JP2007308195A - 可撓性容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】口頸部に向けて断面積が絞られた形状を備える容器本体から、口頸部の近傍部分に残った内容物を効率良く容易に押し出すことのできる可撓性容器を提供する。
【解決手段】口頸部12の先端の吐出口13から、容器本体11に収容された内容物を押し出して吐出可能な合成樹脂製の可撓性容器10であって、容器本体11は、互いに近接する方向に押圧される正面側及び背面側の一対の押圧面20a,20bを備えると共に、口頸部12に向けて断面積が絞られた形状を有しており、容器本体11には、一対の押圧面20a,20bの中央部分に、口頸部12の近傍部分から下方に向かって延びる陥没誘導線19が設けられている。口頸部12の外周面に形成された雄ネジ15には、雄ネジ15を構成する凸条部が欠けた間欠部16が、陥没誘導線19の延長線に沿って口頸部12の軸方向Xに並んで配置され、これらの間欠部16を縦断して凹溝17が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、口頸部の先端の吐出口から、可撓変形可能な容器本体に収容された内容物を押し出して用いる合成樹脂製の可撓性容器に関する。
例えば粘度が比較的高い内容物であるマヨネーズ、ケチャップ、ピザソース、ソフトバター、クリーム、ソフトチョコレート等を収容する容器として、例えば軟質の合成樹脂からなる可撓性容器が知られている。可撓性容器は、内容物を収容する容器本体に吐出口を備える口頸部を連続して形成されており、例えば口頸部の外周面に設けた雄ネジを介して螺着されたキャップを取り外し、容器本体を把持して押圧することにより、吐出口から内容物を押し出して使用する。
可撓性容器の容器本体から内容物を効率良く押し出すためには、吐出後に容器本体ができるだけ平坦に変形できるようにすることが望ましいことから、容器本体に溝部や反転部を設けて押し潰し易いようにした可撓性容器が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2001−219948号公報 特開2003−165551号公報 特開2004−299766号公報
上記特許文献1又は特許文献2の可撓性容器では、容器本体を折り畳んだり、押し潰したりすることにより、容器本体の内部の内容物を効率良く吐出させることが可能であるが、口頸部や口頸部の近傍部分は、合成樹脂の肉厚が厚くなり易く、また雄ネジが設けてあることから、押圧変形させ難く、これらの部分に残された内容物を吐出させることは困難である。
特に、可撓変形可能な容器本体に収容された内容物を押し出して用いる合成樹脂製の可撓性容器として、例えばマヨネーズ容器の如く、容器本体の断面積が口頸部に向けて先細り状に絞られた形状を備える可撓性容器では、口頸部の近傍部分の樹脂の肉厚が厚くなっていることにより、当該口頸部の近傍部分を押し潰すことが困難である。また先細り状に絞られた口頸部の近傍部分では、内容物が残り易く、残った内容物を押し出すために、無理な操作を使用者に強いることになる場合もある。
一方、容器本体に収容された内容物を押し出して用いる可撓性容器とは異なり、粘度の低い液体状の内容物を収容するブロー成形容器において、口頸部の内側に凹溝状の折り筋を設けることにより、廃棄時に口頸部を押し潰すことを可能にした合成樹脂製の可撓性容器も開示されているが(例えば、特許文献3参照)、このような凹溝状の折り筋を上述の可撓性容器の口頸部に設けても、口頸部の近傍の先細り状に絞られた部分に残った内容物を効率良く押し出すことは困難である。
本発明は、口頸部に向けて断面積が絞られた形状を備える容器本体から、口頸部の近傍部分に残った内容物を効率良く容易に押し出すことのできる可撓性容器を提供することを目的とする。
本発明は、口頸部の先端の吐出口から、可撓変形可能な容器本体に収容された内容物を押し出して吐出可能な合成樹脂製の可撓性容器であって、前記容器本体は、互いに近接する方向に押圧される正面側及び背面側の一対の押圧面を備えると共に、前記口頸部に向けて断面積が絞られた形状を有しており、前記容器本体には、前記一対の押圧面の中央部分に、前記口頸部又は前記口頸部の近傍部分から下方に向かって延びる陥没誘導線が設けられている可撓性容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の可撓性容器によれば、口頸部に向けて断面積が絞られた形状を備える容器本体から、口頸部の近傍部分に残った内容物を効率良く容易に押し出すことができる。
