JP2007311006A - 対物レンズ、光ピックアップ装置の製造方法 - Google Patents

対物レンズ、光ピックアップ装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ピックアップ装置の製造コストを抑える。
【解決手段】光源から出射された光を光ディスクの情報面へと集光させる対物レンズにおいて、前記光源側にある第1のレンズ面と、前記光ディスク側にある第2のレンズ面と、前記第1のレンズ面の外周に設けられた前記光源側にある第1のコバ面と、前記第2のレンズ面の外周に設けられた前記光ディスク側にある第2のコバ面と、を有しており、前記第1のレンズ面の第1の光軸と前記第2のレンズ面の第2の光軸が一致しており、且つ、前記第2のコバ面に対して前記第1の光軸及び前記第2の光軸が垂直であること、とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、対物レンズ、光ピックアップ装置の製造方法に関する。
<<レンズの設計・製造>>
===レンズ設計方針===
対物レンズ500は、例えば、光ピックアップ装置に搭載され、光源から出射された光を光ディスクの情報面へと集光させるプラスチック成型レンズ若しくはガラス成型レンズとして知られている。図15(a)は、対物レンズ500の曲率の小さい光ディスク側にあるレンズ面L2側(O−O’のO側)から見た平面図を示し、図15(b)は、対物レンズ500のA−A’断面図を示し、図15(c)は、対物レンズ500の曲率の大きい光源側にあるレンズ面L1側(O−O’のO’側)から見た平面図を示す。
レンズ面L1の外周には、レンズ面L1の光軸方向と略一致した法線方向を持つ環状の厚みを有した平面部(以下、コバという。)の光源側にある面(以下、光源側コバ面Sという。)が設けられる。レンズ面L2の外周には当該コバの光ディスク側にある面(以下、ディスク側コバ面S’という。)が設けられる。尚、レンズ面L2はディスク側コバ面S’に対して凹んだ形であり、例えば、ディスク側コバ面S’側で対物レンズ500を置くことでレンズ面L2は保護される。
ところで、従来の対物レンズ500は、一般的に、レンズ面L1側にある光源側コバ面Sを取り付け基準面として設計されている。例えば、対物レンズ500への入射光が光源側コバ面Sに対して垂直に入射した際の収差が規格内に収まるように、レンズ面L1、L2の傾きや偏心が、レンズ成型用金型によって調整される。即ち、レンズ面L1の光軸とレンズ面L2の光軸が光源側コバ面Sに対して垂直になり、かつ、レンズ面L1、L2の両方の光軸が一致するようにレンズ成型用金型の形状が調整される。尚、ディスク側コバ面S’の光源側コバ面Sに対する傾きには一般的に何ら制約が設けられておらず、当該傾きは出来た成りの仕上がりになる(例えば、以下に示す特許文献1を参照)。
===レンズ成型===
前述したレンズ設計方針の下でレンズ成型がなされた結果、例えば、図16(a)乃至(e)にそれぞれ示す5種類の対物レンズ500a〜500eが出来上がった場合とする。
図16(a)に示すタイプAの対物レンズ500aは、レンズ面L1、L2の両方の光軸が光源側コバ面Sに対して垂直となっており、かつ、一致している場合である。尚、ディスク側コバ面S’は、光源側コバ面Sと平行になっている。この場合、レンズ全体としての光軸を定義できる。以下、この光軸のことを、レンズ光軸Xという。
図16(b)に示すタイプBの対物レンズ500bは、レンズ面L1、L2の両方の光軸が光源側コバ面Sに対して垂直となっており、かつ、一致している場合である。尚、ディスク側コバ面S’は、光源側コバ面Sに対して傾いている。この場合、レンズ光軸Xを定義できる。
図16(c)に示すタイプCの対物レンズ500cは、レンズ面L1とL2の光軸は一致しており、ディスク側コバ面S’に対して垂直となっている場合である。尚、ディスク側コバ面S’は、光源側コバ面Sに対して傾いている。この場合、レンズ光軸Xを定義できる。
図16(d)に示すタイプDの対物レンズ500dは、レンズ面L2の光軸は光源側コバ面Sに対して垂直となっているが、レンズ面L1の光軸が光源側コバ面Sに対して傾いている。尚、ディスク側コバ面S’は、光源側コバ面Sと平行になっている。この場合、レンズ全体としての光軸を定義できない。
図16(e)に示すタイプEの対物レンズ500eは、レンズ面L1の光軸は光源側コバ面Sに対して垂直となっており、レンズ面L2の光軸はディスク側コバ面S’に対して垂直となっている。尚、レンズ面L2の光軸並びにディスク側コバ面S’は、光源側コバ面Sに対して傾いている。この場合、レンズ全体としての光軸を定義できない。
===レンズ検査・出荷===
図17は、レンズ検査装置200の構成を示す図である。レンズ検査装置200は、検査用光源210、検査用レンズホルダー220、検査用レンズ230、ミラー240、干渉計250、パソコン(パーソナルコンピュータ)260によって構成される。
レンズ設計方針において対物レンズ500の光源側コバ面Sを取り付け基準面としているので、検査用レンズホルダー220におけるレンズ受け面Pが、対物レンズ500の光源側コバ面Sと向かい合うようになっている。尚、レンズ受け面Pが、検査用光源210から対物レンズ500への入射光の光軸Zと垂直になるように予め調整されている。
レンズ検査装置200は、検査用光源210から検査用レンズホルダー220へと収納された対物レンズ500のレンズ面L1へと検査光を入射する。この結果、対物レンズ500のレンズ面L2より集光された検査光が、検査用レンズ230を介して平行光へと変換された後、ミラー240によって光路を変更させて、パソコンと通信可能に接続された干渉計250へと入射される。尚、干渉計250は、フィゾー型やトワイマングリーン型等の波面収差を測定可能な干渉計であり、入射された光を参照光と干渉させて干渉縞を生成する。パソコン260は、干渉計250において測定された干渉縞の情報をもとに算出された収差(非点収差、コマ収差、球面収差など)が規格内であるか否かをモニタ表示する。ここで、レンズ検査を行う者は、パソコン260の当該モニタ表示を確認することで、レンズ設計方針に準拠した対物レンズ500を選別することが可能となる。
尚、図16に示した5種類のレンズの検査結果は、図18に示されるとおり、タイプAの対物レンズ500a(図16(a)参照)とタイプBの対物レンズ500b(図16(b)参照)が選別される。即ち、対物レンズ500a、500bは、レンズ面L1の光軸とレンズ面L2の光軸が光源側コバ面Sに対して垂直となり、かつ、レンズ面L1、L2の両方の光軸が一致してレンズ光軸Xを定義することができ、前述したレンズ設計方針に準拠したものとして選別される。
