JP2007316683A - 電子決裁処理方法及び電子決裁処理システム - Google Patents

電子決裁処理方法及び電子決裁処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】案件に添付される電子添付資料及び紙添付資料に対して、決裁ルート上の閲覧権限設定と紙添付資料の存在確認が行える電子決裁処理方法及び電子決裁処理システムを提供する。
【解決手段】複数のユーザ端末と該ユーザ端末とネットワークを介して接続された情報処理装置とからなる電子決裁処理システムにおける電子決裁処理方法であって、起案時に前記案件に添付される電子添付資料に対して決裁ルート上の閲覧権限を第1の記憶手段に設定し、決裁時に前記第1の記憶手段に設定された前記電子添付資料の閲覧権限に基づき閲覧権限のある電子添付資料を第2の記憶手段から読み出し、前記ユーザ端末の表示手段に表示するように制御することを特徴とする電子決裁処理方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、案件の起案から複数人の決裁までの処理に添付される電子添付資料と紙添付資料へのアクセス権限を考慮した電子決裁処理方法及び電子決裁処理システムに関する。
決裁処理とは、案件の起案から複数人の決裁(ここで言う決裁とは承認、合議、審査、決裁等案件に関る一連の審査行為の全てを含み、決裁者とは審議行為を行う全ての人を含むものとする)の一連の業務を指す。電子決裁処理システムは、起案から決裁までの一連の決裁処理をコンピュータ上で実現するものである。
このような電子決裁処理システムについて、従来技術としては次のようなものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、
(1)決裁者が不在の場合にも決裁処理が滞らないように、代理決裁者が代わりに決裁処理を行えたり、上位決裁者が先に引上げて決裁処理を行えたりすることで、柔軟な決裁処理を実現する。
(2)起案者が他部署の中の決裁ルートを把握していなくても決裁処理が滞らない為に、部署の決裁ルートである「受付け」を設けることで、起案者は他部署の中の決裁ルートを意識せずに済むようになる。
(3)案件に付箋またはコメントを付けることで、起案者または決裁者に対して自分の考えを伝えることができ、案件を適切に判断することが可能となる。
(4)未決ボックス画面に案件のフィルタリング機能を実装することで、決裁すべき案件をすぐに見つけることが可能となる。
(5)電子データとは別に紙ベースで資料を回覧している場合に、電子データの回覧ルートと同じ内容を印刷して資料の頭紙としてつけて回覧し、決裁ルート誤りのない確実な回覧が可能となる。
等を実装することで、迅速かつ確実な決裁処理を実現することが開示されている。
特開2004−302613号公報
決裁処理の流れの中で決裁者が審査する画面に、各決裁者が審査する添付資料のみを表示することができれば、余分な審査処理を割愛し、さらに決裁処理を迅速に行うことができる。また、複数いる決裁者の中でもごく一部の決裁者にしか閲覧権限のない機密性の高い添付資料が案件に含まれている場合に、決裁者が審査する画面に、決裁者に閲覧権限のある添付資料のみを表示することができれば、機密情報の漏洩を防ぐことができ、セキュリティを向上することができる。さらに、紙の添付資料が案件に含まれている場合に、決裁者が審査する前に紙添付資料が手元にあることを確認できれば、誤って審査されるのを防ぐことができ、確実な決裁処理が可能となる。
しなしながら、上記特許文献1は、これらのことが考慮されていない。本発明は、上記点に鑑みてなされたもので、案件に添付される電子添付資料及び紙添付資料に対して、決裁ルート上の閲覧権限設定と紙添付資料の存在確認が行える電子決裁処理方法及び電子決裁処理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、電子決裁処理システムは、決裁処理を迅速かつ確実に行うようにするために、案件に添付される各電子添付資料それぞれに対して、決裁ルート上のどの決裁者に審査させるかを起案者が設定する機能を備える。決裁ルート上を回覧される電子添付資料に閲覧権限を付けることで、決裁者は、案件の審査時に自身が審査する電子添付資料のみが画面上に表示する。
案件に添付される各紙添付資料それぞれに対して、紙添付資料を一意に識別するタグ情報(例えばRFID)が埋め込まれた用紙を表紙とし、そのタグ情報を紙添付資料情報として設定する機能を備える。これにより、紙添付資料についても電子添付資料と同様に決裁ルート上の閲覧権限を付けることができる。
決裁者が案件の審査前に、各紙添付資料表紙のタグ情報を、ユーザ端末のタグ読取部により読み取らせ、情報処理装置にて登録済のタグ情報と照合し、一致した場合にのみ審査処理を行えるようにする機能を備える。また、審査後に各紙添付資料表紙の次決裁者を画面に表示する機能を備える。
本発明によれば、案件に添付される紙添付資料と電子添付資料それぞれに対して、決裁ルート上の閲覧権限を設定するようにしたので、決裁者の審査時に余分な添付資料を審査する手間を省け、迅速に処理することができる。
また、決裁ルート上のごく一部の決裁者にしか閲覧権限のない添付資料に対して、機密情報の漏洩を防ぐことができ、確実に処理することができる。
さらに、案件の紙添付資料表紙のタグ情報を審査前に端末のタグ読取部により読み取らせる構成としたので、決裁者が手元に資料がないまま審査してしまうのを防ぐことができ、確実に処理することができる。
以下、図面を参照して、本発明による電子決裁処理方法及び電子決裁処理システムについて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置等は特定的な記述が無い限り、この発明の範囲それのみに限定する主旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
<システム全体構成>
図1は、本実施形態に関る電子決裁処理システム1000の全体構成を示す図である。本実施の形態における電子決裁処理システム1000は、ネットワーク4を介して情報処理装置(サーバ装置)1とユーザ端末2とが通信可能に接続されて構成される。尚、本実施の形態における電子決裁処理システム1000は、ユーザ端末/サーバ型やWeb型等、システム形態は問わない。
