JP2007313279A - 液体混注具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体内の空気を除去でき、かつ複数の分岐管のうちの任意の分岐管を連通させたり、遮断させたりすることのできる液体混注具を提供すること。
【解決手段】 液体混注具本体10と回転部20とで液体混注具Aを構成した。そして、液体混注具本体10を、円筒状のチャンバー部11と、チャンバー部11の上方に形成されチャンバー部11内に対して連通遮断が可能な流路を備えた合流分岐部12と、チャンバー部11の外周面の両側から外側に向って延びる下流分岐管13と上流分岐管14とで構成した。また、回転部20を、回転可能な状態でチャンバー部11内に設置され、チャンバー部11内で回転することにより、下流分岐管13とチャンバー部11との間および上流分岐管14とチャンバー部11との間を遮断したり、連通させたりする弁体21と、弁体21に連結されチャンバー部11の外部に延びる操作部25とで構成した。
【選択図】 図5

Description

本発明は、医療に用いられる複数の輸液チューブ等に連結される複数の分岐管を備え、各分岐管の連通、遮断を切り替えることのできる液体混注具に関する。
従来から、輸液チューブを用いて患者の体内に所定の生理食塩水や薬液等を供給することが行われている。このような場合に、輸液チューブの内部に空気が入り込み、その空気が生理食塩水や薬液等とともに、体内に入り込むことを防止するために、輸液チューブの間にタコ管を接続してそのタコ管内に空気を溜めるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このタコ管は、水平方向に延びる流路の水平部分の一部を中断して、その中断部分の上方にトリップ空間を設け、一方から延びてくる流路の端部を上方に屈曲させてトリップ空間の一端に連通させ、他方に向って延びる流路の端部を上方に屈曲させてトリップ空間の他端に連通させている。すなわち、流路の中にトリップ空間を備えた逆U字状の部分を形成することにより、そのトリップ空間に空気を溜めるようにし、体内に空気が入り込むことを防止するように構成している。
実開昭48−68997号公報
しかしながら、前述したタコ管は、1種類の生理食塩水や薬液等を体内に供給するための輸液チューブに用いられるもので、複数の生理食塩水や薬液等を体内に供給することはできない。このため、複数の輸液チューブ間を連通させたり遮断させたりすることにより、複数の生理食塩水や薬液等を患者に供給することができる液体混注具も開発されているが、このような液体混注具では、体内に空気が入り込むことを防止するための構造を形成し難い。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的は、液体内の空気を除去でき、かつ複数の分岐管のうちの任意の分岐管を連通させたり、遮断させたりすることのできる液体混注具を提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係る液体混注具の構成上の特徴は、中央部分が円筒状に形成されその中央部分の軸方向を上下に向けて配置されたチャンバー部と、チャンバー部の上方に形成されチャンバー部の内部に対して連通遮断が可能な流路を備えた分岐部と、チャンバー部の中央部分の外周面の両側から外側に向って延びチャンバー部の内部と連通する流路をそれぞれ備えた一対の分岐管とからなる液体混注具本体と、チャンバー部の軸周り方向に回転可能な状態でチャンバー部内に設置され、チャンバー部内で回転することにより、一対の分岐管とチャンバー部との間を遮断したり、一対の分岐管の少なくとも一方とチャンバー部内との間を分岐部を介して連通させたりする弁体と、弁体からチャンバー部の外部に延び、チャンバー部の外部側でチャンバー部の軸周り方向に回転可能になった操作部とからなる回転部とを備えたことにある。
前述したように構成した本発明の液体混注具は、チャンバー部の軸周り方向に回転可能な弁体と、弁体からチャンバー部の外部に延び、チャンバー部の外部側で回転可能になった操作部とからなる回転部を備えている。そして、操作部を回転操作することにより、弁体で、一対の分岐管とチャンバー部内との間をそれぞれ連通させたり遮断させたりすることができるように構成されている。すなわち、この弁体は、一対の分岐管とチャンバー部との間をそれぞれ遮断したり、一対の分岐管とチャンバー部との間をそれぞれ連通させたりできる他、一対の分岐管の一方とチャンバー部内との間を連通させることができる。
また、分岐部の流路をチャンバー部に連通させることにより、分岐部の流路と、一対の分岐管の一方または双方を連通させることができる。これによって、患者の体に1種類の薬液等を供給したり、2種類の薬液等を供給したりすることができる。また、一対の分岐管とチャンバー部内との間を連通させたときに形成される流路に薬液等を流すと、その薬液等は、チャンバー部の上方に形成された分岐部を通過するようになる。
すなわち、分岐部は、一方の分岐管からチャンバー部を介して他方の分岐管に連通する流路の上部に形成された空間部を備えている。このため、分岐部を介して連通する流路に薬液等を流すと、その薬液等は分岐部内の空気を流路の下流側に押し出すようにして流れていく。したがって、薬液等を患者の体内に供給する前に、流路内の空気を少量の薬液等とともに外部に排出して流路内を薬液等で満たしておくことができる。これによって、薬液等を体内に供給する際に、空気が体内に送り込まれることを防止できる。同様に、分岐部の流路をチャンバー部に連通させた場合も、分岐部やチャンバー部の内部の空気を、分岐部の流路から供給される薬液等で外部に押し出したのちに、薬液等を体内に供給することができる。
また、本発明に係る液体混注具の他の構成上の特徴は、チャンバー部を上端が開口し下端が閉塞された有底円筒状に形成するとともに、操作部をチャンバー部の上端開口部側に回転可能に取り付けられたキャップ状体で構成し、分岐部を操作部内に設けたことにある。
