JP2007315278A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の排気浄化装置において、排気浄化能力をより好適に回復させる技術を提供する。
【解決手段】内燃機関の排気通路に設けられたモノリス触媒31,32と、モノリス触媒31を通過する排気の排気流速を低下させる突出部34と、を備える。これにより、排気浄化能力を回復させるために排気中に燃料が供給されると、モノリス触媒31において、燃料がすり抜けず、排気流速が低下することに起因して燃料の化学反応が促進される。そして、モノリス触媒31では、燃料の化学反応に伴う発熱量が増加し昇温され、モノリス触媒31が高温状態となることに起因しても燃料の化学反応が促進される。また、モノリス触媒31の熱を排気が下流へ供給し、モノリス触媒32も高温状態となることに起因して燃料の化学反応が促進される。したがって、排気浄化能力をより好適に回復させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
内燃機関における燃料の燃焼によって生成されるNOxを浄化するために、いわゆる吸蔵還元型NOx触媒(以下、NOx触媒という。)が用いられる。NOx触媒は、排気の空燃比がリーン状態であるときは排気中のNOxを触媒内へ吸蔵し、排気の空燃比がストイキ(理論空燃比)又はリッチ状態となると吸蔵されていたNOxを放出する性質を有している。そこで、排気の酸素濃度がリーン状態のときは排気中のNOxを吸蔵し、その後排気中に燃料を供給し排気中の酸素濃度を低下させて吸蔵されていたNOxを放出させて、且つ該燃料によってNOxを還元、浄化する。
ここで、内燃機関の排気通路にNOx触媒を直列に2つ設けて、NOx触媒の容量の割合を好適に設定することで、NOx触媒単位容量あたりのNOx浄化率を大幅に向上させる技術が公開されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2005−16470号公報 特開2004−162611号公報 特開2002−155784号公報
内燃機関の排気通路に、NOx触媒といった排気浄化装置を設ける場合、排気浄化装置の排気浄化能力を回復させるために、排気中に燃料を供給して吸蔵したNOxを放出・還元する場合や、排気中に燃料を供給して排気浄化装置の温度を上昇させて、捕集した粒子状物質を酸化除去する場合がある。
ここで、上記特許文献1の技術では、上流側のNOx触媒はストレートフロー型を用いている。このストレートフロー型の上流側のNOx触媒内では、流れ込む排気流速が速いままであるので供給された燃料がすり抜け易く、排気浄化能力を回復させる化学反応に燃料が充分に供されないおそれがある。
また、当該化学反応に伴う発熱量が少ないために上流側のNOx触媒は昇温し難く、低温状態であることに起因しても化学反応が促進されないため、排気浄化能力が充分に回復されないおそれがある。
本発明の目的とするところは、内燃機関の排気浄化装置において、排気浄化能力をより好適に回復させる技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、
内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化手段と、
前記排気浄化手段を通過する排気の排気流速を低下させる排気流速低下手段と、
を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置である。
排気浄化手段においては、排気が滞ることなく下流へ流れている。このため、排気浄化能力を回復させるために排気中に燃料が供給されても、燃料が排気に乗って排気浄化手段をすり抜けてしまい、排気浄化手段での燃料の化学反応が生じ難い場合があった。その場
合は、燃料の化学反応に伴う発熱量が少ないので、排気浄化手段が昇温し難く、排気浄化手段が低温状態であることに起因しても燃料の化学反応がさらに生じ難くなる。したがって、排気浄化手段は排気浄化能力を充分に回復することができない場合があった。
そこで、本発明では、排気浄化手段を通過する排気の排気流速を低下させる排気流速低下手段を備える。
