JP2007320375A - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Akira Kanashiki
昭 金敷
Kiyoshi Sakurazawa
潔 櫻澤
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Abstract

【課題】 外観性能を高めると共に、特別な装置を用いて加工することなく、簡易に表皮端末を処理することができる車両用サンバイザを提供する。
【解決手段】 車両用サンバイザ100は、軸部11Aを有する芯材11と、一辺が開口するように袋状に形成し反転して、芯材11の軸部11Aが開口10B側に配置されるように開口10Bから芯材11が挿入される表皮10と、表皮10の開口10Bに対応して形成され、芯材11の軸部11Aを保持しながら表皮10の開口10Bを閉塞するフィニッシャー部材12とを備える。これにより、表皮10の開口10Bは、外観性能を高めると共に、超音波溶着等を行うための特別な装置を用いて加工することなく、簡易に表皮10の端末を処理することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両用サンバイザに関する。
従来、自動車には運転席や助手席の天井付近に前方からの眩光を遮光する車両用サンバイザが設けられている。図1は従来の車両用サンバイザを説明するための図であり、同図(a)は車両用サンバイザの斜視図、同図(b)は(a)のA−A断面図を示す。図1(a)に示すように、車両用サンバイザでは、矩形のフレーム状の芯材1に、回動用シャフト2を支持するスプリング付軸受けホルダ3と車両用サンバイザの使用状態でもある程度前方が視認できるように網目状のネット4が取付けられている。このネット4の端末4aは、芯材1に巻かれた後に超音波よる溶着又は縫製による固定がなされる(図1(b)を参照)。
また、図2は従来の車両用サンバイザの他の例を示す図であり、同図(a)は車両用サンバイザの組立て前の分解図、同図(b)は(a)に示した車両用サンバイザの組立て後の断面図である。図2(a)に示すように、この車両用サンバイザは、発泡成形のクッション材からなる芯材5を挿入するため、クロス材の表皮6同士を破線で示すように縫製加工して、一辺を残して縫製ライン7を形成し反転して芯材5の挿入用の開口8を形成している。芯材5は、袋状に形成された表皮6の開口8から挿入され表皮6に被覆される。図2(b)に示すように、芯材5を被覆した表皮の開口8(表皮の端末)は、左右方向から挟まれて超音波又はウェルダ技術により溶着処理される(例えば特許文献1参照)。
実開昭63−048620号公報
しかしながら、図1に示した従来の車両用サンバイザでは、網目状のネットを用いていることから、ネットの端末の溶着又は固定跡が乗員の視認領域である芯材のフレーム内に残存していた。このため、見栄えが良くないという問題があった。また、スプリング付軸受けホルダ3が隠れることがなく、剥き出し状態でいたため見栄えが良くないという問題があった。さらに、ネットの端末処理には縫製加工又は超音波加工を行う特別な装置が必要であった。
また、図2に示した従来の車両用サンバイザでは、表皮の端末処理後に、表皮の端末に残り代が発生して(図2(b)参照)、溶着ラインが突出して残存していた。このため、見栄えが良くないという問題があった。また、図1で示した車両用サンバイザと同様に、表皮の端末処理には縫製加工又は超音波加工を行う特別な装置が必要であった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、外観性能を高めると共に、特別な装置を用いて加工することなく、簡易に表皮端末を処理することができる車両用サンバイザを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用サンバイザは、軸部を有する芯材と、一辺が開口するように袋状に形成し、前記芯材の軸部が該開口側に配置されるように該開口から前記芯材が挿入される表皮と、該表皮の開口に対応して形成され、該表皮の開口を閉塞するフィニッシャー部材と、を備えるこれにより、表皮の端末処理に用いられていた超音波等の溶着又は縫製による固定をする処理工程を省くことができ、表皮の開口は簡易にフィニッシャー部材により閉塞することができるため、特別な装置を用いて加工することなく、簡易に表皮端末を処理することができる。また、フィニッシャー部材により外観性能を高めることができる。
