JP2017019530A - 液状調味料容器及び容器詰液状調味料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 液状調味料容器1は、ブロー成形されたボトル10とキャップ20とからなる。液状調味料容器1に充填する調味料は、粘度が5Pa・s〜500Pa・sの液状調味料であり、かつ、初期容量が100cm3〜700cm3である。ボトル10は、口部11と、胴部12と、底部14と、を含む。胴部14は、正立状態における水平横断面がボトル10の中心軸Xに直交する短軸Qと長軸Rとを持つ扁平形状を含む。ボトル10は、主成分が低密度ポリエチレンである。ボトル10に空気が満注した状態から内部の空気を初期容量の10%を吸引し、吸引の30秒後の内圧が−1.0k・Pa〜−3.0kPaである。
【選択図】図1
Description
本適用例に係る液状調味料容器は、ブロー成形されたボトルとキャップとからなる液状調味料容器であって、
前記液状調味料容器に充填する調味料は、粘度が5Pa・s〜500Pa・sの液状調味料であり、かつ、初期容量が100cm3〜700cm3であり、
前記ボトルは、口部と、胴部と、底部と、を含み、
前記口部は、前記キャップが取り付けられる部分であり、
前記底部は、前記口部を上側として正立状態で最外縁が接地部分となり、
前記胴部は、正立状態における水平横断面が扁平形状の部分を含み、
前記扁平形状の部分は、前記ボトルの中心軸に直交する短軸と長軸とを持ち、
前記胴部における前記短軸と交差する面が前記胴部の正面及び背面であり、
前記ボトルは、主成分が低密度ポリエチレンの単層構造または主成分が低密度ポリエチレンの層を1層以上含む多層構造であって、
前記多層構造における主成分が低密度ポリエチレンの層の合計厚みは、前記ボトルの肉厚の80%以上であり、
前記ボトルに空気が満注した状態から内部の空気を前記初期容量の10%吸引し、該吸引の30秒後の内圧が−1.0kPa〜−3.0kPaであることを特徴とする。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記胴部は、前記接地部分から前記胴部の全高における2/3の高さまでの間の領域が前記扁平形状の部分であることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記初期容量をx(cm3)、前記ボトルの前記口部を除いた目付量をy(g)としたとき、
y/x2/3が0.4〜0.6であることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記胴部は、前記接地部分から前記胴部の全高における2/3の高さまでの間の領域の肉厚が0.4mm以上1.0mm以下であることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記ボトルに空気が満注した状態で、前記正面及び前記背面を前記短軸と平行な方向に直径10mmの円形の押圧面を有する押棒で押して、内部の空気が前記初期容量の10%排出されるまで押したときの最高押力が21N未満である低押力領域の面積が、前記胴部
を前記短軸に垂直な平面である正投影面に投影した第1の投影面積の50%以上80%以下であることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記正面及び前記背面のそれぞれにパネルを有することができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記パネルを前記短軸に垂直な平面である正投影面に投影した第2の投影面積が、前記胴部を前記正投影面に投影した第1の投影面積の60%以下であることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記パネルは、前記短軸と交差する前記パネルの上端と下端とを結ぶ仮想線上、または、前記仮想線よりも内側にあることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記パネル内の肉厚は0.5mm以上1.0mm以下であって、かつ、前記短軸と交差する前記パネルの上端および下端における肉厚が0.8mm以下であり、
前記上端および前記下端の肉厚は、前記パネルの中央部の肉厚より薄くすることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記ボトルが正立状態で前記短軸と交差する位置における前記正面のパネルと前記背面のパネルとの間隔において、パネルの間隔が最も小さくなる最凹部間における第1の距離が、パネルの下端間の第2の距離に対して、0.7〜1.0であることができる。
