JP2007316627A - 画像形成装置の定着装置及びその定着方法 - Google Patents

画像形成装置の定着装置及びその定着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像形成条件に応じて、定着装置の加熱手段に使用可能な供給電力の範囲で定着装置を、より高い自由度で制御して、定着性能の向上を図り又、画像生産性の向上を図る。
【解決手段】 カラーモード時にはヒーターランプ32aに給電して加圧ローラ32を加熱する。モノクロモード時に、ヒーターランプ32aに給電していなければ、ヒーターランプ32aの消費電力分をヒートローラ31側の励磁コイル51に加算供給可能とする。励磁コイル51への電力の加算量は、ヒートローラ31が必要とする量を自由調整可能とする。又ウォームアップ時には、オプションの消費電力分を励磁コイル51に加算供給可能とする。
【選択図】図8

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真プロセスを用いる画像形成装置により形成されるトナー像を、シート紙に加熱加圧定着するための画像形成装置における定着装置及びその定着方法に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真プロセスを用いる画像形成装置に組み込まれる定着装置として、シート紙上のトナー像を加熱加圧定着する定着装置がある。このような定着装置は、ヒートローラ及び加圧ローラからなる一対のローラ間、あるいはヒートベルトと加圧ローラ間等に形成されるニップ内にシート紙を挿通してトナー像を加熱加圧定着する。他方、複数色のトナー像を重ねたカラートナー像は、単色のトナー像と比べて、トナー層厚が数倍厚くなる。
このことから従来、カラー複写時には、ヒートローラの加熱手段の給電電力を減じて、ヒートローラと加圧ローラの加熱手段に給電し、単色複写時には、ヒートローラの加熱手段に全電力を給電し、加圧ローラへの給電を停止する装置がある。(例えば特許文献1参照。)
特開昭62−157079号公報(第1頁左欄第14行目〜第18行目、第3頁左上欄第5行目〜左下欄第1行目、図2、図6)
しかしながら上記特許文献の定着装置では、カラー複写であるか或いは単色複写であるかによって、単に加圧ローラのヒーターランプをON/OFF切り替えするのみであった。他方近年、特により高速化が求められる定着装置にあっては、カラー複写時には、加圧ローラ側への電力供給のためにヒートローラ側の電力が不足してしまう反面、単色複写時においても、ヒートローラ及び加圧ローラの両面からの加熱が必要とされる。このため、上記特許文献のように加熱手段を制御すると、カラー複写時にはヒートローラの温度低下によるウエイト状態によるコピーの中断を生じる一方、単色複写時には加圧ローラの温度低下によるウエイト状態によるコピーの中断を生じるという問題を有していた。
しかも画像形成装置全体では、使用可能な総電力量は1500Wと決まっている。このため、実際に定着装置の熱源に使用可能な電力量は、1500Wから、モータ等の駆動源に使用する電力量、更にはフィニッシャ等のオプション機能に使用する電力量を減算した残りの電力量となる。即ち定着装置の熱源は、使用可能な電力量が限定される。
そこで本発明は上記課題を解決するものであり、カラートナー像であるか単色トナー像であるかにかかわらず、画像形成条件に応じて、定着装置の加熱手段に使用可能な電力量の範囲内で、定着装置の加熱手段をより高い自由度で制御する。これにより定着性能の向上及び生産性の向上を得ることが出来る画像形成装置の定着装置及びその定着方法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するための手段として、導電性の発熱層を有する画像側回転部材と、前記発熱層に誘導電流を発生させる誘導電流発生部材と、前記画像側回転部材と共にトナー像を有する被定着媒体を所定方向に挟持搬送する非画像側回転部材と、前記非画像側回転部材を加熱する加熱源と、前記加熱源の消費電力を低減して、前記低減された消費電力に相当する電力を、前記誘導電流発生部材に印加する電力に加算可能となるように制御する制御部とを有するものである。
本発明によれば、ヒートローラ及び加圧ローラの温度制御をより的確に行い、層厚の厚いカラートナー像にあっては、トナー層の上下から十分な加熱温度を得て、良好な定着性能を得ると共に、単色トナー像にあってはウォームアップ時間を短縮し且つ定着速度を高めて、定着効率向上による生産性向上を得る。
この発明は、画像形成条件によって、ヒートローラ及び加圧ローラの温度を制御する
以下、この発明の実施例1について図1乃至図9を参照して詳細に説明する。図1はこの発明の実施例1の定着装置を搭載する画像形成装置であるカラープリンタ装置1を示す概略構成図である。カラープリンタ装置1内には、プリンタ2方向に被定着媒体であるシート紙Pを供給する給紙装置3を備えている。給紙装置3は、給紙カセット3a、3bからシート紙Pを取り出して、搬送路3cに沿って、シート紙Pをレジストローラ27方向に給紙する。カラープリンタ装置1の上面には原稿画像を読取るスキャナ4が設けられている。