<<光ピックアップ装置の組み立て工程>>
前述したレンズ検査工程において選別された対物レンズ500a若しくは500bを搭載した光ピックアップ装置の従来の組み立て工程は、図19に示すとおり、光学ブロックの組み立て工程(S190)、立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程(S191)、アクチュエータの組み立て工程(S192)、アクチュエータの取り付け工程(S193)、アクチュエータの傾き調整工程(S194)、アクチュエータの傾き再調整工程(S195)を順に経ていくことになる。以下、各工程について説明する。
===光学ブロックの組み立て工程(S190)===
光学ブロック300は、図20に示すように、金属またはプラスチック製のハウジング310に対して、半導体レーザー素子(以下、LDという)320を勘合させたLDホルダー321、回折格子330、ビームスプリッタ340、コリメータレンズ350、立上ミラー360、その他の図示しないセンサーレンズ並びに光検出器等を配置して、組み立てていく。
尚、LD320は、不図示のレーザー駆動回路からの制御電圧が印加されることで所定波長のレーザー光を出射する素子である。回折格子330は、LD320からのレーザー光を回折する素子である。回折格子330によって回折されたレーザー光は、ビームスプリッタ340を透過してコリメータレンズ350へと入射される。コリメータレンズ350は、レーザー光を平行光に変換するレンズである。立ち上げミラー360は、コリメータレンズ350からの平行光を反射することで、不図示の対物レンズ500へと入射させるためのミラーである。
===立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程(S191)===
光学ブロック300のLD320を点灯させて、立上ミラー360の反射光の光軸Zが基準面Qと垂直になるように、光学ブロック300におけるLD320の位置調整を以下のように実施する。
まず、図21に示すように、光軸調整装置400を用いて、後工程において光学ブロック300が嵌め込まれるシャフト370a、370bの傾き調整を実施する。即ち、シャフト370a、370bに対して平行平板ミラー440を載せて、オートコリメータ420によって測定された像がモニタ430の原点に位置するように、二軸ゴニオステージ410を回転調整することで、シャフト370a、370bの傾き調整を実施する。この結果、平行平板ミラー440の面で定義される基準面Qが、オートコリメータ420の原点に設けられたことになる。
つぎに、図22に示すように、光学ブロック300をシャフト370a、370bに嵌め込み、LD位置調整治具450のピンを、図20に示したLDホルダー321の穴に押し付ける。そして、LD320を点灯させて、オートコリメータ420の像がモニタ430の原点に位置するように、LD位置調整治具450を載せたステージを調整し、光学ブロック300におけるLD320の位置を合わせ込む。LD320の位置調整後、LDホルダー321をハウジング310へと接着固定する。この結果、LD320から出射した光に対する立上ミラー360の反射光光軸Zが、基準面Qに対して垂直に設けられたことになる。
===アクチュエータの組み立て工程(S192)===
図23に示すように、コバ面Sをレンズ受け面に載せて対物レンズ500を保持するレンズホルダーを少なくとも具備しており当該対物レンズ500を駆動させるアクチュエータ600を組み立てる。尚、図23(a)は、タンジェンシャル方向及びラジアル方向に直交するフォーカシング方向から見たアクチュエータ600の平面図を示し、図23(b)は、ラジアル方向から見たアクチュエータ600の側面図を示し、図23(c)は、ラジアル方向から見たアクチュエータ600の断面図を示す。尚、タンジェンシャル方向とは、対物レンズ500の光軸Xと直交する方向であり且つ不図示の光ディスク上で回転中心を基点として同心円状又は螺旋状に形成された情報トラックの接線方向のことである。ラジアル方向とは、対物レンズ500の光軸Xと直交する方向であり且つ光ディスクの径方向のことである。フォーカシング方向とは、対物レンズ500の光軸Xと平行する方向である。
アクチュエータ600は、ヨークベース610に対して、対物レンズ500を保持するレンズホルダー630、マグネット650a、650b、トラッキングコイル632a〜632d、フォーカシングコイル634、サスペンションワイヤー640a〜640d、サスペンションホルダー660並びにアクチュエータ基板670を少なくとも有する。
レンズホルダー630は、底面が開放された矩形状の箱を形成し、対物レンズ500を固着又は嵌め込み等の手段を用いて上面側に配置して保持するものである。例えば、電線を巻いてコイルを形成する円形または多角形の筒であるボビン等が採用される。
レンズホルダー630では、サスペンションワイヤー640a〜640dによって、サスペンションホルダー660を介してアクチュエータ基板670と半田672によって固着されている。即ち、レンズホルダー630は、サスペンションワイヤー640a〜640dの弾性力によって、アクチュエータ基板670に対して弾性保持される。更に、レンズホルダー670は、フォーカシングコイル634とトラッキングコイル632a〜632dが駆動されて、マグネット650a、650b等の磁気作用によって、トラッキング方向やフォーカシング方向への駆動がなされる。
尚、ヨークベース610は、光学ブロック300を取り付ける際に、3箇所のスキューネジ穴620a〜620cが設けられている。さらに、ヨークベース610は、光学ブロックに対してアクチュエータ600の傾き調整をするための球面座675が設けられる。
===アクチュエータの取り付け工程(S193)===
図24に示すように、3つのスキューネジ625a〜625cを用いて、アクチュエータ600のヨークベース610を、光学ブロック300のハウジング310へとネジ止めする。尚、スキューネジ穴620aに入れるスキューネジ625aは、ハウジング310とねじ山の間にバネを入れることで、アクチュエータ600をハウジング310に対して弾性的に支持するものであり、アクチュエータ600の傾き調整の支点となり得る。また、スキューネジ穴620bに入れるスキューネジ625b(不図示)は、アクチュエータ600のラジアル方向への傾きを調整するものであり、スキューネジ穴620cに入れるスキューネジ625cは、アクチュエータ600のタンジェンシャル方向への傾きを調整するものである。
