JP2007316024A - 転がり軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的小型で、高精度な回転速度の検出が可能な転がり軸受を提供する。
【解決手段】転がり軸受10は、回転輪11と、固定輪12と、回転輪11と固定輪12との間に円周方向に転動可能に配置される複数の転動体13と、回転輪11とともに回転する磁石エンコーダ16と、を備える。磁石エンコーダ16は、射出成形によって成形されるとともに、磁極が円周方向に交互に連続して配置される、外径が30〜60mmの環状部材であり、且つ、インサート成形時のピンポイントゲート20が配置される面16bは被検出面16aと異なる。
【選択図】図1

Description

本発明は、転がり軸受に関し、特に、回転要素の回転速度を検出する磁気エンコーダを備えた、自動車、自動二輪車、産業機械等に用いられる転がり軸受に関する。
従来、回転要素の回転速度を検出する転がり軸受として、センサとエンコーダを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の転がり軸受は、適用対象として、ローラスケート、スケートボード、自転車、スクータ等が例示されており、このような適用対象には、比較的小型の軸受が使用される。図14に示すように、転がり軸受100は、回転要素であるホイール(図示せず)を支持する外輪101と、内輪102と、外輪101と内輪102との間に円周方向に転動可能に配設される複数の転動体103と、回転輪側である外輪1の軸方向端部に取り付けられた環状の芯金104とを備える。該芯金104の軸方向外方を向く面には、磁石エンコーダ105が接着及びその磁力により直接固定されている。そして、磁石エンコーダ105の軸方向に対向する位置には、外輪101回転時の磁石エンコーダ105の磁性パルスを感知するセンサ(図示せず)が配置され、該センサの感知信号に基づいてホイールの回転速度が検出される。
一方、図15に示す転がり軸受100aは、外輪101と、内輪102と、複数の転動体103と、環状の芯金104とを備えており、該芯金104の軸方向外方を向く面には、環状板部106が固定されている。該環状板部106には、図15(b)及び(c)に示すように、2つの磁石エンコーダ107が円周方向に互いに180°離間して埋め込まれており、環状板部106は、接着及び磁石エンコーダ107の磁力により芯金104に固定されている。そして、上記同様に、磁石エンコーダ107の軸方向に対向する位置には、外輪1回転時の磁石エンコーダ107の磁性パルスを感知するセンサ(図示せず)が配置され、該センサの感知信号に基づいてホイールの回転速度が検出されるようになっている。
特表2004−522963号公報
ところで、上記特許文献1に記載の転がり軸受では、ホイールの回転速度を検出するための磁石エンコーダが円周方向に1個又は2個しか配置されていないため、1回転で得られる信号の数が少なく、比較的小型であっても、高精度な回転速度の検出が困難である。
そこで、本発明の目的は、比較的小型で、高精度な回転速度の検出が可能な転がり軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 回転輪と、固定輪と、回転輪と固定輪間に円周方向に転動可能に配置される複数の転動体と、回転輪とともに回転する磁石エンコーダと、を備える転がり軸受であって、
磁石エンコーダは、射出成形によって成形されるとともに、磁極が円周方向に交互に連続して配置される、外径が30〜60mmの環状部材であり、且つ、射出成形時にゲートが配置される面は被検出面と異なることを特徴とする転がり軸受。
(2) 磁石エンコーダは、磁性粉と、バインダーとしての樹脂とゴムの少なくとも一方と、を含むことを特徴とする(1)に記載の転がり軸受。
本発明によれば、磁石エンコーダは、射出成形によって成形されるとともに、磁極が円周方向に交互に連続して配置される、外径が30〜60mmの環状部材であるので、比較的小型の転がり軸受において、1回転で得られる信号の数が多く、高精度な回転速度の検出が可能になる。
