JP2007318463A - 電力増幅器用バイアス回路 - Google Patents

電力増幅器用バイアス回路 Download PDF

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Abstract

【課題】低い外部基準電圧で動作する電力増幅器において、低温動作における歪特性の劣化を抑制するバイアス回路を提供する。
【解決手段】電圧駆動バイアス回路(Trb1〜Trb6を含む回路)と、電流駆動バイアス回路(Rbb9を含む回路)とを並列に設けた併用バイアス回路において、第1増幅用トランジスタTr2aと第4の抵抗Rb22との間に、第5の抵抗RL1を含むリニアライザL1を接続した構成とする。上記構成により、外部基準電圧が2.4〜2.5Vの低電圧であっても、低温から高温までほぼ一定のアイドル電流を保ちながら増幅動作が可能となり、且つ、低温動作における歪特性の劣化を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は電力増幅器用バイアス回路に関し、特に、エミッタフォロワを含むバイアス回路が同一のGaAsチップ上に集積化された電力増幅器を、低い外部基準電圧により動作させるバイアス回路に関するものである。
近年、CDMA(Code Division Multiple Access;符号分割多重接続)をはじめとする携帯電話用の電力増幅器や、無線LAN用電力増幅器として、GaAs−HBT電力増幅器(HBT:ヘテロ接合バイポーラトランジスタ)が広く用いられている。
従来のGaAs−HBT電力増幅器モジュールの回路例を図11に示す。点線枠内の部分はGaAsチップ上に形成されたものである。それ以外の部分は、モジュール基板上にチップ部品や線路によって形成されたものである。
図11の回路は、RF信号入力端子(IN)、RF信号出力端子(OUT)を有している。Tr1、Tr2は、それぞれ初段用、終段用のヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)を示す。Vc1、Vc2は、それぞれTr1、Tr2のコレクタ電源端子を示す。Vcbは、Tr1およびTr2のバイアス回路の電源端子を示す。Rb1、Rb2、Rb12、Rb22は抵抗を示す。C1〜C4、C21〜C23、Cd1、Cd2、Cdbは容量を示す。L1、L2はインダクタを示す。L11、L21〜L23は特定の電気長を有する線路であり、インダクタとして作用する。
図11の終段Tr2と、そのバイアス回路部の具体的な回路構成例を図12に示す(初段Tr1とそのバイアス回路部も回路的には同様である)。Trb1〜Trb5はHBT、Rbb1〜Rbb6は抵抗を示す。Vrefbはバイアス回路のリファレンス電圧入力端子(外部から与えられる基準電圧端子)を示す。Vcbはバイアス回路のコレクタ電源端子を示す。Vboはバイアス回路の出力端子を示す。本バイアス回路は、電力増幅器のTr1及びTr2のアイドル電流(RF信号入力がない場合のバイアス電流)を、温度変化に対して一定に保つように動作する(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−343244号公報
ところで、図11、図12に示した電力増幅器のバイアス回路の正常な動作には、Trb4、Trb5からなるダイオード接続トランジスタの縦積み2段部や終段Tr2とTrb1からなる2段縦積み部に代表されるように、HBTの持つ障壁電圧の2倍を超える基準電圧Vrefを必要とする。即ち、GaAs系HBTの場合、約1.25〜1.30Vの障壁電圧と抵抗Rbb1における電圧降下分(約0.2〜0.3V)を考慮すると、約2.7〜2.9VのVrefが必要となる。
しかし、VrefをHBTの障壁電圧の2倍未満、例えば2.5Vまで低下させると、常温でもアイドル電流が流れなくなり、図11、図12のバイアス回路は実用上そのまま使用することができなくなる。このアイドル電流が流れなくなる問題は、低温ほど顕著となる。これは、デバイス材料で決定される障壁電圧は、温度が低いほど大きくなるためである。一般に、この障壁電圧は、約−1〜−2mV/℃の傾きを有している。
上記問題を解決するため、発明者らは、図13に示すVref=2.4〜2.5Vの低電圧動作で動作可能な回路を考案した。この回路において、Tr2a、Tr2bはパワートランジスタ、Trb1〜Trb6はバイアス用トランジスタ、Rbb1〜Rbb13は抵抗、C4、Caは容量を示す。Tr2aは直接抵抗Rbb9を介して電流を注入する経路(電流駆動)とTrb1、Trb2からなるエミッタフォロワを介して電流を供給する経路(電圧駆動)の両方を有し、且つTr2bは抵抗Rbb13を介して電流を注入する経路(電流駆動)だけを有することを特徴としている。本回路を用いることにより、Vref=2.4〜2.5Vの低電圧で電力増幅動作が可能となる。