情報処理装置1は、行政機関や民間企業などにおいて業務アプリケーションで起案・起票された案件に関する情報と、決裁進捗状態等を管理するコンピュータである。ユーザ端末2はPC(Personal Computer)等で実現され、ネットワーク4を介して情報処理装置1と接続される。ネットワーク4は、情報処理装置1とユーザ端末2を接続する通信媒体であり、インターネット、無線LAN等によって実現される。紙添付資料3は、決裁処理で回覧される、紙に印刷された資料であり、その表紙31にはタグ(例えばRFID)が埋め込まれたものを用いる。
<情報処理装置>
情報処理装置1は、処理部(CPU等)11と出力部12と記憶部13と入力部14と通信部15とを備えて構成される。処理部11は出力部12と記憶部13と入力部14と通信部15に接続され、情報処理装置1全体を制御する。処理部11は記憶部13に格納されている制御プログラムを実行する。出力部12は処理部11から出力命令が出された情報を出力し、ディスプレイやプリンタ等の出力機器全般によって実現される。記憶部13はハードディスクやRAM等の記憶装置によって実現され、処理部11によって情報が読み出されたり書き込まれたりする。入力部14はテキストデータを入力するキーボードや画像データを読み込むスキャナ等で実現され、入力されたデータは処理部11に渡される。通信部15はネットワーク4との接続インタフェースであり、ネットワーク4を介してユーザ端末2と情報の送受信を行う。
<ユーザ端末>
ユーザ端末2は、処理部21と出力部22と入力部23とタグ読取部24と通信部25と記憶部26とを備えて構成される。処理部21は出力部22と入力部23とタグ読取部24と通信部25と記憶部26に接続され、ユーザ端末2全体を制御する。処理部21は記憶部26に格納されている制御プログラムを実行する。出力部22は処理部21から出力命令が出された情報を出力し、ディスプレイやプリンタ等の出力機器全般によって実現される。入力部23はテキストデータを入力するキーボードや画像データを読み込むスキャナ等で実現され、入力されたデータは処理部21に渡される。タグ読取部24は紙添付資料3の表紙31に埋め込まれたタグを読み取るリーダによって構成され、読み込まれたデータは処理部21に渡される。通信部25はネットワーク4との接続インタフェースであり、ネットワーク4を介して情報処理装置1と情報の送受信を行う。
<情報処理装置の記憶部に保持されるデータベース及び制御プログラムの機能説明>
図2は、情報処理装置1の記憶部13に保持されるデータベース及び処理部11が実行する制御プログラムの機能を示す図である。
図2に示すように、記憶部13は、処理部11が電子決裁処理を行うのに必要な、ユーザデータベース(DB)132、案件DB133、決裁フローDB134、添付資料DB135、権限DB136、管理DB137、及び処理部11が実行する制御プログラム138を保持する。
図示していないが、ユーザDB132は、電子決裁処理システム1000を利用するユーザの情報を管理するデータベースであり、各ユーザの識別情報(ID)と各ユーザの本人確認を行うための認証情報とを対応付けて記憶する。ユーザ情報には、ユーザIDや、ログイン時の認証情報、ユーザの所属情報、ユーザの権限情報等が含まれる。ログイン方式は、パスワード方式や、生体認証方式が挙げられ、認証情報はログイン方式によって異なる。案件DB133は、電子決裁を行う案件を識別する情報(案件ID)や案件の情報を管理するデータベースである。決裁フローDB134は、案件に対応付けられている決裁フローの情報や、決裁フローの進捗情報を管理するデータベースである。添付資料DB135は、案件に対応付けられている添付資料の情報を管理するデータベースである。添付資料情報には、添付資料を識別する情報(添付資料ID)、添付資料のデータ形式(紙or電子)の区別、紙の場合は表紙31に埋め込まれたタグ情報、電子の場合は内容そのものが含まれる。権限DB136は、案件に対応付けられた各添付資料に対する閲覧権限情報を管理するデータベースである。添付資料閲覧権限情報には、各添付資料に対して決裁フロー上で閲覧しないユーザ情報が含まれる。図示していないが、管理DB137は、電子決裁処理システム1を動作させるために必要な設定情報全般を管理するデータベースである。設定情報は、例えば連携する業務アプリケーションの情報等を含む。
また図2に示すように、情報処理装置1の処理部11が実行する制御プログラム138は、ユーザ管理機能111、案件管理機能112、決裁フロー管理機能113、添付資料管理機能114、メンテナンス機能115から構成される。
ユーザ管理機能111は、ユーザDB132と関連し、ユーザ情報のメンテナンスやログイン認証等のユーザ情報に関連する処理を行うプログラムである。案件管理機能112は、案件DB133と関連し、案件登録や案件検索、案件情報のメンテナンス等の、案件情報の管理を行うプログラムである。決裁フロー管理機能113は、案件DB133と決裁フローDB134と関連し、決裁フローの進捗情報を管理するプログラムである。添付資料管理機能114は、案件DB133と決裁フローDB134と添付資料DB135と権限DB136と関連し、案件情報に対応付けられている紙添付資料3が全て揃っているかをチェックする、閲覧可能な電子添付資料のみを画面に表示させる等、添付資料情報の管理を行うプログラムである。メンテナンス機能115は、管理DB137と関連し、電子決裁処理システム1のシステム設定のメンテナンスを行うプログラムである。
<ユーザ端末の記憶部に保持されるプログラムの機能説明>
図3は、ユーザ端末2の処理部21が実行する制御プログラムの機能を示す図である。図3に示すように、ユーザ端末2の処理部21が実行する制御プログラム300は、ユーザ認証機能211、案件登録機能212、決裁処理機能213を含む。
ユーザ認証機能211は、情報処理装置1と接続して認証を行うプログラムである。案件登録機能212は、画面から入力された案件の属性情報、決裁フロー情報、添付資料情報、添付資料の閲覧権限情報を、情報処理装置1により各々案件DB133と決裁フローDB134と添付資料DB135と権限DB136に登録させるために情報処理装置1への送信制御を行うプログラムである。決裁処理機能213は、決裁処理結果等を情報処理装置1により決裁フローDB134に登録させるために情報処理装置1への送信制御を行い、また紙添付資料3がある場合には、紙添付資料3の次審査者を決裁フローDB134と添付資料DB135と権限DB136から導き出す処理を行うプログラムである。