図1(a)〜(d)に示す本発明の好ましい一実施形態に係る可撓性容器10は、内容物として、粘度が比較的高い液体であって、例えば見かけ粘度が2000 mPa・s 〜420000 mPa・sの比較的高粘度の液体、例えばマヨネーズを収容した軟質合成樹脂製の容器であり、容器本体11と、容器本体11の吐出方向先端側に連続して一体形成される口頸部12とによって構成される。そして、本実施形態の可撓性容器10は、例えば容器本体11を把持してキャップ14を取り外した後に、好ましくは口頸部12の先端の吐出口13を下方に傾けた状態で容器本体11を押圧することにより、内容物を吐出させる。また内容物を吐出させたら、好ましくは口頸部12を下方に配置した倒立状態で保管しておくことにより、残った内容物を口頸部12に向けて下方に誘導し、又は口頸部12に誘導した内容物をそのままの状態で保管し、次の使用時に内容物がスムーズに吐出口13から吐出されるようにする。本実施形態の可撓性容器10は、内容物が残り少なくなって、口頸部12や口頸部12の近傍部分にのみ蓄積されている場合でも、これらの部分に残された内容物をスムーズに吐出させて、内容物の絞り残りを少なくできるようにするために用いられる。
そして、本実施形態の可撓性容器10は、口頸部12の先端の吐出口13から、可撓変形可能な容器本体11に収容された内容物を押し出して吐出可能な合成樹脂製の容器であって、図2にも示すように、容器本体11は、互いに近接する方向に押圧される正面側及び背面側の一対の押圧面20a,20bを備えると共に、口頸部12に向けて断面積が絞られた形状を有しており、容器本体11には、一対の押圧面20a,20bの中央部分に、口頸部12の近傍部分と連続して、又は口頸部12の近傍部分から下方に延びる陥没誘導線19が設けられている。
また、本実施形態では、口頸部12の外周面に雄ネジ15が設けられている。そして、口頸部12の周方向の一対の対向する位置(本実施形態では、ニ対の対向する位置のうちの一方の一対の対向する位置)において、雄ネジ15を構成する凸条部が欠けた間欠部16が、陥没誘導線19の延長線に沿って口頸部12の軸方向、又は容器の軸方向Xに並んで配置されることにより、雄ネジ15を口頸部12の軸方向Xに横切る間欠連設部21が形成されている。
さらに、本実施形態では、口頸部12には、外周面の軸方向Xに並んだ間欠部16を縦断して、凹溝17(好ましくは凹溝17による薄肉部)が間欠連設部21に沿って形成されている。
容器本体11は、軟質の合成樹脂として例えばLDPE(低密度ポリエチレン)を用いて口頸部12と共にブロー成形してなるものであり、可撓変形可能な可撓性容器となっている。本実施形態では、容器本体11は、図1(b)に示すように、外側に凸状に湾曲する正面部11a及び背面部11bの両端を折曲げ誘導リブ部18を介在させて連設した形状を有している。正面部11aと背面部11bは、正面側及び背面側の一対の押圧面20a,20bを構成すると共に、容器本体11は、口頸部12と近接する部分を除いて、正面側及び背面側の一対の押圧面20a,20bを対称に配置した扁平な横断面形状を備えている。
また、本実施形態では、容器本体11は、口頸部12に向けて断面積が絞られた形状を有しており、断面積が絞られることによって肉厚が厚くなった口頸部12の近傍部分には、一対の押圧面20a,20bの中央部分に配置されて、容器10の軸方向Xに延びる陥没誘導線19が設けられている。陥没誘導線19は、図1(c)に示すように、例えば容器本体11の内側に陥没するように窪ませて形成した凹溝や、薄肉部として形成した凹溝からなる。陥没誘導線19を押圧ポイントとして、口頸部12の近傍部分の押圧面20a,20bを両側から挟み込むようにしながら押圧方向Yに押圧することにより、陥没誘導線19を中心として容易に押圧面20aの内側面と押圧面20bの内側面とを近づかせ、折曲げ誘導リブ部18を山折りさせつつ、容器本体11の口頸部12の近傍部分が平坦にスムーズに押し潰されるように誘導する。
