JP2007312544A - バックアップ電源装置 - Google Patents

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茂治 山下
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Abstract

【課題】交流電源停電によっても負荷に直流電圧を供給できるバックアップ電源装置に関し、比較的廉価な構成且つ信頼性を維持する。
【解決手段】主電源部1と充電部2とバッテリ3とを含み、交流電源1停電時に、エンジンを起動して交流電圧を発生して、交流電源10の代わりとするバックアップ電源装置であり、バッテリ3から負荷7に直流電流を供給した時の電流を検出する電流検出部4と、充電部2に電流検出部4による検出信号を保持部12に保持すると共に、この保持状態を解除するまで、バッテリ3に対する充電部2の充電作用を停止する充電停止手段と、交流電源10の停電検出により、交流発電機20を駆動するエンジンを起動した後、交流電源10の復電検出により、エンジンを停止させると共に保持部12をリセットする停電検出部8とを備えている。
【選択図】図1

Description

本願発明は、交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換して負荷に供給すると共に、充電器によりバッテリを充電し、交流電源の停電時にバッテリから負荷に直流電圧を供給するバックアップ電源装置に関する。
交流電源からの交流電圧又は交流電源の停電時に動作を開始する交流発電機からの交流電圧を、スイッチング電源等による主電源部から負荷に直流の定電圧を供給し、交流電源からの交流電圧を、スイッチング電源装置等によるバッテリ充電部から常時バッテリを充電し、交流電源の停電時に、そのバッテリから負荷に直流電圧を供給するバックアップ電源装置が知られている。又交流電源の停電時に、エンジンを起動して交流発電機を駆動し、この交流発電機からの交流電圧を主電源部に供給し、主電源部からの直流電圧を負荷に供給する無停電装置UPS(Uninterruptable Power Supply)も知られている。
従来のバックアップ電源装置の主要部は、例えば、図5に示すように、交流電圧ACを入力して直流定電圧を出力するスイッチ電源等の構成を有する主電源部51と、交流電圧ACを入力して、バッテリ53を充電するスイッチング電源等の構成を有する充電部52と、逆流防止用のダイオード54とを含み、交流電源が正常の場合、主電源部51の出力電圧Voutを負荷55に供給し、充電部52の出力電圧によりバッテリ53を充電し、その充電電圧VBoutは、Vout>VBoutの関係となるから、ダイオード54は逆方向電圧が印加された状態となり、バッテリ53からは負荷55への直流電流は供給されない。そして、交流電源の停電時に、バッテリ53の電圧VBoutを、ダイオード54を介して負荷55に供給し、交流電源停電時のバックアップを行うものである。又エンジン駆動の交流発電機を備えている場合は、交流電源停電時に、エンジンを起動し、交流発電機を回転させて交流電圧を発生させ、交流電源からの交流電圧の代わりに、交流発電機からの交流電圧を主電源部51に供給し、交流電源停電時のバックアップを行う構成も前述のように知られている。
又複数のバッテリを並列にAC/DCコンバータにより充電し、バッテリの端子電圧と充電電流及び放電電流を検出して、AC/DCコンバータを制御し、バッテリの過充電及び過放電を制御可能としたコントローラを設け、AC/DCコンバータの出力電圧又は交流電源停電時にバッテリの充電電圧を複数のDC/DCコンバータに供給して、所定の直流電圧に変換して負荷に供給するバックアップ電源としての機能を備えた構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−18764号公報