<データベースのデータ構成と概要>
次に、本発明の実施形態に関る情報処理装置1の記憶部13が保持する各データベースのデータ構成と概要を、図4乃至図7を参照して説明する。但し、図示のデータ項目は説明例であり、特定的な記述が無い限り、並び順や、形式や、図示されていない付加情報は限定しない。
図4は、案件DB133のデータ構成を示す図である。図4に示すように案件DB133には、案件ID41と案件名42と起案日43とが対応付けられて記憶されている。案件ID41は案件を一意に識別するユニークキーである。案件名42は案件ID41に関連付けられる案件の名称である。起案日43は案件ID41に関連付けられる案件の登録日である。
図5は、決裁フローDB134のデータ構成を示す図である。図5に示すように決裁フローDB134には、案件ID51と決裁順序52とユーザ情報53と完了状態54とが対応付けられて記憶されている。案件ID51は、案件DB133の案件ID41と同一である。決裁順序52は案件の決裁を行う順番を表す。ユーザ情報53は、決裁処理を行うユーザ情報を表し、ユーザID等ユーザを一意に識別できるユニークキー等が格納される。完了状態54は、当該決裁処理が決裁者によって処理済かどうかを表す。図5に示す例の場合、案件IDがAA-0001の案件について、(ユーザA)→(ユーザB)の順で決裁処理が行われ、各々決裁処理未完了(承認待ち)の状態にあることを示している。
図6は、添付資料DB135のデータ構成を示す図である。図6に示すように添付資料DB135には、添付資料ID61と案件ID62と添付資料名63と添付状態64とタグ情報65とが対応付けられて記憶されている。添付資料ID61は、添付資料を一意に識別するユニークキーである。案件ID62は、案件DB133の案件ID41と同一である。添付資料名63は、添付資料の名称を表す。添付状態64は、添付資料のデータ形式の区別(種別)と、データ形式が電子の場合には電子データが格納される。タグ情報65は、ユーザ端末2のタグ読取部24で読み取られた、紙添付資料3の表紙31に埋め込まれたタグ情報が格納される。
図7は、権限DB136のデータ構成を示す図である。図7に示すように権限DB136には、案件ID71と添付資料ID72と決裁順序73とが対応付けられて記憶されており、決裁フローにおいて審査対象外の添付資料情報を表す。案件ID71は、案件DB133の案件ID41と同一である。添付資料ID72は、添付資料DB135の添付資料ID61と同一である。決裁順序73は、決裁フローDB134の決裁順序52と同一である。図7に示す例の場合、案件IDがAA-0001の案件において、決裁順序73が1番目のユーザAは添付資料ID672がABC-0001である資料A(紙)は審査せず、決裁順序73が2番目のユーザBは添付資料ID672がABC-0002である資料B(電子)は審査しないことを示している。言い換えれば、決裁フローにおいてユーザAは、資料B(電子)のみを審査し、ユーザBは資料A(紙)のみを審査することを示している。
<電子決裁処理の概要説明>
図8は、本実施の形態に関る電子決裁処理フローの概要を説明するための図である。図4乃至図7に示すデータ例を元に、電子決裁フローの概要を説明する。尚、図8に示すように、決裁フローは、起案(ステップS101)→1人目(ユーザA)承認(S102)→2人目(ユーザB)承認(S103)→最終者決裁(S104)の順に進むものとする。
まず起案処理(S101)では、起案者が案件に添付される紙添付資料(資料A)と電子添付資料(資料B)の情報を添付資料DB135に登録し、また決裁フロー上で添付資料を回さないユーザ情報を権限DB136に登録する。1人目(ユーザA)の決裁処理(S102)では、添付資料DB135からそれぞれ電子データ形式の添付資料(資料B)を読み込み、決裁処理を行う。2人目(ユーザB)の決裁処理(S103)では、起案者から手渡しされた紙添付資料Aに埋め込まれたタグ情報をユーザ端末2のタグ読取部24に読み取らせ、情報処理装置1の処理部21がこの情報等を用いて決裁処理を行う。2人目の決裁処理が行われた後、紙添付資料Aは、最終の決裁者(最終承認者)に直接手渡す。最終者の決裁処理(S104)は、2人目の決裁者から手渡しされた紙添付資料(資料A)に埋め込まれたタグ情報をユーザ端末2のタグ読取部24に読み取らせ、また添付資料DB135から電子データ形式の添付資料(資料B)を読み込み、最終決裁処理を行う。
<起案処理の説明>
図9、図10は、本実施の形態に関る起案処理を説明するための図である。
起案処理を実施する場合、まず情報処理装置1の処理部11が案件入力画面を生成し(ステップS201)、通信部15から案件入力画面をネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S202)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った案件入力画面を出力部22に表示するように制御する(S203)。表示結果の一例を図11に示す。
次にユーザは、出力部22に表示された案件入力画面に対して、案件名(文書件名)や起案日といった案件情報を入力する。ユーザ端末2の処理部21は、入力部23から入力された案件名と起案日を受信し(S204)、通信部25からネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信する(S205)。図4に示すデータ例の場合、案件名として“案件A”、起案日として“H18/4/1”が情報処理装置1へ送信される。情報処理装置1の処理部11は、通信部15で受け取った案件名と起案日と、処理部11が自動的に割り当てた案件毎にユニークな案件IDとを対応付けて記憶部13の案件DB133に登録する(S206)。図4の1つ目のレコードに示すように、案件ID41は“AA-0001”、案件名42は“案件A”、起案日43は“H18/4/1”と登録されていることがわかる。
案件情報の登録後、情報処理装置1の処理部11は、決裁フロー入力画面を生成し(S207)、通信部15から決裁フロー入力画面と案件ID(“AA-0001”)を、ネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S208)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った決裁フロー入力画面を出力部22に表示するように制御する(S209)。表示結果の一例を図12に示す。
