JP2007320477A - ミキサドラム駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定のエンジン回転速度域にてミキサドラムの回転速度を調節できるミキサドラム駆動装置を提供する。
【解決手段】ミキサドラム1を回転駆動する油圧モータ81と、アクチュエータ14の作動によりポンプ吐出量を可変とする油圧ポンプ10と、油圧モータ81に接続する第一、第二給排通路51,52に生じる負荷圧を取り出す高圧選択弁16と、負荷圧と油圧ポンプ10の吐出圧との差圧が所定値に保たれるようにアクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧を調節するロードセンシング弁40と、アクチュエータ14の作動ストロークを規制するストローク規制手段(ドレン通路25)とを備え、所定のエンジン回転速度域にて油圧モータ81の回転速度を一定に保ち、それ以上の回転速度域ではエンジン回転速度が上昇するのに応じて油圧モータ81の回転速度を高めるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、可変容量油圧ポンプおよび油圧モータを結ぶ油圧回路を備えるミキサドラム駆動装置の改良に関するものである。
コンクリートミキサ車には、ホッパー等から投入される生コンクリートを撹拌および排出するミキサドラムが搭載され、このミキサドラムを油圧モータによって駆動するようになっている。
この油圧モータの油圧源として、ポンプ吐出圧に応動するアクチュエータの作動によりポンプ吐出量を可変とする可変容量油圧ポンプを備え、このアクチュエータに導かれるポンプ吐出圧がロードセンシング弁を介して調節されることにより、油圧ポンプの吐出圧と負荷圧との差圧が所定値に保たるようになっている。これにより、エンジンに駆動される油圧ポンプの回転速度が上昇しても、ミキサドラムの回転速度が一定に保たれる。
従来、この種のミキサドラム駆動装置として、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特開2000−272405号公報
しかしながら、このような従来のミキサドラム駆動装置にあっては、ミキサドラムの回転速度が一定に保たれるため、エンジンのアイドル運転時や低回転速度域ではミキサドラムの回転速度が必要以上に高まり、エンジンの燃費増大を招く可能性があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、所定のエンジン回転速度域にてミキサドラムの回転速度を調節できるミキサドラム駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、ミキサドラムを回転駆動する油圧モータと、油圧モータに接続する第一、第二給排通路と、エンジンによって回転駆動される油圧ポンプと、油圧ポンプから吐出される作動油を第一、第二給排通路に対して選択的に供給する方向切換弁と、油圧ポンプのポンプ吐出量を変えるアクチュエータと、第一、第二給排通路の圧力のうちいずれか高い方の圧力を負荷圧として取り出す高圧選択弁と、高圧選択弁の取り出した負荷圧と油圧ポンプの吐出圧とに応動し、これらの差圧が所定値に保たれるようにアクチュエータに導かれるポンプ吐出圧を調節するロードセンシング弁と、油圧ポンプのポンプ吐出量が所定値以上に保たれるようにアクチュエータの作動ストロークを規制するストローク規制手段とを備えたことを特徴とするものとした。
本発明によると、所定のエンジン回転速度域にて油圧モータの回転速度を一定に保ち、それ以上の回転速度域ではエンジン回転速度が上昇するのに応じて油圧モータの回転速度を高められる。これにより、例えばエンジンのアイドル運転時や低回転速度域においてミキサドラムの回転速度を必要以上に高めなくて済み、エンジンの燃費低減がはかれる。また、エンジンの中高回転速度域においてエンジンの回転速度に応じてミキサドラムの回転速度を調節できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、コンクリートミキサ車に備えられるミキサドラム駆動装置は、ポンプユニット50、モータユニット80、タンク90、これらを結ぶ油圧配管等によって構成される。
モータユニット80に油圧モータ81を備え、この油圧モータ81がトランスミッション2を介してミキサドラム1を回転駆動する。
油圧モータ81の各ポートには作動油を給排する第一、第二給排通路51,52が接続される。油圧モータ81は第一、第二給排通路51,52から選択的に導かれる作動油によって正逆両方向に回転作動する。
