JP2007322381A - 粒子凝集判定用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 凝集パターンの判定が容易かつ正確にでき、また容器下方向からの観察が可能な粒子凝集判定用容器を提供すること。
【解決手段】 抗体または抗原を含む検体と凝集用粒子との凝集反応により形成される凝集物に基づいて免疫学的分析を行う粒子凝集判定用容器であって、底部斜面と、底部斜面の上端において底部斜面と鈍角を形成する水平方向に形成された底部頂面とを含む底面を有する透明容器本体と、透明容器本体に充填され、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子を含む流動性分離層とを有し、透明容器本体の底面側からの観察により凝集の判定を行い、底部頂面を介して凝集用粒子が観察される場合を陽性と判定し、底部斜面の下端に凝集用粒子が観察される場合を陰性と判定し、底部斜面を介して凝集用粒子が観察される場合を弱陽性と判定する粒子凝集判定用容器。
【選択図】 図1

Description

本発明は、免疫学的凝集反応による凝集パターンの判定に用いる粒子凝集判定用容器に関する。とりわけ、本発明は、血球粒子の凝集パターンから各種の血液型の判定や抗原、抗体の検出を行うための粒子凝集判定用容器に関する。
従来、抗原抗体反応等の免疫学的凝集反応は、試験管を反応容器として用いて検査されていた。この検査では、試験管内で、抗原を結合させたラテックス粒子または抗原が既に存在する赤血球(粒子)とそれに反応する抗体とを混合し、形成された粒子−抗体の凝集物を自然沈降または遠心により沈殿させ、その後試験管を振り揺らすことにより沈殿物をほぐして判定を行う。ここで沈殿物がほぐれなければ陽性、ほぐれれば陰性である。しかし、この検査方法は、陽性と陰性の中間の反応(弱陽性)を肉眼で検出するのは困難である。また、この検査方法は、多数の検体を扱う場合には、試験管数が増大し、その操作が煩雑である。
大量検査を行う場合、V底やU底のウェルを多数備えたマイクロプレートに代表される反応容器が使用される。この反応容器を用いた検査においても、上述のとおり粒子−抗体の凝集物を沈殿させ、粒子−抗体の凝集物が形成された場合、反応容器の底面に凝集物が捕捉され、粒子が底面に広がったようなパターンが得られる(陽性)。一方、凝集が生じなければ粒子は反応容器の底面の最下部に集まる(陰性)。また、この中間の反応(弱陽性)も中間の凝集パターンとして検出される。この方法は、反応容器であるマイクロプレートの底面における凝集物の捕捉を、マイクロプレートの上または下より目視、或いは光学的に検出することができるので、大量検体処理に適している。しかし、マイクロプレート底面における凝集物の捕捉は、底面の状態に大きく左右され、凝集物は底面に安定に付着しなければならないが、何も加工を施していない平滑な底面では弱い凝集はすぐに滑り落ちてしまい、偽陰性となってしまう。
そこで、特許文献1(特公昭61−44268号)、および特許文献2(特公昭63−60854号)に述べられているように反応容器の底面に凹凸を作ったり、底面を粗面にしたりすることで、凝集物の捕捉を向上させる試みが為されている。しかし、この方法によりある程度は凝集物の捕捉を向上させることができるが、ウェル底面のみによる凝集物の捕捉には限度がある。また、この方法では血球を自然沈降させるため、時間がかかる。
近年、これらの凝集物を更に効率よく捕捉するために不溶性粒子を充填した容器が考案されており、これを使用した受身凝集法を一般にマイクロカラム凝集法と呼んでいる。
