望に変位した場合、前述の胆管用塞栓物捕捉装置と同様に、血栓捕捉部材もシャフトの変位に伴って血管内壁に対して変位する。血栓捕捉部材の変位によって、血栓捕捉部材と当接する血管内壁に血栓捕捉部材が変位することによる外力が加わり、血管内壁が損傷するおそれがある。
また血栓捕捉装置の構成では、血栓捕捉部材が血管内壁に弾発的に当接するので、血管内壁に外力が与えられた状態となる。したがって血栓捕捉装置を動脈に用いた場合には、血栓捕捉部材が血管内壁に対して僅かに変位した場合であっても血管内壁に刺激を与え、この刺激によって動脈にスパスム(攣縮)が生じるおそれがあるという問題がある。
本発明の目的は、生体管路内壁が損傷することを防止することができる塞栓物捕捉装置を提供することである。
また本発明の他の目的は、スパスムを生じることを防止することができる動脈内の塞栓物を捕捉するために用いられる塞栓物捕捉装置を提供することである。
本発明は、近位端部と遠位端部とを有する長尺形状であって、遠位端部から生体管路に挿入される長尺体と、前記長尺体の遠位端部に設けられ、長尺体の近位端側を向く面が凹面状に形成され、長尺体の近位端側に向かって開口する開口部を有し、生体管路内壁に開口部の外周面が当接することによって塞栓物を捕捉する捕捉空間を形成する捕捉体とを備える塞栓物捕捉装置であって、前記捕捉体は、長尺体に対して長尺体の長手方向に変位可能に設けられることを特徴とする塞栓物捕捉装置である。
本発明に従えば、長尺体が生体管路内壁に対して不所望に変位した場合であっても、捕捉体が長尺体に対して長尺体の長手方向に変位可能に設けられているので、生体管路内壁に当接する捕捉体が生体管路内壁に対して変位することを防止することができる。
また本発明は、前記長尺体は、可塑性を有する線状部材であって、前記捕捉体は、前記長尺体の長手方向まわりに回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の塞栓物捕捉装置である。
本発明に従えば、長尺体は、可塑性を有する線状部材なので、操作者の任意の形状に変形することができる。また長尺体の近位端部を回転させた場合に、捕捉体にトルクが伝わることを防止することができ、長尺体の近位端部に加えられたトルクを長尺体の遠位端に確実に伝えることができる。このように、長尺体を任意の形状に変形することができ、長尺体の近位端部に加えられたトルクを長尺体の遠位端に確実に伝えることができるので、長尺体の遠位端を操作者の所望する方向に容易に向けることができる。
また本発明は、前記捕捉体は、透孔が形成されるフィルタ状部材を用いて形成され、血管内の塞栓物を捕捉するために用いられることを特徴とする請求項1または2に記載の塞栓物捕捉装置である。
本発明に従えば、捕捉体が透孔が形成されるフィルタ状部材を用いて形成されるので、血流が遮断されることを防ぐことができる。
また本発明は、動脈に用いられることを特徴とする請求項3に記載の塞栓物捕捉装置である。
本発明に従えば、動脈の血管壁に刺激が与えられることを防ぐことができる。
本発明によれば、長尺体が生体管路内壁に対して不所望に変位した場合であっても、捕捉体が長尺体に対して長尺体の長手方向に変位可能に設けられているので、捕捉体が生体管路内壁に対して変位することを防止することができる。これによって不所望に長尺体が変位した場合であっても、捕捉体に当接する生体管路の内壁に捕捉体が変位することによる外力が加わることを防ぎ、生体管路内壁の損傷を防ぐことができる。
また本発明によれば、長尺体の遠位端を操作者の所望する方向に容易に向けることができるので、捕捉体を容易に所望の位置に導くことができる。
また本発明によれば、血流が遮断されることを防ぐことができるので、虚血状態となることを防ぐことができる。
また本発明によれば、動脈の血管壁に刺激が与えられることを防ぐことができる。これによってスパスムが生じることを防ぐことができる。