これによると、チャンバー部の底部を平面状に形成できるため、例えば、複数の液体混注具を板状の取付用部材の上面に取り付けて、各液体混注具にそれぞれ複数の輸液チューブを接続することができる。これによると、さらに多数の薬液等を同時に体内に供給することができる。また、液体混注具を取付用部材に取り付けることにより操作部の操作を片手でできるようになり操作が容易になる。さらに、操作部が液体混注具の上部に位置するため見え易くなり回転部の操作位置の確認がし易くなる。また、キャップ状体は、チャンバー部の上端開口部に直接取り付けてもよいし、弁体等の部材を介してチャンバー部の上端開口部に取り付けてもよい。さらに、キャップ状体には円筒状に近い形状も含むものとする。
また、本発明に係る液体混注具のさらに他の構成上の特徴は、チャンバー部を上下両端が開口した円筒状に形成し、操作部をチャンバー部の下端開口部からチャンバー部の外部に延ばすとともに、チャンバー部の上端開口部にキャップ状体を取り付け、キャップ状体の内部に分岐部を設けたことにある。また、この場合、操作部をチャンバー部の下端の開口部の周縁部における所定範囲の部分に沿って移動可能にし、開口部の周縁部における操作部の移動範囲から外れる部分を操作部の下端部よりも下方に延長することが好ましい。
これによると、液体混注具の上部に位置する分岐部をチャンバー部に対して固定した状態にできるため、分岐部側に形成される流路を安定させることができる。また、チャンバー部の下端開口部に延長部を設けることにより、この延長部を取付用部材部材に固定した状態で液体混注具を取付用部材に取り付けることができる。このため、操作部が液体混注具の取付用部材への取り付けの邪魔になることがなくなるとともに、液体混注具を取付用部材に取り付けたときの操作部の操作がし易くなる。
また、本発明に係る液体混注具のさらに他の構成上の特徴は、弁体に、弁体を所定の方向に向けてチャンバー部内に設置したときに、一対の分岐管とチャンバー部との間を閉塞する一対の閉塞部と、弁体を所定の方向から略90度回転させたときに、一対の分岐管とチャンバー部との間を連通させる一対の連通用凹部とを設け、さらに、一対の連通用凹部の回転方向に沿った幅をそれぞれ異なる長さ設定して、弁体を所定の方向から略90度よりも小さい所定角度回転させたときに、一対の分岐管のうちの一方だけがチャンバー部に連通するようにしたことにある。
この場合、例えば、円柱体における中心軸を挟んだ両側部分に、一対の分岐管とチャンバー部との間をそれぞれ連通させる幅方向の大きさの異なる一対の連通凹部を設けるとともに、円柱体の他の部分をそのまま残して一対の分岐管とチャンバー部との間をそれぞれ閉塞させる一対の閉塞部にして弁体を構成することができる。そして、一対の連通凹部は、分岐部を介して連通するようにする。また、その際の一対の連通凹部の大きさの違いを、大きな連通凹部が、一方の分岐管とチャンバー部との間を連通させた状態で移動できる範囲で、小さな連通凹部が、他方の分岐管とチャンバー部との間を連通させた状態から閉塞された状態になるまで移動するように構成する。これによると、簡単な構造で流路の切り替えを確実にすることができる。
また、本発明に係る液体混注具のさらに他の構成上の特徴は、弁体に、弁体を所定の方向に向けてチャンバー部内に設置したときに、一対の分岐管とチャンバー部との間を閉塞する一対の閉塞部と、弁体を所定の方向から略90度回転させたときに、一対の分岐管とチャンバー部との間を連通させる一対の連通用凹部とを設け、さらに、一対の連通用凹部の位置を弁体の外周面における弁体の中心軸と直交する仮想線と交差する部分からずらすことにより、弁体を所定の方向から略90度よりも小さい所定角度回転させたときに、一対の分岐管のうちの一方だけがチャンバー部に連通するようにしたことにある。
この場合、例えば、一対の連通用凹部における一対の分岐管の開口部と対向する部分を一対の分岐管の開口部よりも大きくするとともに、一対の連通用凹部の位置を弁体の外周面における弁体の中心軸を挟んだ両側部分からずらしておく。そして一対の連通用凹部の回転方向に沿った幅の長さは同じに設定しておき、一方の連通用凹部の前端側部分が一方の分岐管の開口部に対向して一方の連通用凹部が一方の分岐管に連通しているときに、他方の連通用凹部の前端側部分が他方の分岐管の開口部に対向して他方の連通用凹部が他方の分岐管に連通するようにする。
これによると、一方の連通用凹部の後端側部分が一方の分岐管の開口部に対向するように弁体を回転して一方の連通用凹部が一方の分岐管に連通した状態を維持しているときに、他方の連通用凹部は閉塞される。また、他方の連通用凹部の後端側部分が他方の分岐管の開口部に対向するように弁体を回転して他方の連通用凹部が他方の分岐管に連通した状態を維持しているときに、一方の連通用凹部は閉塞される。これによっても、簡単な構造で流路の切り替えを確実にすることができる。
また、一対の連通用凹部の回転方向に沿った幅の長さを異なる長さに設定しても、一対の連通用凹部の位置や、一対の分岐管の開口部との位置関係等を調節することにより、一対の連通用凹部の一方だけがチャンバー部に連通したり、双方が連通したり、さらに双方が遮断したりするようにできる。なお、この場合の一対の連通用凹部の位置を弁体の外周面における仮想線と交差する部分からずらすとは、一方の連通用凹部の円周方向に沿った中心を、弁体の中心軸と直交する仮想線上に位置させたときに、他方の連通用凹部の円周方向に沿った中心が、弁体の中心軸と直交する仮想線上に位置していない状態になることをいう。
また、本発明に係る液体混注具のさらに他の構成上の特徴は、チャンバー部の外周面に位置決め用突起を設けるとともに、操作部に位置決め用突起に係合することにより、弁体を所定の位置に静止させるストッパを設けたことにある。これによると、回転部を設定位置に確実に静止させることができ、弁体による流路の切替を正確に行える。
