JP2007202241A - 電源システムならびに電源システム制御のためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体 - Google Patents

電源システムならびに電源システム制御のためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007202241A
JP2007202241A JP2006015052A JP2006015052A JP2007202241A JP 2007202241 A JP2007202241 A JP 2007202241A JP 2006015052 A JP2006015052 A JP 2006015052A JP 2006015052 A JP2006015052 A JP 2006015052A JP 2007202241 A JP2007202241 A JP 2007202241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power supply
supply system
storage device
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006015052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4519077B2 (ja
Inventor
Riichi Kitano
利一 北野
Takahisa Masashiro
尊久 正代
Akihiro Miyasaka
明宏 宮坂
Akira Yamashita
明 山下
Keiichi Saito
景一 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2006015052A priority Critical patent/JP4519077B2/ja
Publication of JP2007202241A publication Critical patent/JP2007202241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4519077B2 publication Critical patent/JP4519077B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】商用電源さえ入力しておけば、常に十分なバックアップ能力を備え、停電時の対応制御を自動的に行う電源システムならびに電源システム制御のためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体を提供すること。
【解決手段】第1の変換器2と、蓄電装置3と、第2の変換器4と、切替器5とを有し、切替器5を介して商用系統1からの電力を直接負荷6に供給するバイパス動作と、商用系統1からの電力を用いて蓄電装置3を充電する充電動作と、蓄電装置3が出力する電力を第2の変換器4が変換し切替器5を介して負荷6に供給する放電動作とを行う電源システムにおいて、制御部7が、前記バイパス動作の制御を行い、前記充電動作の制御、前記放電動作の制御のうちの少なくとも1つを行うことを特徴とする電源システムを構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は電源システムならびに電源システム制御のためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体に関する。
ニッケル水素蓄電池は、鉛蓄電池に比べてエネルギー密度が大きく、電池寿命の長さや環境負荷の少ないことが特長である。軽量、小型で持ち運びで有利であるため、車載バッテリーや災害対策用電源として近年急速に普及しつつある。
ニッケル水素蓄電池を電源として用いる場合には、例えば、単セルと呼ばれる1本(平均電圧1.2V、容量95Ah)を10直列にしたものを1単位(1モジュールと称する)とし、4モジュールを直列接続したものを2つ並列接続して用いる。
下記特許文献1には、複数の組電池と、充電制御手段と、放電制御手段とを備えた電源装置において、電池監視手段が組電池の残存容量を算出し、その結果に基づいて当該組電池の補充電時期を決定することが記載されている。
特開2004-120857号公報
屋外での電力需要や、災害時等の非常電源確保の手段として、発動発電装置(エンジン)が一般に用いられているが、発電時の騒音や排気ガスにより、使用場所周辺の環境汚染や近隣住民への騒音、排煙被害が問題になっている。
屋内におけるPC(パーソナルコンピュータ)などの停電への備えとして、UPS(無停電電源装置)が普及している。UPS用の電池としては鉛蓄電池が用いられているため、長時間のバックアップを行うにも設置面積、床荷重の制約があり、サーバ類が正常にシャットダウンする時間(2〜3分)のみの能力しか確保できないのが現状である。また、鉛製品は有害物質に指定されており、環境保護の観点から鉛蓄電池を廃止することが求められている。
現在では、小型で軽量なニッケル水素蓄電池による直流バックアップ電源システムが構成可能となった。そこで、前記の災害、停電用電源への適用も可能となり、持ち運びが可能で、長時間のバックアップ能力を持ち、無騒音、無排気、さらには鉛フリーの環境に優しい電源システムが実現できる。
小型・軽量なニッケル水素蓄電池と、電池を充電する充電器と、負荷が所望する電気方式(AC100V、DC12Vなど)へ変換する変換器(インバータ、コンバータ)を組合わせることによって、バックアップ電源システムが構成可能である。
しかし、ニッケル水素蓄電池は、フロート充電(一定電圧による充電)には不適であり、一定電流による充電が必要である。このため、一定電流を出力する充電器に対して、充電開始および停止の命令を出す制御部を搭載する必要がある。
また、ニッケル水素蓄電池は、過放電状態(単セルで1.0V未満)になると、劣化が進行し電池寿命に悪影響を与える。このため、負荷への放電中には電池電圧を監視し、所定の電圧値を下回ったときに放電を停止させる必要がある。
つまり、単純に、ニッケル水素蓄電池を充電器、放電器(インバータ、コンバータ)と組合わせただけでは、充電制御、放電制御、故障検出を行うことはできず、安全に充電を行うこともできず、電池が劣化する前に放電を止めることもできず、電池が異常な状態になっても検知することもできず、危険な温度上昇があってもシステムを保護することもできない。
上記の問題は、ニッケル水素蓄電池システムの場合に限らず、リチウムイオン電池などの二次電池を用いたシステムにおいても生じる問題である。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ユーザはとくに意識することなく、商用電源さえ入力しておけば、常に十分なバックアップ能力を備え、停電時の対応制御を自動的に行う電源システムならびに電源システム制御のためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明においては、請求項1に記載のように、