===アクチュエータの傾き調整工程(S194)===
光学ブロック300の取り付け工程(S193)においてアクチュエータ600をハウジング310にネジ止めしただけの状態では、対物レンズ500のレンズ光軸Xが必ずしも基準面Qに対して垂直となっていない。レンズ光軸Xが基準面Qの垂直方向に対する傾きが大きくなると、収差が大きくなり、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号の品質が悪くなり、サーボがかけられず、RF信号に応じたジッターを観測できなくなる。
そこで、図25に示すように、オートコリメータ420のモニタ430の表示に基づくスキューネジ625b、625cの締め付け調整によって、基準面Qの垂直方向に対するレンズ光軸Xの傾きをできるだけ無くする調整を実施する。具体的には、図21に示した光軸調整装置400によって、シャフト370a、370bによって定義される面の傾きを、オートコリメータ420のモニタ430の原点に合わせておく。そして、アクチュエータ600をネジ止めした光学ブロック300をシャフト370a、370bに嵌め込み、対物レンズ500のディスク側コバ面S’に対してオートコリメータ420から出るレーザー光を照射させた結果、ディスク側コバ面S’から反射光の傾きを確認する。そして、この反射光の像がモニタ430の原点に位置するように、ドライバー460でスキューネジ625b、625cを回してアクチュエータ600の傾きを調整する。この結果、対物レンズ500のレンズ光軸Xが、基準面Qに対して略垂直となる。
ところで、アクチュエータの傾き調整工程(S194)において、オートコリメータ420によって光源側コバ面Sの傾きを測定することができれば、光源側コバ面Sと基準面Qが平行となるようにアクチュエータ600の傾きを調整することができる。しかしながら、光源側コバ面Sは、レンズホルダー220のレンズ受け面Pと接しており、レンズホルダー220の表面には現れないので、オートコリメータ420からの光を照射させることができない。
また、レンズホルダー220のレンズ受け面Pの一部に貫通穴を設けてレンズ面L1側からオートコリメータ420の光を入射させようとしても、立上ミラー360が邪魔をするので測定できない。従って、ディスク側コバ面S’に基づいてアクチュエータ600の傾き調整を行うだけでは、アクチュエータ600を光学ブロック300に取り付けた際の大きな傾きを大雑把に補正するだけの粗い調整となるので、つぎのアクチュエータの傾き再調整工程(S195)を行う必要が生じてくる。
===アクチュエータの傾き再調整工程(S195)===
アクチュエータ600の傾き調整工程(S194)が済んだ後、図26に示すように、光学ブロック300を取り付けたアクチュエータ600、すなわち光ピックアップ装置に対して光検出器(不図示)を装着する。そして、光ディスク700を用いてスピンドルモータを回転し、LD320を点灯させる。この際、フォーカスエラー信号のレベルや対称性が規格内に収まるように光検出器(不図示)等の位置を調整する。
その後、フォーカスサーボをかけてスポットを光ディスク700の情報面に合焦させることで、トラッキングエラー信号を観測可能とさせる。そして、トラッキングエラー信号の対称性が規格内に収まるように光検出器(不図示)の位置を最終調整する。続いて、トラッキングサーボをかけ、光ディスク700のトラックにスポットを追従させることで、RF信号に応じたジッターを観測可能とさせる。ここで、ジッターが規格内であれば、光検出器(不図示)を含めたアクチュエータ600をハウジング310に接着固定する。ジッターが規格外となる場合には、スキューネジ625b、625cを調整してジッターの低減を試みる。この結果、ジッターが未だ規格外であれば、その光ピックアップ装置は不良品として扱われる。
尚、ジッターは、不図示のジッターメータによってジッター値として測定される。従って、ジッター値だけではスキューネジ625b、625cのどちらをどの方向に回せばよいか直接的には分からないので、スキューネジ625b、625cを少し回してジッター値がどう動くかを見てジッターボトムを探すことになるが、その作業はとても煩雑である。そこで、対物レンズ500の出射光のメインビームのスポットそのものを顕微鏡等で観察して、スキューネジ625b、625cの調整を行う方法が提案されている。
例えば、対物レンズ500の光軸Xが入射光光軸Zと平行である場合、図27(a)に示すように、スポットは丸か楕円で点対称な形状となっている。一方、対物レンズ500の光軸Xが入射光光軸Zに対して傾いている場合には、コマ収差が発生してしまうので、図27(b)に示すように、スポットには大きなサイドローブがレンズ傾きの方向に発生することになる。従って、スポットのサイドローブの状態を確認することで、スキューネジ625b、625cのどちらをどの方向に回せば良いかが分かることになる。
特開平8−75597号公報
従来では、前述したレンズ設計方針のとおり、対物レンズ500は、光源側コバ面Sを取り付け基準面として設計・製造されている。従って、レンズメーカーからレンズ検査を経て出荷される対物レンズ500は、タイプAの対物レンズ500a(図16(a)参照)若しくはタイプBの対物レンズ500b(図16(b)参照)のいずれかとなる。以下、アクチュエータ600の傾き調整結果について、タイプAの対物レンズ100aの場合と、タイプBの対物レンズ100bの場合とに分けて説明する。尚、以下の記号において、「‖」は平行である旨を表現し、「⊥」は垂直である旨を表現し、「≠」は平行でない旨を表現する。
タイプAの対物レンズ500aの場合、ディスク側コバ面S’と光源側コバ面Sは平行であり、レンズ光軸Xは光源側コバ面Sに対して垂直である。そして、立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程(S191)を行うことで、立上ミラー反射光光軸Zは基準面Qに対して垂直となり、アクチュエータ600の傾き調整工程(S194)を行うことで、ディスク側コバ面S’は基準面Qと平行となる。この結果、図28に示すように、レンズ光軸Xと立上ミラー反射光光軸Zが平行となるので、対物レンズ500aからの出射光の収差は規格内に収まる。尚、オートコリメータ420では収差は測定できないので、タイプAの対物レンズ500aは収差が小さい状態のまま、つぎのアクチュエータの傾き再調整工程(S195)へと進むことになる。そして、アクチュエータの傾き再調整工程(S195)において、タイプAの対物レンズ500aを搭載した光ピックアップ装置は初期ジッターが規定内に収まっており、スキューの再調整をすることなく良品として選別される。
