JP2007313070A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】S252において、CPU281は、単位時間当たりのスイッチボタン9Bの連続押下回数を算出して、この単位時間当たりのスイッチボタン9Bの連続押下回数が規定回数を超えたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、単位時間当たりのスイッチボタン9Bの連続押下回数が規定回数を超えた場合には(S252:YES)、S253において、CPU281は、スイッチボタン9Bを押しすぎである旨を表すメッセージ(押下抑制メッセージ)の表示を指示する「押しすぎ」表示指示コマンドを演出表示基板260のCPU261に送信する。
【選択図】図32
Description
例えば、リーチ演出表示の際に、遊技者が連打したり、複数のリーチ演出から一のリーチ演出を選択する際に押下する押下スイッチが、賞球が払い出される上皿部分に配置された遊技機が提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
パチンコ必勝ガイド2005・1・2号、株式会社白夜書房、平成17年1月2日、第82乃至第83頁
これにより、所定タイミングから所定時間経過した場合には(例えば、押下スイッチの連打を要求する遊技が終了した場合である。)、押下スイッチから入力される信号が無効化されるため、押下スイッチを押下する遊技を行うことができなくなり、遊技者による押下スイッチの無意味な押しすぎを更に抑制することができる。また、押下スイッチを押しすぎである旨を表す押下抑制メッセージが表示されているので、遊技者に故障との誤解を与えず、且つ、押下スイッチの長期的なダメージを少なくすることが可能となる。
図1は本実施例に係るパチンコ機1全体を示した正面側斜視図である。図2はパチンコ機1全体を示した背面側斜視図である。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して、外枠2に対して該外枠2の開口を開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6を構成している。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーの発光ダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取り付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取り付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチ(不図示)やパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータ(不図示)が内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球の払い出しシステムが構成されている。
図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に図柄表示装置としての特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、遊技盤41の前面側に装着される前面側装飾部材46と、遊技盤41の裏面側に装着されて、前面側装飾部材46の背面側に配置される裏側装飾部材(不図示)と、裏側装飾部材の背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52と、前面側装飾部材46の右下端縁部に配置される本特図表示装置53等から構成されている。この液晶表示器52には、後述のように始動口57への入賞に基づいて左、中、右に上下方向に変動する3列の識別図柄(以下、「特別図柄」という。)が変動表示される。また、液晶表示器52の左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。また、この本特図表示装置53は、3個の7セグメントLEDで構成され、後述のように始動口57への入賞に基づいて3個の識別図柄が変動表示される(図26参照)。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の特別図柄、及び本特図表示装置53の3個の識別図柄の変動が開始する。そして、3列の特別図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、後述のように入賞個数が4個まで主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMに記憶されて3列の特別図柄の変動確定回数として保留される。
また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各下入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各下入賞口62、63への入賞を検出する各入賞口スイッチ62B、63B(図4参照)が設けられている。また、各下入賞口62、63の内側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。
また、下入賞口62の斜め左上には、各入賞口64、65が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口64、65への入賞を検出する各入賞口スイッチ64B、65B(図4参照)が設けられている。また、各入賞口64、65の内側には、各電飾ランプ64A、65Aが内蔵されている。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口66が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
図4はパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。図5は主制御基板290のRAM293の構成を示すブロック図である。図6は主制御基板290のROM292の構成を示すブロック図である。図7はサブ統合制御基板280のRAM283の構成を示すブロック図である。図8はサブ統合制御基板280のROM282の構成を示すブロック図である。図9は演出表示基板260のROM262の構成を示すブロック図である。
この主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A、大入賞口スイッチ60A、各入賞口スイッチ62B〜65B等が接続されている。また、この入出力回路294には、開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59A、チューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57C、3個の7セグメントLEDで構成される本特図表示装置53が接続されている。
尚、大当たりが抽選された場合には、液晶表示器52の表示画面内で左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各特別図柄「A」、「B」、「C」、「D」のうちのいずれかが「AAA」、「BBB」、「CCC」、「DDD」と揃って確定停止して表示され、その後、後述のように大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して開放可能となり、毎回29.5秒間又は29.5秒以内に該大入賞口60への入賞個数の合計が10個に達するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出される(換言すれば遊技者に有利な状態である)いわゆる大当たり遊技を行うことができる(図29参照)。
ここで、普通図柄カウンタ293Bは、ゲート54(図3参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ54Aからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄カウント値」としてパラメータ記憶エリア293Iに記憶する。
ここで、本実施例では、リーチ後に外れとなるリーチハズレの場合、及び、リーチに至ることなく直ちにハズレとなる完全ハズレの場合には、カウント値「0〜99」に対して「1−−」の識別図柄が、本特図表示装置53の変動後、停止表示される。また、確率変動モードを獲得した後述の確変当たりの場合、及び、確率変動モードを獲得しなかった通常当たりの場合には、カウント値「0〜99」に対して「2−−」の識別図柄が、本特図表示装置53の変動後、停止表示される。
