JP2013235297A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートがニップ部を出た後のつぎの印刷ジョブでcpmダウンすることなく適正に定着を行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着ローラ14、加圧ローラ15、定着ローラ14を加熱する発熱体2を有する定着装置10と、蓄電装置とを備える画像形成装置100は、一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが前記ニップ部を出た後、加圧ローラ15の温度が閾値温度未満の場合、前記蓄電装置の充電を開始し、外部電源の電力によって定着ローラ14を加熱しながら該定着ローラ14と加圧ローラ15を回転させ、最後のシートが前記ニップ部を出てから所定時間後に、定着ローラ14の回転を停止する。
【選択図】図7

Description

本発明は、定着装置の省電力化の効率化に関し、例えば電子写真方式を使用した複写機やプリンタ装置,ファクシミリ装置等の画像形成装置の省電力化の効率化に関する。
近年、環境問題が重要となり、複写機やプリンタ装置等の画像形成装置も省電力化が進んでいる。この画像形成装置の省電力化のためには、画像形成装置の非通紙時(例えば待機時)において定着装置の定着ローラや定着ベルト等の定着部材の温度を低下させることが有効である。ただし、非通紙時の定着部材の温度を低下させると、定着装置を使用するときには定着部材の温度を再び定着可能な一定温度まで昇温させなければならず、使用者はその昇温の間は待たなければならない。その結果として画像形成装置が使用可能状態となるまでに時間を要するため、画像形成装置の使い勝手は悪化する。
これを回避するために以下の2つの対策(1),(2)がある。
(1)補助電源装置(キャパシタ)から定着部材の加熱手段(キャパシタヒータ)へ電力を供給することで定着部材の加熱手段への電力供給を補助することにより定着部材の昇温時間を短縮することができる(例えば、特許文献1参照。)。
(2)速やかに定着部材の温度を上昇させる構成として定着部材(とくに定着ローラ)の肉厚を薄くする。
ところで、前記補助電源装置(キャパシタ)から定着部材の加熱手段への電力供給補助を定着部材の昇温時(立ち上げ時やオフモードからの復帰時)にではなく、通紙時に行うことで、電力をより有効活用する技術も提案されている。
しかしながら、ニップ部に複数のシートを連続して通過させて画像形成を行うひとまとまりの画像形成処理(連続通紙の印刷ジョブ)後のつぎの画像形成のときに1分間の通紙枚数(cpm)ダウンとなる場合があり、問題となっていた。またとくに、最近のcpmをアップした画像形成条件(例えば、cpm80枚/min)で顕著であった。
特開2000−315567号公報
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートがニップ部を出た後のつぎの印刷ジョブでcpmダウンすることなく適正に定着を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
発明者が前記問題の詳細を検証したところ、通紙時にキャパシタを利用していることと、薄肉定着ローラを使用していることで以下の問題が発生していることが判明した。
すなわち、図1に示すように多数枚のシートを連続通紙した場合、補助電源であるキャパシタの残電量は通紙開始直後から減っていく(図1(b)のb〜c点)。例えば、60秒以上通紙が続いた場合、残電力量は殆どなくなり、放電を停止する。そして通紙終了後(ニップ部に複数のシートを連続して通過させて画像形成を行うひとまとまりの画像形成処理(連続通紙の印刷ジョブ)終了後)にキャパシタの充電は始まるが満充電にはある程度の時間を要する。ここで、放電可能電圧V4まで充電されていない時にキャパシタを放電しても電力が低く定着ローラ温度落ち込み補助にあまり効果がないために放電しないようにしている。ここで、キャパシタの充電電圧が放電可能電圧V4未満で充電電力が十分でない時(図1(b)のe点)に印刷要求(つぎの印刷ジョブ)がきた場合(待機期間PAが短い場合)、キャパシタ側の加熱手段による加熱がなく、かつ定着ローラの熱が加圧ローラに奪われるために通紙開始後の定着ローラの温度落ち込みが大きくなり(図1(a)のA点)、最悪の場合cpmダウンが入る恐れがあった。
発明者は定着ローラが薄肉であること、加圧ローラの熱容量が定着ローラよりも大きいこと、cpmが従来よりも大きくなっていることがこの問題に影響していることを見出し、これを改善すべく鋭意検討を行い、本発明を成すに至った。
ここで、「待機時」とは、1つの印刷要求に対応して行われるひとまとまりの画像形成処理(定着装置においては該画像形成処理の際に行なわれるひとまとまりの定着処理)の終了から次の画像形成処理(定着処理)の開始までの間(待機期間PA)と、画像形成処理が全て終了してからオフモードへ移行するまでの間(待機期間PB)と、主電源をオンしてあるいはオフモードから復帰して定着部材が画像形成可能温度まで上昇(リロード)してから画像形成処理(定着処理)を開始するまでの間(画像形成可能となっている期間)(待機期間PC)とをいう。なお、ひとまとまりの画像形成処理とは、1つの印刷要求(コピーのスタートボタンが押された信号、パソコンなどからのプリント要求信号の入力)に対応して画像形成装置内で行なわれる一連の処理(印刷ジョブともいう)のことであり、1枚のシートに画像形成(出力)する場合と、複数枚のシートを連続通紙して画像形成(出力)する場合とがある。
また、「オフモード」とは、つぎの(a)または(b)の動作が行われるまで、加熱手段への電力供給を停止している状態(次回の定着可能状態への復帰に備えて加熱手段への電力供給を停止している状態)をいう。
(a)ユーザが画像形成装置本体の電源スイッチ(主電源スイッチではない)を押してオンさせる。
(b)画像形成開始信号等の外部信号が入力される。
前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。
〔1〕 定着装置(定着装置10,60)と蓄電装置(補助電源装置4b)を備える画像形成装置において、前記定着装置は、回転する定着部材(定着ローラ14,24,34,定着ベルト61)と、前記定着部材に接触してニップ部を形成する加圧部材(加圧ローラ15,加圧ベルト62)と、前記定着部材を加熱する加熱手段(発熱体2a,2b、電磁誘導方式加熱手段)と、を備え、前記画像形成装置は、一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記加圧部材の温度が閾値温度未満の場合、前記蓄電装置の充電を開始し、外部電源(商用電源4a)の電力によって前記定着部材を加熱しながら前記定着部材と前記加圧部材を回転させ、前記最後のシートが前記ニップ部を出てから所定時間後に、前記定着部材の回転を停止することを特徴とする画像形成装置。
〔2〕 定着装置(定着装置10,60)と蓄電装置(補助電源装置4b)を備える画像形成装置において、前記定着装置は、回転する定着部材(定着ローラ14,24,34,定着ベルト61)と、前記定着部材に接触してニップ部を形成する加圧部材(加圧ローラ15,加圧ベルト62)と、前記定着部材を加熱する加熱手段(発熱体2a,2b、電磁誘導方式加熱手段)と、を備え、前記画像形成装置は、一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記加圧部材の温度が閾値温度未満の場合、前記蓄電装置の充電を開始し、外部電源(商用電源4a)の電力によって前記定着部材を加熱しながら前記定着部材と前記加圧部材を回転させ、前記加圧部材の表面の温度が所定温度に達すると、前記定着部材の回転を停止することを特徴とする画像形成装置。
〔3〕 前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記加圧部材の温度が閾値温度以上の場合、前記画像形成装置は、前記定着部材と前記加圧部材の回転を停止し、前記蓄電装置の充電を行うことを特徴とする前記〔1〕または〔2〕に記載の画像形成装置(図9)。
〔4〕 前記画像形成装置は、前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記定着部材を加熱するときは、前記印刷要求で出力中の該定着部材の温度より高い温度に該定着部材の温度を制御することを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕のいずれか1つに記載の画像形成装置。
