JP2007324774A - 文書データ処理装置、文書データ処理システム及び文書データ処理プログラム - Google Patents

文書データ処理装置、文書データ処理システム及び文書データ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】文書データの表示や印刷等に送信者の意図を反映させながら、受信側で受信者のニーズや状況に応じた表示や印刷を行うことができる文書データ処理装置等を提供する。
【解決手段】送信側の文書データ処理装置は、送信する文書データを取得する文書データ取得手段7と、前記取得した文書データに出力時の動作を推奨する複数の推奨情報を付与する推奨情報付与手段1と、複数の前記推奨情報が付与された文書データを送信先に送信する送信手段5を備えている。受信側の文書データ処理装置は、出力時の動作を推奨する複数の推奨情報が付与された文書データを受信する受信手段5と、受信者が、前記受信した文書データに付与された複数の推奨情報の中から所望の推奨情報を選択可能な選択手段4と、前記受信した文書データを出力する出力手段8と、前記選択された推奨情報に基づいて前記出力手段の出力動作を制御する出力制御手段1を備えている。
【選択図】 図13

Description

この発明は、文書データ送信機能あるいは文書データ受信機能を有する画像形成装置等に適用される文書データ処理装置、及び文書データ処理システム、並びに所定の文書データ処理をコンピュータに実行させるための文書データ処理プログラムに関する。
企業等においては、多数の文書データ等がユーザ間で日常的に配信されている。そして、送信される文書データの種類や内容等によっては、送信者は、意図する形態で受信者に表示や印刷を行ってほしい場合がある。例えば、文書データの中の特に重要ポイント部分(見てもらいたい部分)を重点的に印刷あるいは表示してほしい場合等がある。このため、送信される文書データの表示や印刷等に関して送信者の意図を受信者に効果的に伝えることができれば便利である。
特許文献1、特許文献2には、ユーザが関心概念を入力し、文書データを分析して該当する記述の位置を判別し、印刷に反映させる技術が提案されている。
また、特許文献3には、1つの文書に対して1つのデスプールテーブルによって印刷指示を行い、ページ毎にカラー・モノクロを切り替えて印字させる技術が開示されている。
特開2000−90118号公報 特開2000−90119号公報 特開2004−164106号公報
しかし、前記特許文献1や特許文献2に開示された技術では、関心概念を入力し、それが反映された印刷物を入手するのは、同一のユーザである。送信者が文書データを別の受信者宛に送信し、受信者がその文書を印刷や表示する場合には、複数の人物が関与することになり、送信者側と受信者側とでは、文書データをどのように印刷あるいは表示させたいかというニーズが異なっている場合があり、関心概念を入力した人物が印刷物を入手する技術では対応できないという問題があった。
例えばカラー印刷指示を送信者が設定したとしても、受信者側でカラープリンタを持たない場合など、送信者側で設定した印刷指示に、受信者側の事情により従うことができない場合も発生しうる。
別の例では、例えば送信者側で重要な章のみを抜き出して印刷するように設定したとしても、受信者側に時間的余裕がない等の理由により、全体の概要ページのみを印刷させたい場合など、送信者側で設定した印刷指示に、受信者側の事情により従いたくない場合も発生しうる。その場合は、受信者側で印刷指示を再度行って、印刷しなければならず、不便であった。
さらに前記特許文献3に開示された技術では、1つの文書に対して1つの印刷指示を行うことは可能だが、受信者のニーズに合わせて受信者側で選択できるように、送信者側で複数の印刷指示を設定することはできないという問題があった。
この発明の目的は、文書データの表示や印刷等に送信者の意図を反映させながら、受信側で受信者のニーズや状況に応じた表示や印刷を行うことができる文書データ処理装置及び文書データ処理システムを提供することにある。
この発明の他の目的は、前記文書データ処理装置における文書データ処理をコンピュータに実行させるための文書データ処理プログラムを提供することにある。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)送信する文書データを取得する文書データ取得手段と、前記取得した文書データに出力時の動作を推奨する複数の推奨情報を付与する推奨情報付与手段と、複数の前記推奨情報が付与された文書データを送信先に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする文書データ処理装置。
(2)出力時の動作を推奨する複数の推奨情報が付与された文書データを受信する受信手段と、受信者が、前記受信した文書データに付与された複数の推奨情報の中から所望の推奨情報を選択可能な選択手段と、前記受信した文書データを出力する出力手段と、前記選択された推奨情報に基づいて前記出力手段の出力動作を制御する出力制御手段と、を備えたことを特徴とする文書データ処理装置。
(3)送信する文書データを取得する文書データ取得手段と、前記取得した文書データに出力時の動作を推奨する複数の推奨情報を付与する推奨情報付与手段と、複数の前記推奨情報が付与された文書データを送信先に送信する送信手段と、を備えた送信側の文書データ処理装置と、前記送信側の文書データ処理装置から送信された文書データを受信する受信手段と、受信者が、前記受信した文書データに付与された複数の推奨情報の中から所望の推奨情報を選択可能な選択手段と、前記受信した文書データを出力する出力手段と、前記選択された推奨情報に基づいて前記出力手段の出力動作を制御する出力制御手段と、を備えた受信側の文書データ処理装置と、を備えたことを特徴とする文書データ処理システム。
(4)前記推奨情報は、優先的に出力する部分を示す情報もしくは出力条件指示のいずれか1つ以上を含んでいる前項1または2に記載の文書データ処理装置。