尚、リーチとは、液晶表示器52の左、中、右の3列の変動図柄が変動後、左列と右列との変動図柄が各特別図柄「A」、「B」、「C」、「D」のうちのいずれかで揃って停止し、中列の変動図柄が変動する状態をいう(例えば、「A↓A」、「B↓B」、「C↓C」、「D↓D」の状態である。)。また、左、中、右の3列の変動図柄のうち左列と右列に停止する特別図柄をリーチ図柄という。従って、リーチハズレとは、リーチの状態になった後、中列の変動図柄がリーチ図柄と異なる特別図柄で停止することをいう。また、完全ハズレとは、リーチとなることなく終わることをいう。
ここで、普通図柄選択カウンタ293Gは、ゲート54(図3参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ54Aからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄選択カウント値」として後述のパラメータ記憶エリア293Iに記憶する。
尚、各カウンタ293A〜293Hの各カウント値及びパラメータ記憶エリア293Iは、起動時に「0」に初期化される。また、第1保留カウンタ293Cは、特別図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ293Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
また、RAM283には、クロック回路285から入力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄カウンタ283Bが設けられている。かかるハズレ図柄カウンタ283Bのカウント値は、主制御基板290から送信された変動パターンコマンドが入力されるタイミングで読み取られ(図32のS215、S222)、その読み取られたカウント値は、パラメータ記憶エリア283Eに記憶される。
また、RAM283には、スイッチボタン9Bからの信号が有効化されている間に、該スイッチボタン9Bが押下された押下回数をカウントするボタン押下回数カウンタ283Dが設けられている。
尚、起動時又はリセット時には、演出カウンタ283A、ハズレ図柄カウンタ283B、リーチ図柄カウンタ283C、ボタン押下回数カウンタ283Dの各カウント値及びパラメータ記憶エリア283Eに「0」が代入されて記憶され、初期化される。
図10はROM292の変動パターン選択テーブル記憶エリア292Aに格納され、完全ハズレ又はリーチハズレの際に使用される変動パターン選択テーブル73の一例を示す図である。図11はROM292の変動パターン選択テーブル記憶エリア292Aに格納され、確率変動モードを獲得した大当たりの際に使用される変動パターン選択テーブル74の一例を示す図である。図12はROM292の変動パターン選択テーブル記憶エリア292Aに格納され、通常モードの大当たりの際に使用される変動パターン選択テーブル75の一例を示す図である。
また、各変動パターン選択テーブル74、75は、変動パターンコマンドを選択する場合に、後述のように大当たりカウンタ293Aのカウント値によって「大当たり」と判定された際に使用される。そして、最終停止図柄カウンタ293Eと変動パターンカウンタ293Hとの各カウント値に基づいて各変動パターンコマンド「A2H」〜「ADH」のいずれかが決定される。従って、変動パターン選択テーブル74は、後述のように確率変動モードを獲得した大当たりの場合に使用される。また、変動パターン選択テーブル75は、後述のように通常遊技モードの大当たりの場合に使用される。
尚、各「01H」〜「04H」、「A2H」〜「ADH」は、それぞれが16進数であることを表している。また、各変動パターンコマンド「01H」〜「04H」、「A2H」〜「ADH」を決定する具体的な制御等に関しては後に説明する(図26及び図27参照)。
また、変動パターン選択テーブル73において、リーチハズレの変動パターンコマンド「02H」は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ最終停止図柄カウンタ293Eのカウント値が「0〜7」で変動パターンカウンタ293Hのカウント値が「90〜94」の場合に決定される。
また、変動パターン選択テーブル75において、大当たりの変動パターンコマンド「A8H」は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「大当たり」と判断され、且つ最終停止図柄カウンタ293Eのカウント値が「2〜3」で変動パターンカウンタ293Hのカウント値が「0〜19」の場合に決定される。
図13はROM282の演出パターンテーブル記憶エリア282Aに格納され、完全ハズレ又はリーチハズレの指示情報が入力された場合に使用される演出パターンテーブル77の一例を示す図である。図14はROM282の演出パターンテーブル記憶エリア282Aに格納され、確率変動モードを獲得した大当たりの指示情報が入力された場合に使用される演出パターンテーブル78の一例を示す図である。図15はROM282の演出パターンテーブル記憶エリア282Aに格納され、通常モードの大当たりの指示情報が入力された場合に使用される演出パターンテーブル79の一例を示す図である。
尚、各「0101H」〜「0401H」、「A201H」〜「AD04H」は、それぞれが16進数であることを表している。また、各演出パターンコマンド「0101H」〜「0401H」、「A201H」〜「AD04H」を決定する具体的な制御等に関しては後に説明する(図31参照)。
また、各演出表示パターンテーブル81〜85の「演出パターンコマンド」には、各「0101H」〜「0401H」、「A201H」〜「AD04H」が予め格納されている。
また、「演出パターンコマンド」の「0401H」に対応して、約60秒のリーチハズレの動画データでスイッチボタン9Bの連続押下を要求するメッセージ等が表示される演出表示パターンであることを表す「変動開始→第1図柄停止→第2図柄停止→リーチC演出→ボタン押す表示→第3図柄停止→リーチハズレ表示(60秒)」が予め格納されている。
また、演出表示パターンテーブル84の「演出表示パターン」には、「「演出パターンコマンド」の「AA01H」に対応して、約62秒の大当たりの動画データでスイッチボタン9Bの連続押下を要求するメッセージ等が表示される演出表示パターンであることを表す「変動開始→第1図柄停止(A)→第2図柄停止(A)→リーチC演出→ボタン押す表示→第3図柄停止(A)→大当たり表示(AAA)(62秒)」が予め格納されている。
図21(A)に示すように、特別図柄「A」は、両脇に手を当てて2本の足で立った卵形の胴体の上部に両目が配置され、この胴体中央部に「A」の文字が配置されたキャラクタ図柄91と、このキャラクタ図柄91の正面視右側の足下に配置され、変動順番が1番目であることを表す「1」の数字図柄92とから構成されている。
図21(B)に示すように、特別図柄「B」は、両脇に手を当てて2本の足で立った卵形の胴体の上部に両目が配置され、この胴体中央部に「B」の文字が配置されたキャラクタ図柄93と、このキャラクタ図柄93の正面視右側の足下に配置され、変動順番が2番目であることを表す「2」の数字図柄94とから構成されている。
図21(D)に示すように、特別図柄「D」は、両脇に手を当てて2本の足で立った卵形の胴体の上部に両目が配置され、この胴体中央部に「D」の文字が配置されたキャラクタ図柄97と、このキャラクタ図柄97の正面視右側の足下に配置され、変動順番が4番目であることを表す「4」の数字図柄98とから構成されている。
図22に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)11において、CPU291は、大当たりカウンタ293A、普通図柄カウンタ293B、第1保留カウンタ293C等の各カウンタ293A〜293Hに「0」を代入し、また、パラメータ記憶エリア293Iに記憶される各データを消去して、RAM293を初期化する。
続いて、S12において、CPU291は、RAM293にバックアップ用データが記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM293にバックアップ用データが記憶されていない場合には(S12:NO)、CPU291は、S14の処理に移行する。