ここで、容器本体11の口頸部12の近傍部分に設けられた陥没誘導線19は、容器本体11の口頸部12との境界部分である肩部22から底部までの容器本体11の軸方向Xの長さLに対して、例えば10%以上の領域、又は15mm以上の長さで設けられ、容器本体11を平坦に折り畳む観点からは少なくとも口頸部12近傍で容器本体11が肉厚になっている領域、又は容器本体11の最大断面積に対して20%〜30%の断面積に絞られた口頸部12の近傍の領域に設けられる。また、陥没誘導線19は、容器本体11の口頸部12との境界部分である肩部22近傍から底部近傍まで延びて設けられても良いが、容器本体11の口頸部12近傍が押し潰しにくいこと、及び、押圧すべきポイントを示す観点、美観等から容器本体11の口頸部12の近傍に設けることが好ましく、例えば、肩部22から長さLの40%、好適には20%の領域に設けられる。
容器本体11と共に一体成形される口頸部12には、その先端に吐出口13が開口形成されており、口頸部12の先端部近傍の口内径が例えば10〜25mm程度の大きさとなっており、その外周面には、雄ネジ15が間欠ネジとして設けられている。また、間欠ネジ15の間欠部16は、図1(d)及び図2に示すように、口頸部12の周方向に90度の等角度間隔をおいた4箇所の位置において、口頸部12の軸方向Xに上下に並んで配置され、一対の押圧面20a,20bの押圧方向Yに対向する一対の間欠連設部21と、押圧方向Yと垂直又は略垂直な方向に対向する他の一対の間欠連設部(間欠折り曲げ部)21’とが形成される。
ここで、押圧方向Yに対向する一対の間欠連設部21は、容器本体11の口頸部12の近傍部分に設けた陥没誘導線19の延長線に沿って形成されると共に、これらの間欠連設部21には、間欠部16を軸方向Xに縦断する凹溝17(好ましくは凹溝17による薄肉部)が形成される。また押圧方向Yと垂直又は略垂直な方向に対向する一対の間欠折り曲げ部21’は、折曲げ誘導リブ部18の延長上に配置される。凹溝17は間欠連接部21にのみ形成することが好ましい。
本実施形態では、口頸部12と容器本体11との境界部分には、容器10のブロー成形時に形成されたフラッシュ部を切除する際の位置決めを行う肩部22が形成されており、この肩部22は、図2に示すように、陥没誘導線19から周方向に90度離れた部分及びこれの近傍部分においてのみ角部22aを張り出して設けられている。すなわち、例えばマヨネーズ等の内容物を収容し、口頸部に向けて先細り形状となった軟質合成樹脂製の容器では、口頸部の先端開口をレクトラシールによって覆う作業を行うために、容器をブロー成形した後に、例えば特公平3−66141号公報に開示されるようなフラッシュ切断を行って、口頸部の先端を肩部から所定の高さに切り揃える必要がある。このため、従来の軟質合成樹脂製の容器では、レクトラシール及びフラッシュ切断の作業工程を容易にすることを目的として、例えばU字形状の板材を上から押さえ付けるための概ね平坦な面を肩部の天面に設けて、高さ方向の位置決めを可能な形状にすると共に、肩部の天面の概ね平坦な面と容器本体の周面との間に角部を形成し、かつ該角部を肩部の全周に亘って張り出すようにして設けていた。
一方、肩部に角部が設けられていると、口頸部と容器本体との境界部分において容器を押し潰し難くなり、口頸部の近傍部分に残った内容物を効率良く押し出すことが困難になる。本実施形態では、陥没誘導線19を介して押し潰し易くなった押圧方向Yから周方向に90度離れた部分及びこれの近傍部分の、山折りされる折曲げ誘導リブ部18の延長部分においてのみ角部22aを張り出して設けることにより、即ち、容器本体11の周方向の対向する位置にのみ角部22aを張り出して設けることにより、高さ方向の位置決めを可能にしている。そして、容器本体11の折曲げ誘導リブ部18の延長部分以外の部分は円弧状に湾曲して面取りされた形状とすることにより、角部22aによる位置決めの機能を保持しつつ、陥没誘導線19を介した口頸部12の近傍部分における押し潰しをスムーズに行えるようにする工夫がなされている。
上述の構成を備える本実施形態の可撓性容器10では、内部に内容物が充填収容された容器本体11を把持して一対の押圧面20a,20bを押圧することにより、可撓性容器としての容器本体11を変形させて、口頸部12の吐出口13から内容物を容易に吐出させる。