プリンタ2の、像担持体である感光体ドラム10周囲には、感光体ドラム10に複数色のトナー像を形成する像形成部材であるトナー像形成部11が設けられる。トナー像形成部11は、感光体ドラム10の矢印sの回転方向に従い順次感光体ドラム10を一様に帯電する帯電装置12、スキャナ4からの画像データに基づき帯電された感光体ドラム10上に静電潜像を形成するレーザ露光装置13、ブラック現像装置14、イエロー(Y)現像装置16、マゼンタ(M)現像装置17、シアン(C)現像装置18を搭載するリボルバタイプのカラー現像装置20を有している。
更に感光体ドラム10周囲の転写位置には転写ベルト装置40が対向配置される。転写ベルト装置40は転写ベルト部材である転写ベルト21を有する。転写ベルト21は、ベルト駆動ローラ21a、従動ローラ21b及びテンションローラ21cにより張架される。転写ベルト21の感光体ドラム10と接触する位置は、一次転写バイアスを印加する一次転写ローラ21d及び補助ローラ21eにより支持されている。更に転写ベルト21の従動ローラ21bに支持される二次転写位置には、二次転写バイアスが印加される二次転写ローラ28が対向されている。二次転写位置通過後の転写ベルト21周囲にはベルトクリーニング装置21fが設けられる。又感光体ドラム10周囲の転写ベルト21下流にはクリーナ装置22が配置される。二次転写ローラ28は、転写ベルト21に重ねられた複数色のトナー像を、シート紙Pに二次転写する。
更にプリンタ2は、画像側回転部材であるヒートローラ31及び非画像側回転部材である加圧ローラ32によりシート紙Pを挟持搬送してトナー像を加熱加圧定着する定着装置30、定着終了後にシート紙Pを排紙部24に排出する排紙ローラ24aを有している。更に、プリンタ2は、両面画像形成時にシート紙Pを反転する反転搬送経路25を有している。
又カラープリンタ装置1はオプションであるフィニッシャ46を装備可能とされる。排紙部24上部の排紙ローラ24aからフィニッシャ46に至る間には、中継ユニット47が配置される。中継ユニット47は、排紙ローラ24aにより排出されたシート紙Pをフィニッシャ46に中継する。中継ユニット47は、中継ガイド47a及び中継ローラ47bを有する。又、排紙ローラ24aから排出されるシート紙Pを、排紙部24側あるいは中継ガイド47a側に振り分けるゲート機構24bが設けられる。
フィニッシャ46は、ステイプルユニット48a、サドルステッチャ部48b、中間紙パス部48c、上スタックトレイ48d、下スタックトレイ48e及び排紙トレイ48fを有する。排紙ローラ24aから中継ユニット47に中継されたシート紙Pは紙パス48gを介しフィニッシャ46に送られる。
次に定着装置30について述べる。図2は定着装置30をヒートローラ31の軸方向から見た概略断面図、図3は定着装置30を側面から見た概略構成図、図4は定着装置30の制御部である制御系100を示すブロック図である。ヒートローラ31は導電性の発熱層である、厚さが0.5mm程度の例えば鉄製の中空円筒体の芯金31aにトップコート層31bを形成して成っている。芯金31aの厚さは限定されず1mm程度であっても良い。芯金31aの材質は鉄に限らず、ステンレス鋼、ニッケル、アルミニウム、あるいはステンレス鋼とアルミニウムの合金等利用可能である。トップコート層31bは、四フッ化エチレン樹脂等のフッ素樹脂を所定厚形成して成っている。ヒートローラ31は、外径40mmとされる。
加圧ローラ32は、シリコンゴム、もしくはフッ素ゴム等の弾性層32bの中空内部に電力量300Wのヒーターランプ32aを内蔵する弾性ローラである。加圧ローラ32は、ヒートローラ31の軸線と概ね平行で、加圧機構6によりヒートローラ31の軸線に対して所定の圧力で接触している。これにより、加圧ローラ32の外周面の一部が弾性変形し、両ローラ31、32間に所定のニップが形成される。
ヒートローラ31は、矢印m方向に回転される。加圧ローラ32は、ヒートローラ31との加圧接触により、ヒートローラ31が回転される方向と逆の矢印n方向に従動回転される。ヒートローラ31の周上には、ニップを通過したシート紙Pをヒートローラ31から剥離する剥離爪33が設けられる。ヒートローラ31周囲には、ヒートローラ31の回転方向に沿って、剥離爪33の下流に温度検出素子34、クリーニング部材36および発熱異常検知素子37が設けられている。
温度検出素子34はサーミスタ等からなり、ヒートローラ31の外周面の温度を検出する。クリーニング部材36は、トップコート層31bに付着するオフセットトナーやシート紙Pから生じる紙粉もしくは装置内部を浮遊してヒートローラ31に付着するゴミ等を除去する。クリーニング部材36は、ヒートローラ31と接触してもトップコート層31bを傷付けにくい材質、例えばフェルトまたはファーブラシ等で形成されている。なお、クリーニング部材36は、ヒートローラ31の表面と接触して回転されるものであってもよいし、ヒートローラ31の外周面に対して所定の圧力で接する非回転のものであってもよい。