モータユニット80の第一、第二給排通路51,52の間には対のリリーフ弁82,83が介装され、第一、第二給排通路51,52の圧力差が所定値を超えて上昇するとリリーフ弁82,83が開弁し、第一、第二給排通路51,52の一方からチャージ通路58に作動油圧を逃がすようになっている。各リリーフ弁82,83にはそれぞれのパイロット圧として第一、第二給排通路51,52の圧力がピストン機構84,85、オリフィス86〜89を介して導かれる、ショックレス構造となっている。
モータユニット80のケーシング内とタンク90を連通するドレン通路91が設けられる。このドレン通路91にはオイルクーラ92とオイルフィルタ93がそれぞれ介装される。
ポンプユニット50の油圧ポンプ10とモータユニット80の油圧モータ81は第一、第二給排通路51,52、ポンプ吸込通路12、ポンプ吐出通路13によって結ばれ、閉回路を構成する。
ポンプユニット50は、エンジン60に回転駆動される油圧ポンプ10とチャージポンプ11、リリーフ弁59、方向切換弁20、ロードセンシング弁40、カットオフ弁70、アンロード弁30、高圧選択弁16等を備える。
チャージポンプ11はタンク90から通路95を通して吸込んだ作動油をチャージ通路58に吐出し、チャージ通路58から各チェック弁55,56を介して第一、第二給排通路51,52に充填される。
チャージ通路58はリリーフ弁59を介してタンク90側に連通し、チャージ通路58の圧力が所定値を超えて上昇すると、チャージポンプ11から吐出される余剰作動油をタンク90に戻す。これによりチャージポンプ11の作動時は第一、第二給排通路51,52の圧力がリリーフ弁59の開弁圧以上に保たれる。
ポンプユニット50とモータユニット80を結ぶチャージ通路58はその一部が外部配管によって形成される。チャージポンプ11とタンク90を結ぶ通路95にその一部が外部配管によって形成され、その途中にストレーナ96が介装される。また、ポンプユニット50のケーシング内とモータユニット80のケーシング内はドレン通路97によって連通している。
油圧ポンプ10はポンプ吸込通路12とポンプ吐出通路13がそれぞれ接続され、ポンプ吸込通路12から吸込んだ作動油を吐出通路13に吐出する。ポンプ吸込通路12にはチェック弁54を介してチャージポンプ11からの作動油が充填される。
方向切換弁20にはポンプ吸込通路12とポンプ吐出通路13と第一、第二給排通路51,52がそれぞれ接続され、方向切換弁20によって第一、第二給排通路51,52に油圧ポンプ10から吐出される作動油が選択的に導かれる。方向切換弁20がポジションaに手動で切換えられると、第二給排通路52に油圧ポンプ10から吐出される作動油が導かれ、油圧モータ81を一方向に回転駆動する。方向切換弁20がポジションbに手動で切換えられると、第一給排通路51に油圧ポンプ10から吐出される作動油が導かれ、油圧モータ81を他方向に回転駆動する。方向切換弁20が中立ポジションcに手動で切換えられると、吸込通路12と吐出通路13に対する第一、第二給排通路51,52の連通を遮断し、油圧モータ81の回転作動を停止させる。
油圧ポンプ10は、後述するように、斜板式ピストンポンプが用いられ、ポンプ吐出圧が導かれるアクチュエータ14の作動により、アクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧が上昇するほど傾転スプリング15に抗してポンプ吐出量を小さくする。
ロードセンシング弁40は、後述するように、パイロット圧として第一、第二給排通路51,52の一方に生じる負荷圧とポンプ吐出通路13のポンプ吐出圧が互いに対抗するように導かれ、両者の差圧が所定値になるようにアクチュエータ通路18を介してアクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧を調節するものである。
ロードセンシング弁40はアクチュエータ14をタンク側に連通するポジションaと、アクチュエータ14をポンプ吐出通路13に連通するポジションbを備え、スプリング43の付勢力によってポジションaに保持される。
ロードセンシング弁40は第一、第二パイロット圧通路41,42が接続され、第一パイロット圧通路41は高圧選択弁16を介して第一、第二給排通路51,52の高圧側(負荷圧側)に連通し、第二パイロット圧通路42はポンプ吐出通路13に連通している。この高圧選択弁16は例えばシャトル弁が用いられる。
ロードセンシング弁40は第一パイロット圧通路41から導かれる負荷圧がスプリング43の付勢力と共にポジションaに切換える方向に働き、第二パイロット圧通路42から導かれるポンプ吐出圧がスプリング43に抗してポジションbに切換える方向に働く。
ロードセンシング弁40からアクチュエータ14にポンプ吐出圧を導くアクチュエータ通路18にはオリフィス17が介装される。