器内部の内圧が上昇した場合にもパネルの変形により圧力が吸収されるため、開封した際に内容物が噴出しにくい。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記最凹部の前記接地部分からの高さは、前記ボトルの正立状態における前記パネルの前記上端と前記下端の中点の高さより高い位置にあることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記胴部は、前記最凹部より下側の表面に凹凸を有することができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記キャップの上端縁は、前記短軸と交差する前記パネルの上端と下端とを結んだ仮想線に接することがない位置とすることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記胴部は、少なくとも、前記胴部の全高における2/3の高さ以下で前記接地部分から10mmの高さ以上の間の表面領域を、熱収縮フィルムを用いて被覆することができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記熱収縮フィルムは、前記熱収縮フィルムの上端が前記キャップの上端縁まで覆うことができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記調味料が、食用油と酸性スラリーを乳化させた酸性乳化液状調味料であり、
前記熱収縮フィルムが、波長253.7nmの紫外線の透過率が0.1%以下であることを特徴とすることができる。
きる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記ボトルの表面または前記ボトルの表面を覆う被覆材の表面に表示された文字が、前記ボトルの正立状態において、上下逆であることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記初期容量が500cm3以下であることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記キャップの上端縁で囲まれた領域の面積が、前記キャップの下端縁で囲まれた領域の面積より大きく設定することができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記キャップは、前記キャップを上から見てヒンジ中央を0°としたときの時計回りでの角度で45〜315°において、前記中心軸に沿った方向で上端縁へ向かって広がる指掛部を有し、
前記キャップが開くのに必要な前記指掛部を押す力が20N以下であることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記胴部は、前記接地部分から前記胴部の全高における2/3の高さまでの前記長軸の幅の平均値が、前記2/3の高さより上側の前記長軸の幅の平均値の1.4〜1.6倍であることができる。
本適用例に係る液状調味料容器において、
前記胴部は、前記長軸の幅が最大となる最大幅部において、
前記ボトルの倒立状態における前記最大幅部の高さが、前記最大幅部の幅の1.5〜1.7倍であることができる。
本適用例に係る容器詰液状調味料は、液状調味料容器に封入されたことを特徴とする。
図1〜図3を用いて、一実施形態に係る液状調味料容器1について説明する。図1は、
一実施形態に係る液状調味料容器1の正面図及び口部11の正面図であり、図2は、一実施形態に係る液状調味料容器1の側面図であり、図3は、一実施形態に係る液状調味料容器1の図1におけるE−E断面図である。
図1及び図2に示すように、液状調味料容器1は、ボトル10とキャップ20とからなる。ボトル10は、ブロー成形されて得られる。ブロー成形は、ダイレクトブロー成形、インジェクションブロー成形、インジェクションストレッチブロー成形などの公知の成形方法を適用できる。キャップ20は、樹脂製であり、ボトル10の口部11に固定される下部20aと、下部20aに対してヒンジ21を介して開閉可能な上部20bと、を一体に射出成形または圧縮成形して得られる。
図1及び図2に示すように、ボトル10は、口部11と、胴部12と、底部14と、を含む。なお、口部11は、キャップ20に隠れてしまうので、図1の右側に破線で囲った中に示している。
口部11は、キャップ20が取り付けられる部分である。口部11の上端は、図示しない開口を有する。口部11の側面には、雄ねじが成形されており、キャップ20の下部20aの内側に形成された雌ねじと螺合されて口部11の開口を閉塞する。したがって、キャップ20の上部20bを跳ね上げると、口部11の開口に連通する下部20aに設けられた図示しない吐出口が現れて、調味料を排出することができる。