本発明において、生体管路とは、生体に形成される管路であって、たとえば血管、胆管、尿管、尿道、食道、消化管路などを含み、また外科的人工管路を含む。
また本発明において、塞栓物とは、たとえば生体管路の塞栓の原因となる、血餅、血栓、胆石などを含み、ゲル状異物および固形異物を含む。
また本発明において、フィルタ状部材とは、透孔が形成された部材であって、たとえばメッシュ状部材などを含む。
図1は、本発明の実施の一形態である塞栓物捕捉装置1を示す正面図である。図2は、塞栓物捕捉装置1の捕捉体3を拡大して示す断面図である。図3は、第1スライド部材10、第2スライド部材11およびストッパー部材23が設けられた長尺体2の断面図であり、図3(a)は、図1の切断面線A−Aから見た断面図であり、図3(b)は、図1の切断面線B−Bから見た断面図であり、図3(c)は、図1の切断面線C−Cから見た断面図である。
本実施形態の塞栓物捕捉装置1は、たとえば動脈の狭窄部位の血管形成術を行うときに、狭窄部位から遊離した血栓、プラークなどの塞栓物が狭窄部位よりも末梢側である動脈末梢に流されることを防止するためのプロテクトデバイスとして用いられる。本実施形態の塞栓物捕捉装置1は、長尺形状の長尺体2と、長尺体2の遠位端部4に設けられる捕捉体3とを備える。
長尺体2は、近位端部27と遠位端部4とを有し、生体管路に挿入可能であればよく、たとえば近位端部27と遠位端部4とを有する長尺な線状部材でなどを用いることができ、タングステン合金、コバルトクロム合金などによって形成される可塑性を有するワイヤを用いることができる。本実施形態では、長尺体2として、可塑性および可撓性を有するステンレス鋼からなるワイヤを用いる。
捕捉体3は、長尺体2の近位端5側を向く面が凹面状に形成され、長尺体2の近位端5側に向かって開口する開口部7を有し、生体管路内壁に開口部7の外周面が当接することによって塞栓物を捕捉する捕捉空間8を形成する。捕捉体3の形状は、長尺体2の近位端5側を向く面が凹面状に形成されればよく、目的に応じて種々の形状とすることができ、たとえば長尺体2の近位端5にむかって開口する傘形状に形成されてもよい。本実施形態の捕捉体3は、長尺体2の近位端5にむかって開口する袋形状に形成される。
捕捉体3は、長尺体2に対して長尺体2の長手方向Aに変位可能に、長尺体2に設けられる。本実施形態では捕捉体3は、捕捉体3の開口部7に接続される支柱線9と、長尺体2の長手方向Aに変位可能に取付けられる第1スライド部材10と、第2スライド部材11とを介して長尺体2に設けられる。
第1スライド部材10および第2スライド部材11は、長尺体2の遠位端部4に長手方向Aに変位可能に取付られ、第2スライド部材11は、第1スライド部材10よりも長尺体2の遠位端6側に配置され長尺体2に取付けられる。支柱線9は、長尺体2の近位端5側の一端部(以下「支柱線一端部」という場合がある)12が第1スライド部材10に接続され、長尺体2の遠位端6側に向かって延びて他端部(以下「支柱線他端部」という場合がある)13が捕捉体3の開口部7に接続される。
本実施形態の捕捉体3は、開口部7から長尺体2の遠位端6側に向かって延びる周壁部14を有する。周壁部14は、長尺体2の遠位端6側に延びるにつれて収束し、長尺体2の遠位端6側の端部(以下「周壁瑞部」という場合がある)15が閉じるように形成される。本実施形態では、捕捉体3の周壁部14に囲まれる空間に長尺体2が挿通され、周壁端部15が長尺体2によって貫通されるように、捕捉体3が長尺体2の遠位端部4に設けられる。具体的には、開口部7および周壁部14が長尺体2の長手方向まわりに長尺体2を囲むように捕捉体3が長尺体2に設けられる。本実施形態の捕捉体3は、弾性変形可能な袋形状に形成される。また本実施形態の捕捉体3は、複数の透孔を有するフィルタ状部材を用いて形成される。