また、磁気エンコーダは、射出成形時にゲートが配置される面は被検出面と異なるので、使用時はゲート跡による磁束の乱れがなく、ピッチ誤差(単一、累積)を小さくすることができ、より高精度な回転速度の検出が可能になる。また、着磁を行う場合にも、着磁ヨークを磁石エンコーダの被検出面に密着させることができ、これにより、ピッチ誤差(単一、累積)を小さくすることができ、より高精度な回転速度の検出が可能になる。
以下、本発明の各実施形態に係る転がり軸受について図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態である転がり軸受について説明する。図1に示すように、第1実施形態の転がり軸受10は、ホイール(図示せず)等の回転要素を支持する回転輪である外輪11と、固定輪である内輪12と、外輪11と内輪12との間に円周方向に転動可能に配設される複数の転動体である玉13と、玉13を保持するポケットが円周方向に所定の間隔で形成された保持器14と、回転輪側である外輪11の軸方向両端部(図では、軸方向一端部のみ図示)に取り付けられた一対のシール部材15と、シール部材15の一方に取り付けられ、外輪11とともに回転する磁石エンコーダ16と、を備える。
シール部材15は、外輪11の軸方向端部の内周面に嵌合される円筒部17aと、該円筒部17aの軸方向内側の端部から径方向内方に延びる環状板部17bとを有する芯金17と、環状板部17bの内径部に、内輪12の端部外周面に設けられたシール溝12aに接触するシール18と、を有する。
磁石エンコーダ16は、芯金17の環状板部17bの軸方向外方を向く面に取り付けられている。磁石エンコーダ16は、軸方向外方を向く面を被検出面16aとし、被検出面16aと軸方向に対向する位置に配置された感知センサ19によって、外輪11回転時の磁石エンコーダ16の磁性パルスが感知される。これにより、感知センサ19の感知信号に基づいて、回転要素の回転速度が検出される。
ここで、本実施形態の磁石エンコーダ16は、図4に示すように、円周方向にN極とS極とが交互に連続して配置される、外径が30〜60mmの環状部材である。図2に示すように、磁石エンコーダ16は、芯金17をコアとし、円周方向に3箇所設けたピンポイントゲート20によるインサート成形を行うことで、芯金17と一体に形成される。また、このインサート成形は、ピンポイントゲート20の位置が、成形後の被検出面16aの外周側で、被検出面16aより低い位置となるようにして行われている。このため、成形後の磁気エンコーダ16では、ピンポイントゲート20が配置された面16bは、被検出面16aと異なる、即ち、被検出面16aより外周側で、段差により被検出面16aより低い位置となり、ピンポイントゲート20を除去後に残るゲート跡20aが、図3に示すように、この面16bの円周方向3箇所に設けられている。なお、本実施形態では、ピンポイントゲート20を円周方向に3箇所としたが、ゲートの数は特に限定されず、ピンポイントゲート20は1箇所だけであってもよい。
また、本実施形態では、磁石エンコーダ16と芯金17とをインサート成形によって型内で一体に成形する場合を例示したが、磁石エンコーダ16を射出成形した後、該磁石エンコーダ16を芯金17に接着剤を介して固定するようにしてもよい。
磁石エンコーダ16の磁石材料としては、異方性の磁性粉を60〜80体積%含有し、熱可塑性樹脂又はゴムをバインダーとした異方性磁石コンパウンドを好適に用いることができる。磁性紛としては、ストロンチウムフェライトやバリウムフェライト等のフェライト、ネオジウム−鉄−ボロン、サマリウム−コバルト、サマリウム−鉄等の希土類磁性紛を用いることができ、更にフェライトの磁気特性を向上させるためにランタン等の希土類元素を混入させたものであってもよい。
磁性粉の含有量が60体積%未満の場合は、磁気特性が劣ると共に、細かいピッチで円周方向に多極磁化させるのが困難になり、好ましくない。一方、磁性粉の含有量が80体積%を越える場合は、樹脂ハインダー量が少なくなりすぎて、磁石全体の強度が低くなると同時に、成形が困難になり、実用性が低下する。
バインダーとしては、射出成形可能な熱可塑性樹脂又はゴムが好適であり、具体的には、ゴムとしては、ニトリルゴム、アクリルゴムが好適であり、熱可塑性樹脂としては、ポリアミド6、ポリアミド12、ポリアミド612、ポリアミド11、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミド12系熱可塑性エラストマー等が好適である。