〔5〕 前記画像形成装置は、前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記定着部材と前記加圧部材の回転を継続させながら前記蓄電装置の充電を開始することを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕のいずれか1つに記載の画像形成装置。
〔6〕 前記画像形成装置は、前記蓄電装置の電力を前記加熱手段以外の装置に供給することを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕のいずれか1つに記載の画像形成装置(間接給電方式(図16))。
〔7〕 前記画像形成装置は、画像を読み取る読取装置(読取装置130)と自動原稿送り装置(ADF120)とを備え、前記蓄電装置の電力を前記読取装置と自動原稿送り装置の少なくともいずれかに供給することを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕のいずれか1つに記載の画像形成装置(図2、図16)。
〔8〕 前記加圧部材の熱容量は前記定着部材の熱容量より大きいことを特徴とする前記〔1〕〜〔7〕のいずれか1つに記載の画像形成装置。
本発明の効果として、請求項1,2の発明によれば、一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが前記ニップ部を出た後の待機時に、前記外部電源から電力供給される加熱手段により加熱された定着部材の熱により加圧部材を暖めておくとともに、蓄電装置(キャパシタ)の充電を行うことにより、キャパシタ充電が十分でない場合の通紙において定着部材の温度落ち込みの抑制を図りcpmダウンを防止しつつ、キャパシタからの電力供給を早めることができ、つぎの印刷ジョブに備えることができる。
つぎの印刷要求(印刷ジョブ)がきた場合でも、通紙開始によって定着部材の温度が大きく落ち込むことがなく、cpmダウンすることなく処理が可能となる態勢で、蓄電装置の充電を行うことができる。
また、電力の効率化を図りつつ、つぎの印刷ジョブに対応することができる。
請求項3の発明によれば、加圧部材の温度により、待機時の定着部材、加圧部材の回転を極力抑えることができ、各部材の寿命を延ばすことができる。
請求項4,5の発明によれば、定着部材の温度の落ち込みを抑えつつ、電力の効率化を図りつつ、つぎの印刷ジョブに対応することができる。
請求項6,7の発明によれば、間接給電方式の画像形成装置においても、キャパシタ充電が十分でない場合の通紙において定着部材の温度落ち込みの抑制を図りcpmダウンを防止しつつ、キャパシタからの電力供給を早めることができ、つぎの印刷ジョブに備えることができる。
請求項8の発明によれば、より定着部材の温度落ち込みが顕在化する場合でも、キャパシタ充電が十分でない場合の通紙において定着部材の温度落ち込みの抑制を図りcpmダウンを防止しつつ、キャパシタからの電力供給を早めることができ、つぎの印刷ジョブに備えることができる。
以下に、本発明に係る定着装置及び画像形成装置の構成について説明する。
図2は、本発明に係る画像形成装置の構成例を示す断面図である。
画像形成装置100は、セットされた読取対象の原稿を読取装置130に送る自動原稿送り装置(ADF)120と、ADF120から送られてきた原稿を画像として読み取る読取装置130と、読取装置130で読み取られた画像データに基づいて画像を形成する画像形成部140と、を備える。また、画像形成部140は、本発明の根幹を成す定着装置10を備える。
図2において、41は回転体からなる像担持体の一例であるドラム形状の感光体を示す。この感光体41の周りには、図中に矢印で示す向きの回転方向順に、帯電ローラからなる帯電装置42と、露光手段の一部を構成するミラー43と、現像ローラ44aを備えた現像装置44と、記録材Pとしての用紙(シート)に現像画像を転写する転写装置48と、感光体41の周面に摺接するブレード46aを備えたクリーニング装置46等が配置してある。感光体41は、帯電装置42と現像ローラ44aとの間で露光手段によりミラー43を介して露光光Lbで走査されて露光される。この感光体41上の露光光Lbが照射される位置を露光部150と言う。
転写装置48は感光体41の下面と対向させて設けてある。この感光体41上の転写装置48と対向する部位が転写部47である。この転写部47の用紙P搬送方向の上流側には、一対のレジストローラ49が設けてある。図示しない給紙トレイに収納された記録材Pは給紙コロ110により給紙されて図示しない搬送ガイドによりレジストローラ49に向けて搬送案内される。また、転写部47より用紙P搬送方向の下流側には、本発明に係る定着装置10が配置してあり、定着装置10のニップ部出側の排紙経路に排紙センサ111を備える。該排紙センサ111は、印刷ジョブの最後のシートPのニップ部の通過を検知して、検知信号を出力するようになっており、この検知信号により印刷終了を検出することができる。
この画像形成装置における画像形成は次のようにして行う。感光体41が図示しない駆動部により回転駆動されて回転を始め、この回転中に感光体41が暗中において帯電装置42により均一に帯電され、露光手段によりミラー43を介して露光光Lbで露光部150が走査されることで、作成すべき画像に対応した潜像が感光体41に形成される。この感光体41上の潜像は、感光体41の回転により現像装置44に移動し、ここで現像装置44により現像されてトナー像が形成される。
一方、給紙コロ110により給紙トレイ上の記録材としての用紙Pが給紙され、この用紙Pは図中に破線で示す搬送経路を経て一対のレジストローラ49の位置で一旦停止し、感光体41上のトナー像と転写部47で合致するような送り出しのタイミングを待つ。そして、そのタイミングでレジストローラ49が回転して用紙Pを送り出し、この用紙Pは転写部47に向けて搬送される。感光体41上のトナー像と用紙Pとが転写部47で合致し、転写装置48による電界によって感光体41上のトナー像が用紙P上に転写される。
こうしてトナー像が転写されてこれを担持する用紙Pは、ついで定着装置10に向けて送り出される。用紙P上のトナー像は定着装置10を通過する間にその用紙P上に定着され、このトナー像が定着された用紙Pは図示しない排紙部へ排紙される。
一方、転写部47で転写されずに感光体41上に残った残留トナーは、感光体41の回転と共にクリーニング装置46に至り、クリーニング装置46を通過する間に清掃されて次の画像形成に備える。
定着装置10は、図3に示すように、それぞれが軸線(図3(a)の紙面に垂直な方向の軸線)で回転可能に支持された円筒形状の回転体である定着部材14及び加圧部材15を有する。定着部材14としては例えば加熱部としての定着ローラ(以下、定着ローラ14)で構成され、加圧部材15は例えば加圧部材(以下、加圧ローラ15)で構成される。定着ローラ14内には発熱して定着ローラ14を加熱する発熱体2が配置され、定着ローラ14の外には定着ローラ14の中央部の表面温度を検知する温度検知手段8aと、端部の表面温度を検知する温度検知手段8bとが配置されている。また、加圧ローラ15の外には加圧ローラ15の表面温度を検知するサーミスタなどの温度検知手段8cが配置されている。
主電源装置9は、主電源4a(図4参照)からの電力により画像形成装置100各部の各種ユニットへ給電を行う。主電源装置9は、外部電源である商用電源4aのコンセント(例えば、100V、15A)に電源線のプラグ51を挿入して接続することで、商用電源4aから電力が供給される。発熱体2は、図3に示すようにACヒータからなる発熱体(主発熱ヒータ)2a、DCヒータからなる発熱体(補助発熱ヒータ(キャパシタヒータ))2b(補助ヒータともいう)を有し、例えばハロゲンヒータが用いられる。また、主発熱ヒータ2aは、主に定着ローラ14の幅方向における中央部を加熱する主発熱ヒータ2a1(中央加熱ヒータともいう)と、定着ローラ14の端部を加熱する主発熱ヒータ2a2(端部加熱ヒータともいう)とからなる。
ただし、補助ヒータ2bは定着ローラ14の幅方向で発熱分布が調整された(配光調整された)ものでもよい。例えば、定着ローラ14の中央部における発熱分布が端部より大きくなるように配光調整されたヒータや、定着ローラ14の端部における発熱分布が中央部より大きくなるように配光調整されたヒータでもよい。
なお、中央加熱ヒータ2a1の定格電力と端部加熱ヒータ2a2の定着電力と補助ヒータ2bとの定格電力の合計は、画像形成装置が消費する交流電源の最大消費電力の80%以上となるような定格電力のヒータを用いることが好ましい。外部電源(商用電源4a)の電力(日本の場合は100V15Aの1500W)の場合、画像形成装置が消費する交流電源の最大消費電力が1500Wとなるため、各ヒータの定格電力の合計は1200W以上になる。また、中央加熱ヒータ2a1の定格電力と端部加熱ヒータ2a2の定着電力と補助ヒータ2bとの定格電力の合計が、画像形成装置が消費する交流電源の最大消費電力以上となるような定格電力のヒータを用いることが好ましい。この場合、各ヒータの定格電力の合計は1500W以上になる。