発熱異常検知素子37は、サーモスタット等であって、ヒートローラ31の表面温度が異常に上昇する発熱異常を検知する。発熱異常が生じた場合に、誘導電流発生部材である励磁コイル51に供給される電力を遮断するために利用される。
加圧ローラ32の周上には、加圧ローラ32の回転方向に沿って、シート紙Pを加圧ローラ32から剥離するための剥離爪56、サーミスタ等からなる温度検出素子57、クリーニング部材58および発熱異常検知素子59が設けられている。
励磁コイル51はヒートローラ31の内側に配置され、芯金31aに渦電流を発生させる。励磁コイル51は、ヒートローラ31の長手方向の概ね中央付近に位置される第1のコイル51aと両端付近に設けられる第2のコイル51bとから成る。第1あるいは第2のコイル51a,51bは、所定の電線(リッツ線等の撚り線を含む。)を所定ターン数巻いて形成されている。第1あるいは第2のコイル51a,51bは、それぞれ固有の共振周波数で共振して抵抗値が最大になる様設定される。第1および第2のコイル51a,51bは、交互に切り替えて出力され、いずれも600〜1300Wを出力可能となるように設定されている。例えば、励磁コイル51に900Wの電力が供給される場合には、コイル51a、51bにそれぞれ900Wの電力が交互に供給されることになる。
個々のコイル51a,51bは、コイル保持体62に巻き付けられている。コイル保持体62は、耐熱性が高く且つ、高い絶縁性を示すエンジニアリングプラスチックまたはセラミックで形成されている。コイル保持体62には、例えばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)材、フェノール材もしくは不飽和ポリエステル等が利用可能である。更にコイル保持体62の内側には、例えばフェライトを成型したコア63を設ける。
コア63は、ヒートローラ31を発熱させるために利用可能な磁束密度を強めている。コア63は、高周波域での損失が少ない、ダストコア(圧粉磁芯)等を主要な材料としている。なおコイル51a,51bは、コア材を用いない空芯コイルであってもよい。第1のコイル51aは、例えばA4サイズ(JIS規格)の用紙の短辺幅を加熱可能な長さに形成されている。
励磁コイル51は、図4のブロック図に示す制御系100の温度制御ユニット66により所定周波数の高周波出力(電流および電圧)を供給され、所定の磁界を発生する。温度制御ユニット66は、個々のコイル51a,51bに供給する高周波を出力可能なスイッチング回路67と、スイッチング回路67に所定の制御信号を入力する駆動回路68を有する。更に温度制御ユニット66は、ヒートローラ31の温度を検出する温度検出素子34、加圧ローラ32の温度を検出する温度検出素子57に接続される温度検知回路74と、温度制御回路76を有する。スイッチング回路67は、個々のコイル51a、51bの直列接続あるいは並列接続等を任意に設定可能な切換装置としても機能する。
スイッチング回路67には、商用電源の交流電圧を整流回路70により整流した直流電圧が、駆動回路68を経由して供給される。駆動回路68は、コイル51aに供給すべき第1の周波数f1とコイル51bに供給すべき第2の周波数f2を、スイッチング回路67に指示する。すなわち各コイル51a、51bによる、ヒートローラ31の加熱力は、スイッチング回路67から個々のコイルに出力される出力が変化されることで、任意の大きさに設定可能である。また加熱力は、一般に個々のコイルが消費する消費電力として数値管理される。駆動回路68は、スイッチング回路67を経由して、加圧ローラ32のヒーターランプ32a電力を供給する。
また整流回路70から各コイル51a、51bに供給される電力は、例えば商用電源と整流回路70の入力端との間に設けられる電力検知回路71により常時監視される。電力検知回路71による監視結果は、所定のタイミングで駆動回路68にフィードバックされる。また、駆動回路68の焼損等を検知可能とするため、電力検知回路71の出力はプリンタ2側の主制御装置72にも入力される。主制御装置72は、プリンタ2のメインモータ73、給紙装置3及びスキャナ4を制御する。更にフィニッシャ46を装備する場合には、主制御装置72は、フィニッシャ46を制御する。カラープリンタ装置1のメインモータ73、給紙装置3及びスキャナ4の消費電力は例えば200W程度であり、フィニッシャ46の消費電力は例えば100W程度である。
本実施例の誘導加熱方式の定着装置30においては、ヒートローラ31の加熱時、個々のコイル51a,51bにスイッチング回路67から所定の周波数の高周波出力(電流および電圧)が供給される。個々のコイル51a、51bで発生されている磁束による磁界の変化を妨げるように、ヒートローラ31の芯金31aに渦電流が発生する。これによりヒートローラ31が昇温される。