続いて、S14において、CPU291は、変動パターンカウンタ293Hのカウント値を読み出し、該カウント値が最大値(本実施例では、99である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、変動パターンカウンタ293Hのカウント値が最大値に達していない場合には(S14:NO)、CPU291は、S16の処理に移行する。
S16において、CPU291は、変動パターンカウンタ293Hのカウント値を読み出し、該カウント値に「1」加算して、変動パターンカウンタ293Hに記憶後、再度、S14以降の処理を実行する。
図23は主制御基板290のCPU291が割込信号を入力された際に実行する割込制御処理を示すメインフローチャートである。図24は図23の「カウンタ更新処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。図25は図23の「始動口入賞処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。図26は図23の「大当たり判定処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。図27は図26の続きで「大当たり判定処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。図28は図23の「賞球払出処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。図29は図28の「大当たり遊技処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
図24示すように、先ず、S31において、CPU291は、大当たりカウンタ293Aのカウント値を読み出し、該カウント値が最大値(本実施例では、359である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、大当たりカウンタ293Aのカウント値が最大値に達していない場合には(S31:NO)、CPU291は、S32の処理に移行する。S32において、CPU291は、大当たりカウンタ293Aのカウント値を読み出し、該カウント値に「1」加算して、大当たりカウンタ293Aに記憶後、S34の処理に移行する。
続いて、S34において、CPU291は、最終停止図柄カウンタ293Eのカウント値を読み出し、該カウント値が最大値(本実施例では、7である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、最終停止図柄カウンタ293Eのカウント値が最大値に達していない場合には(S34:NO)、CPU291は、S35の処理に移行する。S35において、CPU291は、最終停止図柄カウンタ293Eのカウント値を読み出し、該カウント値に「1」加算して、最終停止図柄カウンタ293Eに記憶後、S37の処理に移行する。
続いて、S37において、CPU291は、本物特図カウンタ293Fのカウント値を読み出し、該カウント値が最大値(本実施例では、99である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、本物特図カウンタ293Fのカウント値が最大値に達していない場合には(S37:NO)、CPU291は、S38の処理に移行する。S38において、CPU291は、本物特図カウンタ293Fのカウント値を読み出し、該カウント値に「1」加算して、本物特図カウンタ293Fに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図25に示すように、先ず、S51において、CPU291は、始動口57のパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)294を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力されていない場合には(S51:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
そして、S53において、CPU291は、最終停止図柄カウンタ293Eのカウント値を読み出してパラメータ記憶エリア293Iに記憶する。
そしてまた、S54において、CPU291は、本物特図カウンタ293Fのカウント値を読み出してパラメータ記憶エリア293Iに記憶する。
そして、保留最大フラグがONの場合、即ち、「1」の場合には(S55:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、保留最大フラグがOFFの場合、即ち、「0」の場合には(S55:NO)、CPU291は、S56の処理に移行する。S56において、CPU291は、上記S52〜S54において、パラメータ記憶エリア293Iに記憶した大当たりカウンタ293A、最終停止図柄カウンタ293E及び本物特図カウンタ293Fの各カウンタ値を読み出し、保留データが格納されていないRAM293の保留エリアに記憶する。
尚、RAM293には、保留エリア0乃至保留エリア4の5個の保留エリアが予め設けられている。また、保留エリア0乃至保留エリア4は、起動時には初期化される。
そして、大当たりカウンタ293A、最終停止図柄カウンタ293E及び本物特図カウンタ293Fの各カウンタ値が保留エリア4に記憶されていない場合、即ち、5個の保留エリアを最大まで使用していない場合には(S57:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、大当たりカウンタ293A、最終停止図柄カウンタ293E及び本物特図カウンタ293Fの各カウンタ値が保留エリア4に記憶されている場合、即ち、5個の保留エリアを最大まで使用した場合には(S57:YES)、CPU291は、S58の処理に移行する。S58において、CPU291は、RAM293から保留最大フラグを読み出し、この保留最大フラグをONに設定する、即ち、該保留最大フラグに「1」を代入して、再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図26及び図27に示すように、先ず、S71において、CPU291は、変動表示指示フラグをRAM293から読み出し、この変動表示指示フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。尚、起動時には、変動表示指示フラグは、「0」が代入されてRAM293に記憶されている。即ち、起動時には、変動表示指示フラグは、OFFに設定されている。
そして、RAM293から読み出した変動表示指示フラグがONの場合には(S71:YES)、CPU291は、S72の処理に移行する。S72において、CPU291は、RAM293から変動時間タイマのカウント値を読み出し、このカウント値が、後述のS87又はS101においてセットされた最大値に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、変動時間タイマのカウント値が最大値に達していない場合には(S72:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
そして、S74において、CPU291は、変動時間タイマのカウント値の更新処理を終了した後、該変動時間タイマに「0」を代入してRAM293に記憶する、即ち、変動時間タイマを初期化する。
続いて、S75において、CPU291は、変動表示指示フラグをRAM293から読み出し、該変動表示指示フラグをOFFに設定する、即ち、変動表示指示フラグに「0」を代入して、再度RAM293に記憶する。
そしてまた、S76において、CPU291は、本特図表示装置53に表示されている3個の識別図柄を確定停止した後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、大当たりフラグがOFFの場合には(S77:NO)、CPU291は、S78の処理に移行する。S78において、CPU291は、RAM293の保留エリア0に大当たりカウンタ293A、最終停止図柄カウンタ293E及び本物特図カウンタ293Fの各カウンタ値が記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM293の保留エリア0に大当たりカウンタ293A、最終停止図柄カウンタ293E及び本物特図カウンタ293Fの各カウンタ値が記憶されていない場合には(S78:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S80において、CPU291は、上記S79でRAM293のワーキングエリアに記憶した大当たりカウンタ293Aのカウント値を再度読み出し、このカウント値が、後述のS95又はS96でRAM293に記憶する「大当たり数値」のいずれかと一致するか否かを判定する判定処理を実行する。そして、大当たりカウンタ293Aのカウント値が大当たり数値のいずれとも一致しない場合には(S80:NO)、CPU291は、S81の処理に移行する。S81において、CPU291は、サブ統合制御基板280のCPU281に指示する最終停止図柄情報を「123」に設定してRAM293に記憶する。
