JP2007323131A - アイソレータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】火災受信機10と、火災受信機10の端末系統毎にそれぞれ接続された感知器S1〜Snとの間に接続され、端末系統の短絡を検出すると、火災受信機10と感知器S1〜Snとの接続を遮断するアイソレータ12において、火災受信機10と端末系統の感知器とを定常的には接続している切り離し回路23と、端末系統の短絡を検出する短絡検出部28と、短絡検出部28の短絡信号に基づいて火災受信機10と端末系統の感知器とを切り離し回路23により切り離させる切り離し制御部29と、切り離し状態を保持するか又は自己復旧するかが設定されるスイッチ31と、短絡検出部28の短絡信号に基づいて切り離し保持制御信号を出力するCPU30と、CPU30の切り離し保持制御信号及びスイッチ31の設定に基づいて切り離し回路23による切り離し状態を保持させる切り離し保持制御部32とを備えたものである。
【選択図】図1
Description
また、遮断状態設定部は、演算手段と切り離し保持制御回路とを接続するスイッチから構成され、切り離し状態を保持するように設定する場合にはスイッチを閉じ、自己復旧するように設定する場合にはスイッチを開くようにすればよいので、現場の保守作業者でも簡単に取り扱うことができる。
図1は本発明の実施形態1に係るアイソレータの構成図であり、図2は図1のアイソレータを用いた火災警報システムの構成図である。図2の火災警報システムは、火災受信機10と、火災感知器等の感知器S1〜Snと、火災受信機10と感知器S1〜Snとを接続している伝送線路11に設けられたアイソレータ12,13,14とから構成される。この警報システムの伝送線路11は、分岐線11a、11b、11cへ分岐しており、各分岐線11a、11b、11cにそれぞれ複数の感知器が接続され、分岐点の直後の分岐線11a、11b、11c上にそれぞれアイソレータ12,13,14が設置されている。伝送線路11及び分岐線11a、11b、11cはそれぞれ1対の電線から構成されており、火災受信機10からアイソレータ12,13,14及び感知器S1〜Snに電源が供給されている。感知器S1〜Snにより検知された例えば火災信号は分岐線11a、11b、11c及び伝送線路11に多重化されて火災受信機10に送信される。火災受信機10はこの火災信号を受信すると警報ベルを鳴動させて火災発生を発報する。また、例えば分岐線11aが点aにおいて短絡した場合には分岐線11aの電圧が低下するので、アイソレータ12はその電圧低下を検出して分岐線11aを遮断する。なお、アイソレータ12,13,14は必ず分岐点の直後に設けられるものではなく、一本の伝送線路に所定間隔毎に設けられることもある。
(A1)短絡検出部28は、感知器側で短絡現象が起きると、電圧が低下するのでそれを検出し、短絡信号を切り離し制御部29に出力する。
(A2)切り離し制御部29は、短絡検出部28からの短絡信号を入力すると、切り離し回路23のスイッチング素子24のソース・ゲート間に電圧を印加させないようにしてオフ状態にさせることにより、分岐ライン11aの正導体11a(P)を遮断し、分岐線11aの感知器側の端末系統を切り離す。
(A3)切り離し制御部29は、また、短絡信号をCPU30に出力する。CPU30は短絡信号を入力すると、切り離し保持制御信号をスイッチ31を介して切り離し保持制御部32に出力する。また、CPU30は、このとき、送受信回路33を介して火災受信機10に分岐線11aの感知器側の端末系統に短絡事故が発生したことを送信し、火災受信機10はその短絡事故に対応した警報を発報する。
(A4)切り離し保持制御部32はCPU30からの制御信号を入力すると、切り離し回路23の遮断状態を保持させる。即ち、切り離し回路23のスイッチング素子24のソース・ゲート間に制御電圧を印加させないようにしてオフ状態を維持させる。したがって、例えば短絡検出部28が短絡現象を検出しない状態になっても(感知器側が復旧した場合でも)、切り離し回路23の遮断状態が継続することになる。このように遮断状態が保持された場合には電源を再投入することにより復旧させる。
(B1)短絡検出部28は、感知器側で短絡現象が起きると、電圧が低下するのでそれを検出し、短絡信号を切り離し制御部29に出力する。
(B2)切り離し制御部29は、また、短絡信号をCPU30に出力する。CPU30は短絡信号を入力すると、切り離し保持制御信号を出力する。しかし、このときスイッチ31が開いており、上記の切り離し保持制御信号切り離し保持制御部32には入力しないので、切り離し保持制御部32はその機能を発揮しない。また、CPU30は、このとき、送受信回路33を介して火災受信機10に分岐線11aの感知器側の端末系統に短絡事故が発生したことを送信し、火災受信機10はその短絡事故に対応した警報を発報する。
