JP4812467B2 - 液体混注具 - Google Patents

液体混注具 Download PDF

Info

Publication number
JP4812467B2
JP4812467B2 JP2006058262A JP2006058262A JP4812467B2 JP 4812467 B2 JP4812467 B2 JP 4812467B2 JP 2006058262 A JP2006058262 A JP 2006058262A JP 2006058262 A JP2006058262 A JP 2006058262A JP 4812467 B2 JP4812467 B2 JP 4812467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
liquid
branch pipe
axial direction
chamber portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006058262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007229392A (ja
Inventor
一郎 木谷
重彰 船村
Original Assignee
日本シャーウッド株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本シャーウッド株式会社 filed Critical 日本シャーウッド株式会社
Priority to JP2006058262A priority Critical patent/JP4812467B2/ja
Priority to AT07002925T priority patent/ATE421354T1/de
Priority to EP07002925A priority patent/EP1829579B1/en
Priority to ES07002925T priority patent/ES2320811T3/es
Priority to DE602007000495T priority patent/DE602007000495D1/de
Priority to IL181379A priority patent/IL181379A0/en
Priority to AU2007200839A priority patent/AU2007200839B2/en
Priority to TW096106745A priority patent/TWI311062B/zh
Priority to NZ553477A priority patent/NZ553477A/en
Priority to CA2579988A priority patent/CA2579988C/en
Priority to US11/680,349 priority patent/US20070232989A1/en
Priority to MX2007002538A priority patent/MX2007002538A/es
Priority to SG200701541-5A priority patent/SG135165A1/en
Priority to CNB2007100844378A priority patent/CN100542618C/zh
Priority to KR1020070020685A priority patent/KR100880788B1/ko
Priority to BRPI0700636-5A priority patent/BRPI0700636A/pt
Priority to ARP070100907A priority patent/AR059745A1/es
Publication of JP2007229392A publication Critical patent/JP2007229392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4812467B2 publication Critical patent/JP4812467B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/22Valves or arrangement of valves
    • A61M39/223Multiway valves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/10Tube connectors; Tube couplings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/58Means for facilitating use, e.g. by people with impaired vision
    • A61M2205/583Means for facilitating use, e.g. by people with impaired vision by visual feedback
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/04Access sites having pierceable self-sealing members
    • A61M39/045Access sites having pierceable self-sealing members pre-slit to be pierced by blunt instrument
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/1407Infusion of two or more substances
    • A61M5/1408Infusion of two or more substances in parallel, e.g. manifolds, sequencing valves