しかし、図13に示した回路において、回路定数などの最適化が十分でない場合、図14に示すように、常温・高温では問題のない利得(Gp)、歪特性(ACP/ACLR)が、低温になると劣化することがある。このとき、歪特性の劣化と対応するように、利得Gpの凹みが実験により観測された。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、低温動作における歪特性の劣化を抑制した電力増幅器用バイアス回路を提供することを目的とする。
本発明に係る電力増幅器用バイアス回路は、第1の増幅用トランジスタのベースに接続された電圧駆動バイアス回路と、前記電圧駆動バイアス回路と並列に設けられ、前記第1の増幅用トランジスタのベースに接続された電流駆動バイアス回路とを備え、前記電圧駆動バイアス回路および前記電流駆動バイアス回路は、外部からリファレンス電圧が与えられるリファレンス電圧入力端子に接続され、前記電圧駆動バイアス回路は、前記第1の増幅用トランジスタのベースに前記リファレンス電圧に応じたバイアス電流を供給する第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタのエミッタと前記第1の増幅用トランジスタのベースとの間に、第1の抵抗を介してコレクタが接続され、エミッタが接地された第2のトランジスタと、前記リファレンス電圧入力端子に第2の抵抗を介してベースが接続され、前記第2のトランジスタのベースに、前記リファレンス電圧に応じたバイアス電流を供給する第3のトランジスタとを有し、前記電流駆動バイアス回路は、一端が前記リファレンス電圧入力端子に接続され、他端が前記第1の増幅用トランジスタのベースに接続された第3の抵抗を有し、前記第3の抵抗と前記第1のトランジスタとの接続点と、前記第1の増幅用トランジスタのベースとの間には、第4の抵抗が設けられ、前記第4の抵抗と前記第1の増幅用トランジスタのベースとの間に一端が接続され、他端が接地点に接続された第5の抵抗を含むリニアライザが設けられ、前記リファレンス電圧入力端子から印加されるベース電圧が前記第1のトランジスタの動作する閾値電圧未満である際には、前記リファレンス電圧入力端子から前記電流駆動バイアス回路を介して、前記第1の増幅用トランジスタのベースに第1の電流が供給され、前記リファレンス電圧入力端子から印加されるベース電圧が前記閾値電圧以上である際には、前記第1の電流に加えて、前記リファレンス電圧入力端子から前記電圧駆動回路を介して、前記第1の増幅用トランジスタのベースに第2の電流が供給されることを特徴とする。本発明のその他の特徴については、以下において詳細に説明する。
本発明によれば、低温動作における歪特性の劣化を抑制した電力増幅器用バイアス回路を得ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において同一または相当する部分には同一符号を付して、その説明を簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
本実施の形態1に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成例を図1に示す。この回路は、GaAs−HBT(ヘテロ接合バイポーラトランジスタ)を用いて構成されている。
図13に示した回路構成では、エミッタフォロワに代表される電圧駆動バイアス回路と、基準電圧入力から高抵抗を介してベースに直接電流を印加する電流駆動バイアス回路とが、並列に設けられている。つまり、電圧駆動バイアス回路と電流駆動バイアス回路とを並列に設けた併用バイアス回路が構成されている。この併用バイアス回路により、第1の増幅用のトランジスタ(以下、「Tr2a」または「Tr2」と記す)が駆動される。また、Tr2aと並列に、第2の増幅用トランジスタ(以下、「Tr2b」と記す)が設けられている。このTr2bは、電流駆動バイアス回路のみにより駆動される。
図1の回路は、図13の回路と同様に、Tr2aのベースに接続された電圧駆動バイアス回路(Trb1〜Trb6を含む回路)を有している。また、この電圧駆動バイアス回路と並列に、Tr2aのベースに接続された電流駆動バイアス回路(Rbb9を含む回路)が設けられている。これらの電圧駆動バイアス回路および電流駆動バイアス回路は、外部からリファレンス電圧が与えられるリファレンス電圧入力端子(以下、「Vrefb」と記す)に接続されている。