(5)前記推奨情報は、前記文書データとは分離した形態で文書データに添付される前項1または2に記載の文書データ処理装置。
(6)前記推奨情報は、前記文書データに埋め込まれた形態で付与される前項1または2に記載の文書データ処理装置。
(7)前記推奨情報は、前記文書データとは分離した形態で文書データに添付される前項3に記載の文書データ処理システム。
(8)前記推奨情報は、前記文書データに埋め込まれた形態で付与される前項3に記載の文書データ処理システム。
(9)文書データとは分離した状態で前記推奨情報を記憶する推奨情報記憶手段を備えている前項1に記載の文書データ処理装置。
(10)送信側の文書データ処理装置は、文書データとは分離した状態で前記推奨情報を記憶する推奨情報記憶手段を備えている前項3に記載の文書データ処理システム。
(11)前記推奨情報はその内容を表示する推奨モード名として設定され、受信者は推奨モード名を選択することにより所望の推奨情報を選択する前項2に記載の文書データ処理装置。
(12)前記推奨情報はその内容を表示する推奨モード名として設定され、受信側の文書データ処理装置において、受信者は推奨モード名を選択することにより所望の推奨情報を選択する前項3に記載の文書データ処理システム。
(13)前記推奨情報には、前記推奨モード名の内容を示すコメント情報が含まれている前項11に記載の文書データ処理装置。
(14)前記推奨情報には、前記推奨モード名の内容を示すコメント情報が含まれている前項12に記載の文書データ処理システム。
(15)前記推奨情報による文書データの出力について制限を設定する制限設定手段を備えている前項1に記載の文書データ処理装置。
(16)送信側の文書データ処理装置は、前記推奨情報による文書データの出力について制限を設定する制限設定手段を備えている前項3に記載の文書データ処理システム。
(17)推奨情報による文書データの出力について制限が設定されている場合には、前記出力制御手段は設定されている制限に基づいて、前記出力手段の出力動作を制御する前項2に記載の文書データ処理装置。
(18)推奨情報による文書データの出力について制限が設定されている場合には、受信側の文書データ処理装置の前記出力制御手段は、設定されている制限に基づいて、前記出力手段の出力動作を制御する前項3に記載の文書データ処理システム。
(19)送信する文書データを取得するステップと、前記取得した文書データに出力時の動作を推奨する複数の推奨情報を付与するステップと、複数の前記推奨情報が付与された文書データを送信先に送信するステップと、をコンピュータに実行させるための文書データ処理プログラム。
(20)出力時の動作を推奨する複数の推奨情報が付与された文書データを受信するステップと、受信者が、前記受信した文書データに付与された複数の推奨情報の中から選択した所望の推奨情報に基づいて前記出力手段の出力動作を制御するステップと、前記制御された出力動作で、出力手段に前記文書データを出力させるステップと、をコンピュータに実行させるための文書データ処理プログラム。
前項(1)に係る発明によれば、出力時の動作を推奨する複数の推奨情報が付与された状態で文書データが送信先に送信される。このため、送信者は文書データの表示や印刷等の出力時の動作として意図するものを、推奨情報として文書データに付与すれば良く、受信側での文書データの表示や印刷等に送信者の意図を反映させることができる。一方、受信者のそれぞれの状況やニーズを想定して、複数の推奨情報を送付することができるため、たとえば複数人の受信者に同報送信する際に、個別の推奨情報を作成する必要がなく、便利である。
前項(2)に係る発明によれば、送信者は文書データの表示や印刷等の出力時の動作として意図するものを、推奨情報として複数付与できるため、受信者はそれらの中からおのおのの状況やニーズにあった推奨情報を選択すれば良く、各受信者の状況やニーズに応じた態様で文書データの印刷や表示等を行うことができる。
前項(3)に係る発明によれば、受信側での文書データの表示や印刷等に送信者の意図を反映させることができるとともに、受信者の状況やニーズに応じた態様で文書データの印刷や表示等を行うことができるシステムとなしうる。
前項(4)に係る発明によれば、受信者は、優先的に出力する部分を示す情報及び/または出力条件指示に基づいて、文書データを印刷または表示等できる。
前項(5)に係る発明によれば、推奨情報を文書データとは分離した形態で文書データに添付できる。
前項(6)に係る発明によれば、推奨情報を文書データに埋め込まれた形態で付与できる。
前項(7)に係る発明によれば、推奨情報を文書データとは分離した形態で文書データに添付できる。
前項(8)に係る発明によれば、推奨情報を文書データに埋め込まれた形態で付与できる。
前項(9)に係る発明によれば、推奨情報記憶手段に記憶された推奨情報の中から、所望の推奨情報を選択して文書データに付与することができる。
前項(10)に係る発明によれば、推奨情報記憶手段に記憶された推奨情報の中から、所望の推奨情報を選択して文書データに付与することができる。
前項(11)に係る発明によれば、推奨情報はその内容を表示する推奨モード名として設定され、受信者は推奨モード名を選択することにより所望の推奨情報を選択するから、受信者は所望の推奨情報を的確にかつ簡単に選択することができる。
前項(12)に係る発明によれば、推奨情報はその内容を表示する推奨モード名として設定され、受信者は推奨モード名を選択することにより所望の推奨情報を選択するから、受信者は所望の推奨情報を的確にかつ簡単に選択することができる。
前項(13)に係る発明によれば、推奨モード名の内容を示すコメント情報が含まれているから、受信者はより的確に推奨モード名を選択することができる。
前項(14)に係る発明によれば、推奨モード名の内容を示すコメント情報が含まれているから、受信者はより的確に推奨モード名を選択することができる。
前項(15)に係る発明によれば、送信者は推奨情報による文書データの出力について制限を設定することができるから、送信者は受信側での文書データの出力に関して自己の意図をさらに反映させることができる。
