JP6352071B2 - ボトル容器およびボトル容器詰め商品 - Google Patents
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Description
特許文献1には、口頸部に不連続部が形成されているとともに、底部に凹状溝部が形成されていることにより、プラスチックボトルを容易に押しつぶすことができる旨が記載されている。更に、特許文献1には、一方の対向面には凹状部が、他方の対向面にはこの凹状部とプラスチックボトル扁平時に嵌合可能な凸状部が、それぞれ形成されていることにより、プラスチックボトルの扁平状態を保持できる旨が記載されている。
口頸部と、
前記口頸部よりも断面積が大きく内容物を収容する本体部と、
を有し、
前記口頸部の外周面に螺旋状のねじ山とねじ溝とが形成されていることにより、当該口頸部は雄ねじ形状に形成されており、
前記口頸部の外周面には、前記ねじ山を分断してなるねじ分断部が、前記口頸部の軸心と並列に延在して形成され、
前記本体部の外面には、前記ねじ分断部を正視したときにおける前記ねじ分断部の延長方向に延在する溝状部が形成され、
前記本体部において、前記溝状部における前記ねじ分断部側とは反対側の端部、前記溝状部の途中部分、または前記溝状部の延長上の部分には、当該ボトル容器を押しつぶす際の押圧位置を示す押圧部が形成されているボトル容器を提供する。
本発明のボトル容器と、
前記ボトル容器内に収容された内容物と、
前記ボトル容器の前記口頸部に装着された蓋部と、
を有するボトル容器詰め商品を提供する。
図2はボトル容器100の上部を示す図であり、このうち(a)は背面図、(b)は(a)の矢印B方向から見た側面図である。
図3はボトル容器100を示す図であり、このうち(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は(b)のD−D線に沿った切断端面図、(e)は(b)のD−D線に沿った部分の上部(図3(d)のE部)の矢視断面図である。
図4はボトル容器100を示す図であり、このうち(a)は(e)のA−A線に沿った切断端面図、(b)は(e)のB−B線に沿った切断端面図、(c)は(e)のC−C線に沿った切断端面図、(d)は(e)のD−D線に沿った切断端面図、(e)は図1(a)の矢印A方向から見た側面図である。
図5はボトル容器100の口頸部10を示す図であり、このうち(a)は平面図、(b)は斜視図、(c)は(a)の矢印C方向から見た背面図、(d)は(a)の矢印D方向から見た側面図である。
図6は実施形態に係るボトル容器詰め商品200の背面図である。図7は実施形態に係るボトル容器100の押しつぶし動作の説明図であり、このうち(a)は第1段階を示し、(b)は第2段階を示す。
なお、図7(a)、(b)は、図1(b)に示すのと同じ向きにボトル容器100を見たときのボトル容器100の外形線を示す。
図8は実施形態に係るボトル容器100を押しつぶした状態を示す図であり、このうち(a)は口頸部10を口頸部10の軸心X方向に見たときの形状を示し、(b)は本体部20の肩部21の横断面形状を示す。
ここで、本明細書において、「正視する」とは、対象となる部分に正対した状態で、当該対象の部分を視ることを意味する。例えば、ねじ分断部31を正視するとは、ねじ分断部31に正対した状態で、ねじ分断部31を視ることを意味する。
ボトル容器100は、例えば、樹脂材料を用いてブロー成形により作製することができる。
ただし、ボトル容器100の材料は、樹脂に限らない。ボトル容器100は、例えば、金属材料を用いて薄肉に形成されたものであっても良い。
このようにねじ山15とねじ溝16とが形成されていることにより、口頸部10は雄ねじ形状をなしている。
ネックリング17は、ボトル容器100の成形加工時、および、ボトル容器100への内容物の充填時に、製造装置(図示略)がボトル容器100を安定的に掴むことができるようにするためのガイド部として機能する。
肩部21は、その横断面積が上方に向けて縮小(例えば徐々に縮小)している。
底部23は、その横断面積が下方に向けて縮小(例えば徐々に縮小)している。
胴部22は、その上端部から下端部に亘って横断面積がほぼ一定の寸胴形状をなしている。