第1スライド部材10および第2スライド部材11は、長尺体2に対して、長尺体2の長手方向Aに変位可能に長尺体2に設けられればよい。本実施形態では、第1スライド部材10として、一端部16から他端部17に貫通する貫通孔(以下「第1貫通孔」という場合がある)18が形成された二重筒状の筒体を用いる。また第2スライド部材11として、一端部19から他端部20に貫通する貫通孔(以下「第2貫通孔」という場合がある)21が形成された二重筒状の筒体を用いる。第1貫通孔18および第2貫通孔21には、長尺体2の遠位端部4が遊挿される。第1スライド部材10および第2スライド部材11は、長尺体2が第1貫通孔18および第2貫通孔21に遊挿されることによって、長尺体2の長手方向Aに変位可能に設けられる。また本実施形態では、長尺体2の遠位端部4は、第2スライド部材11の他端部20から突出する遠位末端部22を有する。
支柱線9は、たとえば弾性を有するステンレス鋼を用いて形成される線材などを用いることができ、またエックス線造影性を有するタングステン合金などを用いて形成される線材を用いることができる。本実施形態では、支柱線9は複数本のニッケルチタン合金を用いて形成される線材を撚り合して形成される。支柱線9は、1本または複数本用いることができ、本実施形態では、4本の支柱線9を用いる。4本の支柱線9の長尺体2の近位側の一端部12を第1貫通孔18の第1スライド部材10の他端部17側から挿入し、接着、溶接またはかしめることなどによって、第1スライド部材10に固定し、支柱線一端部12が第1スライド部材10に接続される。本実施形態では、支柱線9の一端部12を第1スライド部材10の内溝28に挿入し、第1スライド部材10をかしめることによって、支柱線9の一端部12を第1スライド部材10に固定する。
各支柱線9は、長尺体2の遠位端6側に向かって放物線状にそれぞれ延び、支柱線他端部13が捕捉体3の開口部7と連なるように接続される。本実施形態では支柱線9と、捕捉体3とが一体になるように支柱線9を捕捉体3に接続する。具体的には、支柱線9と、捕捉体3とで囲まれる空間が、長尺体2の長手方向Aに伸びる楕円球体状となるように、捕捉体3と支柱線9とが一体に形成され、捕捉体3の開口部7が、楕円球体の最大膨出部の近傍に位置するように形成される。捕捉体3の周壁端部15は、接着、溶接またはかしめることなどによって、第2スライド部材11に接続される。本実施形態では、周壁端部15を第2スライド部材11の一端部19に接続する。本実施形態では、周壁端部15を第2スライド部材11の内溝29に挿入し、第2スライド部材11をかしめることによって、周壁端部15を第2スライド部材11に固定する。
さらに本実施形態の塞栓物捕捉装置1は、捕捉体3の長尺体2に対する長尺体2の長手方向Aの変位量が予め定める変位量に至ったときに、捕捉体3の変位を阻止する変位阻止手段を備える。具体的には変位阻止手段として、ストッパー部材23を用いる。ストッパー部材23は、第1スライド部材10と第2スライド部材11との間に、第1スライド部材10または第2スライド部材11のうち少なくともいずれか一方のスライド部材から間隔をあけて長尺体2に設けられる。
ストッパー部材23として具体的には、一端部24から他端部25に貫通する貫通孔(以下「ストッパー貫通孔」という)26が形成された筒体を用いる。ストッパー貫通孔26に長尺体2の遠位端部4を挿入し、ストッパー部材26を長尺体2に固定する。ストッパー部材23は、たとえば長尺体2がストッパー貫通孔26に挿入された状態で、かしめることによって、長尺体2の遠位端部4に固定される。
本実施形態では、第1スライド部材10の長尺体2の遠位端6側に配置される他端部17から第2スライド部材11の長尺体2の近位端5側に配置される一端部19までの長さL1を20mmとし、ストッパー部材23の長手方向の長さL2を5mmとすることによって、捕捉体3を長尺体2の長手方向Aに15mm変位可能に設けることができる。
