JP2007310485A - コンテンツ閲覧装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、色、太さ、形状、パターンが変化する属性のようなコンテンツ全体もしくはオブジェクトに係る補助的な属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って制御することにより、ズーミングにおける操作性を向上させる。
【解決手段】ズーム対象として選択され、または、選択されたズーム対象と連動して表示形態が連続的に変化するコンテンツ全体もしくはオブジェクトに係る補助的な属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って制御する属性制御手段を備える。これにより、例えば、色、太さ、形状、パターンが変化する属性のようなコンテンツ全体もしくはオブジェクトに係る補助的な属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って変化させることができるので、ズーミングにおける操作性を向上させることができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、各種オブジェクトから構成されているコンテンツ全体もしくは前記各オブジェクトに対する閲覧者のズーム操作内容に従って、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの表示形態を連続的に変化させて表示部に表示させるコンテンツ閲覧装置およびプログラムに関する。
今日、カメラ付き携帯電話やデジタルビデオカメラ等の普及、パソコンの性能向上、ネットワークの高速化に従って、テキスト以外の静止/動画像、音声等のマルチメディア情報をPC(Personal Computer)に取り込み、Webドキュメント環境上で利用、送受信、共有することが一般的になってきており、その情報量も増大している。Webの閲覧者がこれらネットワーク上の膨大な情報を有効活用するためには、自らの利用目的に沿った情報(コンテンツ)を効率的に検索できるのが重要であるし、閲覧状況や好みに応じて表示する情報量や利用メディアの種類を制御できればより望ましい。
コンテンツを閲覧する場合、所望の情報に効率的にアクセスできることは最も基本的な要求の一つである。そのためには、コンテンツ全体の概要と細部の詳細の関係が分かりやすいことが重要となる。例えば、検索結果一覧画面において、同時に個別の結果項目内容も閲覧できれば、検索効率の向上が期待できる。
また、なるべく閲覧者の目的・好みや閲覧状況に適した形態での柔軟な情報表示がなされることが要求される。例えば、出張報告の閲覧では、報告者の上司は出張先での会議議事録を、経理担当者は利用交通機関や交通費をそれぞれ重点的に閲覧したいだろうし、また、デスクトップPC上では詳細なテキスト情報を画像付で見たいが、携帯端末上ではテキストの概略のみが望ましい、などということはあり得る。その場合、テキストの量や画像のサイズ、両者のバランス等を閲覧者が柔軟に制御できることが望ましい。
一方、現在のWebドキュメント環境での基本的な操作インタフェースはスクロールとアンカークリックである。これらを適宜利用することで、大きな(面積の広い)コンテンツを一画面上に展開したり、複数の関連するページをハイパーリンクで結んでアンカークリックで移動して閲覧することができるようになり、コンテンツの閲覧効率を高めている。
しかしながら、1ページ内に表示する情報量が大きくなると、たとえスクロールを利用しても一覧性が悪くなるし、逆にページを細分化してリンクで結びつけると、リンク先を閲覧する際に別のページに飛ぶので、閲覧のコンテキストが失われてしまう。さらに、リンクが重なると元のページに戻るのが難しくなるばかりか、現在着目している部分が全体の中でどのように位置づけられているのかが見え難くなる。
以上のように、閲覧者の目的・好みや閲覧状況に応じて表示形態を柔軟に制御することも現在のWeb環境では難しい。一般的なWebブラウズ環境でこれらを実現するには、これらを予め想定しておいて、それぞれに対応したページを複数作成する必要があり、ページ構成が煩雑になってしまう。
そこで、近年においては、画面上で表示されているものの詳細度を連続的に制御するための操作インタフェースであるZUI(Zooming User Interface)が、各種研究開発されている。
非特許文献1ないし3は、2次元的に配置されたドキュメントの各ページやイメージから1つを選択してズームインすると、周辺の表示を残したままそれだけが大きく表示される、というものである。
一方、非特許文献4および5は、対象オブジェクトの表現方式の候補がメニューで提示され、ユーザが選択した表現法において適当な詳細度で表示できる程度に自動的にズームインが行われる、というものである。
他にも、非特許文献6では複数視点でのズーミングが提案され、非特許文献7ではマウスカーソルの移動速度に応じたズーミングが提案されている。
これらの技術によれば、1ページの中で全体俯瞰と細部拡大を同時表示することができ、閲覧効果の向上に寄与できる。
しかしながら、上述したような技術は、基本的にコンテンツを表示するアプリケーション側にズーミング機能を持たせるという位置づけで開発されている。例えば、意味的に上位のテキストをズームインすると下位の詳細テキストが現れるとか、相互に関連あるテキストと画像の表示バランスを連動して制御する、等を実現するには、ズーム操作の対象となるコンテンツの構造情報を含めて、ズーム挙動プログラムを予めアプリケーションに作り込んでおかねばならなかった。そのため、アプリケーションが想定した構造を持つコンテンツ以外の任意のコンテンツをズーミングすることは一般にできなかった。よって、多様な構造をもつコンテンツが含まれるWeb環境上で汎用的にズーム操作を行う目的にはこれらは不適当であった。
そこで、本出願人は、特願2005-044515、特願2005-200216等において、各種オブジェクトから構成されるコンテンツにズーム操作を施して、オブジェクトの表示状態を連続的に変化させるコンテンツ閲覧装置、方法であり、かつ、コンテンツ全体もしくはコンテンツを構成する個々のオブジェクト毎にズーム操作可能なコンテンツ閲覧装置、方法を提案した。これらにおいては、ズーム操作対象のオブジェクトとして、テキスト、静止画像、動画像、音声の各メディアオブジェクトを取り上げ、フォントサイズや画像サイズ、再生時間等をズーム操作により連続的に制御している。