なお、エンコーダに融雪剤として使用される塩化カルシウムが水と一緒にかかる可能性があるので、吸水性が少ないポリアミド12、ポリアミド612、ポリアミド11、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミド12系熱可塑性エラストマーを樹脂バインダーとする方が、より好ましい。
更に、エンコーダの使用環境で想定される急激な温度変化(熱衝撃)による亀裂発生を防止するバインダーとしては、添加することで、曲げたわみ性、耐亀裂性が向上するポリアミド12系熱可塑性エラストマー、あるいはそれとポリアミド12と混合物としたものが最も好適である。
更に、磁場成形を行うと磁気特性が上がってより好ましい。磁場成形とは、溶融した材料の射出時にあわせてコイル電流を金型両端のコイルに印加して発生する一方向(極性同一)の磁界で着磁する工程と、金型中での冷却時に着磁時のコイル電流に対して高い初期コイル電流に始まって、極性が交互に反転して、振幅が徐々に小さくなる複数のパルス電流を金型両端のコイルに印加して脱磁する反転脱磁工程とを備えたものである。
磁石材料の磁気特性としては、リング状磁石の厚み方向に磁区配向(アキシアル異方性)した状態に近い状態になり、最大エネルギー積(BHmax)で1.3〜15MGoe、より好ましくは1.8〜12MGOeの範囲が達成される。
最大エネルギー積が1.3MGOe未満の場合は、磁気特性が低すぎるため、回転速度を検出するために感知センサ18との距離をかなり接近させて配設する必要があり、性能向上が望めない。一方、最大エネルギー積が15MGOeを越える湯合は、過剰な磁気特性を有すると共に、比較的安価なフェライトを中心とした組成では達成不可能であり、ネオジウム−鉄−ボロン等の希土類磁性粉を多量に配合する必要があるので、非常に高価で、且つ成形性も悪い。
また、磁性紛として、希土類系を使用した場合、フェライト系に比べて、耐酸化性が低いので、長期間に渡って安定した磁気特性を維持させるために、磁石表面に、更に表面処理層を設けてもよい。表面処理層としては、電気あるいは無電解ニッケルメッキ、エポキシ樹脂塗膜、シリコン樹脂塗膜、フッ素樹脂塗膜等を具体的に用いることができる。
芯金17の材質としては、磁石材料の磁気特性を低下させず、且つ使用環境からいって、一定レベル以上の耐食性を有するフェライト系ステンレス鋼(SUS430等)、マルテンサイト系ステンレス鋼(SUS410等)等の磁性材料が好ましい。このステンレス鋼製芯金表面には、磁石材料との接合性を向上させるために、粗面化処理(ショットブラスト等)行うと好ましい。
なお、芯金17にそれほど耐食性を必要としない場合は、コストを考慮して、芯金の材質は冷延鋼板(SPCC,SECC)等でもよい。この場合の表面処理は、上記の他、リン酸塩等の化学処理を行っても良いが、表面処理は絶対条件ではない。
また、芯金17をコアとしたインサート成形により磁石エンコーダ16を形成する場合、芯金17に設ける接着剤層は、インサート成形時に溶融した高圧の樹脂又はゴムの磁石材料によって芯金17の表面から離脱して流失しない程度まで半硬化状態になっており、溶融磁石材料からの熱や成形後の2次加熱によって完全に硬化状態となる接着剤を用いるのが好ましい。一方、磁石エンコーダ16を、射出成形後に芯金17に固定する場合の接着剤は、耐熱性、耐薬品性、ハンドリング性を考慮して適宜選定されればよい。
使用可能な接着剤としては、溶剤での希釈が可能で、2段階に近い硬化反応が進むフェノール樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤等が、耐熱性、耐薬品性、ハンドリング性に優れるため好ましい。
磁石エンコーダ16の成形は、樹脂製磁石材料の場合、ピンポイントゲート20から溶融した樹脂製磁石材料が金型内に高圧で流れこみ、金型中で急冷され固形化する。ゴム製磁石材料の場合、溶融したゴム製磁石材料が金型内に流れ込み、高温な金型内で化学反応により固形化する。この場合、磁気エンコーダ16は、上述した磁場成形を行うことにより、配向性が高く、厚さ方向に配向させたアキシアル異方性に非常に近いものとなる。