そしてまた、S83において、CPU291は、変動パターンカウンタ293Hのカウント値を読み出し、RAM293に記憶する。
続いて、S84において、CPU291は、RAM293から最終停止図柄情報「123」と変動パターンカウンタ293Hのカウント値とを再度読み出し、変動パターン選択テーブル73に基づいて、該変動パターン選択テーブル73から該当する変動パターンコマンドを読み出し、RAM293に記憶する。
例えば、RAM293から最終停止図柄情報「123」と変動パターンカウンタ293Hのカウント値「15」とを読み出した場合には、変動パターンコマンド「01H」を読み出し、CPU281に指示する変動パターンコマンドとして記憶する。また、RAM293から最終停止図柄情報「123」と変動パターンカウンタ293Hのカウント値「95」とを読み出した場合には、変動パターンコマンド「03H」を読み出し、CPU281に指示する変動パターンコマンドとして記憶する。
また、S86において、CPU291は、本特図表示装置53の変動表示制御を開始する。即ち、本特図表示装置53の3個の識別図柄が変動表示される。
また、S87において、CPU291は、上記S84で選択した変動パターンコマンドに対応する演出時間を変動パターン選択テーブル73から読み出し、該演出時間を変動時間タイマの最大カウント値としてセットする、即ち、該演出時間を変動時間タイマの最大カウント値としてRAM293に記憶する。
また、S89において、CPU291は、RAM293から変動表示指示フラグを読み出しONに設定する、即ち、変動表示指示フラグに「1」を代入して、再度、RAM293に記憶する。
そしてまた、S90において、CPU291は、RAM293から保留最大フラグをOFFにする、即ち、保留最大フラグに「0」を代入して、再度、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
S91において、CPU291は、上記S79でRAM293のワーキングエリアに記憶した最終停止図柄カウンタ293Eのカウント値を読み出す。そして、各変動パターン選択テーブル74、75に示すように、この最終停止図柄カウンタ293Eのカウント値が「0〜1」の場合には、最終停止図柄「111」をサブ統合制御基板280のCPU281に指示する最終停止図柄情報として設定してRAM293に記憶する。また、この最終停止図柄カウンタ293Eのカウント値が「2〜3」の場合には、最終停止図柄「222」をサブ統合制御基板280のCPU281に指示する最終停止図柄情報として設定してRAM293に記憶する。この最終停止図柄カウンタ293Eのカウント値が「4〜5」の場合には、最終停止図柄「333」をサブ統合制御基板280のCPU281に指示する最終停止図柄情報として設定してRAM293に記憶する。この最終停止図柄カウンタ293Eのカウント値が「6〜7」の場合には、最終停止図柄「444」をサブ統合制御基板280のCPU281に指示する最終停止図柄情報として設定してRAM293に記憶する。
そして、S93において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出しONに設定する、即ち、大当たりフラグに「1」を代入して、再度、RAM293に記憶する。尚、起動時には、大当たりフラグは、「0」が代入されて、RAM293に記憶されている。
そして、最終停止図柄情報が「111」、「333」のいずれとも一致しない場合、即ち、最終停止図柄情報が「222」、「444」のいずれかの場合には(S94:NO)、CPU291は、S95の処理に移行する。S95において、CPU291は、「大当たり数値」を通常タイプに設定する、即ち、CPU291は、予めROM292に記憶されている「通常大当たり数値」(本実施例の場合には、「7」である。)を読み出し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」としてRAM293に記憶した後、S97の処理に移行する。
従って、最終停止図柄情報が「111」、「333」のいずれかの場合には、確率変動モードを獲得して、「大当たり」の抽選確率は、4/360に設定される。また、即ち、最終停止図柄情報が「222」、「444」のいずれかの場合には、確率変動モードを獲得できず、通常モードに設定されて、「大当たり」の抽選確率は、1/360に設定される。
そしてまた、S98において、CPU291は、RAM293から最終停止図柄情報と変動パターンカウンタ293Hのカウント値とを再度読み出し、各変動パターン選択テーブル74、75に基づいて、該各変動パターン選択テーブル74、75から該当する変動パターンコマンドを読み出し、RAM293に記憶する。
例えば、RAM293から最終停止図柄情報「111」と変動パターンカウンタ293Hのカウント値「15」とを読み出した場合には、変動パターン選択テーブル74から変動パターンコマンド「A2H」を読み出し、CPU281に指示する変動パターンコマンドとして記憶する。また、RAM293から最終停止図柄情報「222」と変動パターンカウンタ293Hのカウント値「55」とを読み出した場合には、変動パターン選択テーブル75から変動パターンコマンド「A9H」を読み出し、CPU281に指示する変動パターンコマンドとして記憶する。
また、S100において、CPU291は、本特図表示装置53の変動表示制御を開始する。即ち、本特図表示装置53の3個の識別図柄が変動表示される。
また、S101において、CPU291は、上記S98で選択した変動パターンコマンドに対応する演出時間を各変動パターン選択テーブル74、75から読み出し、該演出時間を変動時間タイマの最大カウント値としてセットする、即ち、該演出時間を変動時間タイマの最大カウント値としてRAM293に記憶する。
また、S103において、CPU291は、RAM293から変動表示指示フラグを読み出しONに設定する、即ち、変動表示指示フラグに「1」を代入して、再度、RAM293に記憶後、S90の処理に移行する。
図28に示すように、先ず、S111において、CPU291は、始動口57のパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)294を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力された場合には(S111:YES)、CPU291は、S112の処理に移行する。S112において、CPU291は、始動口57への入賞に対する賞球数コマンド(本実施例では、賞球個数4個の払出を指示するコマンドである。)を設定して、RAM293に記憶後、S113の処理に移行する。
そして、各入賞口スイッチ62B〜65Bのいずれかからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)294を介して入力された場合には(S113:YES)、CPU291は、S114の処理に移行する。S114において、CPU291は、各入賞口62〜65への入賞に対する賞球数コマンド(本実施例では、賞球個数3個の払出を指示するコマンドである。)を設定して、RAM293に記憶後、S115の処理に移行する。
そして、大入賞口スイッチ60Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力された場合には(S115:YES)、CPU291は、S116の処理に移行する。S116において、CPU291は、大入賞口60への入賞に対する賞球数コマンド(本実施例では、賞球個数15個の払出を指示するコマンドである。)を設定して、RAM293に記憶後、S117の処理に移行する。