ここで、容器本体11に収容される内容物は、例えば20℃で2000〜420000 mPa・sの見かけ粘度のもの、特に20℃で2000〜250000 mPa・sの見かけ粘度のものが好ましい。また、実際の使用状態では、容器本体11に収容された内容物の見かけ粘度は、10℃で4000〜320000 mPa・sであるものが好適である。即ち、容器本体11に収容された内容物の見かけ粘度は温度によって変化するが、本発明によれば、吐出時に、内容物の見かけ粘度が4000〜320000 mPa・sの状態であっても、内容物を容易に吐出させることができる。
そして、本実施形態の可撓性容器10によれば、口頸部12に向けて断面積が絞られた形状を備える容器本体11から、口頸部12の近傍部分に残った内容物を効率良く容易に押し出すことが可能になる。すなわち、本実施形態によれば、容器本体11には、一対の押圧面20a,20bの中央部分に、口頸部12の近傍部分において容器10の軸方向Xに延びる陥没誘導線19が各々設けられているので、山折り状の折れ線部となる容器本体11の折曲げ誘導リブ部18とは異なる、押圧面20a,20bの中央部分に設けられた陥没誘導線19の部分を押圧ポイントとして、陥没誘導線19の部分に例えば指を当てて押圧方向Yに押し潰すことにより、陥没誘導線19を内側に谷折りさせるようにして押圧面20a、20bを凹ませて内面を近づけつつ、肉厚が厚くなった口頸部12の近傍部分をスムーズに平坦に変形させることが可能になり、これによって口頸部12の近傍部分に内容物を殆ど残すことなく、内容物を無駄なく使用することが可能になる。
また、本実施形態によれば、口頸部12の周方向の一対の対向する位置において、雄ネジ15を構成する凸条部が欠けた間欠部16が、陥没誘導線19の延長線に沿って容器10の軸方向Xに並んで配置されて間欠連設部21を形成しているので、陥没誘導線19を介して口頸部12の近傍部分を平坦に押し潰す操作に連続して、口頸部12を押し潰す操作を行うことが可能になり、口頸部12の近傍部分と口頸部12の全体を平坦に押し潰すことが可能になり、口頸部12や口頸部12の近傍部分に残された内容物をスムーズに吐出させることが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、口頸部12には、陥没誘導線19の延長線に沿った間欠連設部21に間欠部16を縦断して凹溝17、又は凹溝17による薄肉部が形成されているので、陥没誘導線19を介して口頸部12の近傍部分を平坦に押し潰す操作に連続して、口頸部12を押し潰す操作をさらにスムーズに行うことが可能になる。
さらにまた、本実施形態によれば、口頸部12と容器本体11との境界部分に形成される肩部は、陥没誘導線19から周方向に90度離れた部分及びこれの近傍部分においてのみ角部22aを張り出して設けられ、その他の部分は円弧状に湾曲して面取りされた形状となっているので、当該円弧状に湾曲して面取りされた部分を押し潰しつつ、口頸部12の近傍部分から口頸部12に向けて連続して押し潰す操作をスムーズに行うことが可能になる。
本実施形態の可撓性容器10では、さらに、容器本体11の底部11cを載置面に載置して、可撓性容器10を正立状態でも保管しておくことができるようになっている。また底部11cを平坦に折り畳むことを可能にして、底部11cの内側に溜まった内容物を口頸部12の先端の吐出口13に向けてスムーズに押し出すことができるようになっている。
すなわち、容器本体11の底部11cは、図1(a)及び図3に示すように、中央部分を略楕円形状の窪み部23として容器本体11の内側に窪ませると共に、当該窪み部23の周囲を環状に連続して囲う環状脚部24を、所望の曲率Rの円弧状断面で形成することによって構成され、円弧状断面の最下端を接地部として、可撓性容器10を安定した状態で載置面に載置することができるようになっている。本実施形態では、環状脚部24を押し潰すことが容易なように、円弧状断面の曲率Rを大きくし、窪み部23の窪み深さを小さくして底部11cが形成されており、また一対の押圧面20a,20bを構成する正面部11a及び背面部11bと底部11cとを区画する位置に、折曲げ誘導リブ部18から枝分かれするようにして、一対の底部稜線25が、円弧状断面の環状脚部24の外側に設けられている。さらに、正面部11a及び背面部11bには、底部稜線25の枝分かれ部に近接する位置から両側の折曲げ誘導リブ部18の間を横断して、底部折畳み誘導線26が各々設けられている。