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

本発明は、医療に用いられる複数の輸液チューブ等に連結される複数の分岐管を備え、各分岐管の連通、遮断を切り替えることのできる液体混注具に関する。
従来から、複数の輸液チューブを用いて患者の体内に所定の生理食塩水や薬液等を供給することが行われており、このような場合に、液体混注具を用いて、各輸液チューブ間を連通させたり遮断させたりする操作が行われている。このような液体混注具の中に、3個の分岐管を備えたものがある。この液体混注具は、3個の分岐管に連通するチャンバー部と、操作部の操作によりチャンバー部内で回転する弁体とを備えており、操作部を操作して弁体を回転させることにより、任意の分岐管を連通させたり、遮断させたりすることができるように構成されている。
しかしながら、前述した液体混注具では、操作部がチャンバー部の周面から突出した状態で設けられており、この操作部に、分岐管に接続されるチューブ部材等が絡んだり、患者の体が接触して操作部が回転したりすることがある。このため、チャンバー部を円筒状に形成して、操作部をチャンバー部の軸方向に移動させて所定の分岐管とチャンバー部との間を連通させたり遮断させたりすることにより、操作部をチャンバー部の周面から突出させることなく、分岐管の流路を切り替えることのできる液体混注具が開発されている(例えば、特許文献1参照)。この液体混注具は、略円筒状のチャンバー部の周面を挟んで二つの分岐管が設けられ、チャンバー部内で弁体を軸周り方向に回転させることにより二つの分岐管の間を開閉できるように構成されている。
特開昭62―172962号公報
しかしながら、この液体混注具は、二つの分岐管しか備えてなく、単に、二つの分岐管の間を連通させたり遮断させたりするだけのものである。したがって、この液体混注具では、医療に用いられる複数の輸液チューブ等を連結して、各輸液チューブの連通、遮断を切り替えることはできない。また、二つの分岐管の間を連通させたり遮断させたりするためには、弁体を回転操作しなければならず、操作がし難くなるという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的は、操作部が突出して邪魔になることなく複数の分岐管のうちの任意の分岐管を連通させたり、遮断させたりすることのできる液体混注具を提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係る液体混注具の構成上の特徴は、筒状に形成されたチャンバー部と、チャンバー部の軸方向に沿った一方に形成されチャンバー部の内部に対して連通遮断が可能な流路を備えた分岐管と、チャンバー部の外周面の両側から外側に向って延びチャンバー部の内部と連通する流路をそれぞれ備えた一対の分岐管とからなる液体混注具本体と、チャンバー部内に形成され、一対の分岐管のうちの上流側の分岐管からチャンバー部内に流れる液体をチャンバー部の軸方向に沿った一方側を通過させる壁部と、チャンバー部の軸方向に移動可能な状態でチャンバー部の軸方向に沿った他方に設置され、チャンバー部の内部側に位置したときとチャンバー部の外部側に位置したときとで、一対の分岐管の一方とチャンバー部内との間を連通した状態と遮断した状態とに切り替える弁体を有する操作部とを備えたことにある。
前述したように構成した本発明の液体混注具は、チャンバー部の軸方向に沿って移動可能な弁体を有する操作部を備えており、操作部を操作することにより、弁体で、一対の分岐管の一方とチャンバー部内との間を連通させたり遮断させたりすることができる。また、チャンバー部の軸方向に沿った一方に形成された分岐管は、チャンバー部の内部に対して連通遮断が可能な流路を備えている。したがって、操作部を操作することにより、一対の分岐管をチャンバー部を介して連通させるとともに、チャンバー部の一方の分岐管の流路をチャンバー部に連通させることにより、3個の分岐管をすべてチャンバー部を介して連通させることができる。
これによって、患者の体に二種類の薬液等を供給することができる。また、その状態でチャンバー部の一方の分岐管の流路をチャンバー部に対して遮断させることにより、一対の分岐管だけを連通させることができる。さらに、チャンバー部の一方の分岐管の流路をチャンバー部に連通させた状態で、一対の分岐管の一方とチャンバー部内との間を遮断することにより、チャンバー部の一方の分岐管と一対の分岐管の他方とを連通させることができる。この場合、弁体がチャンバー部の軸方向に沿った内部側に位置したときに、一対の分岐管のどうしが連通するようにしてもよいし、弁体がチャンバー部の軸方向に沿った外部側に位置したときに一対の分岐管のどうしが連通するようにしてもよい。
そして、この液体混注具によると、一対の分岐管の連通遮断の切り替え操作が、操作部を、チャンバー部の軸方向に沿って移動させるだけで済むため、簡単であるとともに視覚的に操作部の位置を判別しやすいため操作ミスが生じ難くなる。また、操作部がチャンバー部に対して軸方向に進退するだけであるため、チャンバー部の周面から突出して邪魔になるといったことがなくなる。さらに、このような液体混注具をベッドの上等に置く場合には、チャンバー部の軸方向を水平方向にした状態にするため、患者の体に接触して操作部の位置が切り替わるといったことも生じなくなる。
なお、この場合のチャンバー部の形状としては、円筒状、四角筒状、三角筒状、楕円筒状、半円筒状等、軸方向に延びる筒状になっているものであればよい。また、弁体としては、円柱体の一方を切り欠いて一対の分岐管の一方だけを閉塞できるようにしたり、円柱体の内部に孔からなる流路を形成したりすることにより形成されたものを使用することができる。
また、本発明に係る液体混注具の他の構成上の特徴は、チャンバー部における操作部が設置される部分にガイド部を設けるとともに、操作部に、ガイド部に係合した状態でガイド部に対して移動可能な被ガイド部を設け、ガイド部に対して被ガイド部を移動させることにより、操作部がチャンバー部に対して移動するようにしたことにある。
これによると、操作部が、ガイド部と被ガイド部との係合した状態での相対移動によって形成される正確な軌道に沿って移動するようになるため、流路の切り替えが確実になる。また、この場合、ガイド部と被ガイド部とは、例えば、溝と、その溝に係合した状態でスライドしながら移動できる係合突起とで構成することができ、ガイド部と被ガイド部とは、チャンバー部と操作部とのどちらに設けてもよい。さらに、ガイド部と被ガイド部とは、チャンバー部と操作部とのどの部分に設けてもよい。要は、チャンバー部と操作部とが、ガイド部と被ガイド部とを介して相対的に移動可能になっていればよい。
また、本発明に係る液体混注具のさらに他の構成上の特徴は、操作部が、チャンバー部の軸方向に沿った他方側部分の外周面に沿って軸方向に移動可能な把持部を備えていることにある。これによると、液体混注具を操作する操作者は、把持部を持って操作部をチャンバー部の軸方向に移動させることにより弁体による切り替え操作が行えるようになる。また、その際、把持部がチャンバー部の外周面に沿って移動可能になっているため操作が容易になる。
また、本発明に係る液体混注具のさらに他の構成上の特徴は、ガイド部をチャンバー部の軸方向に沿った他方側部分の外周面に設けるとともに、被ガイド部を把持部におけるガイド部に対応する部分に設けたことにある。これによると、ガイド部や被ガイド部の形成が容易になる。また、ガイド部に沿った被ガイド部の移動により、操作部が正確な軌道に沿って移動するようになり、流路の切り替えが確実になる。
また、本発明に係る液体混注具のさらに他の構成上の特徴は、被ガイド部をチャンバー部の軸方向に沿って延びる部分を備えた溝または貫通孔で構成するとともに、ガイド部を溝または貫通孔に移動可能な状態で係合する突起で構成したことにある。これによると、流路を切り替えるための機構を簡単な構造で構成できるようになる。また、この場合、被ガイド部を構成する溝または貫通孔の両端部近傍に、突起を溝または貫通孔の両端部に位置決めするための幅狭部を設けることができる。これによると、突起が幅狭部に係合して制止されるため、不用意に突起が移動して流路が変更されることが防止される。
また、本発明に係る液体混注具のさらに他の構成上の特徴は、チャンバー部の所定部分に弁体の周面を露出させるための窓部を形成し、弁体の周面における弁体がチャンバー部の軸方向に沿った内部側に位置したときに窓部に露出する部分と、弁体がチャンバー部の軸方向に沿った外部側に位置したときに窓部に露出する部分とに、それぞれ連通する流路を示す標識を設けたことにある。これによると、窓部に流路が表示されるため、連通させたり遮断させたりする流路を間違えて操作することがなくなる。