換言すれば、本体部20は、口頸部10の軸心Xに対して直交する横断面が短軸と長軸とを有する扁平形状をなしている。肩部21においては、短軸および長軸が上方に向けて徐々に短くなっており、底部23においては、短軸および長軸が下方に向けて徐々に短くなっている。胴部22においては、短軸および長軸の長さをそれぞれほぼ一定とすることができる。なお、図1等に図示される構造では、胴部22において、長軸の長さが下方に向けて、僅かではあるが、徐々に長くなっており、安定性の高い形状となっている。
同様に、第2の稜線82は、例えば、波線状に形成されている。第2の稜線82は、例えば、第1の稜線81に対してほぼ上下対称な形状に形成されている。すなわち、第2の稜線82は、例えば、正面部20a並びに裏面部20bにおける水平方向中央部において、最も下方にうねっており、側面部20c並びに側面部20dにおける水平方向中央部において最も上方にうねっている。
ねじ分断部31は、例えば、裏面部20bを背面視したとき(図1(a)の状態)に口頸部10の中央となる部分に形成されている。なお、ねじ山15は、口頸部10の外周面を複数回周回しており、裏面部20bを背面視したとき、ねじ山15は複数条に形成されている。ねじ分断部31は、その複数条のねじ山15をそれぞれ分断するように、上下に延在している。
本実施形態のようにボトル容器100がネックリング17を有する場合、ねじ分断部31はネックリング17も分断していることが好ましい。
第2溝状部は、例えば、小径部13の外周面と同じ深さに形成されている。すなわち、口頸部10の軸心Xから小径部13の外周面までの距離と、軸心Xからねじ分断部31の第2溝状部の底部までの距離とが互いに等しい。
本実施形態のようにボトル容器100がネックリング17を有する場合、第2ねじ分断部32はネックリング17も分断していることが好ましい。
本実施形態のようにボトル容器100がネックリング17を有する場合、低段部33の形成箇所において、ネックリング17が周囲よりも低段に形成されているか又は分断されていることが好ましい。
このように低段部33が形成されていることにより、ボトル容器100をブロー成形などにより成形する場合において、成形金型から容易に離型することができるとともに、なるべくねじ山15を残すことができるため、口頸部10と蓋とをより確実に螺合させることができる。
より具体的には、低段部33は、例えば、口頸部10の軸心Xに対して平行な平面に沿ってねじ山15及びネックリング17を部分的に切断除去したような形状の部分である。
ただし、低段部33において、ねじ山15を分断している部分が、口頸部10の周方向において幅を持つように、低段部33が形成されていても良い。すなわち、図5(a)において、右側の低段部33をより左側に掘り下げ、左側の低段部33をより右側に掘り下げても良い。
或いは、低段部33は、ねじ山15を分断していなくても良い。すなわち、図5(a)において、右側の低段部33はより右側に位置し、左側の低段部33はより左側に位置するように、低段部33が形成されていても良い。
具体的には、例えば、一方の側面部20cには、胴部22から肩部21に亘って、2本の側面溝状部60が互いに並列に形成されている。同様に、他方の側面部20dには、胴部22から肩部21に亘って、例えば、2本の側面溝状部60が互いに並列に形成されている。
また、側面溝状部60において、肩部21に形成された部分を第2部分62と称すると、第2部分62は、例えば、肩部21の下端から上端に亘って形成されている。第2部分62の溝深さは、例えば、口頸部10側に向けて徐々に浅くなっている。このため、ボトル容器100をブロー成形などにより成形する場合において、成形金型から容易に離型することができる。
また、側面溝状部60の下端部(第3部分63)は、例えば、底部23の上端部に位置している。
肩部21における側面部20cおよび側面部20dの各々において、凸条70は、2本の側面溝状部60の第2部分62に挟まれた部位に形成されている。
凸条70の上端部70aは、例えば、口頸部10の下端部(大径部11の下端部)に位置している。
ボトル容器詰め商品200は、上記のボトル容器100と、ボトル容器100内に収容された内容物160と、ボトル容器100の口頸部10に装着された蓋部153と、を有する。
