JP2007311642A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】層間導通部を高精度で容易に形成することが可能な多層プリント配線板の製造方法を提供する。
【解決手段】レジストパターン形成工程および層間穴形成工程で用いるレーザー光は、ビームの中央部(レーザー光分布LB1)が金属層22および層間絶縁樹脂層21に対する層間穴加工に適したレーザー光発生条件に設定してあり、ビームの中央部を同軸状に囲むビームの周縁部(レーザー光分布LB2)がメッキレジスト30を除去するのに適したレーザー光発生条件に設定してあり、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程を単一工程として処理することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、多層プリント配線板が備えるコア配線部に対して層間導通部を形成する多層プリント配線板の製造方法に関する。
電子機器の高性能化、高機能化、小型化などに対応するため、電子機器などに適用されるプリント配線板は、多層化、微細化が進んでいる。特に最近では、比較的高い配線密度を要求される多層プリント配線板が要求されている。
このような要求に対応する製造方法の1つとして、ビルドアップ法が知られている。以下に、ビルドアップ法により4層構造とした従来例に係る多層プリント配線板の製造方法を図17ないし図22に基づいて示す。
図17は、従来例に係る多層プリント配線板を製造するコア配線板準備工程で準備したコア配線板の概略断面を示す断面図である。
コア配線板110は、コア絶縁層112と、コア絶縁層112の両面に形成されたコア配線パターン層113とを備える。コア配線板110は、完成状態での多層プリント配線板101(図22参照。)の内層部分となる。コア配線パターン層113は、コア絶縁層112の両面に形成された場合を示す。
コア絶縁層112は、ガラスエポキシ樹脂板で構成され、コア配線パターン層113は、導電材料としての銅箔を適宜パターニングして形成される。コア絶縁層112は、コア絶縁層112の両面相互間を導通するための貫通孔112tを備える。また、コア配線パターン層113は、積層される次の導体層への導通を取るビアホール用のビアランド113a、貫通孔112tへの導通領域となるコア貫通孔ランド113b、コア配線パターン113c、貫通孔112tに形成されたコア貫通導体層113dを備える。
コア配線板110は、両面銅貼り積層板を使い、通常のプリント配線板加工方法、すなわち、貫通孔加工、パネルメッキ、エッチングを経て、両面に内層回路パターン(コア配線パターン113c)、外層との接続を行なうビアランド(ビアランド113a)、コア配線板110の両面に形成された内層回路パターン同士を接続するインナービア(コア貫通導体層113d)を貫通孔112tに形成したものである。
図18は、従来例に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、コア配線板準備工程で準備したコア配線板に金属層形成工程で層間絶縁層を介して金属層を形成した状態の概略断面を示す断面図である。
コア配線板110の表面に、層間絶縁樹脂層121を介して金属層122を形成する。例えば、半硬化エポキシ樹脂の片面に数μmの厚みの銅箔を積層接着した材料を加熱加圧して積層部120(層間絶縁樹脂層121、金属層122)を形成する。以下において、工程途中のものも含めて多層プリント配線板101として示す。
図19は、従来例に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、金属層形成工程で形成した金属層に、ビアホール形成工程でビアホールを形成した状態を示す断面図である。
なお、理解を容易にするために、図17、図18で示した、ビアランド113a、コア配線パターン113cが含まれる部分を拡大して示し、コア配線板110の一面側のみを多層プリント配線板101として示している。
レーザー光によって、積層部120の金属層122と層間絶縁樹脂層121に層間穴を形成しコアビアホール121hとする。レーザー加工により、ビアホール121hの底には、コア配線板110の表面に予め形成しておいたビアランド113aが露出した状態となる。
図20は、従来例に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、レジストパターン形成工程でレジストパターンを形成した状態を示す断面図である。
ビアホール121hを形成した後、適切なデスミア処理、表面処理、触媒処理、無電解メッキを行い、ビアホール121hの内壁に下地導電層122aを形成する。
その後、金属層122の表面にメッキレジスト130を形成し、フォトマスクなどを適用して露光、現像などのフォトリソグラフィ技術により、形成する層間導通部136および配線パターン137(図21参照。)の逆パターンを有する逆パターンレジスト131を形成する。
図21は、従来例に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、配線パターンおよび層間導通部を形成した状態を示す断面図である。
形成した逆パターンレジスト131をマスク(露出した金属層122を電極)として、電解メッキを施すことにより層間導通部136、配線パターン137を形成する。
図22は、従来例に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、配線パターンおよび層間導通部を金属層から分離した状態を示す断面図である。
層間導通部136、配線パターン137を形成した後、逆レジストパターン131を除去する。最後に、逆レジストパターン131が覆っていた金属層122をエッチング除去して、金属層122で連通していた層間導通部136、配線パターン137を分離し、機能可能な状態とすることにより多層プリント配線板101を完成させる。
なお、多層プリント配線板101の配線パターン形成方法として、層間絶縁樹脂層121をコア配線板110に積層する際に表層に金属層122を設けない方法もある。この方法には、2種類の方法がある。
1つは、積層した層間絶縁樹脂層121に層間穴(ビアホール121h)を加工した後、全面に金属層を無電解メッキなどで形成し、その後、上述したように逆パターンレジスト131を形成し、逆パターンレジスト131をマスクとして電解メッキを施すことにより層間導通部136、配線パターン137を形成する方法で、セミアディティブ法のバリエーションである。
他の1つは、層間穴(ビアホール121h)を加工した後、層間絶縁樹脂層121の表面にメッキレジスト(逆パターンレジスト131)を形成し、層間導通部136、配線パターン137を直接形成するアディティブ法である。
従来の多層プリント配線板の製造工程において、配線パターンの高密度化・高精細化傾向が進むとともに、各層の加工における層間位置合わせ精度が大きな問題となってきた。すなわち、各層に配置された信号線などを層間で接続する貫通孔やビアホールを形成する際に、貫通孔やビアホールは精度良く正しい位置に、ターゲットとなる各層の信号線や接続ランドを射抜かなければならないが、配線の高密度化・高精細化により許容される位置ズレ誤差は、どんどん減少しており、今では、十数μmを争う状況となっている。
一方、プリント配線板を構成する素材は、エポキシやポリイミドといった樹脂、あるいはこれらをガラスなどの繊維で強化した繊維強化樹脂をベースに、銅箔などを積層接着したもので構成され、温度や湿度の影響によって、その物理的な寸法は変化しやすいものである。
さらに、プリント配線板の加工は、エッチング液やメッキ液、あるいは、水洗といった湿潤工程やその乾燥、あるいは、樹脂の硬化や接着といった加熱工程、さらには、各種工程の前処理における物理研磨工程、表面の銅箔エッチング除去に伴う応力緩和、貫通孔やビアホールの層間穴開けによる強化繊維の切断など、材料寸法を狂わせ、歪ませる工程が非常に多い。
例えば、従来例でも解る様に、内層コア(コア配線板)を形成した上に層間絶縁樹脂層を加熱加圧により接着して積層すれば、この時点で、積層後の寸法は、内層コアのパターンを形成した際とは大きく異なってしまっている。
さらには、材料の製造上、加工上の問題から、1つの材料、例えば、内層コアは、同じ材料、同じロット、同じ加工条件であっても、1枚1枚寸法や歪み状況が違ってしまうのが現実である。
このように、1つ1つの工程を経る毎に、材料そのものの寸法が変わってゆく中で、都度、加工ガイドを形成し、それを基準に物理的に加工マスクをアライメントして、加工を行なう現在の手法では、位置ズレを低減することができないという問題があった。
このような問題に対し、例えば、外層のパターン加工を行なう際に内層パターン基準で行なう方法(例えば、特許文献1参照。)や、ビアホール(層間穴)加工時にパターン形成用のガイドを同時に形成し、相対的位置ズレを減らす方法(例えば、特許文献2参照。)、貫通孔(層間穴)とビアホール(層間穴)開けを同時に行い相互の位置関係を確保する方法(例えば、特許文献3参照。)などが提案されている。
特開2002−185149号公報 特開2000−174434号公報 特開2001−244605号公報
しかし、これら従来技術は、個々にはそれなりの効果があるものの、必ず、寸法変化した材料に対し、ガイドを使って位置合わせを行なうことから、あるいは、寸法や位置の補正が平均的なものにならざるを得ないことから、必ず一定量の誤差が残り、ビアズレ問題を根本的に解決するには至っていないのが現状である。