次にユーザは、出力部22に表示された決裁フロー入力画面に対して、決裁フロー情報を入力する。ユーザ端末2の処理部21は、入力部23から入力された決裁フロー情報(決裁順序、ユーザ情報)と案件IDを受信し(S210)、通信部25からネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信する(S211)。図5に示すデータ例の場合、決裁フロー情報として{“1”、“ユーザA”}、{“2”、“ユーザB”}、案件IDとして“AA-0001”が送信される。情報処理装置1の処理部11は、通信部15で受け取った決裁順序とユーザ情報と案件IDを決裁フローDB134に登録する(S212)。このとき、完了状態64は全レコードが“未完了”と登録される。図5に示すように1つ目のレコードには、案件ID51が“AA-0001”、決裁順序52が“1”、ユーザ情報53が“ユーザA”、完了状態54が“未完了”と登録され、2つ目のレコードには案件ID51が“AA-0001”、決裁順序52が“2”、ユーザ情報53が“ユーザB”、完了状態54が“未完了”と登録されることがわかる。
決裁フロー情報の登録後、情報処理装置1の処理部11は、添付資料入力画面を生成し(S213)、通信部15から添付資料入力画面と案件ID(“AA-0001”)を、ネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S214)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った添付資料入力画面を出力部22に表示するように制御する(S215)。表示結果の一例を図13に示す。次に、当該案件に対して紙の添付資料が有る場合、ユーザは出力部22に表示された添付資料入力画面に対して、入力部23から紙添付資料情報を入力する。尚、紙の添付資料が無ければ、S219へ進む。ユーザ端末2の処理部21は、入力さらた紙添付資料情報を受信する(S216)。次に処理部21は入力された紙添付資料の表紙印刷指示を出し、出力部23からタグが埋め込まれた紙添付資料表紙31を印刷する(S217)。次にユーザは、印刷された紙添付資料表紙31に埋め込まれているタグ情報(“ABCDE-01”)をタグ読取部24に読み取らせる(S218)。タグ読取部24により読み取られたタグ情報は処理部21へ渡され、処理部21が図13に示す添付資料入力画面の登録欄9342に表示するように制御する。
次にユーザは出力部22に表示された添付資料入力画面に対して、入力部23から電子添付資料情報を入力する。ユーザ端末2の処理部21は、入力された電子添付資料情報を受信する(S219)。処理部21は、タグ読取部24で読み取られたタグ情報と入力部23から入力された添付資料情報(添付資料名、添付状態(添付資料のデータ形式の区別及びデータ形式が電子の場合には電子データ))と案件IDを、通信部25からネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信する(S220)。図6に示すデータ例の場合、添付資料情報として{“資料A”、“紙”、“ABCDE-01”}、{“資料B”、“電子”、“”}、及びこれらの情報に対する案件IDとして“AA-0001”が送信される。情報処理装置1の処理部11は、通信部15で受け取った添付資料情報及び案件IDと、処理部11が添付資料毎に自動的に割り当てたユニークな添付資料IDを添付資料DB135に登録する(S221)。
図6に示すように1つ目のレコードには、添付資料ID61が“ABC-0001”、案件ID62が“AA-0001”、添付資料名63が“資料A”、添付状態64が“紙”、タグ情報65が“ABCDE-01”と登録され、2つ目のレコードには添付資料ID61が“ABC-0002”、案件ID62が“AA-0001”、添付資料名63が“資料B”、添付状態64が“電子”、タグ情報65が“”と登録されることがわかる。
添付資料情報の登録後、情報処理装置1の処理部11は、権限入力画面情報を生成し(S222)、通信部15から権限入力画面と(ユーザ名、添付資料名)と案件ID(“AA-0001”)を、ネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S223)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った権限入力画面を出力部22に表示するように制御する(S224)。権限入力画面の一例を図14に示す。
次にユーザは、出力部22に表示された権限入力画面に対して、ユーザ情報とそのユーザが参照しない添付資料といった権限情報を入力する。ユーザ端末2の処理部21は、入力部23から入力された権限情報(ユーザ名、添付資料名)と案件IDを受信し(S225)、通信部25からネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信する(S226)。図7に示すデータ例の場合には、権限情報として{“ユーザA” “資料B”}、{“ユーザB”、“資料A”}、案件ID(“AA-0001”)が送信される。情報処理装置1の処理部11は、通信部15で受け取った権限情報と案件IDを元に、決裁フローDB134、添付資料DB135を参照して添付資料IDと決裁順序情報を読み出し、権限DB136に登録する(S227)。図7に示すように1つ目のレコードには、案件ID71は“AA-0001”、添付資料ID72は“ABC-0001”、決裁順序73は“2”と登録され、2つ目のレコードには案件ID71は“AA-0001”、添付資料ID72は“ABC-0002”、決裁順序73は“2”と登録されことがわかる。
権限情報の登録後、情報処理装置1の処理部11は、起案完了画面を生成し(S228)、通信部15からネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S229)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った起案完了画面を出力部22に表示するように制御する(S230)。ユーザが、出力部22に表示された起案完了画面を確認することで、起案処理が完了する。
<起案処理時の画面の説明>