Perlin, K. and Fox, D.: Pad: An alternative approach to the computer interface, Proceedings of SIGGRAPH'93, pages 57--64 (1993). Bederson, B.B. and Hollan, J.D.: Pad++: A Zooming Graphical Interface for Exploring Alternate Interface Physics, Proceedings of UIST'94, pages 17--26 (1994). Bederson, B.B., Meyer, J. and Good, L.: Jazz: An Extensible Zoomable User Interface Graphics Toolkit in Java, Proceedings of UIST'00, pages 171--180 (2000). Holmquista, L. E. and Ahlbergb, C.: Flip Zooming: A Practical Focus+Context Approach to Visualizing Large Data Sets, Proc. HCI International '97, pages 763--766 (1997). Woodruff, A., Landay, J. and Stonebraker, M.: Goal-Directed Zoom, Proceedings of CHI'98, pages 305--306 (1998). Sarkar, M., Snibbe, S.S., Tversky, O.J. and Reiss, S.P., M.: Stretching the Rubber Sheet: A Metaphor for Viewing Large Layouts on Small Screens, Proceedings of UIST'93, pages 81--91 (1993). Igarashi, T and Hinckley, K.: Speed-dependent Automatic Zooming for Efficient Document Navigation, WISS 2000,pages (2000).
しかしながら、上記のような本出願人が提案した技術では、テキストの文字数の変化に言及していなかったため、テキストの意味内容に関する詳細度の制御が実現できないという問題がある。
また、世に広く普及しているHTMLによって記述されたコンテンツにおいては、これらのメディアオブジェクトだけでなく、矩形(多角形)、罫線、表等のオブジェクトが存在し、それらの幾何学的属性(オブジェクトの幅や高さ、境界線の太さ、境界線と内部に含むオブジェクトの間の距離、境界線と外部の他のオブジェクトの間の距離、等)はCSS(Cascading Style Sheets)により記述される。
上記のような本出願人が提案した技術においては、ズーム操作に関するこれらの幾何学的属性の表示状態の制御については言及していない。それゆえ、例えば、ある表の内部にテキスト情報が含まれるような場合、テキストのフォントサイズは変化できるが、表のサイズは変化できないため、ズーム操作の効果が十分に発揮されず、視覚的にもアンバランスな表示になるという問題点がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、例えば、色、太さ、形状、パターンが変化する属性のようなコンテンツ全体もしくはオブジェクトに係る補助的な属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って制御することにより、ズーミングにおける操作性を向上させることができるコンテンツ閲覧装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、各種オブジェクトから構成されているコンテンツ全体もしくは前記各オブジェクトに対する閲覧者のズーム操作内容に従って、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの表示形態を連続的に変化させて表示部に表示させるコンテンツ閲覧装置において、ズーム対象として選択され、または、選択されたズーム対象と連動して表示形態が連続的に変化する前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトに係る補助的な属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って制御する属性制御手段を備える。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの文字数を変化させる。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの項目数を変化させる。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの幾何学的属性を変化させる。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、前記オブジェクトの幅を連続的に変化させる。
また、請求項6にかかる発明は、請求項4記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、前記オブジェクトの高さを連続的に変化させる。
また、請求項7にかかる発明は、請求項4記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、前記オブジェクトの境界線の幅を連続的に変化させる。
また、請求項8にかかる発明は、請求項4記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、前記オブジェクトの境界線と当該オブジェクトの内部に含まれるオブジェクトとの間の距離を連続的に変化させる。
また、請求項9にかかる発明は、請求項4記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、前記オブジェクトの境界線と当該境界線の外側の他のオブジェクトとの間の距離を連続的に変化させる。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、ズーム操作の対象として選択した前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの背景の属性を、非選択時の背景の属性とは異なる状態に設定する。
また、請求項11にかかる発明は、請求項1記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ない前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する。
また、請求項12にかかる発明は、請求項11記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトの中で、ポインティングオブジェクトが接している前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における上位の前記オブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ない前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する。
また、請求項13にかかる発明は、請求項11記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトの中で、ポインティングオブジェクトが接している前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における下位の前記オブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ない前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する。