また、本発明に係る液体混注具のさらに他の構成上の特徴は、チャンバー部の軸方向に沿った一方に形成された分岐管に、ゴム栓を取り付け、ゴム栓に管状挿入部材を通すことにより、チャンバー部の軸方向に沿った一方に形成された分岐管を介して、チャンバー部内と管状挿入部材に接続される液体容器とを連通させることができるようにしたことにある。これによると、簡単な方法で、チャンバー部の一方に形成された分岐管の流路を、チャンバー部内に対して連通させたり遮断させたりすることができる。また、この場合の管状挿入部材としては、アダプターの差込部(鈍針)、シリンジの雄ルアー部等がある。また、管状挿入部材の先端部が先鋭に形成されていない場合には、ゴム栓に管状挿入部材を通すためのスリットを設けておくこともできる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る液体混注具を図面を用いて詳しく説明する。図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る液体混注具Aを示しており、この液体混注具Aは、液体混注具本体10と、操作部20とで構成されている。液体混注具本体10は、軸方向の長さが短い円筒状のチャンバー部11と、チャンバー部11の軸方向に沿った一方(図1および図2の上方)に形成された合流分岐管12と、チャンバー部11の外周面における両側に180度の角度を保って同軸に沿って延びるように連結された一対の下流分岐管13および上流分岐管14とで構成されている。
チャンバー部11は、図3に示したように正面側から見た断面では、下部側部分が上部側部分よりも細くなり、図4に示したように側面側から見た断面では太さが均一になった段状の円筒形に形成されている。そして、チャンバー部11の軸方向の中央に位置する下部側の小径部11aと上部側の大径部11bとの境界部における対向する部分に、二つの連通穴15a,15bが形成されている。また、チャンバー部11における連通穴15aに対応する部分には、下流分岐管13が設けられており、連通穴15aを介してチャンバー部11の内部と下流分岐管13の内部に形成された流路13aとが連通している。
また、チャンバー部11における連通穴15bに対応する部分には、上流分岐管14が設けられており、連通穴15bを介してチャンバー部11の内部と上流分岐管14の内部に形成された流路14aとが連通している。そして、チャンバー部11の小径部11aにおける連通穴15bに対向する部分に逆流防止用の縦壁部16が形成されている。この縦壁部16は、小径部11aの内周面側上端部から、連通穴15bと間隔を保った状態で、チャンバー部11内を上方に向って延びており、上流分岐管14からチャンバー部11内に向って薬液等が流れる際に、薬液等がチャンバー部11内の上部を通過するようにする。これにより、チャンバー部11内に空気等が滞留することを防止できる。
したがって、この縦壁部16は、操作部20が、図5および図6の状態(図5および図6は、操作部20が下降することにより、後述する弁体21がチャンバー部11と上流分岐管14との間を連通させた状態を示している。)になっているときに、上流分岐管14側からチャンバー部11内に向って薬液等を流すと、その液体は上流分岐管14内および連通穴15bを通過したのち、縦壁部16に沿って上昇し、縦壁部16を乗り越えてチャンバー部11内に流れる。さらに、その液体は、連通穴15aを通過して下流分岐管13側に流れる。
チャンバー部11の上方に形成された合流分岐管12は、下流分岐管13や上流分岐管14と比較して、軸方向の長さが短く、直径が大きい円筒状に形成され、チャンバー部11と一体的に構成されている。この合流分岐管12の内周面には、チャンバー部11側の直径よりも上部開口側の直径が大きくなるようにテーパが設けられている。また、合流分岐管12の内径は、チャンバー部11の内径よりもやや大きく設定されて、その内部におけるチャンバー部11の上端部と合流分岐管12の下端部との境界部に段差が形成されている。そして、その段差の外周側に、深さの浅い係合溝11cが円周に沿って形成され、この係合溝11cを介して、合流分岐管12の内部に、天然ゴムまたは合成ゴムからなるゴム栓17が挿入されて合流分岐管12の内部は塞がれている。
また、このゴム栓17には、チャンバー部11の内部側と合流分岐管12の外部側との間を貫通し、合流分岐管12の流路を形成するためのスリット12a(図8〜図11参照)が設けられている。このスリット12aは、合流分岐管12を使用しない時には、ゴム栓17の弾性によって閉塞された状態になる。また、合流分岐管12の上端部には、外周面が凹凸に形成された突部12bが設けられ、合流分岐管12の開口部には、ゴム栓17を合流分岐管12内に維持するための蓋部17aが突部12bを介して取り付けられている。
この蓋部17aは、上面中央部が開口した略リング状に形成され、側部の内周面に突部12bと係合可能な係合凹部17bが形成されている。したがって、この蓋部17aは、ゴム栓17の上面外周側部分を押さえ、係合凹部17bを突部12bに係合させた状態で合流分岐管12の開口部に取り付けられている。また、合流分岐管12の外周面における突部12bの下方部分の左右に一対の係合用の突起12c,12dが形成され、チャンバー部11の周面におけるやや下流分岐管13側の部分に四角形の小さな窓部18が形成されている。さらに、チャンバー部11の周面の下端部近傍における窓部18の下方に位置する部分に本発明のガイド部としてのガイド突起19が設けられている。
下流分岐管13は、チャンバー部11と一体的に形成されており、チャンバー部11側に位置する基端部13bと、基端部13bよりも細く形成され先端側に位置する雄ルアー部13cとで構成されている。また、雄ルアー部13cは基端部13b側よりも先端側の方が細くなった先細り状に形成されている。そして、下流分岐管13の外周面における基端部13bと雄ルアー部13cとの境界部には、突部13dが円周に沿って形成されている。
また、上流分岐管14は、チャンバー部11と一体的に形成されており、内部には、テーパ状の穴部からなる流路14aが形成されている。この流路14aは、連通穴15bに連通しており、連通穴15b側の部分が、連通穴15b側の直径が小さく、連通穴15bから離れるにしたがって直径が大きくなったテーパ状に形成されている。また、流路14aの上流側部分は、上流分岐管14の開口部に近づくほど徐々に直径が大きくなったテーパ状に形成されている。そして、上流分岐管14の開口部の外周には、連結用のねじ部14bが形成されている。
操作部20は、略円柱状の弁体21と、弁体21の下端部に連結された把持部22とで構成されている。そして、弁体21は、チャンバー部11内に設置されて、把持部22の操作によりチャンバー部11内を軸方向に移動可能になっている。また、弁体21の外周面における中央よりもやや下部側部分には円周に沿って溝部が形成されその溝部にリング状のシール部材23が取り付けられている。そして、弁体21がチャンバー部11内で移動するとき、弁体21は、小径部11aの内周面および縦壁部16に摺接し、下流分岐管13の流路13aの開口とは所定間隔を保った状態になる。その際、弁体21と小径部11aの内周面との間はシール部材23によって漏れが生じることを防止される。
また、弁体21の上部における下流分岐管13に対向する部分には、下流分岐管13側から合流分岐管12側に向って下方側に湾曲して延びる曲面部21aが形成されている。この曲面部21aは、図5および図7に示したように、弁体21が下方に位置したときには下端部が下流分岐管13の流路13aの下端部に位置するようになって、上端部がゴム栓17から離れた状態になる。また、曲面部21aは、図3に示したように、弁体21が上方に位置したときには下端部が下流分岐管13の流路13aの上端部よりもやや上方に位置するようになって、上端部がゴム栓17を押圧した状態になる。
このため、図3に示したように、弁体21が上方に位置したときには、合流分岐管12のスリット12aおよび上流分岐管14の流路14aは、ともにチャンバー部11に対して遮断された状態になる。そして、下流分岐管13の流路13aは、チャンバー部11に対して連通するが、合流分岐管12のスリット12aおよび上流分岐管14の流路14aとは遮断された状態になる。また、図5に示したように、弁体21が下方に位置したときには、下流分岐管13の流路13aおよび上流分岐管14の流路14aは、ともにチャンバー部11に対して連通して互いに連通した状態になる。