ここで、位置合わせや寸法補正上、最も厳しい精度を要求する工程を考慮すると、ビアランドとビアホール(層間穴)の関係である。例えば、ビアランド径0.15mmに対し、ビア層間穴径が0.75mmとすると、その相対位置ズレの計算上の許容値は、37.5μmであり、実質的なランド残りシロを考慮すると、35μmにも満たないこととなる。
一方で、このランド径設計値で、例えば、ビアランドに接続するパターン幅が0.075mmとすると、ランドとパターンの相対的位置ズレ許容値は、約75μmであり、実質電気的接続があれば良いレベルであれば、さらに許容値が大きく取れる状況がある。
従来提案されている改善方法では、(1)ビアホール(層間穴:層間穴形成工程)とビアランド(レジストパターン形成工程)の位置関係といったもっとも厳しい条件の下で、加工マスクの位置合わせ作業を行っていること、(2)ビアホール形成工程(層間穴形成工程)とビアランド形成工程(レジストパターン形成工程)は別工程であり、その間に材料の寸法変化をきたす処理工程が入っていたり、少なくとも、再度加工装置に加工ワークをセットし直す工程が介在しており、加工原点を再設定する必要があること、という問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、従来の加工プロセスを再編し、もっとも厳しい精度が要求される2つの加工プロセス(層間穴形成工程およびレジストパターン形成工程)を一度の位置合わせで行なえるように加工プロセスの組合せを変更することにより、層間穴の加工位置に対応する層間導通部の形成位置を精度良く位置合わせし、層間導通部を高精度で容易に形成することが可能な多層プリント配線板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る多層プリント配線板の製造方法は、コア配線板を準備するコア配線板準備工程と、前記コア配線板に層間絶縁樹脂層を介して金属層を積層する金属層形成工程と、前記金属層の表面にメッキレジストを形成するメッキレジスト形成工程と、レーザー光により前記メッキレジストをパターニング除去してレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記金属層および前記層間絶縁層を貫通する層間穴をレーザー光により前記レジストパターンに対応させて形成する層間穴形成工程と、前記層間穴および前記メッキレジストがパターニング除去された部分にメッキを施して層間導通部を形成する層間導通部形成工程と、前記レジストパターンおよび前記レジストパターンが覆っていた前記金属層を除去して層間導通部を分離する層間導通部分離工程とを備える多層プリント配線板の製造方法であって、前記レジストパターン形成工程と前記層間穴形成工程とは、前記レーザー光を発生するレーザー加工機に対する前記コア配線板の位置関係を維持した状態で行なわれることを特徴とする。
この構成により、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程について、加工原点の再設定や加工ワークの設置のやり直しを行なう必要がなくなり、両工程間での位置ズレを生じる恐れが全くないことから、層間穴(ビアホール/貫通孔)と層間導通部(ビアランド/貫通孔ランド)との間での位置精度を極めて高く形成することが可能となり、多層プリント配線板の配線の高精度化、微細化が可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法は、コア配線板を準備するコア配線板準備工程と、前記コア配線板に層間絶縁樹脂層を積層する層間絶縁樹脂層形成工程と、前記層間絶縁樹脂層の表面にメッキレジストを形成するメッキレジスト形成工程と、レーザー光により前記メッキレジストをパターニング除去してレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記層間絶縁層を貫通する層間穴をレーザー光により前記レジストパターンに対応させて形成する層間穴形成工程と、前記層間穴および前記メッキレジストがパターニング除去された部分にメッキを施して層間導通部を形成する層間導通部形成工程と、前記レジストパターンを除去するレジストパターン除去工程とを備える多層プリント配線板の製造方法であって、前記レジストパターン形成工程と前記層間穴形成工程とは、前記レーザー光を発生するレーザー加工機に対する前記コア配線板の位置関係を維持した状態で行なわれることを特徴とする。
この構成により、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程について、加工原点の再設定や加工ワークの設置のやり直しを行なう必要がなくなり、両工程間での位置ズレを生じる恐れが全くないことから、層間穴(ビアホール/貫通孔)と層間導通部(ビアランド/貫通孔ランド)との間での位置精度を極めて高く形成することが可能となり、多層プリント配線板の配線の高精度化、微細化が可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法では、前記層間導通部形成工程で、配線パターンを形成することを特徴とする。
この構成により、層間導通部と同時に配線パターンを形成することから、製造工程を簡略化することができる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法は、コア配線板を準備するコア配線板準備工程と、前記コア配線板に層間絶縁樹脂層を介して金属層を積層する金属層形成工程と、前記金属層の表面にメッキレジストを形成するメッキレジスト形成工程と、レーザー光により前記メッキレジストをパターニング除去してレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記金属層および前記層間絶縁層を貫通する層間穴をレーザー光により前記レジストパターンに対応させて形成する層間穴形成工程と、前記層間穴および前記メッキレジストがパターニング除去された部分にメッキを施して層間導通部を形成する層間導通部形成工程と、前記レジストパターンを除去するレジストパターン除去工程と、前記レジストパターン除去工程の後、形成する回路パターンの逆パターンを有する逆パターンメッキレジストを形成する逆パターンメッキレジスト形成工程と、前記逆パターンメッキレジストをマスクとして前記金属層に対してメッキを施して配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、前記逆パターンメッキレジストを除去する逆パターンメッキレジスト除去工程と、前記逆パターンメッキレジストが覆っていた前記金属層を除去する金属層除去工程とを備える多層プリント配線板の製造方法であって、前記レジストパターン形成工程と前記層間穴形成工程とは、前記レーザー光を発生するレーザー加工機に対する前記コア配線板の位置関係を維持した状態で行なわれることを特徴とする。
この構成により、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程について、加工原点の再設定や加工ワークの設置のやり直しを行なう必要がなくなり、両工程間での位置ズレを生じる恐れが全くなく、層間穴(ビアホール/貫通孔)と層間導通部(ビアランド/貫通孔ランド)との間での位置精度を極めて高く形成することが可能となり、多層プリント配線板の配線の高精度化、微細化が可能となる。また、層間導通部と配線パターンとを別工程で形成することから、それぞれの仕様に適した加工が可能となり、多層プリント配線板の配線パターンの微細化と高精度化が可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法は、コア配線板を準備するコア配線板準備工程と、前記コア配線板に層間絶縁樹脂層を積層する層間絶縁樹脂層形成工程と、前記層間絶縁樹脂層の表面にメッキレジストを形成するメッキレジスト形成工程と、レーザー光により前記メッキレジストをパターニング除去してレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記層間絶縁層を貫通する層間穴をレーザー光により前記レジストパターンに対応させて形成する層間穴形成工程と、前記層間穴および前記メッキレジストがパターニング除去された部分にメッキを施して層間導通部を形成する層間導通部形成工程と、前記レジストパターンを除去するレジストパターン除去工程と、前記レジストパターン除去工程の後、形成する回路パターンの逆パターンを有する逆パターンメッキレジストを形成する逆パターンメッキレジスト形成工程と、前記逆パターンメッキレジストをマスクとして前記金属層に対してメッキを施して配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、前記逆パターンメッキレジストを除去する逆パターンメッキレジスト除去工程と、前記逆パターンメッキレジストが覆っていた前記金属層を除去する金属層除去工程とを備える多層プリント配線板の製造方法であって、前記レジストパターン形成工程と前記層間穴形成工程とは、前記レーザー光を発生するレーザー加工機に対する前記コア配線板の位置関係を維持した状態で行なわれることを特徴とする。
この構成により、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程について、加工原点の再設定や加工ワークの設置のやり直しを行なう必要がなくなり、両工程間での位置ズレを生じる恐れが全くなく、層間穴(ビアホール/貫通孔)と層間導通部(ビアランド/貫通孔ランド)との間での位置精度を極めて高く形成することが可能となり、多層プリント配線板の配線の高精度化、微細化が可能となる。また、層間導通部と配線パターンとを別工程で形成することから、それぞれの仕様に適した加工が可能となり、多層プリント配線板の配線パターンの微細化と高精度化が可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法では、前記金属層は、厚さが1〜5μmの銅箔あるいはニッケル箔であることを特徴とする。