また、請求項14にかかる発明は、請求項11記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトの中で、ポインティングオブジェクトが接している前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における1段階だけ下位の前記オブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ない前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する。
また、請求項15にかかる発明は、請求項11記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、ズーム操作の対象として選択されている前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における上位の前記オブジェクトを、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトとする。
また、請求項16にかかる発明は、請求項11記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、ズーム操作の対象として選択されている前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における下位の前記オブジェクトを、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトとする。
また、請求項17にかかる発明は、請求項11記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、ズーム操作の対象として選択されている前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における1段階だけ下位の前記オブジェクトを、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトとする。
また、請求項18にかかる発明は、請求項1記載のコンテンツ閲覧装置において、前記属性制御手段は、ズーム操作の対象として選択した前記オブジェクトの境界線の属性を、非選択時の前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する。
また、請求項19にかかる発明は、各種オブジェクトから構成されているコンテンツ全体もしくは前記各オブジェクトに対する閲覧者のズーム操作内容に従って、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの表示形態を連続的に変化させて表示部に表示させる処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、ズーム対象として選択され、または、選択されたズーム対象と連動して表示形態が連続的に変化する前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトに係る補助的な属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って制御する属性制御機能を前記コンピュータに実行させる。
また、請求項20にかかる発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記属性制御機能は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの文字数を変化させる。
また、請求項21にかかる発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記属性制御機能は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの項目数を変化させる。
また、請求項22にかかる発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記属性制御機能は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの幾何学的属性を変化させる。
また、請求項23にかかる発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記属性制御機能は、ズーム操作の対象として選択した前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの背景の属性を、非選択時の背景の属性とは異なる状態に設定する。
また、請求項24にかかる発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記属性制御機能は、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ない前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する。
また、請求項25にかかる発明は、請求項19記載のプログラムにおいて、前記属性制御機能は、ズーム操作の対象として選択した前記オブジェクトの境界線の属性を、非選択時の前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する。
請求項1にかかる発明によれば、ズーム対象として選択され、または、選択されたズーム対象と連動して表示形態が連続的に変化するコンテンツ全体もしくはオブジェクトに係る補助的な属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って制御することにより、例えば、色、太さ、形状、パターンが変化する属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って変化させることができるので、ズーミングにおける操作性を向上させることができる、という効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、コンテンツ全体もしくはオブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの文字数を変化させることにより、テキストについては、ズームインするとともにフォントサイズが拡大するだけでなく、文字数が増大して詳細な情報も見えるようになる、という効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、コンテンツ全体もしくはオブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの項目数を変化させることにより、テキストについて、ズームインする際にフォントサイズが拡大するとともに、文字数の代わりに項目数が増大して詳細な情報も見えるようになる、という効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、コンテンツ全体もしくはオブジェクトの幾何学的属性を変化させることにより、例えば内部のテキスト量の増大に適合してオブジェクトのサイズを拡大させることができるので、見た目に自然なオブジェクトの配置が実現され、ズーミングの効果が損なわれない、という効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、見た目に自然なオブジェクトの配置が実現され、ズーミングの効果が損なわれない、という効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、見た目に自然なオブジェクトの配置が実現され、ズーミングの効果が損なわれない、という効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、見た目に自然なオブジェクトの配置が実現され、ズーミングの効果が損なわれない、という効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、見た目に自然なオブジェクトの配置が実現され、ズーミングの効果が損なわれない、という効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、見た目に自然なオブジェクトの配置が実現され、ズーミングの効果が損なわれない、という効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、ズーム操作の対象として選択したコンテンツ全体もしくはオブジェクトの背景の属性を、非選択時の背景の属性とは異なる状態に設定することにより、現在ズーム操作対象となっているオブジェクトが一目瞭然となり、また、それ以外のオブジェクトとの階層関係も把握しやすくなる、という効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、ズーム操作の対象となり得るオブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ないオブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定することにより、どのオブジェクトがズーム操作可能であるかが把握しやすくなる、という効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、ズーム操作の対象となり得るオブジェクトの中で、ポインティングオブジェクトが接しているオブジェクトよりもコンテンツの階層構造における上位のオブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ないオブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定することにより、ポインティングオブジェクトをコンテンツの下位階層から上位階層へ向けて移動させるに従って境界線の表示状態を変化させることができるので、コンテンツの階層構造が把握しやすくなり、下位から上位へ向けての視覚的なナビゲーション効果が生まれる、という効果を奏する。
また、請求項13にかかる発明によれば、ズーム操作の対象となり得るオブジェクトの中で、ポインティングオブジェクトが接しているオブジェクトよりもコンテンツの階層構造における下位のオブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ないオブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定することにより、ポインティングオブジェクトをコンテンツの上位階層から下位階層へ向けて移動させるに従って境界線の表示状態を変化させることができるので、コンテンツの階層構造が把握しやすくなり、上位から下位へ向けての視覚的なナビゲーション効果が生まれる、という効果を奏する。
また、請求項14にかかる発明によれば、ズーム操作の対象となり得るオブジェクトの中で、ポインティングオブジェクトが接しているオブジェクトよりもコンテンツの階層構造における1段階だけ下位のオブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ないオブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定することにより、直下以外の下位オブジェクトの境界線の表示状態は変化させないため、必要以上に画面が煩雑になることが防止できる、という効果を奏する。
また、請求項15にかかる発明によれば、ズーム操作の対象として選択されているオブジェクトよりもコンテンツの階層構造における上位のオブジェクトを、ズーム操作の対象となり得るオブジェクトとすることにより、コンテンツの階層構造が把握しやすくなり、下位から上位へ向けての視覚的なナビゲーション効果が生まれる、という効果を奏する。
また、請求項16にかかる発明によれば、ズーム操作の対象として選択されているオブジェクトよりもコンテンツの階層構造における下位のオブジェクトを、ズーム操作の対象となり得るオブジェクトとすることにより、コンテンツの階層構造が把握しやすくなり、上位から下位へ向けての視覚的なナビゲーション効果が生まれる、という効果を奏する。
また、請求項17にかかる発明によれば、ズーム操作の対象として選択されているオブジェクトよりもコンテンツの階層構造における1段階だけ下位のオブジェクトを、ズーム操作の対象となり得るオブジェクトとすることにより、直下以外の下位オブジェクトの境界線の表示状態は変化させないため、必要以上に画面が煩雑になることが防止できる、という効果を奏する。
また、請求項18にかかる発明によれば、ズーム操作の対象として選択したオブジェクトの境界線の属性を、非選択時のオブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定することにより、現在ズーム操作対象となっているオブジェクトが一目瞭然となり、また、それ以外のオブジェクトとの階層関係も把握しやすくなる、という効果を奏する。
また、請求項19にかかる発明によれば、ズーム対象として選択され、または、選択されたズーム対象と連動して表示形態が連続的に変化するコンテンツ全体もしくはオブジェクトに係る補助的な属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って制御することにより、例えば、色、太さ、形状、パターンが変化する属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って変化させることができるので、ズーミングにおける操作性を向上させることができる、という効果を奏する。
また、請求項20にかかる発明によれば、コンテンツ全体もしくはオブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの文字数を変化させることにより、テキストについては、ズームインするとともにフォントサイズが拡大するだけでなく、文字数が増大して詳細な情報も見えるようになる、という効果を奏する。
また、請求項21にかかる発明によれば、コンテンツ全体もしくはオブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの項目数を変化させることにより、テキストについて、ズームインする際にフォントサイズが拡大するとともに、文字数の代わりに項目数が増大して詳細な情報も見えるようになる、という効果を奏する。