したがって、この状態では、上流分岐管14からチャンバー部11を介して下流分岐管13に薬液等を流すことができる。また、弁体21の周面における弁体21が上方に位置したときに窓部18に位置する部分には、チャンバー部11内の流路が合流分岐管12から下流分岐管13に向うことを表した標識24aが設けられている。すなわち、この標識24aは、上流分岐管14がチャンバー部11に対して遮断され、合流分岐管12がチャンバー部11に対して連通可能な状態であることを示している。そして、弁体21の周面における弁体21が下方に位置したときに窓部18に位置する部分には、チャンバー部11内の流路が上流分岐管14から下流分岐管13に向うこと、および上流分岐管14から下流分岐管13に向うことを表した標識24bが設けられている。
把持部22は、弁体21の下端部から水平方向に広がった円板状の底部22aと、底部22aの外周縁部からチャンバー部11の小径部11aの外周面に沿って上方に延びる円筒状の把持部本体22bとで構成されている。そして、把持部本体22bにおけるガイド突起19に対応する部分に、本発明の被ガイド部としてのガイド溝25が形成されている。このガイド溝25は、ガイド突起19が内部を長手方向に沿って移動できる幅に形成され、上下方向に延びる縦ガイド25aと、縦ガイド25aの上端部および下端部からそれぞれ水平方向に平行して延びる水平ガイド25b,25cとで構成されている。
そして、水平ガイド25b,25cの端部側部分に、それぞれ幅狭部26a,26bが形成されている。この幅狭部26a,26bは、最狭部の幅がガイド突起19の直径よりもやや小さく設定された弾性部で構成されており、所定の力で、ガイド突起19が水平ガイド25b,25cの中央側から端部側に移動するように操作部20を回転させることによりガイド突起19を通すことができるが、ガイド突起19を水平ガイド25b,25cの端部に位置させた状態にすると、ガイド突起19は幅狭部26a,26bに抜け止めされた状態でその位置に固定される。
また、図8ないし図11に示したように、合流分岐管12には、アダプター27を着脱可能に取り付けることができる。このアダプター27は、内部に流路が形成された円筒状の雌ルアー部27aと、雌ルアー部27aの流路に連通する流路を備えた本発明のルアー部材としての細径円筒状の差込部27bと、差込部27bの周囲を覆うカバー部27cとで構成されている。雌ルアー部27aには、輸液チューブ(図示せず)に接続された雄ルアー部が差し込まれ、輸液チューブを介して薬液等が送られる。差込部27bは、ゴム栓17のスリット12a内に差し込まれることにより雌ルアー部27aとチャンバー部11内とを連通させる。
また、カバー部27cは、雌ルアー部27aの下端部から水平方向に広がったのちに差込部27bの周面を一定間隔を保って覆うようにして、下方に延びる円筒体で構成されている。そして、カバー部27cの周面下部側における相対向する部分に、それぞれ合流分岐管12の突起12c,12dに係合可能な一対の係合穴28a,28bが形成されている。差込部27bをスリット12a内に差し込んだ状態で、この係合穴28a,28bを突起12c,12dに係合させることにより、差込部27bがスリット12a内に差し込まれた状態を維持できる。また、その際、差込部27bとスリット12aの周面との間は、ゴム栓17の弾性によって密着状態になる。
この構成において、所定の薬液を患者(図示せず)の体内に供給する場合には、下流分岐管13に、患者に穿刺して留置するための留置針が接続された輸液チューブ(図示せず)の後端部を接続する。また、上流分岐管14には、患者に供給する薬液を収容する容器等から延びる輸液チューブの先端部に設けられた雄ルアー部を接続する。そして、留置針を患者の体に穿刺して留置した状態で、操作部20等を操作して容器等の薬液を患者に向けて送り出すことにより患者への薬液の供給が行われる。また、容器等から供給される薬液に加えて、他の薬液等を患者に供給する場合には、アダプター27に接続された輸液チューブを介して、他の薬液等を合流分岐管12からチャンバー部11内に注入する。
すなわち、合流分岐管12にアダプター27を取り付けた状態で、操作部20を操作して、水平ガイド25cの端部にガイド突起19が位置するようにすると、図8および図9に示したように、アダプター27の雌ルアー部27aと下流分岐管13とがチャンバー部11を介して連通する。このとき、上流分岐管14は、弁体21の上端部がゴム栓17に密着するためチャンバー部11内に対して遮断される。また、チャンバー部11の窓部18には、図1(b)に示したように、合流分岐管12と下流分岐管13とが連通していることを示す標識24aが現れる。さらに、ガイド突起19は、幅狭部26bによって水平ガイド25cの端部に固定される。
また、操作部20を操作して、水平ガイド25bの端部にガイド突起19が位置するようにすると、図10および図11に示したように、アダプター27の雌ルアー部27a、下流分岐管13および上流分岐管14がそれぞれチャンバー部11を介して連通する。このとき、弁体21の上端部は、ゴム栓17から離れた状態になる。また、チャンバー部11の窓部18には、図2(b)に示したように、合流分岐管12と下流分岐管13および上流分岐管14と下流分岐管13とが連通していることを示す標識24bが現れる。さらに、ガイド突起19は、幅狭部26aによって水平ガイド25bの端部に固定される。
なお、この場合の操作部20の操作は、図1(b)の状態から、操作部20を底面側から見た状態で時計周り方向に回転してガイド突起19が縦ガイド25aの下端部に位置するようにするとともに、操作部20を下方に移動させて、ガイド突起19が縦ガイド25aの上端部に位置するようにする。そして、操作部20を底面側から見た状態で反時計周り方向に回転してガイド突起19が水平ガイド25bの端部に位置するようにして、図2(b)の状態にすることにより行われる。また、図2(b)の状態から図1(b)の状態にする場合には、その逆の操作が行われる。
このように、本実施形態に係る液体混注具Aでは、チャンバー部11の軸方向に沿って上下移動可能な操作部20を備えており、操作部20を上下に操作することにより、弁体21で、下流分岐管13と上流分岐管14とを連通させたり遮断させたりすることができる。また、チャンバー部11の上部に形成された合流分岐管12には、アダプター27を着脱可能に取り付けることができるように構成されており、このアダプター27を取り付けることにより、アダプター27をチャンバー部11の内部に連通させることができる。
したがって、患者の体に一種類又は二種類の薬液等を適宜選択して供給することができる。そして、この液体混注具Aによると、下流分岐管13と上流分岐管14との連通遮断の切り替え操作が、操作部20を、上下方向に移動させるだけで済むため、簡単であるとともに操作ミスが生じ難くなる。また、その際、操作部20がチャンバー部11に対して進退するだけであるため、チャンバー部11の周面から操作部20が突出して邪魔になるといったことがなくなる。さらに、液体混注具Aをベッドの上等に置く場合には、チャンバー部11の軸方向が横に倒れた状態になるため、操作部20が患者の体に接触して操作位置が切り替わるといったことが生じなくなる。
また、本発明に係る液体混注具Aでは、操作部20の把持部22にガイド溝25を設けるとともに、チャンバー部11の小径部11aにガイド突起19を設け、ガイド突起19に対してガイド溝25を移動させることにより、操作部20がチャンバー部11に対して移動して、下流分岐管13と上流分岐管14との連通遮断が切り替わるようにしている。このため、操作部20が、正確な軌道に沿って移動するようになり、流路の切り替えが確実になる。
また、操作部20が、チャンバー部11の外周面に沿って移動可能な把持部22を備えているため、操作部20の操作が容易になる。さらに、ガイド溝25の両端部近傍に、幅狭部26a,26bを設けたため、ガイド突起19が幅狭部26a,26bに係合して固定されるため移動することがなくなる。これによって、ガイド突起19が不用意に移動して流路が変更されることが防止される。また、チャンバー部11に窓部18を形成して、弁体21の周面における弁体21がチャンバー部11の軸方向に沿った内部側に位置したときに窓部18に露出する部分と、弁体21がチャンバー部11の軸方向に沿った外部側に位置したときに窓部18に露出する部分とに、それぞれ連通する流路を示す標識24a,24bを設けている。このため、操作者が、連通させたり遮断させたりする流路を間違えて操作することがなくなる。
(第2実施形態)