また、本発明に係る液体混注具のさらに他の構成上の特徴は、分岐部を、チャンバー部の上端の開口部側に取り付けられた略円筒状の分岐管と、分岐管の内部に設けられ、内部に管状挿入部材を通すことのできるゴム栓とで構成したことにある。これによると、簡単な方法で、チャンバー部の上方に形成された分岐部の流路を、チャンバー部内に対して連通させたり遮断させたりすることができる。また、この場合の管状挿入部材としては、コネクターの差込部、コネクターやシリンジの雄ルアー部、注射針や鈍針等の針等を用いることができる。また、管状挿入部材の先端部が先鋭に形成されていない場合には、ゴム栓に管状挿入部材を通すためのスリットを設けておくこともできる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る液体混注具を図面を用いて詳しく説明する。図1ないし図3は、同実施形態に係る液体混注具Aを示しており、この液体混注具Aは、液体混注具本体10と、回転部20とで構成されている。液体混注具本体10は、軸方向の長さが短い円筒状に形成されその軸方向を上下方向に向けて配置されたチャンバー部11と、チャンバー部11の上方に形成された合流分岐部12(図5参照)と、チャンバー部11の外周面における両側に180度の角度を保って同軸に沿って延びるように連結された一対の下流分岐管13および上流分岐管14とで構成されている。
チャンバー部11の本体部分は、下端が閉塞され、上端が開口した有底円筒状に形成され、その外周面に円周方向に間隔を保って把持用突部15a,15b,15c,15dが形成されている。把持用突部15a,15b,15c,15dは、それぞれチャンバー部11の外周面から四方に延びたのちに、それぞれの先端部が下流分岐管13と上流分岐管14との軸方向に直交する外部の方向に延びている。そして、図4および図5に示したように、チャンバー部11の軸方向の略中央における対向する部分に、二つの連通穴16a,16bが形成されている。
連通穴16aは把持用突部15a,15b間に設けられ、連通穴16bは把持用突部15c,15d間に設けられている。また、チャンバー部11における連通穴16aに対応する部分には、下流分岐管13が設けられており、連通穴16aを介してチャンバー部11の内部と下流分岐管13の内部に形成された流路13aとが連通している。また、チャンバー部11における連通穴16bに対応する部分には、上流分岐管14が設けられており、連通穴16bを介してチャンバー部11の内部と上流分岐管14の内部に形成された流路14aとが連通している。
下流分岐管13は、チャンバー部11と一体的に形成されており、チャンバー部11側に位置する基端部13bと、先端側に位置し基端部13bよりも細く形成された雄ルアー部13cとで構成されている。また、雄ルアー部13cは基端部13b側よりも先端側の方が徐々に細くなった先細り状に形成されている。そして、下流分岐管13の外周面における基端部13bと雄ルアー部13cとの境界部には、突部13dが円周に沿って形成されている。
また、上流分岐管14は、チャンバー部11と一体的に形成されており、内部に形成された流路14aの下流側部分(チャンバー部11側部分)は、連通穴16b側の直径が小さく、連通穴16bから離れるにしたがって直径が大きくなったテーパ状に形成されている。また、流路14aの上流側部分は、上流分岐管14の開口部に近づくほど徐々に直径が大きくなったテーパ状に形成されている。そして、上流分岐管14の開口部の外周には、連結用のねじ部14bが形成されている。また、チャンバー部11の外周面における把持用突部15a,15d間には、上下方向に延びる小さな位置決め用突起17a,17bが把持用突部15a,15d間を3等分するように間隔を保って形成されている。
同様に、チャンバー部11の外周面における把持用突部15b,15c間には、上下方向に延びる小さな位置決め用突起18a,18bが把持用突部15b,15c間を3等分するように間隔を保って形成されている。また、チャンバー部11の内周面における上端部には、凹部からなるリング状の被係合部11aが形成されており、この被係合部11aに回転部20が回転自在に取り付けられている。なお、合流分岐部12は、液体混注具本体10の一部を構成するものであるが、後述するように、回転部20に組み込まれている。
回転部20は、弁体21と、弁体21の上端部に連結された操作部25とで構成されている。そして、弁体21は、チャンバー部11内に設置されて、操作部25の操作によりチャンバー部11内で軸周り方向に回転可能になっている。この弁体21は、外形が略円柱状に形成されており、その円柱状の軸を挟んだ両側部分に上端から下部側の側面に延びる連通用凹部22,23を形成して構成されている。そして、連通用凹部22は、上部側を構成する上凹部22aと、上凹部22aの下部と弁体21の外周面との間を貫通する連通孔22bとで構成されている。
上凹部22aの周面は、弁体21の外周面側に位置する面が弁体21の外周面に沿った円弧状の曲面に形成され、弁体21の中心側に位置する面が平面視で上端部が弁体21の中心に近く、下部側にいくにしたがって弁体21の中心から遠ざかるテーパ状の平面に形成されている。そして、連通孔22bの円周方向に沿った幅は、連通穴16aの直径の3倍よりもやや大きい長さに設定され、連通孔22bの上下方向の長さは、連通穴16aの直径と略等しくなるように設定されている。
また、連通用凹部23は、上部側を構成する上凹部23aと、上凹部23aの下部と弁体21の外周面との間を貫通する連通孔23bとで構成されている。上凹部23aの周面は、弁体21の外周面側に位置する面が弁体21の外周面に沿った円弧状の曲面に形成され、弁体21の中心側に位置する面が平面視で上端部が弁体21の中心に近く、下部側にいくにしたがって弁体21の中心から遠ざかるテーパ状の平面に形成されている。そして、連通孔23bの直径は、連通穴16bの直径と略等しくなるように設定されている。