内容物160の種類は、特に限定されない。内容物160としては、例えば、液体石けん(ハンドソープ、ボディソープ)、シャンプー、リンス、洗剤、食品などが挙げられる。
なお、ポンプ部156、蓋部153の天面部および操作部151を通して、導管部157と吐出部152とが相互に連通している。
同様に、ねじ分断部31の底部での幅W2(図5(a))と深さD1(図5(a))との比(W2:D1)についても、5:1から1:1の範囲とすることが好ましい。
また、凸条70の最大幅は、凸条70の最小幅の1倍以上4倍以下とすることにより、ボトル容器100を凸条70に沿ってスムーズに曲げ変形させることができる。
なお、凸条70は、低段部33の下端と第1の稜線81とを繋ぐように延在していることが好ましい。
側面溝状部60の深さは、側面溝状部60の幅に応じて適宜に設定することができる。
中間部65の幅は、凸条70の幅と同等に設定することが好ましい。
なお、溝状部40が形成されていない場合は、溝状部40が形成されている場合と比べて、本体部20が押しつぶされた後に弾性復帰し易いため、押しつぶされた状態を保持しにくい。
一方、図7(a)に実線で示されるように、ボトル容器100がつぶされた後の状態では、本体部20の裏面部20bにおける第1の稜線81の近傍の部分は、本体部20の内方に向けて凸の形状となる。つまり、本体部20の裏面部20bにおける第1の稜線81の近傍の部分の形状は、ボトル容器100がつぶされる前と後とで突出方向が反転する。
そして、このようにボトル容器100がつぶされた後では内方に向けて凸の形状となる(反転する)ことにより、本体部20の裏面部20bにおける第1の稜線81の近傍の部分は、つぶれたままの状態に保形され易くなる。つまり、本体部20は、つぶれた状態が保持されるように、いわばロックされた状態となる。
よって、ボトル容器100は、第1の稜線81によって、押しつぶされた状態を一層保持し易くなっている。
特に、第1の稜線81は、波線状に形成されているため、第1の稜線81が水平に形成されている場合と比べて、より確実に、上記のようにロックされた状態を保持し易い。
特に、各側面部20c、20dには、それぞれ2本の側面溝状部60が互いに並列に形成されているので、2本の側面溝状部60の間に位置する中間部65は、側面溝状部60に対して相対的に隆起した凸条となっている。このため、この中間部65をガイドとして、その両脇の側面溝状部60に沿って本体部20を折り曲げるようにして、本体部20を押しつぶすことができる。つまり、中間部65が尾根となるような山折り形状を容易に実現することができる。
また、側面溝状部60は、胴部22の上端から下端に亘って形成されているので、胴部22をその上端から下端に亘って、容易に押しつぶすことができる。
また、肩部21における側面溝状部60の第2部分62の深さは、口頸部10側に向けて徐々に浅くなっている一方で、凸条70の突出高さは口頸部10側に向けて徐々に高くなっているので、凸条70と側面溝状部60の第2部分62との高低差の変化を抑制することできる。その結果、肩部21を、口頸部10側から胴部22側に亘って、容易に変形させて押しつぶすことができる。
そして、本体部20には、ボトル容器100を押しつぶす際の押圧位置を示す押圧部50が形成されており、押圧部50は、溝状部40におけるねじ分断部31側とは反対側の端部、溝状部40の途中部分、または溝状部40の延長上の部分に配置されている。このため押圧部50を押圧して本体部20を押しつぶすことにより、その変形をスムーズに溝状部40に伝達し、本体部20を溝状部40に沿って変形させることができる。すなわち、押圧部50は、本体部20を押圧して押しつぶすのに適した位置に配置されているため、押圧部50を押圧することにより、容易に本体部20を溝状部40に沿って変形させて押しつぶすことができる。
そして、本体部20を押しつぶす際に、溝状部40が容易に谷折り形状になるので、本体部20を容易に押しつぶすことができる。更に、溝状部40の延長上にねじ分断部31が存在するため、本体部20を押しつぶすとともに、口頸部10をねじ分断部31に沿って谷折りに折り曲げて容易に押しつぶすことができる。よって、本体部20から口頸部10にかけての部分を容易に押しつぶすことができる。