図3に示すように、第1スライド部材10の第1貫通孔18の内径D1および第2スライド部材11の第2貫通孔21の内径D2は、長尺体2の径D3よりも大きく形成される。これによって、長尺体2を第1貫通孔18および第2貫通孔21に遊挿することができるので、捕捉体3を長尺体2の長手方向Aに変位可能に設けることができるとともに、捕捉体3を長尺体2の長手方向A、具体的には長尺体2の軸線まわりに回転可能に設けることができる。またストッパー部材23の外径D4は、第1スライド部材10の内径D1および第2スライド部材11の内径D2よりも大きく形成される。
変位阻止手段は、上述のストッパー部材23の構成に限定されるものではなく、たとえば長尺体2にスライド部材の内径D1,D2よりも大きな径を有する拡径部を形成することによって実現してもよい。また2個のストッパー部材23を長尺体2に設けて、各々のストッパー部材23を第1スライド部材10よりも長尺体の近位端5側、第2スライド部材11よりも長尺体2の遠位端6側に設ける構成としてもよい。さらに長尺体2に溝を形成し、スライド部材を溝に沿わせるように設け、変位阻止手段として長尺体2に溝が形成されない部分を形成してもよい。
図4は、捕捉体3の展開図である。本実施形態の捕捉体3は、弾性変形可能であって、開口部7を有する袋形状に形成される。また本実施形態の支柱線9と、捕捉体3とは一体となるように形成される。具体的にはメッシュ状に編まれる複数の線材31の端部32を複数の組に分け、その組毎にその組を構成する線材31の端部32を撚り合せて支柱線9を形成する。またメッシュ状に編まれ、フィルタ状に形成される中央部33を捕捉体3とする。
より具体的には複数本の縦に並べられた線材(以下「縦線材」という)31aに、その縦線材31aに略直行するように並べられた複数本の線材(以下「横線材」という)32bを配置し、縦線材31aと横線材32bとが重なり合う部分で、縦線材31aと、横線材32bとをメッシュ状に編んでフィルタ状部材となる中央部33を形成する。中央部33を縦線材31aおよび横線材31bの軸と略垂直な方向に引張ることによって、凹面を形成して捕捉体3を形成するとともに、縦線材31aおよび横線材31bの各端部32をそれぞれ撚り合せて支柱線9を形成する。
捕捉体3および支柱線9を構成する線材31は、たとえば形状記憶合金の一種である超弾性合金を用いて形成され、中央部33が袋形状になるように拘束し、たとえば60℃以上、1100℃以下で熱処理を施すことによって、上記形状を記憶させる。
具体的には超弾性合金として、ニッケルチタン合金を120℃以上、700℃以下で熱処理を施すことによって中央部33を袋形状に形成する。
捕捉体3の透孔の開口径(メッシュ径)は、基本的に、血流を阻害することなく、塞栓物を確実に捕捉することができるものとされ、たとえば50〜200μmであることが好ましく、より好ましくは50〜150μmである。開口径とは、フィルターを構成する線材間に形成される開口に内包される円の最大径に相当する値をいう。また捕捉体3の開口率は、特に限定されるものではないが、例えば65〜99%であることが好ましく、より好ましくは80〜95%である。
支柱線9と捕捉体3とを一体に形成する方法は、特に限定されるものではない。たとえば筒状に線材31を編み、一方を開口させて捕捉体3の開口部7を形成し、他方の口を閉じて捕捉体3の凹面を形成する。開口部7に位置する線材31を2本以上の組にわけて、それぞれを撚り合せて支柱線9を形成してもよい。なお支柱線9は、1本であってもよいし、たとえば2本以上の複数本であってもよい。
このように支柱線9と、捕捉体3とを一体として形成することによって、支柱線9と捕捉体3とが連なる部分に継目が形成されないので、支柱線9と捕捉体3との接続部分を平滑に形成することができる。また捕捉体3を弾性変形可能であって、開口部7を有する袋形状に形成することができる。