この構成によると、排気浄化能力を回復させるために排気中に燃料が供給されると、排気流速が低下した部位において、燃料がすり抜けず、排気流速が低下することに起因して燃料の化学反応が促進される。そして、排気浄化手段では、燃料の化学反応に伴う発熱量が増加し昇温される。よって、排気浄化手段が高温状態となることに起因しても燃料の化学反応が促進される。したがって、排気浄化手段の排気浄化能力をより好適に回復させることができる。
前記排気流速低下手段は、前記排気浄化手段を通過する排気の流通面積を減少させることで、前記排気流速低下手段を配置した部位の上流側において排気流速を低下させるとよい。
この構成によると、排気流速低下手段は、排気浄化手段を通過する排気の流通面積を減少させて排気抵抗を高めており、排気の流通面積を減少させた部分に流入する排気について、排気流速低下手段を配置した部位の上流側にて排気流速を低下させることができる。
前記排気浄化手段は、排気流れ方向の途中で分断されており、前記排気流速低下手段は、前記排気浄化手段の分断部位に配置されるとよい。
ここで、排気浄化手段の排気流れ方向の長さが長い場合には、排気浄化手段の上流側において、燃料がすり抜け易く、燃料の化学反応が生じ難かった。その場合には、燃料の化学反応に伴う発熱量が少ないので、排気浄化手段の上流側が昇温し難く、低温状態であることに起因しても燃料の化学反応がさらに生じ難くなっていた。
この構成によると、排気流速低下手段を配置した部位の上流側、すなわち排気浄化手段の分断部位よりも上流側で排気流速が低下する。このため、排気浄化能力を回復させるために排気中に燃料が供給されると、排気流速が低下した部位、すなわち排気浄化手段の分断部位よりも上流側において、燃料がすり抜けず、排気流速が低下することに起因して燃料の化学反応が促進される。そして、排気浄化手段の分断部位よりも上流側は、燃料の化学反応に伴う発熱量が増加し昇温される。よって、排気浄化手段の分断部位よりも上流側が高温状態となることに起因しても燃料の化学反応が促進される。
また、排気浄化手段の分断部位よりも上流側の熱を排気が下流へ供給することで、排気浄化手段の分断部位よりも下流側も昇温される。よって、排気浄化手段の分断部位よりも下流側も高温状態となることに起因して燃料の化学反応が促進される。したがって、排気流れ方向の途中で分断された排気浄化手段の上流側及び下流側の両方とも排気浄化能力をより好適に回復させることができる。
前記排気浄化手段の下流側に設けられた後段排気浄化手段をさらに備えるとよい。
この構成によると、排気浄化能力を回復させるために排気中に燃料が供給されると、排気浄化手段が昇温され高温状態となるため、その熱を排気が下流へ供給することで、後段排気浄化手段も昇温される。よって、後段排気浄化手段も高温状態となることに起因して燃料の化学反応が促進される。したがって、後段排気浄化手段の排気浄化能力をより好適
に回復させることができる。
前記排気浄化手段は、排気流れ方向に沿った隔壁により区画された複数のセルを有し、該隔壁に酸化能を有する触媒が担持されたストレートフロー型の排気浄化手段であり、前記後段排気浄化手段は、排気流れ方向に沿った隔壁により区画された複数のセルを有し、該複数のセルの一端又は他端を閉塞すると共に、該隔壁に酸化能を有する触媒が担持されたウォールフロー型の排気浄化手段であるとよい。
この構成によると、ウォールフロー型の後段排気浄化手段における排気抵抗がストレートフロー型の排気浄化手段における排気抵抗より高くなる。このため、後段排気浄化手段に流れ込む排気は、後段排気浄化手段の直上流で排気流速が低下する。
よって、排気浄化能力を回復させるために排気中に燃料が供給されると、後段排気浄化手段の直上流、すなわち排気浄化手段の下流側において、排気流速が低下することに起因して燃料の化学反応が促進される。これにより、排気浄化手段の下流側における昇温速度が速まると共にその下流の後段排気浄化手段へ供給する熱量が増加するので、排気浄化手段及び後段排気浄化手段の排気浄化能力をより好適に回復させることができる。
前記排気流速低下手段は、前記排気通路の内壁から突出する突出部であるとよい。また、前記排気流速低下手段は、前記排気浄化手段の分断部位に面する端面及び/又は前記排気浄化手段の下流側端面の少なくとも一部を閉塞する閉塞部であるとよい。これらの構成により、容易に排気流速低下手段を設けることができる。
本発明によると、内燃機関の排気浄化装置において、排気浄化能力をより好適に回復させることが可能となる。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