i) タイプAの対物レンズ → ディスク側コバ面S’‖ 光源側コバ面S
ii) レンズ設計方針 → レンズ光軸X ⊥ 光源側コバ面S
iii)LD位置調整 → 立上ミラー反射光光軸Z ⊥ 基準面Q
iv)アクチュエータ傾き調整 → ディスク側コバ面S’‖ 基準面Q
∴ レンズ光軸X ‖ 立上ミラー反射光光軸Z
一方、タイプBの対物レンズ500bの場合、ディスク側コバ面S’と光源側コバ面Sは平行でなく、レンズ光軸Xは光源側コバ面Sに対して垂直である。そして、立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程(S191)を行うことで、立上ミラー反射光光軸Zは基準面Qに対して垂直となり、アクチュエータ600の傾き調整工程(S194)を行うことで、ディスク側コバ面S’は基準面Qと平行となる。この結果、光源側コバ面Sが基準面Qに対して傾いており、レンズ光軸Xが基準面Qに対して垂直とはならない。つまり、図29に示すように、対物レンズ500のレンズ光軸Xが立上ミラー反射光光軸Zに対して平行とはならず傾いた状態となる。
i) タイプBの対物レンズ → ディスク側コバ面S’≠ 光源側コバ面S
ii)レンズ設計方針 → レンズ光軸X ⊥ 光源側コバ面S
iii)LD位置調整 → 立上ミラー反射光光軸Z ⊥基準面Q
iv)アクチュエータ傾き調整 → ディスク側コバ面S’‖ 基準面Q
∴ レンズ光軸X ≠ 立上ミラー反射光光軸Z
従って、タイプBの対物レンズ500bの場合はオートコリメータ420によってアクチュエータ600の傾き調整工程(S194)を実施しただけでは、レンズ光軸Xが立上ミラー反射光光軸Zと一致しないので、規格を超えた収差が発生してしまう。尚、オートコリメータ420では収差は測定できないので、タイプBの対物レンズ500bは収差が大きい状態のまま、つぎのアクチュエータの傾き再調整工程(S195)へ進むことになる。そして、アクチュエータの傾き再調整工程(S195)において、タイプBの対物レンズ500bを搭載した光ピックアップ装置は初期ジッターが規定内に収まらず、スキューの再調整を行う必要が生じてくる。
このように、レンズ設計方針に準拠した対物レンズ500であったとしても、ディスク側コバ面S’の光源側コバ面Sに対する傾きには何ら制約が設けられておらず、光源側コバ面Sとディスク側コバ面S’が平行となるタイプAの対物レンズ500a若しくは光源側コバ面Sとディスク側コバ面S’が平行とならないタイプBの対物レンズ500bが出荷される可能性がある。
そして、対物レンズ500a若しくは対物レンズ500bを搭載した光ピックアップ装置の組み立て工程において、アクチュエータの傾き調整工程(S194)の際に、オートコリメータ420によって光源側コバ面Sの傾きを測定することができないので、ディスク側コバ面S’を用いてアクチュエータ600の傾き調整を行うことになる。このとき、タイプBの対物レンズ500bの場合、レンズ光軸Xと立上ミラー反射光光軸Zが平行とならないことを考慮して、タイプAの対物レンズ500aの場合と併せて、アクチュエータの傾き再調整工程(S195)を必ず実施しなければならなかった。ここで、アクチュエータの傾き再調整工程(S195)は、ジッター値若しくはスポット形状の観察に基づいたスキュー調整という煩雑な工程となるので、光ピックアップ装置の製造コストの上昇を招いていた。
前述した課題を解決するための主たる本発明は、光源から出射された光を光ディスクの情報面へと集光させる対物レンズにおいて、前記光源側にある第1のレンズ面と、前記光ディスク側にある第2のレンズ面と、前記第1のレンズ面の外周に設けられた前記光源側にある第1のコバ面と、前記第2のレンズ面の外周に設けられた前記光ディスク側にある第2のコバ面と、を有しており、前記第1のレンズ面の第1の光軸と前記第2のレンズ面の第2の光軸が一致しており、且つ、前記第2のコバ面に対して前記第1の光軸及び前記第2の光軸が垂直であること、とする。
本発明によれば、光ピックアップ装置の製造コストを抑えることが可能な対物レンズ並びに光ピックアップ装置の製造方法を提供することができる。
<<レンズの設計・製造>>
本発明に係る対物レンズ100は、主として、光ピックアップ装置のレンズホルダーに搭載されるものを対象とし、半導体レーザー素子(光源)から出射されたレーザー光を光ディスクの情報面へと集光させるプラスチック成型レンズ若しくはガラス成型レンズとする。
===レンズ設計方針===
図1(a)は、対物レンズ100の曲率の小さい他方のレンズ面L2(本発明に係る『第2のレンズ面』)側(O−O’のO側)から見た平面図を示し、図1(b)は、対物レンズ100のA−A’断面図を示し、図1(c)は、対物レンズ100の曲率の大きい一方のレンズ面L1(本発明に係る『第1のレンズ面』)側(O−O’のO’側)から見た平面図を示す。
レンズ面L1の外周には、レンズ面L1の光軸方向と略一致した法線方向を持つ環状の厚みを有した平面部(以下、コバという。)の光源側にある面(本発明に係る『第1のコバ面』;以下、光源側コバ面Sという。)が設けられている。レンズ面L2の外周には当該コバの光ディスク側にある面(本発明に係る『第2のコバ面』;以下、ディスク側コバ面S’という。)が設けられている。尚、レンズ面L2はディスク側コバ面S’に対して凹んだ形であり、例えば、ディスク側コバ面S’側で対物レンズ100を置くことでレンズ面L2は保護される。
ところで、従来では、レンズ面L1側にある光源側コバ面Sを取り付け基準面として対物レンズ500の設計をしていたが、本発明では、レンズ面L2側にあるディスク側コバ面S’を取り付け基準面として対物レンズ100の設計を行うこととする。例えば、対物レンズ100への入射光がディスク側コバ面S’に対して垂直に入射した際の収差が規格内に収まるように、レンズ面L1、L2の傾きや偏心が、レンズ成型用金型によって調整されることとする。即ち、レンズ面L1の光軸とレンズ面L2の光軸がディスク側コバ面S’に対して垂直になり、かつ、両軸L1、L2が一致するようにレンズ成型用金型の形状が調整される。尚、ディスク側コバ面S’の光源側コバ面Sに対する傾きには一般的に何ら制約が設けられておらず、当該傾きは出来た成りの仕上がりになる。