図5は、捕捉体3の長尺体2の長手方向Aへの変位を説明するための塞栓物捕捉装置1の正面図である。図5(a)は基準位置41に配置される塞栓物捕捉装置1の正面図であり、図5(b)は、捕捉体3が基準位置41から長尺体2の近位端5側にむかって長尺体2の長手方向Aに変位した状態を示す塞栓物捕捉装置1の正面図であり、図5(c)は、基準位置41から長尺体2の遠位端6側にむかって長尺体2の長手方向Aに変位した状態を示す塞栓物捕捉装置1の正面図である。
図5(a)に示すように、捕捉体3は、長尺体2の長手方向Aに垂直な断面において、捕捉体3の開口部7がストッパー部材23と略同一の位置に配置される位置を基準位置41とした場合に、捕捉体3は基準位置41から予め定める変位量に至るまで、長尺体2の長手方向Aに変位可能に長尺体2に設けられる。具体的には捕捉体3は、基準位置41から図5(b)に示すように、長尺体2の近位端5に向かって長尺体2に対して変位することができる。また捕捉体3は、基準位置41から図5(c)に示すように、長尺体2の遠位端6に向かって長尺体2に対して変位することができる。
また本実施形態では、捕捉体3が長尺体2の遠位端6に向かって変位し、ストッパー部材23の長尺体2の近位端5側に配置される一端部24と、第1スライド部材10の他端部17とが当接した状態で、第2スライド部材11の他端部20から長尺体2の遠位末端部22が突出するように、第1スライド部材10、第2スライド部材11およびストッパー部材23を長尺体2に設ける。
予め定める変位量とは、具体的には基準位置41から長手方向A両方向に変位することができる変位量をいい、予め定める変位量は、たとえば好ましくは5mm以上40mm以下、より好ましくは、10mm以上30mm以下、さらに好ましくは15mm以上20mm以下である。
図6は、塞栓物捕捉装置1を冠動脈51に用いた場合を示す断面図である。本実施形態の塞栓物捕捉装置1は、たとえば冠動脈51における狭窄部位52の血管形成術を行うに際して、狭窄部位52より末梢側の領域である末梢側領域53に捕捉体3が配置され、冠動脈51の内壁55より剥離した血栓、プラークなどの塞栓物54を捕捉するために用いられる。
本実施形態の塞栓物捕捉装置1は、捕捉体3の開口部7の外径よりも小さな径の管路を形成する管路形成体に収容される。管路形成体として冠動脈51の内径よりも小さな外径を有し、近位端から遠位端にわたって管路が形成されるシース56を用い、塞栓物捕捉装置1をシース56に挿入し、シース56の遠位端側の先端部62の開口57から長尺体2の遠位末端部22が突出するように、塞栓物捕捉装置1をシース56に収容する。
具体的には捕捉体3が弾性変形によって折りたたまれた状態で、冠動脈51に経皮的に挿入されて血管形成術が施されるべき狭窄部位52の末梢側領域53に配置されて使用される。より具体的には、目的部位である末梢側領域53に達するまで、捕捉体3が縮径するように折りたたまれた状態とされ、目的部位に達した後、捕捉体3が弾性変形によって拡径するように展開する。
操作者は、塞栓物捕捉装置1を経皮的に脈管内に挿入する際に、脈管の屈曲および分岐などに対応するために、具体的には冠動脈51の分岐部58で、捕捉体3を目的部位に誘導するために、遠位末端部22を所望の形状に曲げ、塞栓物捕捉装置1を経皮的に冠動脈51に挿入する前のプレシェーピングを行う。また冠動脈51に塞栓物捕捉装置1を挿入後、長尺体2の近位端部27に回転を加え、遠位端6を目的の脈管入口59に向ける。より具体的には、図6に示すように、プレシェーピングによって曲げられた遠位末端部22を回転させることによって、長尺体2の遠位端6を目的部位の脈管入口59側に向けた挿入位置61に変位させる。