また、ボトル容器100を押しつぶしたときに、本体部20が溝状部40に沿って谷折りとなるため、溝状部40が存在しない場合と比べて、その谷折り状態が保持され易い。すなわち、ボトル容器100は、簡単な構造の溝状部40を有していることによって、押しつぶし易くなっているだけでなく、押しつぶされた状態を保持し易くなっている。
このように、本体部20から口頸部10にかけての部分をより容易に押しつぶすことと、押しつぶされた状態を保持し易くすることとを、簡単な構造によって実現することができる。
更に、特許文献1の技術では、容器が押しつぶされた状態を保持するために、容器の一方の対向面には凹状部が、他方の対向面にはこの凹状部と嵌合可能な凸状部が、それぞれ形成されている。このため、容器の成形に際して複雑な形状の加工が必要となってしまうとともに、容器が嵩張る割には内容積が小さくなってしまう。また、容器の内面に多数の凹凸が形成されていることから、容器内における内容物の残留も生じ易くなってしまう。
よって、口頸部10をねじ分断部31の第2溝状部に沿ってより確実に谷折り形状に折り曲げることができる。
また、ねじ分断部31の第2溝状部と溝状部40とが相互に連続する溝状に形成されているので、本体部20から口頸部10にかけての一連の押しつぶし動作をより一層スムーズに且つ連続的に行うことができる。また、本体部20の変形を口頸部10へもスムーズに伝達できるため、本体部20を押しつぶすだけで、口頸部10もある程度つぶれることが期待できる。
これにより、第2溝状部及び溝状部40における何れの部分にも段差やエッジが発生しない為に、ボトル容器100を更に押しつぶしやくなる。
なお、第1の稜線81および第2の稜線82の存在により、ボトル容器100の剛性が向上し、使用時、保管時、運搬時等における保形性を向上することもできる。
このように溝状部40が第1の稜線81に向けて延在しているので、押圧部50を押圧することにより、本体部20をより確実に溝状部40に沿って変形させることができる。また、押圧部50と肩部21との境界部が第1の稜線81の一部分(第2部分81b)を構成しているので、押圧部50を押圧することにより、確実に、第1の稜線81を上記のように反転させて、押しつぶされた状態を保持できるようにすることができる。
<変形例1>
図9(a)は変形例1に係るボトル容器100の背面上部を示す図である。本変形例1に係るボトル容器100は、ねじ分断部31および第2ねじ分断部32が溝状に形成されていない点で、上記の実施形態に係るボトル容器100と相違し、その他の点では、上記の実施形態に係るボトル容器100と同様に構成されている。
図9(b)は変形例2に係るボトル容器100の背面上部を示す図である。本変形例1に係るボトル容器100は、ねじ分断部31と溝状部40とが相互に繋がっていない点で、上記の実施形態に係るボトル容器100と相違し、その他の点では、上記の実施形態に係るボトル容器100と同様に構成されている。
図10は変形例3に係るボトル容器100を示す図であり、このうち(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は(b)のD−D線に沿った切断端面図である。本変形例に係るボトル容器100は、台座部18を有する点で、上記の実施形態に係るボトル容器100と相違し、その他の点では、上記の実施形態に係るボトル容器100と同様に構成されている。
また、側面溝状部60および凸条70の上端部が位置する部分においても、台座部18が分断されている(台座部18が存在していない)。
例えば、ねじ分断部31は、軸心Xと平行な線に沿って蛇行する形状に形成されていても良い。この場合も、ねじ分断部31は、軸心Xと並列に延在している。この場合、ねじ分断部31は、少なくとも軸心Xと平行な直線を包含するような幅を有することが好ましく、このようにすることにより、口頸部10を押しつぶしやすくすることができる。
或いは、ねじ分断部31は、その長手方向において深さが変動していても良い。例えば、例えば、下方に向けてねじ分断部31の深さが深くなっていたり、浅くなっていたり、深い部分と浅い部分とが交互に繰り返されていたりしても良い。