図12および図13は、本発明の第2実施形態に係る液体混注具Bを示している。この液体混注具Bは、液体混注具本体30と操作部40とで構成されており、内部が、図14ないし図18に示したように構成されている。すなわち、チャンバー部31の上方に形成された合流分岐管32は、チャンバー部31と別体からなる部材で構成されており、チャンバー部31側の直径が大きく上方に行くほど直径が小さくなった先細り状の円筒体で構成されている。また、この合流分岐管32は、平面視による形状が楕円形に形成されている。
そして、合流分岐管32の内周面下端には、被係合部32aが形成されており、この被係合部32aをチャンバー部31の上端外周面に形成された係合部31aに係合させることにより、合流分岐管32はチャンバー部31に連結されている。また、合流分岐管32の上端開口には、ゴム栓37が挿入され、そのゴム栓37が蓋部37aによって合流分岐管32の開口部から抜け止めされた状態で固定されている。ゴム栓37には、下面における外周側部分から上方に延びる溝部37bが形成されており、この溝部37b内に合流分岐管32の上端を差し込ませることによって、ゴム栓37は合流分岐管32の上端部に係合している。
そして、ゴム栓37は、蓋部37aによって、上面における外周側部分と周面における上部側部分を締め付けられることにより合流分岐管32の上端部に固定されている。なお、このゴム栓37にも合流分岐管32の流路を形成するためのスリット(図示せず)が設けられている。また、チャンバー部31の内部における上端側部分には、壁部39が形成されている。この壁部39により、図15に示した状態のときに、チャンバー部31内を流れる薬液等が、チャンバー部31内の上部を通過するようにする。これにより、チャンバー部31内に空気等が滞留することを防止できる。
操作部40は、略円柱状の弁体41と、弁体41の下端部に連結された把持部42とで構成されている。そして、弁体41の上部における上流分岐管34に対向する部分には、上流分岐管34側から下流分岐管33に向って延びたのち直角に屈曲して、合流分岐管32側に向って上方に延びる流路41aが形成されている。この流路41aは、図15に示したように、弁体41が上方に位置したときには下端部が上流分岐管34の流路34aに連通する位置になって、上流分岐管34をチャンバー部31内に連通させる。このとき、弁体41の上端面は、壁部39に当接する。
また、流路41aは、図18に示したように、弁体41が下方に位置したときには下端部が上流分岐管34の流路34aよりも下方に位置して、チャンバー部31の内周面によって閉塞される。このとき、弁体41の上端面は壁部39から下方に離れた位置になる。このため、図15に示したように、弁体41が上方に位置したときには、下流分岐管33と上流分岐管34とは、チャンバー部31を介して連通した状態になる。また、図18に示したように、弁体41が下方に位置したときには、下流分岐管33と上流分岐管34とは、弁体41によって遮断された状態になる。
また、合流分岐管32には、前述した第1実施形態のアダプター27と同様のアダプターを着脱可能に取り付けることができる。なお、この液体混注具Bには、窓部、標識、ガイド溝、ガイド突起は設けられてない。そして、この液体混注具Bにおける操作部40は、チャンバー部31との間の摩擦抵抗を利用して、所定の位置に位置決めされる。この液体混注具Bのそれ以外の部分の構成については、前述した液体混注具Aと同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
この構成において、所定の薬液を患者の体内に供給する場合には、前述した第1実施形態と同様、下流分岐管33に、留置針に接続された輸液チューブを接続するとともに、上流分岐管34に、薬液を収容する容器等から延びる輸液チューブを接続する。そして、留置針を患者の体に穿刺して留置した状態で、操作部40等を操作して容器等の薬液を患者に向けて送り出すことにより患者への薬液の供給を行う。また、容器等から供給される薬液に加えて、他の薬液等を患者に供給する場合には、アダプターに接続された輸液チューブを介して、他の薬液を合流分岐管32からチャンバー部31内に注入する。
すなわち、合流分岐管32にアダプターを取り付けない状態で、操作部40を上方に位置させると、図14ないし図16に示したように、弁体41の流路41aが上流分岐管34の流路34aに連通して、上流分岐管34がチャンバー部31に連通する。また、操作部40を下方に位置させると、図17および図18に示したように、弁体41の流路41aがチャンバー部31の内周面によって閉塞され、上流分岐管34とチャンバー部31とは遮断される。
さらに、合流分岐管32にアダプターを取り付けると、アダプターと、下流分岐管33とをチャンバー部31を介して連通させることができる。このとき、弁体41の流路41aと上流分岐管34の流路34aとを連通させておくと、アダプターと上流分岐管34の双方から下流分岐管33に薬液等を供給できる。また、弁体41の流路41aと上流分岐管34の流路34aとを遮断させておくと、アダプターからだけ下流分岐管33に薬液等を供給できる。液体混注具Bは、以上のように構成されているため、構造が単純で、操作も簡単になる。この液体混注具Bのそれ以外の作用効果については、前述した液体混注具Aと同様である。
また、本発明に係る液体混注具は、前述した各実施形態に限定するものでなく、適宜変更実施が可能である。例えば、前述した第1実施形態では、ガイド溝25を、上下方向に延びる縦ガイド25aと、水平方向に平行して延びる水平ガイド25b,25cとで構成し、水平ガイド25b,25cの端部側にそれぞれ、幅狭部26a,26bを形成しているが、このガイド溝は縦ガイド25aだけで構成してもよい。その場合、縦ガイド25aの両端部近傍に幅狭部をそれぞれ形成する。また、ガイド溝を把持部22の内面と外面との間に貫通した長孔でなく把持部22の内周面側だけに設けた溝で構成して外部から見えなくすることもできる。
さらに、このガイド溝やガイド突起は、チャンバー部と操作部の対向する部分であれば他の部分に設けることもできる。また、ガイド部と被ガイド部をガイド溝とガイド突起以外のもので構成することもできる。さらに、窓部18には透明部材を設けて内部が見えるようにすることもできる。また、前述した各実施形態では、ゴム栓17,37にスリット12a等を設けて、スリット12a等に差込部27bを差し込むことにより、アダプター27等を合流分岐管12,32に取り付けるようにしているが、アダプター27等に代えてシリンジの雄ルアー部や注射針をゴム栓17,37に差し込むこともできる。なお、注射針を差し込む場合、ゴム栓17,37に、スリット12a等を設ける必要はなくなる。さらに、液体混注具を構成するそれ以外の部分の形状や材料等についても適宜変更して実施することができる。
本発明の第1実施形態に係る液体混注具の操作部を上方に位置させた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 液体混注具の操作部を下方に位置させた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図1(a)の3−3断面図である。 図1(a)の4−4断面図である。 図2(a)の5−5断面図である。 図2(a)の6−6断面図である。 図2(b)の7−7断面図である。 アダプターが取り付けられ操作部が上方に位置した液体混注具を正面側から見た状態を示した断面図である。 アダプターが取り付けられ操作部が上方に位置した液体混注具を側面側から見た状態を示した断面図である。 アダプターが取り付けられ操作部が下方に位置した液体混注具を正面側から見た状態を示した断面図である。 アダプターが取り付けられ操作部が下方に位置した液体混注具を側面側から見た状態を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液体混注具の操作部を上方に位置させた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図12に示した液体混注具の操作部を下方に位置させた状態を示した正面図である。 図12(b)の14−14断面図である。 図12(a)の15−15断面図である。 図12(b)の16−16断面図である。 図13の17−17断面図である。 図13の液体混注具を正面側から見た状態を示した断面図である。
符号の説明
10,30…液体混注具本体、11,31…チャンバー部、12,32…合流分岐管、12a…スリット、13,33…下流分岐管、13a,14a,34a,41a…流路、14,34…上流分岐管、15a,15b…連通穴、18…窓部、19…ガイド突起、20,40…操作部、21,41…弁体、22,42…把持部、24a,24b…標識、25…ガイド溝、25a…縦ガイド、26a,26b…幅狭部、A,B…液体混注具。