以上説明した様に、本実施形態の転がり軸受10によれば、磁石エンコーダ16は、射出成形によって成形されるとともに、N極とS極とが円周方向に交互に連続して配置される、外径が30〜60mmの環状部材であるので、比較的小型の転がり軸受において、1回転で得られる信号の数が多く、高精度な回転速度の検出が可能になる。
また、磁気エンコーダ16は、インサート成形時のピンポイントゲート20が配置される面16bは被検出面16aと異なる低い位置となるので、使用時はゲート跡20aによる磁束の乱れがなく、ピッチ誤差(単一、累積)を小さくすることができ、より高精度な回転速度の検出が可能になる。また、着磁を行う場合にも、着磁ヨークを磁石エンコーダ16の被検出面16aに密着させることができ、これにより、ピッチ誤差(単一、累積)を小さくすることができ、より高精度な回転速度の検出が可能になる。
更に、シール部材15と磁石エンコーダ16とが一体であるため、部品点数が少なく、コンパクト(組立て性が良い)で低コストな転がり軸受10となり、また、射出成形時のゲートをピンポイントゲート20としているため、ゲートカットが容易(成形後のゲートカットが不要)となり、より安価な転がり軸受10とすることができる。
以下、図5〜図13を参照して、本発明の転がり軸受に係る第2〜第9実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と重複又は相当する部分については同一符号を付してその説明を省略或は簡略化する。
図5に示す第2実施形態である転がり軸受10では、芯金17の円筒部17aの軸方向外側の端部から環状板部17bを径方向内方に延ばし、磁石エンコーダ16は、この環状板部17bの軸方向外方を向く面に取り付けられている。その他の構成及び作用は第1実施形態のものと同様である。
図6に示す第3実施形態である転がり軸受10では、第2実施形態と同様、芯金17の円筒部17aの軸方向外側の端部から環状板部17bを径方向内方に延ばし、磁石エンコーダ16は、この環状板部17bの軸方向外方を向く面に取り付けられている。また、芯金17の環状板部17bの内径部に取り付けたシール18は内輪12の端部外周面に設けたシール溝12aに対して非接触とし、トルクを小さくしている。その他の構成及び作用は第1実施形態と同様である。
図7に示す第4実施形態である転がり軸受10では、磁石エンコーダ16は、ピンポイントゲート20が配置される面16bを、被検出面16aより低い、被検出面16aより内周側の位置として形成されている。その他の構成及び作用は第1実施形態と同様である。
図8に示す第5実施形態である転がり軸受10では、磁石エンコーダ16は、ピンポイントゲート20の周囲に凹部21が設けられている。このようにすると、被検出面16aと低い面16bとの段差があまり取れないときでも、ゲート跡20aが被検出面16aより突出するのを防止することができる。その他の構成及び作用は第1実施形態と同様である。
図9及び図10に示す第6実施形態である転がり軸受10では、芯金17に磁石エンコーダ16とシール18とを磁石材料で一体に成形した例である。このようにすると、芯金17に別体のシール18を取り付ける手間が省けるため、転がり軸受10の製作コストをより低減することができる。その他の構成及び作用は第1実施形態と同様である。
図11に示す本発明の第7実施形態である転がり軸受10は、芯金17に磁石エンコーダ16とシール部材17とを磁石材料で一体に成形するとともに、シール部材17を内輪12の端部外周面に対して非接触とし、且つ内輪12の端部外周面に設けるシール溝12aを軸方向に沿う円筒面とした例である。このようにすると、芯金17に別体のシール部材17を取り付ける手間が省けるとともに、内輪12のシール溝12aの加工が簡単になるため、転がり軸受の製作コストをより低減することができる。その他の構成及び作用は上記第1実施形態と同様である。
図12に示す本発明の第8実施形態である転がり軸受10は、芯金17に磁石エンコーダ16とシール18とを磁石材料で一体に成形するとともに、内輪12の端部外周面をシール溝を有しない軸方向に沿う一様な円筒面としている。このようにすると、芯金17に別体のシール18を取り付ける手間が省けるとともに、内輪12のシール溝12aの加工が不要になるため、転がり軸受の製作コストをより低減することができる。その他の構成及び作用は上記第1実施形態と同様である。