定着ローラ14のローラ基体は、例えばアルミニウムや鉄等の金属製であることが、耐久性や加圧による変形等の点から望ましい。このときのローラ基体の肉厚は、装置立ち上げ時に定着ローラ14が急速に加熱され、短時間で所定の温度となるために薄肉とされており、5mm未満が好ましく、1mm以下であることがより好ましい。例えば、0.7mmにする。また、定着ローラ14の表面にはトナーとの固着を防ぐための離型層を形成していることが望ましく、定着ローラ14の内面にはハロゲンヒータである発熱体2の放射熱を効率よく吸収するための黒化処理をしていることが望ましい。
加圧ローラ15は、芯金にゴム等の弾性層が形成されてなるもので、定着ローラ14よりも熱容量が大きくなっている。この加圧ローラ15が定着ローラ14と圧接してニップ部を形成し、このニップ部に未定着画像を形成した紙等の記録材Pを通紙することで熱と圧力によりトナー像を記録材P上に定着させる。また、加圧ローラ15として発泡層を有する加圧ローラを用いて加圧ローラ15と定着ローラ14との間にニップ部を形成してもよい。
図4は、本発明の定着装置10の加熱システムに関する回路構成を示す。本実施形態では、図4に示すように、定着ローラ14を加熱するための発熱体2(2a、2b)と、商用電源4aから蓄電装置である補助電源4bへ給電可能な充電装置5を有する。充電装置5は、商用電源4aからの電力の電圧調整やAC/DC変換を行い、補助電源装置4bへAC/DC変換後のDC電力を供給して補助電源装置4bを充電する。また、主電源スイッチ6は発熱体2aへの通電を制御する制御手段としての第1の制御部により制御される。この第1の制御部は、本画像形成装置の電源スイッチのオン、オフに関係なく主電源装置9から給電され、本画像形成装置の各部を制御する主制御部からのモード信号や、温度検知手段8a,8bからの温度検知信号などに基づいて定着ローラ14の表面温度が定着可能な設定温度になるように主電源スイッチ6を制御する。
第2の制御部3は、本画像形成装置の電源スイッチのオン、オフに関係なく主電源装置9から給電され、上記主制御部からのモード信号、温度検知手段8a,8bからの温度検知信号、補助電源装置4bの電力量(電圧)を検出する電力量検出手段の出力値などに基づいて、補助電源装置4bから発熱体2bへの通電を制御する。充放電切替え装置7は、上記主制御部からのモード信号、温度検知手段8a,8bからの温度検知信号、上記電力量検出手段の出力値などに基づいて補助電源装置4bを充電装置5側と発熱体2b側へ切換接続する。充放電切替え装置7が補助電源装置4bを充電装置5側に接続したときには、商用電源4aからの電力は充電装置5により電圧調整やAC/DC変換が行われて補助電源装置4bへ供給されることにより補助電源装置4bが充電される。
充放電切替装置7が補助電源装置4bを発熱体2b側に接続したときには、補助電源装置4bから第2の制御部3を介して発熱体2bへ電力が供給される。主電源スイッチ6がオンの時には商用電源4aから発熱体2aへ電力が供給される。補助電源装置4bとしては、充放電可能な電気二重層コンデンサ(電気二重層キャパシタ)が挙げられる。
図5(d)は補助電源装置4bである電気二重層コンデンサを発熱体2bに接続したときの放電特性を示す。図5(d)の縦軸Vは電気二重層コンデンサの電圧(残電圧)を示し、図5(d)の横軸は時間Timeを示す。電気二重層コンデンサは、その特性から、放電初期には電圧が高く、放電時間とともに電圧が減少していく(図5(d)のb〜c点)。つまり、電気二重層コンデンサは、放電初期には大電力を供給できるが、放電末期には供給電力が低下するという特性を有する。なお、放電停止電圧V3とは、放電の過程で電気二重層コンデンサの残電量がほとんどなくなり、ほとんど放電しなくなる電圧であり、補助電源装置4bとしての放電を停止する電圧である。また、放電可能電圧V4とは、放電開始の段階で定着ローラ14を加熱するパワーがある電圧と定着ローラ14を加熱するまでのパワーがない電圧との境界の電圧であり、放電可能電圧V4以上であれば放電を開始し、未満であれば放電しない電圧である。
なお、図5(d)のd点(印刷終了時)は、印刷の最後のシートが排紙センサ111を通り抜けることにより検知され、排紙センサ111の検知信号の出力に基づき補助電源装置4bの充電が開始される。
本実施形態では、通紙時(図5のb点以降)には商用電源4aから電力が供給される発熱体2aによる定着ローラ14の加熱(図5(c))を発熱体2b(補助電源装置4bから電力が供給される発熱体)による定着ローラ14の加熱(図5(d))で補助し、定着ローラ14の温度維持を図る(図5(a))。なお、定着ローラ14に代えて無端ベルト状の定着ベルトと該定着ベルトを加熱する前記発熱体2a,2bを有する加熱ローラとを組み合わせたものとしてもよい。
また、図5で1つの印刷要求に対応するひとまとまりの画像形成処理(印刷ジョブ)として複数枚のシートを連続通紙して画像形成する場合を示しており、該1つの印刷要求に伴う印刷ジョブ(図5(d)のb〜d点)の期間中に補助電源装置4bは放電により放電停止電圧V3まで残電圧が低下し(図5(d)のc点)、それ以降補助電源装置4bから発熱体2bへの電力供給は停止して発熱体2bが消灯している(図5(d)のc〜d点)。
前記印刷ジョブが終了した後(図5(d)のd点以降)、画像形成装置100は待機状態となる(前記待機期間PAまたはPB)。この待機時に従来の定着装置ではつぎの待機動作となり、つぎの印刷要求がきた場合に備える状態(つぎの処理の前段階状態)となっていた。
・定着ローラ14;回転駆動停止(したがって、加圧ローラ15も停止)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(例え
ば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電
印刷ジョブ終了直後(図5(d)のd点)の補助電源装置4bの残電量は放電停止電圧V3であり、この状態から充電が開始される。ここで、充電中の補助電源装置4bの残電量が未だ放電可能電圧V4に達していない状態のときに、つぎの印刷要求(印刷ジョブ)がきた場合、図1に示すような問題が発生した。すなわち、図1(b)のe点で印刷要求がきたとすると、商用電源4aから発熱体2aに電力供給して定着ローラ14を加熱して定着目標温度とした後に定着ローラ14の回転駆動を開始して通紙を開始するが、d〜e点の間に加圧ローラ15の温度は低下していて、熱容量の大きな加圧ローラ15の冷めた部分が定着ローラ14と接触して定着ローラ14の温度が大きく落ち込み、定着に必要な温度を割り込んでしまった(図1(a)のA部分)。これは、補助電源装置4bからの電力供給がされず発熱体2bの加熱が行なわれないからである。
そこで、本発明では、前記待機期間PA,PB(印刷ジョブの終了から次の印刷ジョブの開始までの間)、及び印刷ジョブが全て終了してからオフモードへ移行するまでの間の待機時に、以下のような加熱システム及び定着ローラ・加圧ローラ駆動の制御の工夫を行い、この問題の解決を図った。
本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態について説明する。本実施形態では、画像形成装置100は、一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが定着装置10のニップ部を出た後、蓄電装置(補助電源装置4b)の充電を開始し、外部電源(商用電源4a)の電力によって定着部材(定着ローラ14)を加熱しながら前記定着部材と加圧部材(加圧ローラ15)を回転させるものである。例えば、連続通紙の印刷ジョブ終了後の待機時に、外部電源(商用電源4a)からの供給電力により加熱システムが発熱体2aで定着ローラ14を加熱するとともに、該定着ローラ14を回転駆動して加圧ローラ15を連れ回しする待機動作を行うものである。すなわち、前記待機時に画像形成装置100ではつぎの待機動作とする。
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機
制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電(放電せず)
ここで、「一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが定着装置10のニップ部を出た後」とは、排紙センサ111が印刷ジョブの最後のシートの通過を検知した後のことである。また、待機動作では、定着ローラ14の熱を加圧ローラ15に伝えるために回転させているため、加圧ローラ15は定着ローラ14の連れ回しに限定されるものではなく、定着ローラ14と加圧ローラ15が接触して回転すればよい(以降の実施の形態において同じ)。
図6にその場合のローラ温度の変化を示す。なお、図6のd点までは、図5と同じである。
d点以降(前回の印刷ジョブの印刷ラスト紙が定着出口センサを抜けた時点以降)、発熱体2aで加熱されている定着ローラ14を回転駆動させるため、連れ回りする加圧ローラ15は接触する定着ローラ14から熱をもらい、温度低下することがなく、逆に徐々に温度上昇する傾向を示す。また、定着ローラ14は加圧ローラ15により熱を奪われるが、発熱体2aで加熱されているため、ある一定の温度(待機制御温度)以上に維持される。この待機制御温度を通紙動作中の定着ローラ14の温度より高い温度に制御すると、効率的に加圧ローラ15に定着ローラ14の熱を伝えることができる。またこのとき、補助電源装置4bについては少なくとも放電は行なわない。
なお、前記待機時の前に実行された連続通紙の印刷ジョブにより多少でも補助電源装置4bの残電量が減少している場合に、本発明を適用すればよいが、とくに連続通紙する印刷ジョブにより補助電源装置4bの残電量が大きく減少していて、充電によっても放電可能電圧V4未満であるときに適用することが好適である。例えば、連続通紙の印刷ジョブ終了時の蓄電装置(補助電源装置4b)の充電電圧が放電可能電圧V4以下であるときに、前記待機動作を行うようにするとよい。
また、定着ローラ14の回転駆動は、温度検知手段8cにより検知される加圧ローラ15の温度が、通紙を開始したとしても定着ローラ14の温度落ち込みが少なくなる温度T1(仮に80℃、図6のC点)に達するまで行なうとよい。そして、その後(図6のe点以降)、前述した通常の待機動作とする。
以上の待機動作によれば、つぎの印刷要求(印刷ジョブ)がきた場合、補助電源装置4bの残電量が未だ放電可能電圧V4に達していない状態のときであっても、通紙開始によって定着ローラ14の温度が大きく落ち込むことがなく、cpmダウンすることなく処理が可能となる。
つぎに本発明に係る定着装置の第2の実施の形態について説明する。本実施形態では、前記最後のシートが定着装置10のニップ部を出た後、補助電源装置4bの残電圧が放電可能電圧V4以下である場合、画像形成装置100は、補助電源装置4bの充電を開始し、商用電源4aの電力によって定着ローラ14を加熱しながら定着ローラ14と加圧ローラ15を回転させるものである。すなわち、前記待機時に画像形成装置100ではつぎの待機動作とする。
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機
制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電
図7にその場合のローラ温度及び補助電源装置の残電量の変化を示す。なお、図7(a)のローラ温度の変化は図6のものと同じである。
d点以降(前回の印刷ジョブの印刷ラスト紙が定着出口センサを抜けた時点以降)、発熱体2aで加熱されている定着ローラ14を回転駆動させるため、連れ回りする加圧ローラ15は接触する定着ローラ14から熱をもらい、温度低下することがなく、逆に徐々に温度上昇する傾向を示す。また、定着ローラ14は加圧ローラ15により熱を奪われるが、発熱体2aで加熱されているため、ある一定の温度(待機制御温度)以上に維持される。この待機制御温度を通紙動作中の定着ローラ14の温度より高い温度に制御すると、効率的に加圧ローラ15に定着ローラ14の熱を伝えることができる。定着ローラ14の回転駆動に関しては、例えば前回の印刷ジョブの印刷ラスト紙が定着出口センサを抜けた時点で補助電源装置4bの残電量(キャパシタ電圧)を確認し放電可能電圧V4(仮に28v)以下であった場合に前回印刷ジョブで回転駆動中の定着ローラ14の回転を止めずにそのまま回転し続けるとよい。
この時、補助電源装置4bの充電を同時に行なう(図7(b)のd点以降)。定着ローラの回転時間は、補助電源装置4bを充電する場合には放電可能電圧V4以上となるに十分な充電時間、例えばその上限時間として15秒を設定しておき、この時間中回転させとよい。あるいは、充電電圧が放電可能電圧V4到達した時点で定着ローラ14の回転を止め充電は続ける。もしくは、温度検知手段8cにより検知される加圧ローラ15の温度が、通紙を開始したとしても定着ローラ14の温度落ち込みが少なくなる温度T1(仮に80℃、図7(a)のC点)に達するまで行なうとよい。そして、その後(図7のe点以降)、前述した通常の待機動作とする。
以上の待機動作によれば、つぎの印刷要求(印刷ジョブ)がきた場合でも、通紙開始によって定着ローラ14の温度が大きく落ち込むことがなく、cpmダウンすることなく処理が可能となる態勢で、補助電源装置4bの充電を行うことができる。
なお、前記最後のシートが定着装置10のニップ部を出た後、補助電源装置4bの残電圧が放電可能電圧V4を越える場合、画像形成装置100は、定着ローラ14と加圧ローラ15の回転を停止し、補助電源装置4bの充電を開始するとよい。
このように、連続通紙の印刷ジョブ終了時に蓄電装置(キャパシタ)の充電電圧をみて放電可能電圧V4以下の場合は、待機時に前記外部電源から電力供給される加熱手段により加熱された定着部材を回転させ加圧部材の温度を上げることにより、キャパシタ電力不足時(つぎの印刷ジョブの際)の印刷に対して定着部材の温度落ち込みを抑制し、cpmダウンを防止することができる。定着部材が薄肉の場合、温度落込みが大きいので、本来待機時の都度回転させればよいが、そうすると定着部材、加圧部材の寿命に影響があるので、キャパシタ充電の少ない時に限定することにより寿命に対する問題は回避しつつ、連続通紙後の通紙などの場合に対しての温度落込みを防ぐことができる。
また、連続通紙の印刷ジョブ終了時に蓄電装置(キャパシタ)の充電電圧をみて放電可能電圧V4を超える場合は、通常の待機動作でつぎの印刷ジョブに対応することができる。
つぎに本発明に係る定着装置の第3の実施の形態について説明する。本実施形態では、前記最後のシートが定着装置10のニップ部を出た後、加熱システムは、発熱体2a,2bに電力供給せずに定着ローラ14の加熱を行わずに蓄電装置(補助電源装置4b)の急速充電を行うものである。すなわち、前記待機時に画像形成装置100ではつぎの待機動作とする。
・定着ローラ14;回転駆動停止(したがって、加圧ローラ15も停止)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オフ
・補助電源装置4b;急速充電
図8に、補助電源装置の残電量の変化を示す。
まず、図8(a)のd点以降(前回の印刷ジョブの印刷ラスト紙が定着出口センサを抜けた時点以降)、補助電源装置4bの残電量が放電可能電圧V4以下の場合、商用電源4aから発熱体2aへの電力供給がオフとなるようにして、発熱体2aを消灯する。
商用電源4aから発熱体2aへの電力供給をオフとする方法としては、強制的に電力供給を停止するか、定着ローラ14の制御温度を通常の設定温度から補助電源装置4bの充電中に定着ローラ14の温度が下回らない温度まで引き下げて設定することを行なう。ここで、定着ローラ14の制御温度とは、温度検知手段8a,8bが検知した温度がその制御温度となるように発熱体2aで定着ローラ14を加熱制御する設定温度であり、検知温度がこの制御温度を下回ると商用電源4aから発熱体2aに電力供給され、制御温度を以上となると電力供給を停止するようになっている。ここでは、例えば通常の待機制御温度(190℃)から急速充電時制御温度(170℃)に下げる。
これにより、発熱体2aの電力消費がなくなるので、その余剰電力分を補助電源装置4bの充電電力に回すことができる。したがって、図8(b)に示すように、通常の充電電力(例えば100W)に余剰電力(100W)を加えた充電電力(200W)によって補助電源装置4bの急速充電が可能となり、当該動作の時間短縮が図れる。
つぎに本発明に係る定着装置の第4の実施の形態について説明する。本実施形態では、画像形成装置100において、前記最後のシートが定着装置10のニップ部を出た後、加圧ローラ15の検知温度に基づいて、以下の待機動作(a),(b)のいずれかが選択されて実行される。
・待機動作(a);外部電源(商用電源4a)からの供給電力により加熱システムが定着ローラ14を加熱するとともに蓄電装置(補助電源装置4b)の充電を行い、該定着ローラ14を回転駆動して加圧ローラ15を連れ回しすること。
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機
制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電