また、請求項22にかかる発明によれば、コンテンツ全体もしくはオブジェクトの幾何学的属性を変化させることにより、例えば内部のテキスト量の増大に適合してオブジェクトのサイズを拡大させることができるので、見た目に自然なオブジェクトの配置が実現され、ズーミングの効果が損なわれない、という効果を奏する。
また、請求項23にかかる発明によれば、ズーム操作の対象として選択したコンテンツ全体もしくはオブジェクトの背景の属性を、非選択時の背景の属性とは異なる状態に設定することにより、現在ズーム操作対象となっているオブジェクトが一目瞭然となり、また、それ以外のオブジェクトとの階層関係も把握しやすくなる、という効果を奏する。
また、請求項24にかかる発明によれば、ズーム操作の対象となり得るオブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ないオブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定することにより、どのオブジェクトがズーム操作可能であるかが把握しやすくなる、という効果を奏する。
また、請求項25にかかる発明によれば、ズーム操作の対象として選択したオブジェクトの境界線の属性を、非選択時のオブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定することにより、現在ズーム操作対象となっているオブジェクトが一目瞭然となり、また、それ以外のオブジェクトとの階層関係も把握しやすくなる、という効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるコンテンツ閲覧装置およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
本発明の実施の一形態を図1ないし図8に基づいて説明する。図1は、本実施の形態にかかるコンテンツ閲覧装置を含むコンテンツ閲覧システム100のシステム構築例を示す模式図である。本実施の形態のコンテンツ閲覧装置を含むコンテンツ閲覧システム100では、サーバコンピュータ(コンテンツサーバ)SにLAN(Local Area Network)等のネットワークNを介してクライアントコンピュータ(クライアント)Cが複数台接続されたサーバクライアントシステムを想定する。サーバコンピュータSは、クライアントコンピュータCのためにサービスを行うコンピュータであり、クライアントコンピュータCは、ユーザが操作してサービスを受けるコンピュータである。このようなサーバコンピュータS及びクライアントコンピュータCは、一般的なパーソナルコンピュータである。
図2は、一般的又は標準的なパーソナルコンピュータ1のハードウェアの構成図である。パーソナルコンピュータ(以下、コンピュータと略す。)1は、情報処理を行うCPU(Central Processing Unit)2と、BIOS(Basic Input Output System)等を格納するROM(Read Only Memory)3と、情報を処理中に一時的に格納するRAM(Random Access Memory)4等の一次記憶装置と、アプリケーションプログラムや処理結果等を保存する記憶部であるHDD(Hard Disk Drive)5等の二次記憶装置と、情報を外部に保管又は配布し若しくは情報(アプリケーションプログラム等)を外部から入手するための記憶媒体であるリムーバブルメディア6のドライブ6aと、外部の他のコンピュータ1′,…と通信するためのネットワークNに接続するためのネットワークインタフェース8と、処理経過や処理結果等をユーザに表示する表示部であるディスプレイ9と、操作者がコンピュータ1に命令や情報等を入力するためのキーボード10やマウス11等の入力部とから構成され、これらの間のデータ通信をバスコントローラ12が調停して動作している。
なお、リムーバブルメディア6としては、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等のような磁気的な記憶媒体、MOのような光磁気的な記憶媒体、CD、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等のような光学的な記憶媒体、半導体メモリ等、各種の記憶媒体が適用できる。
データ送信は、コンピュータ1のネットワークインタフェース8へとデータを送ることにより、ネットワークインタフェース8がネットワークNへと信号を出力する。また、ネットワークインタフェース8が受け取った信号については、ネットワークインタフェース8において必要かどうかの判断がなされ、必要なデータであれば取り込み、不必要であれば破棄する、というような処理が行われる。すなわち、あらゆるデータの送受信は、すべてネットワークインタフェース8を経由して行われることになる。
一般的に、このようなコンピュータ1ではユーザが電源を投入すると、CPU2はROM3内のBIOSに含まれるローダーというプログラムを起動させ、HDD5からオペレーティングシステム(OS)という当該コンピュータ1のハードウェアとソフトウェアとを管理するプログラムをRAM4に読み込む。OSは起動すると、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムの起動、情報の読み込み、保存等をサポートする。代表的なOSとしては、Windows(Microsoft Corporationの登録商標)、UNIX(X/Open, Inc.の登録商標)等が知られている。これらのOS上で走るプログラムをアプリケーションプログラムと呼んでいる。なお、アプリケーションプログラムは、所定のOS上で動作するものに限らず、後述の各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、所定のアプリケーションソフトやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれているものであってもよい。
また、一般的には、コンピュータ1のHDD5にインストールされるアプリケーションプログラムは、リムーバブルメディア6に記録され、このリムーバブルメディア6に記録されたアプリケーションプログラムがHDD5にインストールされる。このため、リムーバブルメディア6も、アプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体となり得る。さらには、アプリケーションプログラムは、例えばネットワークインタフェース8を介して外部から取り込まれ、HDD5にインストールされても良い。
コンピュータ1(サーバコンピュータS及びクライアントコンピュータC)は、OS上で動作するアプリケーションプログラムが起動すると、このアプリケーションプログラムに従い、CPU2が各種の演算処理を実行して各部を集中的に制御する。
次に、コンピュータ1(サーバコンピュータS及びクライアントコンピュータC)のCPU2が実行する各種の演算処理のうち、本実施の形態の特長的な処理について以下に説明する。概略的には、本実施の形態の特長的な処理は、マルチメディアコンテンツ(報告書、議事録、メモ等)において、テキストのみの初期画面からズームインすると、より詳細なテキスト情報や会議参加者の写真、討議状況を撮影した動画像/音声等を閲覧できるようにしたものである。
サーバコンピュータS(コンピュータ1)は、アプリケーションプログラムとして、コンテンツ表示プログラムをHDD5に記憶している。すなわち、サーバコンピュータSは、OS上で動作するコンテンツ表示プログラムが起動すると、このコンテンツ表示プログラムに従い、CPU2が各部を制御してコンテンツ表示処理を実行する。