図1において、Trb1〜Trb6はヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)、Rbb1〜Rb22、RL1は抵抗素子、Vcb、Vcb2、Vrefb、Vc2は電圧入力端子(電源端子)、Ca、C4は容量素子、DL1はダイオードを示す。
次に、図1の電圧駆動バイアス回路の構成について説明する。この電圧駆動バイアス回路は、第1〜第6のトランジスタ(Trb1〜Trb6)、抵抗素子を有している。
上記第1のトランジスタ(以下、単に「Trb1」と記す)のベースは、Rbb1、Rbb6を介してVrefbに接続されている。そしてTr2aのベースに、リファレンス電圧に応じたバイアス電流を供給することができる。
上記第2のトランジスタ(以下、単に「Trb2」と記す)のコレクタは、Trb1のエミッタとTr2aのベースとの接続点に、第1の抵抗Rbb5(以下、単に「Rbb5」と記す)を介して接続されている。
上記第3のトランジスタ(以下、単に「Trb3」と記す)のベースは、第2の抵抗Rbb1(以下、単に「Rbb1」と記す)、およびRbb2を介してVrefbに接続されている。また、Trb3のエミッタはTrb2のベースに接続され、Trb2に対して、リファレンス電圧に応じたバイアス電流を供給することができる。
上記第4のトランジスタ(以下、単に「Trb4」と記す)のコレクタは、第6の抵抗Rbb8(以下、「Rbb8」と記す)、Rbb1を介して、Vrefbに接続されている。また、Trb4のエミッタは、接地されている。
上記第5のトランジスタ(以下、単に「Trb5」と記す)のコレクタは、外部から電圧が与えられる第1の電源端子(以下、単に「Vcb」と記す)に接続されている。Trb5のエミッタは、Trb4のベースに接続されている。Trb5のベースは、Rbb1、Rbb10を介して、Vrefbに接続されている。
上記第6のトランジスタ(以下、単に「Trb6」と記す)のコレクタは、外部から電圧が与えられる第2の電源端子(以下、単に「Vcb2」と記す)に接続されている。Trb6のエミッタは接地されている。Trb6のベースは、Rbb12を介して、Trb5のエミッタに接続されている。
次に、図1の電流駆動バイアス回路について説明する。この電流駆動バイアス回路は、第3の抵抗(以下、単に「Rbb9」と記す)を有している。Rbb9の一端はVrefbに接続され、他端はTr2aのベースに接続されている。
Rbb9とTrb1との接続点(Vbo)と、Tr2aのベースとの間には、第4の抵抗Rb22(以下、単に「Rb22」と記す)が設けられている。そして上述した電圧駆動バイアス回路から供給される電流Ib21と、電流駆動バイアス回路から供給される電流Ib22は、Rb22を経由して、Tr2aのベースに供給される。
図1の回路では、Tr2aのベースとRb22との間に、第5の抵抗RL1(以下、単に「RL1」と記す)とダイオードとが直列に接続された、リニアライザL1が設けられている。このリニアライザL1の上端は、Tr2aのベースとRb22との間に接続されている。リニアライザL1の他端は、接地点に接続されている。
このリニアライザL1は、RL1と接地点との間に、RL1側をアノード、接地点側をカソードとするダイオード(ベース・コレクタダイオード)DL1を有している。
次に、図1に示した電圧駆動バイアス回路および電流駆動バイアス回路の動作について説明する。電圧駆動バイアス回路のTrb1は、ベースに印加される電圧が所定の閾値電圧(Vth1)未満である際には、オンしない。つまりVrefbから印加されるベース電圧が、Trb1の動作する閾値電圧(Vth1)未満である際には、Trb1はオンしない。そして、VrefbからRbb9を経由して、すなわち電流駆動バイアス回路を介して、Tr2aのベースに第1の電流(Ib22)が供給される。
電圧駆動バイアス回路のTrb1は、ベースに印加される電圧が上記Vth1以上である際にはオンし、エミッタからIb21が流れる。そして、Trb1のエミッタからTr2aにIb21が供給される。すなわち、Vrefbから印加されるベース電圧がVth1以上である際には、第1の電流(Ib22)に加えて、Vrefbから電圧駆動回路を介して、Tr2aのベースに第2の電流(Ib21)が供給される。
さらに、図1に示した回路は、Tr2aと並列に、Tr2bが設けられている。このTr2bのベースと、Vrefbとの間には、第7の抵抗Rbb13(以下、単に「Rbb13」と記す)が接続されている。Tr2a、Tr2bのコレクタは、それぞれ電源端子Vc2に接続されている。これらのトランジスタのベースは、容量素子Caを介して互いに接続されている。