前述したレンズ成型用金型は、例えば、対物レンズ100をガラス成型レンズとする場合、図3に示すように、レンズ面L1に対応した曲率の大きな鏡面部を有する金型13と、レンズ面L2に対応した曲率の小さな鏡面部を有する金型14によって構成される。尚、レンズ硝材15を挟んだ金型13、14をコンテナ18内に配置し、加圧棒19によってレンズ硝材15に成型圧を与えることで、所望のレンズ形状を得る。従って、出来上がった対物レンズ100が、前述したレンズ設計方針に準拠すべく、金型13、14の調整を実施することになる。
また、対物レンズ100がプラスチック成型レンズの場合、図4に示すように、金型21、22によって閉空間であるキャビティを形成し、スプルー24から当該キャビティに向けて溶融樹脂を射出することでプラスチック成型レンズを得る射出成型用金型が用いられる。従って、出来上がった対物レンズ100が、前述したレンズ設計方針に準拠するために、金型21、22の調整を実施することになる。
===レンズ成型===
前述したレンズ設計方針の下でレンズ成型がなされた結果、例えば、図2(a)乃至(e)にそれぞれ示す5種類の対物レンズ100a〜100eが出来上がった場合とする。
図2(a)に示すタイプAの対物レンズ100aは、レンズ面L1、L2の両方の光軸がディスク側コバ面S’に対して垂直となっており、かつ、一致している場合である。尚、光源側コバ面Sは、ディスク側コバ面S’と平行になっている。この場合、レンズ全体としての光軸を定義できる。以下、この光軸のことを、レンズ光軸Xという。
図2(b)に示すタイプBの対物レンズ100bは、レンズ面L1、L2の両方の光軸が光源側コバ面Sに対して垂直となっており、かつ、一致している場合である。尚、光源側コバ面Sは、ディスク側コバ面S’に対して傾いている。この場合、レンズ光軸Xを定義できる。
図2(c)に示すタイプCの対物レンズ100cは、レンズ面L1、L2の両方の光軸は一致しており、ディスク側コバ面S’に対して垂直となっている場合である。尚、光源側コバ面Sは、ディスク側コバ面S’に対して傾いている。この場合、レンズ光軸Xを定義できる。
図2(d)に示すタイプDの対物レンズ100dは、レンズ面L2の光軸はディスク側コバ面S’に対して垂直となっているが、レンズ面L1の光軸がディスク側コバ面S’に対して傾いている。尚、光源側コバ面Sは、ディスク側コバ面S’と平行になっている。この場合、レンズ全体としての光軸を定義できない。
図2(e)に示すタイプEの対物レンズ100eは、レンズ面L1の光軸は光源側コバ面Sに対して垂直となっており、レンズ面L2の光軸はディスク側コバ面S’に対して垂直となっている。尚、レンズ面L1の光軸並びに光源側コバ面Sは、ディスク側コバ面S’に対して傾いている。この場合、レンズ全体としての光軸を定義できない。
===レンズ検査・出荷===
図5は、レンズ検査装置205の構成を示す図である。尚、図17に示した従来のレンズ検査装置200と同一の構成要素については同一の符号を付している。
図17に示したレンズ検査装置200と相違する点は、被検レンズが対物レンズ100である点と、検査用レンズホルダー270におけるレンズ受け面P’の箇所である。即ち、本発明に係るレンズ設計方針において対物レンズ100のディスク側コバ面S’を取り付け基準面としているので、検査用レンズホルダー270におけるレンズ受け面P’が、対物レンズ100のディスク側コバ面S’と向かい合うようになっている。尚、レンズ受け面P’が、検査用光源210から検査用レンズホルダー270の対物レンズ100への入射光の光軸Zと垂直になるように予め調整される。
レンズ検査装置205は、検査用光源210から検査用レンズホルダー270へと収納された対物レンズ100のレンズ面L1へと光を入射する。この結果、対物レンズ100のレンズ面L2から出射した光が、検査用レンズ230を介して平行光へと変換された後、ミラー240によって光路を変更させて、パソコンと通信可能に接続された干渉計250へと入射される。尚、干渉計250は、フィゾー型やトワイマングリーン型等の波面収差を測定可能な干渉計であり、入射された光を参照光と干渉させて干渉縞を生成する。パソコン260は、干渉計250において測定された干渉縞をもとに算出された収差(非点収差、コマ収差、球面収差など)が規格内であるか否かをモニタ表示する。ここで、レンズ検査を行う者は、パソコン260の当該モニタ表示を確認することで、レンズ設計方針に準拠した対物レンズ100を選別することが可能となる。
尚、図2に示した5種類のレンズのレンズ検査装置205によるレンズ検査結果は、図6に示されるとおり、タイプAの対物レンズ100a(図2(a)参照)とタイプCの対物レンズ100c(図2(b)参照)が選別される。即ち、対物レンズ100a、100cは、レンズ面L1の光軸とレンズ面L2の光軸がディスク側コバ面S’に対して垂直になり、かつ、レンズ面L1、L2の両方の光軸が一致するのでレンズ光軸Xを定義することができ、前述したレンズ設計方針に準拠したものとして選別される。
<<光ピックアップ装置の組み立て工程>>
本発明に係る光ピックアップ装置は、例えば、「CD−ROM」、「DVD−ROM」等の読み出し専用の光ディスクや、「CD−R」、「DVD−R」、「DVD+R(登録商標)」等の追記型の光ディスクや、「CD−RW」、「DVD−RW」、「DVD+RW(登録商標)」、「DVD−RAM」、「HD−DVD」、「Blu‐ray Disc(登録商標)」等の書き込み/消去や書き換え可能な光ディスクに対応する。尚、当該光ピックアップ装置を備える光ディスク装置は、例えば、各種パーソナルコンピュータ、CD/DVDプレーヤー等の音響機器等に装備される。
前述したレンズ検査工程において選別された対物レンズ100a又は100cを搭載した光ピックアップ装置の組み立て工程は、図7に示すとおり、光学ブロックの組み立て工程(S70)、立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程(S71)、アクチュエータの組み立て工程(S72)、アクチュエータの取り付け工程(S73)、アクチュエータの傾き調整工程(S74)を順に経て行われる。以下、各工程について説明する。
===光学ブロックの組み立て工程(S70)===
本発明に係る光学ブロックの組み立て工程(S70)は、図20を用いて説明した従来の工程(S190)と同一である。すなわち、図20に示したように、LD320から出射されたレーザー光を対物レンズ100のレンズ面L1へと入射させるため光学ブロック300が最終的に組み立てられることになる。尚、図20に示した光学ブロック300の構成に限定されず、例えば、コリメータレンズ350と立上ミラー360の光路上に、凹形レンズと凸形レンズから構成されるビームエキスパンダー(不図示)が設けられ、また、ビームスプリッタ340において光ディスクからの戻り光を反射させた光路上にセンサーレンズや光検出器(不図示)が設けられる場合が専らである。