図29に示すように、先ず、S131において、CPU291は、変動表示指示フラグをRAM293から読み出してONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、変動表示指示フラグがONの場合には(S131:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、変動表示指示フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S131:NO)、CPU291は、S132の処理に移行する。S132において、CPU291は、大当たりフラグをRAM293から読み出してONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、大当たりフラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S132:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
そして、大入賞口開放中フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S133:NO)、CPU291は、S134の処理に移行する。S134において、CPU291は、何回目の大入賞口60の開放かを表すラウンド数を表示するように指示するラウンド表示コマンドをサブ統合制御基板280のCPU281に送信する。
続いて、S135において、CPU291は、開閉扉ソレノイド59Aを介して開閉扉59を上方に開口して大入賞口60を開放する。また、CPU291は、大入賞口60を連続して開放した回数のカウントを開始する。また、CPU291は、大入賞口60に入賞した入賞個数、即ち、大入賞口スイッチ60Aから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力された回数のカウントを開始する。
また、S137において、CPU291は、RAM293から大入賞口開放中フラグを読み出しONに設定する、即ち、大入賞口開放中フラグに「1」を代入して、再度、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
尚、起動時には、大入賞口開放中フラグは、「0」が代入されて、RAM293に記憶されている。
そして、大入賞口60に入賞した入賞個数が最大個数に達した場合には(S138:YES)、CPU291は、S140の処理に移行する。
そして、大入賞口60を開放してからの経過時間が最大開放時間に達していない場合には(S139:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S141において、CPU291は、開閉扉ソレノイド59Aを介して開閉扉59を閉じて大入賞口60を閉塞する。また、CPU291は、大入賞口60に入賞した入賞個数のカウントを終了する。
また、S142において、CPU291は、何回目の大入賞口60の開放かを表すラウンド数の表示を終了するように指示する大当たりラウンド表示終了コマンドをサブ統合制御基板280のCPU281に送信する。
そして、大入賞口60を連続して開放した回数が当該変動パターンコマンドに対応する最大回数に達していない場合には(S143:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、大入賞口60を連続して開放した回数が当該変動パターンコマンドに対応する最大回数に達した場合には(S143:YES)、CPU291は、S144の処理に移行する。S144において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出しOFFに設定する、即ち、大当たりフラグに「0」を代入して、再度、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図30はサブ統合制御基板280のCPU281が、主制御基板290のCPU291から指示情報として各コマンドを受信した場合に実行する制御処理を示すメインフローチャートである。図31は図30の「変動演出処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。図32は図30の「ボタン押下処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
図31に示すように、先ず、S211において、サブ統合制御基板280のCPU281は、主制御基板290のCPU291から「変動パターンコマンド」、「最終停止図柄情報」の指示情報が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、CPU291から「変動パターンコマンド」、「最終停止図柄情報」の指示情報が入力されていない場合には(S211:NO)、CPU281は、S212の処理に移行する。S212において、CPU281は、主制御基板290のCPU291から変動停止コマンドが入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、主制御基板290のCPU291から変動停止コマンドが入力されていない場合には(S212:NO)、CPU281は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、主制御基板290のCPU291から変動停止コマンドが入力された場合には(S212:YES)、CPU281は、S213の処理に移行する。S213において、CPU281は、演出表示基板260のCPU261、及び各駆動回路71、72に対して演出終了コマンドを送信後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
そして、入力された「変動パターンコマンド」が、各変動パターンコマンド「A2H」〜「ADH」のうちのいずれでもない場合には(S214:NO)、CPU281は、S215の処理に移行する。S215において、CPU281は、演出カウンタ283A、はずれ図柄カウンタ283B、リーチ図柄カウンタ283Cの各カウント値を読み込み、パラメータ記憶エリア283Eに記憶する。
例えば、演出カウンタ283Aのカウント値が「0〜99」で、入力された「変動パターンコマンド」が「01H」の場合には、演出パターンテーブル77から演出パターンコマンド「0101H」を選択してRAM283に記憶する。また、演出カウンタ283Aのカウント値が「0〜99」で、入力された「変動パターンコマンド」が「03H」の場合には、演出パターンテーブル77から演出パターンコマンド「0301H」を選択してRAM283に記憶する。
そして、演出パターンコマンドがスイッチボタン9Bの連続押下を要求する「押して」演出の演出パターンコマンドでない場合、即ち、演出パターンコマンド「0401H」でない場合には(S219:NO)、CPU281は、S221の処理に移行する。
S221において、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Eに記憶されるリーチ図柄カウンタ283Cのカウント値を読み出し、このカウント値に対応するリーチ図柄(各リーチ図柄「A↓A」、「B↓B」、「C↓C」、「D↓D」のうちのいずれかである。)をROM282から読み出す。そして、CPU281は、入力された「変動パターンコマンド」に対応する中列に停止表示される特別図柄のズレコマ数(図13参照)をROM282から読み出し、このコマ数分ずれた特別図柄を中列の停止図柄としてリーチハズレ報知の確定停止図柄の図柄データとして設定する、即ち、RAM283に記憶後、S227の処理に移行する。
続いて、S223において、CPU281は、パラメータ記憶エリア283Eに記憶した演出カウンタ283Aのカウント値と、入力された「変動パターンコマンド」とに基づき、演出パターンコマンドを演出パターンテーブル記憶エリア282Aに格納される各演出パターンテーブル78、79から選択してRAM283に記憶する。
例えば、入力された「変動パターンコマンド」が「A2H」で、演出カウンタ283Aのカウント値が「25〜49」の場合には、CPU281は、演出パターンテーブル78から演出パターンコマンド「A202H」を選択してRAM283に記憶する。また、入力された「変動パターンコマンド」が「AAH」で、演出カウンタ283Aのカウント値が「0〜24」の場合には、CPU281は、演出パターンテーブル79から演出パターンコマンド「AA01H」を選択してRAM283に記憶する。
例えば、S223で演出パターンコマンド「A202H」が選択された場合には、演出パターンテーブル78から演出パターンコマンド「A202H」に対応する確定停止図柄「BBB」を選択してRAM283に記憶する。また、S223で演出パターンコマンド「AA01H」が選択された場合には、演出パターンテーブル79から演出パターンコマンド「AA01H」に対応する確定停止図柄「AAA」を選択してRAM283に記憶する。