一方、クライアントコンピュータC(コンピュータ1)は、アプリケーションプログラムとして、コンテンツ閲覧プログラムをHDD5に記憶している。すなわち、クライアントコンピュータCは、コンテンツ閲覧装置として機能するものであって、OS上で動作するコンテンツ閲覧プログラムが起動すると、このコンテンツ閲覧プログラムに従い、CPU2が各部を制御してコンテンツ閲覧処理を実行する。
図3は、サーバコンピュータSのコンテンツ表示処理及びクライアントコンピュータCのコンテンツ閲覧処理にかかる機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、サーバコンピュータSは、CPU2がOS上で動作するコンテンツ表示プログラムに従うことにより、ズーム対象格納手段21と、コンテンツ格納手段22とを実現する。一方、クライアントコンピュータCは、CPU2がOS上で動作するコンテンツ閲覧プログラムに従うことにより、操作取得手段31と、表示制御手段32とを実現する。
まず、サーバコンピュータSにおけるコンテンツ表示処理について説明する。
ズーム対象格納手段21は、情報の内容を示すマルチメディアコンテンツを構成してズーム対象となり得る単一のメディアからなるメディアオブジェクト(テキスト、静止画像、動画像、音声等)を格納する手段であり、例えばHDD5に格納される。このメディアオブジェクト(テキスト、静止画像、動画像、音声等)は、コンテンツを構成するズーミング操作の単位であるズーム対象である。
コンテンツ格納手段22は、コンテンツの構造とズーム挙動を格納する手段であり、例えば、HDD5に格納される。例えば、コンテンツの構造はHTML、ズーム挙動はJava(登録商標)Scriptで記述されている。
ここで、Web環境での閲覧操作やコンテンツの挙動と、コンテンツ作成者の意図について考察する。スクロール操作に関しては、コンテンツ作成者が何らかの意図を反映させる機会や必要性は低く、閲覧者が主にビューワのサイズに依存してスクロールを行う。一方、アンカークリックに関しては、クリックすべき対象(文字列や画像等によって表されるアンカー)とリンク先のURLについてコンテンツ作成者が明確な意図を持ってこれを記述するが、特に動的な挙動を記述する必要はない。
次に、ズーム操作について考える。ズーム操作に関しては、単純にコンテンツの画面全体をズームイン/アウトさせる程度であれば作成者が指定する事項は特に無いが、きめの細かいズーム操作を実現するには、ズーム操作を施すべき対象や、ズーム操作に従った詳細度や表示メディアの変化のさせ方を、コンテンツ作成者が明示的に意図して記述しておく必要がある。
続いて、クライアントコンピュータCにおけるコンテンツ閲覧処理について説明する。
操作取得手段31は、閲覧者の操作内容を取得する手段である。例えば、ズーミングの対象を指定した後、マウス11をドラッグすることによりズーミング動作が行われる。この場合、マウス11をディスプレイ9の表示面下方にドラッグした場合はズームイン、マウス11をディスプレイ9の表示面上方にドラッグした場合はズームアウトである。
表示制御手段32は、操作取得手段31から取得した閲覧者の操作内容とコンテンツ格納手段22によってHDD5等に格納されたコンテンツの構造およびズーム挙動に基づいて、ズーム対象格納手段21によってHDD5等に格納されたズーム対象となるメディアオブジェクト(テキスト、静止画像、動画像、音声等)を読み出し、ディスプレイ9におけるメディアオブジェクトの表示/非表示や詳細度の設定、メディアオブジェクト表示位置の自動設定、メディアオブジェクト周囲の枠線の表示等を制御する手段である。より詳細には、表示制御手段32は、コンテンツ格納手段22に格納されたコンテンツの構造およびズーム挙動に基づいてズーミング表示を行なうことにより、ディスプレイ9に表示するメディアオブジェクトの表示/非表示や詳細度の設定を行なう。
これら操作取得手段31および表示制御手段32としては、Webブラウザが適用される。
ここで、操作取得手段31および表示制御手段32により実現されるズーミング動作における本実施の形態の特徴である属性制御手段について、いくつか例を挙げて以下に説明する。
図4は、テキストとテキストを囲む矩形を組み合わせてズーミングした状況を示す模式図である。具体的な操作としては、ズームの対象をマウス11のクリックにより選択して、マウス11のホイールを回転させることによりズーミングを行う(手前方向の回転がズームイン、反対方向がズームアウト)。図4の(a)に示すテキストを囲む矩形Xをズームインすると、図4の(b)に示す状態になる。ズームアウトはその逆である。なお、テキストについては、ズームインするとともにフォントサイズが拡大するだけでなく、文字数が増大して詳細な情報も見えるようになる。
さらに、図4に示す例においては、ズームインに伴って、矩形に関する幾何学的属性が変化している。すなわち、矩形の高さ(1)、矩形の幅(2)、矩形の境界線の幅(3)、矩形の境界線から内部のテキストまでの間の距離(4)、矩形の境界線から外部の矩形までの間の距離(5)がそれぞれ増大している。これにより、内部のテキスト量の増大に適合して矩形のサイズも拡大するので、見た目に自然なオブジェクトの配置が実現され、ズーミングの効果が損なわれない。
図5は、図4とほぼ同様の例であるが、テキストについて、ズームインする際にフォントサイズが拡大するとともに、文字数の代わりに項目数が増大して詳細な情報も見えるようになる点が異なっている。
図6は、大きな矩形Yの内部に小さな矩形yが複数存在している状況を示す模式図である。図6に示す矩形は、全てズーム操作の対象となり得るものであるとする。
図6の(a)に示す表示内容によれば、ポインティングオブジェクトであるマウスカーソルAが大きな矩形Yの外側に位置している。このときは、マウスカーソルAの位置から見て、階層的に直下に位置する大きな矩形Yの境界線のみが太くなっていて、それがズーム操作可能であることがわかる。
一方、図6の(b)は、マウスカーソルAが移動して大きな矩形Yの内側(小さな矩形yの外側)に位置した状態である。ここでは、大きな矩形YがマウスカーソルAの位置よりも相対的に上位に位置しており、内部の小さな矩形yがマウスカーソルAの位置の直下の位置になる。ここでは、大きな矩形Yの境界線だけでなく、小さな矩形yの境界線も新たに太くなり、それらもズーム操作可能であることが分かる。
このように、マウスカーソルAをコンテンツの上位階層(外部)から下位階層(内部)へ向けて移動させるに従って境界線の表示状態を変化させることにより、コンテンツの階層構造が把握しやすくなり、上位(外部)から下位(内部)へ向けての視覚的なナビゲーション効果が生まれる。つまり、次にどのオブジェクトがズーム操作可能であるかが把握しやすくなる。また、直下以外の下位オブジェクトの境界線の表示状態は変化させないため、必要以上に画面が煩雑になることが防止できる。
また、特に図示しないが、ズーム操作の対象となり得るオブジェクトの中で、マウスカーソルAが接しているオブジェクトよりもコンテンツの階層構造における上位のオブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ないオブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定することにより、マウスカーソルAをコンテンツの下位階層から上位階層へ向けて移動させるに従って境界線の表示状態を変化させることができ、コンテンツの階層構造が把握しやすくなり、下位から上位へ向けての視覚的なナビゲーション効果が生まれる。