前項(16)に係る発明によれば、送信者は受信側での文書データの出力に関して自己の意図をさらに反映させることができる。
前項(17)に係る発明によれば、推奨情報による文書データの出力について制限が設定されている場合には、前記制限に基づいて、出力手段の出力動作を制御することができる。
前項(18)に係る発明によれば、推奨情報による文書データの出力について制限が設定されている場合には、受信側の文書データ処理装置は、前記制限に基づいて、出力手段の出力動作を制御することができる。
前項(19)に係る発明によれば、受信側での文書データの表示や印刷等に送信者の意図を反映させることができるとともに、受信者の状況やニーズに応じた態様で文書データの印刷や表示等を行うことができる処理を、コンピュータに実行させることができる
前項(20)に係る発明によれば、受信側での文書データの表示や印刷等に送信者の意図を反映させることができるとともに、受信者の状況やニーズに応じた態様で文書データの印刷や表示等を行うことができる処理を、コンピュータに実行させることができる
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る文書データ処理システムの全体構成を示すブロック図である。
この文書データ処理システムは、複数の文書データ処理装置100、200と複数のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)300とがネットワーク400を介して接続されており、これらの各文書データ処理装置100、200、PC300は、ネットワーク400を介して相互に文書データやその他のデータの送受信が可能となっている。
この実施形態では、前記文書データ処理装置100、200として、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、スキャン機能等を有する多機能画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherals)が用いられている。
図2は文書データ処理装置100、200の内部構成を示すブロック図である。
図2において、文書データ処理装置1は、CPU1と、プログラムROM2と、ワークRAM3と、操作パネル4と、ネットワークコントローラ5と、画像保存メモリ6と、スキャナ部7と、プリンタ部8と、サムネイル作成部9と、暗号化部10と、表示部11と、推奨情報保存メモリ12を備えている。
前記CPU1は、文書データ処理装置1、2の全体を統括的に制御するものであり、プログラムROM2には前記CPU1が実行するプログラムが記憶されている。また、ワークRAM3は、CPU1がプログラムROM2に記憶されたプログラムに従って動作する際の作業領域を提供する。
前記操作パネル4は、ユーザがモード設定、送信宛先の設定、推奨情報の入力や選択等、各種の操作指示やデータ入力を行うためのものであり、テンキー、スタートキー、ストップキー等のキー入力部と、前記表示部11の画面に設けられたタッチパネルとにより構成されている。
ネットワークコントローラ5は、ネットワーク400を介して他の文書データ処理装置やPC等との間で文書データ等の送受信を行うためのインターフェースとして機能する。
画像保存メモリ6は、スキャナ部7で読み取った原稿の画像データからなる文書データや、PC300や他の文書データ処理装置から送信されてきた文書データ等を保存するメモリである。
スキャナ部7は、原稿をスキャンして画像データに変換するものであり、プリンタ部8は、スキャナ部7により得られた文書データやPCあるいは他の文書データ処理装置から送信されてきた文書データ等を印刷するものである。
サムネイル作成部9は、スキャナ部7で原稿を読み取ることにより得られた文書データ等のサムネイルを作成するものであり、暗号化部10は、文書データ等を暗号化するものである。
前記表示部11は、例えばタッチスイッチを備えた液晶パネルからなり、文書データ処理装置100、200の状態、設定モード、推奨情報等を表示する。
前記推奨情報保存メモリ12は、文書データとは分離した状態で推奨情報の一部である推奨モード名(後述)等が保存されている。
なお、推奨情報とは、出力時の動作を推奨するための情報であり、たとえばプリンタ部8による文書データの印刷動作や表示部11による表示動作を推奨する情報である。
次に、文書データ処理装置100を送信側の装置とし、かつスキャナ部7で読み取った画像データを文書データとして、該文書データを、送信先(受信側)の文書データ処理装置200に送信する場合を例にとって説明する。
図3は、送信側の文書データ処理装置100おいて行われる処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU1がプログラムROM2に記憶されたプログラムに従って動作することにより実行される。なお、この例では、原稿をスキャナ部7で読み取ることにより文書データを取得する場合を説明するが、データを区分けして記憶できる記憶領域であるボックス等に予め文書データを記憶しておき、この記憶されているデータを呼び出すことにより文書データを取得しても良い。
まず、ステップS1で、送信者の指示入力に基づいて、スキャナ部7による原稿のスキャン処理が行われる。
次いで、図6(A)の画面に示されるように、推奨情報を設定するかどうかの問い合わせ画面が表示部11に表示される。なお、図6以下の画面図において、各画面の上方右側には、図3〜図6のフローチャートにおける対応するステップ番号が付されている。
図3のステップS2では、推奨情報を設定するかどうかが送信者の指示入力(図6(A)の画面で「はい」ボタンまたは「いいえ」ボタンが押されたかどうか)に基づいて判断され、推奨情報が設定される場合は(ステップS2で「する」)、ステップS3で推奨情報の設定処理が行われる。そして、該処理により、スキャナ部7で読み取った原稿の画像データに推奨情報が付与された後、ステップS4に進む。推奨情報が設定されない場合は(ステップS2でNO)、そのままステップS4に進む。