カットオフ弁70は、ポンプ吐出通路13のポンプ吐出圧が導かれ、ポンプ吐出圧が所定値を超えて上昇するとアクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧を高めて油圧ポンプ10のポンプ吐出量を小さくするものである。
カットオフ弁70はアクチュエータ14をタンク側に連通するポジションaと、アクチュエータ14をポンプ吐出通路13に連通するポジションbを備える。
カットオフ弁70に接続されるパイロット圧通路72はポンプ吐出通路13に連通している。カットオフ弁70はスプリング73の付勢力がポジションaに切換える方向に働き、パイロット圧通路72から導かれるポンプ吐出圧がスプリング73に抗してポジションbに切換える方向に働く。スプリング73のバネ力はパイロット圧通路72の圧力が例えば10〜40MPa程度になるとカットオフ弁70がポジションbに切り換わるように設定される。
ミキサドラム1の回転駆動時、ポンプ吐出圧が所定値以下の状態ではカットオフ弁70はポジションaに保持され、ロードセンシング弁40とアクチュエータ14を結ぶアクチュエータ通路18を開通させる。ロードセンシング弁40は第一、第二給排通路51,52の一方に生じる負荷圧とポンプ吐出通路13のポンプ吐出圧の差圧が所定値になるようにポンプ吐出通路13からアクチュエータ通路18を経由してアクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧を調節する。
ミキサドラム1の駆動停止時、方向切換弁20が中立ポジションcに切換えられてポンプ吐出通路13が閉じられるのに伴ってポンプ吐出圧が所定値を超えて上昇すると、カットオフ弁70がこれに応動してポジションaからポジションbに切換わり、アクチュエータ14をポンプ吐出通路13に連通し、こうして導かれるポンプ吐出圧によってアクチュエータ14がスプリング15に抗して油圧ポンプ10のポンプ吐出量を小さくする。
そして本発明の要旨とするところであるが、アクチュエータ14の作動ストロークを規制するストローク規制手段を設け、エンジン60のアイドル運転時や低回転速度域においてミキサドラム1の回転速度を低く保ち、エンジン60の中高回転速度域においてエンジン60の回転速度に応じてミキサドラム1の回転速度を高められるようにする。
アクチュエータ14のストローク規制手段として、アクチュエータが所定のストロークを超えて作動するとアクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧を逃がすドレン通路25を設ける。
ドレン通路25の絞りとしてドレン通路25の途中にはオリフィス26が設けられ、このオリフィス26によってアクチュエータ14からドレン通路25を通ってタンク側に逃がされる作動油の流れを絞るようになっている。
図2に示すように、回転斜板式の油圧ポンプ10は、ポンプハウジング62とポンプカバー61とにより形成される内部空間にシリンダブロック63および斜板64が収装される。
シリンダブロック63はシャフト65を介して回転駆動される。シャフト65は、その途中がポンプハウジング62にベアリング72を介して支持され、その一端がポンプカバー61にベアリング71を介して支持される。シャフト65はポンプハウジング62から外部へ突出されるその一端に動力源としてエンジン60から回転が伝達される。
シリンダブロック63には複数本のシリンダ66がシャフト65の中心線Oと平行に、かつその中心線Oを中心とする略同一円周上に一定の間隔を持って並んで配置される。
各シリンダ66にはピストン68がそれぞれ挿入され、両者の間に容積室67が画成される。各ピストン68の一端側はシリンダブロック63から突出され、斜板64に接するシュー69を介して支持される。シリンダブロック63が回転すると、各ピストン68は斜板64との間で往復動し、シリンダ66の容積室67を拡縮させる。
油圧ポンプ10のポンプ吐出量を可変とするため、斜板64は図示しないトラニオン軸を介してポンプハウジング62に傾転可能に支持される。ポンプハウジング2内には斜板64を傾転角が大きくなる方向に付勢する傾転スプリング15を備える。
斜板64の傾転角を変えるアクチュエータ14として、ポンプカバー61にはシリンダ76がシャフト65の中心線Oと平行に取り付けられ、このシリンダ76に円筒状のプランジャ75が摺動可能に嵌合される。このプランジャ75はシャフト65の外周面に摺動可能に嵌合される円筒部75aを有し、その先端が斜板64に当接している。円筒状のシリンダ76の内側にはアクチュエータ通路18が画成され、ロードセンシング弁40からポンプ吐出圧が導かれる。このポンプ吐出圧によってプランジャ75が図中右方向に移動すると、傾転スプリング15に抗して斜板64が傾転角が小さくなる方向に回動し、油圧ポンプ10のポンプ吐出量が減らされる。