底部14は、ボトル10の下端にあって、ボトル10を閉塞する略平坦な部分である。底部14は、口部11を上側として正立状態で最外縁が接地部分15となる。接地部分15で囲まれた内側の部分はわずかに上方へ窪む上底形状を有する。液状調味料容器1を接地部分15で平面、例えば卓上に置いた状態が正立状態である。正立状態において液状調味料容器1は、ボトル10の中心軸Xが鉛直方向に延びる。中心軸Xは、口部11の中心を通り、正立状態において鉛直方向に延びる。
胴部12は、口部11の開口から底部14へ向かって延びる筒状の部分であって、底部14で閉塞される。胴部12は、胴部12の全高Hにおける2/3の高さ仮想線16から上方に肩部13を有する。肩部13は、上方へ向かうにしたがって徐々に縮径する。胴部12は、正立状態における水平横断面が扁平形状の部分を含む。図3には、図1におけるE−E断面(水平横断面)の胴部12の扁平形状の部分を示す。
高さ仮想線16までの間の領域に形成される。ここでは、扁平形状の部分は、胴部12の口部11に接続する部分を除いて胴部12の全域に形成される。
胴部12の全高Hにおける2/3の高さ仮想線16までの胴部12の肉厚が0.4mm以上1.0mm以下であることができる。すなわち、胴部12の肉厚は、胴部12の全高Hにおける2/3の高さ仮想線16までのいずれの位置で測定しても0.4mm以上であって1.0mm以下の厚さの範囲内に収まる。従来の低密度ポリエチレン(LDPE)を主成分とする液状調味料容器1に対し胴部12の肉厚は厚いので、内容物を押し出しても押した部分が徐々に膨らんで元に戻り、内容物が少なくなっても液状調味料容器1の初期形状に近い状態(胴部12の横断面は扁平形状)で維持することができる。しかも、低密度ポリエチレンを用いているので、肉厚を厚くしても柔軟性を有しており、胴部12を押す際に極端に強い力が必要になるわけではない。
ボトル10に空気が満注した状態で、正面及び背面を短軸と平行な方向に直径10mmの円形の押圧面を有する押棒で押して、内部の空気がボトル10の初期容量の10%排出されるまで押したときの最高押力が21N未満である第1低押力領域の面積が、胴部12を短軸Qに垂直な平面である正投影面に投影した第1の投影面積の40%以上80%以下であることができる。21Nを超える押力が必要になると、人差し指1本で押しても内容物を押し出すことが困難となる範囲である。同様に押力を測定した場合に、最高押力が14N未満である第2低押圧領域の面積が50%以上80%以下であることができる。押力が14N未満であると、人差し指1本で押しても内容物を押し出すことができる。このように比較的小さな力でも内容物を十分に排出することができるので、PETボトルやHDPEボトルのようにボトルが急激に変形して内容物が一気に排出されるような事態が発生しにくい。最高押力の具体的測定方法については後述の実施例において説明するが、胴部12の正面の複数点(N箇所)で各最高押力を測定して、その内の所定押力未満の点の数(n箇所)の割合(n/N×100(%))を、第1の投影面積に対する第1低押力領域(第2低押力領域)の面積として算出することができる。
胴部12の正面及び背面のそれぞれにパネル30を有することで、以下に説明するような多くの好ましい効果がある。従来では、高粘度の調味料の容器には採用されていないパネル30を有することにより、液状調味料容器1の内部の圧力変化にも柔軟に対応することができる。つまり、パネル30の変形によって、内圧の変化による胴部12の変形を防止することができるので、胴部12の外観に影響が少なくなる。
うにキャップ20の上端縁23まで熱収縮フィルムで覆うような場合にはキャップ20による擦り傷が付きにくいことは商品価値の面で望ましい。
ボトル10は、主成分が低密度ポリエチレン(以下、単に「LDPE」ということがある)の単層構造または主成分が低密度ポリエチレンの層を1層以上含む多層構造である。多層構造を採用した場合には、多層構造における主成分が低密度ポリエチレンの層の合計厚み、すなわち、主成分が低密度ポリエチレンの層が1つの場合にはその層の厚みが、複数の層がある場合にはそれらの合計の厚みが、ボトル10の肉厚の80%以上である。肉厚は、ボトル10の壁の厚みである。主成分が低密度ポリエチレンであるというのは、密度が0.910〜0.930(g/cm3。旧JIS K6748:1995による)で、樹脂中のモノマーとしてエチレンの占める割合が50モル%以上である低密度ポリエチレンを、50質量%以上含むことを意味する。
