JP2007314508A - 酸化抑制およびコレステロール抑制組成物 - Google Patents
酸化抑制およびコレステロール抑制組成物 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明の酸化抑制およびコレステロール抑制組成物は、茶を好気的醗酵した後に嫌気的醗酵したものの水系溶媒による抽出物を有効成分とするか、または茶を好気的醗酵した後に嫌気的醗酵したものの乾燥粉末若しくは当該乾燥粉末の溶液を有効成分とすることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
の(学名:C.sinensis var.assamica)があるが、何れを使用してもよい。但し、日本
で一般的な低木の茶を特に制限なく用いることができる。
抽出物原料である二段醗酵茶は、以下の通り製造した。先ず、茶葉を枝ごと採取し、蒸し桶に入れた上で踏む等して密に詰め、約2時間蒸煮した。その後室温まで放冷し、茶葉から枝を取り除いた。また、得られた蒸汁は別途保管した。蒸煮した茶葉をムシロの上に約50cmの高さで積み上げ、蒸汁を適量ふりかけ、足で踏んで適度な圧力をかけた上でムシロをのせ、そのまま7日間静置して好気的醗酵させた。7日間後、茶葉中の温度は約40℃となっており、茶葉表面には主に白カビが発生していた。次に適量ずつ桶に入れては蒸し汁を散布し、踏み固めることを繰り返して約30cm積層し、最後に木製の蓋をしてさらに重石し、30日間嫌気的醗酵させた。その後、茶葉を約3cm角に切断し、晴天の日を選んで2〜3日天日干しし、乾燥した。
熱水200mLへ得られた茶葉3gを入れ、5分間静置した。次いで吸引濾過して茶葉を除去し、濾液をサンプルとした。
前述した二段発酵茶の代わりに、市販の緑茶(森木翠香園製)、ウーロン茶、紅茶、およびプアール茶(それぞれ、小谷穀粉製)を用いたこと以外は、上記製造例1と同様にしてサンプルを調製した。
伏谷らの報告(伏谷秀治ら,薬学雑誌,144(6),388〜394頁(1994年))を参照して、各サンプルの抗酸化活性を測定した。具体的には、DPPH(1,1−ジフェニル−2−ピクリルヒドラジル)をメタノールに溶解して濃度100μMの溶液とした。別途、製造例1または比較製造例で調製したサンプルを精製水で1000倍に希釈した。DPPH溶液100μLとサンプル希釈液200μLを混合し、60秒後に電子スピン共鳴(ESR)測定を行なった。ESRスペクトルの測定機器としては、JEOL JEX−RE3X ESRスペクトロメーター(Power:8mW,Field:336.0±10mT,Sweep time:30秒,Modulation:9.45MHz,Time constant:0.1s,Receiver gain:4.0×100
)を用いた。得られたスペクトルにおいて、外部標準であるマンガンのシグナル高さと、DPPHラジカルの5本のピークシグナルのうち3本目の高さの比を用いて、DPPHラジカルの消去率を算出した。得られた結果を、平均値±標準誤差として図1に示し、また、tテストで検討した。図中、(1)は本発明抽出物、(2)は緑茶、(3)はウーロン茶、(4)は紅茶、(5)はプアール茶の結果である。また、「*」は、本発明抽出物に比べてp<0.05で有意であることを示す。
各サンプルのO2 -消去活性を、SOD Assay Kit−WST(Dojindo Molecular Technologies社製)により測定した。このキットは、キサンチンオキシダーゼにより生成したO2 -がWST−1と反応することによって、450nm付近に吸収極大を示すWST−1ホルマザンが生成することを利用して、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)様のO2 -消去活性を測定するものである。得られた結果を、平均値±標準誤差として図2に示し、また、tテストで検討した。図中、(1)は本発明抽出物、(2)は緑茶、(3)はウーロン茶、(4)は紅茶、(5)はプアール茶の結果である。また、「*」は本発明抽出物に比べてp<0.05で有意であることを示し、「**」は本発明抽出物に比べてp<0.01で有意であることを示す。
実験動物を用いて、各サンプルの成人病予防効果を調べた。10週齢のKbs:JW系雄性家兎(体重:2.0〜2.1kg)を、北山ラベス株式会社より購入した。購入後、室温(23±2℃)で7日間予備飼育した後、水道水投与群、本発明の抽出物投与群、緑茶投与群へ6匹ずつ分けて実験を行なった。具体的には、各家兎へ1%コレステロール含有飼料を1日75gずつ10週間投与し、高脂血症および動脈硬化症モデルとした。かかるコレステロール負荷と同時に、水道水、本発明の抽出物または緑茶を1日150mLずつ10週間投与した。なお、10週間を超えると実験動物に必要以上のダメージが表れて正確な測定ができなくなるおそれがあるため、測定値の取得は10週間までとした。
より生成する色素(チオバルビツール酸反応生成物)を蛍光測定することにより求めた。具体的には、各サンプル投与から10週目に採血した血液の血漿50μLに、8.1%SDS溶液0.1mLと酢酸緩衝液(pH3.5)0.75mLを加え、混合した。次にBHTの0.8%エタノール溶液25μL、1%TBA溶液0.75mLおよび精製水0.35mLを加え、混合した。5℃にて1時間静置後、95℃で1時間煮沸し、冷却した後に精製水0.5mLとn−BuOH3.0mLを加えて20秒間混合し、抽出した。この抽出液を3000rpmで10分間して得たn−BuOH層の蛍光強度(Ex:515nm,Em
:553nm)を測定した。TEPを標準液とする検量線により、血中の過酸化脂質量を算出
した。得られた結果を、平均値±標準誤差として図4に示し、また、tテストで検討した。図中、(1)は本発明抽出物、(2)は緑茶、(3)は水道水の結果である。また、「*」は本発明抽出物に比べてp<0.05で有意であることを示す。
Claims (6)
- 茶を好気的醗酵した後に嫌気的醗酵したものの水系溶媒による抽出物を有効成分とする酸化抑制およびコレステロール抑制組成物。
- 水系溶媒として熱水を用いた抽出物を有効成分とする請求項1に記載の酸化抑制およびコレステロール抑制組成物。
- 茶を好気的醗酵した後に嫌気的醗酵したものの乾燥粉末を有効成分とする酸化抑制およびコレステロール抑制組成物。
- 前記乾燥粉末の溶液を有効成分とする請求項3に記載の酸化抑制およびコレステロール抑制組成物。
- 請求項1〜4の何れかに記載の酸化抑制およびコレステロール抑制組成物を含有する飲食品。
- 請求項1〜4の何れかに記載の酸化抑制およびコレステロール抑制組成物を含有する生活習慣病抑制剤。
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JP2007009080A JP2007314508A (ja) | 2006-04-28 | 2007-01-18 | 酸化抑制およびコレステロール抑制組成物 |
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Citations (3)
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JPH09104633A (ja) * | 1995-10-05 | 1997-04-22 | San Field:Kk | 活性酸素消去剤及びこれを含有する組成物 |
JPH11127781A (ja) * | 1997-10-29 | 1999-05-18 | National Research Institute Of Vegetables Ornamental Plants And Tea | γ−アミノ酪酸含量の高い茶の製造法 |
JP2002171905A (ja) * | 2000-12-07 | 2002-06-18 | Yoshiki Katsurayama | 茶及び茶の製造方法 |
-
2007
- 2007-01-18 JP JP2007009080A patent/JP2007314508A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JP2002171905A (ja) * | 2000-12-07 | 2002-06-18 | Yoshiki Katsurayama | 茶及び茶の製造方法 |
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