次にカラープリンタ装置1によるカラーモード時あるいは、モノクロモード時に、定着装置30において、励磁コイル51及びヒーターランプ32aに供給する電力の制御について説明する。図5の(表1)に示すように、シート紙P上の複数トナーからなるカラートナー像を定着するカラーモード時には、定着装置30の加圧ローラ32のヒーターランプ32aをONする。従ってヒートローラ31側の励磁コイル51には、定着装置30に供給可能な電力量から、ヒーターランプ32aの消費電力である300Wを引いた電力が供給可能とされる。
他方、シート紙P上の単色の、例えば黒色のトナー像を定着するモノクロモード時には、通常ヒーターランプ32aをOFFする。但し加圧ローラ32が温度低下を来たした場合には、ヒーターランプ32aをONする。従ってモノクロモード時にヒーターランプ32aがOFFであれば、ヒートローラ31側の励磁コイル51には、ヒーターランプ32aの消費電力分まで加算した電力が供給可能となる。これによりモノクロモード時には、高速処理であっても、ヒートローラ31が温度低下を来たすことがなく、高速処理可能となる。
但し各種カラー画像形成装置の構造によって、定着装置30に供給可能な電力量は異なる。定着装置30に供給可能な電力量は、商用電源によりカラー画像形成装置に供給可能な総電力量から、各種モータ、給紙装置及びスキャナ等に要する消費電力を減算した値となる。又カラー画像形成装置が、オプション機構を装備している場合には、定着装置30に供給可能な電力量は、更にオプション機構に要する消費電力を減算した値となる。
例えば、商用電源によりカラー画像形成装置1に供給可能な総電力量1500W、メインモータ73、給紙装置3及びスキャナ4等に要する消費電力200W、フィニッシャ46に要する消費電力100W、更に他のオプションとして大容量給紙装置に要する消費電力100Wとする。
以下は、カラー画像形成装置1にオプションを装備した場合と、オプションを使用しない場合の、定着装置30に供給可能な電力量の例である。
(1)カラー画像形成装置1がフルオプション(フィニッシャ46+大容量給紙装置)を装備している場合。
定着装置30に供給可能な電力量は、商用電源による総電力量1500Wから、メインモータ73、給紙装置3及びスキャナ4等に要する消費電力200W及び、フルオプション(フィニッシャ46+大容量給紙装置)に要する消費電力200Wを減算した1100Wとなる。
このとき、カラーモードであれば、加圧ローラ32のヒーターランプ32aはONされるので、ヒーターランプ32aの励磁コイル51の供給電力は最大800Wとされる。又モノクロモードであれば、加圧ローラ32が温度低下を来たさない限りは、ヒーターランプ32aがOFFされる。従ってモノクロモード時、励磁コイル51には、ヒーターランプ32aの消費電力分まで加算した最大1100Wが供給可能とされる。尚、最大1100Wまでであれば、励磁コイル51は、ヒートローラ31が必要とするだけ、その供給電力量を自由に調整可能である。即ち、高速での連続コピー時等にあっては、励磁コイル51に最大1100Wを供給することにより、ヒートローラ31を即座に加熱でき、又高速連続コピーに要する加熱温度を保持できる。これにより高速でのモノクロモード時に、ヒートローラ31は温度低下による、中断を生じることなく、例えば90cpm程度での高速処理が可能となる。
更にウォームアップ時には、オプションは駆動されないことから、定着装置30に供給可能な電力量は、商用電源による総電力量1500Wから、メインモータ73、給紙装置3及びスキャナ4等に要する消費電力200Wを減算した1300Wとなる。従って、ウォームアップ時には、励磁コイル51には、加圧ローラ32のヒーターランプ32aに供給する300Wを減算した残りの1000Wを供給出来る。これによりウォームアップ時間が短縮される。
(2)カラー画像形成装置1がオプションを装備しない場合。
定着装置30に供給可能な電力量は、商用電源による総電力量1500Wから、メインモータ73、給紙装置3及びスキャナ4等に要する消費電力200Wを減算した1300Wとなる。
このとき、カラーモードであれば、加圧ローラ32のヒーターランプ32aはONされるので、ヒーターランプ32aの励磁コイル51の供給電力は最大1000Wとされる。又モノクロモードであれば、加圧ローラ32が温度低下を来たさなければ、ヒーターランプ32aがOFFされる。従って、モノクロモード時、励磁コイル51には、ヒーターランプ32aの消費電力分まで加算した最大1300Wまで供給可能とされる。尚、最大1300Wまでであれば、励磁コイル51は、ヒートローラ31が必要とするだけ、その供給電力量を自由に調整可能である。これによりモノクロモード時には、ヒートローラ31は温度低下による中断を生じることなく、例えば90cpmでの高速処理が可能となる。
尚ウォームアップ時には、オプションを装備したカラープリンタ装置1と同様、加圧ローラ32のヒーターランプ32aに300W、励磁コイル51に1000Wを供給出来る。
即ち、上述したように、オプションの有無あるいはコピーモードに関わらず、励磁コイル51は必要とする電力量を得ることが出来、画像形成モードに応じて定着装置30を容易に制御可能となる。