Tr2bのベースには、VrefbからRbb13を介して第3の電流(Ib23)が供給され、Tr2bのベース電圧が、Tr2bの動作する閾値電圧(Vth2)以上である際には、このトランジスタがオンする。つまり、Tr2bは、リファレンス電圧に応じたバイアス電流によりオン・オフする。
本実施の形態1では、Tr2aのベース側にRbb9、Rb22が設けられ、Tr2aのベースとRb22との間に、RL1およびDL1を直列に接続したリニアライザL1が設けられている。
上記構成とすることにより、RF入力電力が大きくなると平滑電流がダイオードDL1に流れ、バイアス点が移動し、DL1のオン抵抗値が変化する。図1に示したリニアライザL1の場合、DL1の抵抗は低い値から高い値に移動する。従って、ダイオードリニアライザが呈する利得Gpと入力電力Pinとの関係は、図2のようになる。
ここで、図2に示すように、入力電力Pinが高くなるとき、利得Gpの上昇は、低温ほど高くなる傾向がある。そこで、図14に示した利得Gpの凹みを補償するように、DL1のダイオードサイズ、Rbb9とRL1の抵抗値、DL1のバイアス電流を設計する。これにより、図3に示すように、低温時の利得Gpの凹み、歪特性の劣化を補償することができる。
さらに図1に示すように、リニアライザL1は容量等を用いたAC結合することなく、DC的に直接Tr2aのベース側に装荷できる。従って、回路サイズを殆んど増加させることなく、リニアライザL1を設けることができる。さらに、Tr2aのアイドル電流Ic2aはRbb9、Rb22、L1により決定される。その際、Rbb9とRL1の比でTr2aのベース電圧が決定されるので、抵抗ばらつきによるIc2aの変動を緩和できる。
本実施の形態1の構成によれば、リファレンス電圧が2.4〜2.5Vの低バイアス電圧で動作可能な電力増幅器用バイアス回路を得ることに加えて、先の発明で観測された低温時の利得Gpの凹み、歪特性の劣化を補償でき、且つ抵抗のばらつきによるアイドル電流の変動も緩和できる。さらに、DC的に直接パワートランジスタのベースにリニアライザを設けることができるので、回路サイズの増加を効果的に抑制できる。
なお、本実施の形態1で得られるダイオードリニアライザを組み込んだバイアス回路およびパワートランジスタの構成は、リニアライザL1が電圧・電流駆動パワートランジスタ段のバイアス回路も兼ねながら、場合によっては低温動作時に歪特性が劣化しやすいという欠点を補償できる。この点が、従来から報告されている単なるダイオードリニアライザと増幅器の組み合わせとは異なっている。
実施の形態2.
本実施の形態2に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成例を図4に示す。ここでは、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図4に示す回路は、図1に示した回路のリニアライザL1に置き換えて、リニアライザL2を設けたものである。このリニアライザL2には、実施の形態1で示したダイオードDL1の代わりに、第7のトランジスタとして、ベース・コレクタ短絡トランジスタTrL1が設けられている。
すなわち、リニアライザL2は、RL1と接地点との間に第7のトランジスタ(以下、「TrL1」と記す)を有し、このトランジスタのベースおよびコレクタが、RL1に接続され、エミッタが接地点側に接続されたものである。その他の構成については、実施の形態1と同様である。
実施の形態1のベース・コレクタダイオード(DL1)のBC間(ベース・コレクタ間)耐圧は、一般に20V以上である。これに対して、図4のTrL1のEB間(エミッタ・ベース間)耐圧は、一般に10V以下である。実施の形態1と同様の動作をさせる際には、図4の回路の回路定数を適宜設定し直すことで、実施の形態1と同等の動作が可能となる。
本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
本実施の形態3に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成例を図5に示す。ここでは、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図5に示す回路は、図1に示したリニアライザL1に置き換えて、RL1のみにより構成されるリニアライザL3を設けるようにしたものである。その他の構成については、実施の形態1と同様である。
上記リニアライザは、抵抗素子のみで構成されているため、実施の形態1、2で得られるような大きな利得補償効果は得られない。しかし、上記構成により図14に示した低温での利得Gpの凹みは減少し、歪特性の劣化は緩和される。それ以外の効果については、実施の形態1、2と同様である。
実施の形態4.