この構成により、後の工程でのメッキ加工が容易になることからメッキ工程を簡略化でき、後の工程で形成される配線パターンの導電性を補強することが可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法では、前記メッキレジストは非感光性樹脂であり、レーザー光を照射して必要な形状を形成できる構成としてあることを特徴とする。
この構成により、非感光性樹脂を適用してレーザー加工することが可能となり、加工容易性を確保することが可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法では、前記メッキレジストは感光性樹脂であり、レーザー光を照射して必要な形状を形成できる構成としてあることを特徴とする。
この構成により、感光性樹脂を適用してレーザー加工することが可能となり、加工容易性を確保することが可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法では、前記メッキレジストは、耐メッキ層として機能する内層レジストと、レーザー光から前記内層レジストを保護する保護層として機能する外層レジストとの2層構造としてあり、前記レジストパターン形成工程後、前記下地導電層形成工程前に外層レジストを除去する外層レジスト除去工程を備えることを特徴とする。
この構成により、内層レジストを外層レジストにより保護した状態でレジストパターンを形成し、内層レジストのみでレジストパターンを構成することから、高精度のレジストパターンとすることが可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法では、前記内層レジストは感光性であり、前記外層レジストは非感光性であり、レーザー光の照射によって前記内層レジストのみが必要な形状を形成できる構成としてあることを特徴とする。
この構成により、内層レジストのみでレジストパターンを構成することから、高精度のレジストパターンとすることが可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法では、前記レジストパターン形成工程および前記層間穴形成工程で用いるレーザー光は、ビームの中央部が前記金属層および前記層間絶縁樹脂層に対する層間穴を形成するのに適したレーザー光発生条件に設定してあり、前記中央部を同軸状に囲むビームの周縁部が前記メッキレジストを除去するのに適したレーザー光発生条件に設定してあり、前記レジストパターン形成工程および前記層間穴形成工程は、単一の走査工程として処理することを特徴とする。
この構成により、この構成により、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程に対するコア配線板の設定を一度行なうだけで良いことから、コア配線板の位置合わせ精度を向上させ、位置合わせの手間を低減することが可能となる。また、ビアランド/貫通孔ランドに相当する箇所に対するメッキレジストの除去とビアホール/貫通孔に対応する層間穴の開口とを同一の走査で行なうことが可能となり、ビアホール/貫通孔(層間穴)とビアランド/貫通孔ランドとの位置合わせ精度を向上させ、多層プリント配線板の微細化を図ることが可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法では、前記レジストパターン形成工程および前記層間穴形成工程で用いるレーザー光は、前記金属層、前記層間絶縁樹脂層、または前記メッキレジストに対するそれぞれの加工に適したビームとなるようにレーザー光発生条件を設定してあり、前記コア配線板の面方向と同方向にそれぞれ走査されることを特徴とする。
この構成により、この構成により、加工対象に応じた最適なレーザー光発生条件での加工が可能となり、高精度で歩留まりの良い加工が可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法では、前記金属層、前記層間絶縁樹脂層、または前記メッキレジストの内いずれか2つに対する加工を単一の走査で行なうようにレーザー光発生条件を設定してあることを特徴とする。
この構成により、レーザー光の構成を簡略化することが可能となり、生産性が良く高精度で歩留まりの良い加工が可能となる。
また、本発明に係る多層プリント配線板の製造方法では、前記層間穴形成工程で、レーザー光により層間穴に対するデスミアを行なうことを特徴とする。
この構成により、レーザー加工でのレーザー光を活用できることから生産性の高い高精度のデスミアが可能となり、信頼性の高い層間導通部を形成することが可能となる。
本発明に係る多層プリント配線板の製造方法によれば、層間穴形成工程(ビアホール形成工程)とレジストパターン形成工程(ビアランドパターン形成工程)とをレーザー加工機への一度の設定(設置)で処理することから、これらの工程相互間では多層プリント配線板の位置合わせの再設定(加工原点の再設定)を行なう必要がなく、ビアホール形成と層間導通部形成(ビアランド形成)とは精度良く位置合わせして行なうことが可能となり、層間穴(ビアホール)形成工程と層間導通部(ビアランド)形成工程の間での位置ズレを生じることがないという効果を奏する。
つまり、ビアホール形成によるパターン(ビアホール位置)に対して層間導通部形成用のパターン(ビアランド位置)をレーザー加工機に一度設定した状態で同時的または連続的なレーザー加工工程として形成することから、ビアホールとビアランド(ビアランド用パターン)との間に位置ズレ(ビアズレ)を生じることがないという効果を奏する。
また、ビアランド形成と配線パターン形成工程を分けた場合でも、必要な加工マスク(配線パターン形成用マスク)の位置合わせは従来に比較して高い余裕度で行なうことが可能であり接続不良の発生を抑制することが可能となるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1〜図7に基づいて、本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造方法を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板を製造するコア配線板準備工程で準備したコア配線板の概略断面を示す断面図である。
コア配線板10は、コア絶縁層12と、コア絶縁層12の両面に形成されたコア配線パターン層13とを備える。コア配線板10は、完成状態での多層プリント配線板1(図7参照。)の内層部分となる。コア配線パターン層13は、コア絶縁層12の両面に形成された場合を示すが、コア絶縁層12の少なくとも一方の表面に形成してあれば良い。
コア絶縁層12は、例えばガラスエポキシ樹脂板で構成され、コア配線パターン層13は、例えば導電材料としての銅箔を適宜パターニングして形成される。コア絶縁層12は、例えばコア絶縁層12の両面相互間を導通するための貫通孔12tを備える。また、コア配線パターン層13は、例えば積層される次の導体層への導通を取るビアホール用のビアランド13a、貫通孔12tへの導通領域となるコア貫通孔ランド13b、コア配線パターン13c、貫通孔12tに形成されたコア貫通導体層13dを備える構成として示しているが、これに限るものではない。
なお、同図で示すコア配線板10自体が、本発明に係る製造方法、あるいは、その他の方法で、既に多層化されていても良い。
また、コア配線板10の製造方法は、本発明とは直接関係しないので、詳細は説明しない。例えば、市販の両面配線板材料を用いて、貫通孔層間穴開け、パネルメッキ、パターン形成を行なう方法が最も一般的であるが、これに限定される訳ではなく、金属層(銅箔)を持たない樹脂板にメッキを行なうアディティブ法、あるいは、金属層(銅箔)と樹脂板との混合形態であるセミアディティブ法でも良い。
また、コア配線板10の製造に際しては、現在知られているあらゆる加工方法、例えば、貫通孔(層間穴)の開口をレーザーで行なう加工方法、エッチングレジストに電着樹脂を利用する加工方法などが適用可能である。構成材料についても、同様に制限はない。
上述したとおりのコア配線板10を、本発明に係る多層プリント配線板1の製造方法の出発部材として準備する(コア配線板準備工程)。
図2は、本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、コア配線板準備工程で準備したコア配線板に金属層形成工程で層間絶縁層を介して金属層を形成した状態の概略断面を示す断面図である。
コア配線板10の少なくとも片面(少なくともコア配線パターン層13cが形成されている面)に、層間絶縁樹脂層21を介して金属層22を積層(形成)する(金属層形成工程)。層間絶縁樹脂層21および金属層22により積層部20が構成される。積層部20(層間絶縁樹脂層21および金属層22)をコア配線板10のどちらの面に形成するか、あるいは、両面に形成するかは、多層プリント配線板1(以下において、工程途中のものも含めて多層プリント配線板1という。)の仕様により決定される。
同図では、コア配線板10の両面に積層部20を形成した場合を示す。本実施の形態では、層間絶縁樹脂層21としての半硬化エポキシ樹脂シートに金属層22としての1〜3μm程度の銅箔を積層した市販材料を用い、これを加熱加圧してコア配線板10に積層接着した。つまり、金属層22は、薄く形成され、金属箔の状態としてあることが好ましい。また、銅箔の他に銅箔と同等の特性を有するニッケル箔とすることも可能である。なお、金属箔の厚さは約1〜5μmとすることが加工容易性、強度、導電性などの観点から好ましい。金属層22を予め形成することにより、後の工程でのメッキ加工が容易になり、メッキ工程を簡略化することができる。また、後の工程で形成される層間導通部36、配線パターン37の導電性を補強することが可能となる(図6、図7参照。)。