次に定着装置の設定プロセスについて、図6に示すフローチャートを参照して説明する。カラープリンタ装置1がフィニッシャ46を装備していない場合、定着装置30には、最大1300Wまで電力供給可能となる。又定着装置30が、フィニッシャ46あるいは他のオプションを装備している構造であれば、カラープリンタ装置1の定着装置30に供給可能な電力量は、最大1300Wから更にオプションに要する消費電力を引いたものとなる。この定着装置30に供給可能な最大電力は、カラープリンタ装置1の据付時に予め設定される。
図6を用いてフィニッシャ46を装備したカラープリンタ装置1の定着装置30の設定プロセスについて説明する。尚、フィニッシャ46等のオプションを装備しない場合は、装備した場合と比べて、定着装置30に供給可能な最大電力が異なるのみであることからその説明を省略し、図9の(表3)に制御による供給電力のみを示す。
本実施例では、カラープリンタ装置1は、初期設定時にはコピーモードとしてカラーモードを選択するよう設定されるものとする。カラープリンタ装置1がカラーモードの場合に、加圧ローラ31の温度設定は145℃とされる。カラーモードの場合、加圧ローラ32のヒーターランプ32aはONされ、ヒートローラ31の励磁コイル51には600Wの電力が供給される。カラーモード時には、常にこの状態でコピーが実施される。
次に初期設定に対して、モノクロモードを必要とする場合には、ステップ100にてコピーモードを設定する。次いでステップ101でカラープリンタ装置1のコピーモードがカラーであるかを比較してチェックする。カラーモードであれば、ステップ103にて、カラーコピーを開始する。
モノクロモードの場合、ステップ102で加圧ローラ32の温度設定を145℃から80℃に変更する。また加圧ローラ32のヒーターランプ32aは、加圧ローラ32の温度が80℃より低下したときのみONする。次いでステップ103でコピースタートする。この後ステップ104にて、カラーあるいはモノクロいずれのコピーモードであるかに応じて、モノクロコピーモードである場合には、ヒートローラ31及び加圧ローラ32の温度及び、ヒーターランプ32aのON/OFF状態のリアルタイムセンシングを行う。
ステップ104では、更にヒーターランプ32aのON/OFFを比較する(ステップ106)。ヒーターランプ32aがOFF(モノクロ時)であれば、励磁コイル51の供給電力を適正に加算して供給する(ステップ107)。励磁コイル51に加算可能な供給電力は、最大で、ヒーターランプ32aの供給電力量である300Wまで可能である。ヒーターランプ32aがONであれば、ヒートローラ31の励磁コイル51への最大供給電力は1000Wに限定される(ステップ108)。
このように定着装置30を調整しながら、コピーを作成して、ステップ110ですべてのコピー操作を終了したら、コピープロセスを完了する。ステップ110でコピーが完了していなければ、ステップ104に戻り、所定量のコピーを得る。
次にステップ104のリアルタイムセンシングの一例を図7を参照して詳述する。リアルタイムセンシングでは、ヒートローラ(HRと略称する。)31及び加圧ローラ(PRと略称する。)32の検知温度に応じて、ヒーターランプ(Lと略称する。)32aのON/OFF制御及び励磁コイル(IHと略称する。)51の供給電力が設定されている。即ちHR≧180℃、100℃≦PR≦145℃であるかを比較する(ステップ201)。YesであればIH=600W、L=0とする(ステップ202)。
Noであれば、HR≧180℃、80℃≦PR≦100℃であるかを比較する(ステップ203)。YesであればIH=700W、L=0とする(ステップ204)。Noであれば、HR≧180℃、PR<80℃であるかを比較する(ステップ206)。YesであればIH=600W、L=300Wとする(ステップ207)。Noであれば、170℃≦HR<180℃、80℃≦PR<100℃であるかを比較する(ステップ208)。YesであればIH=800W、L=0とする(ステップ210)。Noであれば、160℃≦HR<170℃、80℃≦PR<100℃であるかを比較する(ステップ212)。YesであればIH=900W、L=0とする(ステップ213)。Noであれば、ウエイト状態となりコピーを中断する(ステップ214)。この間にIH=1000W、L=300Wとして、ウォーミングアップを行う(ステップ216)。
即ち図8の(表2)に示すように、カラーモード時には、常に300Wのヒーターランプ32aをON制御してコピーを行う。従って、カラートナー像の下層も十分加熱出来、定着スピード45cpmの高速であっても、良好な定着を得られる。又モノクロモード時には、ヒーターランプ32aがOFFであれば、検知されたヒートローラ31の温度に応じて、励磁コイル51に、最大900Wまで電力供給している。従って、ヒートローラ31の温度低下を原因とする定着速度の低下を防止出来、定着スピード90cpmの高速であっても、良好な定着を得られる。更に、ウエイト状態の間のウォーミングアップ中には、フィニッシャ46が稼動されないことから、定着装置30には約1300Wを電力供給可能となる。従って、ヒーターランプ32aに300Wを供給しても、励磁コイル51には最大1000Wまで電力供給可能となる。この結果ウォームアップタイムの高速化を図れ、ウエイトの待ち時間を短縮出来る。