(B3)そして、分岐線11aの感知器側の端末系統の短絡状態が解消されて復旧すると、短絡検出部28は短絡現象を検出しない状態になり、短絡信号を出力しなくなる。切り離し制御部29は、短絡検出部28からの短絡信号が入力されなくなると、切り離し回路23のスイッチング素子24のソース・ゲート間に制御電圧を印加させてオン状態にし、切り離し回路23を定常状態(導通状態)に復帰させる。
なお、上記の実施形態1の説明においては、切り離し制御部29からCPU30に対して短絡信号を供給する例について説明したが、短絡検出部28からCPU30に対して短絡信号を直接供給するようにしてもよい。また、切り離し回路23のスイッチング素子24としてFETを用いた例について説明したが、トランジスタ、ラッチングリレー等の他のスイッチング素子を用いてもよい。また、端末機器として火災感知器等の感知器S1〜Snを接続した例について説明したが、端末機器には上記の感知器の他に防排煙機器も含まれる。
また、上記の実施形態1の説明においては、切り離し制御部29が、CPU30及びスイッチ31を介して、切り離し保持信号を切り離し保持制御部32に供給する例について説明したが、それに代えて、例えば切り離し制御部29からスイッチ31を介して短絡信号を切り離し保持信号として切り離し保持制御部32に供給するようにしてもよい。
Claims (2)
- 火災受信機と、前記火災受信機の端末系統毎にそれぞれ接続された端末機器との間に接続され、前記端末系統の短絡を検出すると、前記火災受信機と前記端末機器との接続を遮断するアイソレータにおいて、
前記火災受信機と前記端末系統の端末機器とを定常的には接続している切り離し回路と、
前記端末系統の短絡を検出する短絡検出回路と、
前記短絡検出回路の短絡信号に基づいて前記火災受信機と前記端末系統の端末機器とを前記切り離し回路により切り離させる切り離し制御部と、
切り離し状態を保持するか又は自己復旧するかが設定される遮断状態設定部と、
前記短絡信号及び遮断状態設定部の設定に基づいて前記切り離し回路による切り離し状態を保持させる切り離し保持制御部と
を備えたことを特徴とするアイソレータ。 - 前記短絡検出回路の短絡信号に基づいて切り離し保持制御信号を出力する演算手段を有し、
前記遮断状態設定部は、前記演算手段と前記切り離し保持制御部とを接続するスイッチから構成されることを特徴とする請求項1記載のアイソレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006149533A JP4878917B2 (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | アイソレータ |
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JP2006149533A JP4878917B2 (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | アイソレータ |
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JP4878917B2 JP4878917B2 (ja) | 2012-02-15 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2006149533A Active JP4878917B2 (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | アイソレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018056173A1 (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 感知器、アイソレータ、警報システム及び制御方法 |
CN112485711A (zh) * | 2020-11-20 | 2021-03-12 | 江苏海纳智光科技有限公司 | 一种短路故障快速报警处理的电路连接器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001265452A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-28 | Hochiki Corp | 線路異常監視装置 |
JP2005071133A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Matsushita Electric Works Ltd | アイソレータ |
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2006
- 2006-05-30 JP JP2006149533A patent/JP4878917B2/ja active Active
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JP4878917B2 (ja) | 2012-02-15 |
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