ステップS4では、推奨情報が付与されたあるいは付与されていない文書データが、送信先に送信される。この実施形態では、送信はMFPからなる文書データ処理装置200のボックスに対して行われるが、電子メールの添付ファイルとしてPC等に送信されても良いし、PCの共有ホルダへ配信されても良い。また、1つの文書を複数の受信者に送付する同報送信が行われても良い。
図4は、図3のフローチャートのステップS1の原稿スキャン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図4において、ステップS6で原稿がセットされたことが検知されると、ステップS7で、送信者の指示に基づいて原稿の画像が読み取られる。読み取った原稿の画像データはワークRAM3に記憶される。そして、ステップS8で、次の原稿(次頁)があるかどうかが判断され、原稿が有れば(ステップS8で「有り」)、ステップS7にもどり原稿がなくなるまで画像が読み取られ、原稿がなくなると(ステップS8で「無し」)、リターンする。
図5は、図3におけるステップS3の推奨情報設定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。この実施形態では、推奨情報に印刷範囲指示と印刷条件指示の2つが含まれる場合を例示する。また、印刷条件指示には、各ページに設定されるものと、推奨モード毎に設定される印刷回数及びセキュリティ設定が含まれる。
ステップS301では、推奨情報が複数組設定されるかどうかが判断され、複数組設定されない場合は(ステップS301でNO)、ステップS314に進む。複数組設定される場合は(ステップS301でYES)、ステップS302に進む。
ステップS302では、読み取った原稿の最初の頁の文書データが表示部11の表示パネルに表示される。この表示画面を図6(B)に示す。表示部11には、読み取った原稿の最初の頁のサムネイル画像とともに、印刷範囲の設定を促す旨のメッセージ及び「拡大」「縮小」「カラー」「決定」の各ボタンが表示される。「拡大」「縮小」ボタンは、表示されたサムネイル画像を拡大あるいは縮小するためのボタンであり、「カラー」ボタンは、サムネイル画像をカラー表示させるためのボタンであり、「決定」ボタンは設定内容を決定するためのボタンである。なお、文書データのサムネイルは、前記サムネイル作成部9により作成される。
図6(C)の四角で囲まれた数字1〜6と矢印で示すように、送信者が指で画面上の範囲を順に指定すると、指定された範囲に枠が描かれる。「決定」ボタンを押すことにより、印刷範囲が設定される。印刷範囲が設定されたので、範囲内(あるいは範囲外)の情報が特定され、その部分のみの優先出力(印刷や表示等)が可能となる。また、図6(D)に示すように、1頁内に複数の範囲の指定も可能である。複数の範囲を指定することにより、出力対象部分の詳細な抽出が可能となる。
また、図6(E)に示すように、見出し指定により印刷範囲を指定しても良い。この画面では、「見出」ボタンが設けられ、この「見出」ボタンが押されることにより、頁の最初の行が自動的に設定される。また、最初の行から何行目まで、の指定ができる構成としても良い。
さらに、見出し指定により印刷範囲を指定する場合には、図6(F)に示すように、最初の行から句点までの範囲が設定される構成としても良い。また、句点の数で設定されても良い。
さらに、図6(G)に示すように、行指定により印刷範囲が指定されても良い。この画面では、「行」ボタンが設けられ、このボタンが押されたのち、画面上で行頭が指定されることにより、行の指定を行うことができる。行番号を入力することにより、行が指定されても良い。一文が一行を越える場合は、行指定により、1行だけでなく句点までの範囲が設定される構成としても良い。
また、図6(H)に示すように、文書データの中の画像のみが指定されても良い。この画面では、「画像」ボタンが設けられ、このボタンを押すことで、画像のみが印刷範囲として設定される。
また、図示は省略したが、頁全体を指定する場合は、1、2、5−9、15のように、頁番号により設定を行うことができるようにしても良いし、章を指定することにより大見出し間の設定ができるようにしても良い。例えば、「第1章」を入力すれば、「第2章」の文字が現れるまでの範囲を設定できるようにしても良い。さらには、共通設定を行うこともできる構成としても良い。例えば、「行設定:3」と入力すると、全ての頁の頭から3行づつの印刷範囲が設定される。なお、全頁でなく頁を指定しても良い。さらには、印刷範囲の位置変更が可能に構成しても良い。例えば、別頁の図形を特定の頁の裏面に印刷できるようにしても良い。
こうして、表示された文書データ(画像データ)に送信者により印刷範囲が指定されると、図5のステップS303でこれが受け付けられる。
次に、表示部11に図7に示す印刷条件設定画面が表示される。図7の画面に示された各設定項目には、デフォルト値が入力されており、送信者が変更したい項目については、カーソルを動かして次候補を表示させるか、あるいは手入力を行う。ステップS303の出力範囲の設定後に必ず図7の印刷条件設定画面が表示され、送信者は各頁毎に印刷条件指示を入力していく。なお、機密印刷の設定は、ページ単位で行うことができるものとなされている。各項目について入力後、送信者が「決定」ボタンを押すと、ステップS304でこれが受け付けられる。
次いで、ステップS305で、表示部11に表示されたデータが最終頁かどうかが判断され、最終頁でなければ(ステップS305でNO)、ステップS306で、次の頁が表示部11に表示される。最終頁であれば(ステップS305でYES)、送信者が推奨する印刷方法を示す推奨モード名の入力画面が表示され、送信者が推奨モード名を入力すると、ステップS307でこれが受け付けられる。