この実施例によれば、カラーモード時には、ヒートローラ31の芯金31aを励磁コイル51により発熱すると共に、加圧ローラ32のヒーターランプ32aに電力を供給して、加圧ローラ32を加熱している。従ってトナー層の厚いカラートナー像であっても、表面からも又下側の加圧ローラ32側からもトナー層は十分に加熱されて、良好な定着性を得られる。
一方モノクロモード時には、ウォームアップ時あるいはウエイトになった場合以外であれば、加圧ローラ32のヒーターランプ32aに供給する分の電力量を、ヒートローラ31の励磁コイル51の電力に加算可能となる。しかも励磁コイル51に加算する電力量は、ヒートローラ31が必要とする量に応じて自由に設定できる。従ってモノクロモードで、高速での連続コピーを行う場合に、励磁コイル51は十分な電力量を得られ、ヒートローラ31を十分加熱出来ることから、定着装置30が温度低下するのを防止出来る。この結果、高速での連続コピーであっても、コピー中に定着装置30がウエイト状態になり、コピー操作が中断されるのを防止出来、定着生産性を向上できる。
更にウォームアップ時あるいはウエイト時には、オプションに供給する電力量を励磁コイル51の電力に加算することが出来る。従って、ウォームアップ時間の高速化を図れ、ウエイトの待ち時間を短縮出来る。
次にこの発明の実施例2について、図10乃至図13を参照して説明する。この実施例2は、モノクロモードでの画像形成時において、画像形成速度のより一層の高速化を図るものである。このためには、層厚の薄いモノクロのトナー像であっても、表面側からの加熱のみではなく、下側からも加熱することにより更なる高速化を実現可能となる。このことから本実施例では、モノクロモード時における加圧ローラ温度を高めに設定するものである。
尚本実施例の定着装置は、例えばタンデム方式等の周知のカラー画像形成装置にて、横方向に搬送されるシート紙上のトナー像を定着するものであり、実施例1とはシート紙の搬送方向が異なると共に、ヒートローラの熱容量が異なるものの他は実施例1と同様である。従って、この実施例2では、前述の実施例1と同一部分についてはその説明を省略する。
図10に示す実施例2の定着装置250は、画像側回転部材であるヒートローラ255及び非画像側回転部材である加圧ローラ260を加圧接触してなっている。矢印q方向に回転するヒートローラ255及び矢印r方向に回転する加圧ローラ260間のニップにシート紙Pを横方向に挿通して、トナー像を定着する。本実施例ではヒートローラ255の熱容量は非常に小さく設定されている。従ってヒートローラ255は、ウォームアップ時間が短く、必要なときに誘導電流発生部材である励磁コイル256に電力を供給することにより、直ちに定着可能温度まで昇温可能であり、待ち時間のほとんど無い、オンデマンドの定着装置250となっている。
ヒートローラ255は、多層で構成されている金属弾性ローラであり、鉄、ステンレス、アルミ等の金属からなる中空の芯金255cの外周に、耐熱性および断熱性の高いシリコンスポンジ等の弾性層255b、更には表面層258を有している。尚ヒートローラ255の芯金255は、中実であっても良い。表面層258は、図11に示すように、内層側から、鉄、ニッケル、ステンレス等の金属層からなる熱発生層258a、弾性層258b、離型層258cで構成されている。熱発生層258aは、励磁コイル256の磁束により発生される渦電流により発熱される。
シリコンゴムからなる弾性層258bは、加圧ローラ260との加圧接触により弾性変形して、両ローラ255、260間のニップを所定幅に保っている。又弾性層258bは、励磁コイル256の磁束が芯金255cまで影響を及ぼさないような距離を保っている。上記条件を満たすため、弾性層255bは、例えば5〜15mm程度の厚さを有する。加圧ローラ260は、金属を基材とする芯金260a周囲に、シリコン製のソリッドゴムからなる弾性層260b、およびPFAからなる離型層260cを有している。
ヒートローラ255の周囲には、実施例1の温度検出素子34に換えてヒートローラ255の表面温度を検知して温度制御するための、非接触温度センサ257が設けられている。同様に加圧ローラ260の周囲には、実施例1の温度検出素子57に換えて加圧ローラ260の表面温度を検知して温度制御するための、非接触温度センサ263が設けられている。非接触温度センサ257、263はサーモパイル方式もしくはサーミスタ方式等任意であり、非接触であることから、両ローラ255、260表面に負荷を与えない。
次にヒートローラの表面層258を
熱発生層(258a) : ニッケル(Ni) 40μm
弾性層(258b) : シリコン製のソリッドゴム 0.2mm
離型層(258c) : PFA
として、モノクロモードでコピーを行った時のローラ温度変化を測定したところ、図12に示す結果を得られた。上記表面層258の層構成により、誘導加熱によるヒートローラ255の熱発生層258a以降の外層部の熱容量は、2.13[J/K]程度となっていて、加熱ローラ260の熱容量は、500[J/K]程度となっている。