Y.Lapierreらは、特許文献3(特公平8−7215号)において、カード上に配置した細長いマイクロ反応容器に、10〜200μmのポリマー粒子やガラス粒子に代表される不溶性粒子を充填し、遠心によって効率よく赤血球の凝集物と非凝集物を区別できる反応容器を考案している(図12参照)。また、特許文献4(EP725276)ではガラスビーズを用いた同様な反応容器が考案されている。これらの考案は、いずれも免疫学的に不活性な不溶性粒子を使用しているのが特徴である。いずれの方法も不溶性粒子が充填された細長いマイクロ反応容器が、板状のプラスチック板に複数個埋め込まれたようになっており、マイクロ反応容器を垂直方向に立てた状態で使用する。分析に際しては、垂直に立てたマイクロ反応容器の上部開口から液体サンプルを注入し、反応させた後に遠心処理を行い、側面から不溶性粒子による凝集物の捕捉を目視、或いは光学的に検出する。凝集物が不溶性粒子の上にある場合は陽性反応を示し、凝集物が不溶性粒子の中層に存在する場合は弱陽性反応を示し、凝集物が不溶性粒子の下に沈降した場合は陰性反応を示す。
上述したような細長いマイクロ反応容器では、遠心分離法を用いることにより短時間で反応を終了させることができ、また陽性および陰性で凝集パターンの違いが明確であるため、判定が容易にできる。しかしながら、凝集パターンの展開が垂直方向であるということと、不溶性粒子層が不透明であるために上下方向から判定することは出来ず、横面から観察する必要がある。したがって何枚ものカードの凝集物を観察する際には、その都度カードを持ち上げて横面から判定しなければならず、このことは大量検体処理を自動分析機によって行わせる場合に、大きな障害となっている。
また、このような問題の解決方法として、マイクロカラム凝集法を用いて大量検体処理を実施するために、底部の少なくとも一部が細くなっている容器に不溶性粒子を充填し、これをマイクロプレート状にしたものが、特許文献5(ドイツ特許第10061515号)に開示されている。これによれば、陽性の場合は凝集物が平らに広がったパターンが得られ、陰性の場合は非凝集物が細くなった部分に集まったパターンが得られるため、上下方向からの観察が可能となる。しかしながら、特に弱陽性の反応が起きた場合に、上下方向からの検出が正確にできなくなるという問題がある。
また、特許文献6(特開2004−20535号)には、下方向から各凝集パターンを検出することができる容器が開示されている。その容器の断面を図13に示す。図13において、V底のウェル2を備えた透明容器本体1に、ウェル底面3との間に層状の間隙を形成するように、ウェル底面にほぼ平行に対向する下面を有するスペーサー4が配置されている。スペーサーにより形成される間隙には不溶性粒子が充填され流動性分離層5が形成されている。凝集物が流動性分離層の上にある場合は陽性反応を示し、凝集物が流動性分離層の中層に存在する場合は弱陽性反応を示し、凝集物がウェル最下部にある場合は陰性反応を示す。かかる凝集パターンは、ウェル底面3の下方向から、それぞれ識別して観察することが可能である。
しかし、反応容器内の空間に浮かんだ形でスペーサーを設置して、V字またはU字状の空間を形づくるのは、スペーサーを支持する指示部材が必要になり、その成形が容易ではない。また、反応容器のV字またはU字状の空間にサンプルを均等に導入するのは、サンプル導入口が円形であるため難しく、サンプルが偏って導入された場合、凝集パターンに影響を及ぼすという問題がある。更に、図13に示す容器は、透明容器本体1の底部が厚みを有していることにより、陽性反応の凝集物の観察が困難である。
特公昭61−44268号公報 特公昭63−60854号公報 特公平8−7215号公報 EP725276号明細書 ドイツ特許第10061515号明細書 特開2004−20535号公報
上記事情に鑑み、本発明は、凝集パターンの判定が容易かつ正確にでき、また容器下方向からの観察が可能であり、これにより大量検体処理を自動分析機によって行うことが可能な粒子凝集判定用容器を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、以下の手段を提供する。
(1)抗体または抗原を含む検体と凝集用粒子との凝集反応により形成される凝集物に基づいて免疫学的分析を行う粒子凝集判定用容器であって、