交流電源停電時には、主電源部51の出力電圧が零となるから、前述のように、バッテリ53からダイオード54を介して負荷55に直流電流を供給する状態となり、交流電源停電時に於いても負荷55を動作状態とすることができる。この場合のバッテリ53の容量を大きくすれば、停電時間が長くなっても負荷55を継続して動作状態とすることができるが、大容量バッテリを設けることによるコスト上昇の問題があり、前述のように、交流電源停電時に、エンジンを起動し、交流発電機を駆動する構成とすることにより、バッテリ55の容量は、停電発生からエンジン起動による所定の交流電圧が主電源部51に供給するまでの間、負荷55に動作電力を供給する容量ですむことになる。又エンジン駆動の交流発電機は、その発電容量を負荷55に供給する電力量に相当する必要最小限とすることがコスト的に要望される。
例えば、図6の(a)に示すように、主電源部51に入力する交流電圧が時刻t1に於いて停電により零となると、バッテリ53からダイオード54を介して負荷55に供給する電流は、図6の(b)に示すものとなる。そして、時刻t2に、交流電源復電により、交流電圧を主電源部51に入力すると、バッテリ53から負荷55に供給していた電流は、図6の(b)に示すように零となる。又充電部52からバッテリ53に供給する充電電流は、図6の(c)に示すように、停電の時刻t1から零となり、時刻t2に、主電源部51と共に充電部52に対しても交流電圧が入力されるから、充電部52からの充電電流は、一時的ではあるが、バッテリ53から負荷55に対するバックアップ電力に相当する放電量に従った充電電流が流れる。即ち、時刻t1以前は、バッテリ53に対するフロー充電状態の充電電流であるが、時刻t2の交流電圧印加時に、充電部52からバッテリ53に対する充電電流は増加し、充電時間の経過に従って次第に減少し、停電前と同様のフロー充電状態の充電電流となる。
時刻t2に交流電源の復電した場合は、交流電源の電流容量が充分に大きいから、充電部52からバッテリ53に対する充電電流が多少増加しても問題がないが、停電により起動した交流発電機からの交流電圧を、主電源部51と充電部52とに印加し、充電部52からバッテリ53の充電電流を、図6の(c)の時刻t2以降に示すように供給する場合、交流発電機は、この充電電流に相当する出力容量を備える必要がある。即ち、バックアップ用の交流発電機の電力容量を、負荷55駆動用の電力容量よりも、増大する充電電流を供給できる分だけ大きくする必要がある。従って、バックアップ電源装置としてのコストが上昇する問題があった。又バッテリ53は、長期間信頼性を維持することが要望されるが、過放電状態が発生すると、その耐用期間が短くなる問題がある。又このように、バッテリ53の信頼性を維持する為に、所定期間毎や、バックアップ頻度等により交換することがあり、その場合に、バッテリ53は、製造年月日等に対応して、各種の使用条件の構成となる場合があり、常に初期時の充放電特性を有するものとは限らない問題があり、その為に、バッテリを交換した場合、充電部52の充電条件を設定変更しなければならないことがあり、再設定時に誤設定が発生する可能性を含む問題がある。
本発明は、前述の従来の問題点を解決することを目的とし、比較的廉価で且つ信頼性のある構成のバックアップ電源装置を提供するものである。
本発明のバックアップ電源装置は、交流電源からの交流電圧を直流定電圧に変換して負荷に供給し、且つ充電部により直流電圧に変換してバッテリを充電し、前記交流電源の停電時に、エンジンを起動して該エンジンで駆動される交流発電機からの交流電圧が立ち上がるまでの間、前記バッテリから逆流防止用のダイオードを介して前記負荷に直流電圧を供給するバックアップ電源装置に於いて、前記バッテリから前記負荷に前記ダイオードを介して直流電流を供給した時の電流を検出する電流検出手段と、前記充電部に前記電流検出手段による検出信号を入力して保持部に保持すると共に、該検出信号の保持状態を解除するまで前記バッテリに対する充電作用を停止する充電停止手段と、前記交流電源の停電検出により前記エンジンを起動した後、該交流発電機の復電検出により、前記エンジンを停止させると共に前記保持部をリセットする停電検出部とを備えている。
又前記バッテリから前記ダイオードを介して前記負荷に電流を供給し、該バッテリの電圧が予め設定した値に低下したことを検出して前記負荷へ供給する電流を遮断するスイッチ回路を設けることができる。
又前記充電部は、前記バッテリの特性に対応した充電特性で充電制御する充電制御部と、前記バッテリに設けた特性設定部の設定情報を該バッテリの装着により読み取って前記充電制御部に入力する特性設定入力部とを備えることができる。