また、この場合、溝状部40の複数の部分のうち、ねじ分断部31に最も近い部分は、ねじ分断部31と繋がっていることが好ましく、このようにすることにより、本体部20から口頸部10にかけての一連の押しつぶし動作をスムーズに行うことができる。
例えば、本体部20を口頸部10よりも薄く形成することにより、本体部20を容易に押しつぶすことができる。
また、本体部20のうち、肩部21および底部23よりも胴部22を薄く形成することにより、本体部20をより容易に押しつぶすことができる。
また、必要に応じて、本体部20の周方向における各部の肉厚を、互いに異ならせても良い。この場合、裏面部20bおよび正面部20aを、側面部20cおよび20dよりも薄く形成することにより、裏面部20bおよび正面部20aを容易に変形させて、本体部20を容易に押しつぶすことができる。
一方、側面部20cおよび20dを、裏面部20bおよび正面部20aよりも薄く形成することにより、押しつぶしの後、側面部20cおよび20dが弾性復帰しようとする力を低減できるため、本体部20が押しつぶされた状態の維持を容易に行うことができる。
また、押圧部50は、ボトル容器100を押しつぶす際に押圧される部位である旨を示すマーク(図示略)が付された部分であっても良い。例えば、このマークは、本体部20に印刷されているか、又は、マークが印刷されたラベル(図示略)が本体部20に貼り付けられている。この場合も、ユーザは、ボトル容器100を押しつぶす際に押圧部50を押せばよい旨を容易に認識することができる。
口頸部と、
前記口頸部よりも断面積が大きく内容物を収容する本体部と、
を有し、
前記口頸部の外周面に螺旋状のねじ山とねじ溝とが形成されていることにより、当該口頸部は雄ねじ形状に形成されており、
前記口頸部の外周面には、前記ねじ山を分断してなるねじ分断部が、前記口頸部の軸心と並列に延在して形成され、
前記本体部の外面には、前記ねじ分断部を正視したときにおける前記ねじ分断部の延長方向に延在する溝状部が形成され、
前記本体部において、前記溝状部における前記ねじ分断部側とは反対側の端部、前記溝状部の途中部分、または前記溝状部の延長上の部分には、当該ボトル容器を押しつぶす際の押圧位置を示す押圧部が形成されているボトル容器。
<2>
前記ねじ分断部は、前記口頸部の軸心と平行に延在している<1>に記載のボトル容器。
<3>
前記ねじ分断部は、少なくとも前記溝状部側の端部が、前記ねじ溝よりも窪んだ溝状に形成された第2溝状部となっているとともに、
前記第2溝状部と前記溝状部とが相互に連続する溝状に形成されている<1>又は<2>に記載のボトル容器。
<4>
前記第2溝状部は、当該第2溝状部における前記溝状部側の端部である第1端部を含み、
前記溝状部は、当該溝状部における前記第2溝状部側の端部である第2端部を含み、
前記口頸部の前記軸心と、前記第1端部と前記第2端部との境界部と、を含む平面で切断した断面において、前記境界部がなめらかな曲線状に形成されている<3>に記載のボトル容器。
<5>
前記溝状部の深さは、当該溝状部における前記ねじ分断部側の端部から前記押圧部側に向けて、一旦深くなった後、次第に浅くなっている<1>乃至<4>の何れか一に記載のボトル容器。
<6>
前記溝状部は、前記ねじ分断部の前記延長方向に沿って間欠的に配置された複数の部分からなる<1>又は<2>に記載のボトル容器。
<7>
前記溝状部の前記複数の部分のうち前記ねじ分断部に最も近い部分は、前記ねじ分断部と繋がっている<6>に記載のボトル容器。
<8>
前記口頸部の外周面において、前記口頸部の軸心を挟んで前記ねじ分断部と対向する箇所には、前記ねじ山を分断してなる第2ねじ分断部が、前記ねじ分断部と並列に延在するように形成されている<1>乃至<7>の何れか一に記載のボトル容器。
<9>
前記第2ねじ分断部は、前記口頸部の軸心と平行に延在している<8>に記載のボトル容器。
<10>
前記口頸部の外周面において、前記ねじ分断部が形成された部分を正面としたときに側面となる部分の各々には、前記ねじ山を周囲よりも低段に形成するか又は分断することにより構成された低段部が形成されている<1>乃至<9>の何れか一に記載のボトル容器。
<11>
前記口頸部の外周面において、前記ねじ分断部が形成された部分を正面としたときに側面となる部分の各々には、前記ねじ山を分断してなる側面ねじ分断部が形成され、