図8(A)に、表示部11の推奨モード名の入力画面を示す。この画面では、推奨モード名の入力を促す旨のメッセージとともに、入力欄11aが示されている。送信者は、この入力欄11aに推奨モード名を直接に入力する。あるいは、よく使う推奨モード名、例えば「表紙印刷」「概要印刷」「強調印刷」などを推奨情報保存メモリ12に登録しておくとともに、これら登録された推奨モード名を呼び出して画面に表示し、それらの中から送信者が所望の推奨モード名を選択することにより、入力しても良い。選択された推奨モード名は反転表示となる(図8(A)の網掛け部分)。なお、「表紙印刷」モードとは表紙のみを印刷するモードであり、「概要印刷」モードとは表紙と概略の内容を表示するものであり、「強調印刷」モードとは目を通してもらいたい部分を印刷するモードである。
また、登録された推奨モード名が多数存在する場合は、図8(B)に示すように、上向き及び下向き矢印キーを設けてスクロール表示できるようにしても良い。また、送信者が直接に文字入力を行った場合には、それが新たな推奨モードであれば推奨情報保存メモリ12に登録蓄積していき、以降の入力画面においては、登録された推奨モード名として表示される構成としても良い。また、直接入力による推奨モード名を登録するかどうかを、送信者に問い合わせる構成としても良い。
こうして推奨モード名が入力されると、次いで、表示部11にコメント及び優先順位の入力画面が表示され、送信者がコメント及び優先順位を入力すると、ステップS308及びステップS309でこれらが受け付けられる。
図8(C)にコメント及び優先順位の入力画面を示す。送信者は、この画面に表示されたコメント入力欄11aに、コメントを入力する。コメントは、受信者が推奨モード名だけでは印刷内容がわからないおそれがあるので、その理解の補助のために推奨モード名の内容を示す情報として付与されるものである。コメントが不要であれば、何も入力することなく「決定」ボタンを押す。また、過去に入力したコメントは推奨情報保存メモリ12に登録されており、これら登録されたコメントを、図8(D)に示すように画面に表示して、参考に供するものとしても良い。
優先順位入力は、受信者側で、推奨情報を選択する画面において、複数の推奨情報の表示順位を決めるものである。送信者が推奨情報を入力する際に、受信者に最も選択してもらいたい順位を設定しておくことで、受信者にそれをアピールすることができる。
次に、受信側での文書データの印刷を制限するための制限情報の入力画面が表示部11に表示され、送信者が制限情報を入力すると、図5のステップS310でこれが受け付けられる。
図8(E)に、制限情報の一例として印刷回数を設定する場合の設定画面を示す。この画面に示される印刷回数の入力欄11aに設定値を入力する。数字が入力されないときは、制限なしとなる。このように、印刷回数を設定することにより、受信側においてオリジナルの印刷物の数を設定することができる。なお、印刷回数の制限の他に、印刷期限等を設定可能としても良い。
次いで、表示部11にセキュリティ設定画面が表示され、送信者がセキュリティの設定を入力すると、図5のステップS311でこれが受け付けられる。
図8(F)に、セキュリティの設定画面を示す。この例では、印刷者を制限するための「個人認証」、印刷可能なPCやMFP等の機器を制限するための「装置限定」、ネットワークでアクセスできる装置を規定するための「IPアドレス制限」の各設定が可能となされている。複数設定することも可能である。なお、セキュリティの設定内容はこれらに限定されることはない。
このようなセキュリティを設定可能であるから、ファイルの安全性を高めることができ、特に送信文書が機密事項を含んでいるような場合に有効となる。
次いで、図5のステップS312では、全ての設定が終了したかどうかが判断され、全ての設定が終了していなければ(ステップS312でNO)、ステップS302に戻り、全ての設定が終了していれば(ステップS312でYES)、ステップS313に進んで、設定内容に従って推奨情報が文書データに付与され、その後リターンする。
一方、図5のフローチャートにおいて、ステップS314〜S322は、上述したステップS302〜311と同じであるため、説明は省略する。
ステップS322のセキュリティの設定後、ステップS323で、設定内容に従って推奨情報が文書データに付与され、その後リターンする。
図9に、推奨情報の付与形態として2つの例を示す。図9(A)は、例えばファイル名「報告書.doc」の文書データ17とは別ファイルで、例えばファイル名「報告書.rec」の推奨情報18が付与されている例を示している。図9(B)は、推奨情報19bが文書データ中に埋め込まれ、1つの文書データファイル19として付与されている例を示している。この例では、文書データ19aと推奨情報19bとが1つのXMLファイルである「報告書.xml」に収められており、文書データ19aの開始と終了は、<本文>タグと</本文>タグで示されている。また、推奨情報19bの開始と終了は、<リコメンド>タグと</リコメンド>タグで示されている。
なお、図9(B)では、推奨情報を1箇所にまとめて付与する形態となっているが、文書データ中にタグ情報を埋め込んで、個々に推奨情報を付与する形態であっても良い。
図10は、図9(A)に示したように、文書データとは別ファイルで文書データに付与される推奨情報のデータ構造の一例を示す。
このデータには、文書ファイル名(1)の他に、推奨モード名(2)と、コメント(3)と、1個又は複数個の印刷指示情報(4)と、1個又は複数個の印刷範囲情報(5)と、1個又は複数個の補足情報(6)が含まれ、推奨モード名(2)、コメント(3)、印刷指示情報(4)、印刷範囲情報(5)、補足情報(6)を1組とする推奨情報20が、送信者による設定分だけ1組又は複数組含まれている。
前記文書ファイル名は、対応する文書データのファイル名が採用される。前記推奨モード名は、送信者が図5のステップS307またはS319で設定した表紙印刷、概要印刷、強調印刷等である。コメントは、送信者が図5のステップS308またはS320で設定した「至急確認」「市場調査結果」等の、推奨モードに関するコメントであり、印刷を選択する上での目安となる。印刷指示情報は、送信者が図5のステップS304またはS316で設定した印刷条件についての情報である。印刷範囲情報は、送信者が図5のステップS303またはS315で設定した印刷範囲についての情報である。印刷範囲は、文字の開始位置と終了位置を示すことにより特定しても良いし、位置寸法を示すことによって特定しても良い。