そして、演出パターンコマンドがスイッチボタン9Bの連続押下を要求する「押して」演出の演出パターンコマンドでない場合、即ち、演出パターンコマンド「A401H〜A404H」、「A701H〜A704H」、「AA01H〜AA04H」、「AD01H〜AD04H」のうちのいずれでもない場合には(S225:NO)、CPU281は、S227の処理に移行する。
続いて、S227において、CPU281は、RAM283に記憶した「演出パターンコマンド」と「確定停止図柄」とを読み出し、この「演出パターンコマンド」と「確定停止図柄」とを表示指示情報として演出表示基板260のCPU261に送信すると共に、この「演出パターンコマンド」を演出指示情報として各駆動回路71、72に送信後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図32に示すように、先ず、S241において、サブ統合制御基板280のCPU281は、RAM283から押しボタン入力有効化フラグを読み出し、該ボタン入力有効化フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、ボタン入力有効化フラグがOFFの場合、即ち、「0」の場合には(S241:NO)、CPU281は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、ボタン入力有効化フラグがONの場合、即ち、「1」の場合には(S241:YES)、CPU281は、242の処理に移行する。S242において、CPU281は、タイマによる押しボタン入力有効化フラグがONになってからの経過時間を計測中か否かを判定する判定処理を実行する。そして、タイマによる押しボタン入力有効化フラグがONになってからの経過時間の計測を開始していない場合には(S242:NO)、S243において、CPU281は、タイマによる押しボタン入力有効化フラグがONになってからの経過時間を計測を開始後、S244の処理に移行する。
S244において、CPU281は、タイマによる計測時間が「t1」に達したか否か、即ち、スイッチボタン9Bの連続押下を要求する要求メッセージ(要求メッセージ)の表示を指示する時間に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、タイマによる計測時間が「t1」に達していない場合には(S244:NO)、CPU281は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
そして、タイマによる計測時間が「t2」に達した場合には(S245:YES)、CPU281は、S246の処理に移行する。S246において、CPU281は、RAM283から押しボタン入力有効化フラグを読み出しOFFに設定する、即ち、押しボタン入力有効化フラグに「0」を代入して、再度、RAM293に記憶後、S247の処理に移行する。
そして、S247において、CPU281は、ボタン押下回数カウンタ283Dのカウント値を読み出して初期化する、即ち、該カウント値に「0」を代入して再度、ボタン押下回数カウンタ283Dに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S249において、CPU281は、スイッチボタン9Bを押下した入力信号が、入出力回路(I/O)284を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。そして、スイッチボタン9Bを押下した入力信号が、入出力回路(I/O)284を介して入力されていない場合には(S249:NO)、CPU281は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、スイッチボタン9Bを押下した入力信号が、入出力回路(I/O)284を介して入力された場合には(S249:YES)、CPU281は、S250の処理に移行する。S250において、CPU281は、ボタン押下回数カウンタ283Dのカウント値を読み出し、該カウント値に「1」加算後、再度ボタン押下回数カウンタ283Dに記憶する。
例えば、該カウント値が「10」カウント増加する毎にキャラクタ図柄が一歩進む表示を指示する動画表示指示コマンドを演出表示基板260のCPU261に送信する。
続いて、S252において、CPU281は、ボタン押下回数カウンタ283Dのカウント値を読み出し、該カウント値をタイマによる計測時間で除算して、単位時間当たりのスイッチボタン9Bの連続押下回数を算出する。そして、この単位時間当たりのスイッチボタン9Bの連続押下回数が規定回数を超えたか否かを判定する判定処理を実行する。尚、本実施例では、CPU261に送信した演出パターンコマンドが「0401H」の場合には、規定回数は、1秒間に5回である。また、CPU261に送信した演出パターンコマンドが「A401H〜A404H」、「A701H〜A704H」、「AA01H〜AA04H」、「AD01H〜AD04H」のうちのいずれかの場合には、規定回数は、1秒間に7回である。
一方、単位時間当たりのスイッチボタン9Bの連続押下回数が規定回数を超えていない場合には(S252:NO)、CPU281は、S254の処理に移行する。S254において、CPU281は、スイッチボタン9Bを押しすぎである旨を表すメッセージ(押下抑制メッセージ)の表示の消去を指示する「押しすぎ」表示終了指示コマンドを演出表示基板260のCPU261に送信後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
そして、S302において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から読み出し、該演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターンコマンドか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「0101H」であるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「0101H」の場合には(S302:YES)、S303において、CPU261は、「完全ハズレ表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「0101H」でない場合には(S302:NO)、CPU261は、S304の処理に移行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「0201H、0301H、0401H」のうちのいずれでもない場合には(S304:NO)、CPU261は、S306の処理に移行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「A201H」〜「AD04H」のうちのいずれでもない場合には(S306:NO)、CPU261は、S307のサブ処理を実行しないで、当該処理を終了する。
図34に示すように、S311において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドをROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル81の「演出パターンコマンド」として、この演出表示パターンテーブル81の「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
例えば、CPU261は、演出表示パターンテーブル81の演出パターンコマンド「0101H」に対応する「演出表示パターン」として約5秒間の完全ハズレの動画データをRAM263に記憶する。
そして、S312において、CPU261は、液晶表示器52に、左側、中央、右側に上下方向に変動する3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始する。
続いて、S313において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する確定停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する確定停止図柄の図柄データが「ACB」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄としてキャラクタ図柄91と数字図柄92(図21参照)から構成される特別図柄「A」を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する確定停止図柄の図柄データが「ACB」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄としてキャラクタ図柄93と数字図柄94(図21参照)から構成される特別図柄「B」を停止表示する。