したがって、弁体21における連通用凹部22,23間には、両側面がテーパ状の平面に形成された縦壁部24aが直径方向に延びるように形成され、この縦壁部24aの両端側に弁体21の周側部21aの一部を構成する一対の閉塞部24b,24cが形成されている。すなわち、弁体21は、縦壁部24a、閉塞部24b,24c、周側部21aおよび平面状の底面部21bで構成されており、連通孔23bを連通穴16bに合わせると、上流分岐管14の流路14aとチャンバー部11の内部(チャンバー部11と弁体21との間の空間部)とが連通する。このとき、連通孔22bの幅方向の中央部に連通穴16aが位置するようになり、チャンバー部11の内部と下流分岐管13の流路13aとが連通する。
このため、上流分岐管14と下流分岐管13とがチャンバー部11を介して連通するようになり、上流分岐管14の流路14aに薬液等を注入すると、その薬液等は、一旦連通用凹部23内に溜まる。そして、その薬液等の液面が縦壁部24aの上端部を越えたときに、連通用凹部22側に流れ、連通孔22bから下流分岐管13の流路13aに流れていく。この際、縦壁部24aが薬液等の逆流を防止するとともに、薬液等をチャンバー部11内の上部側を通過させることにより、チャンバー部11内に空気が滞留することを防止する。
また、図6に示したように、弁体21を平面視で図4の状態から反時計周り方向に所定角度回転させて、連通孔22bと連通穴16aとの連通状態を維持させたまま連通孔22bの幅方向の一方の端部を連通穴16aの一方の端部に位置決めすると、連通穴16bは、閉塞部24cによって閉塞される。このため、チャンバー部11と下流分岐管13とは連通し、上流分岐管14とチャンバー部11との間は閉塞される。同様に、図7に示したように、弁体21を平面視で図4の状態から時計周り方向に所定角度回転させて、連通孔22bと連通穴16aとの連通状態を維持させたまま連通孔22bの幅方向の他方の端部を連通穴16aの他方の端部に位置決めすると、連通穴16bは、閉塞部24bによって閉塞される。
このため、チャンバー部11と下流分岐管13とは連通し、上流分岐管14とチャンバー部11との間は閉塞される。また、図示していないが、図6の状態から弁体21をさらに反時計周り方向に回転させたり、図7の状態から弁体21をさらに時計周り方向に回転させたりすることにより、閉塞部24b,24cで連通穴16a,16bを閉塞することができる。これによって、上流分岐管14とチャンバー部11との間およびチャンバー部11と下流分岐管13との間の双方を閉塞することができる。
また、弁体21の上端部側には、チャンバー部11の被係合部11aに対して回転可能な状態で係合する係合部21cが円周に沿って形成されており、弁体21は係合部21cを被係合部11aに係合させた状態で、チャンバー部11に対して回転可能になっている。そして、弁体21の上端周縁部は、外側に向って突出した係合部21dに形成され、その内部側が係合凹部になり、外部側が係合突部になっている。
また、操作部25は、弁体21の上端外周に取り付けられ、弁体21とともにチャンバー部11に対して回転可能になっている。この操作部25は、弁体21と別体からなる部材で構成されており、弁体21側の直径が大きく上方に行くほど直径が小さくなった先細り状の円筒体(キャップ状体)で構成されている。また、この操作部25は、平面視による形状が楕円形に形成されている。そして、操作部25の内周面下端には、被係合部25aが形成されており、この被係合部25aを弁体21の係合部21cにおける外部側の係合突部に係合させることにより、操作部25は弁体21に連結されている。
また、操作部25の下端周縁部における楕円の短軸に沿った両端に位置する部分から下方に向けて一対の細板状のストッパ26a,26bが延びている。ストッパ26aは、把持用突部15a,15d間をチャンバー部11の外周面に沿って移動し、把持用突部15aと位置決め用突起17aとの間、位置決め用突起17a,17b間および位置決め用突起17bと把持用突部15dとの間でそれぞれ静止できるように構成されている。また、ストッパ26bは、ストッパ26aの移動や静止とともに、把持用突部15b,15c間をチャンバー部11の外周面に沿って移動し、把持用突部15bと位置決め用突起18aとの間、位置決め用突起18a,18b間および位置決め用突起18bと把持用突部15cとの間でそれぞれ静止する。
そして、ストッパ26aの表面における下端中央から操作部25の表面上部側にかけて突条27aが形成され、ストッパ26bの表面における下端中央から操作部25の表面上部側にかけて突条27bが形成されている。この突条27a,27bによって、図8および図9に示したように、操作部25を回転操作したときの位置を上方から確認することができる。また、ストッパ26a,26bと突条27a,27bとによって、液体混注具Aを側方から見たときの操作部25の軸周り方向の位置を確認することができる。
また、平面視による突条27a,27bの位置は、弁体21の縦壁部24aの幅方向の中心を通る長手方向に沿った位置と重なるように設定されている。したがって、突条27a,27bの位置から、弁体21の軸周り方向の位置も確認できる。図6は、突条27a,27bの位置が図8のようになった場合の液体混注具本体10内の弁体21を示しており、図7は、突条27a,27bの位置が図9のようになった場合の液体混注具本体10内の弁体21を示している。また、図4は、突条27a,27bの位置が図1のようになった場合の液体混注具本体10内の弁体21を示している。そして、操作部25の上部は円筒状に形成され、その周面にねじ25bが形成されている。また、操作部25の上端面中央には開口25cが形成されている。