液状調味料容器1は、ボトル10に空気が満注した状態から内部の空気を初期容量の10%吸引し、該吸引の30秒後の内圧が−1.0kPa〜−3.0kPaである。すなわち、調味料を初期容量の10%押し出したときに、胴部12が元の状態に戻ろうとする圧力が生じていることを示している。従来のLDPEの容器ではそのような力はほとんど発生しなかった。したがって、粘度の高い液状調味料であっても、ボトル10がLDPEを用いることでしなやかに変形して内容物を排出しやすく、かつ内容物が少なくなっても胴部12の復元力によって液状調味料容器1の形状が変形したままになりにくく、容器本来の美観を損ないにくい。
ボトル10の初期容量をx(cm3)、ボトル10の口部11を除いた目付量をy(g)としたとき、y/x2/3が0.4〜0.6であることができる。初期容量と目付量は所定の比例関係を有する(実施例等を用いて後述する)が、従来の低密度ポリエチレン(LDPE)を主成分とする液状調味料容器に比べて、y/x2/3が0.4〜0.6と大きな値を示すため、内容物が少なくなっても容器の初期形状に近い状態で維持することができる。
次に、図4を用いて、変形例1の液状調味料容器1aについて説明する。図4は、変形
例1に係る液状調味料容器1aを倒立状態で示す正面図である。
違い、上から1/3の高さ仮想線16の胴部12であればどこでも、押して調味料を容易に絞り出すことができる。
次に、図5,6を用いて、変形例2の液状調味料容器1bについて説明する。図5は、変形例2に係る液状調味料容器1bを倒立状態で示す正面図であり、図6は変形例2に係る液状調味料容器のキャップ20の平面図である。
次に、図9を用いて、変形例3の液状調味料容器のキャップ200について説明する。図9は、変形例3に係る液状調味料容器のキャップ200の正面図である。キャップ200の下方にあるボトル10は省略しているが、実施形態の液状調味料容器1及び変形例1,2の液状調味料容器1a、1bと同じ構造である。また、キャップ200の上端付近は一部を切り欠いて縦断面として示している。
面26を有する。つまり、高さでみると、上端縁23が一番上にあり、次に上面26、最も低い位置に凹部25を有する。熱収縮フィルム41の先端がキャップ200の上端縁23を超えて内側まで延びて凹部25の上まで延在している。使用者は、熱収縮フィルム41を剥がす際に、熱収縮フィルム41と凹部25との間に指を入れることができるので剥がしやすい。さらに、凹部25の内側の上面26が上端縁23より低いので熱収縮フィルム41と上面26との間に高さ方向の隙間が生じるため、この隙間に指を入れることで、容易に熱収縮フィルム41を剥がすことができる。
容器詰液状調味料は、上記実施形態の液状調味料容器1及び変形例1〜3の液状調味料容器1a,1bに封入されたことを特徴とする。内容物を排出する際にボトル10がしなやかに変形するため、粘度の高い液状調味料を封入できる。
表1〜表3に示す初期容量x(cm3)と口部を除くボトルの目付量y(g)を数式で計算した値を記入した。また、実施例1〜3のyとxとの関係が、y/x2/3が0.4〜0.6の間にあることを図11のグラフに示した。2本の実線Ea,Ebがそれぞれy/x2/3=0.4とy/x2/3=0.6である。実施例1〜3はE1〜E3で示した。破線Caが比較例1〜5の結果から導いた関係式である。比較例1〜5はC1〜C5で
示した。
ボトルに空気が満注した状態から内部の空気を初期容量の10%吸引し、該吸引の30秒後のボトルの内圧を測定した。より具体的には、空ボトルの口はゴム栓につなぎ、このゴム栓を内径4mmで長さ約250mmのナイロンチューブでシリンジと圧力計につなぎ、シリンジを用いて初期容量の10%の空気を引き抜き、30秒経過後のボトル内の圧力を測定した。
収縮フィルムを被覆していない液状調味料容器(図1〜図3の液状調味料容器1)の初期容量の50%を一度に排出し、手を放した直後にキャップを閉めたときの液状調味料容器の形態を観察した。
マヨネーズ入りの液状調味料容器を指で押したときの内容物を排出する際の排出しやすさを以下の評価項目で評価した。
る。
収縮フィルムを被覆した液状調味料容器(図5の液状調味料容器1b)の初期容量の50%を一度に排出し、手を放した直後にキャップを閉めたときの液状調味料容器の形態を観察した。評価項目は上記(3)と同じ。
収縮フィルムを被覆したマヨネーズ入りの液状調味料容器を指で押したときの内容物を排出する際の排出しやすさを評価した。評価項目は上記(4)と同じ。
実施例1,2及び比較例2,4,6,8の液状調味料容器について、図10に示すように、胴部12の正面(短軸に直交する面の正投影図)、右側面、左側面をそれぞれ上下に6分割左右に4分割した交点(黒い丸で示した点)の押力(N:ニュートン)を測定した