・待機動作(b);加熱システムは、発熱体2a,2bに電力供給せずに定着ローラ14の加熱を行わず蓄電装置(補助電源装置4b)の急速充電を行うこと。
・定着ローラ14;回転駆動停止(したがって、加圧ローラ15も停止)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オフ
・補助電源装置4b;急速充電
本実施形態では、連続通紙の印刷ジョブ終了時に、温度検知手段8cにより検知される加圧ローラ15の温度が通紙を開始したとしても定着ローラ14の温度落ち込みが少なくなる温度T1未満であれば、前記待機動作(a)を実行し、温度T1以上であれば前記待機動作(b)を実行するように、動作切り替えを行う。
図9は、本実施形態におけるローラ温度の変化例を示している。この場合、連続通紙(時間80s)の印刷ジョブ終了時に加圧ローラ15の温度が温度T1以上であるため、発熱体2aに電力供給せずに補助電源装置4bの急速充電を行う待機動作(b)が実行される。
以上の待機動作によれば、つぎの印刷要求(印刷ジョブ)がきた場合でも、通紙開始によって定着ローラ14の温度が大きく落ち込むことがなく、cpmダウンすることなく処理が可能となる態勢で、補助電源装置4bの充電を行うことができる。また、加圧ローラ15の温度により、待機時の定着ローラ14、加圧ローラ15の回転を極力抑えることができ、ローラ寿命を延ばすことができる。
なお、以上の実施形態においては、定着ローラ14の加熱システムにハロゲンヒータなどの発熱体を用いる場合を示したが、これに限定されるものではなく、以下に示すような電磁誘導方式による加熱手段としてもよい。
(電磁誘導方式加熱手段1)
図10に、本発明に係る画像形成装置の他の実施形態における定着装置とその周辺回路の構成を示す。この実施形態では、上記実施形態において、図3の発熱体2の代わりに電磁誘導加熱手段を用いている。図10(a)に示す、本実施形態における定着装置10は、離型層の下層に発熱層としてNi薄層を有する薄肉定着ローラ14を有し、この定着ローラ14内に電磁誘導加熱手段として、主電源装置(商用電源4a)用の発熱部材としての誘導加熱コイル12a、補助電源装置4b用の発熱部材としての誘導加熱コイル12bが配置されている。また、定着装置10は、誘導加熱コイル12a,12bに交番電流(高周波電流)を流すインバータ回路16a,16bと、商用電源4aからの交流電圧を整流する整流回路17aと、補助電源装置4bからの電圧を変圧するDC/DCコンバータ17bを有する。
商用電源4aからの交流電圧は整流回路17aによって整流されてインバータ回路16aで高周波に変換される。そして、誘導加熱コイル12aはインバータ回路16aから高周波電流が供給されて磁束を発生し、この磁束により渦電流が定着ローラ14の発熱層に流れて定着ローラ14の表皮抵抗によりジュール熱に変換されることで定着ローラ14が加熱される。
補助電源装置4bは、電気二重層キャパシタと、商用電源4aからの電力により電気二重層キャパシタの充電を行う充電器とにより構成される。補助電源装置4bの直流出力は、DC/DCコンバータ17bにより変圧された後、インバータ回路16bで高周波電流に変換されて誘導加熱コイル12bに流され、この誘導加熱コイル12bで発生した磁束により渦電流が定着ローラ14の発熱層に流れて定着ローラ14の表皮抵抗によりジュール熱に変換されることで定着ローラ14が加熱される。記録紙Pが定着ローラ14と加圧ローラ15との間を通過し、この記録紙Pは上記ジュール熱により発熱した定着ローラ14と加圧ローラ15とによる加熱及び加圧によってトナーが溶けて融着する。
この実施形態の定着装置において、前述した実施形態と同様に電力調整手段であるDC/DCコンバータ17bが制御されて、立上げ,通紙,待機時に応じて補助電源装置4bから誘導加熱コイル12bに適正な供給電力を投入することができる。
あるいは、補助電源装置4bの電力を商用電源4aの電力と重畳させて誘導加熱コイル12aに供給することで、定着ローラ14の加熱を行うようにしてもよい。その場合の回路構成を図10(b)に示す。補助電源装置4bの直流電力をDC/DCコンバータ17bを介して、商用電源4a側の整流回路17aの出力に重畳させて高周波インバータ16aに投入するようになっており、該インバータ回路16aで高周波電流に変換し、これを誘導加熱コイル12aに流して定着ローラ14を加熱する。誘導加熱コイルを1つとしているので、図10(a)の構成で発生する誘導加熱コイル12a,12bの高周波電流の周波数差による干渉音や相互誘導の問題がなくなり、簡単な構成の加熱システムを提供することができる。
これらのような構成の定着装置であっても、前述した本発明に係る画像形成装置の第1〜4の実施の形態を適用することが可能である。
(電磁誘導方式加熱手段2)
図11,図12に、本発明の画像形成装置100における定着装置10に、電磁誘導による誘導方式の外部加熱手段を備えた構成例を示す。
定着装置10は、定着ローラ24と、この定着ローラ24との間で定着ニップ部を形成する加圧回転体としての加圧ローラ15と、電磁誘導による誘導方式の外部加熱手段52を有している。
外部加熱手段52は、コイル保持体54と、コイル保持体54に巻回された導線からなるコイル56を有している。コイル保持体54は図示しない装置側板に支持されている。外部加熱手段52は、定着ローラ24の周方向に約70mmの長さを有し、定着ローラ24の軸方向のほぼ全体に亘って延びている。
また、定着ローラ24の表面温度を検知する温度検知手段としてのサーモパイル35と、加圧ローラ15の表面温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ36と、サーモパイル35、サーミスタ36の検知情報に基づいてコイル56への電力供給を制御する制御手段40を有している。制御手段40は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等を包含するマイクロコンピュータを意味する。
本実施形態における定着ローラ24は、外径が50mmで、芯材としてのスリーブ状の芯金24aと、該芯金24aの上にローラの径方向外側(中心から外周に向かう方向)に向かって順に、断熱層24b、発熱層24c、弾性層24d、離型層24eを有している。芯金24aはローラのたわみを防ぐものであり、肉厚2〜3mmのアルミニウムや鉄などの金属でできていることが強度及び耐熱性の点から望ましい。内部に熱源を持たないため熱伝導性は関係なく、樹脂あるいはガラスやセラミック系であってもかまわない。また、肉厚も荷重などの構成により適宜変更可能であり、2〜3mmに限定されるものではない。
断熱層24bは、発熱層24cから芯金24aへの熱の移動を抑制するための層であり、JIS A硬度5〜50の発泡シリコーンゴムで厚さ4mmに形成されている。断熱層24bの材料としては、発泡シリコーンゴム以外のものでもよく、例えば同じく耐熱エラストマー系材料としてフッ素ゴムでもよい。
発熱層24cは、厚さが0.05〜0.5mmの金属層として形成されている。誘導発熱するための発熱層24cは、非磁性の金属でもよいが、ステンレスのうちでもSUS430、SUS410などの磁性ステンレス、鉄やニッケル、及びこれらを主成分とする合金等の強磁性体であることが望ましい
弾性層24dは、シリコーンゴムやフッ素ゴムなどの耐熱性のあるエラストマーから形成されており、厚さは0.25mmである。この弾性層24dは、用紙Pやトナー画像の凹凸に追従できる柔軟性を得る観点から設けられている。弾性層24dは発熱層24cの上に存在するので、発熱層24cの熱を表面へ伝えやすい方が望ましく、かかる観点から、熱伝導率を高めるために、金属など各種フィラーを混入させた構成でもよい。弾性層24dの厚さの範囲は、0.2mm〜2mmである。これは、10μm以下であるトナー粒径や10μm前後の太さである紙繊維等による画像表面の凹凸に追従することにより、定着ローラ24からトナーに受け渡す伝熱量のバラツキによる光沢ムラを抑え、高品質の定着画質を得るためである。100μm以上であることがより望ましい。硬度はJISA硬度30度以下が望ましい。
離型層24eは、定着ローラ24の表面にオイルを塗布しなくても離型性を確保できるようにするために設けられており、PFAやPTFEなどのフッ素系樹脂、あるいは離型性を有するシリコーン系樹脂やゴムにより厚みが10〜80μmの層に形成される。シリコーンゴムよりも摩耗しにくく傷の付き難いPFAやPTFEなどのフッ素系樹脂で形成すれば、定着ローラ24の耐久性も高めることができる。
加圧回転体としての加圧ローラ15は、図3に示すものと同じであり、図示しない付勢手段により定着ローラ24に圧接されている。