底部斜面と、前記底部斜面の上端において底部斜面と鈍角を形成する水平方向に形成された底部頂面とを含む底面を有する透明容器本体と、前記透明容器本体に充填され、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子を含む流動性分離層とを有し、
凝集反応が陽性の場合、凝集物を形成した凝集用粒子は前記流動性分離層の上面に位置し、陰性の場合、非凝集の凝集用粒子は前記底部斜面の下端まで移動し、陽性と陰性の中間の弱陽性の場合、凝集物を形成した凝集用粒子は前記流動性分離層の中間部に位置するため、前記透明容器本体の底面側からの観察により凝集の判定を行い、前記底部頂面を介して凝集用粒子が観察される場合を陽性と判定し、前記底部斜面の下端に凝集用粒子が観察される場合を陰性と判定し、前記底部斜面を介して凝集用粒子が観察される場合を弱陽性と判定する
粒子凝集判定用容器。
(2)抗体または抗原を含む検体と凝集用粒子との凝集反応により生成される凝集物に基づいて免疫学的分析を行う粒子凝集判定用容器であって、
錐台の形状に底上げされた底部斜面を含む底面を有し、該底面の頂点部分が水平方向に形成された底部頂面を形成している透明容器本体と、前記透明容器本体に充填され、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子を含む流動性分離層とを有し、
凝集反応が陽性の場合、凝集物を形成した凝集用粒子は前記流動性分離層の上面に位置し、陰性の場合、非凝集の凝集用粒子は前記底部斜面の下端まで移動し、陽性と陰性の中間の弱陽性の場合、凝集物を形成した凝集用粒子は前記流動性分離層の中間部に位置するため、前記透明容器本体の底面側からの観察により凝集の判定を行い、前記底部頂面を介して凝集用粒子が観察される場合を陽性と判定し、前記底部斜面の下端に凝集用粒子が観察される場合を陰性と判定し、前記底部斜面を介して凝集用粒子が観察される場合を弱陽性と判定する
粒子凝集判定用容器。
本発明の粒子凝集判定用容器は、その底面が、底部斜面と、底部斜面の上端において底部斜面と鈍角を形成する水平方向に形成された底部頂面とを含むため、凝集パターンを容器下方向から容易かつ正確に観察可能である。これにより、側面方向からの観察による欠点が解消され、本発明の容器を用いた場合、大量検体を自動分析機により判定処理することが可能である。また、斜面と頂面を備えた特定の形状の底面を有する本発明の容器の成形は、特定の構造を反応容器の空間の所定の位置に浮かんだ形で配置させる難しさもなく簡便に行うことができる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり共通する部分には共通する参照符号を付す。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態の粒子凝集判定用容器10の斜視図を示し、図2は、図1に示す粒子凝集判定用容器10をA−A’線で切断した断面図を示す。
粒子凝集判定用容器10の透明容器本体11は、円柱状の外形を有し、底部斜面11aと、底部斜面11aの上端において底部斜面と鈍角を形成する水平方向に形成された底部頂面11bとを含む底面を有する。この底面は、円錐台に底上げされた逆V字の形状を有し、底部頂面11bが平面を形成している。透明容器本体11の内部には、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子が充填され、流動性分離層12が形成されている。透明容器本体11の内壁には、抗体または抗原を含む検体を、透明容器本体11の底部頂面11bの上方に集中して添加する(底部斜面11aの上方への添加を避ける)ための漏斗状の検体添加部13が配置されている。
透明容器本体11は、抗体を含む検体と、抗原を保持している凝集用粒子との凝集パターン、あるいは抗原を含む検体と抗体を保持している凝集用粒子との凝集パターンを、透明容器本体11の底部側(下方)から観察可能なように透明な材質(たとえば透明樹脂)からなる。