。より具体的には、空ボトルの口はナイロンチューブにつないだゴム栓につなぎ、水上置換法で排出された空気の量を計測しながら、ボトルに空気が満注した状態で、正面及び背面を短軸と平行な方向に直径10mmの円形の押圧面を有する押棒で、32.22mm/minの下降速度で押して、内部の空気が初期容量の10%排出されるまで押したときの最高押力(N)を測定した。測定結果は表4及び表5に示した。
7N未満:指で軽く押さえている程度、
7N以上14N未満:指で強めに押さえている程度、
14N以上21N未満:指でかなり強めに押さえている程度、
21N以上:指1本で押さえて出せるとは言えない程度、である。
実施例2のボトルの短軸を含む平面で切断したときの正立状態における肉厚(mm)を測定した。測定箇所は、口部を除く胴部の高さ方向で6等分したときの5箇所を測定した。表6に測定結果を示した。表の「1/6」〜「5/6」は接地部分15からの高さであった。
キャップは、図6に示すようにキャップ20を上から見てヒンジ21の中央を0°としたときの時計回りでの角度で45°,135°,225°,315°におけるキャップ20を開くのに必要な指掛部22を押す力(N)を測定した。測定方法は、キャップを下にした液状調味料容器を、鉛直線から45°傾けて固定する。キャップの指掛部に直径10mmの円形の押圧面を有する押棒のついた押し試験機を用いた。押棒が32.22mm/minの下降速度で押して、キャップが解放されるまでの最高押力(N)を得た。表7に測定結果を示した。
Claims (23)
- ブロー成形されたボトルとキャップとからなる液状調味料容器であって、
前記液状調味料容器に充填する調味料は、粘度が5Pa・s〜500Pa・sの液状調味料であり、かつ、初期容量が100cm3〜700cm3であり、
前記ボトルは、口部と、胴部と、底部と、を含み、
前記口部は、前記キャップが取り付けられる部分であり、
前記底部は、前記口部を上側として正立状態で最外縁が接地部分となり、
前記胴部は、正立状態における水平横断面が扁平形状の部分を含み、
前記扁平形状の部分は、前記ボトルの中心軸に直交する短軸と長軸とを持ち、
前記胴部における前記短軸と交差する面が前記胴部の正面及び背面であり、
前記ボトルは、主成分が低密度ポリエチレンの単層構造または主成分が低密度ポリエチレンの層を1層以上含む多層構造であって、
前記多層構造における主成分が低密度ポリエチレンの層の合計厚みは、前記ボトルの肉厚の80%以上であり、
前記ボトルに空気が満注した状態から内部の空気を前記初期容量の10%吸引し、該吸引の30秒後の内圧が−1.0kPa〜−3.0kPaであることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1において、
前記胴部は、前記接地部分から前記胴部の全高における2/3の高さまでの間の領域が前記扁平形状の部分であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1または2において、
前記初期容量をx(cm3)、前記ボトルの前記口部を除いた目付量をy(g)としたとき、
y/x2/3が0.4〜0.6であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1〜3のいずれか1項において、
前記胴部は、前記接地部分から前記胴部の全高における2/3の高さまでの間の領域の肉厚が0.4mm以上1.0mm以下であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1〜4のいずれか1項において、
前記ボトルに空気が満注した状態で、前記正面及び前記背面を前記短軸と平行な方向に直径10mmの円形の押圧面を有する押棒で押して、内部の空気が前記初期容量の10%排出されるまで押したときの最高押力が21N未満である低押力領域の面積が、前記胴部を前記短軸に垂直な平面である正投影面に投影した第1の投影面積の50%以上80%以下であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1〜5のいずれか1項において、
前記正面及び前記背面のそれぞれにパネルを有することを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項6において、
前記パネルを前記短軸に垂直な平面である正投影面に投影した第2の投影面積が、前記胴部を前記正投影面に投影した第1の投影面積の60%以下であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項6または7において、
前記パネルは、前記短軸と交差する前記パネルの上端と下端とを結ぶ仮想線上、または