商用系統からの電力を入力とする第1の変換器と、電池を構成要素とする蓄電装置と、前記蓄電装置からの電力または前記第1の変換器からの電力を入力とする第2の変換器と、切替器とを有し、前記切替器を介して前記商用系統からの電力を直接負荷に供給するバイパス動作と、前記蓄電装置が二次電池を構成要素とする場合には前記商用系統からの電力を用いて前記蓄電装置を充電する充電動作と、前記蓄電装置が出力する電力を前記第2の変換器が変換し前記切替器を介して負荷に供給する放電動作とを行う電源システムにおいて、制御部が具備され、該制御部は、前記バイパス動作の開始・終了を含めた制御を行い、前記蓄電装置が二次電池を構成要素としていない場合には前記放電動作の開始・終了を含めた制御を行い、前記蓄電装置が二次電池を構成要素とする場合には前記充電動作の開始・終了を含めた制御、前記放電動作の開始・終了を含めた制御のうちの少なくとも1つを行うことを特徴とする電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項2に記載のように、
商用系統からの電力を入力とする第1の変換器と、電池を構成要素とする蓄電装置と、前記第1の変換器からの電力または前記蓄電装置からの電力を入力とする第2の変換器とを有し、前記第1の変換器が出力する電力を前記第2の変換器が変換して負荷に供給する二変換動作と、前記蓄電装置が二次電池を構成要素とする場合には前記商用系統からの電力を用いて前記蓄電装置を充電する充電動作と、前記蓄電装置が出力する電力を前記第2の変換器が変換して負荷に供給する放電動作とを行う電源システムにおいて、制御部が具備され、該制御部は、前記二変換動作の開始・終了を含めた制御を行い、前記蓄電装置が二次電池を構成要素としていない場合には前記放電動作の開始・終了を含めた制御を行い、前記蓄電装置が二次電池を構成要素とする場合には前記充電動作の開始・終了を含めた制御、前記放電動作の開始・終了を含めた制御のうちの少なくとも1つを行うことを特徴とする電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項3に記載のように、
請求項1または2に記載の電源システムにおいて、前記蓄電装置の入出力回路に抵抗が挿入され、該抵抗における電圧降下の値が、正負の符号を含めて、前記制御部に入力されることを特徴とする電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項4に記載のように、
請求項1、2または3に記載の電源システムにおいて、前記蓄電装置の充電と放電とを切替えるための充電スイッチと放電スイッチとが具備されていることを特徴とする電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項5に記載のように、
請求項1ないし4のいずれかに記載の電源システムにおいて、複数の前記蓄電装置が並列接続され、該蓄電装置の各々の出力電路には逆流阻止のためのダイオードが設けられていることを特徴とする電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項6に記載のように、
請求項2に記載の電源システムにおいて、該電源システムは携帯電話器充電装置であることを特徴とする電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項7に記載のように、
請求項1ないし6のいずれかに記載の電源システムにおいて、前記商用系統は、AC100V電源を含む交流電源であり、前記第1の変換器は、定電圧コンバータを含むコンバータまたは充電器であり、前記第2の変換器は、インバータまたはコンバータであり、前記蓄電装置は、一次電池、ニッケル水素蓄電池を含む二次電池のうちの少なくとも1つを構成要素とし、前記負荷は、AC100V負荷を含む交流負荷、または、DC12V負荷を含む直流負荷であることを特徴とする電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項8に記載のように、
請求項7に記載の電源システムにおいて、前記蓄電装置はニッケル水素蓄電池を構成要素とすることを特徴とする電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項9に記載のように、
請求項1ないし8のいずれかに記載の電源システムにおいて、前記制御部は、上記充電動作を制御する動作、上記放電動作を制御する動作、該電源システム内で故障が発生した場合に故障警報を発生させる動作、前記蓄電装置中の電池の残容量を算出する動作、前記バイパス動作、充電動作、放電動作および二変換動作の動作間切替えを制御する動作、該電池システム中の液晶表示装置の動作を制御する動作、該電池システムの入出力機能を制御する動作、パーソナルコンピュータのモニター機能を制御する動作、パラメータ設定機能を制御する動作、前記蓄電装置中の電池の劣化を判定する動作、のうちの、少なくとも1つの動作を行うことを特徴とする電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項10に記載のように、
請求項1ないし9のいずれかに記載の電源システムにおいて、前記制御部は、前記バイパス動作の制御、前記充電動作の制御、前記放電動作の制御、前記二変換動作の制御のうちの少なくとも1つを、電気回路が生成する動作信号に基づいて行うことを特徴とする電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項11に記載のように、
請求項1ないし9のいずれかに記載の電源システムの前記制御部において行われる電源システム制御のためのプログラムであって、該電源システムへの商用系統入力が正常でない場合には、前記放電動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順と、該電源システムへの商用系統入力が正常の場合には、前記バイパス動作を実行することを命令する動作信号、または、前記二変換動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順と、前記蓄電装置の充電が必要な場合には、前記充電動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順とをマイクロプロセッサまたはコンピュータに実行させることを特徴とする、電源システム制御のためのプログラムを構成する。
また、本発明においては、請求項12に記載のように、
請求項1ないし9のいずれかに記載の電源システムの前記制御部において行われる電源システム制御のためのプログラムを記録した記録媒体であって、該電源システムへの入力が正常でない場合には、前記放電動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順と、該電源システムへの入力が正常の場合には、前記バイパス動作を実行することを命令する動作信号、または、前記二変換動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順と、前記蓄電装置の充電が必要な場合には、前記充電動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順とをコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な、電源システム制御のためのプログラムを記録した記録媒体を構成する。