本実施の形態4に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成例を図6に示す。ここでは、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図6に示す回路は、図1に示したTr2b、Rbb13および容量素子Caを設けないようにしたものである。また、図1に示した回路では、エミッタフォロワ部(Trb1、Trb2)の高温時のバイアス電圧は、第3〜第6のトランジスタ(Trb3〜Trb6)により低減されていた。これに対して図6の回路は、上記第3〜第6のトランジスタの構成が簡素化されている。
図6の電圧駆動バイアス回路の構成は、Trb4のベースが、Rb22を介して、Tr2のベースに接続された構成となっている。また、Trb5、Trb6が省略された構成となっている。その他の構成については、実施の形態1と同様である。
上記構成では、リファレンス電圧Vrefが低い場合の動作マージン(リファレンス電圧および温度特性)は、実施の形態1に示した図1の回路と比較して劣る。しかし、リニアライザL1を設けたことにより、低温での歪特性の動作マージンを改善することができる。
さらに、回路の構成を図1と比較して大幅に簡素化したので、小さな回路サイズで実現できる。従って、電力増幅器に要求される仕様(Vref電圧範囲や歪特性のレベル)が比較的厳しくない場合には、本回路を適用できる。その他の効果については、実施の形態1と同様である。
実施の形態5.
本実施の形態5に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態4で示した図6の回路において、リニアライザL1を、実施の形態2で示した図4のリニアライザL2に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態4と同様である。
上記構成とすることにより、実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
実施の形態6.
本実施の形態6に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態4で示した図6の回路において、リニアライザL1を、実施の形態3で示した図5のリニアライザL3に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態4と同様である。
上記構成では、実施の形態4、5と比較して、低温での歪抑制効果がやや劣る。それ以外については、実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
実施の形態7.
本実施の形態7に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成を図7に示す。ここでは、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図7に示す回路は、図1に示したTr2b、Rbb13および容量素子Caを設けないようにしたものである。また、Trb6、Rbb12を設けないようにしたものである。そして、Trb4のベースは、Trb1およびTrb5を介して、Tr2のベースに接続された構成とする。その他の構成については、実施の形態1と同様である。
上記回路では、Trb4のベースは、Tr2のベースと直接には接続されていない。これにより、Trb4、Rbb8、およびRbb7により構成される高温補償部を、Tr2からRF的に分離して設けることができる。従って、上記高温補償部がRF特性に及ぼす影響を低減できる。
上記構成では、リファレンス電圧Vrefが低い場合の動作マージン(リファレンス電圧および温度特性)は、実施の形態1に示した図1の回路と比較して劣る。しかし、リニアライザL1を設けたことにより、低温での歪特性の動作マージンを改善することができる。
さらに、回路の構成が図1の回路よりも簡素化されているので、小さな回路サイズで実現できる。その他の効果については、実施の形態4と同様である。
実施の形態8.
本実施の形態8に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態7で示した図7の回路において、リニアライザL1を、実施の形態2で示した図4のリニアライザL2に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態7と同様である。
上記構成とすることにより、実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
実施の形態9.
本実施の形態9に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態7で示した図6の回路において、リニアライザL1を、実施の形態3で示した図5のリニアライザL3に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態7と同様である。
上記構成では、実施の形態7、8と比較して、低温での歪抑制効果がやや劣る。それ以外については、実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
実施の形態10.
本実施の形態10に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成を図8に示す。ここでは、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図8に示す回路は、図1に示したTr2b、Rbb13および容量素子Caを設けないようにしたものである。すなわち、Tr2bに関係する回路素子を省いた構成とした。その他の構成については、実施の形態1と同様である。
上記構成では、リファレンス電圧Vrefが低い場合の動作マージン(リファレンス電圧および温度特性)は、実施の形態1に示した図1の回路と比較して劣る。しかし、リニアライザL1を設けたことにより、低温での歪特性の動作マージンを改善することができる。
さらに、図1に示したTr2bおよびこれに関係する部分を省いた構成としたので、実施の形態1と比較して小さな回路サイズで実現できる。それ以外については、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態11.
本実施の形態11に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態10で示した図8の回路において、リニアライザL1を、実施の形態2で示した図4のリニアライザL2に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態10と同様である。
上記構成とすることにより、実施の形態10と同様の効果を得ることができる。
実施の形態12.
本実施の形態12に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態10で示した図8の回路において、リニアライザL1を、実施の形態3で示した図5のリニアライザL3に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態10と同様である。
上記構成では、実施の形態10、11と比較して、低温での歪抑制効果がやや劣る。それ以外については、実施の形態10と同様の効果を得ることができる。
実施の形態13.