本実施形態の塞栓物捕捉装置1は、捕捉体3がシース56内に縮径状態で収められ、捕捉体3がシース56の内壁63に当接している状態であっても、長尺体2の近位端部27に加えられたトルクが捕捉体3を介してシース56に伝わることを防ぐことができるので、長尺体2の遠位末端部22まで確実にトルクを伝えることができる。これによって長尺体2の遠位端6を操作者の所望する方向に容易に向けることができる。
図7は、塞栓物捕捉装置1が縮径した状態から拡径した状態に移行する様子を示す断面図である。図8は、塞栓物捕捉装置1が冠動脈51に配置された状態で血管形成術を行う様子を示す断面図である。図9は、塞栓物捕捉装置1を冠動脈51から抜去する様子を示す断面図である。
図7(a)に示すように、冠動脈51の狭窄部位52よりもシース56の挿入方向下流側である末梢側領域53に、シース56の先端部62を到達させ、その後、シース56のみを挿入方向下流側に引き戻すことによって、捕捉体3をシース56の先端部62の開口57から露出させる。
シース56内に塞栓物捕捉装置1が収容された状態では、捕捉体3は、シース56の内壁63によって拘束されて外力(以下「拘束力」という場合がある)を受けるので、縮径された状態とされ、目的部位においてシース56の先端部62の開口57より露出されることにより、図7(b)に示すように、シース56の内壁63による拘束力から解放されて、縮径前の形状に復元して拡張する。これにより、図7(c)に示すように捕捉体3の開口部7の外周面69が冠動脈51の内壁55に弾発的に当接し、捕捉体3によって囲まれる捕捉空間8を形成する。
捕捉体3が拡張して冠動脈51の内壁55に当接することによって、塞栓物54を捕捉する捕捉空間8が形成されると、ステント留置用カテーテル64が生体の血管内に経皮的に挿入される。本実施形態では、図8(a)に示すように、長尺体2をガイドワイヤとして利用することによって、ステント65を狭窄部位52に導く。ステント65は、本実施の形態では、バルーン拡張型ステントを用いる。
図8(b)に示すように、バルーン66を膨張させることによって、ステント65が拡径し、狭窄部位52に留置される。ステント65が留置される狭窄部位52の末梢側領域53では、図8(c)に示すように、捕捉体3の開口部7の外周面69が冠動脈51の内壁55に弾発的に当接しているので、ステント65の留置の際に生じる冠動脈51の内壁55から遊離した塞栓物54は、捕捉空間8に捕捉される。ステント65の拡径が完了すると、バルーン66を収縮させてステント留置用カテーテル64を抜去する。
ステント65が留置され、血管形成が完了すると、塞栓物捕捉装置1は、捕捉体3が縮径された状態で、回収カテーテル67内に引き戻されて回収される。具体的には、図9(a)に示すように、捕捉体3の長尺体2の近位端5側が回収カテーテル67の遠位端68に押し付けられて回収カテーテル67の内壁71によって拘束されることによって、捕捉体3が縮径される。これによって図9(b)に示すように、捕捉体3の捕捉空間8に塞栓物54を保持した状態で折り畳まれ、回収カテーテル67によって形成される管路に塞栓物捕装置1が収納され、図9(c)に示すように塞栓物体捕捉装置1を回収カテーテル67に収容した状態で、回収カテーテル67とともに、塞栓物捕捉装置1を冠動脈51から抜去する。
このように血管形成術が行われるときに、塞栓物捕捉装置1を用い、捕捉体3を狭窄部位52の末梢側領域53に配置することにより、ステント65を狭窄部位52に留置させる際に、狭窄部位52の塞栓物54が冠動脈51の内壁55から剥離し、血流によって末梢領域53に流された場合であっても、捕捉体3が冠動脈51の内壁55に当接することによって形成される捕捉空間8に塞栓物54を捕捉することができる。