アクチュエータ14のストローク規制手段として、プランジャ75のシリンダ76に嵌合する円筒部75aに複数のオリフィス26が形成される。
このオリフィス26はプランジャ75がシリンダ76に対して所定の所定のストロークを超えて摺動すると開口し、アクチュエータ通路18とポンプハウジング62内を連通し、アクチュエータ14に導かれる作動油の一部をタンク側に逃がす。これにより、アクチュエータ14の作動ストロークが規制される。
以上のように構成されて、次に作用及び効果について説明する。
ミキサドラム1の回転駆動時、エンジン60によって油圧ポンプ10が回転駆動され、ポンプ吸込通路12から低圧作動油を吸込み、ポンプ吐出通路13に高圧作動油を吐出する。方向切換弁20のポジションa,bのいずれかへの切換えにより、第一、第二給排通路51,52の一方に高圧作動油を送り込み、第一、第二給排通路51,52の他方から低圧作動油が吸い込まれる。こうして第一、第二給排通路51,52を循環する作動油によって油圧モータ81が回転作動し、油圧モータ81の回転がミキサドラム1に伝えられる。
ミキサドラム1の回転駆動時、ロードセンシング弁40は第一、第二給排通路51,52の一方に生じる負荷圧とポンプ吐出通路13のポンプ吐出圧の差圧が所定値になるようにアクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧を調節する。
エンジン60のアイドル運転時と低回転速度域では、アクチュエータ14はドレン通路25が閉鎖されているストローク内で作動して、アクチュエータ14が油圧ポンプ10のポンプ吐出量を調節し、油圧ポンプ10の吐出圧と負荷圧の差圧が一定に保たれる。これにより、エンジン60の回転速度が変動しても、ミキサドラム1の回転速度が一定に保たれる。
エンジン60の中高回転速度域では、アクチュエータ14が所定ストロークを超えて作動することにより、ドレン通路25が開通し、アクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧がタンク側に逃がされる。これにより、アクチュエータ14がそれ以上のストロークで伸張作動することが制限され、油圧ポンプ10のポンプ押しのけ容積がほぼ一定に保持される。これにより、エンジン60の回転速度が上昇するのに伴って、油圧ポンプ10の吐出流量が増え、ミキサドラム1の回転速度が上昇する。
ドレン通路25にオリフィス26が設けられることにより、このオリフィス26によってアクチュエータ14からドレン通路25を通ってタンク側に逃がされる作動油の流れに抵抗が付与され、ロードセンシング弁40から導かれるポンプ吐出圧が上昇するのにしたがってアクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧が次第に上昇し、アクチュエータ14がオリフィス26が開口するストロークを超えて伸張作動し、エンジン60の回転速度に対する油圧ポンプ10のポンプ吐出量の増加率が次第に減少する。これにより、エンジン60の高回転速度域で油圧ポンプ10の吐出流量が必要以上に減少することを抑えられる。
図3はエンジン60の回転速度とミキサドラム1の回転速度の関係を示す特性図である。これに示されるように、エンジン60のアイドル運転時や低回転速度域においてミキサドラム1の回転速度が低く保たれ、エンジン60の中高回転速度域においてエンジン60の回転速度に応じてミキサドラム1の回転速度を高められる。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)ミキサドラム1を回転駆動する油圧モータ81と、エンジン60に回転駆動される油圧ポンプ10と、油圧モータ81に接続する第一、第二給排通路51,52と、油圧ポンプ10から吐出される作動油を第一、第二給排通路51,52に対して選択的に供給する方向切換弁20と、油圧ポンプ10のポンプ吐出量を変えるアクチュエータ14と、第一、第二給排通路51,52の圧力のうちいずれか高い方の圧力を負荷圧として取り出す高圧選択弁16と、高圧選択弁16の取り出した負荷圧と油圧ポンプ10の吐出圧との差圧が所定値に保たれるようにアクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧を調節するロードセンシング弁40と、アクチュエータ14の作動ストロークを規制するストローク規制手段とを備えたため、所定のエンジン回転速度域にて油圧モータ81の回転速度を一定に保ち、それ以上の回転速度域ではエンジン回転速度が上昇するのに応じて油圧モータ81の回転速度を高められる。これにより、例えばエンジン60のアイドル運転時や低回転速度域においてミキサドラム1の回転速度を必要以上に高めなくて済み、エンジン60の燃費低減がはかれる。また、エンジン60の中高回転速度域においてエンジン60の回転速度に応じてミキサドラム1の回転速度を調節できる。