交流電源の停電時に、バッテリから負荷に供給する電流を検出して、充電部によるバッテリに対する充電作用を停止することにより、エンジン駆動の交流発電機から充電部を介してバッテリ充電の為の電力を供給する必要がなくなり、交流発電機は、負荷のバックアップ用の電力容量ですむ利点がある。又バッテリから負荷にバックアップ用の電流を供給した場合の過放電を防止することにより、バッテリの使用可能期間を延長可能とすることができる。又特性設定部により、バッテリ交換時の充電特性の設定の自動化が可能となり、信頼性を維持することが可能となる。
本発明のバックアップ電源装置は、図1を参照すると、交流電源10からの交流電圧ACを直流定電圧に変換して負荷7に供給し、且つ交流電圧ACを充電部2により直流電圧に変換してバッテリ3を充電し、交流電源10の停電時に、エンジンを起動して交流発電機20を駆動し、この交流発電機20からの交流電圧が所定の値に上昇するまでの間、バッテリ3から逆流防止用のダイオード6を介して、負荷7に直流電流を供給するバックアップ電源装置に於いて、バッテリ3から負荷7にダイオード6を介して直流電流を供給した時の電流を検出する電流検出部4等による電流検出手段と、充電部2に電流検出手段による検出信号を入力して保持部12に保持すると共に、検出信号の保持状態を解除するまで、バッテリ3に対する充電作用を停止する制御部13を含む充電停止手段と、エンジンを起動した後、交流電源の復電検出により、エンジンを停止させると共に、保持部12をリセットする停電検出部8とを備えている。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、1は交流電圧ACを安定化した直流電圧に変換して出力するスイッチング電源等の主電源部、2はバッテリ充電用の充電部、3はバッテリ、4は電流検出手段としての抵抗等の電流検出部、5は電磁スイッチ等のスイッチ回路、6は逆流防止用のダイオード、7は各種の電子回路等の負荷、8は停電検出部、9は切替スイッチ回路、10は商用交流電源や大工場等に於ける自家発電設備等の交流電源、11はバッテリ充電用の変換出力部、12は保持部、13はバッテリ3の電圧を検出して変換出力部11とスイッチ回路5とを制御する制御部、20はエンジン駆動の交流発電機(G)を示す。なお、主電源部1は、負荷7に安定化した直流電圧を印加する既に知られているスイッチング電源等の各種の構成を適用することができる。又変換出力部11も、既に知られているバッテリ充電手段を適用することができる。
交流電源10が正常の場合、その交流電圧ACは、主電源部1と充電部2とに印加され、主電源部1から負荷7に対して安定化した直流電圧を供給し、又充電部2からバッテリ3の充電を行う。この充電電流は、バッテリ3の構造や特性によっても異なるが、バッテリ3の容量をC(AH)とすると、0.1C〜0.3Cとすることが推奨されている。又バッテリ3の電圧は、正常時の主電源部1の出力直流電圧より低くなるように設定されているから、ダイオード6には逆方向電圧が印加されている状態となり、バッテリ3からは負荷7への電流は流れない。又制御部13は、バッテリ3の端子電圧を検出して変換出力部11を制御し、この変換出力部11からバッテリ3への充電電流を制御して過充電となることを回避し、又停電時には、バッテリ3からダイオード6を介して負荷7に直流電流を供給し、比較的長時間となる場合のバッテリ3の過放電状態を示す時に、制御部13からの制御によりスイッチ回路5をオフとして、過放電によるバッテリ3の使用可能時間が短くなることを回避することができる。
又交流電源10の停電時には、停電検出部8により検出し、交流発電機20駆動用のエンジンを起動し、切替スイッチ回路9を、商用交流電源10側から交流発電機20側へ切替える。又停電により主電源部1の出力電圧は零となるから、バッテリ3から、電流検出部4、スイッチ回路5、ダイオード6を介して、負荷7の動作電力が供給される。このバッテリ3から負荷7に供給する電流を、電流検出手段を構成する電流検出部4により検出し、この電流検出信号を充電部2の保持部12に保持し、この保持部12に保持した電流検出信号を、変換出力部11に対して動作停止信号として入力する。即ち、保持された検出信号に基づいて変換出力部11からバッテリ3を充電する機能を停止させる充電停止手段を、変換出力部11と保持部12との機能によって構成している。このように、交流電源10の停電により、交流発電機20からの交流電圧が主電源部1と充電部2とに印加されても、充電部2は充電動作を停止しているから、従来例の問題点としての図6に(c)の時刻t2以後の比較的大きな充電電流を交流発電機20から供給する必要はなくなり、交流発電機20は、負荷7のバックアップ用の電力容量の構成で済むことになる。