Claims (8)

  1. 筒状に形成されたチャンバー部と、前記チャンバー部の軸方向に沿った一方に形成され前記チャンバー部の内部に対して連通遮断が可能な流路を備えた分岐管と、前記チャンバー部の外周面の両側から外側に向って延び前記チャンバー部の内部と連通する流路をそれぞれ備えた一対の分岐管とからなる液体混注具本体と、
    前記チャンバー部内に形成され、前記一対の分岐管のうちの上流側の分岐管から前記チャンバー部内に流れる液体を前記チャンバー部の軸方向に沿った一方側を通過させる壁部と、
    前記チャンバー部の軸方向に移動可能な状態で前記チャンバー部の軸方向に沿った他方に設置され、前記チャンバー部の内部側に位置したときと前記チャンバー部の外部側に位置したときとで、前記一対の分岐管の一方と前記チャンバー部内との間を連通した状態と遮断した状態とに切り替える弁体を有する操作部と
    を備えたことを特徴とする液体混注具。
  2. 前記チャンバー部における前記操作部が設置される部分にガイド部を設けるとともに、前記操作部に、前記ガイド部に係合した状態で前記ガイド部に対して移動可能な被ガイド部を設け、前記ガイド部に対して前記被ガイド部を移動させることにより、前記操作部が前記チャンバー部に対して移動するようにした請求項1に記載の液体混注具。
  3. 前記操作部が、前記チャンバー部の軸方向に沿った他方側部分の外周面に沿って前記軸方向に移動可能な把持部を備えている請求項1または2に記載の液体混注具。
  4. 前記ガイド部を前記チャンバー部の軸方向に沿った他方側部分の外周面に設けるとともに、前記被ガイド部を前記把持部における前記ガイド部に対応する部分に設けた請求項3に記載の液体混注具。
  5. 前記被ガイド部を前記チャンバー部の軸方向に沿って延びる部分を備えた溝または貫通孔で構成するとともに、前記ガイド部を前記溝または前記貫通孔に移動可能な状態で係合する突起で構成した請求項4に記載の液体混注具。
  6. 前記被ガイド部を構成する前記溝または前記貫通孔の両端部近傍に、前記突起を前記溝または前記貫通孔の両端部に位置決めするための幅狭部を設けた請求項5に記載の液体混注具。
  7. 前記チャンバー部の所定部分に前記弁体の周面を露出させるための窓部を形成し、前記弁体の周面における前記弁体が前記チャンバー部の軸方向に沿った内部側に位置したときに前記窓部に露出する部分と、前記弁体が前記チャンバー部の軸方向に沿った外部側に位置したときに前記窓部に露出する部分とに、それぞれ連通する流路を示す標識を設けた請求項1ないし6のうちのいずれか一つに記載の液体混注具。
  8. 前記チャンバー部の軸方向に沿った一方に形成された分岐管に、ゴム栓を取り付け、前記ゴム栓に管状挿入部材を通すことにより、前記チャンバー部の軸方向に沿った一方に形成された分岐管を介して、前記チャンバー部内と前記管状挿入部材に接続される液体容器とを連通させることができるようにした請求項1ないし7のうちのいずれか一つに記載の液体混注具。
JP2006058262A 2006-03-03 2006-03-03 液体混注具 Active JP4812467B2 (ja)