また、本発明においては、請求項13に記載のように、
請求項1ないし10のいずれかに記載の電源システムにおいて、静電容量とインダクタンスとからなる並列共振回路が前記商用系統からの入力に並列接続されていることを特徴とする電源システムを構成する。
本発明により、正常時の動作および停電時の動作を制御する制御部を具備する電源システムを構成して、商用電源さえ入力しておけば、常に十分なバックアップ能力を備え、停電時の対応制御を自動的に行う電源システムを提供することが可能となる。
(構成例1)
図1に、本発明に係る電源システムの構成例を示す。図において、1は商用系統の電源(以下、単に、商用系統と呼ぶ)であり、2は商用系統1からの電力を入力とする第1の変換器であり、3は電池を構成要素とする蓄電装置であり、4は蓄電装置3からの電力または第1の変換器2からの電力を入力とする第2の変換器であり、5は、商用系統1からの電力をバイパス回路を通して負荷6に供給するか、第2の変換器4からの電力を負荷6に供給するかを切替える切替器である。負荷6は、商用系統1を電力供給源としうる負荷であり、第1の変換器2はAC/DC変換器であり、第2の変換器4はDC/AC変換器である。
この電源システムは、商用系統1からの電力が正常に供給されている間は、切替器5を介して商用系統1からの電力を直接負荷6に供給するバイパス動作を行い、蓄電装置3が二次電池を構成要素とする場合には商用系統1からの電力を用いて、この場合には第1の変換器2を経由して、蓄電装置3を充電する充電動作を行い、商用系統1からの電力が正常に供給されない場合、例えば停電の場合には、蓄電装置3が出力する電力を第2の変換器4が変換し、切替器5を介して負荷に供給する放電動作を行う。
本構成例の特徴は、制御部7が具備され、制御部7は、前記バイパス動作の開始・終了を含めた制御を行い、蓄電装置3が二次電池をを構成要素としない場合には前記放電動作の開始・終了を含めた制御を行い、蓄電装置3が二次電池を構成要素とする場合には前記充電動作の開始・終了を含めた制御、前記放電動作の開始・終了を含めた制御のうちの少なくとも1つを行うことである。制御部7を動作させるための電源としては、蓄電装置3を用いてもよいし、蓄電装置3とは異なる蓄電装置を用いてもよい。
制御部7は、図2に示したように、構成要素ごとに備えられていてもよい。
本構成例において、商用系統1からの電力が第1の変換器2で変換され、さらに第2の変換器4で変換され、切替器5を介して負荷に供給される場合(常時変換方式)もある。この場合には、図3に示したように、商用系統1からの電力を用い、専用のコンバータを有する充電器/放電器8を経由して、蓄電装置3を充電してもよい。
本構成例は、商用電源さえ入力しておけば、常に十分なバックアップ能力を備え、停電時の対応制御を自動的に行う電源システムとなっている。
(構成例2)
図4に、本発明に係る電源システムの他の構成例を示す。図において、1は商用系統の電源であり、2は商用系統1からの電力を入力とする第1の変換器であり、3は電池を構成要素とする蓄電装置であり、4は蓄電装置3からの電力または第1の変換器2からの電力を入力とし、負荷6に電力を供給する第2の変換器であある。第1の変換器2はAC/DC変換器であり、第2の変換器4はDC/AC変換器あるいはDC/DC変換器である。負荷6は、商用系統1を電力供給源としうる負荷であってもよいし、商用系統1を電力供給源とし得ない負荷であってもよい。
この電源システムは、商用系統1からの電力が正常に供給されている間は、第1の変換器2からの電力を第2の変換器4を介して負荷6に電力を供給する二変換動作を行い、蓄電装置3が二次電池を構成要素とする場合には商用系統1からの電力を用いて、この場合には第1の変換器2を経由して、蓄電装置3を充電する充電動作を行い、商用系統1からの電力が正常に供給されない場合、例えば停電の場合には、蓄電装置3が出力する電力を第2の変換器4が変換して負荷6に供給する放電動作を行う。
本構成例の特徴は、制御部7が具備され、制御部7は、蓄電装置3が二次電池を構成要素としない場合には前記放電動作の開始・終了を含めた制御を行い、蓄電装置3が二次電池を構成要素とする場合には前記充電動作の開始・終了を含めた制御、前記放電動作の開始・終了を含めた制御のうちの少なくとも1つを行うことである。
制御部7は、図5に示したように、構成要素ごとに備えられていてもよい。
本構成例において、商用系統1からの電力が第1の変換器2で変換され、さらに第2の変換器4で変換され、負荷に供給される(常時変換方式)。この場合に、図3に示したように、商用系統1からの電力を用い、専用のコンバータを有する充電器/放電器8を経由して、蓄電装置3を充電してもよい。
(蓄電装置の入出力監視)
上記の構成例において、図6に示したように、蓄電装置3の入出力回路に抵抗9が挿入され、抵抗9における電圧降下の値が、正負の符号を含めて、制御部7に入力されることによって、制御部7は、蓄電装置3の入出力電流の値を計算でき、蓄電装置3の入出力状態を監視し、適切な動作制御を行うことができる。
蓄電装置3の入出力回路が、入力回路と出力回路とに分かれている場合には、入力回路と出力回路との両方に抵抗9を挿入し、それぞれにおける電圧降下の値が制御部7に入力されるようにすればよい。
(放電スイッチと充電スイッチ)
上記の構成例において、図7に示したように、放電スイッチ10と充電スイッチ11とを、蓄電装置3中の二次電池の入出力回路に挿入することによって、その二次電池の入出力切替えができる。各スイッチは、ダイオード(D1、D2で示す)とノーマリオフのMOSトランジスタとを組合わせたものである。放電の際には、放電スイッチ10のMOSトランジスタのゲートに正電圧を印加してトランジスタをオンとし、放電電流が、放電スイッチ10のトランジスタと充電スイッチ11のダイオードD2を通って流れるようにする。充電の際には、充電スイッチ11のMOSトランジスタのゲートに正電圧を印加してトランジスタをオンとし、充電電流が、充電スイッチ11のトランジスタと放電スイッチ10のダイオードD1を通って流れるようにする。
図8、図9、図10は、放電スイッチ10と充電スイッチ11との利用形態の例を示している。図8および図10は、蓄電装置3中に二次電池が複数設置されている場合を示し、図9は、第1の変換器2と第2の変換器4とが、それぞれ、複数設置されている場合である。
(逆流阻止用ダイオード)
上記の構成例において、図11に示したように、複数の蓄電装置3が並列接続されている場合に、蓄電装置3の各々の出力電路にダイオード12を設け、放電動作中において電流の逆流を阻止することができる。
なお、この場合に、図12に示したように、商用系統1からの電力を用い、専用のコンバータを有する充電器/放電器8を経由して、蓄電装置3を充電してもよい。
なお、図7ないし図10における充電スイッチ11中のダイオード(D2、D4)は、このような逆流阻止用ダイオードとしての役割も果たしている。
(携帯電話器充電装置)