また、補足情報は、送信者が図5のステップS309〜S311、またはステップS321〜S322で設定した印刷回数、セキュリティ設定、優先順位などの情報である。何も設定されていない場合は、補足情報は省略される。
図11に、図9に示したデータ構造の具体例を示す。データ欄の左横に示した括弧付き数字は、図9の括弧付き数字に対応している。この例では、上から順に第1〜第3の3個の推奨情報20が付与されている。
第1の推奨情報は、印刷推奨モード名が「表紙印刷」であり、コメントが「至急確認」であり、印刷指示が「カラー、両面印刷、2in1・・・」であり、印刷範囲が「文書ファイルの最初から1頁の終わりまで」であり、補足情報はない。
第2の推奨情報は、印刷推奨モード名が「概要印刷」であり、コメントが「MFP市場調査」であり、印刷指示が「モノクロ、片面印刷、・・・」であり、印刷範囲が「文書ファイルの最初から1頁の終わりまで」と「2頁の最初から2頁の最後まで」と「4頁5行6文字から7頁8行9文字まで」と「10頁の「第1」から11頁の「である。」まで」であり、補足情報は「印刷回数2回」である。
第3の推奨情報は、印刷推奨モード名が「外観図」であり、コメントが「機種名***」であり、印刷指示が「カラー、両面印刷、」であり、印刷範囲が寸法指定で「10頁の4点で囲まれた範囲」と「11頁の4点で囲まれた範囲」であり、補足情報はない。
次に、複数の推奨情報が付与された文書データが送信された送信先の文書データ処理装置200で行われる処理を、図12のフローチャートに基づいて説明する。この処理は、CPU1がプログラムROM2に記憶されたプログラムに従って動作することにより実行される。また、文書データが文書データ処理装置200のボックスに送信されたものとして説明する。
まず、ステップS19で、文書データ処理装置100から送信されてきたファイルを受信し、記憶領域であるボックスに保存した後、ステップS20で、受信者が選択したファイルをボックスから読み出す。
次いで、ステップS21で、読み出した文書データに推奨情報が付与されているかどうかを調べ、付与されていなければ(ステップS21で「無し」)、本処理を終了し、推奨情報が付与されていれば(ステップS21で「有り」)、ステップS22に進む。
ステップS22では、付与された複数の推奨情報の一覧を、優先順位に従って表示部11の表示パネルに表示する。
図14(A)に、推奨情報の一覧が表示された表示画面を示す。この例では、「1.表示印刷」〜「5.第1章」までの5個のコメント付の推奨モード名が表示されている。この表示は、図5のステップS309で設定された優先順位に従う順序で表示される。受信者は所望の推奨情報を選択した後、「表示」ボタン、「印刷」ボタン、「全文印刷」ボタン、「キャンセル」ボタンを押すことができる。なお、「全文印刷」ボタンが押されると、推奨情報に基づく印刷は行われず、通常の印刷が行われる。
このように、複数の推奨情報が付与された状態で文書データが送信先に送信されから、送信者は文書データの表示や印刷等の出力時の動作として意図するものを、推奨情報として文書データに付与すれば良く、受信側での文書データの表示や印刷等に送信者の意図を反映させることができる。また、受信者のそれぞれの状況やニーズを想定して、複数の推奨情報を送付することができるため、複数人の受信者に同報送信する際に、個別の推奨情報を作成する必要がなく、便利である。
一方、受信者は複数の推奨情報の中からおのおのの状況やニーズにあった推奨情報を選択すれば良く、各受信者の状況やニーズに応じた態様で文書データの印刷や表示等を行うことができる。
しかも、推奨情報の内容が推奨モード名として表示され、受信者は推奨モード名を選択することにより所望の推奨情報を選択するから、所望の推奨情報を的確にかつ簡単に選択することができる。さらに、推奨モード名にコメントが付加されている場合には、受信者は推奨モード名の内容を簡単に理解できて便利である。
図12のフローチャートにおいて、ステップS23では、ユーザが選択した推奨情報が受け付けられ、ステップS24で、「キャンセル」ボタンが押されたかどうかが判断される。「キャンセル」ボタンが押された場合には(ステップS24でYES)、処理を終了する。「キャンセル」ボタンが押されなければ(ステップS24でNO)、ステップS25で、「印刷」ボタンが押されたかどうかを判断する。
「印刷」ボタンが押されなければ(ステップS25でNO)、ステップS26で、「表示」ボタンが押されたかどうかを判断する。「表示」ボタンが押されなければ(ステップS26でNO)、ステップS22に戻る。「表示」ボタンが押された場合には(ステップS26でYES)、ステップS27で、表示部11に表示形態の選択画面を表示し、受信者の選択指示を受け付ける。
図14(B)に、表示形態の選択画面を示す。この実施形態では、複数の表示形態が予め用意されていて、受信者がその中から所望の表示形態を選択できるようになっている。「決定」ボタンを押すことにより、選択された表示形態で文書データが表示される。なお、表示形態用の推奨情報についても、印刷用の推奨情報設定に準じて設定されるものとする。
次いで、ステップS28で、送信者が設定したセキュリティの条件を満たしているかどうかが判断される。例えば、印刷者の制限が設定されている場合には、閲覧も制限される。印刷者の制限を満たしているかどうかは、文書データ処理装置200へのログイン時に認証を受けている場合は、認証データと送信者が設定した印刷者の制限内容とを比較することにより行えばよい。
セキュリティの条件を満たしていなければ(ステップS28でNG)、ステップS22に戻る。満たしていれば(ステップS28でOK)、ステップS29で、選択された表示形態でファイルの内容が表示される。
次いで、ステップS30で、処理の終了かどうかが判断され、終了であれば(ステップS30でYES)、処理を終了し、終了でなければ(ステップS30でNO)、ステップS22に戻る。