Priority Applications (17)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006058262A JP4812467B2 (ja) 2006-03-03 2006-03-03 液体混注具
AT07002925T ATE421354T1 (de) 2006-03-03 2007-02-12 Flüssigkeit-koinfusionsgerät
EP07002925A EP1829579B1 (en) 2006-03-03 2007-02-12 Liquid co-infusion device
ES07002925T ES2320811T3 (es) 2006-03-03 2007-02-12 Dispositivo de infusion conjunta de liquidos.
DE602007000495T DE602007000495D1 (de) 2006-03-03 2007-02-12 Flüssigkeit-Koinfusionsgerät
IL181379A IL181379A0 (en) 2006-03-03 2007-02-15 Liquid co-infusion device
AU2007200839A AU2007200839B2 (en) 2006-03-03 2007-02-26 Liquid co-infusion device
NZ553477A NZ553477A (en) 2006-03-03 2007-02-27 Liquid co-infusion device
TW096106745A TWI311062B (en) 2006-03-03 2007-02-27 Liquid co-infusion device
CA2579988A CA2579988C (en) 2006-03-03 2007-02-28 Liquid co-infusion device
US11/680,349 US20070232989A1 (en) 2006-03-03 2007-02-28 Liquid Co-Infusion Device
MX2007002538A MX2007002538A (es) 2006-03-03 2007-03-01 Dispositivo de co-infusion de liquidos.
CNB2007100844378A CN100542618C (zh) 2006-03-03 2007-03-02 液体共注装置
SG200701541-5A SG135165A1 (en) 2006-03-03 2007-03-02 Liquid co-infusion device
KR1020070020685A KR100880788B1 (ko) 2006-03-03 2007-03-02 액체 공주입 장치
BRPI0700636-5A BRPI0700636A (pt) 2006-03-03 2007-03-05 dispositivo de co-infusão lìquida
ARP070100907A AR059745A1 (es) 2006-03-03 2007-03-05 Dispositivo para coinfusion liquida

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006058262A JP4812467B2 (ja) 2006-03-03 2006-03-03 液体混注具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007229392A JP2007229392A (ja) 2007-09-13
JP4812467B2 true JP4812467B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=38109944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006058262A Active JP4812467B2 (ja) 2006-03-03 2006-03-03 液体混注具

Country Status (17)