合流分岐部12は、操作部25の内部側に取り付けられた略円筒状の合流分岐管28と、合流分岐管28の上端開口部に取り付けられた天然ゴムまたは合成ゴムからなるゴム栓29とで構成されている。合流分岐管28は、下部側の直径が大きく上方にいくほど徐々に直径が小さくなった長さの短い円筒体で構成されており、下端周縁部を弁体21の係合部21dにおける内部側の係合凹部に係合させて弁体21に固定されている。また、合流分岐管28の上部側部分の外径は、操作部25の上部側部分の内径よりもやや小さく設定されている。
ゴム栓29は、肉厚円板状の栓本体29aと、栓本体29aの上端両側から延びる略帯状の固定片29b,29cとで構成されている。そして、栓本体29aを合流分岐管28の上端開口から合流分岐管28内に押し込み、固定片29b,29cを合流分岐管28の外周面に沿わせた状態で、操作部25を合流分岐管28の外側に固定することにより、ゴム栓29は固定されている。すなわち、操作部25は、固定片29b,29cを合流分岐管28側に押圧して固定するとともに、栓本体29aの上面における周縁部を合流分岐管28側に押圧して抜け止めしている。
また、このゴム栓29には、合流分岐管28の内部側と合流分岐管28の外部側との間を貫通し、合流分岐部12の流路を形成するためのスリット29dが設けられている。このスリット29dは、合流分岐部12の流路を使用しない時には、ゴム栓29の弾性によって閉塞された状態になる。また、合流分岐部12の流路を使用する時には、ゴム栓29のスリット29dに、コネクター(図示せず)を差し込むことにより流路を形成することができる。このコネクターは、内部に流路が形成された雄ルアー部を備えており、雄ルアー部をゴム栓29のスリット29d内に差し込むことによりコネクターと合流分岐管28の内部とが連通する。また、その際、雄ルアー部とスリット29dの周面との間は、ゴム栓29の弾性によって密着状態になる。
この構成において、所定の薬液を患者(図示せず)の体内に供給する場合には、下流分岐管13に、患者に穿刺して留置するための留置針が接続された輸液チューブ(図示せず)の後端部を接続する。また、上流分岐管14には、患者に供給する薬液を収容する容器等から延びる輸液チューブの先端部に設けられた雄ルアー部を接続する。そして、留置針を患者の体に穿刺して留置した状態で、操作部25を操作して容器等の薬液を患者に向けて送り出すことにより患者への薬液の供給が行われる。また、容器等から供給される薬液に加えて、他の薬液等を患者に供給する場合には、コネクターに接続された輸液チューブを介して、他の薬液等を合流分岐部12からチャンバー部11内に注入する。
すなわち、合流分岐部12にコネクターを取り付けた状態で、操作部25を操作して、図8または図9の状態にすると、コネクターと下流分岐管13とがチャンバー部11内の連通用凹部22を介して連通する。このとき、弁体21の閉塞部24cまたは閉塞部24bが連通穴16bを閉塞するため、上流分岐管14は、チャンバー部11内に対して遮断される。また、その状態は、突条27a,27bの位置によって確認できるため誤操作を防止できる。さらに、ストッパ26aが、把持用突部15aと位置決め用突起17aとの間または位置決め用突起17bと把持用突部15dとの間に静止するとともに、ストッパ26bが、位置決め用突起18bと把持用突部15cとの間または把持用突部15bと位置決め用突起18aとの間に静止する。このため、回転部20は、設定位置に確実に固定される。
また、操作部25を操作して、図1および図2の状態にすると、コネクター、下流分岐管13および上流分岐管14がそれぞれチャンバー部11を介して連通する。このとき、図4に示したように、ストッパ26aは、位置決め用突起17a,17b間に静止し、ストッパ26bは、位置決め用突起18a,18b間に静止する。このため、回転部20は、設定位置に確実に固定される。また、留置針を患者の体に穿刺して留置する前に、予め少量の薬液を留置針の先端から排出しておく。これによって、薬液とともに流路内の空気を外部に排出することができる。また、液体混注具Aを板状の取付部材等に取り付けて使用することもできる。
このように、本実施形態に係る液体混注具Aは、チャンバー部11内で軸周り方向に回転可能になった弁体21と、弁体21に連結されチャンバー部11の上部に位置する操作部25を備えている。そして、操作部25を、図1の状態から図8または図9の状態のいずれかの任意の方向に回転操作することにより、弁体21で、下流分岐管13および上流分岐管14とチャンバー部11との間をそれぞれ連通させたり遮断させたりすることができるように構成されている。したがって、下流分岐管13および上流分岐管14とチャンバー部11との間の開閉操作が便利になるとともに、左右のどちらの手で操作しても操作が容易になる。また、合流分岐部12のゴム栓29にコネクターを差し込むことにより、コネクターと下流分岐管13および上流分岐管14またはコネクターと下流分岐管13を連通させることができる。これによって、患者の体に1種類または2種類の薬液等を供給することができる。
また、上流分岐管14から下流分岐管13に向けて薬液等を流す場合には、その薬液等は、連通用凹部23内に溜まったのちに、縦壁部24aの上端部を越えて、連通用凹部22側に流れ、連通孔22bから下流分岐管13の流路13aに流れていく。この際、縦壁部24aが薬液等の逆流を防止するとともに、薬液等をチャンバー部11内の上部側を通過させることにより、チャンバー部11内に空気が滞留することを防止する。このため、患者の体内には適正な薬液等が供給される。
また、チャンバー部11の底部が平面状に形成されているため、複数の液体混注具Aを板状の取付用部材の上面に取り付けて、各液体混注具Aにそれぞれ複数の輸液チューブを接続することができる。これによると、さらに多数の薬液等を同時に体内に供給することができる。また、液体混注具Aを取付用部材に取り付けると、操作部25の操作を片手でできるようになり操作が容易になる。さらに、操作部25が液体混注具Aの上部に位置するため見え易くなり弁体21の操作位置の確認がし易くなる。