実施例1では、本発明を車両駆動用エンジンに適用した場合について説明する。図1は、本実施例に係る内燃機関及びその排気系の概略構成を示す図である。
図1に示す内燃機関1は、直列4気筒の水冷式の4サイクル・ディーゼル機関である。
内燃機関1には、排気通路2が接続されている。排気通路2の下流の部位には、内燃機関1の気筒から排出される排気を浄化するためのモノリス触媒31,32及びフィルタ33が1つのケーシング3内に配置されている。
なお、ケーシング3内において、図2(a)に示すように、上流側にモノリス触媒31,32が排気流れ方向の途中で分断されて2分割して配置され、下流側にフィルタ33が配置されている。モノリス触媒31,32が本発明の排気浄化手段に相当し、フィルタ33が本発明の後段排気浄化手段に相当する。
また、2つのモノリス触媒31,32の間、すなわちモノリス触媒31,32が排気流れ方向の途中で分断された分断部位には、排気流速を低下させるための突出部34が設けられている。突出部34は、ケーシング3内壁から突出し、ケーシング3の内周に沿って円環状に形成されている。突出部34が本発明の排気流速低下手段に相当する。
ここで、モノリス触媒31,32は、排気流れ方向に沿った隔壁により区画された複数のセルを有し、該隔壁に酸化能を有する触媒が担持されたストレートフロー型のものである。さらに、モノリス触媒31,32には、貴金属触媒とNOx吸蔵材が担持されており、いわゆる吸蔵還元型NOx触媒としても作用する。
また、フィルタ33は、排気流れ方向に沿った隔壁により区画された複数のセルを有し、該複数のセルの一端又は他端を閉塞すると共に、該隔壁に酸化能を有する触媒が担持されたウォールフロー型のものであって、排気中の粒子状物質を捕集する機能を有する。さらに、フィルタ33には、貴金属触媒とNOx吸蔵材が担持されており、いわゆる吸蔵還元型NOx触媒としても作用する。
図1に戻り、排気通路2におけるケーシング3の上流の部位には、排気通路2の排気中へ燃料を添加する燃料添加ノズル4が配置されている。
以上の構成の内燃機関1には、内燃機関1を制御するための不図示の電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)が併設されている。このECUは、CPU、RO
M、RAM、バックアップRAMなどからなる制御コンピュータである。ECUには、内燃機関1の燃料噴射弁、燃料添加ノズル4などが電気的に接続されている。そして、ECUによってこれら燃料噴射弁、燃料添加ノズル4などが制御される。
ところで、ECUは、ROMに記憶されたプログラムに従って動作し、燃料添加ノズル4を用いた燃料添加を実行する。
ここで、燃料添加とは、モノリス触媒31,32やフィルタ33の排気浄化能力を回復させる処理時に、燃料添加ノズル4から排気通路2内の排気中に燃料を添加するものである。上記モノリス触媒31,32やフィルタ33の排気浄化能力を回復させる処理としては、NOx還元処理、SOx被毒回復処理、フィルタの再生処理といった処理(以下、NOx還元処理などという)が挙げられる。
なお、NOx還元処理は、燃料添加ノズル4から排気中へ燃料を添加させることにより、モノリス触媒31,32やフィルタ33に流入する排気の空燃比をリッチ空燃比とし、モノリス触媒31,32やフィルタ33に吸蔵されたNOxを放出・還元する処理である。
SOx被毒回復処理は、燃料添加ノズル4から排気中へ燃料を添加させることにより、燃料をモノリス触媒31,32やフィルタ33において酸化能や排気熱によって酸化させ、酸化の際に発生する熱によってモノリス触媒31,32やフィルタ33の温度を高めると共に、モノリス触媒31,32やフィルタ33に流入する排気の空燃比をリッチ空燃比とし、モノリス触媒31,32やフィルタ33に吸蔵されたSOxを放出・還元させる処理である。
フィルタの再生処理は、燃料添加ノズル4から排気中へ燃料を添加させることにより、SOx被毒回復処理と同様に酸化の際に発生する熱によってフィルタ33の温度を高め、フィルタ33に捕集された粒子状物質を酸化除去する処理である。