なお、層間絶縁樹脂層21と金属層22をそれぞれ個別に積層して形成することも可能であり、また、層間絶縁樹脂層21を積層した後、メッキなどにより金属22層を形成することも可能である。
図3は、本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、金属層形成工程で形成した金属層に、メッキレジスト形成工程でメッキレジストを形成した状態を示す断面図である。
なお、理解を容易にするために、図1、図2で示した、ビアランド13a、コア配線パターン13cを含む領域を拡大して示し、コア配線板10の一面側のみを多層プリント配線板1として示している。図示しない他の面側でも同様の処理を施して4層の多層プリント配線板1とすることが可能である。また、さらに積層を繰り返すことにより、6層、8層とさらに層数の多い多層プリント配線板1とすることも可能である。
積層部20(金属層22)の表面(全表面)に樹脂層で構成されるメッキレジスト30を形成する(メッキレジスト形成工程)。メッキレジスト30は、市販されているアディティブプロセス用メッキレジストフィルムまたはセミアディティブプロセス用メッキレジストフィルムで良い。また、薄い粘着層をもつポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルムなどをメッキレジスト30として適用することも可能である。
メッキレジスト30は、非感光性または感光性のいずれでも適用することが可能である。いずれでも適用可能とすることにより、加工容易性を確保することが可能となる。したがって、非感光性とした場合であっても、あるいは感光性とした場合であっても、後述するレーザー光(図5参照。)の照射によって所定の形状(レジストパターン31。図4参照。)を形成することが可能な構成としてある。つまり、非感光性の場合はレーザー光でメッキレジスト30を焼却して蒸発させることにより、感光性の場合はポジタイプとネガタイプを適宜使い分けることにより所定の形状を形成することが可能である。
図4は、本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、レジストパターン形成工程でレジストパターンを形成し、層間穴形成工程で層間穴を形成した状態を示す断面図である。以下、基本的に図3に対応させた態様での多層プリント配線板1を示している。
図3で示したメッキレジスト30を形成した多層プリント配線板1をレーザー加工機(不図示)にセット(位置決めおよび固定)し、レーザー光(不図示)によってレーザー加工することにより、メッキレジスト30をパターニング除去してレジストパターン31を形成する(レジストパターン形成工程)。
また、併せて、貫通孔(コア貫通孔ランド13bに対応する貫通孔。ここでは不図示。)/ビアホール(ビアランド13aに対応するビアホール21h。)を含む層間穴の形成(開口)を、内層としてのコア配線板10のコア配線パターン層13(ビアランド13a、コア貫通孔ランド13b)に対応させて行なう(層間穴形成工程)。
同図では、金属層22および層間絶縁樹脂層21を貫通する層間穴としてのビアホール21hがレジストパターン31に対応して内側に開口され、同時に、ビアホール21hと同軸でビアランド13aに対応する部分のメッキレジスト30が除去されて形成されたレジスト窓部32(層間導通部36のビアランドに対応)、および配線パターン37(図6参照。)に対応する部分のメッキレジスト30が除去されて形成された配線パターン用のレジスト窓部33が形成されている。
この構成により、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程について、レーザー加工機(不図示)に対する加工原点の再設定や加工ワーク(コア配線板10、多層プリント配線板1)の設置のやり直しを行なう必要がなくなり、位置合わせの手間を低減することが可能となる。
また、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程の両工程間での位置ズレを生じる恐れが全くなく、位置精度が極めて高い層間穴を形成することが可能となり、多層プリント配線板1の配線パターンの微細化、高精度化が可能となる。
なお、レーザー加工機に多層プリント配線板1(コア配線板10)をセットするときの基準点をコア配線板10(コア配線パターン層13)により特定することが可能であり、ビアランド13aとの位置合わせを精度良く確保することが可能となる。また、さらに内層のパターンあるいは基準ガイド(多層プリント配線板1(コア配線板10)に設けた基準ガイド)を基準点としても良い。
レジストパターン形成工程および層間穴形成工程は、レーザー光を発生するレーザー加工機に対するコア配線板10の位置関係を維持した状態で単一のレーザー加工工程として行われる。つまり、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程は、コア配線板10(多層プリント配線板1)をレーザー加工機に一度セットした状態を維持して同時的にあるいは時系列的に行われる。
したがって、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程は、レーザー加工としては、一度の設定で行われることから、加工原点の再設定や、加工ワーク(多層プリント配線板1)の設置をやり直す必要がなく、両工程での加工ワークの位置ズレを生じる恐れが全くなくなり、後の工程でのビアランドに対応するレジスト窓32に対する位置精度が極めて高い層間穴(ビアホール21h)を形成することが可能となる。つまり、多層プリント配線板1の層間穴加工の高精度化および微細化、さらには多層プリント配線板1の配線の高精度化および微細化が可能となる。
なお、非感光性または感光性のいずれとする場合でも、メッキレジスト30は、耐メッキ層として機能する内層レジスト(不図示)と、レーザー光から内層レジストを保護する保護層として機能する外層レジスト(不図示)との2層構造とすることが好ましい。レーザー加工時に、メッキレジスト30の表面に汚染が発生したり、加工時の熱の影響、加工補助ガスの影響が生じたりする場合があるが、2層構造とすることにより、外層レジストにより加工熱を逃がしたり、レジスト表面の汚染や熱、ガス厚による変質・変形を防止することが可能となる。
レジストパターン形成工程後、後述する下地導電層形成工程前に外層レジストを除去する外層レジスト除去工程を備えることにより、内層レジストを確実に保護した状態で内層レジストにより構成されたレジストパターン31を形成することから精度の高いレジストパターン31とすることが可能となる。
また、内層レジストは感光性で構成し、外層レジストは非感光性で構成することにより、内層レジストのみがレーザー光の照射によって、必要な形状を形成できる構成とすることが好ましい。この構成により、より高精度のレジストパターン31とすることが可能となる。
なお、層間穴形成工程で、レーザー光により層間穴(例えばビアホール21h)に対するデスミア(層間穴の内部に形成された溶融樹脂、炭化樹脂などの除去)を行なうことが好ましい。
この構成により、層間穴形成工程でデスミアを行なうことから、同一のレーザー加工機のレーザー光を用いることとなり、生産性の高い高精度のデスミアが可能となり、信頼性の高い層間導通部36を形成することが可能となる。
レーザー光のビーム形態には、種々の形態があり、使用するレーザー加工機のタイプにより、適宜選択することが可能である。
図5は、本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、図4で示した多層プリント配線板を形成するレーザー光の状態とレーザー加工によりビアホールおよびレジスト窓部を形成した状態を示す説明図である。
多層プリント配線板1の概略断面に対応する平面状態(X軸方向およびY軸方向)でのレーザー光分布LBを示している。
例えば、レーザー光分布LB(ビーム)は、ビームの中央部(レーザー光分布LB1)と、中央部を同軸状に囲むビームの周縁部(レーザー光分布LB2)とで分布が異なる形態としてある。つまり、レーザー光分布LB1は、レーザー光発生条件(強度、波長、パルス幅、パルス数など)が金属層22(銅箔)および層間絶縁樹脂層21に対する層間穴加工に適するように設定してあり、ビアランド13aに対応する所望の形状をした例えばビアホール21hを形成する(層間穴形成工程)ことが可能としてある。なお、コア貫通孔12tに対応するコア貫通導孔ランド13bに対しても同様に層間穴(不図示)を開口することが可能である。
また、レーザー光分布LB2は、レーザー光発生条件(ビーム径、ビーム強度、波長、パルス幅、パルス数など)がメッキレジスト30を除去するのに適し、金属層22には影響しない程度に設定してあり、所望の形状をした例えばビアランド用のレジスト窓部32(レジストパターン31。ここでは図示しないレジスト窓部33もレジスト窓部32と同様にして形成することが可能である。)を形成する(レジストパターン形成工程)ことが可能としてある。