また、チャンバー部11の外周面に位置決め用突起17a等を設けるとともに、操作部25にストッパ26a,26bを設けたため、回転部20を設定位置に確実に静止させることができ、弁体21による流路の切替を正確に行える。さらに、回転部20が不用意に移動して流路が変更されることも防止される。また、ストッパ26a,26bにそれぞれ対応する突条27a,27bを設けたため、操作者が、連通させたり遮断させたりする流路を間違えて操作することがなくなる。さらに、合流分岐部を、合流分岐管28と、スリット29dを備えたゴム栓29とで構成したため、簡単な方法で、チャンバー部11の上方に形成された合流分岐部12の流路を、チャンバー部11内に対して連通させたり遮断させたりすることができる。
(第2実施形態)
図10ないし図12は、本発明の第2実施形態に係る液体混注具Bを示している。この液体混注具Bは、液体混注具本体30と、回転部40とで構成されており、液体混注具本体30に含まれるチャンバー部31は、図13に示したように、上端および下端が開口した円筒状に形成されている。そして、チャンバー部31の上端部外周には突部からなるリング状の被係合部31aが形成され、チャンバー部31の内周面における被係合部31aよりもやや下方に位置する部分には、内側に向って突出したリング状の突部32が形成されている。
さらに、チャンバー部31の内周面における突部32の下方には、突部からなるリング状の被係合部31bが形成されており、この被係合部31bに回転部40が回転自在に取り付けられている。また、チャンバー部31の本体部分の外周面には円周方向に間隔を保って把持用突部35a,35b,35c,35dが形成されている。この把持用突部35a,35b,35c,35dは、チャンバー部31の本体部分の下端部よりも下方に延びており、その分、前述した把持用突部15a,15b,15c,15dよりも上下方向に長くなっている。また、チャンバー部31における把持用突部15a,15b間の部分と、把持用突部15c,15d間の部分の下端部は把持用突部15a,15b,15c,15dの下端部と同じ位置まで延長されている。
回転部40は、弁体41と、弁体41の下端部に連結された一対の操作部45(一方の操作部45しか図示せず)とで構成されている。そして、弁体41の外周面における上端部側には、チャンバー部31の被係合部31bに対して回転可能な状態で係合する凹部からなる係合部41aが円周に沿って形成されており、弁体41は係合部41aを被係合部31bに係合させた状態で、チャンバー部31に対して回転可能になっている。また、弁体41の上端部は、チャンバー部31における突部32の下面に液密的に接触している。
また、操作部45は、それぞれ弁体41の底面部41bの周縁部における両側部分からチャンバー部31の外周面に沿って上方に延びる細板状体で構成されている。そして、一対の操作部45の表面における幅方向の中央に、それぞれ上下に延びる突条47a,47bが形成されている。すなわち、操作部45は、弁体41を回転操作するために用いられる他、前述したストッパ26a,26bと同様、回転部40の回転角度を規制するためのストッパとしても用いられる。
また、チャンバー部31の上端外周面には、前述した操作部25と略同形のキャップ状体42が固定されている。このキャップ状体42の内周面下端には、被係合部31aと係合可能な凹部からなる係合部42aが形成されており、キャップ状体42は、係合部42aを被係合部31aに係合させることによりチャンバー部31に固定されている。また、合流分岐管48は、下端部をチャンバー部31の突部32の上面とチャンバー部31の内周面に係合させた状態でチャンバー部31に取り付けられている。この液体混注具Bのそれ以外の部分の構成については、前述した液体混注具Aと同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
この構成において、所定の薬液を患者の体内に供給する場合には、前述した第1実施形態と同様、下流分岐管13に、留置針に接続された輸液チューブを接続するとともに、上流分岐管14に、薬液を収容する容器等から延びる輸液チューブを接続する。そして、留置針を患者の体に穿刺して留置した状態で、操作部45を操作して容器等の薬液を患者に向けて送り出すことにより患者への薬液の供給を行う。この場合、両操作部45を手で両側から挟むようにして持って操作を行う。また、容器等から供給される薬液に加えて、他の薬液等を患者に供給する場合には、コネクターに接続された輸液チューブを介して、他の薬液を合流分岐部12からチャンバー部31内に注入する。
この場合、合流分岐部12にコネクターを取り付けた状態で、操作部45を操作して、図14または図15の状態にすると、コネクターと下流分岐管13とがチャンバー部31内の連通用凹部22を介して連通する。なお、操作部45を操作して図14の状態にした場合の液体混注具Bの横断面は図6と同一になり、操作部45を操作して図15の状態にした場合の液体混注具Bの横断面は図7と同一になる。また、操作部45を操作して、図10および図11の状態にすると、コネクター、下流分岐管13および上流分岐管14がそれぞれチャンバー部31を介して連通する。
このように、液体混注具Bでは、上部に位置する合流分岐部12をチャンバー部31に対して固定したため、合流分岐部12内に形成される流路を安定させることができる。また、把持用突部35a,35b,35c,35dの下端部およびチャンバー部31の下端部の一部を、チャンバー部31の本体部分の下端部よりも下方に延ばしたため、この把持用突部35a等を取付用部材部材に固定した状態で液体混注具Bを取付用部材に取り付けることができる。このため、操作部45が液体混注具Bの取付用部材への取り付けの邪魔になることがなくなるとともに、液体混注具Bを取付用部材に取り付けたときの操作部45の操作がし易くなる。この液体混注具Bのそれ以外の作用効果については、前述した液体混注具Aと同様である。