しかしながら、ストレートフロー型のモノリス触媒31,32内では、流れ込む排気流速が速いままであるので、NOx還元処理などにおける燃料添加によって燃料添加ノズル4から排気通路2の排気中へ添加される燃料がすり抜けてしまうおそれがある。よって、排気流速が速いことに起因して、燃料がモノリス触媒31,32の排気浄化能力を回復させるためのNOxの放出・還元、SOxの放出・還元、酸化といった化学反応(以下、単
に化学反応という)に充分に供されないおそれがある。また、このような場合には、当該化学反応に伴う発熱量が少ないために、モノリス触媒31,32は昇温し難い。このため、モノリス触媒31,32が低温状態であることに起因しても燃料の化学反応がさらに生じ難くなっていたため、モノリス触媒31,32は排気浄化能力を充分に回復することができないおそれがある。
そこで、本実施例においては、図2(a)に示す突出部34が設けられている。突出部34は、モノリス触媒31内での排気流速を低下させる。すなわち、突出部34はその存在部位で排気の流通面積を減少させて排気抵抗を高めているため、上流側のモノリス触媒31を通過する排気は、図2(b)に示すように突出部34の上流側において動圧が上昇すると共に排気流速が低下する。また、突出部34の通過時は、動圧が最も高まると共に排気流速が最も速くなる。
このため、NOx還元処理などにおいて排気浄化能力を回復させるために燃料添加ノズル4から排気中に燃料添加が実行されると、排気流速が低下した部位、すなわち上流側のモノリス触媒31において、燃料がすり抜けず、排気流速が低下することに起因して化学反応が促進される。そして、上流側のモノリス触媒31では、燃料の化学反応に伴う発熱量が増加し昇温される。よって、上流側のモノリス触媒31が高温状態となることに起因しても燃料の化学反応が促進される。したがって、上流側のモノリス触媒31の排気浄化能力をより好適に回復させることができる。
また、上記の化学反応によって生じた上流側のモノリス触媒31の熱を排気が下流へ供給する。このため、上流側のモノリス触媒31の直下流側、すなわち下流側のモノリス触媒32も昇温される。よって、下流側のモノリス触媒32も高温状態となることに起因して燃料の化学反応が促進される。
ここで、下流側のモノリス触媒32の下流には、ウォールフロー型のフィルタ33が配置されている。これにより、ウォールフロー型のフィルタ33における排気抵抗がストレートフロー型の下流側のモノリス触媒32における排気抵抗より高くなる。このため、フィルタ33に流れ込む排気は、フィルタ33の直上流で排気流速が低下する。よって、フィルタ33の直上流、すなわち下流側のモノリス触媒32においては、排気流速が低下することに起因しても燃料の化学反応が促進される。したがって、下流側のモノリス触媒32の排気浄化能力をより好適に回復させることができる。
特に、下流側のモノリス触媒32においては、上記のように高温状態となることに起因する他に排気流速が低下することに起因しても燃料の化学反応が促進されるので、下流側のモノリス触媒32における昇温速度を速くすることができると共にその下流のフィルタ33へ供給する熱量を増加させることができる。
さらに、上記の2つのモノリス触媒31,32が昇温され高温状態となり、その熱を排気が下流へ供給する。このため、モノリス触媒31,32の下流のフィルタ33も昇温される。よって、フィルタ33も高温状態となることに起因して、燃料の化学反応が促進される。したがって、フィルタ33の排気浄化能力をより好適に回復させることができる。
なお、上記実施例1では、モノリス触媒を2つに分割する例を挙げた。しかし、例えばモノリス触媒を3つ以上に分割するものであってもよい。この際、それぞれのモノリス触媒間には突出部が配置されることになる。また突出部は、排気流れ方向上流側を最も大きく設け、下流側ほど小さく設け、上流側の方で排気抵抗が高くなるようにする。これは、上流側では、主として排気流速が低下することに起因して燃料の化学反応を促進するのに対し、下流側では、排気流速が低下することに起因する他に、上流側の熱が供給されてい
ち早く高温状態になることに起因しても燃料の化学反応を促進できるからである。
<実施例2>
次に、実施例2を図3に基づいて説明する。なお、図3(a)に示すケーシング内の構成要素のうち実施例1と同一のものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例におけるケーシング3内において、図3(a)に示すように、上流側にモノリス触媒31,32が排気流れ方向の途中で分断されて2分割して配置され、下流側にフィルタ33が配置されている。