前記フィニッシャー部材は、該表皮の開口に対応して形成される基部と、該基部から延設される一対の腕部と、前記一対の腕部にそれぞれ設けられ前記芯材の軸部と前記表皮を保持するために互いに係合する係合部とを備える。これにより、芯材の軸部の保持と表皮の保持を一つの部材により実現することができ、部品点数の削減と作業性を向上させることができる。
本発明の車両用サンバイザは、遮光範囲を拡張可能なエクステンション手段をさらに備える。これにより、遮光範囲を変更することができる。
本発明によれば、外観性能を高めると共に、特別な装置を用いて加工することなく、簡易に表皮端末を処理できる車両用サンバイザを提供することができる。
以下、本発明に係る車両用サンバイザについて添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
第1実施例における車両用サンバイザ100について図3乃至図7を用いて説明する。図3は、車両用サンバイザ100の全体構成図であり、図4は、車両用サンバイザ100の組立前の分解図である。図3及び図4に示すように、車両用サンバイザ100は、表皮10,芯材11,フィニッシャー部材12及び回動用シャフト13を備えている。
表皮10は、一辺が開口するように袋状に形成し反転して形成されたクロス材である。表皮10の形成について簡潔に説明すると、まず、2枚のクロス材をサンバイザ形状に沿って縫製加工を行う。このとき、芯材11を挿入するため一辺の開口10Bを残して三辺を縫製加工する。これにより縫製ライン10Aができる。次に、縫製ライン10Aが見えないように、表皮を反転させることで袋状の表皮10が完成する。
芯材11は、矩形に曲成されたワイヤーフレームで形成されている。芯材11は、フィニッシャー部材12に支持される軸部11Aを有している。軸部11Aの一端側には、回動用シャフト13を保持する軸受けホルダ11Bが取り付けられている。尚、芯材11は、軸部11Aが表皮10の開口10B側に配置されるようにして、表皮10の開口10Bから挿入される。
フィニッシャー部材12は、芯材11の軸部11Aを保持しながら、表皮10の開口10Bを閉塞するものであり、基部12A,一対の腕部12B,12C,プレート部12Dを備える。基部12A,一対の腕部12B及び12C,プレート部12Dは、熱可塑性樹脂を用いて射出成形で一体成形されている。
尚、フィニッシャー部材12は熱可塑性樹脂に限定するものではなく他の樹脂又は材料であっても良い。また、射出成形に限らず、周知の成形方法であれば何れでの方法を用いても良い。さらに、基部12A、一対の腕部12B,12C及びプレート部12Dは一体成形されているものに限らず、いずれかが別体のものであっても良い。
基部12Aは、表皮10の開口10Bに対応して形成されている。また、基部12Aの両端には、開口部12a,12bが形成されている。開口部12aは、芯材11の軸部11Aに取り付けられた軸受けホルダ11B内に回動用シャフト13を挿通させるためのものである。開口部12bは、軸受けホルダ11Bが設けられた芯材11の軸部11Aの一端とは逆の他端側の軸部11Aを挿通させるためのものである。開口部12bに軸部11Aが挿通した場合、開口部12bから表出した軸部11Aは、分割体から成る補助ノブ(図示ぜず)により挟さみ込まれる。これにより、軸部11Aを挟み込んだ補助ノブは、車両ルーフパネルに取り付けられているホルダ(図示せず)に係止される。