本実施の形態13に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成を図9に示す。ここでは、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図9のリニアライザL1には、図1に示したリニアライザL1に、第8のトランジスタTrL2、第8の抵抗Rb23、制御端子Vmodが追加されている。つまり、このリニアライザL1は、ダイオード(DL1)のカソードと接地点との間に、第8のトランジスタTrL2(以下、単に「TrL2」と記す)を有している。
TrL2のベースは、第8の抵抗Rb23(以下、単に「Rb23」と記す)を介して制御端子(Vmod)に接続されている。この制御端子には、リニアライザL1をオン・オフさせる制御電圧が外部から与えられる。TrL2のコレクタは、ダイオードDL1のカソードに接続され、エミッタは接地点に接続されている。
実施の形態1〜12においては、全ての温度においてリニアライザを動作させるようにした。これに対して本実施の形態13では、低温および常温でリニアライザL1を動作させるようにする。例えば、所定の温度よりも低い温度(低温および常温)では、制御端子Vmodに゛High″(約1.4V以上)を印加してリニアライザL1を動作させる。そして、上記所定の温度以上の温度(高温)では、制御端子Vmodに゛Low″(約1V以下)を印加して、リニアライザL1の動作を停止させる。
すなわち、図9の電力増幅用バイアス回路が所定の温度未満であるときは、TrL2の閾値電圧以上の電圧が、制御端子VmodからTrL2のベースに印加されてリニアライザL1をオンさせる。そして電力増幅用バイアス回路の温度が上記所定の温度以上であるときは、TrL2の閾値電圧未満の電圧が、制御端子VmodからTrL2のベースに印加され、リニアライザL1をオフさせる。
上記構成とすることにより、実施の形態1〜12では全ての温度に対して一定であったアイドル電流(RF入力が無いときのTr2a、Tr2bのバイアス電流、すなわち図9に示すIc2)を、高温時に増加させることができる。
これは、高温時において、図9のIb2aがダイオードDL1に流れなくなり、全てTr2aのベースに流れるためである。この結果、高温におけるTr2aのアイドル電流を増加させることができる。従って、本実施の形態13によれば、通常は高温で低下する利得Gpの凹みを補償することができる。その他の効果については、実施の形態1と同様である。
実施の形態14.
本実施の形態14に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態4で示した図6の回路において、リニアライザL1を、実施の形態13で示した図9のリニアライザL1に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態4と同様である。
上記構成とすることにより、実施の形態4の効果に加えて、実施の形態13と同様の効果を得ることができる。
実施の形態15.
本実施の形態15に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態7で示した図7の回路において、リニアライザL1を、実施の形態13で示した図9のリニアライザL1に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態7と同様である。
上記構成とすることにより、実施の形態7の効果に加えて、実施の形態13と同様の効果を得ることができる。
実施の形態16.
本実施の形態16に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態10で示した図8の回路において、リニアライザL1を、実施の形態13で示した図9のリニアライザL1に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態10と同様である。
上記構成とすることにより、実施の形態10の効果に加えて、実施の形態13と同様の効果を得ることができる。
実施の形態17.
本実施の形態17に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成を図10に示す。ここでは、実施の形態2、13と異なる点を中心に説明する。
図10のリニアライザL2には、図4に示したリニアライザL2に、実施の形態13と同様に、TrL2、Rb23、制御端子Vmodが追加されている。つまり、このリニアライザL2は、TrL1のエミッタと接地点との間に、TrL2を有している。
TrL2のベースは、Rb23を介して制御端子(Vmod)に接続されている。この制御端子には、リニアライザL2をオン・オフさせる制御電圧が外部から与えられる。TrL2のコレクタは、TrL1のエミッタに接続され、TrL2のエミッタは接地点に接続されている。その他の構成については、実施の形態13と同様である。
本実施の形態17によれば、実施の形態13と同様の効果を得ることができる。
実施の形態18.
本実施の形態18に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態4で示した図6の回路において、リニアライザL1を、実施の形態17で示した図10のリニアライザL2に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態4と同様である。
上記構成とすることにより、実施の形態4の効果に加えて、実施の形態17と同様の効果を得ることができる。
実施の形態19.
本実施の形態19に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態7で示した図7の回路において、リニアライザL1を、実施の形態17で示した図10のリニアライザL2に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態7と同様である。
上記構成とすることにより、実施の形態7の効果に加えて、実施の形態17と同様の効果を得ることができる。
実施の形態20.