又交流電源10の復電を停電検出部8により検出すると、切替スイッチ回路9を制御して、交流発電機20側から交流電源10側へ切替え、又交流発電機20駆動用のエンジンを停止させ、又充電部2の保持部12をリセットし、変換出力部11を動作可能の状態とする。それにより、初期状態に戻り、交流電源10からの交流電圧ACを主電源部1により直流電圧に変換して負荷7に供給し、充電部2により直流電圧に変換してバッテリ3の充電を行う。この場合に、例えば、図6の(c)の時刻t2以後の比較的大きな充電電流が流れても、交流電源10は充分な電力容量を有する構成であるから、何らの問題も生じない。
図2は、前述の動作説明図であり、(a)は交流電源10の電圧、(b)は交流発電機20の電圧、(c)は主電源部1と充電部2とに入力される電圧、(d)はバッテリの充放電電流の概要を示し、正側を充電電流、負側を充電電流とした場合を示す。時刻t1に、交流電源10の停電により、(a)に示すように電圧は零となり、エンジンが起動されて、交流発電機20の電圧は、時刻t2に所定の値に上昇する。なお、説明の便宜上、上昇過程や低下過程は図示を省略している。従って、主電源部1と充電部2とに入力される電圧は、時刻t1〜t2の間、零となり、この間、バッテリ3から(d)に示すように負荷7に供給される。又交流発電機20からの交流電圧が充電部2に印加されても、バッテリ3から負荷7に対する電流を検出して、変換出力部11の動作が停止されているから、充電部2からバッテリ3に対する充電は行われない。
次に、時刻t3に交流電源10が復電すると、切替スイッチ回路9により交流電源10からの交流電圧が主電源部1と充電部2とに印加され、エンジンは停止するように制御され、時刻t4に交流発電機20の出力電圧が零となる場合を示している。又時刻t3に於ける復電検出により、充電部2の保持部12はリセットされるから、変換出力部11は動作を開始し、バッテリ3の充電を開始する。その時、図6の(c)の時刻t2に於ける場合と同様に、バッテリ3の充電電流が大きくなるが、電力容量の大きい交流電源10から充電部2を介して供給するので、充分な充電電流を供給することができる。
図3は、本発明の実施例2の要部説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示す。この実施例2は、主電源部1の出力電圧を、負荷7に印加すると共に、充電部2の入力電圧として印加する構成の場合を示し、図1に於ける停電検出部8と切替スイッチ回路9と交流電源10と交流発電機20とは図示を省略している。この実施例2に於ける充電部2は、主電源部1からの直流電圧を基に、バッテリ3の充電を行うものであり、交流電源の停電により、バッテリ3から負荷7に直流電圧を供給する機能は、前述の実施例1と同様であるが、バッテリ3から負荷7に直流電圧を供給する時に、充電部2にも入力される接続構成であり、この充電部2に対する逆流防止用のダイオードを設けることもできるが、このダイオードによる順方向の電力損失が生じる。しかし、バッテリ3から負荷7に供給する電流を検出して充電部2の動作を停止させるから、バッテリ3の電圧が充電部2に入力されても問題は生じない。なお、停電検出によるエンジン起動等を含む前述の実施例1と同様の重複した作用の説明は省略する。
図4は、本発明の実施例3の説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、3Aはバッテリユニット、14はバッテリユニット3Aの特性設定部、15は制御部11の特性設定入力部を示す。なお、図1に於ける停電検出部8と、切替スイッチ回路9と、交流電源10と、交流発電機20とについての図示を省略している。交流電圧ACが正常の時、停電発生時、復電時については、前述の各実施例と同様の作用を行うものであり、重複した説明は省略する。