例えばヒートローラのみを180℃の定着可能温度に保持して、モノクロモードで連続コピーを行った場合、徐々に温度低下を来たす加圧ローラが到達する最低温度は、一般にヒートローラの表面層の熱容量に応じて決まってくる。図13に示すように、ヒートローラの表面層の熱容量が大きいほど加圧ローラの最低温度は高くなっている。図13から明らかなように、モノクロモードで連続コピーを行う間に、加圧ローラの最低温度を100℃以上に維持するには、ヒートローラの表面層の熱容量は6[J/K]以上を必要とする。
これに対して本実施例の定着装置250は低熱容量であることから、モノクロモード時にヒートローラ255の加熱のみで連続コピーを行うと、加圧ローラ260の維持温度は、良好な定着を得られない80℃以下になってしまう。但し実施例1と同様に、リアルタイムセンシングにより図8に示す制御を行い、モノクロモードでの連続コピー時の、定着不良を防止する。
初期設定時、定着装置250はカラーモードを実施するため、加圧ローラ260のヒーターランプ262がONされ、ヒートローラ255の励磁コイル256には600Wの電力が供給される。これにより定着装置250は、トナー層の厚いカラートナー像であっても、表面からも又下側の加圧ローラ260側からもトナー層を十分に加熱して、良好な定着性を得ている。
次にモノクロモードでのリアルタイムセンシングによる定着装置25の温度制御を図12に示す。先ず、加圧ローラ260のヒーターランプ262を消灯して、ヒーターランプ262の電力分を必要に応じて、ヒートローラ255側の励磁コイル256の電力に増加させて、ヒートローラ255を加熱する。ヒートローラ255は実線αで示すように温度推移する一方、加圧ローラ260は破線βで示すように温度推移する。
即ち本実施例の定着装置250は低熱容量であることから、モノクロモード時にヒートローラ255のみを加熱して連続コピーを行うと、加圧ローラ260は温度低下を来たし、コピー時間の経過につれて、破線βに示すように良好な定着を得られない80℃以下になってしまう。
但し図8に示すリアルタイムセンシングを行い、加圧ローラ260の温度低下を防止する。即ち、モノクロモードでの連続コピー時、ヒートローラ255の表面温度が180℃以上、加圧ローラ260の表面温度が100℃以上であれば、励磁コイル256の供給電力を600W、ヒーターランプ262をOFFする。この後連続コピーを行う間に、例えば図12のT1で、ヒートローラ255温度が170℃に低下し、加圧ローラ260の表面温度が100℃以下になった場合には、励磁コイル256の供給電力を600Wから800Wに上げる。これにより、図12実線αに示すように、ヒートローラ255温度が上昇する。
更に連続コピー時間が図12のT2に達し、加圧ローラ260の表面温度が80℃以下に低下したら、ヒーターランプ262に300Wを供給する一方、定着装置250に供給可能な総電力量が900Wであることから、励磁コイル256への供給電力を600Wに低減する。これにより加圧ローラ260の表面温度は、図12の1点鎖線γに示すように、ほぼ100℃に復帰する。但しヒートローラ255は、2点鎖線δに示すように、連続コピーを行う間に多少温度低下を来たす。この後、T3で、加圧ローラ260の表面温度が100℃に復帰したら、ヒーターランプ262をOFFし、この時のヒートローラ255の温度に応じて、励磁コイル256への供給電力を必要量増加する。
この実施例2によれば、前述の実施例1と同様、トナー層の厚いカラートナー像であっても、表面からも又下側の加圧ローラ260側からもトナー層は十分に加熱されて、良好な定着性を得られる。
一方モノクロモード時には、定着装置250の熱容量が小さいにもかかわらず、必要であれば、加圧ローラ260のヒーターランプ262に電力を供給し、又ヒーターランプ262を使用しない場合には、ヒーターランプ32aに供給する分の電力量を、ヒートローラ31の励磁コイル51の電力に加算可能となる。しかも励磁コイル51に加算する電力量は、ヒートローラ31が必要とする量に応じて自由に設定できる。従ってモノクロモードで、高速での連続コピーを行う場合に、加圧ローラ260の温度低下を防止しながら、励磁コイル51に十分な電力量を供給して、ヒートローラ31を十分加熱出来る。従って、モノクロモードでの、高速連続コピー時に、定着装置30をより適正に温度管理出来、高速コピー時であっても、コピー中に定着装置30がウエイト状態になり、コピー操作が中断されるのを防止出来、コピーの生産性を向上できる。
尚この発明は、上記実施例に限られるものではなく、この発明の範囲内で種々変更可能であり、例えば、画像側回転部材あるいは非画像側回転部材はローラに限定されず、エンドレスベルト等であっても良い。又非画像側回転部材の加熱源の消費電力の大きさや、カラー画像形成装置の駆動機構や、スキャナ等の消費電力の大きさも各種装置の構造により任意である。又、カラー画像形成装置の定着速度等も、限定されない。又、加熱源の消費電力を低減して、誘導電流発生部材に電力を加算する場合は、単色トナーに限定されず、2色カラー画像等を定着する場合等であっても良い。