図10において、定着ローラ24は、加圧ローラ15の表面硬度より軟らかい構成になっている。このため図に示すように定着ニップ部は、加圧ローラ15が定着ローラ24へ入り込んで弾性層24d及び断熱層24bが変形する形態となっている。これにより、用紙Pは定着ニップ部SNで定着ローラ24に対して凸となるように曲げられ、定着後の定着ローラ24からの分離性が向上する。なお、前記SNは図10においては加圧ローラにより定着ローラが凹んでいる部分を指している。
定着ローラ24は、不図示のモータ及び伝達ギアにより駆動され、加圧ローラ15を従動で回転させている。
本加熱方式は、外部加熱手段52が備えるコイル56を誘導加熱用インバータ回路50で高周波駆動することによって高周波磁界を発生させ、この磁界により、定着ローラ24の発熱層24cに渦電流が流れるようにして定着ローラ24の温度を上昇させているものである。例えば、コイル56に約20〜60kHzの高周波電流を流すことにより、定着ローラ24の発熱層24cに渦電流が生じ、これによるジュール熱で発熱層24cが昇温する。そして、この誘導発熱により、定着ローラ24の表面温度をトナーが溶融する温度まで上昇させることができる。本誘導加熱方式により、定着ローラ24の表層近くの発熱層24cを直接加熱でき、立ち上がり時間の短縮が可能となる。
ここで、誘導加熱用インバータ回路50は、例えばコイル56とコンデンサとが並列に接続された並列共振回路を有しており、該並列共振回路に商用電源4aからの交流を整流した直流電流が供給されるようになっている。また、誘導加熱用インバータ回路50は、スイッチング素子を有しており、該スイッチング素子を高周波駆動することで並列共振回路に高周波電流を供給する形式のものとすればよい。本実施形態では、商用電源4aからの交流を整流した直流電流に、補助電源装置4bからの直流電流を付加することができるようになっている。これにより、装置立ち上げ時や前記待機時(印刷ジョブを行うとき以外のとき)には商用電源4aからの電力供給のみで外部加熱手段52を駆動して、定着ローラ24を加熱し、印刷ジョブを行うときには商用電源4aからの電力に補助電源装置4bからの電力を重畳させて電力供給することにより外部加熱手段52を駆動して定着ローラ24を加熱する。
このような構成の定着装置であっても、前述した本発明に係る画像形成装置の第1〜4の実施の形態を適用することが可能である。
(電磁誘導方式加熱手段3)
図11の電磁誘導方式の外部加熱手段に代えて、定着ローラの内部に電磁誘導方式の加熱手段を設けてもよい。図13に、本発明の画像形成装置100における定着装置10に、電磁誘導による誘導方式の内部加熱手段を備えた構成例を示す。
定着装置10は、発熱層を有する薄肉の定着ローラ34と、この定着ローラ34との間で定着ニップ部を形成する加圧回転体としての加圧ローラ15と、定着ローラ34の円筒内部に配置され、誘導コイル22、磁性コア21、磁束遮蔽板23からなる電磁誘導方式の内部加熱手段を有している。また、誘導コイル22には、前述した電磁誘導方式加熱手段2と同様の構成で、誘導加熱用インバータ回路50、商用電源4a、補助電源装置4bが接続されている。
この構成により、内部加熱手段が備える誘導コイル22を誘導加熱用インバータ回路50で高周波駆動することによって高周波磁界を発生させ、この磁界により、定着ローラ34の発熱層に渦電流が流れるようにして定着ローラ34の温度を上昇させることができる。また、商用電源4aからの交流を整流した直流電流に、補助電源装置4bからの直流電流を付加することができるようになっており、これにより、装置立ち上げ時や前記待機時(印刷ジョブを行うとき以外のとき)には商用電源4aからの電力供給のみで内部加熱手段を駆動して、定着ローラ34を加熱し、印刷ジョブを行うときには商用電源4aからの電力に補助電源装置4bからの電力を重畳させて電力供給することにより内部加熱手段を駆動して定着ローラ34を加熱する。なお、磁束遮蔽板23は導電材料からなり誘導コイル22に発生した磁束を遮蔽する機能を有しており、定着ローラ34の幅方向の所定領域(非通紙部領域)であって誘導コイル22/磁性コア21と定着ローラ34との間に磁束遮蔽板23を挿入することによって、定着ローラ34の非通紙部領域の昇温を抑えることが可能である。
このような構成の定着装置であっても、前述した本発明に係る画像形成装置の第1〜4の実施の形態を適用することが可能である。
(電磁誘導方式加熱手段4)
図14は、電磁誘導方式加熱手段を用いた定着ベルト方式の本発明に係る画像形成装置における定着装置の構成図である。
定着装置60は、シートP上のトナー画像を加熱する定着ベルト61と、定着ベルト61よりも内側に配置されて定着ベルト61の長手方向の温度分布差を低減させるヒートパイプ65とを備える。そして、ヒートパイプ65の長手方向の端部に間隙を隔てて設けられ、ヒートパイプ65の長手方向の端部を覆うようにカバーするフランジを備える。
定着装置60は、高温に維持されてシートPのトナー像転写面に接触する定着ベルト61と、シートPの裏面に接触して定着ベルト61との間でシートPを加圧する加圧ベルト62とを備えている。定着ベルト61と加圧ベルト62とは圧接/離間が可能に組み立てられており、シートPの通過時には圧接状態で連動循環しているが、シートPの待機中は離間されて、それぞれ個別に循環している。
本実施例の加熱手段は、磁束発生手段としてのコイルユニット78と、コイルユニット78からの磁束により誘導発熱する発熱部材としての定着ベルト61を有する。更に、この定着ベルト61に巻かれ、この定着ベルト61を所定の張力にて張架する懸架部材としての定着ローラ63及び定着テンションローラ64を有している。
コイルユニット78は、通電されることで磁束を発生する励磁コイル、発生した磁束を集める磁性体コア、励磁コイル及び磁性体コアを支持するホルダー等からなる。
定着ベルト61は、定着ベルト61を回転駆動する定着ローラ63と、懸架および熱源のための懸架部材としての定着テンションローラ64とに張架されたエンドレスベルトである。
定着ベルト61は、厚み75μmのニッケルを基層とし、基層の外周には300μmの弾性層が設けられている。弾性層の材料としては、シリコーンゴムを用い、硬度はJIS−A20度、熱伝導率は0.8W/mKである。定着ベルト61と加圧ベルト62のニップの出口では、弾性層が変形することによって、シートPをベルトから良好に分離して、定着ベルト61へのシートPの巻きつきが防止されている。弾性層の外周には、表面離型層としてフッ素樹脂層(例えばPFAやPTFE)が30μmの厚みで設けられている。
加圧ベルト62は、厚み75μmのNiを基層とし、基層の外周には300μmの弾性層が設けられている。加圧ベルト62の弾性層の表面には、離型層としてフッ素樹脂層(PFA)を30μmの厚みで設けている。
定着テンションローラ64は、鉄製の中空ローラ64aの内部に、熱移動手段としてのヒートパイプ65を1本挿入してある。ヒートパイプ65のパイプ材料は銅であり、内部には熱媒体として少量の純水が封入されている。また、定着テンションローラ64は、その回転軸の両端を不図示のバネで外側に向かって付勢して組み立てられており、定着ベルト61に張力を与えるテンションローラとしての機能も有している。
定着ローラ63は、不図示の駆動機構(モータおよび駆動ギア列)によって回転駆動される。定着ローラ63は、鉄系合金の芯金63bの表面に、弾性層としてのシリコーンゴム層63aが設けられた弾性ローラである。定着ローラ63にシリコーンゴム層63aを設けることによって、定着ベルト61との間に摩擦伝達力が生じているので、定着ローラ63の回転に追従して定着ベルト61の回転を良好に行える。
また、加圧ローラ67を定着ローラ63へ押し付けて、柔軟なシリコーンゴム層63aを変形させることにより、定着ベルト61からのシートの分離性を確保したニップ出口が形成される。加圧ローラ67は、外形23mm、内径20mmの鉄系合金のローラであり、中心軸上にハロゲンヒータ68を配置して、ハロゲンヒータ68の外側を回転する。
定着ベルト61に沿って、定着ローラ63よりも上流側に配置された定着パッド66は、定着ベルト61を内側から押して、加圧ベルト62に接触加圧させる。定着パッド66は、SUS引き抜き材による剛体を心金として、その表面を摺動シートで被覆することにより、定着ベルト61と擦れる際の摺動抵抗を小さくしている。摺動シートは、ガラス繊維製の不織布をフッ素樹脂でコーティングしたシート材料である。
加圧ベルト62は、加圧ローラ67と加圧テンションローラ70とによって張架されている。加圧テンションローラ70は、外径が20mmで、内径が16mmである鉄合金製である。
弾性体の加圧パッド71は、加圧ベルト62の内側で、加圧ローラ67より上流側に配置されて、加圧ベルト62に所定の循環経路を形成して加圧ベルト62を定着ベルト61に向けて加圧する。