透明容器本体11は、第一の実施形態において円柱状の外形を有しているが、四角柱の外形を有し、その底面が四角錐台に底上げされたような形状を有していてもよい。また、透明容器本体11の底面は、第一の実施形態において逆V字の形状を有するが、逆V字の底部頂面が丸みを帯びた逆U字の形状であってもよい(図5および6参照)。
底部斜面の傾斜角度(図2にθで表す)は、水平面から45°〜75°であることが好ましく、特に55°〜75°であることが好ましい。図2の断面図に示す底部斜面11aが曲線であるときには、曲線上に接線を想定することにより傾斜角度を求めることができる。傾斜角度が緩いと、非凝集の粒子が底部に集まったときに薄く広がったようなパターンになってしまい、陰性の判断がしにくい。一方、傾斜角度が急であると、凝集物の捕捉は斜面の影響を受けにくくなり、凝集物の捕捉効率が低下する。
底部斜面の傾斜角度は、一つの透明容器本体において変化していてもよく、底部斜面の下端(深部)に向かうほど増加していてもよい。たとえば図6に示すように底部斜面の下端に向かうほど傾斜角度が増大し、底面の最下部がシャープな形状を有していると、非凝集物(陰性の凝集パターン)の沈殿の確認が容易になる。
さらに、底部斜面は、凝集物の捕捉効率を増大させるために、粗面化されていてもよい。粗面とは、弱陽性の凝集物が捕捉される程度の凹凸を有する面であり、たとえば、図7に示すような段差を規則的に設けてもよい(特公昭61−44268号参照)。たとえば、斜面に対して垂直方向に2〜50μmの高さを有する凸部を5〜200μmの間隔で規則的に設けることができる。
底部頂面11bは、底部斜面11aの上端において斜面と鈍角を形成する水平方向に形成される。本発明において底部頂面11bは、図1および2に示すような平面であってもよいし、図5および6に示すような曲面であってもよい。底部頂面は、流動性分離層の上面に位置する陽性反応の凝集物を、透明容器本体の下方から観察可能であれば、平面である必要はないが、平面の領域を有している方が、陽性反応の凝集物を容器底面方向から観察しやすいという点で好ましい。また、底部頂面は曲面である方が、陰性の場合の非凝集物を底部頂面上に堆積させることなく底部斜面へ移動させ易いという点で好ましい。
図2の断面図に示す底部頂面11bが曲面であるとき(図5および6参照)、底部斜面と底部頂面の境界は明確ではないが、透明容器本体の下方から陽性反応の凝集物(流動性分離層の上面に位置する)を肉眼で観察したときに、流動性分離層の厚みが薄く陽性反応の凝集物を肉眼で捉えることが可能な底面を「底部頂面」とする。
底部頂面11bの幅(図2にwで示す)は、陽性の凝集パターンを、透明容器本体の下方から肉眼で観察可能な程度の幅を有している必要であり、1mm以上であることが好ましく、陽性の凝集パターンと陰性の凝集パターンとを明確に識別するために、透明容器本体の幅の1/2以下であることが好ましく、1/3以下であることが更に好ましい。
透明容器本体11の内部に充填され、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子は、従来のマイクロカラム凝集法において通常使用されているものであれば良く、比重の大きい不溶性粒子が扱いやすいが、特に限定されるものではない。また、EP797097に記載される様な多孔物質を用いることもできる。好ましくはガラスビーズまたは架橋ポリマーを使用する。粒径は25〜200μmが好ましい。不溶性粒子は、凝集パターンの観察を容易にするために透明であることが好ましいが、凝集パターンの観察が可能であれば不透明であってもよい。
透明容器本体11の内部に不溶性粒子が充填され、流動性分離層12が形成される。不溶性粒子は、少なくとも底部頂面と同程度の高さまで充填され、最大でも底部頂面上に堆積した流動性分離層の厚み(図2にtで示す)が、好ましくは2mmの高さまで、より好ましくは1mmの高さまで充填される。底部頂面11b上に堆積した流動性分離層の厚み(t)が厚いと、透明容器本体の底面から、流動性分離層の上面に形成された陽性の凝集パターンを観察しにくくなる。