===立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程(S71)===
本発明に係る立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程(S71)は、図21、図22を用いて説明した従来の工程(S191)と同一である。すなわち、まず、シャフト370a、370bの傾き調整によって基準面Qが設けられた後、当該シャフト370a、370bに光学ブロック300を嵌め込み、光学ブロック300から対物レンズ100のレンズ面L1へと入射させる光の光軸、具体的には、LD320から出射したレーザー光の立上ミラー反射光光軸Zが、基準面Qに対して垂直となるように設定される。
===アクチュエータの組み立て工程(S72)===
本発明に係るアクチュエータの組み立て工程(S72)は、図23を用いて説明した従来の工程(S192)と同一である。すなわち、図23に示したように、コバ面Sをレンズ受け面に載せて対物レンズ100を保持するレンズホルダー630を少なくとも具備しており当該対物レンズ100を駆動させるアクチュエータ600が最終的に組み立てられる。尚、レンズホルダー630には、従来の対物レンズ500では勿論なく、本発明に係る対物レンズ100のうち、タイプAの対物レンズ100a若しくはタイプCの対物レンズ100cが搭載されるのは言うまでもない。以後の工程についても同様である。
===アクチュエータの取り付け工程(S73)===
本発明に係るアクチュエータの取り付け工程(S73)は、図24を用いて説明した従来の工程(S193)と同一である。すなわち、3つのスキューネジ625a〜625cを用いて、基準面Qとの関係で傾きが設けられた光学ブロック300のハウジング310に対して、アクチュエータ600のヨークベース610を最終的にネジ止めする。
===アクチュエータの傾き調整工程(S74)===
本発明に係るアクチュエータの傾き調整工程(S74)は、図25を用いて説明した従来の工程(S194)と同一であり、対物レンズ100のディスク側コバ面S’に対してオートコリメータ420から出るレーザー光を照射させ、ディスク側コバ面S’から反射光の傾きを確認する。そして、この反射光の像がモニタ430の原点に位置するように、ドライバー460でスキューネジ625b、625cを回してアクチュエータ600の傾きを調整する。この結果、レンズホルダー630に保持された対物レンズ100のディスク側コバ面S’が基準面Qに対して平行となる。
しかしながら、本発明では、ディスク側コバ面S’を 取り付け基準面として対物レンズ100が設計されているため、光源側コバ面Sとディスク側コバ面S’が平行ではない対物レンズ100cに関するアクチュエータ600の傾き調整結果が、図29を用いて説明した従来の対物レンズ500bに関する結果とは異なっている。以下、アクチュエータ600の傾き調整結果について、タイプAの対物レンズ100aの場合と、タイプCの対物レンズ100cの場合とに分けて説明する。尚、以下の記号として、「‖」は平行である旨を表現し、「⊥」は垂直である旨を表現し、「≠」は平行でない旨を表現する。
タイプAの対物レンズ100aの場合、ディスク側コバ面S’と光源側コバ面Sは平行であり、レンズ光軸Xはディスク側コバ面S’に対して垂直である。そして、立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程(S71)を行うことで、立上ミラー反射光光軸Zは基準面Qに対して垂直となり、アクチュエータ600の傾き調整工程(S74)を行うことで、ディスク側コバ面S’は基準面Qと平行となる。この結果、図8に示すように、レンズ光軸Xと立上ミラー反射光光軸Zが平行となるので、対物レンズ100aからの出射光の収差は規格内に収まることになる。
i) タイプAの対物レンズ → ディスク側コバ面S’‖ 光源側コバ面S
ii)レンズ設計方針 → レンズ光軸X ⊥ ディスク側コバ面S’
iii)LD位置調整 → 立上ミラー反射光光軸Z ⊥ 基準面Q
iv)アクチュエータ傾き調整 → ディスク側コバ面S’‖ 基準面Q
∴ レンズ光軸X ‖ 立上ミラー反射光光軸Z
一方、タイプCの対物レンズ100cの場合、ディスク側コバ面S’と光源側コバ面Sは平行でなく、レンズ光軸Xはディスク側コバ面S’に対して垂直である。そして、立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程(S71)を行うことで、立上ミラー反射光光軸Zは基準面Qに対して垂直となり、アクチュエータ600の傾き調整工程(S74)を行うことで、ディスク側コバ面S’は基準面Qと平行となる。この結果、図9に示すように、光源側コバ面Sは、基準面Qに対して傾いており、立上ミラー反射光光軸Zとの関係で垂直とはならないが、レンズ光軸Xは立上ミラー反射光光軸Zと平行となるので、対物レンズ100cからの出射光の収差は規格内に収まることになる。
i) タイプBの対物レンズ → ディスク側コバ面S’≠ 光源側コバ面S
ii) レンズ設計方針 → レンズ光軸X ⊥ ディスク側コバ面S’
iii) LD位置調整 → 立上ミラー反射光光軸Z ⊥基準面Q
iv) アクチュエータ傾き調整 → ディスク側コバ面S’‖ 基準面Q
∴ レンズ光軸X ‖ 立上ミラー反射光光軸Z
このように、レンズ設計方針に準拠した対物レンズ100であったとしても、ディスク側コバ面S’の光源側コバ面Sに対する傾きには何ら制約が設けられておらず、光源側コバ面Sとディスク側コバ面S’が平行となるタイプAの対物レンズ100a若しくは光源側コバ面Sとディスク側コバ面S’が平行とならないタイプCの対物レンズ100cが出荷される可能性がある。
そして、対物レンズ100a若しくは対物レンズ100cを搭載した光ピックアップ装置の組み立て工程において、アクチュエータの傾き調整工程(S74)の際に、オートコリメータ420によって光源側コバ面Sの傾きを測定することができないので、ディスク側コバ面S’を用いてアクチュエータ600の傾き調整を行うことになる。このとき、対物レンズ100aの場合と対物レンズ100cの場合ともに、レンズ光軸Xと立上ミラー反射光光軸Zが平行となる。
従って、従来の光ピックアップ装置の組み立て工程では、アクチュエータの傾き調整工程(S194)に引き続いてアクチュエータの傾き再調整工程(S195)という煩雑な工程を実施する必要があったが、本発明ではアクチュエータの傾き調整工程(S74)において対物レンズ100a並びに対物レンズ100cの出射光の収差はいずれも規格内に収まるので、従来のアクチュエータの傾き再調整工程(S195)を実施せずに済む。ゆえに、光ピックアップ装置の製造コストを抑制することが可能となる。