図11乃至図14は、起案処理においてユーザ端末2の出力部22に表示される画面の一例を表している。図11は、ユーザが案件情報を入力する画面例91を示す図である。図11に示すように画面91には、案件情報の入力欄911と登録ボタン912と取消ボタン913を有する。案件情報の入力欄911には、起案者がユーザ端末2から案件名や起案日といった案件情報を入力し、登録ボタン912をクリックすると、入力された案件情報がネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信され、図12に示す決裁フロー入力画面92に遷移する。取消ボタン913をクリックすると案件情報入力処理を中断し、起案処理を終了する。
図12は、ユーザが入力した案件情報の決裁フローを入力する画面例92を示す図である。図12に示すように画面92には、組織選択欄921とユーザ選択欄922と追加ボタン923と登録ボタン924と戻るボタン925と取消ボタン926を有する。組織選択欄921は、決裁フローに追加する承認者の組織名をプルダウンから選択する。ユーザ選択欄922は、決裁フローに追加する承認者のユーザ名をプルダウンから選択する。このときプルダウンに表示されるユーザは組織選択欄921に所属するユーザとなる。追加ボタン923をクリックすると、組織選択欄921とユーザ選択欄922で選択されたユーザが決裁フローに追加され、画面中央部のルート情報に表示される。画面92の場合、既に1人目の承認者としてユーザA、2人目の承認者としてユーザBが設定されており、ユーザ選択欄922に例えば“ユーザC”を設定して追加ボタン923をクリックすると、ユーザBの右側に右向きの矢印ボタンと、承認者3とユーザCを表示し、さらにその右側に追加ボタン923を再配置する。登録ボタン924をクリックすると、入力された決裁フロー情報が決裁フローDB134に登録され、図13に示す添付資料入力画面93に遷移する。戻るボタン925をクリックすると決裁フロー登録処理を中断し、図11に示す案件入力画面91に遷移する。取消ボタン926をクリックすると、決裁フロー入力処理を中断し、さらに案件DB133に登録済の案件情報を削除し、起案処理を終了する。
図13は、ユーザが入力した案件情報の添付資料情報を入力する画面例93を示す図である。図13に示すように画面93には、資料名入力欄931と区分932と追加ボタン933と添付資料一覧934と登録ボタン935と戻るボタン936と取消ボタン937を有する。資料名入力欄931には、登録する添付資料の資料名を入力する。区分932には登録する添付資料が紙の場合は“紙”にチェックし、電子の場合は“電子”にチェックする。追加ボタン933をクリックすると、添付資料一覧934に資料名931と区分932とで設定された添付資料情報が追加表示される。このとき、追加した添付資料が紙の場合には、印刷ボタン9341とタグ情報入力欄9342が表示され、電子の場合には参照ボタン9343とファイルパス名9344が表示される。印刷ボタン9341をクリックすると、添付資料名を記載した紙添付資料表紙31を印刷する。タグ情報入力欄9342にはタグ読取部24で読み取られたタグ情報を表示する。参照ボタン9343をクリックすると、登録する電子データを選択するファイルダイアログが開き、選択したファイルのパスがファイルパス名9344に表示される。登録ボタン935をクリックすると、登録された添付資料情報が添付資料DB135に登録され、図14に示す権限設定画面94に遷移する。戻るボタン936をクリックすると、添付資料情報入力処理を中断し、図12に示す決裁フロー入力画面92に遷移する。取消ボタン937をクリックすると、添付資料情報入力処理を中断し、さらに決裁フローDB134に登録済の決裁フロー情報と案件DB133に登録済の案件情報を削除し、起案処理を終了する。
図14は、ユーザが添付資料の閲覧権限情報を設定する画面例94を示すである。図14に示すように画面94には、承認者選択欄941と添付資料選択欄942と追加ボタン943と権限情報一覧944と登録ボタン945と戻るボタン946と取消ボタン947を備えている。承認者選択欄941は、添付資料を閲覧しない承認者のユーザ名をプルダウンから選択する。このときプルダウンに表示されるユーザ名は画面92で登録されたユーザ名となる。添付資料選択欄942は、承認者選択欄941に入力されたユーザが閲覧しない添付資料をプルダウンから選択する。このときプルダウンに表示される添付資料名は画面93で登録された添付資料名となる。追加ボタン943をクリックすると、承認者選択欄941と添付資料選択欄942に入力された権限情報が権限情報一覧944に表示される。登録ボタン945をクリックすると、入力された権限情報が情報処理装置1へ送信され、情報処理装置1により権限DB136に登録され、起案処理を完了する。戻るボタン946をクリックすると、権限設定処理を中断し、図13に示す添付資料入力画面93に遷移する。取消ボタン947をクリックすると、権限入力処理を中断し、さらに添付資料DB135に登録済の添付資料情報と決裁フローDB134に登録済の決裁フロー情報と案件DB133に登録済の案件情報を削除し、起案処理を終了する。
<決裁処理の説明>
図15、図16は、本実施の形態に関る決裁処理を説明するための図である。決裁処理を実施する場合、まず情報処理装置1の処理部11が審査待案件一覧画面を生成し(S301)、通信部15から審査待案件一覧情報(審査待案件一覧画面と審査者(ユーザ)の審査対象である案件情報(案件ID、案件名、起案日))を、ネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S302)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った審査待案件一覧画面を出力部22に表示するように制御する(S303)。表示結果の一例を図17に示す。ここで、審査待ち案件一覧画面に出力される案件情報は、決裁フローDB134において、決裁順序52が自分の1つ手前のユーザまで全員、完了状態54が“完了”となっており、自分の完了状態54が“未完了”となっているものとなる。
次にユーザは、出力部22に表示された審査待ち案件一覧画面に対して、審査を行う案件を選択する。ユーザ端末2の処理部21は、選択入力された審査案件情報を受信する(S304)。処理部21は、その案件IDを、通信部25からネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信する(S305)。