前記口頸部の軸心から前記ねじ溝までの距離と、当該軸心から前記側面ねじ分断部までの距離とが互いに等しい<10>に記載のボトル容器。
<12>
前記本体部は、前記口頸部の下に隣接している肩部と、前記肩部の下に隣接している胴部と、を有し、
前記肩部は、その横断面積が上方に向けて縮小しており、
前記本体部の外面において、前記溝状部が形成された部分を正面としたときに側面となる部分には、前記胴部から前記肩部に亘って側面溝状部が形成されている<1>乃至<11>の何れか一に記載のボトル容器。
<13>
前記胴部から前記肩部に亘って、2本の前記側面溝状部が互いに並列に形成され、
前記肩部において、2本の前記側面溝状部に挟まれた部位には、前記口頸部側から前記胴部側へ向けて延在する凸条が形成されている<12>に記載のボトル容器。
<14>
前記本体部は、前記口頸部の下に隣接している肩部と、前記肩部の下に隣接している胴部と、を有し、
前記肩部は、その横断面積が上方に向けて縮小しており、
前記肩部と前記胴部との境界部には、前記本体部の周方向に沿って延在する稜線が形成されている<1>乃至<13>の何れか一に記載のボトル容器。
<15>
前記本体部は、前記口頸部の下に隣接している肩部と、前記肩部の下に隣接している胴部と、を有し、
前記肩部は、その横断面積が上方に向けて縮小しており、
前記肩部と前記胴部との境界部には、前記本体部の周方向に沿って延在する稜線が形成され、
前記溝状部は、前記肩部において、前記口頸部との境界部から前記稜線に向けて延在し、
前記押圧部は、前記胴部において前記溝状部の端部に隣接する部位に形成され、
前記押圧部と前記肩部との境界部が前記稜線の一部分を構成している<1>乃至<14>の何れか一に記載のボトル容器。
<16>
口頸部と、
前記口頸部よりも大径に形成されて内容物を収容する本体部と、
を有し、
前記本体部は、前記口頸部の下に隣接している肩部と、前記肩部の下に隣接している胴部と、を有し、
前記肩部は、その横断面積が上方に向けて縮小しており、
前記本体部の側面には、前記胴部から前記肩部に亘って側面溝状部が形成されているボトル容器。
<17>
前記胴部から前記肩部に亘って、2本の前記側面溝状部が互いに並列に形成されている<12>又は<16>に記載のボトル容器。
<18>
前記本体部は、前記胴部の下に隣接している底部を有し、
前記底部は、その横断面積が下方に向けて縮小しており、
前記側面溝状部は、前記胴部の上端から下端に亘って形成されている<12>、<16>又は<17>の何れか一に記載のボトル容器。
<19>
前記側面溝状部の深さは、前記肩部においては、前記口頸部側に向けて徐々に浅くなっている<12>、<16>乃至<18>の何れか一に記載のボトル容器。
<20>
前記肩部には、前記側面溝状部に沿って延在する凸条が形成されている<16>に記載のボトル容器。
<21>
前記肩部において、2本の前記側面溝状部に挟まれた部位には、前記口頸部側から前記胴部側へ向けて延在する凸条が形成されている<17>に記載のボトル容器。
<22>
口頸部と、
前記口頸部よりも大径に形成されて内容物を収容する本体部と、
を有し、
前記本体部は、前記口頸部の下に隣接している肩部と、前記肩部の下に隣接している胴部と、を有し、
前記肩部は、その横断面積が上方に向けて縮小しており、
前記本体部の側面のうち、前記肩部には、前記口頸部側から前記胴部側へ向けて延在する凸条が形成されているボトル容器。
<23>
前記本体部の側面には、前記胴部から前記肩部に亘って、2本の側面溝状部が互いに形成され、
前記凸条は、2本の前記側面溝状部に挟まれているとともに、これら2本の側面溝状部に沿って延在している<22>に記載のボトル容器。
<24>
前記凸条の突出高さは、前記口頸部側に向けて徐々に高くなっている<13>、<20>乃至<23>の何れか一に記載のボトル容器。
<25>
前記肩部と前記胴部との境界部には、前記本体部の周方向に沿って延在する稜線が形成されている<15>乃至<24>の何れか一に記載のボトル容器。
<26>
口頸部と、
前記口頸部よりも大径に形成されて内容物を収容する本体部と、
を有し、
前記本体部は、前記口頸部の下に隣接している肩部と、前記肩部の下に隣接している胴部と、を有し、