また捕捉体3は、捕捉体3の開口部7の外周面69が冠動脈内壁55に弾発的に当接する。このとき心臓の拍動、操作者の不用意な操作などによって、長尺体2が冠動脈51の内壁55に対して変位する場合がある。たとえば長尺体2が、冠動脈内壁55に対して、長尺体2の挿入方向下流側に変位した場合であっても、塞栓物捕捉装置1は、捕捉体3が長尺体2に長手方向Aに変位可能に設けられているので、長尺体2の変位に伴って、捕捉体3が変位することを防ぐことができる。
本実施形態では、塞栓物捕捉装置1を冠動脈51に使用したけれども、他の脈管、たとえば頚動脈、大腿動脈などの動脈、または静脈にも使用することができ、またステントを留置する血管形成術以外の血管形成術にも用いることができる。
本実施形態の塞栓物捕捉装置1によれば、長尺体2が冠動脈51の内壁55に対して不所望に変位した場合であっても、捕捉体3が長尺体2の長手方向Aに変位可能に設けられているので、冠動脈51の内壁55に当接する捕捉体3が冠動脈51の内壁55に対して変位することを防止することができる。これによって、拍動または操作者の不用意な操作などによって、不所望に長尺体2が冠動脈51の内壁55に対して変位した場合であっても、冠動脈51の内壁55に捕捉体3が変位することによる外力が加わることを防ぎ、冠動脈51の内壁55の損傷を防ぐことができる。
また本実施形態の塞栓物捕捉装置1によれば、変位阻止手段によって、長尺体2の長手方向Aに遊びを有するように捕捉体3を長尺体2に設けることができる。これによって長尺体2が冠動脈51の内壁55に対して不所望に変位した場合であっても、冠動脈51の内壁55に当接する捕捉体3が冠動脈51の内壁55に対して変位することを防止することができる。これによって不所望に長尺体2が変位した場合であっても、冠動脈51の内壁55に捕捉体3が変位することによる外力が加わることを防ぎ、冠動脈51の内壁55の損傷を防ぐことができる。
また本実施形態の塞栓物捕捉装置1によれば、長尺体2は、可塑性を有する線状部材なので、長尺体2の遠位末端部22を操作者の任意の形状に変形することができる。また捕捉体3が長尺体2に回転可能に設けられているので、操作者が長尺体2の近位端部27を回転させたときに、捕捉体3にトルクが伝わることを防止することができ、トルクを長尺体2の遠位末端部22に確実に伝えることができる。このように長尺体2の遠位末端部22を操作者の任意の形状に変形することができ、長尺体2の近位端部27に加えられたトルクが遠位末端部22に確実に伝わるので、長尺体2の遠位端6を操作者の所望する方向に容易に向けることができる。したがって捕捉体3を生体管路内で容易に操作者が所望する位置に導くことができる。
また本実施形態の塞栓物捕捉装置1によれば、捕捉体3は、長尺体2の近位端5側に向かって開口する開口部7を有し、開口部7の外周面69が生体管路内壁に当接するので、遊離した塞栓物54が末梢に移動することを防ぐことができる。また本実施形態の塞栓物捕捉装置1によれば、塞栓物が長尺体の挿入方向下流側に移動することを防ぐことができる。
また本実施形態の塞栓物捕捉装置1によれば、捕捉体3がフィルタ状部材を用いて形成されるので、血流が遮断されることを防ぐことができる。
また本実施形態の塞栓物捕捉装置1によれば、長尺体2が冠動脈51の内壁55に対して不所望に変位した場合であっても、捕捉体3が長尺体2の長手方向Aに変位可能に設けられているので、冠動脈51の内壁55に当接する捕捉体3が冠動脈51の内壁55に対して変位することを防止することができる。これによって、拍動または操作者の不用意な操作などによって、不所望に長尺体2が冠動脈51の内壁55に対して変位した場合であっても、冠動脈51の内壁55に捕捉体3が変位することによって外力が加わることを防ぎ、血管壁に刺激が与えられることを防ぐことができる。これによって手技中にスパスムが生じることを防ぐことができる。