つまり、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程で用いるレーザー光は、ビームの中央部が金属層22および層間絶縁樹脂層21に対する層間穴加工に適したレーザー光発生条件に設定してあり、ビームの中央部を同軸状に囲むビームの周縁部がメッキレジスト30を除去するのに適したレーザー光発生条件に設定してあり、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程を単一工程として処理することができる。
この構成により、レーザー光の照射を繰り返すことなく、ビアランド(ビアランド13a)/貫通孔ランド(コア貫通孔ランド13b)に相当する箇所に対するメッキレジストの除去とビアホール/貫通孔に対応する層間穴の開口とを同時に行なうことが可能となる。
上述したレーザー光分布LBを有するレーザー加工機を適用することにより、単一工程(レーザー光の単一パス)として同時的に、層間穴形成工程およびレジストパターン形成工程の処理を多層プリント配線板1に対して施すことが可能となる。つまり、レーザー光を一回走査させることで、金属層22および層間絶縁樹脂層21に対する層間穴加工(例えばビアホール21hを開口する。)とレジスト窓部32を形成することが可能である。この場合、金属層22を加工する時間と層間絶縁樹脂層21を加工する時間で、時系列的にビーム強度、パルス幅などを細かく調整することも可能である。
また、上述したレーザー加工時に、ビアホール(ビアホール21h)/貫通孔(不図示)内の樹脂残渣除去、ビアホール(ビアホール21h)内壁の仕上げをレーザー光によって同時に行なうことも可能である。
なお、その他のレーザー加工方法(およびレーザー光分布LB)については、実施の形態5(図14ないし図16)としてさらに後述する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、層間導通部および配線パターンを形成した状態を示す断面図である。
図4の状態とした後は、セミアディティブ法として公知となっている手法で層間導通部36(ビア導通部/図示しない貫通孔導通部)や配線パターン37を形成する。すなわち、適切なメッキ前処理を行い、少なくともビアホール21hの内壁に無電解メッキ法による下地導電層(不図示)を形成し(下地導電層形成工程)、次に、レジストパターン31をマスクとしてメッキを施す。
つまり、ビアホール21hの内壁に形成した下地導電層およびビアホール21hに対応するレジストパターンとしてのレジスト窓部32、配線パターン用のレジスト窓部33に対応する金属層22を電極として電解メッキ法により層間導通部36および配線パターン37を形成する(層間導通部形成工程)。
なお、層間導通部36は、レジスト窓部32によりビアランド13aに対応するビアランドとして形成されている。したがって、層間導通部36は、ビアおよびビアランドとして機能させることが可能である。
つまり、層間穴としてのビアホール21hおよびメッキレジスト30が除去された部分としてのレジスト窓部32、33にメッキを施して層間導通部36および配線パターン37を形成する。なお、電解メッキの代わりに無電解メッキ法によっても同様に形成することが可能である。
図4で示したとおり、層間穴(ビアホール21h)を形成する工程(ビアホール形成工程)とレジストパターン形成工程(層間導通部36のビアランドに対応するレジスト窓部32を形成するレジストパターン形成工程)とはレーザー加工機への一度の設置で処理されることから、これらの工程相互間では多層プリント配線板1の位置合わせの再設定(加工原点の再設定)を行なう必要がない。
したがって、ビアホール21h形成(層間穴形成)と層間導通部36形成(ビアランド形成)とは精度良く位置合わせして行なうことが可能となり、層間穴(ビアホール21h)形成工程と層間導通部36(ビアランド)形成工程の間での位置ズレを生じることがないという効果を奏する。
つまり、ビアホール21h形成でのパターンに対して層間導通部36形成用のパターン(ビアホール21h、ビアランド用のレジスト窓部32)を同一レーザー加工機による同時的または連続的なレーザー加工工程として形成することから、ビアホール21hとビアランド(ビアランド用パターンとしてのレジスト窓部32)との間に位置ズレ(ビアズレ)を生じることがなくなる。
図7は、本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、レジストパターンおよびレジストパターンが覆っていた金属層を除去して層間導通部および配線パターンを分離した状態を示す断面図である。
層間導通部形成工程の後、レジストパターン31(メッキレジスト30)を除去し、レジストパターン31が覆っていた金属層22をエッチングにより除去して層間導通部36を分離する(層間導通部分離工程)。
上述した図1ないし図7の各工程により、多層プリント配線板1を製造(完成)することができる。
本実施の形態では、下地となる金属層22のエッチング加工のしやすさと加工設備の便宜を考慮して、金属層22として層間導通部36および配線パターン37を形成する金属と同じ銅(銅箔)を用いた。なお、層間導通部36、配線パターン37を構成する金属と異種の金属(例えばニッケルなど)を用いた場合には、形成した層間導通部36、配線パターン37のパターン形状や線幅を損なうことなく、マイグレーション対策とすることができる。
<実施の形態2>
図8、図9に基づいて、本発明の実施の形態2に係る多層プリント配線板の製造方法を説明する。
本実施の形態は、実施の形態1では形成した金属層22を積層しないで多層プリント配線板1を製造する。したがって、金属層22を形成しないことから、実施の形態1での層間絶縁樹脂層21を介して金属層22を形成する金属層形成工程の代わりに後述するとおり層間絶縁樹脂層形成工程を適用する。
また、金属層22を形成しないことから、金属層22を除去する工程が不要となるので、実施の形態1でのレジストパターン31およびレジストパターン31が覆っていた金属層22を除去して層間導通部36を分離する層間導通部分離工程の代わりに後述するとおりレジストパターン31を除去するレジストパターン除去工程を適用する。
その他の構成は実施の形態1と同様であり、同様の構成には同一符号を付して適宜説明を省略する。なお、図8は、実施の形態1での図4に対応する。また、図9は、実施の形態1での図6に対応する。
図8は、本発明の実施の形態2に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、レジストパターン形成工程でレジストパターンを形成し、層間穴形成工程で層間穴を形成した状態を示す断面図である。
コア配線板10は、コア絶縁層12と、コア絶縁層12に形成されたコア配線パターン層13(ここでは、ビアランド13a、コア配線パターン13cを図示。)とを備える(コア配線板準備工程)。
コア配線板10の少なくとも片面(少なくともコア配線パターン層13cが形成されている面)に、層間絶縁樹脂層21を積層(形成)する(層間絶縁樹脂層形成工程)。層間絶縁樹脂層21により積層部20が構成される。積層部20(層間絶縁樹脂層21)をコア配線板10のどちらの面に形成するか、あるいは、両面に形成するかは、多層プリント配線板1の仕様により決定される。
積層部20の表面(全表面)にメッキレジスト30を形成する(メッキレジスト形成工程)。その後、メッキレジスト30を形成した多層プリント配線板1をレーザー加工機(不図示)にセット(位置決めおよび固定)し、レーザー光(不図示)によってレーザー加工することにより、メッキレジスト30をパターニング除去してレジストパターン31を形成する(レジストパターン形成工程)。レジストパターン31によりビアランド13aに対応させたレジスト窓部32、配線パターン37(図9参照。)に対応させたレジスト窓部33が画定される。
また、併せて、貫通孔(コア貫通孔ランド13bに対応する貫通孔。ここでは不図示。)/ビアホール(ビアランド13aに対応するビアホール21h。)を含む層間穴の開口を、内層としてのコア配線板10のコア配線パターン層13(ビアランド13a、コア貫通孔ランド13b)に対応させて行なう(層間穴形成工程)。
本実施の形態でのレジストパターン形成工程および層間穴形成工程も、実施の形態1と同様に行なうことから、実施の形態1と同様の作用効果が得られる。
図9は、本発明の実施の形態2に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、層間導通部および配線パターンを形成した状態を示す断面図である。
図8の状態とした後は、アディティブ法として公知となっている手法で層間導通部36(ビア導通部/図示しない貫通孔導通部)や配線パターン37を形成する。すなわち、適切なメッキ前処理を行い、メッキレジスト30が除去された部分(少なくともビアホール21hの内壁、レジスト窓部32、33の内側での層間絶縁樹脂層21の表面)に無電解メッキ法による下地導電層(不図示)を形成する(下地導電層形成工程)。つまり、レジストパターン31をマスクとしてメッキを施す。
下地導電層に引き続きメッキを施すことにより層間導通部36および配線パターン37を形成する(層間導通部形成工程)。つまり、ビアホール21h(の内壁)、ビアホール21hに対応するレジストパターンとしてのレジスト窓部32、配線パターン用のレジスト窓部33に形成した下地導電層を電極としてビアホール21hおよびレジスト窓部32に対応する層間導通部36およびレジスト窓部33に対応する配線パターン37を形成する。
すなわち、層間穴としてのビアホール21hおよびメッキレジスト30がパターニング除去された部分としてのレジスト窓部32、33にメッキを施して層間導通部36および配線パターン37を形成する。なお、電解メッキの代わりに無電解メッキ法によっても同様に形成することが可能である。また、層間導通部36は、ビアおよびビアランドとして機能させることが可能である。