また、S315において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3所定時間(例えば、約5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する確定停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第2番目の図柄を液晶表示器52の中列の第3図柄として停止表示する。これにより、各第1・第2・第3図柄が完全ハズレの図柄で停止表示される。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する確定停止図柄の図柄データが「ACB」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中列の第3図柄としてキャラクタ図柄95と数字図柄96(図21参照)から構成される特別図柄「C」を停止表示する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S316:NO)、S317において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から演出終了コマンドが入力された場合には(S316:YES)、S318において、液晶表示器52に停止表示されるハズレを報知する各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図35に示すように、S321において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドをROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル81の「演出パターンコマンド」として、この演出表示パターンテーブル81の「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
また、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「0401H」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル81の「演出表示パターン」として約60秒間のリーチハズレの動画データ「変動開始→第1図柄停止→第2図柄停止→リーチC演出→ボタン押す表示→第3図柄停止→リーチハズレ表示(60秒)」をRAM263に記憶する。
例えば、図38に示すように、液晶表示器52に、左側、中央、右側に上下方向にキャラクタ図柄91と数字図柄92(図21参照)から構成される特別図柄「A」、キャラクタ図柄93と数字図柄94(図21参照)から構成される特別図柄「B」、キャラクタ図柄95と数字図柄96(図21参照)から構成される特別図柄「C」、キャラクタ図柄97と数字図柄98(図21参照)から構成される特別図柄「D」を、「A」→「B」→「C」→「D」の順に繰り返し変動表示する。
例えば、図39に示すように、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する演出パターンコマンドが「0201H」で「確定停止図柄」が「ADA」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄としてキャラクタ図柄91と数字図柄92(図21参照)から構成される特別図柄「A」を停止表示する。
例えば、図40に示すように、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する演出パターンコマンドが「0201H」で「確定停止図柄」が「ADA」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄としてキャラクタ図柄91と数字図柄92(図21参照)から構成される特別図柄「A」を停止表示する。
一方、表示指示情報を構成する演出パターンコマンドが「0201H」でない場合には(S325:NO)、CPU261は、S327の処理に移行する。S327において、CPU261は、リーチB演出の演出表示か否か、即ち、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する演出パターンコマンドが「0301H」であるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、表示指示情報を構成する演出パターンコマンドが「0301H」である場合には(S327:YES)、S328において、CPU261は、リーチB演出の演出表示を行う「リーチB表示処理」のサブ処理を実行後、S330の処理に移行する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する演出パターンコマンドが「0201H」で「確定停止図柄」が「ADA」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中列の第3図柄としてキャラクタ図柄97と数字図柄98(図21参照)から構成される特別図柄「D」を停止表示する。従って、この場合には、液晶表示器52にリーチハズレ「ADA」が表示される。
そして、CPU281から演出終了コマンドが入力されていない場合には(S331:NO)、S332において、CPU261は、動画表示を継続する。
一方、CPU281から演出終了コマンドが入力された場合には(S331:YES)、CPU261は、S333の処理に移行する。S333において、CPU261は、液晶表示器52に停止表示されるリーチハズレを報知する各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、図46に示すように、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する演出パターンコマンドが「0201H」で「確定停止図柄」が「ADA」の場合には、CPU261は、液晶表示器52に各特別図柄「A」、「D」、「A」を確定停止表示して、表示画面の上端部に「残念」と表示して、遊技者に対してリーチハズレの確定を報知する。
図36に示すように、S341において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドをROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される各演出表示パターンテーブル81〜85(図16〜図20参照)の「演出パターンコマンド」として、この各演出表示パターンテーブル81〜85の「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
また、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「A401H」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル82の「演出表示パターン」として約62秒間の当たりリーチの動画データ「変動開始→第1図柄停止(A)→第2図柄停止(A)→リーチC演出→ボタンを押す表示→第3図柄停止(A)→当たり表示(AAA)(62秒)」をRAM263に記憶する。
例えば、図38に示すように、液晶表示器52に、左側、中央、右側に上下方向にキャラクタ図柄91と数字図柄92から構成される特別図柄「A」、キャラクタ図柄93と数字図柄94から構成される特別図柄「B」、キャラクタ図柄95と数字図柄96から構成される特別図柄「C」、キャラクタ図柄97と数字図柄98から構成される特別図柄「D」を、「A」→「B」→「C」→「D」の順に繰り返し変動表示する。
例えば、図39に示すように、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する演出パターンコマンドが「A401H」で「確定停止図柄」が「AAA」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄としてキャラクタ図柄91と数字図柄92(図21参照)から構成される特別図柄「A」を停止表示する。