情報処理装置1の処理部11は、添付資料DB135と権限DB136を参照し、通信部15で受け取った案件IDに対して、審査対象の紙添付資料の有無を判断する(S306)。紙添付資料が有る場合、処理部11は、その紙添付資料一覧情報を添付資料DB135から抽出する(S307)。ここで、審査する紙添付資料は、添付資料DB135に対して「案件ID62が通信部15で受け取った案件IDと一致」かつ「添付状態64が“紙”」を検索条件にして検索された添付資料情報のうち、権限DB136に「案件IDと審査者の決裁順序情報が登録されているいか否か」を検索条件にして検索された添付資料情報を除いたものとなる。
次に情報処理装置1の処理部11は、紙添付資料一覧画面を生成し(S308)、通信部15から紙添付資料一覧情報(紙添付資料一覧画面と案件IDと(添付資料ID、添付資料名)を、ネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S309)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った紙添付資料一覧を出力部22に表示するように制御する(S310)。紙添付資料情報の表示の一例を図18に示す。
次にユーザは、ユーザ端末2の出力部22に表示された紙添付資料一覧画面に対して、前審査者から直接手渡された紙添付資料の表紙31に埋め込まれたタグ情報をタグ読取部24に読み取らせ(S311)、処理部21が、案件IDとタグ情報を、通信部25からネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信する(S312)。尚、S311においてタグ読取部24により読み取られたタグ情報は、紙添付資料一覧画面のタグ情報表示欄10222に表示される。
情報処理装置1の処理部11は、通信部15で受け取った案件IDとタグ情報が、添付資料DB135に登録されているか否かを判断する(S313)。登録されている場合、処理部11は、添付資料DB135と権限DB136を参照し、審査対象の電子添付資料の有無を判断する(S314)。ここで、ユーザ自身が審査する電子添付資料が有るか否かは、添付資料DB135に対して、「案件ID62が通信部15で受け取った案件IDと一致」かつ「添付状態64が“電子”」を検索条件にして検索された添付資料情報のうち、権限DB136に「案件IDと審査者の決裁順序情報が登録されているいか否か」を検索条件にして検索された添付資料情報を除いたものとなる。審査対象の電子添付資料が有る場合、処理部11は、添付資料DB135から電子添付資料情報を抽出する(S315)。次に情報処理装置1の処理部11は、内容審査画面を生成し(S316)、通信部15から内容審査情報(内容審査画面と案件情報(案件名、起案日)と添付資料情報(添付区分、添付資料名)を、ネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S317)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った内容審査画面を出力部22に表示するように制御する(S318)。表示結果の一例を図19に示す。
次にユーザは、出力部22に表示された内容審査画面からその内容を審査し、問題が無ければ決裁の承認入力を行う。承認入力は承認ボタン1033を押下することにより行われる。ユーザ端末2の処理部21は、入力された承認情報を受信し(S319)、この承認情報と案件IDと決裁順序といった決裁処理情報を、通信部25からネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信する(S320)。情報処理装置1の処理部11は、通信部15で受け取った案件IDと決裁順序に対して、決裁フローDB134の更新処理を行う(S321)。具体的には、処理部11は、決裁フローDB134に対して、「案件ID51が通信部15で受け取った案件ID」と一致かつ「決裁順序52が通信部15で受け取った決裁順序と一致」、を検索条件にして検索された決裁フロー情報の完了状態を“未完了”から“完了”に更新する。
次に情報処理装置1の処理部11は、添付資料DB135を参照して、他に紙添付資料資料が有るか否かを判断する(S322)。審査対象の紙添付資料が有る場合、処理部11は、紙添付資料の次承認者を決裁フローDB134と添付資料DB135と権限DB136から取得する(S323)。なお、審査者が最終決裁者の場合には、次承認者として起案者を取得する。
次に情報処理装置1の処理部11は、紙添付資料次審査者画面を生成し(S324)、通信部15から紙添付資料次審査者情報(紙添付資料次審査者画面と案件IDと添付資料名と次審査者ユーザ情報)を、ネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S325)。
ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った紙添付資料次審査者画面を出力部22に表示するように制御する(S326)。表示結果の一例を図20に示す。ユーザは、出力部22に表示された紙添付資料次審査者画面を確認し、内容に問題が無ければ、確認ボタン1043をクリックし、また紙添付資料を次審査者に直接手渡す。処理部21は、受信した“確認済”という情報を(S327)、通信部25からネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信する(S328)。
次に情報処理装置1の処理部11は、決裁完了画面を生成し(S329)、通信部15から決裁完了画面をユーザ端末2へ送信する(S330)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った決裁完了画面情報を出力部22に表示するように制御し(S331)、決裁処理を完了する。
尚、S306において、審査対象の紙添付資料が無い場合、S314へ進む。またS313において、通信部15で受け取った案件IDとタグ情報が添付資料DB135に登録されていない場合には、処理部11は、例えばその旨を通信部15からネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する。またS314において、審査対象の電子添付資料が無い場合、S316へ進む。またS322において、審査対象の紙添付資料が無い場合、S329へ進む。