、前記仮想線よりも内側にあることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項6〜8のいずれか1項において、
前記パネル内の肉厚は0.5mm以上1.0mm以下であって、かつ、前記短軸と交差する前記パネルの上端および下端における肉厚が0.8mm以下であり、
前記上端および前記下端の肉厚は、前記パネルの中央部の肉厚より薄いことを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項6〜9のいずれか1項において、
前記ボトルが正立状態で前記短軸と交差する位置における前記正面のパネルと前記背面のパネルとの間隔において、パネルの間隔が最も小さくなる最凹部間における第1の距離が、パネルの下端間の第2の距離に対して、0.7〜1.0であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項10において、
前記最凹部の前記接地部分からの高さは、前記ボトルの正立状態における前記パネルの上端と前記下端の中点の高さより高い位置にあることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項10または11において、
前記胴部は、前記最凹部より下側の表面に凹凸を有することを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項6〜12のいずれか1項において、
前記キャップの上端縁は、前記短軸と交差する前記パネルの上端と下端とを結んだ仮想線に接することがないことを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1〜13のいずれか1項において、
前記胴部は、少なくとも、前記胴部の全高における2/3の高さ以下で前記接地部分から10mmの高さ以上の間の表面領域を、熱収縮フィルムを用いて被覆したことを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項14において、
前記熱収縮フィルムは、前記熱収縮フィルムの上端が前記キャップの上端縁まで覆うことを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項14〜15のいずれか1項において、
前記調味料が、食用油と酸性スラリーを乳化させた酸性乳化液状調味料であり、
前記熱収縮フィルムが、波長253.7nmの紫外線の透過率が0.1%以下であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1〜16のいずれか1項において、
前記ボトルの表面または前記ボトルの表面を覆う被覆材の表面に表示された文字が、前記ボトルの正立状態において、上下逆であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1〜17のいずれか1項において、
前記初期容量が500cm3以下であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1〜18のいずれか1項において、
前記キャップの上端縁で囲まれた領域の面積が、前記キャップの下端縁で囲まれた領域の面積より大きいことを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1〜19のいずれか1項において、
前記キャップは、前記キャップを上から見てヒンジ中央を0°としたときの時計回りでの角度で45〜315°において、前記中心軸に沿った方向で上端縁へ向かって広がる指掛部を有し、
前記キャップが開くのに必要な前記指掛部を押す力が20N以下であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1〜20のいずれか1項において、
前記胴部は、前記接地部分から前記胴部の全高における2/3の高さまでの前記長軸の幅の平均値が、前記2/3の高さより上側の前記長軸の幅の平均値の1.4〜1.6倍であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1〜21のいずれか1項において、
前記胴部は、前記長軸の幅が最大となる最大幅部において、
前記ボトルの倒立状態における前記最大幅部の高さが、前記最大幅部の幅の1.5〜1.7倍であることを特徴とする、液状調味料容器。 - 請求項1〜22のいずれか1項に記載の液状調味料容器に封入された、容器詰液状調味料。
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