(第3実施形態)
図16ないし図18は、本発明の第3実施形態に係る液体混注具Cを示しており、この液体混注具Cの長手方向に沿った縦断面形状は図13と同一形状になっている。この液体混注具Cでは、弁体51が、略円柱状に形成された部材の中心軸を挟んだ両側部分にそれぞれ連通用凹部52,53を形成して構成されている。そして、連通用凹部52,53の円周方向に沿った幅の長さは略等しく設定され、弁体51における連通用凹部52,53が形成されている位置は、弁体51の外周面における弁体51の中心軸を挟んだ両側部分からずれた位置になっている。
すなわち、連通用凹部52は、連通用凹部22と同様、上部側を構成する上凹部52aと、上凹部52aの下部と弁体51の外周面との間を貫通する連通孔52bとで構成されている。そして、連通孔52bの円周方向に沿った幅の長さは、連通穴56aの直径の略2倍に設定され、連通孔52bの上下方向の長さは、連通穴56aの直径と略等しく設定されている。また、連通用凹部53は、連通用凹部23と同様、上部側を構成する上凹部53aと、上凹部53aの下部と弁体51の外周面との間を貫通する連通孔53bとで構成されている。そして、連通孔53bの円周方向に沿った幅の長さは、連通穴56bの直径の略2倍に設定され、連通孔53bの上下方向の長さは、連通穴56bの直径と略等しく設定されている。
また、連通用凹部52の平面視による横断面形状は、縦壁部54a側から外周側にいくにしたがって時計周り方向に捻れるようにして延びる略四角形に形成され、連通用凹部53の平面視による横断面形状は、縦壁部54a側から外周側にいくにしたがって反時計周り方向に捻れるようにして延びる略四角形に形成されている。そして、図16に示したように、連通用凹部52の前部側部分(図16における下側部分)を連通穴56aに対向させたときに、連通用凹部53の前部側部分が連通穴56bに対向するようにしている。このため、例えば、連通用凹部52の外周側部分の円周方向に沿った中心を、弁体51の中心軸と直交する仮想線a上に位置させたときに、連通用凹部53の外周側部分の円周方向に沿った中心の位置は、仮想線a上から離れた位置になる。
そして、図16の状態から弁体51を反時計回りに回転して図17の状態にすると、連通用凹部52の後部側部分が連通穴56aに対向した状態を維持するが、連通用凹部53は閉塞される。また、図16の状態から弁体51を時計回りに回転して図18の状態にすると、連通用凹部53の後端側部分が連通穴56bに対向するが、連通用凹部52は閉塞される。これによると、連通用凹部52と連通穴56aとの間および連通用凹部53と連通穴56bとの間をすべて連通させたり、遮断させたりできる他、連通用凹部52と連通穴56aとの間および連通用凹部53と連通穴56bとの間の一方だけを連通させることができる。この液体混注具Cのそれ以外の部分の構成については、前述した液体混注具Bと同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
この構成において、所定の薬液を患者の体内に供給する場合には、前述した第2実施形態と同様の処理が行われる。そして、合流分岐部12に輸液チューブに接続されたコネクターを取り付けて、上流分岐管14から供給される薬液に他の薬液を混合する場合には、コネクター側から供給される他の薬液を一旦上流分岐管14側に送って、上流分岐管14側で適正な濃度に調節したのちに、下流分岐管13側に流すことができる。この場合、まず、弁体51を回転させて、図18に示したように、連通用凹部53を介して、チャンバー部31と上流分岐管14が連通し、連通用凹部52と下流分岐管13との間が遮断された状態にする。
つぎに、コネクタ側から上部分岐部12および連通用凹部53を介して上流分岐管14側に薬液を供給し、その薬液を上流分岐管14に接続された容器等から上流分岐管14に供給される薬液と混合させる。ついで、弁体51を回転させて図16に示したように、連通用凹部53を介して、チャンバー部31と上流分岐管14が連通するとともに、連通用凹部52を介して、チャンバー部31と下流分岐管13とが連通するようにする。
その状態で、上流分岐管14に接続された容器等から上流分岐管14に薬液を供給することにより、上流分岐管14内またはその近傍部分で混合された2種類の薬液は、互いに攪拌されながら下流分岐管13側に流れて患者の体内に供給される。また、この液体混注具Cを用いた場合にも、上流分岐管14に接続された容器等だけから下流分岐管13側に薬液を供給したり、コネクタ側だけから下流分岐管13側に薬液を供給したりすることができる。
このように、この液体混注具Cによると、コネクタ側から供給される薬液を、一旦上流分岐管14側に送って、上流分岐管14に接続された容器等から供給される薬液と混合したのちに、患者の体内に供給することができる。このため、2種類の薬液が混合されたのちに、患者の体内に供給されるまでの流路が長くなり、その間に2種類の薬液は十分に攪拌されて均一な状態になる。この結果、2種類の薬液は良好な状態に混合されて患者の体に供給されるようになる。この液体混注具Cのそれ以外の作用効果については、前述した液体混注具Bと同様である。
また、本発明に係る液体混注具は、前述した各実施形態に限定するものでなく、適宜変更実施が可能である。例えば、前述した各実施形態では、ゴム栓29にスリット29dを設けて、スリット29dに雄ルアー部を差し込むことにより、コネクタを合流分岐部12に取り付けるようにしているが、コネクタに代えてシリンジの雄ルアー部や注射針をゴム栓29に差し込むこともできる。注射針を差し込む場合には、ゴム栓29に、スリット29dを設ける必要はなくなる。
