JP2007062783A - 可撓性容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 口頸部や口頸部の近傍の部分に残された内容物を容易に取り出して、収容された内容物を無駄なく使用することのできる可撓性容器を提供する。
【解決手段】 口頸部12の先端の吐出口13から、可撓変形可能な容器本体11に収容された粘度が2000〜420000 mPa・sの内容物を押し出す合成樹脂製の可撓性容器10であって、口頸部12に向かって断面積が減少する容器本体11の口頸部12の近傍位置に、容器本体の周方向に延設して切断誘導線15が設けられている。口頸部12の近傍位置は、口頸部12から容器本体11の高さの10〜20%の領域であり、容器本体11は、好ましくは、楕円形状の長軸方向の両端が、折曲げ誘導リブ部16として外側に尖った状態で突出する瞳断面形状を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 口頸部12の先端の吐出口13から、可撓変形可能な容器本体11に収容された粘度が2000〜420000 mPa・sの内容物を押し出す合成樹脂製の可撓性容器10であって、口頸部12に向かって断面積が減少する容器本体11の口頸部12の近傍位置に、容器本体の周方向に延設して切断誘導線15が設けられている。口頸部12の近傍位置は、口頸部12から容器本体11の高さの10〜20%の領域であり、容器本体11は、好ましくは、楕円形状の長軸方向の両端が、折曲げ誘導リブ部16として外側に尖った状態で突出する瞳断面形状を備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、口頸部の先端の吐出口から可撓変形可能な容器本体に収容された内容物を押し出す合成樹脂製の可撓性容器に関する。
例えば粘度が2000mPa・s〜420000 mPa・s程度の比較的高粘度の液体であるマヨネーズ、ケチャップ、ピザソース、ソフトバター、クリーム、ソフトチョコレート等を収容する容器として、軟質の合成樹脂からなる可撓性容器が知られている。可撓性容器は、内容物を収容する容器本体に吐出口を備える口頸部を一体成形してなるものであり、例えば口頸部の雄ネジを介して螺着されたキャップを取り外し、容器本体を把持して押圧することにより、吐出口から内容物を吐出させる。
可撓性容器の容器本体から内容物を効率良く吐出させるためには、吐出後に容器本体ができるだけ平坦に変形できるようにすることが望ましいことから、容器本体に溝部や反転部を設けて押し潰し易いようにした可撓性容器が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2001−219948号公報
特開2003−165551号公報
しかしながら、上記従来の可撓性容器では、容器本体を折り畳んだり押し潰したりすることにより、容器本体の内部の内容物を効率良く吐出させることが可能であるが、口頸部や口頸部の近傍の部分は、断面積が減少していることから合成樹脂の肉厚が厚くなっており、また口頸部に雄ネジが設けられている場合もあることから、押圧変形させ難く、特に内容物がマヨネーズ等の比較的高粘度の液体である場合、これらの部分に残された内容物を無駄なく使用することは困難だった。
本発明は、口頸部や口頸部の近傍の部分に残された内容物を容易に取り出して、収容された内容物を無駄なく使用することのできる可撓性容器を提供することを目的とする。
本発明は、口頸部の先端の吐出口から可撓変形可能な容器本体に収容された内容物を押し出す合成樹脂製の可撓性容器であって、前記口頸部に向かって断面積が減少する前記容器本体の前記口頸部の近傍位置に、前記容器本体の周方向に延設して切断誘導線が設けられている可撓性容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の可撓性容器によれば、口頸部や口頸部の近傍の部分に残された内容物を容易に取り出して、収容された内容物を無駄なく使用することができる。
図1(a),(b)に示す本発明の好ましい第1実施形態に係る可撓性容器10は、内容物として、例えば粘度が2000mPa・s〜420000 mPa・sの比較的高粘度の液体の一つであるマヨネーズを収容した軟質合成樹脂製の容器であり、容器本体11と、容器本体11の吐出方向先端側に一体成形される口頸部12とによって構成される。そして、本第1実施形態の可撓性容器10は、例えば容器本体11を把持してキャップ14を取り外した後に、好ましくは口頸部12の先端の吐出口13を下方に傾けた状態で容器本体11を押圧することにより、内容物を吐出させる。また内容物を吐出させたら、好ましくは口頸部12を下方に配置した倒立状態で保管しておくことにより、残った内容物を口頸部12に向けて下方に誘導し、次の使用時に内容物がスムーズに吐出口13から吐出されるようにする。
一方、軟質合成樹脂製の可撓性容器10は、好ましくはブロー成形によって成形されるものであり、一般に口頸部12に向かって断面積が減少する形状を備えている。したがって、口頸部12や口頸部12の近傍の部分は、合成樹脂の肉厚が厚くなっており、且つ口頸部12に雄ネジが設けられることから、押圧変形させ難く、これらの部分に残った内容物を押し出すことは困難である。本第1実施形態の可撓性容器10は、内容物が残り少なくなって、口頸部12や口頸部12の近傍の部分にのみ蓄積されている場合に、これらの部分に残された内容物を容易に取り出して、無駄なく使用できるようにするものである。