以上本実施の形態に関る決裁処理について説明したが、次に図4乃至図7に示されたデータ例を用いて決裁処理を説明する。
決裁処理を実施する場合、まず情報処理装置1の処理部11が審査待案件一覧画面を生成し(S301)、通信部15から審査待案件一覧情報(審査待案件一覧画面と審査者(ユーザA)の審査対象である案件情報(案件ID=“AA-0001”、案件名=”案件A“、起案日=”H18/4/1”))を、ネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S302)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った審査待案件一覧画面を出力部22に表示するように制御する(S303)。表示結果の一例を図17に示す。
次にユーザは、出力部22に表示された審査待ち案件一覧画面に対して、審査を行う案件を選択する。ユーザ端末2の処理部21は、選択入力された審査案件情報を受信する(S304)。処理部21は、その案件ID(“AA-0001”)を、通信部25からネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信する(S305)。
情報処理装置1の処理部11は、添付資料DB135と権限DB136を参照し、通信部15で受け取った案件ID(“AA-0001”)に対して、審査対象の紙添付資料の有無を判断する(S306)。ここでは、ユーザAの審査対象案件について、紙添付資料は無いので、次に処理部11は、添付資料DB135と権限DB136を参照し、審査対象の電子添付資料の有無を判断する(S314)。ここでは、審査対象の電子添付資料が有るので、次に処理部11は、添付資料DB135から電子添付資料情報を抽出する(S315)。次に処理部11は、内容審査画面を生成し(S316)、通信部15から内容審査情報(内容審査画面と案件情報(案件名=”案件A”、起案日=“H18/4/1”)と添付資料情報(添付区分=“電子”、添付資料名=“添付資料B”)を、ネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S317)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った内容審査画面を出力部22に表示するように制御する(S318)。表示結果の一例を図19に示す。
次にユーザは、出力部22に表示された内容審査画面からその内容を審査し、問題が無ければ決裁の承認入力を行う。承認入力は承認ボタン1033を押下することにより行われる。ユーザ端末2の処理部21は、入力された承認情報を受信し(S319)、この承認情報と案件IDと決裁順序といった決裁処理情報を、通信部25からネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信する(S320)。情報処理装置1の処理部11は、通信部15で受け取った案件ID(“AA-0001”)と決裁順序(”1“)に対して、決裁フローDB134の更新処理を行う(S321)。具体的には、処理部11は、決裁フローDB134に対して、「案件ID51が通信部15で受け取った案件ID」と一致かつ「決裁順序52が通信部15で受け取った決裁順序と一致」、を検索条件にして検索された決裁フロー情報の完了状態を“未完了”から“完了”に更新する。
次に情報処理装置1の処理部11は、添付資料DB135を参照して、他に紙添付資料資料が有るか否かを判断する(S322)。ここでは、審査対象の紙添付資料が有るので、処理部11は、紙添付資料の次承認者(“ユーザB”)を決裁フローDB134と添付資料DB135と権限DB136から取得する(S323)。
次に情報処理装置1の処理部11は、紙添付資料次審査者画面を生成し(S324)、通信部15から紙添付資料次審査者情報(紙添付資料次審査者画面と案件ID=“AA-0001”と添付資料名=”資料A”と次審査者ユーザ情報=“ユーザB”)を、ネットワーク4を介してユーザ端末2へ送信する(S325)。
ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った紙添付資料次審査者画面を出力部22に表示するように制御する(S326)。表示結果の一例を図20に示す。ユーザは、出力部22に表示された紙添付資料次審査者画面を確認し、内容に問題が無ければ、確認ボタン1043をクリックし、また紙添付資料を次審査者に直接手渡す。処理部21は、受信した“確認済”という情報を(S327)、通信部25からネットワーク4を介して情報処理装置1へ送信する(S328)。
次に情報処理装置1の処理部11は、決裁完了画面を生成し(S329)、通信部15から決裁完了画面をユーザ端末2へ送信する(S330)。ユーザ端末2の処理部21は、通信部25で受け取った決裁完了画面情報を出力部22に表示するように制御し(S331)、決裁処理を完了する。
<決裁処理時の画面の説明>
図17乃至図20は、決裁処理においてユーザ端末2の出力部22に表示される画面の一例を表している。図17は、ユーザが審査する案件を選択する画面例101を示す図である。画面101には、案件選択欄1011と審査ボタン1012と取消ボタン1013を備えている。案件選択欄1011には、ユーザ自身が次審査者である案件情報が表示され、ユーザはこの一覧のなかから審査する案件の選択欄にチェックする。審査ボタン1012をクリックすると、案件選択欄1011で選択された案件情報の審査処理に移り、画面102もしくは画面103に遷移する。取消ボタン1013をクリックすると案件の審査処理を中断し、決裁処理を終了する。
図18は、ユーザが案件の内容を審査し、決裁処理情報を入力する画面例103を示す図である。画面103には、案件情報1031と添付資料情報1032と承認ボタン1033と差戻しボタン1034と取消ボタン1035を備えている。案件情報1031には、案件DB133から取得したユーザが審査する案件の案件情報が表示される。添付資料情報1032には、添付資料DB135から取得したユーザが審査する案件の添付資料情報が表示され、添付資料が電子データの場合には資料名に貼られたリンクをクリックすることでその内容が画面上に表示される。承認ボタン1033をクリックすると、決裁フローDB135を更新してユーザ自身の審査を完了し、画面104あるいは決裁処理完了画面に遷移する。差戻しボタン1034をクリックすると、決裁フローDB135を更新して担当者等にその内容を修正させる。取消ボタン1035をクリックすると、内容審査処理を中断し、決裁処理を終了する。