図13は、図4に示した構成例(構成例2)に構成要素を付加して、携帯電話器充電装置とした構成を示している。図において、13はDC/DCコンバータであり、14は携帯電話器充電端子である。この場合に、携帯電話器充電端子14を通して、最大4台の携帯電話器を充電することができる。充電中、DC/DCコンバータ13は、制御部7によって、個別に制御される。
(構成要素の具体例)
上記の構成例における構成要素の具体例を以下に示す。
商用系統1は、AC100V電源を含む交流電源であり、
第1の変換器2は、定電圧コンバータ、20A垂下型DCコンバータを含むコンバータまたは後述のクリーン電源(タイプA、タイプB)の充電器であり、
第2の変換器4は、後述のクリーン電源(タイプA、タイプB)のインバータを含むインバータ、またはコンバータであり、
蓄電装置3は、一次電池、ニッケル水素蓄電池を含む二次電池のうちの少なくとも1つを構成要素とし、
負荷6は、AC100V負荷を含む交流負荷、または、DC12V負荷を含む直流負荷である。
(制御部の動作例)
制御部7が行う動作の例は以下の通りである。
(1)上記充電動作を制御する動作
(2)上記放電動作を制御する動作
(3)電源システム内で故障が発生した場合に故障警報を発生させる動作
(4)蓄電装置3中の電池の残容量を算出する動作
(5)前記バイパス動作、充電動作、放電動作および二変換動作の動作間切替えを制御する動作
(6)電池システム中の液晶表示装置の動作を制御する動作
(7)電池システムの入出力機能を制御する動作
(8)パーソナルコンピュータのモニター機能を制御する動作
(9)パラメータ設定機能を制御する動作
(10)蓄電装置3中の電池の劣化判定機能を制御する動作
上記、入出力機能、パラメータ設定機能、劣化判定機能については、後述のクリーン電源の説明において説明する。
(電気回路が生成する動作信号に基づく動作制御)
制御部7が制御動作を行う際には、制御動作を命令する動作信号を、電気回路、マイクロプロセッサまたはコンピュータによって生成し、その動作信号に基づいて、制御部7が制御動作を行うようにするとよい。
電気回路が動作信号を生成する場合には、各種のスイッチが有効に利用される。例えば、放電動作を命令する動作信号は、入力電圧が所定の値以上ならばオフとなり、所定の値を下回ればオンとなるスイッチを流れる電流を抵抗に通し、その抵抗の両端間電圧差として得られる。
(マイクロプロセッサまたはコンピュータによる動作信号の生成)
上記構成例1における、マイクロプロセッサまたはコンピュータによる動作信号生成の流れ図の一例を図14に示す。
ステップS1で、入力は正常か否かを判断する。例えば、入力電圧が所定の値以上か否かを判断する。否の場合には、ステップS2で、放電動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成してからステップS1に戻る。入力が正常の場合には、ステップS3で、バイパス動作を実行することを命令する動作信号を生成してステップS4に進む。
ステップS4で、電源システムが充電動作中か否かを判断する。充電動作中であれば、ステップS1に戻り、充電動作中でなければ、ステップS5に進む。
ステップS5で、充電動作が必要か否かを判断する。充電動作が必要であれば、ステップS6で、充電動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成してからステップS1に戻る。充電動作が必要でなければ、ステップS7に進む。
ステップS7で、システム動作を終了するか否かを判断し、否ならばステップS1に戻り、システム動作を終了する場合には、システム動作終了を命令する動作信号を生成して、動作信号生成も終了する。
上記構成例2における、マイクロプロセッサまたはコンピュータによる動作信号生成の流れ図の一例を図15に示す。図15が図14と異なる点は、ステップS3が、二変換動作バイパス動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成するステップであることのみである。
(電源システム制御のためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体)
図14または図15に例示した流れ図に従って動作信号を生成する手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を製造することができる。
(共振回路による瞬断防止)
上記構成例1、2において、図16に示したように、静電容量とインダクタンスとからなる並列共振回路16を商用系統1からの入力に並列接続することによって、商用系統1が停電した場合に、負荷6への電力供給が、瞬断ではなく、短時間継続するようになる。
静電容量C、インダクタンスLからなる共振回路16の共振周波数は
1/[2π(LC)1/2]
で表される。
この共振周波数を商用系統1の周波数と正確に一致させておけば、共振回路16には、常時、(1/2)C(VMAX)のエネルギーが蓄積されている。ここに、VMAXは入力電圧の、2の平方根倍である。商用系統1がAC100Vの電源であるときに、C=1Fとすれば、その蓄積エネルギーは10kJとなる。
そこで、負荷6がたまたま1kWで電力を消費していたときに停電が起こったとすると、共振回路は、そのまま共振を続け、同じ周波数の電力を負荷6に供給し、停電1秒後には蓄積エネルギーは約9kJに減り、共振回路16の出力電圧は(蓄積エネルギーの平方根に比例するから)約AC95Vとなっている。
そこで、この場合に、第2の変換器4が停電後1秒以内に起動するようにしておけば、電源システムは無瞬断給電を行うことができる。
なお、共振回路16は、図16の(a)に示したように、システム筐体の内部に設置してもよいし、(b)に示したように、システム筐体の外部に外付けしてもよい。
(具体例)
以下に、本発明に係る電源装置の具体例として、災害対策用クリーン電源について説明する。
従来では、災害対策用の電源や機器のバックアップ電源として、発動発電機や鉛蓄電池を搭載した電源が使用されていた。しかし、発動発電機では、騒音や悪臭の問題に加えて、日常の保守点検が煩雑であるという課題があり、また、鉛蓄電池では、重く、かつ占有する体積が大きいという課題があった。さらに近年では、欧州のRoHS規制など、地球環境への配慮や有害物質への規制に関して厳しい対応になっている。鉛は有害物質に指定されており、鉛蓄電池に関しては、その代替手段がないという理由により、RoHS規制の対象外である。しかし、これら有害物質の規制は強まる傾向にあり、鉛蓄電池の代替となる手段が提供されれば、鉛蓄電池についても規制の対象となるものと考えられる。
(災害対策用クリーン電源の構成と動作)
本発明者らが開発したニッケル水素蓄電池は、小型・軽量に加えて長寿命の長所を有することから通信用バックアップ電源以外の領域においても活躍が期待できる。例えば、小型軽量であることから、災害時には可搬型電源として用いることが可能である。また、鉛蓄電池を用いた無瞬断電源では、機器を安全にシャットダウンできる2〜3分間で電力供給するだけであるが、ニッケル水素蓄電池に替えることによって、長時間のバックアップが可能になる。このように、ニッケル水素蓄電池を用いた電源の長所は、特に災害時の臨時用電源や非常用電源として期待できる点である。これらの点を踏まえた結果、ニッケル水素蓄電池を用いてAC100VやDC12Vを出力する小型電源システムとして、本発明者らは「災害対策用クリーン電源」を開発した。