(イ)アクチュエータ14のストローク規制手段として、アクチュエータが所定のストロークを超えて作動するとアクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧を逃がすドレン通路25を設けたため、アクチュエータ14が所定ストロークを超えて作動することによりドレン通路25が開通し、アクチュエータ14に導かれるポンプ吐出圧がタンク側に逃がされ、アクチュエータ14がそれ以上のストロークで作動することが制限され、油圧ポンプ10のポンプ吐出量がほぼ一定に保持される。
(ウ)ドレン通路25に絞りとしてオリフィス26を設けたため、エンジン60の高回転速度域で油圧ポンプ10の吐出流量が必要以上に減少することを抑えられる。
(エ)アクチュエータ14は、ロードセンシング弁40からのポンプ吐出圧が導かれるシリンダ76と、このシリンダ76に摺動可能に嵌合する円筒部75aを有するプランジャ75とを備え、アクチュエータ14のストローク規制手段として、プランジャ75の円筒部75aにオリフィス26が形成したため、部品数を増大させることがなくストローク規制手段を設けることが可能となり、構造の複雑化を避けられる。
(オ)油圧ポンプ10と方向切換弁20とカットオフ弁70と高圧選択弁16とロードセンシング弁40とアクチュエータ14が収められるポンプユニット50を備えたため、ミキサ車にこれらを設置することが容易に行える。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の実施の形態を示すミキサドラム駆動装置の油圧回路図。 同じく油圧ポンプの断面図。 同じくエンジン回転速度とミキサドラムの回転速度特性図の関係を示す特性図。
符号の説明
1 ミキサドラム
10 油圧ポンプ
12 ポンプ吸込通路
13 ポンプ吐出通路
14 アクチュエータ
16 高圧選択弁
20 方向切換弁
25 ドレン通路
26 オリフィス
40 ロードセンシング弁
51 第一給排通路
52 第二給排通路
60 エンジン
75 プランジャ
78a 円筒部
76 シリンダ
81 油圧モータ

Claims (5)

  1. ミキサドラムを回転駆動する油圧モータと、
    前記油圧モータに接続する第一、第二給排通路と、
    エンジンによって回転駆動される油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出される作動油を前記第一、第二給排通路に対して選択的に供給する方向切換弁と、
    前記油圧ポンプのポンプ吐出量を変えるアクチュエータと、
    前記第一、第二給排通路の圧力のうちいずれか高い方の圧力を負荷圧として取り出す高圧選択弁と、
    前記高圧選択弁の取り出した負荷圧と前記油圧ポンプの吐出圧とに応動し、これらの差圧が所定値に保たれるように前記アクチュエータに導かれるポンプ吐出圧を調節するロードセンシング弁と、
    前記油圧ポンプのポンプ吐出量が所定値以上に保たれるように前記アクチュエータの作動ストロークを規制するストローク規制手段とを備えたことを特徴とするミキサドラム駆動装置。
  2. 前記ストローク規制手段として、前記アクチュエータが所定のストロークを超えて作動すると前記アクチュエータに導かれるポンプ吐出圧を逃がすドレン通路を設けたことを特徴とする請求項1に記載のミキサドラム駆動装置。
  3. 前記ドレン通路に絞りを設けたことを特徴とする請求項2に記載のミキサドラム駆動装置。
  4. 前記アクチュエータは、
    前記ロードセンシング弁からポンプ吐出圧が導かれるシリンダと、
    前記シリンダに摺動可能に嵌合する円筒部を有するプランジャとを備え、
    前記ストローク規制手段として前記プランジャの円筒部にオリフィスを形成したことを特徴とする請求項3に記載のミキサドラム駆動装置。
  5. 前記油圧ポンプと前記方向切換弁と前記ロードセンシング弁と前記油圧ポンプの吐出圧を調整するカットオフ弁と前記高圧選択弁と前記アクチュエータが収められるポンプユニットを備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のミキサドラム駆動装置。
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