===その他の実施形態===
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、上記の説明は、本発明の理解を容易とするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。
例えば、前述した実施形態では、1個の対物レンズ100を1個のレンズホルダー630に搭載する場合であったが、それ以外に、少なくとも2個以上の対物レンズ100を1個のレンズホルダー680に搭載する場合であってもよい。例えば、2つの異なる光ディスク規格に対応させる光ピックアップ装置を想定したものである。以下では、説明の都合上、2個の対物レンズ100の場合として、第1の対物レンズ110及び第2の対物レンズ120を1個のレンズホルダー680に搭載する場合とする。
尚、第1の対物レンズ110及び第2の対物レンズ120は、本発明に係るレンズ設計方針に準拠しており、従来の場合のようにレンズ面L1側にある光源側コバ面S1、S2を取り付け基準面とするのではなく、レンズ面L2側にあるディスク側コバ面S1’、S2’を取り付け基準面としたものである。従って、第1の対物レンズ110及び第2の対物レンズ120は、図2に示す5種類のレンズのうち、タイプAの場合若しくはタイプCの場合となる。
以下、第1の対物レンズ110及び第2の対物レンズ120を搭載する光ピックアップ装置の組み立て工程について説明する。
まず、図7において、光学ブロックの組み立て工程(S70)から立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程(S71)までは、前述した1個の対物レンズ100の場合と同様である。
つぎに、アクチュエータの組み立て工程(S72)において、図10に示すように、第1の対物レンズ110及び第2の対物レンズ120をレンズホルダー680に嵌め込む。尚、第1の対物レンズ110の方についてのみ接着材682によって接着固定しておく。第2の対物レンズ120の方はレンズホルダー680に嵌め込んだままの状態である。
つぎに、アクチュエータの取り付け工程(S73)において、当該レンズホルダー680を有するアクチュエータ600のヨークベース610に対して、3つのスキューネジ625a〜625cを用いて、光学ブロック300のハウジング310がネジ止めされる。このネジ止めの状態のままでは、第1の対物レンズ110のレンズ光軸X1と第2の対物レンズ120のレンズ光軸X2は、それぞれ、立上ミラー反射光光軸Zと平行とはならず、さらに、レンズ光軸X1とレンズ光軸X2についても平行とならない可能性が高い。
そこで、アクチュエータの傾き調整工程(S74)において、まずは、第1の対物レンズ110側の傾き調整として、第1の対物レンズ110のディスク側コバ面S1’が基準面Qと平行となるようにオートコリメータ420を用いてレンズホルダー680全体の傾き調整を行う。この結果、図11に示すように、第1の対物レンズ110のレンズ光軸X1と立上ミラー反射光光軸Zとが平行となり、第1の対物レンズ110からの出射光の収差が規格内に収まることになる。
つぎに、図12に示すように、レンズホルダー680の現在の傾き姿勢をホルダー姿勢治具470a、470b(本発明に係る『第1の治具』)によって保持しておく。このレンズホルダー680の姿勢を保持した状態で、今度は、第2の対物レンズ120の傾きの方を、レンズ傾き調整ピン480a、480b(本発明に係る『第2の治具』)によって調整する。かかる調整後、第2の対物レンズ120とレンズホルダー680を接着材682によって接着固定する。
この結果、第2の対物レンズ120のレンズ光軸X2と立上ミラー反射光光軸Zとが平行となり、第2の対物レンズ120からの出射光の収差が規格内に収まることになる。すなわち、この時点で、図13に示すように、第1の対物レンズ110及び第2の対物レンズ120それぞれの出射光の収差が規格内に収まるので、従来のアクチュエータの傾き再調整(S195)を実施せずに済む。ゆえに、光ピックアップ装置の製造コストを抑制することが可能となる。
尚、図14(a)に示すように、レンズ受け面Pが凹型の球面座685となるように加工しておいたレンズホルダー681と、図14(b)に示すように、光源側コバ面S2”が凸型の球面座となるように加工しておいた第2の対物レンズ125を採用することで、レンズ傾き調整ピン480a、480bを用いた第2の対物レンズ125に関する前述した傾き調整をより容易且つ正確に行えるようになる。
(a)は、本発明に係る対物レンズの一方のレンズ面側から見た平面図を示し、(b)は、本発明に係る対物レンズの断面図を示し、(c)は、本発明に係る対物レンズの他方のレンズ面側から見た平面図を示す。 (a)〜(e)は、本発明に係るレンズ成型結果としての5種類の対物レンズを示す図である。 本発明に係る対物レンズがガラス成型レンズの場合のレンズ成型用金型を示す図である。 本発明に係る対物レンズがプラスチック成型レンズの場合のレンズ成型用金型を示す図である。 本発明に係るレンズ検査装置の構成を示す図である。 本発明に係る5種類の対物レンズに関するレンズ検査結果を示す図である。 本発明に係る光ピックアップ装置の組み立て工程を示すフローチャートである。 本発明に係るタイプAの対物レンズの傾き調整結果を示す図である。 本発明に係るタイプCの対物レンズの傾き調整結果を示す図である。 本発明に係る2個の第1及び第2の対物レンズを搭載したレンズホルダーを示す図である。 本発明に係る2個の第1及び第2の対物レンズを搭載した場合における第1の対物レンズの傾き調整を示す図である。 本発明に係る2個の第1及び第2の対物レンズを搭載した場合における第2の対物レンズの傾き調整を示す図である。 本発明に係る2個の第1及び第2の対物レンズの傾き調整が完了した状態を示す図である。 (a)は、本発明のその他の実施形態に係るレンズホルダーを示す図であり、(b)は、本発明のその他の実施形態に係る第2の対物レンズを示す図である。 (a)は、従来の対物レンズの一方のレンズ面側から見た平面図を示し、(b)は、従来の対物レンズの断面図を示し、(c)は、従来の対物レンズの他方のレンズ面側から見た平面図を示す。 (a)〜(e)は、従来のレンズ成型結果としての5種類の対物レンズを示す図である。 従来のレンズ検査装置の構成を示す図である。 