また、モノリス触媒31,32が排気流れ方向の途中で分断された分断部位に面する端面、具体的には上流側のモノリス触媒31の下流側端面及び下流側のモノリス触媒32の上流側端面には、排気流速を低下させるための閉塞部35が設けられている。閉塞部35は、粒子状物質が通過する大きさの細孔を有し、排気に対しての排気抵抗となる部材である。閉塞部35が本発明の排気流速低下手段に相当する。
閉塞部35は、モノリス触媒31,32内での排気流速を低下させる。すなわち、閉塞部35はその存在部位で排気の流通面積を減少させて排気抵抗を高めているため、上流側のモノリス触媒31を通過した排気は、図3(b)に示すように閉塞部35の上流側において排気流速が低下する。
このため、本実施例においても、実施例1と同様に、NOx還元処理などにおいて排気浄化能力を回復させるために燃料添加ノズル4から排気中に燃料添加が実行されると、上流側及び下流側のモノリス触媒31,32やフィルタ33の排気浄化能力をより好適に回復させることができる。
なお、上記実施例2では、閉塞部35が上流側のモノリス触媒31の下流側端面及び下流側のモノリス触媒32の上流側端面において一部のセルの端を閉塞する例を挙げた。しかし、例えば、閉塞部が上流側のモノリス触媒の下流側端面又は下流側のモノリス触媒の上流側端面のいずれか一方において一部のセルの端を閉塞してもよいし、下流側のモノリス触媒の下流側端面において一部のセルの端を閉塞してもよい。
実施例1に係る排気浄化装置を適用する内燃機関及びその排気系の概略構成を示す図である。 実施例1に係る排気浄化装置を示す図であり、(a)は排気浄化装置の概略構成を示しており、(b)は排気浄化装置での動圧及び排気流速を示している。 実施例2に係る排気浄化装置を示す図であり、(a)は排気浄化装置の概略構成を示しており、(b)は排気浄化装置での動圧及び排気流速を示している。
符号の説明
1 内燃機関
2 排気通路
3 ケーシング
4 燃料添加ノズル
31 上流側のモノリス触媒
32 下流側のモノリス触媒
33 フィルタ
34 突出部
35 閉塞部

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化手段と、
    前記排気浄化手段を通過する排気の排気流速を低下させる排気流速低下手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記排気流速低下手段は、前記排気浄化手段を通過する排気の流通面積を減少させることで、前記排気流速低下手段を配置した部位の上流側において排気流速を低下させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記排気浄化手段は、排気流れ方向の途中で分断されており、
    前記排気流速低下手段は、前記排気浄化手段の分断部位に配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記排気浄化手段の下流側に設けられた後段排気浄化手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記排気浄化手段は、排気流れ方向に沿った隔壁により区画された複数のセルを有し、該隔壁に酸化能を有する触媒が担持されたストレートフロー型の排気浄化手段であり、
    前記後段排気浄化手段は、排気流れ方向に沿った隔壁により区画された複数のセルを有し、該複数のセルの一端又は他端を閉塞すると共に、該隔壁に酸化能を有する触媒が担持されたウォールフロー型の排気浄化手段であることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記排気流速低下手段は、前記排気通路の内壁から突出する突出部であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記排気流速低下手段は、前記排気浄化手段の分断部位に面する端面及び/又は前記排気浄化手段の下流側端面の少なくとも一部を閉塞する閉塞部であることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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