定着パッド66および加圧パッド71によって形成される定着ニップは、搬送方向におよそ18mm程度に広がり、シートPに対して短時間で所定の定着エネルギーを供給することにより、画像形成の高速化に寄与する。
定着ローラ63および加圧ローラ67は、不図示の駆動モータにより駆動力を与えられ、定着動作時には、所定の周速210mm/sで回転する。定着ローラ63と加圧ローラ67とには周速差が付与されおり、その差は、定着ローラ63の210mm/sに対し、加圧ローラ67はそのプラス3%である。
本実施形態では、シートPに接触して定着に関与する部材として、定着側、加圧側共に薄いエンドレスベルトを採用したことで、従来よりも高温保持を要する部分の低熱容量化が達成されている。その結果、ウォームアップ時間(カラー電子写真プリンタ100の電源オン時から定着可能な状態となるまでに要する時間)の短縮化に寄与している。
このように構成された定着装置60では、定着ベルト61が所定の定着温度に立ち上がって温調された状態において、定着ベルト61と加圧ベルト62との定着ニップに、未定着トナー像を有するシートPが搬送される。シートPは、未定着トナー像を担持した面を、定着ベルト61側に向けて導入される。そして、シートPの未定着トナー像が定着ベルト61の外周面に密着したまま挟持搬送されていくことにより、主に定着ベルト61から熱が付与され、また、加圧力を受けて、未定着トナー像がシートPの表面に定着される。
コイルユニット78には、前述した電磁誘導方式加熱手段2と同様の構成で、誘導加熱用インバータ回路50、商用電源4a、補助電源装置4bが接続されている。この構成により、コイルユニット78が備える誘導コイルを誘導加熱用インバータ回路50で高周波駆動することによって高周波磁界を発生させ、この磁界により、定着ベルト61のNi基層に渦電流が流れるようにして定着ベルト61の温度を上昇させることができる。また、商用電源4aからの交流を整流した直流電流に、補助電源装置4bからの直流電流を付加することができるようになっており、これにより、装置立ち上げ時や前記待機時(印刷ジョブを行うとき以外のとき)には商用電源4aからの電力供給のみでコイルユニット78を駆動して、定着ベルト61を加熱し、印刷ジョブを行うときには商用電源4aからの電力に補助電源装置4bからの電力を重畳させて電力供給することによりコイルユニット78を駆動して定着ベルト61を加熱する。
このような構成の定着装置であっても、前述した本発明に係る画像形成装置の第1〜4の実施の形態を適用することが可能である。
また、これまでの本発明では、ニップ部にシートを通過させて定着を行う時に、補助電源装置4bの電力を加熱手段に供給する直接給電方式の場合を示した。すなわち、図15に示すように、通紙の際に商用電源4aの電力の一部を発熱体2aに供給し、残りを画像形成装置における駆動系(モータ)、スキャナ(読取光源)などのシステム系101に供給するとともに、補助電源装置4bの電力を発熱体2bに供給する構成である。
本発明はこの直接給電方式に限定されるものではなく、例えば、ニップ部にシートを通過させて定着を行う時に、補助電源装置4bの電力を定着装置の他の装置駆動の電力(例えば、ローラ駆動系の電力)として供給し、その分だけ余剰が生じた外部電源(商用電源4a)の電力を加熱手段に供給するようにしてもよい。あるいは、画像形成装置全体としてみた場合に、ニップ部にシートを通過させて画像形成を行う時に、補助電源装置4bの電力を定着装置以外の装置駆動の電力(例えば、図2における自動原稿送り装置(ADF)120、読取装置130の駆動電力)として供給し、その分だけ余剰が生じた外部電源
(商用電源4a)の電力を加熱手段に供給するようにしてもよい。
これらの場合の定着装置でも、前述した本発明に係る画像形成装置の第1〜4の実施の形態を適用することが可能である。
すなわち、前述した本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態に対応する発明は、図2の構成の画像形成装置において、図16(a)に示すように、補助電源装置4bの電力が駆動系(モータ)、スキャナ(読取光源)などのシステム系101に供給される間接給電方式の構成となっている。すなわち、本実施形態の画像形成装置は、定着ローラ14、該定着ローラ14に対して回転自在に圧接し未定着トナーをシート上に定着させるニップ部を形成する加圧ローラ15、前記定着ローラ14を加熱する加熱手段(発熱体2a)を有する定着装置10と、補助電源装置4bと、を備え、ニップ部にシートを通過させて画像形成を行う時に補助電源装置4bの電力を前記ヒータ以外の装置(システム系101)の動力として使用し、外部電源(商用電源4a)における該補助電源装置4bの供給電力分の余剰電力を外部電源からの通常の供給電力に加えて発熱体2aに供給する構成(図16(b))とした場合に、画像形成装置100は、一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが定着装置10のニップ部を出た後、蓄電装置(補助電源装置4b)の放電を行なわず、外部電源(商用電源4a)の電力によって定着部材(定着ローラ14)を加熱しながら前記定着部材と加圧部材(加圧ローラ15)を回転させる待機動作を行うものである。すなわち、前記待機時に定着装置10及び補助電源装置4bではつぎの待機動作とする。
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;放電せず
ここで、前記待機時のうち、前記連続通紙の印刷ジョブ終了時の蓄電装置(補助電源装置4b)の充電電圧が放電可能電圧V4以下であるときに、前記待機動作を行うことが好ましい(図7)。
なお、発熱体2bは、商用電源4aから電力供給されるサブヒータとして使用してもよいし、省略してもよい。
また、前述した本発明に係る画像形成装置の第2の実施の形態に対応する発明は、図2の構成の画像形成装置において、図16(a)に示すように、補助電源装置4bの電力が駆動系(モータ)、スキャナ(読取光源)などのシステム系101に供給される間接給電方式の構成となっている。すなわち、本実施形態の画像形成装置は、定着ローラ14、該定着ローラ14に対して回転自在に圧接し未定着トナーをシート上に定着させるニップ部を形成する加圧ローラ15、前記定着ローラ14を加熱する加熱手段(発熱体2a)を有する定着装置10と、補助電源装置4bと、を備え、ニップ部にシートを通過させて画像形成を行う時に補助電源装置4bの電力を前記ヒータ以外の装置(システム系101)の動力として使用し、外部電源(商用電源4a)における該補助電源装置4bの供給電力分の余剰電力を外部電源からの通常の供給電力に加えて発熱体2aに供給する構成(図16(b))とした場合に、画像形成装置100は、一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが定着装置10のニップ部を出た後、蓄電装置(補助電源装置4b)の充電を開始し、外部電源(商用電源4a)の電力によって定着部材(定着ローラ14)を加熱しながら前記定着部材と加圧部材(加圧ローラ15)を回転させる待機動作を行うものである。すなわち、前記待機時に定着装置10及び補助電源装置4bではつぎの待機動作とする。
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機
制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電
また、前述した本発明に係る画像形成装置の第3の実施の形態に対応する発明は、図2の構成の画像形成装置において、図16(a)に示すように、補助電源装置4bの電力が駆動系(モータ)、スキャナ(読取光源)などのシステム系101に供給される間接給電方式の構成となっている。すなわち、本実施形態の画像形成装置は、定着ローラ14、該定着ローラ14に対して回転自在に圧接し未定着トナーをシート上に定着させるニップ部を形成する加圧ローラ15、前記定着ローラ14を加熱する加熱手段(発熱体2a)を有する定着装置10と、補助電源装置4bと、を備え、ニップ部にシートを通過させて画像形成を行う時に補助電源装置4bの電力を前記ヒータ以外の装置(システム系101)の動力として使用し、外部電源(商用電源4a)における該補助電源装置4bの供給電力分の余剰電力を外部電源からの通常の供給電力に加えて発熱体2aに供給する構成(図16(b))とした場合に、前記最後のシートが定着装置10のニップ部を出た後、加熱システムは、発熱体2aに電力供給せずに定着ローラ14の加熱を行わずに蓄電装置(補助電源装置4b)の急速充電を行うものである。すなわち、前記待機時に定着装置10及び補助電源装置4bではつぎの待機動作とする。
・定着ローラ14;回転駆動停止(したがって、加圧ローラ15も停止)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オフ