その災害対策用クリーン電源の特長を以下に示す。
(1)ニッケル水素蓄電池の形状を円筒型へ改良し、品質を大きく変えずに、従来の角型の蓄電池よりも3割程度のコスト削減が可能になる。
(2)電池10セルをファンや電気コネクタを配した電池ユニット化することによって、ユニット数の増減により、カスタマの所望の電力量を有する電源を迅速に提供できる。また、電源箱へ挿入するだけで電気的な配線が完了し、複雑な配線作業を除くことができ、安全性を向上させ、迅速な作業が可能になる。
(3)ニッケル水素蓄電池の性能を十分発揮するように充放電の制御用マイコンを設けることによって煩雑な制御を効率よく制御可能である。
AC100V電源(タイプA、タイプB)
図17に、商用電源を電源とし、負荷(図中、バックアップ機器と表示)にAC100Vの電力を供給する災害対策用クリーン電源の構成例を示す。この上記構成例1(図1)を具体的に構成したものである。図1における構成要素と図17における構成要素との対応を、同じ符号によって示す。
このクリーン電源は、平常時には、AC100Vの商用電源から電力を給電しており、停電時には、切換えスイッチを切換えて、蓄電池の電力をインバータを通して負荷へ供給する。出力はAC100Vである。このクリーン電源には、可搬型電源であるタイプAと、長時間バックアップ用の小型電源であるタイプBとがある。
<動作説明>
商用電源(AC100V)が有効のとき、切替えスイッチはバイパス側にあり、商用電力が直接負荷へ供給される。商用電力有効時は、インバータは完全に停止させるように制御している(無負荷電力の節約のため)。この商用電力が有効な状態で、充電条件(後述)を満たすと、充電器は交流電力を整流して電池を充電する。このときインバータは停止しているので、充電器の出力は全て電池の充電に使われる。
停電が発生すると、インバータは制御部から信号を受けて起動し、さらに切替えスィッチがインバータ側になり、負荷へ電力が供給される(切替時間4秒)。このとき、商用電源により動作する充電器は停電により停止しているので、自然に電池からインバータへ放電する回路が形成される。
タイプA、タイプBの主な構成は、円筒系のニッケル水素蓄電池を搭載した電池ユニット、充電器、インバータ、制御用マイコンである。
図18にタイプAの電力系統図を、図19にタイプBの系統図を示す。タイプAで用いた充電器は、商用電力100Vが入力可能であり、電池へは、電圧16V、直流電流20Aの直流電力で出力される。
一方、タイプBの充電器では、出力が電圧31.5V、直流電流20Aであり、それを2台直列に配置している。したがって、タイプBの充電電力は63V、20Aである。
コントローラとマイコンは、機器の故障や電池温度や電流や電圧などのモニタ機能を持ち、ファンの駆動、停止、充放電制御を行う。
負荷への電力は、平常には商用100V電源から供給され、停電時には、スイッチで切換えることによって、蓄電池からインバータを通して供給される。開発した電源は、商用電源と電池電源の切換えスイッチとして、リレースイッチを使用しており、停電が生じた後、電池からの電力へ切り替わる時間が4秒程度かかる。
カスタマによっては、UPS(Uninterruptib1e Power Supp1y System:無瞬断電源)機能が必要である場合や直流の出力が必要になる場合がある。
そこで、これに変わる選択肢として、図18、図19で示した切り替えスイッチを、より高速に駆動するため、高速半導体スイッチを使用する方法などがある。
さらに、精密機械やコンピュータの一部などで高品質な電力を要求される場合には、常時インバータ給電方式が考えられ、常にインバータで高品質の電力を保証する方法が用いられる。図20に、そのような常時インバータ給電方式を示す。
この方式では、平時には、商用電源からの電力を整流器にて交流から直流へ変換する。その後に、インバータで再度、交流へ変換して機器へ電力を供給する。停電が発生すると、蓄電池からインバータを通り電力が供給される。蓄電池の系統では、放電器から出力される電圧を整流器から流れている電圧よりもわずかに低い値に設定することによって、商用電源が正常に作動しているときには蓄電池からの電力は、機器へ供給されない、いわゆるホットスタンバイ状態で待機している。しかし、商用電源からの電力が停止、あるいは電圧が低下すると、蓄電池から電力が供給される。常時インバータの長所は、機器への供給する電力の品質は、インバータからの出力で保証され、商用電力からの電源に依存せずに常に同じ品質の電力を機器へ供給できる。
(災害対策用クリーン電源の制御方法)
ニッケル水素蓄電池では、電池の劣化を予防するため、あるいは性能を十分に発揮させるため、充放電時に制御が必要になる。充電では、過充電を防止し、放電では過放電を防止する。そこで、災害対策用クリーン電源は、マイコンを内蔵し、その制御によって充放電を行っている。図21に充放電時の制御フローを示す。
マイコンは、様々な機能を有し、電源の正常性の監視や、正常動作を保証する運転を行う。以下にマイコンが有する機能を示す。
(1)充電制御機能
充電開始条件は、図21の制御フローに示す番号、1〜3までの項目である。
(2)放電制御機能
放電時の条件としては、過放電状態にならないようにするため、放電を許容する下限値を規定している。図21中の番号10である。
(3)故障警報機能
機器や電池の故障を検出し、表示する機能を有する。図21中の番号11、12などである。
(4)残容量の算出機能
電池の残容量を把握するため、残容量を計算、表示する機能を有する。
(5)系統切り替え機能
タイプAおよびタイプBでは、通常では商用電力を負荷へ供給しているが、停電時では、電池から負荷へ電力供給を行う。その際にリレーによって切り替えを行っている。
構成例1を説明する図である。 複数の制御部が設置されている場合を示す図である。 蓄電装置を別系統で充電する場合を示す図である。 構成例2を説明する図である。 複数の制御部が設置されている場合を示す図である。 蓄電装置の入出力回路に電流計測のための抵抗が挿入されている場合を示す図である。 放電スイッチと充電スイッチとを説明する図である。 放電スイッチと充電スイッチとを説明する図である。 放電スイッチと充電スイッチとを説明する図である。 放電スイッチと充電スイッチとを説明する図である。 逆流阻止のためのダイオードが設けられている場合を説明する図である。 逆流阻止のためのダイオードが設けられている場合を説明する図である。 本発明に係る電源システムが携帯電話器充電装置である場合を説明する図である。 構成例1における動作信号の生成の流れ図である。 構成例2における動作信号の生成の流れ図である。 共振回路を入力に並列に接続する場合を説明する図である。 災害対策用クリーン電源(AC100V)の構成図である。 タイプAの電力系統図である。 タイプBの電力系統図である。 常時インバータ給電方式を説明する図である。 制御フロー(タイプA、タイプB)を説明する図である。
符号の説明