そして、本第1実施形態の可撓性容器10は、口頸部12の先端の吐出口13から可撓変形可能な容器本体11に収容された内容物を押し出す合成樹脂製の容器であって、口頸部12に向かって断面積が減少する容器本体13の口頸部12の近傍位置に、容器本体11の周方向に延設して切断誘導線15が設けられている。
また、本第1実施形態では、容器本体11は、楕円形状の長軸方向の両端が折曲げ誘導リブ部16として外側に尖った状態で突出する扁平な瞳断面形状を備えている。
容器本体11は、軟質合成樹脂として例えばLDPE(低密度ポリエチレン)を用いて口頸部12と共にブロー成形してなるものであり、可撓変形可能な可撓性容器となっている。また内部に内容物が充填収容された容器本体11を把持して押圧することにより、可撓性容器としての容器本体11を変形させて、口頸部12の吐出口13から内容物を容易に吐出させることができるようになっている。
容器本体11に収容される内容物は、例えば20℃で2000〜420000 mPa・sの粘度のものであり、また20℃で2000〜250000 mPa・sの粘度であるものが好ましい。また、実際の使用状態では、容器本体11に収容された内容物の粘度は、10℃で4000〜320000 mPa・sであることが好ましい。即ち、容器本体11に収容された内容物の粘度は温度によって変化するが、本発明によれば、内容物は、粘度が4000〜3200000 mPa・sの状態で吐出されるものであることが好ましい。
容器本体の周方向に延設して設けられる切断誘導線15は、例えば半円断面、U字断面、V字断面等を有する溝状線や鋭角な谷底線等からなるものであり、好ましくは、ブロー成形と同時に形成される。また、切断誘導線15は、切断前の内容物の吐出時に、容器本体11への押圧力によって破断しない程度の肉厚を保持している必要があり、また容器本体11の内側面に沿った吐出口13に向かう内容物のスムーズな移動を阻害しないように、容器本体11の内側面を滑らかに保持した状態で設けることが好ましい。さらに、切断誘導線15は、容器本体11の素材とは異なる素材を当該切断誘導線15に沿って設けることにより、容易に切断できるように構成することもできる。さらに、切断誘導線15は、手で容易に引き裂くことが可能な部分である必要は必ずしもなく、例えば2本のリブにより構成して、これらの間の部分によって、ハサミやナイフなどの切断器具による切断方向を案内するようにしたものであっても良い。
本第1実施形態では、切断誘導線15は、合成樹脂の肉厚が相当の厚さで厚くなった口頸部12の近傍位置として、口頸部12から容器本体11の高さの10〜20%の範囲にある帯状の領域に設けられていることが好ましい。切断誘導線15が口頸部12から容器本体11の高さの10〜20%の領域に設けられていることにより、容器本体11の他の部分と比べて肉厚が厚くなっている口頸部12の近傍に残された内容物を切断誘導線15を介して切断された広い開口部から容易に取り出すことができる。また、切断誘導線15は、容器本体11の周方向に全周に亘って設けられている必要は必ずしもなく、口頸部12の近傍位置での切断を容易にする範囲として、例えば半周以上に亘って設けられていれば良い。
そして、上述の構成を備える本第1実施形態の可撓性容器10によれば、口頸部12や口頸部12の近傍の部分に残された内容物を容易に取り出して、収容された内容物を無駄なく使用することができる。すなわち、本第1実施形態では、容器本体11の口頸部12の近傍位置に切断誘導線15が設けられているので、内容物が残り少なくなって、口頸部12や口頸部12の近傍の部分にのみ内容物が蓄積された状態において、切断誘導線15に沿って容器本体11を切断することにより、広い切断開口が形成されることになる。この切断開口から内容物を取り出したり、内容物に直接的に吐出圧を負荷して吐出口13から吐出させることにより、残った内容物を無駄なく使用することが可能になる。
また、本第1実施形態では、容器本体11は、両端が折曲げ誘導リブ部16として外側に尖った状態で突出する扁平な瞳断面形状を備えているので、この折曲げ誘導リブ部16を切断開始部分として、切断誘導線15に沿った容器本体11の切断をよりスムーズに行うことが可能になる。
図2は、本発明の好ましい第2実施形態に係る可撓性容器10’を示すものである。本第2実施形態の可撓性容器10’は、上記第1実施形態の可撓性容器10の構成に加えて、好ましくはブロー成形時におけるパーティングラインとなる瞳断面形状の容器本体11の折曲げ誘導リブ部16上に、口頸部12の近傍位置の外周面から突出して、切断誘導線15と連続する摘み片17が設けられている。本第2実施形態の可撓性容器10’によっても、上記第1実施形態の可撓性容器10と同様の作用効果が奏されると共に、摘み片17が設けられていることにより、これを摘んで切断誘導線15に沿った容器本体11の切断をさらにスムーズに行うことが可能になる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の可撓性容器の容器本体は、両端に折曲げ誘導リブ部を有する瞳断面形状を備えている必要は必ずしもなく、円形、楕円形、長円形等、その他の種々の断面形状を備えていても良い。また、内容物は、マヨネーズの他、ケチャップ、ピザソース、ソフトバター、クリーム、ソフトチョコレート等の種々の内容物であっても良く、歯磨き粉等の高粘度のものであっても良い。