図5(a)は、表皮10の開口10Bを閉塞する前の断面図である。図5(a)に示すように、一対の腕部12B,12Cは、表皮10を挟持するため、基部12Aから下方に向けて延設されている。表皮10には、係合爪12C11,係止爪12B11,ストッパ部12C12が表皮10内に挿入し易くするために、あらかじめ貫通孔10Dを形成しておくことが好ましい。腕部12Bの内面12Bには、腕部12Cの内面12Cに向けて、係止爪12B11が形成されている。一方、腕部12Cの内面12Cには、腕部12Bの内面12Bに向けて、係合爪12C11及びストッパ部12C12が形成されている。係止爪12B11,係合爪12C11及びストッパ部12C12は、腕部12B,12Cの長手方向に部分的に形成されている。尚、係止爪12B11,係合爪12C11及びストッパ部12C12は、全体の内面12B,12Cに形成されていても良い。
係合爪12C11は、係止爪12B11に係合するためのものであり、係止爪12B11が形成されている内面12Bに対応する内面12Cに配置されている。ストッパ部12C12は、係合爪12C11から間隔を設けて内面12Cに配置されている。これによりストッパ部12C12は、係止爪12B11の背後を支持し、係合爪12C11と係止爪12B11の係合状態を保持する。また、ストッパ部12C12は、係止爪12B11が適切に係合爪12C11に係合されるようガイドする機能も兼ねている。
また、基部12Aの下部には、V字状の切欠き12Aが形成されている。このため、表皮10の開口10Bを閉塞する前の状態における一対の腕部12B,12Cは、基部12Aから遠ざかるに従って広がっている。これにより、係止爪12B11,係合爪12C11が表皮10に引っかかることはない。
図5(a)に示すように、表皮10の開口10Bをフィニッシャー部材12により閉塞するには、腕部12Bと腕部12Cの間に、表皮10の開口10Bが基部12Aの下方に配置されるように、表皮10が配置する。腕部12Bの外面12Bと腕部12Cの外面12Cに押圧力が加わると、腕部12Bと腕部12Cは、基部12Aを軸として、表皮10を挟持するため、表皮10に向かって移動する。
図5(b)は、表皮10の開口10Bを閉塞した後の断面図である。図5(b)に示すように、腕部12Bの係止爪12B11と腕部12Cの係合爪12C11,ストッパ部12C12が表皮10の貫通孔10Dに挿通して、表皮10内で腕部12Bの係止爪12B11が腕部12Cのストッパ部12C12に保持されながら、係合爪12C11に係合される。これにより、フィニッシャー部材12が表皮10に装着され、表皮10の開口10Bは閉塞される。また、表皮10内の芯材11を保持しながら、表皮10の開口10Bを閉塞することができる。
更に、腕部12Bの係止爪12B11と腕部12Cの係合爪12C11が貫通孔10Dを通り、表皮10内で係合することにより、表皮10が腕部12B及び腕部12Cの間から抜け落ちることはない。尚、上述した腕部12B,12Cは、互いに係合する係止爪12B11と係合爪12C11を形成しているが、本発明はこれに限られず、芯材の軸部と表皮を保持するものであれば何れでも良く、例えば、一方の腕部に他方の腕部に係着する係着部を形成してあるものでも良い。
プレート部12Dは、腕部12Bの下端縁部の中央から下方に向けて延設されている。また、プレート部12Dにはカードホルダ(チケットホルダ)12Eが形成されている。カードホルダ12Eは、プレート部12D及び腕部12Bの下端縁部が結合する部位に形成されている。
回動用シャフト13は、フィニッシャー部材12の開口部12aから挿通され、軸受けホルダ11B内に保持されるものである。回動用シャフト13は、車両用サンバイザ100を車両ルーフパネルに取付けるためのブラケット14を備えている。これにより車両用サンバイザ100は、回動用シャフト13を軸に回動可能に支承される。
回動用シャフト13の反対側には、軸部11Aが開口部12bから突出しており、この突出した軸部11Aは、分割体から成る補助ノブ(図示せず)で挟み込まれる。軸部11Aを挟み込んだ補助ノブ(図示せず)は、車両ルーフパネルに取り付けられているホルダ(図示せず)に係止される。これにより、車両用サンバイザ100は、回動用シャフト13と補助ノブ(図示せず)の2点で車両ルーフパネルに支持される。回動用シャフト13を軸として車両用サンバイザ100は、車両の上下方向及び左右方向に回動操作でき、車両ルーフパネル面に格納される格納位置(非使用時)と、フロントウインドウと略平行となる展開位置(使用時)との間で車両の上下方向に回動操作可能であると共に、フロントウインドウと略平行となる展開位置と、サイドウインドウと略平行となる展開位置の間で車両の左右方向にも回動操作可能である。