透明容器本体11の内壁には、抗体または抗原を含む検体を、透明容器本体11の底部頂面11bの上方に集中させて添加するための検体添加部13が配置される。検体添加部は、その検体収容部において血球と検体とを反応させる反応空間として機能させることができる。本発明の粒子凝集判定用容器は、図1に示すような透明容器本体と一体型の検体添加部を備えていてもよい。また、検体添加部は、図1に示すような漏斗状の形態にすることができる。検体添加部は、図6に示すように、透明容器本体に合体される形状であってもよい。このように透明容器本体に検体添加部を合体させたときに、流動性分離層の上部空間を密閉するようにすれば、検体の飛散を防止することができる。
また本発明において、流動性分離層12は、免疫学的検査に使用する試薬(たとえば、抗血清等)を含んでいてもよく、不溶性粒子がこれら試薬溶液に懸濁化された状態であってもよい。具体的には、流動性分離層12は、検体中の赤血球と凝集反応を起こす抗A血清や抗B血清を含んでいてもよいし、あるいは、抗グロブリン血清といった赤血球と反応する試薬(抗血清)を含んでいてもよい。抗グロブリン血清は、たとえば、赤血球上の抗原と反応しても凝集を起こさないもの(不完全抗体)を検出する場合に使用され、抗原抗体反応をさせた後に、2次抗体として抗グロブリン血清を添加することにより抗体を架橋し、赤血球の凝集を生じさせる(間接抗グロブリン試験(IAT))。不溶性粒子層に抗グロブリン血清を含有させておき、隔離された反応槽で赤血球−抗体(不完全抗体)の反応を行った後、遠心分離を行うと、比重の影響により血球(およびそれに結合した抗体)のみが不溶性粒子層に移動し、そこで抗グロブリン血清と反応し、凝集を形成する。このように流動性分離層に抗血清を含有させることにより、赤血球に結合しなかった余分な抗体を除去するために必要な赤血球の洗浄(B/F分離)操作を行うことなくIATを実施することが可能になる。
次に、第一の実施形態に係る粒子凝集判定用容器を用いて凝集反応を行う例について説明する。ここでは受身凝集法について説明するが、本発明の容器の用途はこれに限定されるものではない。まず、抗原または抗体が結合したラテックスまたは赤血球などの凝集用粒子と、凝集用粒子上の抗原または抗体と結合する抗体または抗原を含む検体とを、検体添加部13の検体収容空間で必要に応じて一定時間反応させるか、外部で一定時間反応させた後に検体添加部に入れる(図3(1))。本発明において凝集用粒子は、視覚的に凝集パターンを捉えるためには有色であることが好ましく、赤血球のように天然有色のものであってもよいし、公知の方法により(たとえば着色料により)着色されたものであってもよい。あるいは、凝集用粒子は、流動性分離層内の位置を追跡することが可能な標識(たとえば蛍光標識)が付されたものであってもよい。
次いで、凝集用粒子と検体を含む反応液が添加された容器を遠心分離にかけると、反応液は流動性分離層15に接し、その凝集パターンに従って、斜面をなす底面に沿って最下部へ向かって沈降する(図3(2))。遠心条件は、底部斜面の角度と使用する不溶性粒子の種類にもよるが、70G〜300Gで5〜10分が好ましい。なお、陽性パターンを得るためには遠心Gは低い方が好ましいので、70G〜115Gで遠心することが更に好ましい。
凝集反応により得られる凝集パターンの例を、図3(a)〜(c)および図4に模式的に示す。図3は、図2と同様の断面図により凝集パターンを示し、図4は、凝集パターンを下方から観察した様子を示す。本発明において凝集パターンの観察は、凝集用粒子が有色である場合には一般に肉眼で行うことが可能であるが、顕微鏡等により観察してもよい。