1:商用系統、2:第1の変換器、3:蓄電池装置、4:第2の変換器、5:切替器、6:負荷、7:制御部、8:充電器/放電器、9:抵抗、10:放電スイッチ、11:充電スイッチ、12:ダイオード、13:DC/DCコンバータ、14:携帯電話器充電端子、15:入力端子、16:並列共振回路。

Claims (13)

  1. 商用系統からの電力を入力とする第1の変換器と、電池を構成要素とする蓄電装置と、前記蓄電装置からの電力または前記第1の変換器からの電力を入力とする第2の変換器と、切替器とを有し、前記切替器を介して前記商用系統からの電力を直接負荷に供給するバイパス動作と、前記蓄電装置が二次電池を構成要素とする場合には前記商用系統からの電力を用いて前記蓄電装置を充電する充電動作と、前記蓄電装置が出力する電力を前記第2の変換器が変換し前記切替器を介して負荷に供給する放電動作とを行う電源システムにおいて、
    制御部が具備され、該制御部は、前記バイパス動作の開始・終了を含めた制御を行い、前記蓄電装置が二次電池を構成要素としていない場合には前記放電動作の開始・終了を含めた制御を行い、前記蓄電装置が二次電池を構成要素とする場合には前記充電動作の開始・終了を含めた制御、前記放電動作の開始・終了を含めた制御のうちの少なくとも1つを行うことを特徴とする電源システム。
  2. 商用系統からの電力を入力とする第1の変換器と、電池を構成要素とする蓄電装置と、前記第1の変換器からの電力または前記蓄電装置からの電力を入力とする第2の変換器とを有し、前記第1の変換器が出力する電力を前記第2の変換器が変換して負荷に供給する二変換動作と、前記蓄電装置が二次電池を構成要素とする場合には前記商用系統からの電力を用いて前記蓄電装置を充電する充電動作と、前記蓄電装置が出力する電力を前記第2の変換器が変換して負荷に供給する放電動作とを行う電源システムにおいて、
    制御部が具備され、該制御部は、前記二変換動作の開始・終了を含めた制御を行い、前記蓄電装置が二次電池を構成要素としていない場合には前記放電動作の開始・終了を含めた制御を行い、前記蓄電装置が二次電池を構成要素とする場合には前記充電動作の開始・終了を含めた制御、前記放電動作の開始・終了を含めた制御のうちの少なくとも1つを行うことを特徴とする電源システム。
  3. 請求項1または2に記載の電源システムにおいて、
    前記蓄電装置の入出力回路に抵抗が挿入され、該抵抗における電圧降下の値が、正負の符号を含めて、前記制御部に入力されることを特徴とする電源システム。
  4. 請求項1、2または3に記載の電源システムにおいて、
    前記蓄電装置の充電と放電とを切替えるための充電スイッチと放電スイッチとが具備されていることを特徴とする電源システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の電源システムにおいて、
    複数の前記蓄電装置が並列接続され、該蓄電装置の各々の出力電路には逆流阻止のためのダイオードが設けられていることを特徴とする電源システム。
  6. 請求項2に記載の電源システムにおいて、
    該電源システムは携帯電話器充電装置であることを特徴とする電源システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の電源システムにおいて、
    前記商用系統は、AC100V電源を含む交流電源であり、
    前記第1の変換器は、定電圧コンバータを含むコンバータまたは充電器であり、
    前記第2の変換器は、インバータまたはコンバータであり、
    前記蓄電装置は、一次電池、ニッケル水素蓄電池を含む二次電池のうちの少なくとも1つを構成要素とし、
    前記負荷は、AC100V負荷を含む交流負荷、または、DC12V負荷を含む直流負荷であることを特徴とする電源システム。
  8. 請求項7に記載の電源システムにおいて、前記蓄電装置はニッケル水素蓄電池を構成要素とすることを特徴とする電源システム。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の電源システムにおいて、
    前記制御部は、
    上記充電動作を制御する動作、
    上記放電動作を制御する動作、
    該電源システム内で故障が発生した場合に故障警報を発生させる動作、
    前記蓄電装置中の電池の残容量を算出する動作、
    前記バイパス動作、充電動作、放電動作および二変換動作の動作間切替えを制御する動作、
    該電池システム中の液晶表示装置の動作を制御する動作、
    該電池システムの入出力機能を制御する動作、
    パーソナルコンピュータのモニター機能を制御する動作、
    パラメータ設定機能を制御する動作、
    前記蓄電装置中の電池の劣化を判定する動作、
    のうちの、少なくとも1つの動作を行うことを特徴とする電源システム。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の電源システムにおいて、
    前記制御部は、前記バイパス動作の制御、前記充電動作の制御、前記放電動作の制御、前記二変換動作の制御のうちの少なくとも1つを、電気回路が生成する動作信号に基づいて行うことを特徴とする電源システム。
  11. 請求項1ないし9のいずれかに記載の電源システムの前記制御部において行われる電源システム制御のためのプログラムであって、
    該電源システムへの商用系統入力が正常でない場合には、前記放電動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順と、
    該電源システムへの商用系統入力が正常の場合には、前記バイパス動作を実行することを命令する動作信号、または、前記二変換動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順と、
    前記蓄電装置の充電が必要な場合には、前記充電動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順とをマイクロプロセッサまたはコンピュータに実行させることを特徴とする、電源システム制御のためのプログラム。
  12. 請求項1ないし9のいずれかに記載の電源システムの前記制御部において行われる電源システム制御のためのプログラムを記録した記録媒体であって、
    該電源システムへの入力が正常でない場合には、前記放電動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順と、
    該電源システムへの入力が正常の場合には、前記バイパス動作を実行することを命令する動作信号、または、前記二変換動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順と、
    前記蓄電装置の充電が必要な場合には、前記充電動作を実行し制御することを命令する動作信号を生成する手順とをコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な、電源システム制御のためのプログラムを記録した記録媒体。
  13. 請求項1ないし10のいずれかに記載の電源システムにおいて、
    静電容量とインダクタンスとからなる並列共振回路が前記商用系統からの入力に並列接続されていることを特徴とする電源システム。