また、チャンバー部11等の外周面における下流分岐管13および上流分岐管14の近傍に窓部を設けるとともに、弁体21等の外周面に、チャンバー部11等と下流分岐管13およびチャンバー部11等と上流分岐管14とのそれぞれの連通、遮断の状態を示す表示を施して、その表示が窓部から見えるようにすることもできる。これによると、回転部の操作位置の確実な確認ができる。この場合の表示としては、例えば、「開」や「閉」の文字を用いることができる。さらに、液体混注具を構成するそれ以外の部分の形状や材料等についても適宜変更して実施することができる。
本発明の第1実施形態に係る液体混注具の平面図である。 第1実施形態に係る液体混注具の側面図である。 第1実施形態に係る液体混注具の正面図である。 図2の4−4断面図である。 図1の5−5断面図である。 弁体を反時計周り方向に回転した状態の液体混注具を示した断面図である。 弁体を時計周り方向に回転した状態の液体混注具を示した断面図である。 操作部を反時計周り方向に回転した状態の液体混注具を示した平面図である。 操作部を時計周り方向に回転した状態の液体混注具を示した平面図である。 本発明の第2実施形態に係る液体混注具の平面図である。 第2実施形態に係る液体混注具の側面図である。 第2実施形態に係る液体混注具の正面図である。 図10の13−13断面図である。 操作部を反時計周り方向に回転した状態の液体混注具を示した平面図である。 操作部を時計周り方向に回転した状態の液体混注具を示した平面図である。 第3実施形態に係る液体混注具の断面図である。 図16の状態から弁体を反時計周り方向に回転した状態の液体混注具を示した断面図である。 図16の状態から弁体を時計周り方向に回転した状態の液体混注具を示した断面図である。
符号の説明
10,30…液体混注具本体、11,31…チャンバー部、12…合流分岐部、13…下流分岐管、13a,14a…流路、14…上流分岐管、16a,16b…連通穴、17a,17b,18a,18b…位置決め用突起、20,40…回転部、21,41,51…弁体、22,23,52,53…連通用凹部、24b,24c…閉塞部、25,45…操作部、26a,26b…ストッパ、28,48…合流分岐管、29…ゴム栓、35a,35b,35c,35d…把持用突部、A,B,C…液体混注具。

Claims (8)

  1. 中央部分が円筒状に形成されその中央部分の軸方向を上下に向けて配置されたチャンバー部と、前記チャンバー部の上方に形成され前記チャンバー部の内部に対して連通遮断が可能な流路を備えた分岐部と、前記チャンバー部の中央部分の外周面の両側から外側に向って延び前記チャンバー部の内部と連通する流路をそれぞれ備えた一対の分岐管とからなる液体混注具本体と、
    前記チャンバー部の軸周り方向に回転可能な状態で前記チャンバー部内に設置され、前記チャンバー部内で回転することにより、前記一対の分岐管と前記チャンバー部との間を遮断したり、前記一対の分岐管の少なくとも一方と前記チャンバー部内との間を前記分岐部を介して連通させたりする弁体と、前記弁体から前記チャンバー部の外部に延び、前記チャンバー部の外部側で前記チャンバー部の軸周り方向に回転可能になった操作部とからなる回転部とを備えたことを特徴とする液体混注具。
  2. 前記チャンバー部を上端が開口し下端が閉塞された有底円筒状に形成するとともに、前記操作部を前記チャンバー部の上端開口部側に回転可能に取り付けられたキャップ状体で構成し、前記分岐部を前記操作部内に設けた請求項1に記載の液体混注具。
  3. 前記チャンバー部を上下両端が開口した円筒状に形成し、前記操作部を前記チャンバー部の下端開口部から前記チャンバー部の外部に延ばすとともに、前記チャンバー部の上端開口部にキャップ状体を取り付け、前記キャップ状体の内部に前記分岐部を設けた請求項1に記載の液体混注具。
  4. 前記操作部を前記チャンバー部の下端の開口部の周縁部における所定範囲の部分に沿って移動可能にし、前記開口部の周縁部における前記操作部の移動範囲から外れる部分を前記操作部の下端部よりも下方に延長した請求項3に記載の液体混注具。
  5. 前記弁体に、前記弁体を所定の方向に向けて前記チャンバー部内に設置したときに、前記一対の分岐管と前記チャンバー部との間を閉塞する一対の閉塞部と、前記弁体を前記所定の方向から略90度回転させたときに、前記一対の分岐管と前記チャンバー部との間を連通させる一対の連通用凹部とを設け、さらに、前記一対の連通用凹部の回転方向に沿った幅をそれぞれ異なる長さ設定して、前記弁体を前記所定の方向から略90度よりも小さい所定角度回転させたときに、前記一対の分岐管のうちの一方だけが前記チャンバー部に連通するようにした請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載の液体混注具。
  6. 前記弁体に、前記弁体を所定の方向に向けて前記チャンバー部内に設置したときに、前記一対の分岐管と前記チャンバー部との間を閉塞する一対の閉塞部と、前記弁体を前記所定の方向から略90度回転させたときに、前記一対の分岐管と前記チャンバー部との間を連通させる一対の連通用凹部とを設け、さらに、前記一対の連通用凹部の位置を前記弁体の外周面における前記弁体の中心軸と直交する仮想線と交差する部分からずらすことにより、前記弁体を前記所定の方向から略90度よりも小さい所定角度回転させたときに、前記一対の分岐管のうちの一方だけが前記チャンバー部に連通するようにした請求項1ないし5のうちのいずれか一つに記載の液体混注具。
  7. 前記チャンバー部の外周面に位置決め用突起を設けるとともに、前記操作部に前記位置決め用突起に係合することにより、前記弁体を所定の位置に静止させるストッパを設けた請求項1ないし6のうちのいずれか一つに記載の液体混注具。
  8. 前記分岐部を、前記チャンバー部の上端の開口部側に取り付けられた略円筒状の分岐管と、前記分岐管の内部に設けられ、内部に管状挿入部材を通すことのできるゴム栓とで構成した請求項1ないし7のうちのいずれか一つに記載の液体混注具。
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