Country Link
US (1) US20070232989A1 (ja)
EP (1) EP1829579B1 (ja)
JP (1) JP4812467B2 (ja)
KR (1) KR100880788B1 (ja)
CN (1) CN100542618C (ja)
AR (1) AR059745A1 (ja)
AT (1) ATE421354T1 (ja)
AU (1) AU2007200839B2 (ja)
BR (1) BRPI0700636A (ja)
CA (1) CA2579988C (ja)
DE (1) DE602007000495D1 (ja)
ES (1) ES2320811T3 (ja)
IL (1) IL181379A0 (ja)
MX (1) MX2007002538A (ja)
NZ (1) NZ553477A (ja)
SG (1) SG135165A1 (ja)
TW (1) TWI311062B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007049126A1 (de) * 2007-10-12 2009-04-16 Fresenius Kabi Deutschland Gmbh Vorrichtung zum Zuführen von medizinischen Flüssigkeiten
JP2010022453A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd 液体混注具
CN104203332B (zh) * 2012-03-26 2017-02-22 泰尔茂株式会社 医用旋塞阀
US9295742B2 (en) 2012-04-16 2016-03-29 Puracath Medical, Inc. System and method for disinfecting a catheter system
WO2014049811A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 テルモ株式会社 コネクタ
EP2902072B1 (en) * 2012-09-28 2018-12-12 Terumo Kabushiki Kaisha Connector
WO2014120620A1 (en) 2013-01-29 2014-08-07 Puracath Medical, Inc. Apparatus and method for disinfecting a catheter
JP6262030B2 (ja) * 2014-03-11 2018-01-17 テルモ株式会社 液体投与具
WO2015187943A1 (en) 2014-06-05 2015-12-10 Puracath Medical, Inc. Transfer catheter for ultraviolet disinfection
WO2016149645A1 (en) 2015-03-18 2016-09-22 Puracath Medical, Inc. Catheter connection system for ultraviolet light disinfection
JP6240245B2 (ja) * 2016-03-16 2017-11-29 テルモ株式会社 コネクタ
US11612733B2 (en) 2020-04-23 2023-03-28 Carefusion 303, Inc. Screw control medical fluid flow manifolds
KR102492171B1 (ko) * 2021-02-25 2023-01-26 타임시스템(주) 주사기 형태의 용기를 위한 액상 물질 주입장치

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE386964A (ja) *
US3965910A (en) * 1975-04-28 1976-06-29 Walpak Company Urinary irrigation valve
FR2692791B1 (fr) * 1992-06-26 1998-07-24 Aguettant Lab Systeme de connexion sterile.
EP0884059B9 (de) 1997-05-14 2005-06-08 Filtertek B.V. Differenzdruck-Ventil
JP3389983B2 (ja) * 1997-10-23 2003-03-24 株式会社ジェイ・エム・エス 医療用混注ポート
AUPP676898A0 (en) * 1998-10-26 1998-11-19 Noble House Group Pty Ltd Sampling first in blood collection
JP4075972B2 (ja) * 1998-10-28 2008-04-16 日本シャーウッド株式会社 接続具
IL127900A (en) * 1999-01-01 2001-12-23 Elcam Plastic Kibbutz Bar Am Blood sampling/injecting valve
FR2804609B1 (fr) * 2000-02-08 2002-08-30 Sedat Dispositif de distribution pour un reseau de transport d'un fluide medical
JP2004129981A (ja) 2002-10-15 2004-04-30 Enomoto Co Ltd 医療用及び動物治療用側枝管
WO2004108192A1 (ja) * 2003-06-02 2004-12-16 Nipro Corporation 薬液供給制御方法、その方法に使用する薬液供給制御装置及びその装置を用いた薬液投与セット
JPWO2005021084A1 (ja) * 2003-08-27 2006-10-26 株式会社ティッシュエンジニアリングイニシアティブ カテーテルおよび医療用接続器具

Also Published As

Publication number Publication date
TW200735905A (en) 2007-10-01
KR100880788B1 (ko) 2009-02-02
TWI311062B (en) 2009-06-21
EP1829579A1 (en) 2007-09-05
BRPI0700636A (pt) 2007-11-06
ES2320811T3 (es) 2009-05-28
MX2007002538A (es) 2008-11-14
DE602007000495D1 (de) 2009-03-12
ATE421354T1 (de) 2009-02-15
AR059745A1 (es) 2008-04-23
AU2007200839A1 (en) 2007-09-20
NZ553477A (en) 2008-10-31
CN100542618C (zh) 2009-09-23
JP2007229392A (ja) 2007-09-13
CA2579988C (en) 2010-05-04
SG135165A1 (en) 2007-09-28
IL181379A0 (en) 2007-07-04
EP1829579B1 (en) 2009-01-21
CA2579988A1 (en) 2007-09-03
AU2007200839B2 (en) 2009-02-19
KR20070090788A (ko) 2007-09-06
US20070232989A1 (en) 2007-10-04
CN101028546A (zh) 2007-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4812467B2 (ja) 液体混注具
JP4871019B2 (ja) 液体混注具
JP4820703B2 (ja) 液体混注具
JP4871158B2 (ja) 医療用活栓
US6581906B2 (en) Connector having an inner displacement member
JP4866356B2 (ja) 雄型コネクタ弁を有する針なし採血装置
JP5054989B2 (ja) 液体混注具
AU596710B2 (en) Improvements in or relating to devices for sampling, drainage or infusion of liquids from or to the human or animal body
JP4959350B2 (ja) 雄ルアーコネクター
CN101296718B (zh) 留置针组合体
JP4871078B2 (ja) 液体混注具
JP6295059B2 (ja) 留置針
JP4820708B2 (ja) 液体混注具
US11135418B2 (en) Catheter, switching device, and method for operating catheter
JP2010022453A (ja) 液体混注具
JP4044890B2 (ja) 医療用スライド式開閉弁
JP4871055B2 (ja) コネクター
JP5066403B2 (ja) 液体混注具
WO2016147558A1 (ja) 閉鎖式コネクタ
JP2010142438A (ja) 液体混注具
JP2006015024A (ja) 側注管
JP2006020803A (ja) カニューレ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4812467

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250