本実施の形態20に係る電力増幅器およびそのバイアス回路の構成は、実施の形態10で示した図8の回路において、リニアライザL1を、実施の形態13で示した図10のリニアライザL2に置き換えたものである。その他の構成については、実施の形態10と同様である。
上記構成とすることにより、実施の形態10の効果に加えて、実施の形態17と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、実施の形態1〜20に係る電力増幅器用バイアス回路は、TrまたはTr2aに対して、エミッタフォロワ等の素子を含む電圧駆動バイアス回路と、基準電圧入力端子から高抵抗の抵抗素子を介して、ベースに直接電流を印加する電流駆動バイアス回路とを並列に設けた構成(併用バイアス回路)とした。または、上記併用バイアス回路で駆動されるTr2aと並列に、電流駆動のみにより動作するTr2bを設けた構成とした。
上記構成とすることにより、基準電圧VrefをHBTの障壁電圧の2倍未満、具体的には2.4〜2.5Vの電圧でも、低温から高温までほぼ一定のアイドル電流を保ちながら所望の増幅動作が可能な、同一チップ上にバイアス回路を集積化したGaAs−HBT電力増幅器を得ることができる。これに加えて、低温での歪特性の劣化を抑制することができる。さらに、制御端子Vmodのスイッチをリニアライザに追加した場合には、温度に応じたリニアライザのオン・オフ動作により、高温での利得低下を補償することができる。
実施の形態1に係る電力増幅器とそのバイアス回路の構成を示す図である。 実施の形態1に係るダイオードリニアライザ部の特性を示す図である。 実施の形態1に係る電力増幅器の利得および歪特性を示す図である。 実施の形態2に係る電力増幅器とそのバイアス回路の構成を示す図である。 実施の形態3に係る電力増幅器とそのバイアス回路の構成を示す図である。 実施の形態4に係る電力増幅器とそのバイアス回路の構成を示す図である。 実施の形態7に係る電力増幅器とそのバイアス回路の構成を示す図である。 実施の形態10に係る電力増幅器とそのバイアス回路の構成を示す図である。 実施の形態13に係る電力増幅器とそのバイアス回路の構成を示す図である。 実施の形態17に係る電力増幅器とそのバイアス回路の構成を示す図である。 従来の電力増幅器とそのバイアス回路の構成を示す図である。 図11のバイアス回路の構成を示す図である。 先の発明に係る電力増幅器とそのバイアス回路の構成を示す図である。 先の発明に係る電力増幅器の利得および歪特性を示す図である。
符号の説明
Tr2、Tr2a 第1の増幅用トランジスタ、Tr2b 第2の増幅用トランジスタ、Trb1 第1のトランジスタ、Trb2 第2のトランジスタ、Trb3 第3のトランジスタ、Trb4 第4のトランジスタ、Trb5 第5のトランジスタ、Trb6 第6のトランジスタ、Rbb5 第1の抵抗、Rbb1 第2の抵抗、Rbb9 第3の抵抗、Rb22 第4の抵抗、RL1 第5の抵抗、Rbb8 第6の抵抗、Rbb13 第7の抵抗、Rb23 第8の抵抗、L1、L2 リニアライザ、Vrefb リファレンス電圧端子、Vcb 第1の電源端子、Vcb2 第2の電源端子、DL1 ダイオード。

Claims (12)

  1. 第1の増幅用トランジスタのベースに接続された電圧駆動バイアス回路と、
    前記電圧駆動バイアス回路と並列に設けられ、前記第1の増幅用トランジスタのベースに接続された電流駆動バイアス回路とを備え、
    前記電圧駆動バイアス回路および前記電流駆動バイアス回路は、外部からリファレンス電圧が与えられるリファレンス電圧入力端子に接続され、
    前記電圧駆動バイアス回路は、前記第1の増幅用トランジスタのベースに前記リファレンス電圧に応じたバイアス電流を供給する第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのエミッタと前記第1の増幅用トランジスタのベースとの間に、第1の抵抗を介してコレクタが接続され、エミッタが接地された第2のトランジスタと、
    前記リファレンス電圧入力端子に第2の抵抗を介してベースが接続され、前記第2のトランジスタのベースに、前記リファレンス電圧に応じたバイアス電流を供給する第3のトランジスタとを有し、
    前記電流駆動バイアス回路は、一端が前記リファレンス電圧入力端子に接続され、他端が前記第1の増幅用トランジスタのベースに接続された第3の抵抗を有し、
    前記第3の抵抗と前記第1のトランジスタとの接続点と、前記第1の増幅用トランジスタのベースとの間には、第4の抵抗が設けられ、
    前記第4の抵抗と前記第1の増幅用トランジスタのベースとの間に一端が接続され、他端が接地点に接続された第5の抵抗を含むリニアライザが設けられ、
    前記リファレンス電圧入力端子から印加されるベース電圧が前記第1のトランジスタの動作する閾値電圧未満である際には、前記リファレンス電圧入力端子から前記電流駆動バイアス回路を介して、前記第1の増幅用トランジスタのベースに第1の電流が供給され、