底部折畳み誘導線26と底部稜線25とが設けられていることにより、図4に示すように、容器本体11の底部11cを正面部11a又は背面部11bに折り重ねるようにしてスムーズに折り畳むことが可能になり、環状脚部24の円弧状断面の曲率Rを大きくし、窪み部23の窪み深さを小さくして形成された底部11cの押し潰しが容易な形状と相俟って、底部11cを平坦な形状に容易に変形させることが可能になり、これによって底部11cの内側に溜まった内容物を口頸部12に向けて効率良く押し出すことが可能になる。また、環状脚部24の外側に設けられた底部稜線25は、円弧状断面の環状脚部24を変形し難くなるように補強して、容器本体11の正立状態を安定して保持する機能も発揮する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、雄ネジが欠けた間欠部が連設する間欠連設部は、口頸部の周方向にニ対設ける必要は必ずしもなく、間欠連設部に凹溝による薄肉部を形成する必要は必ずしもない。また、容器本体は、円形、楕円形、長円形等の、正面側及び背面側の一対の押圧面を備える種々の断面形状のものであっても良く、正面側及び背面側の一対の押圧面を対称に配置した扁平な横断面形状を有している必要は必ずしもない。さらに、内容物は、マヨネーズの他、ケチャップ、ピザソース、ソフトバター、クリーム、ソフトチョコレート等の種々の内容物であっても良く、歯磨き粉等の高粘度のものであっても良い。
(a)は本発明の好ましい一実施形態に係る可撓性容器の正面図、(b)は(a)のA−Aに沿った断面図、(c)は(a)のB−Bに沿った断面図、(d)は(a)のC−Cに沿った断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る可撓性容器の要部である口頸部及び口頸部の近傍部分を示す部分斜視図である。 容器本体の底部分を示す部分斜視図である。 容器本体の底部分を折り畳んだ状態を示す部分斜視図である。
符号の説明
10 可撓性容器
11 容器本体
11a 正面部
11b 背面部
11c 底部
12 口頸部
13 吐出口
14 キャップ
15 雄ネジ(間欠ネジ)
16 間欠部
17 凹溝(薄肉部)
18 折曲げ誘導リブ部
19 陥没誘導線
20a,20b 押圧面
21 間欠連設部
21’ 間欠連設部(間欠折り曲げ部)
22 肩部
22a 角部
23 窪み部
24 環状脚部
25 底部稜線
26 底部折畳み誘導線
X 容器の軸方向
Y 押圧方向

Claims (6)

  1. 口頸部の先端の吐出口から、可撓変形可能な容器本体に収容された内容物を押し出して吐出可能な合成樹脂製の可撓性容器であって、
    前記容器本体は、互いに近接する方向に押圧される正面側及び背面側の一対の押圧面を備えると共に、前記口頸部に向けて断面積が絞られた形状を有しており、
    前記容器本体には、前記一対の押圧面の中央部分に、前記口頸部又は前記口頸部の近傍部分から下方に向かって延びる陥没誘導線が設けられている可撓性容器。
  2. 前記口頸部の外周面に雄ネジが設けられており、前記口頸部の周方向の一対の対向する位置において、前記雄ネジを構成する凸条部が欠けた間欠部が、前記陥没誘導線の延長線に沿って口頸部の軸方向に並んで配置されている請求項1記載の可撓性容器。
  3. 前記口頸部には、外周面の軸方向に並んだ間欠部を縦断して凹溝が形成されている請求項2記載の可撓性容器。
  4. 前記口頸部と前記容器本体との境界部分には、成形時に形成されたフラッシュ部を切除する際に位置決めを行う肩部が形成され、該肩部は前記陥没誘導線から周方向に90度を離れた部分及びこれの近傍部分においてのみ角部を張り出して設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の可撓性容器。
  5. 前記容器本体は、前記正面側及び背面側の一対の押圧面を対称に配置した扁平な横断面形状を有している請求項1〜4のいずれかに記載の可撓性容器。
  6. 前記容器本体に収容される内容物の見かけ粘度が2000〜420000 mPa・sである請求項1〜5のいずれかに記載の可撓性容器。
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