強い凝集が起こった陽性の場合には、凝集物15aが流動性分離層15の上部に捕捉される(図3(a))。この凝集パターンを容器底面側から観察すると、底部頂面の上に堆積している不溶性粒子の厚みが、斜面の上に堆積している不溶性粒子の厚みに対して小さいため、底部頂面の部分においてのみ凝集物を形成した凝集用粒子が明瞭に観察される(図4(a))。一方、陰性の場合、流動性分離層の最下部まで非凝集物15cが沈降する(図3(c))。この凝集パターンを容器底面側から観察すると、透明容器本体11の外周に、凝集物を形成しなかった凝集用粒子が観察される(図4(c))。一方、比較的弱い凝集が起こった弱陽性の場合、弱陽性の凝集物15bは、流動性分離層12の中間に捕捉される(図3(b))。この凝集パターンを容器底面側から観察すると、陽性と陰性の中間の凝集パターンが観察される(図4(b))。
このように、容器の底面を、円錐台に底上げされた逆V字の形状にし、底部頂面を平面にすることにより、容器底面側からの観察により正確かつ容易に凝集パターンを判定することができる。
本発明の粒子凝集判定用容器は、底部が透明であり且つその形状が山形部分を含んだ容器本体と、前記容器本体に充填され、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子を含む流動性分離層とを有するものであると表現することもできる。ここで山形部分は、錐台の上部のような形状(図2参照)であってもよいし、丸みを帯びた山形(図5、6参照)であってもよい。
また、本発明の容器を縦横に複数個並列させて、96穴プレートのような形状にすることにより、多数の検体の凝集パターンを容器下方から一望することが可能になる。本発明の容器を複数個並列させた凝集判定用容器の一例を、その断面図により図11に示す。図11に示す凝集判定用容器は、複数のウェルを有し、各ウェルに対応する各底部が、底部斜面11aと、前記底部斜面の上端において底部斜面と鈍角を形成する水平方向に形成された底部頂面11bとを含む底面を有する透明容器本体11と、前記各ウェルに充填され、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子を含む流動性分離層12とを有する。
また、本発明の容器を縦横に複数個並列させて、96穴プレートのような形状にすることにより、多数の検体の凝集パターンを容器下方から一望することが可能になる。
(変形例)
以下、本発明の第一の実施形態の粒子凝集判定用容器の変形例について説明する。なお、変形例については、本発明の第一の実施形態とは異なる点についてのみ説明する。
第一の実施形態の平面状の底部頂面を曲面に代えた粒子凝集判定用容器を変形例1として、その断面図を図5に示す。このように底部頂面を曲面にすることにより、陰性の場合の非凝集物を底部頂面上に堆積させることなく底部斜面へ移動させることが可能である。
また、第一の実施形態の円錐台に底上げされた逆V字の底部の形状を、逆U字の形状に代え、底部斜面の傾斜が、斜面の下端に向かうほど増加するようにした粒子凝集判定用容器を変形例2として、その断面図を図6に示す。また、第一の実施形態では透明容器本体と検体添加部は一体化していたが、変形例2では、検体添加部13は透明容器本体11と別体であり、ネジ式または押し込み式で透明容器本体に合体させて使用する。このように底部斜面の傾斜を、斜面の下端に向かうほど増大させることにより、陰性の凝集パターンを、より明瞭に形成することが可能になる。また、図6に示すように検体添加部を透明容器本体に合体させたときに流動性分離層の上部空間を密閉するようにすれば、検体の飛散を防止することが可能になる。
第一の実施形態において底部斜面は滑面であったが、斜面を粗面化した粒子凝集判定用容器を変形例3として、その断面図を図7に示す。図7は変形例3において、粗面化は、底部斜面に段差を設けることにより為されている。このように段差を設けることにより、弱陽性の凝集物の捕捉効率を増大させることができる。
第一の実施形態の円柱状の外形を、半円柱状の外形に代えた粒子凝集判定用容器を変形例4として、その斜視図を図8に示す。図8のB−B’線で切断した断面図を図9に示す。変形例4は、第一の実施形態の粒子凝集判定用容器を垂直方向に半分に切断した形態を有する。変形例4の粒子凝集判定用容器を用いて試験を行い、陽性(a)、弱陽性(b)、および陰性(c)反応のそれぞれの凝集パターンを容器底面側から観察した様子を図10に示す。変形例4のように、透明容器本体が、底部斜面と、底部斜面の上端において底部斜面と鈍角を形成する水平方向に形成された底部頂面とを含む底面を有していれば、それぞれの凝集パターンを検出するのに十分であることが分かる。