上述した通り、表皮10の開口10Bは、超音波溶着等を行うための特別な装置を用いて加工することなく、簡易にフィニッシャー部材12により閉塞される。また、表皮10の開口10Bは、基部12Aと一対の腕部12B,12Cにより覆われることにより、表皮10の開口10Bの縁部は外部から視認されることがないため、車両用サンバイザ100の全体における外観性能を高めることができる。また、軸受けホルダ11bもフィニッシャー部材12により覆われるので車両用サンバイザ100の外観性能を高めることができる。このように、芯材11が表皮10の開口10Bから挿入され、フィニッシャー部材12を用いて表皮10の開口10Bが閉塞されることにより、図1に示す車両用サンバイザ100が形成される。
図6は、図1に示すフィニッシャー部材12のプレート部12DにコーションフィルムCを貼付した図である。図6に示すように、フィニッシャー部材12にプレート部12Dが形成されていることから、コーションフィルムCを貼付することができる。また、プレート部12Dにカードホルダ12Eが形成されていることから、カード類などをカードホルダ12Eに収容しておくことができる。
表皮10に、例えば、網目状のネットを用いた場合には、車両用サンバイザ100の使用状態でも、ネットを通じて乗員が車両前方を視認することができる。また、図6に示すように、フィニッシャー部材12のプレート部12Dがある場合でも乗員の視認領域は阻害されることはない。また、網目状のネットを用いた場合でも、注意書きが記載されたコーションフィルムCやカードホルダ12Eを付ける場所を確保できる。
図7は、フィニッシャー部材の変形例である。図7に示すように、フィニッシャー部材12’は、プレート部12D’を右側に配置させている点で、上述したプレート部12Dとは異なっている。このように、フィニッシャー部材のプレート部は種々変更して配置させることができる。尚、プレート部の配置に伴いカードホルダの配置も種々変更することができる。
また、フィニッシャー部材12のプレート部12Dにミラーを設けるようにしても良い。更に、フィニッシャー部材12にプレート部12Dとは異なる部材を形成しても良い。加えて、利便性より視認性を重視する場合は、フィニッシャー部材12にプレート部12D等を設けなくても良い。
次に、本発明の第2実施例における車両用サンバイザ200について図8乃至図10を参照しつつ、詳細に説明する。図8は、車両用サンバイザ200の展開前の全体構成図である。図9は、車両用サンバイザ200の展開後の全体構成図である。図10は、車両用サンバイザ200の組立前の分解図である。
車両用サンバイザ200は、遮光範囲を拡張するエクステンション手段を有している点で、第1実施例による車両用サンバイザ100とは異なる。以下、エクステンション手段を有する車両用サンバイザ200の構成について説明する。図10に示すように、車両用サンバイザ200は、表皮20,芯材21,フィニッシャー部材22,回動用シャフト23を備えている。表皮20は、第1実施例による表皮10と同様に縫製加工されており、一辺が開口20Bしている。表皮20の縦の長さSは、第1実施例による表皮10の縦の長さSより長い。
芯材21は、第1実施例による軸部11Aと同様の機能をする軸部21Aと、フレーム部21C,21Dを有している。軸部21Aは、棒状に形成されており、第1実施例による軸受けホルダ11Bと同様の軸受けホルダ21Bを有している。フレーム部21C及びフレーム部21Dは、平滑なものであり、ヒンジ部21H,21H’で接続されている。ヒンジ部21H,21H’を介してフレーム部21Dと接続されていないフレーム部21Cの他端は、軸部21Aに接続している。この構成により、芯材21は、ヒンジ部21H,21H’を介して折畳み可能に形成されている。