例えば、図40に示すように、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する演出パターンコマンドが「A401H」で「確定停止図柄」が「AAA」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄としてキャラクタ図柄91と数字図柄92(図21参照)から構成される特別図柄「A」を停止表示する。
図37に示すように、先ず、S411において、CPU261は、液晶表示器52の表示画面に停止表示される各第1・第2図柄をそれぞれ表示画面の斜め上側の隅部に縮小表示する。また同時に、CPU261は、液晶表示器52の表示画面内に複数のキャラクタ図柄や所定のセリフを表示する。
一方、「押して」表示指示コマンドがサブ統合制御基板280のCPU281から入力された場合には(S412:YES)、CPU261は、S413の処理に移行する。S413において、CPU261は、ボタンを押す表示や、スイッチボタン9Bの連続押下を要求する「押して!」等の要求メッセージ(要求メッセージ)を表示する「押して!」演出表示を液晶表示器52の表示画面に表示する。
一方、「押しすぎ」表示指示コマンドがサブ統合制御基板280のCPU281から入力された場合には(S414:YES)、CPU261は、S415の処理に移行する。S415において、CPU261は、スイッチボタン9Bを押しすぎである旨を表すメッセージ(押下抑制メッセージ)をキャラクタ図柄のセリフとして表示後、S416の処理に移行する。
一方、「押しすぎ」表示終了指示コマンドがサブ統合制御基板280のCPU281から入力された場合には(S416:YES)、CPU261は、S417の処理に移行する。S417において、CPU261は、上記S415において表示したスイッチボタン9Bを押しすぎである旨を表すメッセージ(押下抑制メッセージ)を消去後、S418の処理に移行する。
一方、当該リーチCの演出表示が終了した場合には(S418:YES)、CPU261は、当該「リーチC表示処理」のサブ処理を終了する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する演出パターンコマンドが「A401H」で「確定停止図柄」が「AAA」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中列の第3図柄としてキャラクタ図柄91と数字図柄92(図21参照)から構成される特別図柄「A」を停止表示する。従って、この場合には、液晶表示器52に大当たり「AAA」が表示される。
そして、CPU281から演出終了コマンドが入力された場合には(S351:YES)、CPU261は、S353の処理に移行する。S353において、CPU261は、液晶表示器52に停止表示される大当たりを報知する各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行う。
例えば、図45に示すように、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する演出パターンコマンドが「A401H」で「確定停止図柄」が「AAA」の場合には、CPU261は、液晶表示器52に各特別図柄「A」、「A」、「A」を確定停止表示して、表示画面の上端部に「大当たり」と表示して、遊技者に対して大当たりの確定を報知する。
また、リーチCの演出表示が終了した場合には、スイッチボタン9Bからの入力信号が無効化されるため、スイッチボタン9Bを押下する遊技を行うことができなくなり、遊技者によるスイッチボタン9Bの無意味な押しすぎを更に抑制することができる。また、スイッチボタン9Bを押しすぎである旨を表すメッセージ(押下抑制メッセージ)が表示されているので、遊技者に故障との誤解を与えず、且つ、スイッチボタン9Bの長期的なダメージを少なくすることが可能となる。また、スイッチボタン9Bを押しすぎである旨を表すメッセージ(押下抑制メッセージ)を表示しないように確実に表示制御することができる(S245〜S247)。
(A)上記S252において、CPU281は、ボタン押下回数カウンタ283Dのカウント値が規定許容回数(例えば、100回〜200回である。)を超えたか否かを判定する判定処理を実行するようにしてもよい。そして、ボタン押下回数カウンタ283Dのカウント値が規定許容回数(例えば、100回〜200回である。)を超えた場合には、CPU281は、S253の処理に移行して、スイッチボタン9Bを押しすぎである旨を表すメッセージ(押下抑制メッセージ)の表示を指示する「押しすぎ」表示指示コマンドを演出表示基板260のCPU261に送信後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻るように構成してもよい。一方、ボタン押下回数カウンタ283Dのカウント値が規定許容回数(例えば、100回〜200回である。)を超えていない場合には、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻るように構成してもよい。また、ボタン押下回数カウンタ283Dのカウント値が規定許容回数(例えば、100回〜200回である。)を超えた場合には、S253において、CPU281は、スイッチボタン9Bの連続押下の中止を要求する要求メッセージを表示するように指示する中止指示コマンドをCPU261に対して送信するようにしてもよい。そして、CPU261は、この中止コマンドを受信した場合には、S417において、スイッチボタン9Bの連続押下の中止を要求する要求メッセージを表示するように構成してもよい。これにより、リーチ状態で、遊技に夢中になっている遊技者に対してスイッチボタン9Bの押しすぎ中止の警告を容易に認識できるように報知して、スイッチボタン9Bの押しすぎであることを効果的に注意することが可能となり、遊技者によるスイッチボタン9Bの無駄な押しすぎを抑制して、このスイッチボタン9Bの長期的なダメージを少なくすることが可能となる。
(B)上記S413の処理において、スイッチボタン9Bの連続押下を要求する要求メッセージ(要求メッセージ)を同時に音声報知する構成にしてもよい。これにより、遊技者に対してより効果的に報知することができる。
(C)上記S415の処理において、スイッチボタン9Bを押しすぎである旨を表すメッセージ(押下抑制メッセージ)を同時に音声報知する構成にしてもよい。これにより、遊技者に対してより効果的に報知することができる。
Claims (3)
- 遊技領域に設けられて複数の識別図柄を変動表示する図柄表示装置と、
遊技機の遊技者側前面部に配置されて、遊技者が押下することによって所定信号を出力する押下スイッチと、
所定タイミングで前記押下スイッチから入力される信号を有効化するように制御する有効化制御手段と、
前記所定タイミングにおいて前記押下スイッチを押下するように要求する旨を表す要求メッセージを前記図柄表示装置に表示するように制御する第1表示制御手段と、
前記押下スイッチから入力される有効化された信号に基づいて該押下スイッチの単位時間当たりの押下回数をカウントする押下回数カウント手段と、
前記単位時間当たりの押下回数が所定の第1許容回数を超えたか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段を介して前記単位時間当たりの押下回数が所定の第1許容回数を超えたと判定された場合には、該押下スイッチを押しすぎである旨を表す押下抑制メッセージを前記図柄表示装置に表示するように制御する第2表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記押下スイッチから入力される有効化された信号に基づいて前記所定タイミングから該押下スイッチが押下された総回数をカウントする総回数カウンタと、
前記総回数が所定の第2許容回数を超えたか否かを判定する第2判定手段と、
を備え、
前記第2表示制御手段は、前記第2判定手段を介して前記総回数が所定の第2許容回数を超えたと判定された場合には、前記押下抑制メッセージを前記図柄表示装置に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記所定タイミングから所定時間経過した場合には、前記押下スイッチから入力される信号を無効化するように制御する無効化制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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