従来の5種類の対物レンズに関するレンズ検査結果を示す図である。 従来の光ピックアップ装置の組み立て工程を示すフローチャートである。 光学ブロックの組み立て工程を説明するための図である。 立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程を説明するための図である。 立上ミラー反射光の光軸傾き調整工程を説明するための図である。 アクチュエータの組み立て工程を説明するための図であり、(a)は、フォーカシング方向から見たアクチュエータの平面図を示し、(b)は、ラジアル方向から見たアクチュエータの側面図を示し、(c)は、ラジアル方向から見たアクチュエータの断面図を示す。 光学ブロックへのアクチュエータの取り付け工程を説明するための図である。 アクチュエータの傾き調整工程を説明するための図である。 従来のジッター値によるアクチュエータの傾き再調整工程を説明するための図である。 従来のスポット形状によるアクチュエータの傾き再調整工程を説明するための図である。 従来のタイプAの対物レンズの傾き調整結果を示す図である。 従来のタイプBの対物レンズの傾き調整結果を示す図である。
符号の説明
100(100a〜100d) 対物レンズ
110 第1の対物レンズ 120、125 第2の対物レンズ
200、205 レンズ検査装置 220、270 検査用レンズホルダー
225、275 開口絞り 230 検査用レンズ
240 ミラー 250 干渉計
260 パーソナルコンピュータ 300 光学ブロック
310 ハウジング 320 半導体レーザー素子
321 LDホルダー 330 回折格子
340 ビームスプリッタ 350 コリメータレンズ
360 立上ミラー 370a、370b シャフト
400 光軸調整装置 410 ゴニオステージ
420 オートコリメータ 430 モニタ
440 平行平板ミラー 450 LD位置調整治具
460 ドライバー 600 アクチュエータ
610 ヨークベース 660 サスペンションホルダー
670 アクチュエータ基板 672、682 半田
685 球面座 700 光ディスク
470a、470b ホルダー姿勢保持治具
480a、480b レンズ傾き調整ピン
500(500a〜500d) 対物レンズ
620a〜620c スキューネジ穴
625a〜625c スキューネジ
630、680、681 レンズホルダー
632a〜632d トラッキングコイル
634 フォーカシングコイル
640a〜640d サスペンションワイヤー
650a、650b マグネット

Claims (5)

  1. 光源から出射された光を光ディスクの情報面へと集光させる対物レンズにおいて、
    前記光源側にある第1のレンズ面と、
    前記光ディスク側にある第2のレンズ面と、
    前記第1のレンズ面の外周に設けられた前記光源側にある第1のコバ面と、
    前記第2のレンズ面の外周に設けられた前記光ディスク側にある第2のコバ面と、
    を有しており、前記第1のレンズ面の第1の光軸と前記第2のレンズ面の第2の光軸が一致しており、且つ、前記第2のコバ面に対して前記第1の光軸及び前記第2の光軸が垂直であること、
    を特徴とする対物レンズ。
  2. 請求項1に記載の対物レンズにおいて、当該対物レンズは、
    検査用レンズホルダーのレンズ受け面に前記第2のコバ面を載せて被検レンズを保持しておき、
    前記第1のレンズ面の側から前記レンズ受け面に対して垂直な光軸となる検査光を入射した結果、
    前記第2のレンズ面の側から集光された前記検査光をもとに算出された収差が規格内となる前記被検レンズであること、
    を特徴とする対物レンズ。
  3. 光源から出射された光を光ディスクの情報面へと集光させる対物レンズを少なくとも具備する光ピックアップ装置の製造方法において、
    前記光源側にある第1のレンズ面と、
    前記光ディスク側にある第2のレンズ面と、
    前記第1のレンズ面の外周に設けられた前記光源側にある第1のコバ面と、
    前記第2のレンズ面の外周に設けられた前記光ディスク側にある第2のコバ面と、
    を有しており、前記第1のレンズ面の第1の光軸と前記第2のレンズ面の第2の光軸が一致しており、且つ、前記第2のコバ面に対して前記第1の光軸及び前記第2の光軸が垂直である対物レンズを用いて、
    前記光源から出射された光を前記対物レンズの前記第1のレンズ面へと入射させるための光学ブロックを組み立てる工程と、
    前記光学ブロックから前記対物レンズの前記第1のレンズ面へと入射させる光の光軸が所定の基準面に対して垂直となるべく前記光学ブロックの傾き調整を行う工程と、
    前記第1のコバ面をレンズ受け面に載せて前記対物レンズを保持するレンズホルダーを少なくとも具備し当該対物レンズを駆動させるアクチュエータを組み立てる工程と、
    前記基準面との関係で傾きが設けられた前記光学ブロックに対して前記アクチュエータを取り付ける工程と、
    前記レンズホルダーに保持された前記対物レンズの前記第2のコバ面が前記基準面に対して平行となるべく前記アクチュエータの傾き調整を行う工程と、
    を有することを特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載の光ピックアップ装置の製造方法において、
    前記レンズホルダーは、少なくとも2個の前記対物レンズを保持するものであり、
    前記アクチュエータの傾き調整を行う工程は、
    1個の前記対物レンズの前記第2のコバ面が前記基準面に対して平行となるべく当該アクチュエータ全体の傾き調整を行った結果、前記アクチュエータ全体の傾きを第1の治具で保持しておき、
    残りの前記対物レンズの前記第2のコバ面が前記基準面に対してそれぞれ平行となるべく当該残りの対物レンズの傾き調整を第2の治具で順次行っていくこと、
    を特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の光ピックアップ装置の製造方法において、
    前記残りの対物レンズの前記第1のコバ面を凸型の球面座に加工しておくとともに、
    前記レンズホルダーにおける前記残りの対物レンズの前記第1のコバ面を載せるレンズ受け面を凹型の球面座に加工しておくこと、
    を特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。

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