JP2006015052A 2006-01-24 2006-01-24 電源システムならびに電源システム制御のためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体 Active JP4519077B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015052A JP4519077B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 電源システムならびに電源システム制御のためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015052A JP4519077B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 電源システムならびに電源システム制御のためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007202241A true JP2007202241A (ja) 2007-08-09
JP4519077B2 JP4519077B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=38456269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006015052A Active JP4519077B2 (ja) 2006-01-24 2006-01-24 電源システムならびに電源システム制御のためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4519077B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013031349A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Daiwa House Industry Co Ltd 蓄電池システム
JP2013247841A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Mitsubishi Electric Corp 電源切替装置、住宅及び電源切替方法
US9306418B2 (en) 2010-04-30 2016-04-05 Fujitsu Limited Uninterruptible power-supply apparatus and method of using the same
WO2017009998A1 (ja) * 2015-07-16 2017-01-19 東芝三菱電機産業システム株式会社 無停電電源装置
JPWO2020105141A1 (ja) * 2018-11-21 2021-02-15 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力供給システム
CN113767292A (zh) * 2019-05-07 2021-12-07 株式会社辰巳菱机 负载试验装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61209372A (ja) * 1985-03-14 1986-09-17 Matsushita Electric Works Ltd 電池残量認識回路
JPH0158256U (ja) * 1987-10-02 1989-04-12
JPH04281339A (ja) * 1991-03-07 1992-10-06 Fuji Electric Co Ltd 無停電電源装置のバッテリー回路
JPH0538232U (ja) * 1991-10-25 1993-05-25 株式会社東海理化電機製作所 車両用キー装置
JPH07147772A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Matsushita Electric Works Ltd 電源装置
JPH09163630A (ja) * 1995-12-06 1997-06-20 Oki Electric Ind Co Ltd 電源装置
JP2000224779A (ja) * 1999-02-03 2000-08-11 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 無停電電源装置
JP2002218671A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Densei Lambda Kk 無停電電力供給システム、並びに、設定プログラムおよびこれを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2004120857A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源装置
JP2004304983A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Canon Inc 汎用型充電器
JP2005192298A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Meidensha Corp エレベータにおけるインバータ用直流電源のバックアップ方法とその装置
JP2005278330A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Densei Lambda Kk 無停電電源装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61209372A (ja) * 1985-03-14 1986-09-17 Matsushita Electric Works Ltd 電池残量認識回路
JPH0158256U (ja) * 1987-10-02 1989-04-12
JPH04281339A (ja) * 1991-03-07 1992-10-06 Fuji Electric Co Ltd 無停電電源装置のバッテリー回路
JPH0538232U (ja) * 1991-10-25 1993-05-25 株式会社東海理化電機製作所 車両用キー装置
JPH07147772A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Matsushita Electric Works Ltd 電源装置
JPH09163630A (ja) * 1995-12-06 1997-06-20 Oki Electric Ind Co Ltd 電源装置
JP2000224779A (ja) * 1999-02-03 2000-08-11 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 無停電電源装置