一方、図12のステップS25において、「印刷」ボタンが押された場合には(ステップS25でYES)、ステップS31で、表示部11に印刷形態の選択画面を表示し、受信者の選択指示を受け付ける。
次いで、ステップS32で、送信者が設定した印刷回数の制限を満たしているかどうかを判断し、満たしていなければ(ステップS32でNG)、ステップS22に戻る。満たしていれば(ステップS32でOK)、ステップS33で、送信者が設定したセキュリティの条件を満たしているかどうかが判断される。
セキュリティの条件を満たしていなければ(ステップS33でNG)、ステップS22に戻る。満たしていれば(ステップS33でOK)、ステップS34で、選択された印刷形態で文書データが印刷された後、ステップS35で印刷後の処理が行われる。
図14(C)は、印刷形態の選択画面を示すものである。この画面は、図14(A)の推奨情報の選択画面で選択された推奨情報で示される印刷方法を前提として、印刷範囲と用紙状況に基づき、受信者に補足的に選択させるものであり、この画面は必ずしも表示されなくても良い。
例えば、図14(A)の選択画面で「表紙印刷」あるいは「概要印刷」が選択され、図14(C)の選択画面で「全文印刷」が選択された場合には、「表紙印刷」あるいは「概要印刷」で設定されている印刷範囲の部分が枠取りされた状態で全文印刷されたり、異なる色や太字に設定されて全文印刷される。また、図14(A)の選択画面で「概要印刷」が選択され、図14(C)の選択画面で「1ページ集約」が選択された場合には、設定されている印刷範囲の部分が1ページに集約されて印刷される。また、図14(A)の選択画面で「画像印刷」が選択され、図14(C)の選択画面で「画像サムネイル化」あるいは「画像拡大」が選択された場合には、画像がサムネイル化されあるいは拡大された状態で印刷される。
図13は、図12におけるステップS35の印刷後の処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
ステップS36において、受信者が選択した推奨情報に、送信者により回数制限が設定されているかどうかが判断される。設定されていなければ(ステップS36で無し)、ステップS40に進む。設定されていれば(ステップS36で有り)、ステップS37で、回数管理を行う管理テーブルの印刷回数から1を減算したのち、ステップS38で印刷可能な残り回数が0かどうかを調べる。
印刷可能な残り回数が0でなければ(ステップS38でNO)、ステップS40に進み、0であれば(ステップS38でYES)、それ以上の印刷を禁止するため、ステップS39でその推奨情報を削除したのち、ステップS40に進む。
ステップS40では、受信者の指示に基づいて、使用した推奨情報や文書データ等を所定の態様で保存するかどうかを判断し、保存が指示された場合には(ステップS40でYES)、ステップS41でその態様で保存される。保存が指示されなければ(ステップS40でNO)、そのままリターンする。
推奨情報や文書データ等を所定の態様で保存するかどうかを受信者に指示させるための表示画面を、図14(D)に示す。この例では「全て保存」「ファイル(文書データ)のみ保存」・・・「全て破棄」を選択可能となっている。この画面での選択指示に基づいて、前記ステップS40の判断が行われる。
なお、推奨情報や文書データ等を保存するかどうかや、保存する場合の態様などを、送信者が設定して推奨情報に含ませる構成としても良い。この場合は、その設定が優先される。
なお、図12のフローチャートにおいて、受信者が複数の推奨情報を選択した場合、複数回の印刷が行われることになるが、後から選択した推奨情報において、その前に選択した推奨情報と重複する印刷部分が存在する場合は、差分の印刷のみ行うようにしても良い。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。
例えば、画像形成装置からなる文書データ処理装置100から、同じく画像形成装置からなる文書データ処理装置200のボックスへ、推奨情報の付与された文書データを送信する場合を説明したが、PCから画像形成装置のボックスへ送信(登録)する形態であっても良い。
この場合、PCでは、ボックスへの文書データの登録時に推奨情報を付与するためのアプリケーションが立ち上がり、推奨情報を付与できるようにすればよい。なお、推奨情報を付与するためのアプリケーションは、PCに予めインストールされていても良いし、ダウンロードにより対応しても良い。この場合も、推奨情報は、文書データとは分離した状態で付与されても良いし、文書データファイルが元々持っている補足情報に推奨情報を追加する形態であっても良い。
また、推奨情報の付与された文書データを画像形成装置のボックスへ送信する場合を説明したが、前述したように、推奨情報の付与された文書データを電子メールの添付ファイルとして送信先のPC等に送信しても良い。その場合、受信したPCに対応アプリケーションがインストールされていれば、文書データ処理装置200の表示部11に表示される内容が、PCのモニタに表示される。また、PCの共有ホルダに配信しても良い。
また、推奨情報を付与した文書データの送信後に、追加の推奨情報を送信しても良いし、推奨情報を更新しても良い。
また、推奨情報で推奨される出力時の動作が印刷動作である場合を説明したが、表示動作に関するものでも良いし、他の宛先への転送等に関するものでも良い。
この発明の一実施形態に係る文書データ処理システムを示すブロック図である。 図1のシステムに用いられる文書データ処理装置の構成を示すブロック図である。 送信側の文書データ処理装置100おいて行われる処理を示すフローチャートである。 図3のフローチャートのステップS1の原稿スキャン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図3におけるステップS3の推奨情報設定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 印刷範囲やその他の設定画面を示す画面図である。 印刷条件設定画面を示す画面図である。 推奨モードやその他の入力画面や設定画面を示す画面図である。 推奨情報の付与形態の説明図である。 文書データとは別ファイルで文書データに付与される推奨情報のデータ構造を示す図である。 図10に示したデータ構造の具体例を示す図である。 複数の推奨情報が付与された文書データが送信された送信先の文書データ処理装置で行われる処理を示すフローチャートである。 図12におけるステップS35の印刷後の処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 受信側の文書データ処理装置の表示部に表示される各種表示画面を示す画面図である。