前記肩部は、その横断面積が上方に向けて縮小しており、
前記肩部と前記胴部との境界部には、前記本体部の周方向に沿って延在する稜線が形成されているボトル容器。
<27>
前記稜線は、波線状に形成されている<14>、<25>乃至<26>の何れか一に記載のボトル容器。
<28>
前記本体部には、当該ボトル容器を押しつぶす際に押圧される押圧部が形成されている<16>乃至<27>の何れか一に記載のボトル容器。
<29>
前記押圧部は、前記胴部において、前記胴部と前記肩部との境界部に隣接する部位に形成されている<28>に記載のボトル容器。
<30>
前記押圧部は凹部である<15>、<28>又は<29>の何れか一に記載のボトル容器。
<31>
前記押圧部は凸部である<15>、<28>又は<29>の何れか一に記載のボトル容器。
<32>
前記押圧部は、当該ボトル容器を押しつぶす際に押圧される部位である旨を示すマークが付された部分である<15>、<28>乃至<31>の何れか一に記載のボトル容器。
<33>
前記マークが前記本体部に印刷されているか、又は、前記マークが印刷されたラベルが前記本体部に貼り付けられている<32>に記載のボトル容器。
<34>
前記本体部は、前記胴部の下に隣接している底部を有し、
前記底部は、その横断面積が下方に向けて縮小しており、
前記胴部と前記底部との境界部には、前記本体部の周方向に沿って延在する第2の稜線が形成されている<12>乃至<33>の何れか一に記載のボトル容器。
<35>
前記第2の稜線は、波線状に形成されている<34>に記載のボトル容器。
<36>
<1>乃至<35>の何れか一に記載のボトル容器と、
前記ボトル容器内に収容された内容物と、
前記ボトル容器の前記口頸部に装着された蓋部と、
を有するボトル容器詰め商品。
10a 開口部
11 大径部
12 テーパー部
13 小径部
15 ねじ山
16 ねじ溝
17 ネックリング
18 台座部
20 本体部
20a 正面部
20b 裏面部
20c 側面部
20d 側面部
21 肩部
22 胴部
23 底部
31 ねじ分断部
31a 第1端部
32 第2ねじ分断部
33 低段部
33a 中心
35 境界部
40 溝状部
40a 第2端部
40b 最深部
50 押圧部
60 側面溝状部
61 第1部分
62 第2部分
63 第3部分
65 中間部
70 凸条
70a 端部
81 第1の稜線(稜線)
81a 第1部分
81b 第2部分
82 第2の稜線
100 ボトル容器
150 ディスペンサーポンプ
151 操作部
152 吐出部
153 蓋部
154 シール部
155 ねじ山
156 ポンプ部
157 導管部
160 内容物
200 ボトル容器詰め商品
Claims (11)
- 口頸部と、
前記口頸部よりも断面積が大きく内容物を収容する本体部と、
を有し、
前記口頸部の外周面に螺旋状のねじ山とねじ溝とが形成されていることにより、当該口頸部は雄ねじ形状に形成されており、
前記口頸部の外周面には、前記ねじ山を分断してなるねじ分断部が、前記口頸部の軸心と並列に延在して形成され、
前記本体部の外面には、前記ねじ分断部を正視したときにおける前記ねじ分断部の延長方向に延在する溝状部が形成され、
前記本体部において、前記溝状部における前記ねじ分断部側とは反対側の端部、前記溝状部の途中部分、または前記溝状部の延長上の部分には、当該ボトル容器を押しつぶす際の押圧位置を示す押圧部が形成されており、
前記押圧部は凹部であり、横長の楕円状の形状を有しているボトル容器。 - 口頸部と、
前記口頸部よりも断面積が大きく内容物を収容する本体部と、
を有し、
前記口頸部の外周面に螺旋状のねじ山とねじ溝とが形成されていることにより、当該口頸部は雄ねじ形状に形成されており、
前記口頸部の外周面には、前記ねじ山を分断してなるねじ分断部が、前記口頸部の軸心と並列に延在して形成され、
前記本体部の外面には、前記ねじ分断部を正視したときにおける前記ねじ分断部の延長方向に延在する溝状部が形成され、
前記本体部において、前記溝状部における前記ねじ分断部側とは反対側の端部、前記溝状部の途中部分、または前記溝状部の延長上の部分には、当該ボトル容器を押しつぶす際の押圧位置を示す押圧部が形成されており、