本実施の形態では、下地導電層形成工程および層間導通部形成工程をまとめてメッキにより層間導通部を形成する層間導通部形成工程とすることが可能である。
なお、下地導電層の形成は、無電解メッキで行なう必要があるが、下地導電層に引き続いて行なうメッキは電解メッキ法、無電解メッキ法のいずれでも可能である。
層間導通部36を形成した後、レジストパターン31(メッキレジスト30)を除去(レジストパターン除去工程)して多層プリント配線板1を完成させる(不図示)。
<実施の形態3>
図10ないし図13に基づいて、本発明の実施の形態3に係る多層プリント配線板の製造方法を説明する。
本実施の形態は、基本的な工程を実施の形態1と同様としてあるが、層間導通部36の形成と配線パターン37の形成をそれぞれ異なる別工程として処理する点が実施の形態1と異なる。
図10は、本発明の実施の形態3に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、レジストパターン形成工程でレジストパターンを形成し、層間穴形成工程で層間穴を形成した状態を示す断面図である。
なお、実施の形態1(図4)との違いは、上述したとおり、配線パターン37に対応する部分のメッキレジスト30を除去しないで残し、配線パターン37は後述する配線パターン形成工程で形成することとしていることである。
実施の形態1と同様に、コア配線板10を準備するコア配線板準備工程、層間絶縁樹脂層21を介して金属層22を形成する金属層形成工程、金属層22の表面にメッキレジスト30を形成するメッキレジスト形成工程を経た後、レーザー光によりメッキレジスト30をパターニング除去してレジストパターン31を形成する(レジストパターン形成工程)。
レジストパターン形成工程に併せて、貫通孔(コア貫通孔ランド13bに対応する貫通孔。ここでは不図示。)/ビアホール(ビアランド13aに対応するビアホール21h。)を含む層間穴の開口を、内層としてのコア配線板10のコア配線パターン層13(ビアランド13a、コア貫通孔ランド13b)に対応させて行なう(層間穴形成工程)。
つまり、ビアホール/貫通孔に対応させてメッキレジスト30を除去することによりレジストパターン31を形成するレジストパターン形成工程と、レジストパターン31に対応する層間穴を形成する層間穴形成工程とに対してレーザー光によるレーザー加工を適用する。このとき、配線パターン37に対応する部分にはメッキレジスト30を除去しないで残す構成としてある。
本実施の形態でのレジストパターン形成工程および層間穴形成工程も、実施の形態1と同様に行なうことから、実施の形態1と同様の作用効果が得られる。
実施の形態1、実施の形態2と異なり、層間穴形成工程で配線パターン37に対応するレジスト窓部39(図12参照。実施の形態1、実施の形態2のレジスト窓部33に対応する。)を形成しないのは、多層プリント配線板1の製造工程で最も問題となる「位置ズレ」を抑制するためである。つまり、ビアホール(ビアホール21h)/貫通孔(不図示)を形成する層間穴形成工程を他の工程とは分離して、位置関係がもっとも厳しく要求されるビアランド(ビアランド13a)/貫通孔ランド(コア貫通孔ランド13b。図2参照。)とそこに開口されるビアホール(ビアホール21h)/貫通孔(不図示)との間の位置ズレを極力抑制するためである。
例えば、ビアランド13aのランド径0.15mm(150μm)に対し、ビアホール21hの層間穴径が0.075mm(75μm)とすると、その相対位置ズレの計算上の許容値は、37.5μmであり、実質的なランド残りシロを考慮すると、35μmにも満たないこととなる。
他方、このランド径設計値(0.15mm)で、例えば、ビアランドとして機能する層間導通部36(図11参照。)に接続する配線パターン幅が0.075mm(75μm)とすると、ビアランドと配線パターンの相対的位置ズレ許容値は、約75μmであり、実質的に電気的接続があれば良いレベルの場合には、さらに許容値が大きく取れることとなる。
つまり、ビアランド(ビアランド13a)/貫通孔ランド(コア貫通孔ランド13b。図2参照。)とそこに開口されるビアホール(ビアホール21h)/貫通孔(不図示)との間の位置ズレ許容値は極めて小さい状態となっている。
したがって、配線パターン37を形成するレジスト窓部39のメッキレジスト30は残し、ビアホール(ビアホール21h)/貫通孔(不図示)に対応する領域のみでメッキレジスト30を除去してレジストパターン31を形成する。
図11は、本発明の実施の形態3に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、層間導通部形成工程で層間導通部を形成した状態を示す断面図である。
層間穴形成工程の後、実施の形態1での下地導電層形成工程、層間導通部形成工程と同様に処理してビアホール21hの内壁に下地導電層を形成し(下地導電層形成工程)、さらに層間導通部36を形成する(層間導通部形成工程)。
その後、レジストパターン31(メッキレジスト30)を除去する(レジストパターン除去工程。不図示)。
図12は、本発明の実施の形態3に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、逆パターンメッキレジスト形成工程で逆パターンメッキレジストを形成した状態を示す断面図である。
レジストパターン31(メッキレジスト30)を除去した後、再度メッキレジストを形成して配線パターン37(図13参照。)の逆パターンを有する逆パターンメッキレジスト38を形成する(逆パターンメッキレジスト形成工程)。つまり、配線パターン37に対応するレジスト窓部39を有する逆パターンメッキレジスト38を形成する。
図13は、本発明の実施の形態3に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、逆パターンメッキレジストを用いて配線パターンを形成した状態を示す断面図である。
逆パターンメッキレジスト38をマスクとして金属層22に対してメッキを施す。つまり、配線パターン用のレジスト窓部39に対応する金属層22を電極として電解メッキ法により配線パターン37を形成する(配線パターン形成工程)。なお、メッキは、実施の形態1の層間導通部形成工程と同様の条件で施すことが可能であり、電解メッキの代わりに無電解メッキ法によっても同様に形成することが可能である。
配線パターン37を形成した後、逆パターンメッキレジスト38を除去し(逆パターンメッキレジスト除去工程。不図示)、層間導通部36および配線パターン37をマスクとして逆パターンレジスト38が覆っていた金属層22を除去する(金属層除去工程)。金属層22を除去して層間導通部36および配線パターン37を分離することにより、多層プリント配線板1を完成する(図7参照。)。
本実施の形態によれば、工程数は増えるが、層間導通部形成工程でのメッキと配線パターン形成工程でのメッキに対して、メッキ条件(メッキ液、メッキ厚さ、メッキ金属組成など)を個別に設定できることから、より高精度で、目的にかなったパターン(層間導通部36および配線パターン37)を容易に形成できる効果がある。
<実施の形態4>
本実施の形態は、実施の形態2に対して実施の形態3を適用したものである。したがって、実施の形態2でのコア配線板準備工程、層間絶縁樹脂層形成工程、メッキレジスト形成工程、レジストパターン形成工程、層間穴形成工程と同様の工程を備える。また、実施の形態2での層間導通部形成工程と、レジストパターン除去工程とを備える。つまり、本実施の形態でのレジストパターン形成工程および層間穴形成工程は、実施の形態2と同様に行なわれることから、実施の形態2と同様の作用効果が得られる。
さらに、本実施の形態は、レジストパターン除去工程の後、実施の形態3での逆パターンメッキレジスト形成工程、配線パターン形成工程、逆パターンメッキレジスト除去工程、金属層除去工程を備える。つまり、本実施の形態での逆パターンメッキレジスト形成工程、配線パターン形成工程、逆パターンメッキレジスト除去工程、金属層除去工程は、実施の形態3と同様に行なわれることから、実施の形態3と同様の作用効果が得られる。
<実施の形態5>
上述したとおり、実施の形態1(図5)に示したレーザー加工方法の他にも以下に示すように種々のレーザー加工方法を適用することが可能である。
本実施の形態は、多層プリント配線板1が、実施の形態1、実施の形態3の場合についてのレーザー加工方法に関する。つまり、レーザー加工の対象が層間絶縁樹脂層21、金属層22、メッキレジスト30の場合を示す。
なお、実施の形態2、実施の形態4の場合に対しても、単に加工対象としての金属層22が存在しない点が異なるのみで、同様にレーザー加工を施すことが可能であるので、実施の形態2、実施の形態4に対応するレーザー加工の対象が層間絶縁樹脂層21、メッキレジスト30の場合については説明を省略する。
本実施の形態では、レジストパターン形成工程および層間穴形成工程で用いるレーザー光は、ビームが金属層22、層間絶縁樹脂層21、またはメッキレジスト30それぞれに対する加工に適したビームとなるようにレーザー光発生条件(ビーム径、ビーム強度、波長、パルス幅、パルス数など)を設定してあり、それぞれのビームがコア配線板10の面方向と同方向の走査方向LSで走査される構成としてある。
このときの走査は、それぞれのビームが加工原点から走査を開始するように制御される。つまり、先の走査を終えた後、加工原点に復帰する形態としてある。場合によっては、往復で走査する構成とし、先の走査(往の走査)で第1のビームによる加工を行ない、後の走査(復の走査)で第2のビームによる加工を行なう形態とすることも可能である。