図7は、大きな矩形Yの内部に小さな矩形yが複数存在している状況の別の一例を示す模式図である。図7の(a)は図6の(b)と同じ状態である。ここで、マウスカーソルをクリックすると、大きな矩形Yが選択されて、図7の(b)の状態になる。ここでは、選択された大きな矩形Yの背景と境界線の色やパターンが非選択の状態から変化している。階層的に大きな矩形Yの直下の小さな矩形yの境界線は太いままである。ここで、ズームイン操作を行うと、図7の(c)に示すように、大きな矩形Yだけでなく、内部の小さな矩形yとその内部のテキストも連動してズームインする。
図7の(c)は、ズームインした後に、内部の小さな矩形yのうちの2つ(y1,y2)を選択した状態である。なお、複数の対象を選択する場合は、キーボード10のCtrlキーを押下しながら、対象をそれぞれクリックする。ここでは、選択された2つの小さな矩形y1,y2の背景と境界線の色やパターンが、それぞれ非選択の状態から変化している。
逆に、大きな矩形Yのほうは非選択の状態に戻っているが、選択された2つの矩形y1,y2の上位階層に位置するので、その境界線は太い状態である。選択されなかった小さな矩形yは、選択された2つの小さな矩形y1,y2と階層的な上下関係に無いので、その境界線は細い状態になる。
図7の(c)の状態において、2つの小さな矩形y1,y2を選択したままズームインすると、図7の(d)に示す状態になる。ここでは、この2つの小さな矩形y1,y2のサイズと内部のテキスト量が拡大/増大する以外は、特に変化は無い。
以上において、一旦ズーム対象のオブジェクトを選択したら、それを解除しない限り、たとえマウスカーソルAの位置が他の場所に外れたとしても、各オブジェクトの背景や境界線の状態は変化しない。ここで、図8は図7の(d)の状態からマウスカーソルAの位置を変化させた状態を示す模式図である。図8に示すように、マウスカーソルAの位置が他の場所に外れたとしても、オブジェクトの背景や境界線は変化していない。なお、選択したオブジェクトを解除するには、他のオブジェクトを選択するか、オブジェクトの存在しない領域を改めてクリックすればよい。
このように、選択されたオブジェクトの背景や境界線の属性を変化させることで、現在ズーム操作対象となっているオブジェクトが一目瞭然となり、また、それ以外のオブジェクトとの階層関係も把握しやすくなる。
このように本実施の形態によれば、ズーム対象として選択され、または、選択されたズーム対象と連動して表示形態が連続的に変化するコンテンツ全体もしくはオブジェクトに係る補助的な属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って制御することにより、例えば、色、太さ、形状、パターンが変化する属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って変化させることができるので、ズーミングにおける操作性を向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、各種の背景や境界線の属性の変化について説明したが、これに限るものではなく、色、太さ、形状、パターンが変化するものであれば良い。例えば、背景色を無色にするとか、境界線を見えなくするというものであっても構わない。また、ズーム対象の選択やズームインの操作方法も上述した方法に限るものではなく、マウスドラッグを利用してズーミングしたり、特定のキーに対象選択機能や、ズームイン/アウト機能を割り当ててもよい。
本発明の実施の一形態にかかるコンテンツ閲覧装置を含むコンテンツ閲覧システムのシステム構築例を示す模式図である。 一般的又は標準的なパーソナルコンピュータのハードウェアの構成図である。 サーバコンピュータのコンテンツ表示処理及びクライアントコンピュータのコンテンツ閲覧処理にかかる機能構成を示すブロック図である。 テキストとテキストを囲む矩形を組み合わせてズーミングした状況を示す模式図である。 テキストとテキストを囲む矩形を組み合わせてズーミングした状況を示す模式図である。 大きな矩形の内部に小さな矩形が複数存在している状況を示す模式図である。 大きな矩形の内部に小さな矩形が複数存在している状況の別の一例を示す模式図である。 図7の(d)の状態からマウスカーソルの位置を変化させた状態を示す模式図である。
符号の説明
A ポインティングオブジェクト
C コンテンツ閲覧装置

Claims (25)

  1. 各種オブジェクトから構成されているコンテンツ全体もしくは前記各オブジェクトに対する閲覧者のズーム操作内容に従って、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの表示形態を連続的に変化させて表示部に表示させるコンテンツ閲覧装置において、
    ズーム対象として選択され、または、選択されたズーム対象と連動して表示形態が連続的に変化する前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトに係る補助的な属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って制御する属性制御手段を備える、
    ことを特徴とするコンテンツ閲覧装置。
  2. 前記属性制御手段は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの文字数を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ閲覧装置。
  3. 前記属性制御手段は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの項目数を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ閲覧装置。
  4. 前記属性制御手段は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの幾何学的属性を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ閲覧装置。
  5. 前記属性制御手段は、前記オブジェクトの幅を連続的に変化させる、
    ことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ閲覧装置。
  6. 前記属性制御手段は、前記オブジェクトの高さを連続的に変化させる、
    ことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ閲覧装置。
  7. 前記属性制御手段は、前記オブジェクトの境界線の幅を連続的に変化させる、
    ことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ閲覧装置。
  8. 前記属性制御手段は、前記オブジェクトの境界線と当該オブジェクトの内部に含まれるオブジェクトとの間の距離を連続的に変化させる、
    ことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ閲覧装置。
  9. 前記属性制御手段は、前記オブジェクトの境界線と当該境界線の外側の他のオブジェクトとの間の距離を連続的に変化させる、
    ことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ閲覧装置。
  10. 前記属性制御手段は、ズーム操作の対象として選択した前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの背景の属性を、非選択時の背景の属性とは異なる状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ閲覧装置。
  11. 前記属性制御手段は、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ない前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ閲覧装置。
  12. 前記属性制御手段は、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトの中で、ポインティングオブジェクトが接している前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における上位の前記オブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ない前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項11記載のコンテンツ閲覧装置。
  13. 前記属性制御手段は、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトの中で、ポインティングオブジェクトが接している前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における下位の前記オブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ない前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項11記載のコンテンツ閲覧装置。
  14. 前記属性制御手段は、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトの中で、ポインティングオブジェクトが接している前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における1段階だけ下位の前記オブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ない前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項11記載のコンテンツ閲覧装置。
  15. 前記属性制御手段は、ズーム操作の対象として選択されている前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における上位の前記オブジェクトを、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトとする、
    ことを特徴とする請求項11記載のコンテンツ閲覧装置。
  16. 前記属性制御手段は、ズーム操作の対象として選択されている前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における下位の前記オブジェクトを、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトとする、
    ことを特徴とする請求項11記載のコンテンツ閲覧装置。
  17. 前記属性制御手段は、ズーム操作の対象として選択されている前記オブジェクトよりも前記コンテンツの階層構造における1段階だけ下位の前記オブジェクトを、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトとする、
    ことを特徴とする請求項11記載のコンテンツ閲覧装置。
  18. 前記属性制御手段は、ズーム操作の対象として選択した前記オブジェクトの境界線の属性を、非選択時の前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ閲覧装置。
  19. 各種オブジェクトから構成されているコンテンツ全体もしくは前記各オブジェクトに対する閲覧者のズーム操作内容に従って、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの表示形態を連続的に変化させて表示部に表示させる処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    ズーム対象として選択され、または、選択されたズーム対象と連動して表示形態が連続的に変化する前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトに係る補助的な属性の表示状態を閲覧者のズーム操作内容に従って制御する属性制御機能を前記コンピュータに実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  20. 前記属性制御機能は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの文字数を変化させる、
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  21. 前記属性制御機能は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトがテキストである場合に、当該テキストの項目数を変化させる、
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  22. 前記属性制御機能は、前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの幾何学的属性を変化させる、
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  23. 前記属性制御機能は、ズーム操作の対象として選択した前記コンテンツ全体もしくは前記オブジェクトの背景の属性を、非選択時の背景の属性とは異なる状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  24. 前記属性制御機能は、ズーム操作の対象となり得る前記オブジェクトの境界線の属性を、ズーム操作の対象となり得ない前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  25. 前記属性制御機能は、ズーム操作の対象として選択した前記オブジェクトの境界線の属性を、非選択時の前記オブジェクトの境界線の属性とは異なる状態に設定する、
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
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