    前記リファレンス電圧入力端子から印加されるベース電圧が前記閾値電圧以上である際には、前記第1の電流に加えて、前記リファレンス電圧入力端子から前記電圧駆動回路を介して、前記第1の増幅用トランジスタのベースに第2の電流が供給されることを特徴とする電力増幅用バイアス回路。
  2. 前記リファレンス電圧入力端子に第6の抵抗を介してコレクタが接続され、エミッタが接地された第4のトランジスタを設けたことを特徴とする請求項1に記載の電力増幅用バイアス回路。
  3. 前記第4のトランジスタのベースは、前記第4の抵抗を介して、前記第1増幅用トランジスタのベースに接続されていることを特徴とする請求項2に記載の電力増幅用バイアス回路。
  4. 外部から電圧が与えられる第1の電源端子にコレクタが接続され、前記第4のトランジスタのベースにエミッタが接続され、前記リファレンス電圧入力端子にベースが接続された第5のトランジスタを設けたことを特徴とする請求項2に記載の電力増幅用バイアス回路。
  5. 前記第4のトランジスタのベースは、前記第1のトランジスタおよび前記第5のトランジスタを介して、前記第1増幅用トランジスタのベースに接続されていることを特徴とする請求項4に記載の電力増幅用バイアス回路。
  6. 外部から電圧が与えられる第2の電源端子にコレクタが接続され、エミッタが接地され、前記第5のトランジスタのエミッタにベースが接続された第6のトランジスタを設けたことを特徴とする請求項4又は5に記載の電力増幅用バイアス回路。
  7. 前記第1の増幅用トランジスタと並列に設けられた第2の増幅用トランジスタのベースと、前記リファレンス電圧入力端子との間には第7の抵抗が接続され、
    前記第2の増幅用トランジスタのベースには、前記リファレンス電圧入力端子から前記第7の抵抗を介して第3の電流が供給され、前記第2の増幅用トランジスタのベース電圧が前記第2の増幅用トランジスタの動作する閾値電圧以上である際には、前記第2の増幅用トランジスタがオンすることを特徴とする請求項6に記載の電力増幅用バイアス回路。
  8. 前記リニアライザは、前記第5の抵抗と前記接地点との間に、前記接地点側をカソードとするダイオードを有することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の電力増幅用バイアス回路。
  9. 前記リニアライザは、前記第5の抵抗と前記接地点との間に接続された第7のトランジスタを有し、
    前記第7のトランジスタのベースおよびコレクタが前記第5の抵抗側に接続され、
    前記第7のトランジスタのエミッタが前記接地点側に接続されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の電力増幅用バイアス回路。
  10. 前記リニアライザは、前記第5の抵抗のみにより構成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の電力増幅用バイアス回路。
  11. 前記リニアライザは、前記ダイオードと前記接地点との間に第8のトランジスタを有し、
    前記第8のトランジスタのベースは、第8の抵抗を介して制御端子に接続され、
    前記第8のトランジスタのコレクタは、前記ダイオードのカソードに接続され、
    前記第8のトランジスタのエミッタは前記接地点に接続され、
    前記電力増幅用バイアス回路が所定の温度未満であるときは前記第8のトランジスタの閾値電圧以上の電圧が前記制御端子から前記第8トランジスタの前記ベースに印加されて前記リニアライザがオンし、前記電力増幅バイアス回路の温度が前記所定の温度以上であるときは、前記閾値電圧未満の電圧が前記制御端子から前記第8トランジスタのベースに印加されて前記リニアライザをオフすることを特徴とする請求項8に記載の電力増幅用バイアス回路。
  12. 前記リニアライザは、前記第7のトランジスタと前記接地点との間に第8のトランジスタを有し、
    前記第8のトランジスタのベースは、第8の抵抗を介して制御端子に接続され、
    前記第8のトランジスタのコレクタは、前記第7のトランジスタの前記エミッタに接続され、
    前記第8のトランジスタのエミッタは前記接地点に接続され、
    前記電力増幅用バイアス回路が所定の温度未満であるときは前記第8のトランジスタの閾値電圧以上の電圧が前記制御端子から前記第8トランジスタの前記ベースに印加されて前記リニアライザがオンし、前記電力増幅バイアス回路の温度が前記所定の温度以上であるときは、前記閾値電圧未満の電圧が前記制御端子から前記第8トランジスタのベースに印加されて前記リニアライザがオフすることを特徴とする請求項9に記載の電力増幅用バイアス回路。
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