前記溝状部の深さは、当該溝状部における前記ねじ分断部側の端部から前記押圧部側に向けて、一旦深くなった後、当該溝状部の最深部から前記押圧部に向けて次第に浅くなっているボトル容器。 - 口頸部と、
前記口頸部よりも断面積が大きく内容物を収容する本体部と、
を有し、
前記口頸部の外周面に螺旋状のねじ山とねじ溝とが形成されていることにより、当該口頸部は雄ねじ形状に形成されており、
前記口頸部の外周面には、前記ねじ山を分断してなるねじ分断部が、前記口頸部の軸心と並列に延在して形成され、
前記本体部の外面には、前記ねじ分断部を正視したときにおける前記ねじ分断部の延長方向に延在する溝状部が形成され、
前記本体部において、前記溝状部における前記ねじ分断部側とは反対側の端部、前記溝状部の途中部分、または前記溝状部の延長上の部分には、当該ボトル容器を押しつぶす際の押圧位置を示す押圧部が形成されており、
前記本体部は、前記口頸部の下に隣接している肩部と、前記肩部の下に隣接している胴部と、を有し、
前記肩部は、その横断面積が上方に向けて縮小しており、
前記肩部と前記胴部との境界部には、前記本体部の周方向に沿って延在する稜線が形成され、
前記溝状部は、前記肩部において、前記口頸部との境界部から前記稜線に向けて延在し、
前記押圧部は、前記胴部において前記溝状部の端部に隣接する部位に形成され、
前記押圧部と前記肩部との境界部が前記稜線の一部分を構成しているボトル容器。 - 前記ねじ分断部は、少なくとも前記溝状部側の端部が、前記ねじ溝よりも窪んだ溝状に形成された第2溝状部となっているとともに、
前記第2溝状部と前記溝状部とが相互に連続する溝状に形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載のボトル容器。 - 前記第2溝状部は、当該第2溝状部における前記溝状部側の端部である第1端部を含み、
前記溝状部は、当該溝状部における前記第2溝状部側の端部である第2端部を含み、
前記口頸部の前記軸心と、前記第1端部と前記第2端部との境界部と、を含む平面で切断した断面において、前記境界部がなめらかな曲線状に形成されている請求項4に記載のボトル容器。 - 前記押圧部は凹部である請求項2又は3に記載のボトル容器。
- 前記口頸部の外周面において、前記ねじ分断部が形成された部分を正面としたときに側面となる部分の各々には、前記ねじ山を分断してなる側面ねじ分断部が形成され、
前記口頸部の軸心から前記ねじ溝までの距離と、当該軸心から前記側面ねじ分断部までの距離とが互いに等しい請求項1乃至6の何れか一項に記載のボトル容器。 - 前記本体部は、前記口頸部の下に隣接している肩部と、前記肩部の下に隣接している胴部と、を有し、
前記肩部は、その横断面積が上方に向けて縮小しており、
前記本体部の外面において、前記溝状部が形成された部分を正面としたときに側面となる部分には、前記胴部から前記肩部に亘って側面溝状部が形成されている請求項1乃至7の何れか一項に記載のボトル容器。 - 前記胴部から前記肩部に亘って、2本の前記側面溝状部が互いに並列に形成され、
前記肩部において、2本の前記側面溝状部に挟まれた部位には、前記口頸部側から前記胴部側へ向けて延在する凸条が形成されている請求項8に記載のボトル容器。 - 前記本体部は、前記口頸部の下に隣接している肩部と、前記肩部の下に隣接している胴部と、を有し、
前記肩部は、その横断面積が上方に向けて縮小しており、
前記肩部と前記胴部との境界部には、前記本体部の周方向に沿って延在する稜線が形成されている請求項1乃至9の何れか一項に記載のボトル容器。 - 請求項1乃至10の何れか一項に記載のボトル容器と、
前記ボトル容器内に収容された内容物と、
前記ボトル容器の前記口頸部に装着された蓋部と、
を有するボトル容器詰め商品。
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JP2014130739A Active JP6352071B2 (ja) | 2014-06-25 | 2014-06-25 | ボトル容器およびボトル容器詰め商品 |
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-
2014
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