図8及び図9に示すように、折畳み可能な芯材21に表皮20が被覆されると、表皮20は、フレーム部21Cに対応する表皮20a,フレーム部21Dに対応する表皮20bに分割する。表皮20a及び表皮20bは、表皮20内のヒンジ部21H,21H’を介して折り畳まれる。一方の表皮20aの他端には、開口20Bがあり、この開口20Bは、後述するフィニッシャー部材22に閉塞される。つまり、表皮20aの一端は、フィニッシャー部材22に支持されることになり、表皮20aの他端に接続する表皮20bが展開可能となっている。これにより、表皮20bが展開することにより遮光範囲を拡張することができる。すなわち、表皮20bが本実施例による遮光範囲を拡張するエクステンション手段である。
フィニッシャー部材22は、第1実施例によるフィニッシャー部材12と同様に、芯材21の軸部21Aを保持しながら表皮20の開口10Bを閉塞するものである。フィニッシャー部材22は、基部22A,一対の腕部22B,22C,プレート部22D、クリップ部22Eを備えている。
基部22Aは、第1実施例による基部12Aと同様のものである。一対の腕部22B,22Cが、第1実施例による一対の腕部12B,12Cと異なる点は、腕部22B,22Cの幅W,Wが、第1実施例による腕部12B,12Cの幅より大きいことである。腕部22B,22Cの幅W,Wは、表皮20a,20bの厚みを考慮して設定されている。
プレート部22Dは、第1実施例によるプレート12Dと配置が異なるだけである。クリップ部22Eは、折畳んだ表皮20bの端末を保持するためのものである。回動用シャフト23は、第1実施例による回動用シャフト13と同様のものである。
以上の通り、車両用サンバイザ200については、折畳み可能な芯材21が表皮20の開口10Bから挿入され、フィニッシャー部材22を用いて表皮20の開口10Bが閉塞される。これにより、車両用サンバイザ200は、第1実施例による車両用サンバイザの効果と同様の効果が得られる。また、上述した通り、車両用サンバイザ200は、エクステンション手段である表皮20bにより遮光範囲を拡張することができる。
図8及び図9を用いて、車両用サンバイザ200についての展開前後について更に詳細に説明する。図8における車両用サンバイザ200については、フィニッシャー部材22の一対の腕部22B,22Cの間に、開口20B側の表皮20aの一端が挟まれる。表皮20は、ヒンジ部21H,21H’を介して表皮20a及び表皮20bとして折畳まれている。折畳まれた表皮20bの端末はクリップ部22Eにより保持されている。
図9における車両用サンバイザ200については、クリップ部22Eの解除操作により、折畳まれていた表皮20bの端末はクリップ部22Eから開放され、表皮20bが図9で示す矢印の方向に展開する。この表皮20bの展開により、展開後の表皮20a,20bの遮光範囲S13は、展開前の表皮20a,20bの面積で規定する遮光範囲S12より拡張することができる。
車両用サンバイザ200は、折畳み式芯材21を表皮20内に被覆してエクステンション手段を実現したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、4枚の表皮を縫製加工して、2セットの表皮を形成しておき、各々の表皮に芯材を挿入して、一方の表皮はフィニッシャー部材に固定しておき、他方の表皮は一方の表皮から上下又は左右方向に引き出し可能にしたものでも良い。尚、この場合、引き出す側の表皮をネット状にしたものでも良い。また、エクステンション手段を樹脂製プレートとして表皮内から上下又は左右方向に引き出すものでも良い。
図11は、発泡成形されたクッション材を含む芯材を適用した例である。図11に示す車両用サンバイザ300においては、芯材31が、ワイヤーフレームをインサートしたクッション状のPPビーズ発泡成形体である。この芯材31と、第1実施例における表皮10及びフィニッシャー部材12と同様の、表皮30及びフィニッシャー部材32からなる車両用サンバイザ300でも、第1実施例における車両用サンバイザ100と同様の効果が得られる。また、同様に、第2実施例における車両用サンバイザ200にクッション状の芯材を用いても良い。尚、クッション状の芯材を用いる場合は、フィニッシャー部材12を取付ける前に係合爪などが挿通しやすいように芯材にも貫通孔を形成しておくことが好ましい。