JP2002218671A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Densei Lambda Kk 無停電電力供給システム、並びに、設定プログラムおよびこれを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2004120857A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電源装置
JP2004304983A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Canon Inc 汎用型充電器
JP2005192298A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Meidensha Corp エレベータにおけるインバータ用直流電源のバックアップ方法とその装置
JP2005278330A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Densei Lambda Kk 無停電電源装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9306418B2 (en) 2010-04-30 2016-04-05 Fujitsu Limited Uninterruptible power-supply apparatus and method of using the same
JP2013031349A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Daiwa House Industry Co Ltd 蓄電池システム
WO2013018601A1 (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 大和ハウス工業株式会社 蓄電池システム
JP2013247841A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Mitsubishi Electric Corp 電源切替装置、住宅及び電源切替方法
JP2014200170A (ja) * 2012-05-29 2014-10-23 三菱電機株式会社 充放電装置及び電源切替システム
JP2015202050A (ja) * 2012-05-29 2015-11-12 三菱電機株式会社 電源切替装置及び電源切替システム
WO2017009998A1 (ja) * 2015-07-16 2017-01-19 東芝三菱電機産業システム株式会社 無停電電源装置
JPWO2017009998A1 (ja) * 2015-07-16 2018-04-26 東芝三菱電機産業システム株式会社 無停電電源装置
US10476300B2 (en) 2015-07-16 2019-11-12 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation Uninterruptible power supply device
JPWO2020105141A1 (ja) * 2018-11-21 2021-02-15 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力供給システム
CN113767292A (zh) * 2019-05-07 2021-12-07 株式会社辰巳菱机 负载试验装置
CN113767292B (zh) * 2019-05-07 2023-01-24 株式会社辰巳菱机 负载试验装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4519077B2 (ja) 2010-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8278781B2 (en) Discharger and discharger control method
US6879132B2 (en) Switching power supply unit
KR101069951B1 (ko) 배터리 제어 장치 및 방법
US9318902B2 (en) Power supply device
JP6007385B2 (ja) 蓄電装置およびその制御方法ならびに電源装置
JP2003244854A (ja) 蓄電装置の充放電制御装置及び充放電制御方法並びに電力貯蔵システム
JP4519077B2 (ja) 電源システムならびに電源システム制御のためのプログラムおよびそれを記録した記録媒体
JP6306778B2 (ja) 電気エネルギー蓄積装置
WO2011068133A1 (ja) 充放電システム、発電システムおよび充放電制御装置
JP5361529B2 (ja) リチウムイオン組電池用充電制御装置およびリチウムイオン組電池システム
JP2006311676A (ja) 電源システム
JP2004120856A (ja) 電源装置
JP2004120857A (ja) 電源装置
JP2011029010A (ja) リチウムイオン二次電池システムおよび管理装置への電力供給方法
JP2006223050A (ja) 電力供給システム
JP2009071922A (ja) 直流バックアップ電源装置およびその制御方法
JP2004120855A (ja) 電源装置
JP2004159405A (ja) 無停電電源装置
JP2013038983A (ja) 充電装置、車載用充電装置、車載用充電装置における充電方法
KR101319257B1 (ko) 다기능 무정전 전원공급 시스템
KR20190093405A (ko) 리튬 이온 배터리 호환 배터리 컨트롤 장치 및 그 제어 방법
JP2011154925A (ja) リチウムイオン組電池の充電システムおよび充電方法
KR101663445B1 (ko) 에너지저장시스템을 이용한 무정전전원공급장치 및 상기 장치의 동작방법
JP2015080375A (ja) 電力変換装置
JP2013219984A (ja) バッテリ充電制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081125

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090520

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090520

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100305

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100506

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100518

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4519077

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350