この構成により、ビームについて複数の走査を実行する場合にも、単一のレーザー加工機でコア配線板10(多層プリント配線板1)を一度設定したままで良いことから、実施の形態1(図5)の場合と同様の作用効果が得られる。また、複数のレーザー光を適用することから、加工対象に応じた最適のレーザー光発生条件での加工が可能となり、高精度で歩留まりの良い加工が可能となる。
また、金属層22、層間絶縁樹脂層21、またはメッキレジスト30の内いずれか2つに対する加工を単一の走査で行なうようにレーザー光発生条件を設定することが可能である。
この構成により、レーザー光の構成を簡略化することが可能となり、生産性を向上し高精度で歩留まりの良い加工が可能となる。
本実施の形態に係るレーザー光の走査方法によれば、一般的なレーザー加工機をそのまま、あるいは最小限の改造で活用することが可能である。
図14ないし図16に基づいて、上述したレーザー光発生条件(ビームの状況)についてさらに具体的に説明する。
図14は、本発明の実施の形態5に係る多層プリント配線板の製造工程でのレーザー光の状態と多層プリント配線板との関係を示す説明図である。
同図では、メッキレジスト30を加工してレジスト窓部33を形成するレーザー光分布LB3と、金属層22および層間絶縁樹脂層21を加工してビアホール21hを形成するレーザー光分布LB4と、多層プリント配線板1との関係を示す。
つまり、レーザー光分布LB3は、レジスト窓部32およびレジスト窓部33を形成し、レーザー光分布LB4は、ビアホール21hを形成する。したがって、レーザー光分布LB4は、金属層22および層間絶縁樹脂層21の2つに対する加工を単一の走査LSで行なうようにレーザー光発生条件が設定される。
この構成により、レーザー光分布LB3、レーザー光分布LB4は走査方向LSでそれぞれ個別に走査されることから、加工対象に応じて調整したレーザー光発生条件での加工が可能となり、上述したとおり、高精度で歩留まりの良い加工が可能となる。また、ビアランド13a/貫通孔ランド(不図示)に相当する箇所に対するメッキレジスト30の除去(レジストパターン形成工程)とビアホール21h/貫通孔(不図示)に対応する層間穴の開口(層間穴形成工程)とをコア配線板10(多層プリント配線板1)の一回の位置合わせに基づいて時系列的(連続的)に行なうことが可能となり、層間穴(ビアホール21h/貫通孔)の位置合わせ精度を向上させ、多層プリント配線板の微細化を図ることが可能となる。
図15は、本発明の実施の形態5に係る多層プリント配線板の製造工程でのレーザー光の状態と多層プリント配線板との関係を示す説明図である。
同図では、メッキレジスト30を加工してレジスト窓部32、33を形成するレーザー光分布LB5と、層間絶縁樹脂層21を加工してビアホール21hを形成するレーザー光分布LB6と、金属層22を加工してビアホール21hを形成するレーザー光分布LB7と、多層プリント配線板1との関係を示す。
つまり、レーザー光分布LB5はレジスト窓部32およびレジスト窓部33を、レーザー光分布LB6は層間絶縁樹脂層21でのビアホール21hを、レーザー光分布LB7は金属層22でのビアホール21hをそれぞれ個別に形成する。
この構成により、加工対象に応じた最適なレーザー光発生条件での加工が可能となり、高精度で歩留まりの良い加工が可能となる。また、図14と同様の効果が得られる。
図16は、本発明の実施の形態5に係る多層プリント配線板の製造工程でのレーザー光の状態と多層プリント配線板との関係を示す説明図である。
同図では、メッキレジスト30および層間絶縁樹脂層21を加工してレジスト窓部32、33およびビアホール21hを形成するレーザー光分布LB8と、金属層22を加工してビアホール21hを形成するレーザー光分布LB7(図15と同様。)と、多層プリント配線板1との関係を示す。
つまり、レーザー光分布LB8はレジスト窓部32、レジスト窓部33、層間絶縁樹脂層21でのビアホール21hを、レーザー光分布LB7は金属層22でのビアホール21hをそれぞれ個別に形成する。したがって、レーザー光分布LB8はメッキレジスト30および層間絶縁樹脂層21の2つに対する加工を単一の走査LSで行なうようにレーザー光発生条件が設定される。
この構成により、加工対象に応じた最適なレーザー光発生条件での加工が可能となり、高精度で歩留まりの良い加工が可能となる。また、図14と同様の効果が得られる。
図5、図14ないし図16で示したことから明らかなように、ビーム強度、ビーム幅、あるいはその他の加工条件を短時間で切り替えられるタイプのレーザー加工機である場合、または、複数のレーザー発振器からのレーザー光を瞬時に切り替えできる複数ビーム型レーザー加工機の場合には、一回の走査加工中で時系列的に加工条件を変えて加工することが可能である。
なお、単一レーザー加工機での層間穴を形成する層間穴形成工程とレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程との加工順序は、加工時の投入エネルギー量とそれによる被加工対象の変質(例えば、層間穴形成工程で、層間穴の位置にレジストが残っていると、レジストが炭化して後のレジスト除去工程で除去が困難になるなどの事情を考慮して、上述の形態としたが、加工対象の使用材料やレーザー光の特性などによっては、逆の方がよい場合も考えられる。したがって、加工対象のいずれを先に加工するかは、特に限定されるものではない。
本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板を製造するコア配線板準備工程で準備したコア配線板の概略断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、コア配線板準備工程で準備したコア配線板に金属層形成工程で層間絶縁層を介して金属層を形成した状態の概略断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、金属層形成工程で形成した金属層に、メッキレジスト形成工程でメッキレジストを形成した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、レジストパターン形成工程でレジストパターンを形成し、層間穴形成工程で層間穴を形成した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、図4で示した多層プリント配線板を形成するレーザー光の状態とレーザー加工によりビアホールおよびレジスト窓部を形成した状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、層間導通部および配線パターンを形成した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、レジストパターンおよびレジストパターンが覆っていた金属層を除去して層間導通部および配線パターンを分離した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、レジストパターン形成工程でレジストパターンを形成し、層間穴形成工程で層間穴を形成した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、層間導通部および配線パターンを形成した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、レジストパターン形成工程でレジストパターンを形成し、層間穴形成工程で層間穴を形成した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、層間導通部形成工程で層間導通部を形成した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、逆パターンメッキレジスト形成工程で逆パターンメッキレジストを形成した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、逆パターンメッキレジストを用いて配線パターンを形成した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態5に係る多層プリント配線板の製造工程でのレーザー光の状態と多層プリント配線板との関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態5に係る多層プリント配線板の製造工程でのレーザー光の状態と多層プリント配線板との関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態5に係る多層プリント配線板の製造工程でのレーザー光の状態と多層プリント配線板との関係を示す説明図である。 従来例に係る多層プリント配線板を製造するコア配線板準備工程で準備したコア配線板の概略断面を示す断面図である。 従来例に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、コア配線板準備工程で準備したコア配線板に金属層形成工程で層間絶縁層を介して金属層を形成した状態の概略断面を示す断面図である。 従来例に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、金属層形成工程で形成した金属層に、ビアホール形成工程でビアホールを形成した状態を示す断面図である。 従来例に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、レジストパターン形成工程でレジストパターンを形成した状態を示す断面図である。 従来例に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、配線パターンおよび層間導通部を形成した状態を示す断面図である。 従来例に係る多層プリント配線板の製造工程での概略断面であり、配線パターンおよび層間導通部を金属層から分離した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 多層プリント配線板