・補助電源装置4b;急速充電
また、前述した本発明に係る画像形成装置の第4の実施の形態に対応する発明は、図2の構成の画像形成装置において、図16(a)に示すように、補助電源装置4bの電力が駆動系(モータ)、スキャナ(読取光源)などのシステム系101に供給される間接給電方式の構成となっている。すなわち、本実施形態の画像形成装置は、定着ローラ14、該定着ローラ14に対して回転自在に圧接し未定着トナーをシート上に定着させるニップ部を形成する加圧ローラ15、前記定着ローラ14を加熱する加熱手段(発熱体2a)を有する定着装置10と、補助電源装置4bと、を備え、ニップ部にシートを通過させて画像形成を行う時に補助電源装置4bの電力を前記ヒータ以外の装置(システム系101)の動力として使用し、外部電源(商用電源4a)における該補助電源装置4bの供給電力分の余剰電力を外部電源からの通常の供給電力に加えて発熱体2aに供給する構成(図16(b))とした場合に、前記最後のシートが定着装置10のニップ部を出た後、加圧ローラ15の検知温度に基づいて、以下の待機動作(c),(d)のいずれかが選択されて実行されるものである。
・待機動作(c);外部電源(商用電源4a)からの供給電力により加熱システムが定着ローラ14を加熱するとともに蓄電装置(補助電源装置4b)の充電を行い、該定着ローラ14を回転駆動して加圧ローラ15を連れ回しすること。
・定着ローラ14;回転駆動(したがって、加圧ローラ15も連れ回り回転)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オン(定着ローラ14を所定の温度(待機
制御温度、例えば190℃)に保温)
・補助電源装置4b;充電
・待機動作(d);加熱システムは、発熱体2aに電力供給せずに定着ローラ14の加熱
を行わず蓄電装置(補助電源装置4b)の急速充電を行うこと。
・定着ローラ14;回転駆動停止(したがって、加圧ローラ15も停止)
・商用電源4aから発熱体2aへの電力供給;オフ
・補助電源装置4b;急速充電
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
従来の定着装置において連続通紙した場合のローラ温度及び補助電源の残電量の変化を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 本発明に係る定着装置の構成を示す概略図である。 本発明に係る定着装置における加熱システムの回路図である。 本発明に係る定着装置において連続通紙した場合のローラ温度、加熱手段への供給電力、主電源の放出電力及び補助電源の残電量の変化を示す図である。 本発明に係る定着装置の第1の実施形態におけるローラ温度の変化を示す図である。 本発明に係る定着装置の第2の実施形態におけるローラ温度及び補助電源の残電量の変化を示す図である。 本発明に係る定着装置の第3の実施形態における補助電源の残電量の変化を示す図である。 本発明に係る定着装置の第4の実施形態におけるローラ温度の変化例を示す図である。 電磁誘導方式加熱手段1を採用した本発明の定着装置における加熱システムの回路図である。 電磁誘導方式加熱手段2を採用した本発明の定着装置の構成を示す断面図である。 電磁誘導方式加熱手段2を採用した本発明の定着装置の構成を示す斜視図である。 電磁誘導方式加熱手段3を採用した本発明の定着装置の構成を示す断面図である。 電磁誘導方式加熱手段4を採用した本発明の定着装置の構成を示す断面図である。 直接給電方式の本発明に係る画像形成装置における電力供給の構成を示す断面図である。 間接給電方式の本発明に係る画像形成装置における電力供給の構成を示す断面図である。
2,2a,2b,2a1,2a2 発熱体
3 第2の制御部
4a 商用電源(主電源)
4b 補助電源装置
5 充電装置
6 主電源スイッチ
7 充放電切替え装置
8,8a,8b,8c 温度検知手段
9 主電源装置
10,60 定着装置
12a,12b 誘導加熱コイル
16a,16b 高周波インバータ
17a 整流回路
17b DC/DCコンバータ
14,24,34 定着ローラ
15 加圧ローラ
21 磁性コア
22 誘導コイル
23 磁束遮蔽板
24a 芯金
24b 断熱層
24c 発熱層
24d 弾性層
24e 離型層
35 サーモパイル
36 サーミスタ
40 制御手段
41 感光体
42 帯電装置
43 ミラー
44 現像装置
44a 現像ローラ
46 クリーニング装置
46a ブレード
47 転写部
48 転写装置
49 レジストローラ
50 誘導加熱用インバータ回路
51 プラグ
52 外部加熱手段
54 コイル保持体
56 コイル
61 定着ベルト
62 加圧ベルト
63 定着ローラ
63a シリコーンゴム層
63b 芯金
64 定着テンションローラ
64a 中空ローラ
65 ヒートパイプ
66 定着パッド
67 加圧ローラ
68 ハロゲンヒータ
70 加圧テンションローラ
71 加圧パッド
77 加圧クロスメンバ
78 コイルユニット(磁束発生手段)
100 画像形成装置
101 システム系
110 給紙コロ
111 排紙センサ
120 ADF(自動原稿送り装置)
130 読取装置
140 画像形成部
150 露光部
Lb 露光光
P シート(記録材)

Claims (8)

  1. 定着装置と蓄電装置を備える画像形成装置において、
    前記定着装置は、
    回転する定着部材と、
    前記定着部材に接触してニップ部を形成する加圧部材と、
    前記定着部材を加熱する加熱手段と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記加圧部材の温度が閾値温度未満の場合、
    前記蓄電装置の充電を開始し、
    外部電源の電力によって前記定着部材を加熱しながら前記定着部材と前記加圧部材を回転させ、
    前記最後のシートが前記ニップ部を出てから所定時間後に、
    前記定着部材の回転を停止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 定着装置と蓄電装置を備える画像形成装置において、
    前記定着装置は、
    回転する定着部材と、
    前記定着部材に接触してニップ部を形成する加圧部材と、
    前記定着部材を加熱する加熱手段と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    一度の印刷要求で出力される複数のシートの最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記加圧部材の温度が閾値温度未満の場合、
    前記蓄電装置の充電を開始し、
    外部電源の電力によって前記定着部材を加熱しながら前記定着部材と前記加圧部材を回転させ、
    前記加圧部材の表面の温度が所定温度に達すると、
    前記定着部材の回転を停止することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、前記加圧部材の温度が閾値温度以上の場合、
    前記画像形成装置は、 前記定着部材と前記加圧部材の回転を停止し、 前記蓄電装置の充電を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、
    前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、
    前記定着部材を加熱するときは、前記印刷要求で出力中の該定着部材の温度より高い温度に該定着部材の温度を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、
    前記最後のシートが前記ニップ部を出た後、
    前記定着部材と前記加圧部材の回転を継続させながら前記蓄電装置の充電を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、
    前記蓄電装置の電力を前記加熱手段以外の装置に供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、
    画像を読み取る読取装置と自動原稿送り装置とを備え、
    前記蓄電装置の電力を前記読取装置と自動原稿送り装置の少なくともいずれかに供給することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記加圧部材の熱容量は前記定着部材の熱容量より大きいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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