符号の説明
1 CPU
2 プログラムROM
4 操作パネル
5 ネットワークコントローラ
7 スキャナ部
8 プリンタ部
11 表示部
12 推奨情報保存メモリ
20 推奨情報
100、200 文書データ処理装置
400 ネットワーク

Claims (20)

  1. 送信する文書データを取得する文書データ取得手段と、
    前記取得した文書データに出力時の動作を推奨する複数の推奨情報を付与する推奨情報付与手段と、
    複数の前記推奨情報が付与された文書データを送信先に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする文書データ処理装置。
  2. 出力時の動作を推奨する複数の推奨情報が付与された文書データを受信する受信手段と、
    受信者が、前記受信した文書データに付与された複数の推奨情報の中から所望の推奨情報を選択可能な選択手段と、
    前記受信した文書データを出力する出力手段と、
    前記選択された推奨情報に基づいて前記出力手段の出力動作を制御する出力制御手段と、
    を備えたことを特徴とする文書データ処理装置。
  3. 送信する文書データを取得する文書データ取得手段と、前記取得した文書データに出力時の動作を推奨する複数の推奨情報を付与する推奨情報付与手段と、複数の前記推奨情報が付与された文書データを送信先に送信する送信手段と、を備えた送信側の文書データ処理装置と、
    前記送信側の文書データ処理装置から送信された文書データを受信する受信手段と、受信者が、前記受信した文書データに付与された複数の推奨情報の中から所望の推奨情報を選択可能な選択手段と、前記受信した文書データを出力する出力手段と、前記選択された推奨情報に基づいて前記出力手段の出力動作を制御する出力制御手段と、を備えた受信側の文書データ処理装置と、
    を備えたことを特徴とする文書データ処理システム。
  4. 前記推奨情報は、優先的に出力する部分を示す情報もしくは出力条件指示のいずれか1つ以上を含んでいる請求項1または2に記載の文書データ処理装置。
  5. 前記推奨情報は、前記文書データとは分離した形態で文書データに添付される請求項1または2に記載の文書データ処理装置。
  6. 前記推奨情報は、前記文書データに埋め込まれた形態で付与される請求項1または2に記載の文書データ処理装置。
  7. 前記推奨情報は、前記文書データとは分離した形態で文書データに添付される請求項3に記載の文書データ処理システム。
  8. 前記推奨情報は、前記文書データに埋め込まれた形態で付与される請求項3に記載の文書データ処理システム。
  9. 文書データとは分離した状態で前記推奨情報を記憶する推奨情報記憶手段を備えている請求項1に記載の文書データ処理装置。
  10. 送信側の文書データ処理装置は、文書データとは分離した状態で前記推奨情報を記憶する推奨情報記憶手段を備えている請求項3に記載の文書データ処理システム。
  11. 前記推奨情報はその内容を表示する推奨モード名として設定され、受信者は推奨モード名を選択することにより所望の推奨情報を選択する請求項2に記載の文書データ処理装置。
  12. 前記推奨情報はその内容を表示する推奨モード名として設定され、受信側の文書データ処理装置において、受信者は推奨モード名を選択することにより所望の推奨情報を選択する請求項3に記載の文書データ処理システム。
  13. 前記推奨情報には、前記推奨モード名の内容を示すコメント情報が含まれている請求項11に記載の文書データ処理装置。
  14. 前記推奨情報には、前記推奨モード名の内容を示すコメント情報が含まれている請求項12に記載の文書データ処理システム。
  15. 前記推奨情報による文書データの出力について制限を設定する制限設定手段を備えている請求項1に記載の文書データ処理装置。
  16. 送信側の文書データ処理装置は、前記推奨情報による文書データの出力について制限を設定する制限設定手段を備えている請求項3に記載の文書データ処理システム。
  17. 推奨情報による文書データの出力について制限が設定されている場合には、前記出力制御手段は設定されている制限に基づいて、前記出力手段の出力動作を制御する請求項2に記載の文書データ処理装置。
  18. 推奨情報による文書データの出力について制限が設定されている場合には、受信側の文書データ処理装置の前記出力制御手段は、設定されている制限に基づいて、前記出力手段の出力動作を制御する請求項3に記載の文書データ処理システム。
  19. 送信する文書データを取得するステップと、
    前記取得した文書データに出力時の動作を推奨する複数の推奨情報を付与するステップと、
    複数の前記推奨情報が付与された文書データを送信先に送信するステップと、
    をコンピュータに実行させるための文書データ処理プログラム。
  20. 出力時の動作を推奨する複数の推奨情報が付与された文書データを受信するステップと、
    受信者が、前記受信した文書データに付与された複数の推奨情報の中から選択した所望の推奨情報に基づいて前記出力手段の出力動作を制御するステップと、
    前記制御された出力動作で、出力手段に前記文書データを出力させるステップと、
    をコンピュータに実行させるための文書データ処理プログラム。
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