10 コア配線板
20 積層部
21 層間絶縁樹脂層
22 金属層
21h ビアホール(層間穴)
30 メッキレジスト
31 レジストパターン
32 レジスト窓部
33 レジスト窓部
36 層間導通部
37 配線パターン
38 逆パターンメッキレジスト
39 レジスト窓部
LB、LB1〜LB8 レーザー光分布

Claims (14)

  1. コア配線板を準備するコア配線板準備工程と、前記コア配線板に層間絶縁樹脂層を介して金属層を積層する金属層形成工程と、前記金属層の表面にメッキレジストを形成するメッキレジスト形成工程と、レーザー光により前記メッキレジストをパターニング除去してレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記金属層および前記層間絶縁層を貫通する層間穴をレーザー光により前記レジストパターンに対応させて形成する層間穴形成工程と、前記層間穴および前記メッキレジストがパターニング除去された部分にメッキを施して層間導通部を形成する層間導通部形成工程と、前記レジストパターンおよび前記レジストパターンが覆っていた前記金属層を除去して層間導通部を分離する層間導通部分離工程とを備える多層プリント配線板の製造方法であって、
    前記レジストパターン形成工程と前記層間穴形成工程とは、前記レーザー光を発生するレーザー加工機に対する前記コア配線板の位置関係を維持した状態で行なわれること
    を特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
  2. コア配線板を準備するコア配線板準備工程と、前記コア配線板に層間絶縁樹脂層を積層する層間絶縁樹脂層形成工程と、前記層間絶縁樹脂層の表面にメッキレジストを形成するメッキレジスト形成工程と、レーザー光により前記メッキレジストをパターニング除去してレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記層間絶縁層を貫通する層間穴をレーザー光により前記レジストパターンに対応させて形成する層間穴形成工程と、前記層間穴および前記メッキレジストがパターニング除去された部分にメッキを施して層間導通部を形成する層間導通部形成工程と、前記レジストパターンを除去するレジストパターン除去工程とを備える多層プリント配線板の製造方法であって、
    前記レジストパターン形成工程と前記層間穴形成工程とは、前記レーザー光を発生するレーザー加工機に対する前記コア配線板の位置関係を維持した状態で行なわれること
    を特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
  3. 前記層間導通部形成工程で、配線パターンを形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多層プリント配線板の製造方法。
  4. コア配線板を準備するコア配線板準備工程と、前記コア配線板に層間絶縁樹脂層を介して金属層を積層する金属層形成工程と、前記金属層の表面にメッキレジストを形成するメッキレジスト形成工程と、レーザー光により前記メッキレジストをパターニング除去してレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記金属層および前記層間絶縁層を貫通する層間穴をレーザー光により前記レジストパターンに対応させて形成する層間穴形成工程と、前記層間穴および前記メッキレジストがパターニング除去された部分にメッキを施して層間導通部を形成する層間導通部形成工程と、前記レジストパターンを除去するレジストパターン除去工程と、前記レジストパターン除去工程の後、形成する回路パターンの逆パターンを有する逆パターンメッキレジストを形成する逆パターンメッキレジスト形成工程と、前記逆パターンメッキレジストをマスクとして前記金属層に対してメッキを施して配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、前記逆パターンメッキレジストを除去する逆パターンメッキレジスト除去工程と、前記逆パターンメッキレジストが覆っていた前記金属層を除去する金属層除去工程とを備える多層プリント配線板の製造方法であって、
    前記レジストパターン形成工程と前記層間穴形成工程とは、前記レーザー光を発生するレーザー加工機に対する前記コア配線板の位置関係を維持した状態で行なわれること
    を特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
  5. コア配線板を準備するコア配線板準備工程と、前記コア配線板に層間絶縁樹脂層を積層する層間絶縁樹脂層形成工程と、前記層間絶縁樹脂層の表面にメッキレジストを形成するメッキレジスト形成工程と、レーザー光により前記メッキレジストをパターニング除去してレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記層間絶縁層を貫通する層間穴をレーザー光により前記レジストパターンに対応させて形成する層間穴形成工程と、前記層間穴および前記メッキレジストがパターニング除去された部分にメッキを施して層間導通部を形成する層間導通部形成工程と、前記レジストパターンを除去するレジストパターン除去工程と、前記レジストパターン除去工程の後、形成する回路パターンの逆パターンを有する逆パターンメッキレジストを形成する逆パターンメッキレジスト形成工程と、前記逆パターンメッキレジストをマスクとして前記金属層に対してメッキを施して配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、前記逆パターンメッキレジストを除去する逆パターンメッキレジスト除去工程と、前記逆パターンメッキレジストが覆っていた前記金属層を除去する金属層除去工程とを備える多層プリント配線板の製造方法であって、
    前記レジストパターン形成工程と前記層間穴形成工程とは、前記レーザー光を発生するレーザー加工機に対する前記コア配線板の位置関係を維持した状態で行なわれること
    を特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
  6. 前記金属層は、厚さが1〜5μmの銅箔あるいはニッケル箔であることを特徴とする請求項1または請求項4に記載の多層プリント配線板の製造方法。
  7. 前記メッキレジストは非感光性樹脂であり、レーザー光を照射して必要な形状を形成できる構成としてあることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一つに記載の多層プリント配線板の製造方法。
  8. 前記メッキレジストは感光性樹脂であり、レーザー光を照射して必要な形状を形成できる構成としてあることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一つに記載の多層プリント配線板の製造方法。
  9. 前記メッキレジストは、耐メッキ層として機能する内層レジストと、レーザー光から前記内層レジストを保護する保護層として機能する外層レジストとの2層構造としてあり、前記レジストパターン形成工程後、前記下地導電層形成工程前に外層レジストを除去する外層レジスト除去工程を備えることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の多層プリント配線板の製造方法。
  10. 前記内層レジストは感光性であり、前記外層レジストは非感光性であり、レーザー光の照射によって前記内層レジストのみが必要な形状を形成できる構成としてあることを特徴とする請求項9に記載の多層プリント配線板の製造方法。
  11. 前記レジストパターン形成工程および前記層間穴形成工程で用いるレーザー光は、ビームの中央部が前記金属層および前記層間絶縁樹脂層に対する層間穴を形成するのに適したレーザー光発生条件に設定してあり、前記中央部を同軸状に囲むビームの周縁部が前記メッキレジストを除去するのに適したレーザー光発生条件に設定してあり、前記レジストパターン形成工程および前記層間穴形成工程は、単一の走査工程として処理することを特徴とする請求項1または請求項4に記載の多層プリント配線板の製造方法。
  12. 前記レジストパターン形成工程および前記層間穴形成工程で用いるレーザー光は、前記金属層、前記層間絶縁樹脂層、または前記メッキレジストに対するそれぞれの加工に適したビームとなるようにレーザー光発生条件を設定してあり、前記コア配線板の面方向と同方向にそれぞれ走査されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の多層プリント配線板の製造方法。
  13. 前記金属層、前記層間絶縁樹脂層、または前記メッキレジストの内いずれか2つに対する加工を単一の走査で行なうようにレーザー光発生条件を設定してあることを特徴とする請求項12に記載の多層プリント配線板の製造方法。
  14. 前記層間穴形成工程で、レーザー光により層間穴に対するデスミアを行なうことを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか一つに記載の多層プリント配線板の製造方法。
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