JP2007308146A - 口栓部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】口部本体と栓体を一体成形することにより、金型数を減じて製造コストを低減するとともに短期間で量産することができ、また、開閉を簡便に行うことができる口栓部材を提供すること。
【解決手段】合成樹脂材料によって一体成形されたものからなり、容器1側に配設される口部本体2と、開封後栓体になるつまみ部3とを一体に備え、口部本体2の開口部とつまみ部3の栓部4とを、開封時に破断可能な連接部5を介して液密に接続する。
【選択図】図2
【解決手段】合成樹脂材料によって一体成形されたものからなり、容器1側に配設される口部本体2と、開封後栓体になるつまみ部3とを一体に備え、口部本体2の開口部とつまみ部3の栓部4とを、開封時に破断可能な連接部5を介して液密に接続する。
【選択図】図2
Description
本発明は、口栓部材に関し、特に、口部本体と栓体を一体成形することにより、金型数を減じて製造コストを低減するとともに短期間で量産することができ、また、開閉を簡便に行うことができる口栓部材に関するものである。
例えば、飲料や薬品等の口付袋状容器やボトルの口栓部材は、容器側に固定される口部本体と、この口部本体に形成された雄ねじに螺合するスクリューキャップとからなる。
スクリューキャップは、その下部に設けた袴部を口部本体の根元に嵌合固定することにより未開封状態を保持し、開封時には、スクリューキャップを回転させ、袴部との間に設けたミシン目状の脆弱部(易破断部)を破断することにより開封するようにしている。
スクリューキャップは、その下部に設けた袴部を口部本体の根元に嵌合固定することにより未開封状態を保持し、開封時には、スクリューキャップを回転させ、袴部との間に設けたミシン目状の脆弱部(易破断部)を破断することにより開封するようにしている。
このような従来の口栓部材は、口部本体とスクリューキャップとをそれぞれ合成樹脂材料により一体成形しているが、口部本体とスクリューキャップとを別々に成形する必要があるため、製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は、上記従来の口栓部材の有する問題点に鑑み、口部本体と栓体を一体成形することにより、金型数を減じて製造コストを低減するとともに短期間で量産することができ、また、開閉を簡便に行うことができる口栓部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の口栓部材は、容器側に配設される口部本体と、開封後栓体になるつまみ部とからなる、合成樹脂材料によって一体成形された口栓部材において、口部本体の開口部とつまみ部の栓部とを、開封時に破断可能な連接部を介して液密に接続してなることを特徴とする。
この場合において、栓部の上部と下部を中間部より小径となすことができる。
また、連接部の一部に脆弱部を形成することができる。
また、栓部の外周に、栓部の揺動により連接部を押圧する複数の突条を設けることができる。
本発明の口栓部材によれば、容器側に配設される口部本体と、開封後栓体になるつまみ部とからなる、合成樹脂材料によって一体成形された口栓部材において、口部本体の開口部とつまみ部の栓部とを、開封時に破断可能な連接部を介して液密に接続することから、口部本体とつまみ部とを一体成形することができ、これにより、金型数を減じて製造コストを低減するとともに短期間で量産することができる。
また、使用時は、つまみ部を捻ったり倒したりすることにより、連接部を破断して容易に開封するとともに、開封後は、栓部をそのまま口部本体に挿入することにより簡易に再封することができる。
また、使用時は、つまみ部を捻ったり倒したりすることにより、連接部を破断して容易に開封するとともに、開封後は、栓部をそのまま口部本体に挿入することにより簡易に再封することができる。
また、栓部の上部と下部を中間部より小径となすことにより、開封後に口部本体に残るバリ状の連接部を避け、栓部の中間部で確実に栓をすることができる。
また、連接部の一部に脆弱部を形成することにより、開封時にこの脆弱部に応力が集中することによって、連接部を小さな力で確実に破断することができる。
また、栓部の外周に、栓部の揺動により連接部を押圧する複数の突条を設けることにより、開封時に連接部を突条で押圧して破断のきっかけを作り、連接部を小さな力で確実に破断することができる。
以下、本発明の口栓部材の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図3に、本発明の口栓部材の一実施例を示す。
この口栓部材は、合成樹脂材料によって一体成形されたものからなり、容器1側に配設される口部本体2と、開封後栓体になるつまみ部3とを一体に備えている。
そして、この口栓部材は、図2〜図3に示すように、口部本体2の開口部とつまみ部3の栓部4とを、開封時に破断可能な連接部5を介して液密に接続している。
この口栓部材は、合成樹脂材料によって一体成形されたものからなり、容器1側に配設される口部本体2と、開封後栓体になるつまみ部3とを一体に備えている。
そして、この口栓部材は、図2〜図3に示すように、口部本体2の開口部とつまみ部3の栓部4とを、開封時に破断可能な連接部5を介して液密に接続している。
この口栓部材は、汎用の合成樹脂材料を用いることができる。より具体的には、例えば、飲料や薬品等の口付袋状容器に適用されるものの場合には、袋状の容器1に熱融着等によって一体化し易い直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)又は直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)とポリプロピレン樹脂(PP)との混合物を好適に用いることができ、一方、ペットボトルに適用されるものの場合には、ポリエステル樹脂(PET)を好適に用いることができる。