図13に示す本発明の第9実施形態である転がり軸受10は、外輪11を固定輪、内輪12を回転輪とした内輪回転として使用される。芯金17は、内輪12の軸方向端部の外周面に嵌合される円筒部17aと、該円筒部17aの軸方向内側の端部から径方向外方に延びる環状板部17bとを有する。磁石エンコーダ16は、該環状板部17bの軸方向外方を向く面に取り付けられ、内輪12と共に回転する。更に、環状板部17bの外径部に、外輪12の端部内周面に設けられたシール溝11aに接触するシール18が取り付けられる。その他の構成及び作用は第1実施形態と同様である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、実施可能な範囲において上記実施形態は組み合わせて適用可能である。
例えば、上記実施形態では、ピンポイントゲート20が配置される面16bは、磁石エンコーダ16の外周側又は内周側で、被検出面16aより低い位置としているが、磁石エンコーダ16を射出成形した後、該磁石エンコーダ16を芯金17に接着剤を介して固定する場合は、磁石エンコーダ16の外周面や内周面にサイドゲートを配置して射出成形を行うようにしてもよい。但し、例えば、図1に示すように、芯金17に別部材のシール18が固定される形状で、芯金17をコアとしたインサート成形により磁石エンコーダ16を成形する場合は、ピンポイントゲート19が好ましい。
本発明の第1実施形態である転がり軸受を説明するための要部断面図である。 図1に示す転がり軸受に設けられる磁石エンコーダを説明するための要部断面図である。 図1に示す転がり軸受に設けられる磁石エンコーダの平面図である。 図1に示す転がり軸受に設けられる磁石エンコーダの着磁パターンの一例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態である転がり軸受を説明するための要部断面図である。 本発明の第3実施形態である転がり軸受を説明するための要部断面図である。 本発明の第4実施形態である転がり軸受の磁石エンコーダを説明するための要部断面図である。 本発明の第5実施形態である転がり軸受の磁石エンコーダを説明するための要部断面図である。 本発明の第6実施形態である転がり軸受を説明するための要部断面図である。 図9に示す転がり軸受に設けられる磁石エンコーダを説明するための要部断面図である。 本発明の第7実施形態である転がり軸受を説明するための要部断面図である。 本発明の第8実施形態である転がり軸受を説明するための要部断面図である。 本発明の第9実施形態である転がり軸受を説明するための要部断面図である。 従来の転がり軸受を説明するための要部断面図である。 (a)は従来の他の転がり軸受を説明するための断面図であり、(b)は(a)の磁石エンコーダが埋設された環状板部の断面図であり、(c)は(a)の磁石エンコーダが埋設された環状板部の平面図である。
符号の説明
10 転がり軸受
11 外輪(回転輪、固定輪)
12 内輪(固定輪、回転輪)
13 玉(転動体)
15 シール部材
16 磁石エンコーダ
16a 被検出面
16b ゲートが配置される面
17 芯金
18 シール
20 ピンポイントゲート

Claims (2)

  1. 回転輪と、固定輪と、該回転輪と該固定輪間に円周方向に転動可能に配置される複数の転動体と、前記回転輪とともに回転する磁石エンコーダと、を備える転がり軸受であって、
    前記磁石エンコーダは、射出成形によって成形されるとともに、磁極が円周方向に交互に連続して配置される、外径が30〜60mmの環状部材であり、且つ、射出成形時にゲートが配置される面は被検出面と異なることを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記磁石エンコーダは、磁性粉と、バインダーとしての樹脂とゴムの少なくとも一方と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
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