図12は、蜂の巣状のハニカム構造をした芯材を適用した例である。図12に示す車両用サンバイザ400においては、図12に示す芯材41が理解し易いように、フィニッシャー部材42に取り付けられた表皮40の半分を省略している。図12に示すように、芯材41は射出成形等により成形されており、フレーム内が蜂の巣状のハニカム構造のものを用いている。また、表皮40は、乗員が車両前方を視認することができるクロス材である。これにより車両用サンバイザ400の使用状態でも、前方からの眩光を遮光しながら、乗員は車両前方を視認することができる。また、車両用サンバイザ400は、ハニカム構造の芯材41を用いていることから、ひねり強度は高くなり、第1及び第2実施例における車両用サンバイザ100,200と比較して剛性を高めることができると共に、図11に示す車両用サンバイザ300と比較して芯材にクッション材を含んでいない分だけ軽量化することができる。尚、上述したハニカム構造の芯材41は、六角形の格子であるがこれに限るものでなく、他の多角形の格子状のハニカム構造のものを用いても良い。
図13は、軸受ホルダを含むフィニッシャー部材を適用した例である。図13に示す車両用サンバイザ500においては、フィニッシャー部材52内に、回動用シャフト53を保持する軸受けホルダ54が形成されている。これにより、軸受けホルダ54は外部から視認されることはないため、車両用サンバイザ500の外観性能を高めることができる。更に、図13では、フィニッシャー部材52の基部52Aの他端に芯材41の軸部51Aを挿通させる開口部52aが形成されているが、この開口部52aを形成せずに、あらかじめ基部52Aに補助ノブを形成しても良い。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る車両用サンバイザを上述した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
従来の車両用サンバイザを説明するための図である。 従来の車両用サンバイザの他の例を説明するための図である。 第1実施例における車両用サンバイザの全体構成図である。 第1実施例における車両用サンバイザの組立前の分解図である。 図1に示すフィニッシャー部材のB−B断面図である。 車両用サンバイザにコーションフィルムを貼付した図である。 フィニッシャー部材の変形例である。 第2実施例における車両用サンバイザの展開前の全体構成図である。 第2実施例における車両用サンバイザの展開後の全体構成図である。 第2実施例における車両用サンバイザの組立前の分解図である。 発泡成形されたクッション材を含む芯材を適用した図である。 蜂の巣状のハニカム構造をした芯材を適用した図である。 軸受ホルダを含むフィニッシャー部材を適用した図である。
符号の説明
100,200 車両用サンバイザ
10,20 表皮
10B,20B 開口
11,21 芯材
11A,21A 軸部
12,22 フィニッシャー部材
12A,22A 基部
12B,12C,22B,22C 腕部
12D,22D プレート
12E カードホルダ
13,23 回動用シャフト

Claims (3)

  1. 車両用サンバイザであって、
    軸部を有する芯材と、
    一辺が開口するように袋状に形成し、前記芯材の軸部が該開口側に配置されるように該開口から前記芯材が挿入される表皮と、
    該表皮の開口に対応して形成され、該表皮の開口を閉塞するフィニッシャー部材と、
    を備えることを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 前記フィニッシャー部材は、該表皮の開口に対応して形成される基部と、
    該基部から延設される一対の腕部と、
    前記一対の腕部にそれぞれ設けられ前記芯材の軸部と前記表皮を保持するために互いに係合する係合部と、
    を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用サンバイザ。
  3. 遮光範囲を拡張可能なエクステンション手段をさらに備える、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用サンバイザ。
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