10,10’ 可撓性容器
11 容器本体
12 口頸部
13 吐出口
14 キャップ
15 切断誘導線
16 折曲げ誘導リブ部
17 摘み片
11 容器本体
12 口頸部
13 吐出口
14 キャップ
15 切断誘導線
16 折曲げ誘導リブ部
17 摘み片
Claims (5)
- 口頸部の先端の吐出口から可撓変形可能な容器本体に収容された内容物を押し出す合成樹脂製の可撓性容器であって、
前記口頸部に向かって断面積が減少する前記容器本体の前記口頸部の近傍位置に、前記容器本体の周方向に延設して切断誘導線が設けられている可撓性容器。 - 前記口頸部の近傍位置は、前記口頸部から前記容器本体の高さの10〜20%の領域である請求項1記載の可撓性容器。
- 前記容器本体は、楕円形状の長軸方向の両端が外側に尖った状態で突出する瞳断面形状を備えている請求項1又は2に記載の可撓性容器。
- 前記口頸部の近傍位置の外周面から突出して、前記切断誘導線と連続する摘み片が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の可撓性容器。
- 前記容器本体に収容される内容物の粘度が2000〜420000 mPa・sである請求項1〜4のいずれかに記載の可撓性容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005250274A JP2007062783A (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | 可撓性容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005250274A JP2007062783A (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | 可撓性容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007062783A true JP2007062783A (ja) | 2007-03-15 |
Family
ID=37925432
Family Applications (1)
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JP2005250274A Pending JP2007062783A (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | 可撓性容器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007062783A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5945372B1 (ja) * | 2015-07-10 | 2016-07-05 | キユーピー株式会社 | 液状調味料容器及び容器詰液状調味料 |
WO2017010020A1 (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-19 | キユーピー株式会社 | 液状調味料容器及び容器詰液状調味料 |
JP2017019530A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | キユーピー株式会社 | 液状調味料容器及び容器詰液状調味料 |
-
2005
- 2005-08-30 JP JP2005250274A patent/JP2007062783A/ja active Pending
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WO2017010252A1 (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-19 | キユーピー株式会社 | 液状調味料容器及び容器詰液状調味料 |
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JP2017019562A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | キユーピー株式会社 | 液状調味料容器及び容器詰液状調味料 |
JP2017019530A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | キユーピー株式会社 | 液状調味料容器及び容器詰液状調味料 |
JPWO2017010252A1 (ja) * | 2015-07-10 | 2017-12-07 | キユーピー株式会社 | 液状調味料容器及び容器詰液状調味料 |
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