本発明の実施例1の定着装置を搭載するカラー画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の実施例1の定着装置を示す概略断面図である。 本発明の実施例1の定着装置を示す概略構成図である。 本発明の実施例1の定着装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の実施例1のカラーモード時及びモノクロモード時の励磁コイル及びヒーターランプのON/OFF制御を示す(表1)である。 本発明の実施例1の定着装置の設定プロセスを示すフローチャートである。 本発明の実施例1の定着装置の設定プロセスのリアルタイムセンシングを示すフローチャートである。 本発明の実施例1のオプション装着時のモノクロモード時の励磁コイル及びヒーターランプの電力制御を示す(表2)である。 本発明の実施例1のオプションを装着しない時のモノクロモード時の励磁コイル及びヒーターランプの電力制御を示す(表3)である。 本発明の実施例2の定着装置を示す概略断面図である。 本発明の実施例2のヒートローラの表面層の構成を示す概略説明図である。 本発明の実施例2のモノクロモード時のローラ温度変化を示すグラフである。 本発明の実施例2のヒートローラの表面層の熱容量に応じた加圧ローラの維持温度を示すグラフである。
符号の説明
1…カラープリンタ装置
2…プリンタ
3…給紙装置
10…感光体ドラム
11…トナー像形成部
14…ブラック現像装置
20…カラー現像装置
30…定着装置
31…ヒートローラ
31a…芯金
31b…トップコート層
32…加圧ローラ
32a…ヒーターランプ
32b…弾性層
33…剥離爪
34、57…温度検出素子
46…フィニッシャ
51…励磁コイル
66…温度制御ユニット
67…スイッチング回路
74…温度検知回路
76…温度制御回路
100…制御系

Claims (8)

  1. 導電性の発熱層を有する画像側回転部材と、
    前記発熱層に誘導電流を発生させる誘導電流発生部材と、
    前記画像側回転部材と共にトナー像を有する被定着媒体を所定方向に挟持搬送する非画像側回転部材と、
    前記非画像側回転部材を加熱する加熱源と、
    前記加熱源の消費電力を低減して、前記低減された消費電力に相当する電力を、前記誘導電流発生部材に印加する電力に加算可能となるように制御する制御部とを具備することを特徴とする画像形成装置における定着装置。
  2. 前記制御部は、前記加熱源をOFF制御して前記加熱源の消費電力を低減することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置における定着装置。
  3. 前記制御部は、前記被定着媒体がカラートナー像を有する場合には、前記加熱源をON制御し、前記被定着媒体が単色トナー像を有する場合には、前記加熱源をOFF制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置における定着装置。
  4. 前記制御部は、前記被定着媒体が単色トナー像を有する場合には、前記被定着媒体がカラートナー像を有する場合に比べて、前記非画像側回転部材の温度設定を低減する。ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置における定着装置。
  5. 前記制御部は、画像形成装置が装備するオプションの消費電力を低減した時に、前記低減された前記オプションの消費電力に相当する電力量を、前記誘導電流発生部材に印加する電力に加算可能となるよう制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置における定着装置。
  6. 前記オプションは、フィニッシャ及び/又は大容量給紙部材を含むことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置における定着装置。
  7. 非画像側回転部材の加熱源に印加する消費電力を制御するステップと、
    前記加熱源に印加する前記消費電力を低減した時に、前記加熱源の前記消費電力の低減量に相当する電力を、画像側回転部材を誘導発熱させる誘導電流発熱部材の印加電力に、加算可能に制御するステップとを具備することを特徴とする画像形成装置における定着方法。
  8. 非画像側回転部材の加熱源に印加する消費電力を制御するステップと、
    画像形成装置が装備するオプションに印加する消費電力を制御するステップと、
    前記加熱源に印加する前記消費電力及び/又は前記オプションに印加する前記消費電力を低減した時に、前記加熱源の前記消費電力及び/又は前記オプションの前記消費電力の低減量に相当する電力を、画像側回転部材を誘導発熱させる誘導電流発熱部材の印加電力に、加算可能に制御するステップとを具備することを特徴とする画像形成装置における定着方法。
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