図19は、ユーザが審査する紙添付資料一覧からそのタグ情報を入力する画面例102を示す図である。画面102には、案件ID1021と紙添付資料欄1022と審査ボタン1023と取消ボタン1024を備えている。案件ID1021には、画面101で選択された案件の案件IDが表示される。紙添付資料欄1022にはユーザ自身が審査する紙添付資料の一覧が表示される。資料名10221には、紙添付資料の資料名が表示され、ユーザはユーザ端末2のタグ読取部24を利用してタグ情報入力欄10222に紙添付資料表紙31のタグ情報を読み込む。審査ボタン1023をクリックすると、タグ情報入力欄10222に入力されたタグ情報が、添付資料DB135に登録済かどうかをチェックし、登録済である場合にのみ画面103に遷移する。取消ボタン1024をクリックすると、紙添付資料のタグ情報入力処理を中断し、決裁処理を終了する。
図20は、ユーザが審査した紙添付資料の次審査者を表示する画面例104を示す図である。画面104には、案件ID1041と紙添付資料次審査者一覧1042と確認ボタン1043を備えている。案件ID1041には、ユーザが審査した案件の案件IDが表示される。紙添付資料次審査者一覧1042には、ユーザが審査した紙添付資料の次審査者が表示され、ユーザはこの表示内容を元に紙添付資料を次審査者に直接手渡す。確認ボタン1043をクリックすると、決裁処理完了画面に遷移する。
本実施形態に関る電子決裁処理システム1000の全体構成を示す図である。 情報処理装置1の記憶部13に保持されるデータベース及び処理部11が実行する制御プログラムの機能を示す図である。 ユーザ端末2の処理部21が実行する制御プログラム300の機能を示す図である。 案件DB133のデータ構成を示す図である。 決裁フローDB134のデータ構成を示す図である。 添付資料DB135のデータ構成を示す図である。 権限DB136のデータ構成を示す図である。 本実施の形態における電子決裁フローの概要を説明するための図である。 本実施の形態に関る起案処理を説明するための図である。 同じく、本実施の形態に関る起案処理を説明するための図である。 ユーザが案件情報を入力する画面例91を示す図である。 ユーザが入力した案件情報の決裁フローを入力する画面例92を示す図である。 ユーザが入力した案件情報の添付資料情報を入力する画面例93を示す図である。 ユーザが添付資料の閲覧権限情報を設定する画面例94を示すである。 本実施の形態に関る決裁処理を説明するための図である。 同じく、本実施の形態に関る決裁処理を説明するための図である。 ユーザが審査する案件を選択する画面例101を示す図である。 ユーザが審査する紙添付資料一覧からそのタグ情報を入力する画面例102を示す図である。 ユーザが案件の内容を審査し、決裁処理情報を入力する画面例103を示す図である。 ユーザが審査した紙添付資料の次審査者を表示する画面例104を示す図である。
符号の説明
1・・・情報処理装置(サーバ装置)、2・・・ユーザ端末、3・・・紙添付資料、4・・・ネットワーク、11、21・・・処理部、12、22・・・出力部、13、26・・・記憶部、14、23・・・入力部、15、25・・・通信部、24・・・タグ読取部。

Claims (6)

  1. 複数のユーザ端末と該ユーザ端末とネットワークを介して接続された情報処理装置とからなる電子決裁処理システムにおける電子決裁処理方法であって、
    起案時に前記案件に添付される電子添付資料に対して決裁ルート上の閲覧権限を第1の記憶手段に設定し、決裁時に前記第1の記憶手段に設定された前記電子添付資料の閲覧権限に基づき閲覧権限のある電子添付資料を第2の記憶手段から読み出し、前記ユーザ端末の表示手段に表示するように制御することを特徴とする電子決裁処理方法。
  2. 前記起案時に前記紙添付資料を一意に特定するタグ情報が埋め込まれた紙添付資料に対して前記決裁ルート上の閲覧権限を前記第1の記憶手段に設定し、前記決裁時に前記第1の記憶手段に設定された前記紙添付資料の閲覧権限に基づき前記紙添付資料の回覧ルート情報を前記ユーザ端末の表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子決裁処理方法。
  3. 決裁時に前記ユーザ端末から前記紙添付資料に埋め込まれたタグ情報を受信し、該受信したタグ情報が前記第2の記憶手段に設定されたタグ情報と一致した場合、審査画面を前記端末の表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子決裁処理方法。
  4. 複数のユーザ端末と該ユーザ端末とネットワークを介して接続された情報処理装置とからなる電子決裁処理システムにおいて、
    起案時に前記案件に添付される電子添付資料に対して決裁ルート上の閲覧権限を第1の記憶手段に設定する閲覧権限設定手段と、
    決裁時に前記第1の記憶手段に設定された前記電子添付資料の閲覧権限に基づき閲覧権限のある電子添付資料を第2の記憶手段から読み出し、前記端末の表示手段に表示するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電子決裁処理システム。
  5. 前記設定手段は、前記起案時に前記紙添付資料を一意に特定するタグ情報が埋め込まれた紙添付資料に対して前記決裁ルート上の閲覧権限を前記第1の記憶手段に設定する手段を有し、前記制御手段は、前記第1の記憶手段に設定された前記紙添付資料の閲覧権限に基づき添付資料の回覧ルート情報を前記ユーザ端末の表示手段に表示するように制御する手段を有することを特徴とする請求項4に記載の電子決裁処理システム。
  6. 前記制御手段は、決裁時に前記ユーザ端末から前記紙添付資料に埋め込まれたタグ情報を受信し、該受信したタグ情報が前記第2の記憶手段に設定されたタグ情報と一致した場合、審査画面を前記端末の表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電子決裁処理システム。
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