又バックアップ用のバッテリは、使用可能期間が経過することにより交換する場合が一般的であり、通常は、同一充放電特性のバッテリと交換するものである。その場合は、充電部2に於ける充放電特性の再設定は必要でない。しかし、バックアップ特性の改善等に従って、異なる充放電特性のバッテリと交換する場合もある。或いは、旧バッテリと同一充放電特性のバッテリの生産中止により、新たな充放電特性のバッテリと交換しなければならない場合もある。このように、充放電特性が前回と異なるバッテリと交換した場合、充電部2によるバッテリの充電特性に従って設定変更を行う必要が生じる場合がある。そこで、バッテリユニット3Aとして、充放電特性情報を示す特性設定部14をバッテリユニット3Aに設け、充電部2側には、特性設定入力部15を設け、バッテリユニット3A装着により、特性設定部14の充放電特性情報を、特性設定入力部15により読取り、制御部13に充放電特性を設定する。従って、バッテリユニット3Aを装着するだけで、新たなバッテリに対する変換出力部11の充電特性を設定して、充電を行うことができる。又放電特性の過放電判定電圧等の放電特性を制御部13に設定し、バックアップ動作による放電時のバッテリ電圧が、過放電状態か否かを判定し、過放電状態となった時、スイッチ回路5をオフとなるように制御して、過放電を防止することができる。
特性設定部14と特性設定入力部15とは、例えば、複数のピン接点の選択による充放電特性情報とすることができるが、バッテリユニット3Aは、完全充電状態でなくても、充電電圧を有する状態であるから、非接触による設定情報の伝達手段を適用し、バッテリユニット3Aを装着した時に、特性設定部14の充放電特性情報を、特性設定入力部15に伝達することも可能である。例えば、RFID等による電磁波を利用した非接触情報伝達手段を適用することもできる。従って、バッテリ交換は、充放電特性等の知識がない作業員によっても簡単に行うことができ、且つ新たなバッテリの充放電特性の誤設定を確実に防止することができ、信頼性を維持することができる。
本発明の実施例1の説明図である。 本発明の実施例1の動作説明図である。 本発明の実施例2の要部説明図である。 本発明の実施例3の要部説明図である。 従来例のバックアップ電源装置の説明図である。 従来例の充電電流変化の説明図である。
符号の説明
1 主電源部
2 充電部
3 バッテリ
4 電流検出部
5 スイッチ回路
6 ダイオード
7 負荷
8 停電検出部
9 切替スイッチ回路
10 交流電源
11 変換出力部
12 保持部
13 制御部
20 交流発電機

Claims (3)

  1. 交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換して負荷に供給し、且つ充電部により直流電圧に変換してバッテリを充電し、前記交流電源の停電時に、エンジンを起動して該エンジンで駆動される交流発電機からの交流電圧が立ち上がるまでの間、前記バッテリから逆流防止用のダイオードを介して前記負荷に直流電圧を供給するバックアップ電源装置に於いて、
    前記バッテリから前記負荷に前記ダイオードを介して直流電流を供給した時の電流を検出する電流検出手段と、
    前記充電部に前記電流検出手段による検出信号を入力して保持部に保持すると共に、該検出信号の保持状態を解除するまで前記バッテリに対する充電作用を停止する充電停止手段と、
    前記交流電源の停電検出により前記エンジンを起動した後、該交流電源の復電検出により、前記エンジンを停止させると共に前記保持部をリセットする停電検出部と
    を備えたことを特徴とするバックアップ電源装置。
  2. 前記バッテリから前記ダイオードを介して前記負荷に電流を供給し、該バッテリの電圧が予め設定した値に低下したことを検出して前記負荷へ供給する電流を遮断するスイッチ回路を設けたことを特徴とする請求項1記載のバックアップ電源装置。
  3. 前記充電部は、前記バッテリの特性に対応した充電特性で充電制御する充電制御部と、前記バッテリに設けた特性設定部の設定情報を該バッテリの装着により読み取って前記充電制御部に入力する特性設定入力部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のバックアップ電源装置。
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