本発明の第一の実施形態に係る粒子凝集判定用容器の斜視図。 図1のA−A’線で切断した断面図。 本発明の第一の実施形態に係る粒子凝集判定用容器を用いて試験を行った場合の、陽性(a)、弱陽性(b)、および陰性(c)反応のそれぞれの凝集パターンを模式的に示す断面図。 本発明の第一の実施形態に係る粒子凝集判定用容器を用いて試験を行った場合の、陽性(a)、弱陽性(b)、および陰性(c)反応のそれぞれの凝集パターンを下方から観察した図。 本発明の第一の実施形態に係る粒子凝集判定用容器の変形例1の断面図。 本発明の第一の実施形態に係る粒子凝集判定用容器の変形例2の断面図。 本発明の第一の実施形態に係る粒子凝集判定用容器の変形例3の断面図。 本発明の第一の実施形態に係る粒子凝集判定用容器の変形例4の斜視図。 図8のB−B’線で切断した断面図。 本発明の変形例4に係る粒子凝集判定用容器を用いて試験を行った場合の、陽性(a)、弱陽性(b)、および陰性(c)反応のそれぞれの凝集パターンを下方から観察した図。 本発明の粒子凝集判定用容器を複数個並列させた粒子凝集判定用容器の一例の断面図。 従来の粒子凝集判定用容器の側面図。 従来の粒子凝集判定用容器の断面図。
符号の説明
1・・・透明容器本体、2・・・ウェル、3・・・底面、4・・・スペーサー、5・・・流動性分離層、
10・・・粒子凝集判定用容器、11・・・透明容器本体、11a・・・底部斜面、11b・・・底部頂面、12・・・流動性分離層、13・・・検体添加部、14・・・反応液、15a・・・凝集物、15b・・・弱陽性の凝集物、15c・・・非凝集物

Claims (15)

  1. 抗体または抗原を含む検体と凝集用粒子との凝集反応により形成される凝集物に基づいて免疫学的分析を行う粒子凝集判定用容器であって、
    底部斜面と、前記底部斜面の上端において底部斜面と鈍角を形成する水平方向に形成された底部頂面とを含む底面を有する透明容器本体と、前記透明容器本体に充填され、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子を含む流動性分離層とを有し、
    凝集反応が陽性の場合、凝集物を形成した凝集用粒子は前記流動性分離層の上面に位置し、陰性の場合、非凝集の凝集用粒子は前記底部斜面の下端まで移動し、陽性と陰性の中間の弱陽性の場合、凝集物を形成した凝集用粒子は前記流動性分離層の中間部に位置するため、前記透明容器本体の底面側からの観察により凝集の判定を行い、前記底部頂面を介して凝集用粒子が観察される場合を陽性と判定し、前記底部斜面の下端に凝集用粒子が観察される場合を陰性と判定し、前記底部斜面を介して凝集用粒子が観察される場合を弱陽性と判定する
    粒子凝集判定用容器。
  2. 抗体または抗原を含む検体と凝集用粒子との凝集反応により生成される凝集物に基づいて免疫学的分析を行う粒子凝集判定用容器であって、
    錐台の形状に底上げされた底部斜面を含む底面を有し、該底面の頂点部分が水平方向に形成された底部頂面を形成している透明容器本体と、前記透明容器本体に充填され、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子を含む流動性分離層とを有し、
    凝集反応が陽性の場合、凝集物を形成した凝集用粒子は前記流動性分離層の上面に位置し、陰性の場合、非凝集の凝集用粒子は前記底部斜面の下端まで移動し、陽性と陰性の中間の弱陽性の場合、凝集物を形成した凝集用粒子は前記流動性分離層の中間部に位置するため、前記透明容器本体の底面側からの観察により凝集の判定を行い、前記底部頂面を介して凝集用粒子が観察される場合を陽性と判定し、前記底部斜面の下端に凝集用粒子が観察される場合を陰性と判定し、前記底部斜面を介して凝集用粒子が観察される場合を弱陽性と判定する