また本実施形態の塞栓物捕捉装置1は、近位端5と、遠位端6とを有する線状部材の長尺体2と、長尺体2の遠位端部4に設けられ、外力が作用された状態において縮径状態とされ、当該外力から解放されることにより拡張状態とされ、拡張状態で動脈における狭窄部位の血管形成術を行うに際して、当該狭窄部位より末梢側に配置され、当該狭窄部位の内壁より剥離する塞栓物を捕捉するための捕捉空間8を形成する捕捉体3とを備え、捕捉体3は、長尺体2の長手方向Aに変位可能に設けられることを特徴とする塞栓物捕捉装置1である。
また本実施形態の塞栓物捕捉装置1は、長尺体2の長手方向Aに変位可能に取付られる第1スライド部材10と、第1スライド部材10よりも長尺体2の遠位端6側に配置され、長尺体2の長手方向Aに変位可能に取付けられる第2スライド部材11と、第1スライド部材10に支柱線一端部12が接合され、長尺体2の遠位端6側に向かって延びる弾性を有する線材からなる支柱線9と、長尺体2の遠位端6側に向かって開口する開口部7を有し、他端部が閉じて塞栓物を捕捉する捕捉空間を形成し、開口部7が支柱線他端部13と接続され、開口部7よりも遠位端6側に配置される周壁部10が第2スライド部材11に接合される弾性変形可能な捕捉体3と、第1スライド部材10と第2スライド部材11との間に、第1スライド部材10または第2スライド部材11のうち少なくともいずれか一方のスライド部材12から間隔をあけて長尺体2に設けられ、第1スライド部材10または第2スライド部材11の長尺体2の長手方向Aへの変位を阻止するストッパー部材23とを備える。
塞栓物捕捉装置1は、血管のみではなく、生体管路すべてに用いても良い。また塞栓物捕捉装置1の捕捉体3によって生体管路の内壁から塞栓物を掻きとり、塞栓物を塞栓物捕捉空間8に捕捉させるように使用してもよい。
図1は、本発明の実施の一形態である塞栓物捕捉装置1を示す正面図である。 図2は、塞栓物捕捉装置1の捕捉体3を拡大して示す断面図である。 図3は、第1スライド部材10、第2スライド部材11およびストッパー部材23が設けられた長尺体2の断面図である。 図4は、捕捉体3の展開図である。 図5は、捕捉体3の長尺体2の長手方向Aへの変位を説明するための塞栓物捕捉装置1の正面図である。 図6は、塞栓物捕捉装置1を冠動脈51に用いた場合の断面図である。 図7は、塞栓物捕捉装置1が縮径した状態から拡径した状態に移行する様子を示す断面図である。 図8は、塞栓物捕捉装置1が冠動脈51に配置された状態で血管形成術を行う様子を示す断面図である。 図9は、塞栓物捕捉装置1を冠動脈から抜去する様子を示す断面図である。
符号の説明
1 塞栓物捕捉装置
2 長尺体
3 捕捉体
7 開口部
8 捕捉空間

Claims (4)

  1. 近位端部と遠位端部とを有する長尺形状であって、遠位端部から生体管路に挿入される長尺体と、
    前記長尺体の遠位端部に設けられ、長尺体の近位端側を向く面が凹面状に形成され、長尺体の近位端側に向かって開口する開口部を有し、生体管路内壁に開口部の外周面が当接することによって塞栓物を捕捉する捕捉空間を形成する捕捉体とを備える塞栓物捕捉装置であって、
    前記捕捉体は、長尺体に対して長尺体の長手方向に変位可能に設けられることを特徴とする塞栓物捕捉装置。
  2. 前記長尺体は、可塑性を有する線状部材であって、
    前記捕捉体は、前記長尺体の長手方向まわりに回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の塞栓物捕捉装置。
  3. 前記捕捉体は、透孔が形成されるフィルタ状部材を用いて形成され、血管内の塞栓物を捕捉するために用いられることを特徴とする請求項1または2に記載の塞栓物捕捉装置。
  4. 動脈に用いられることを特徴とする請求項3に記載の塞栓物捕捉装置。
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