    粒子凝集判定用容器。
  3. 前記透明容器本体の底面が、円錐台の形状に底上げされた底部斜面を含む底面を有し、該底面の頂点部分が水平方向に形成された底部頂面を形成していることを特徴とする、請求項2に記載の粒子凝集判定用容器。
  4. 前記底部頂面が、平面であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の粒子凝集判定用容器。
  5. 前記透明容器本体の底部頂面上に堆積した前記流動性分離層の厚みが、2mm以下であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の粒子凝集判定用容器。
  6. 前記透明容器本体の底部斜面の傾斜角度が、水平面から45°〜75°であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の粒子凝集判定用容器。
  7. 前記透明容器本体の底部斜面の傾斜が、底部斜面の下端に向かうほど増加することを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の粒子凝集判定用容器。
  8. 前記透明容器本体を側面方向から観察した際の前記底部頂面の幅が、前記透明容器本体の幅の1/2以下であることを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の粒子凝集判定用容器。
  9. 抗体または抗原を含む検体を、前記底部頂面上に堆積した前記流動性分離層の上に集中させて添加するための検体添加部を更に備えたことを特徴とする、請求項1〜8の何れか1項に記載の粒子凝集判定容器。
  10. 前記透明容器本体の底部斜面が、粗面化されていることを特徴とする、請求項1〜9の何れか1項に記載の粒子凝集判定容器。
  11. 前記不溶性粒子が、粒径25〜200μmのガラスビーズまたは架橋ポリマーであることを特徴とする、請求項1〜10の何れか1項に記載の粒子凝集判定容器。
  12. 前記流動性分離層が、抗血清を含むことを特徴とする、請求項1〜11の何れか1項に記載の粒子凝集判定容器。
  13. 抗体または抗原を含む複数種類の検体と各検体に対する複数種類の凝集用粒子との凝集反応により形成される各凝集物に基づいて免疫学的分析を行う粒子凝集判定用容器であって、
    複数のウェルを有し、各ウェルに対応する各底部が、底部斜面と、前記底部斜面の上端において底部斜面と鈍角を形成する水平方向に形成された底部頂面とを含む底面を有する透明容器本体と、前記各ウェルに充填され、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子を含む流動性分離層とを有することを特徴とする凝集判定用容器。
  14. 抗体または抗原を含む検体と凝集用粒子との凝集反応により形成される凝集物に基づいて免疫学的分析を行う粒子凝集判定用容器であって、
    底部が透明であり且つその形状が山形部分を含んだ容器本体と、前記容器本体に充填され、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子を含む流動性分離層とを有することを特徴とする凝集判定用容器。
  15. 抗体または抗原を含む複数種類の検体と各検体に対する複数種類の凝集用粒子との凝集反応により形成される各凝集物に基づいて免疫学的分析を行う粒子凝集判定用容器であって、
    複数のウェルを有し、各ウェルに対応する各底部が、透明であり且つその形状が山形部分を含んでいる一の容器本体と、前記各ウェルに充填され、凝集の程度に応じて凝集用粒子を分離する不溶性粒子を含む流動性分離層とを有することを特徴とする凝集判定用容器。
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