口部本体2は、例えば、飲料や薬品等の口付袋状容器に適用されるものの場合には、袋状の容器1に熱融着等によって一体化し易い形状の固定部21と、該固定部21から立設された筒状の口部22とを備えている。
そして、本実施例では、この口部22の先端部と、つまみ部3の栓部4の先端部とを、開封時に破断される合成樹脂膜の連接部5により液密に接続している。
なお、口部本体2は、本実施例は、飲料や薬品等の口付袋状容器に適用されるものを例示したが、適用対象はこれに限定されるものではなく、固定部21の形状を適宜変更することにより、例えば、固定部21にペットボトル等のボトルの口部に螺合される雌ねじ部等を形成することにより、ペットボトル等のボトルに適用することもできる。
つまみ部3は、連接部5を介して口部本体2に接続された栓部4と、この栓部4の上に一体に形成されたつまみ片6とを備えている。
栓部4は、口部本体2の口部22に先端部のみを挿入する位置で、連接部5を介して口部22に接続されている。
また、栓部4は、その上部と下部を中間部より小径となすことにより、開封後に口部本体2の口部22の先端部及び栓部4の下部に残るバリ状の連接部5を避けて、栓部4の中間部を略均一な円筒状に形成した口部22の内周面に摺接させることによって確実に栓をすることができるようにしている。
栓部4は、口部本体2の口部22に先端部のみを挿入する位置で、連接部5を介して口部22に接続されている。
また、栓部4は、その上部と下部を中間部より小径となすことにより、開封後に口部本体2の口部22の先端部及び栓部4の下部に残るバリ状の連接部5を避けて、栓部4の中間部を略均一な円筒状に形成した口部22の内周面に摺接させることによって確実に栓をすることができるようにしている。
また、図6に示す変形実施例のように、栓部4の外周に、栓部4の揺動により連接部5を押圧する縦リブ状の突条7を複数設けることができる。
突条7は、本実施例においては、連接部5との間に隙間を形成して設けるようにしているが、連接部5の上面に接続するようにして設けることもできる。
これにより、開封時に連接部5をこの突条7で押圧して破断のきっかけを作り、連接部5を小さな力で確実に破断することができる。
なお、つまみ部3を回転するように捻った場合でも、人手によるため栓部4は必ず揺動し、この揺動により突条7で連接部5を押圧することができる。
突条7は、本実施例においては、連接部5との間に隙間を形成して設けるようにしているが、連接部5の上面に接続するようにして設けることもできる。
これにより、開封時に連接部5をこの突条7で押圧して破断のきっかけを作り、連接部5を小さな力で確実に破断することができる。
なお、つまみ部3を回転するように捻った場合でも、人手によるため栓部4は必ず揺動し、この揺動により突条7で連接部5を押圧することができる。
連接部5は、口部本体2の口部22とつまみ部3の栓部4とを液密に接続する薄膜状のものからなり、口部22の内側の全周に設けられている。
連接部5は、図3に示すように、その断面長を長短に選択的に形成することが可能であり、長く形成した方が破断を容易に行うことができる。
この場合、図7に示す変形実施例のように、栓部4の外周に入り込み部41を形成することにより、連接部5の断面長に部分的に長短を持たせることができる。
この場合、図7に示す変形実施例のように、栓部4の外周に入り込み部41を形成することにより、連接部5の断面長に部分的に長短を持たせることができる。
また、連接部5は、図4に示すように、その一部に部分的に薄肉の脆弱部(易破断部)51を形成することにより、開封時にこの脆弱部51に応力が集中することによって、連接部5を小さな力で確実に破断することができる。
本実施例では、連接部5の内周側を薄肉部52として形成するとともに、外周側の下部に肉を付け厚肉部53として形成し、この厚肉部53に部分的に切欠54を設けることによって脆弱部51を形成している。
この場合、脆弱部(易破断部)51(切欠54)の形状や個数は、図5に示す変形実施例のように、任意に設定することができる。
本実施例では、連接部5の内周側を薄肉部52として形成するとともに、外周側の下部に肉を付け厚肉部53として形成し、この厚肉部53に部分的に切欠54を設けることによって脆弱部51を形成している。
この場合、脆弱部(易破断部)51(切欠54)の形状や個数は、図5に示す変形実施例のように、任意に設定することができる。
このように、本実施例の口栓部材は、使用時は、つまみ部3を捻ったり倒したりすることにより、連接部5を破断して開封するとともに、開封後は、図1(b)に示すように、栓部4をそのまま口部本体2に挿入することにより簡易に再封することができる。
かくして、本実施例の口栓部材は、容器1側に配設される口部本体2と、開封後栓体になるつまみ部3とからなる、合成樹脂材料によって一体成形された口栓部材において、口部本体2の開口部とつまみ部3の栓部4とを、開封時に破断可能な連接部5を介して液密に接続することから、口部本体2とつまみ部3とを一体成形することができ、これにより、金型数を減じて製造コストを低減するとともに短期間で量産することができる。
また、使用時は、つまみ部3を捻ったり倒したりすることにより、連接部5を破断して容易に開封するとともに、開封後は、栓部4をそのまま口部本体2に挿入することにより簡易に再封することができる。
また、使用時は、つまみ部3を捻ったり倒したりすることにより、連接部5を破断して容易に開封するとともに、開封後は、栓部4をそのまま口部本体2に挿入することにより簡易に再封することができる。
また、栓部4の上部と下部を中間部より小径となすことにより、開封後に口部本体2に残るバリ状の連接部5を避け、栓部4の中間部で確実に栓をすることができる。
また、連接部5の一部に脆弱部51を形成することにより、開封時にこの脆弱部51に応力が集中することによって、連接部5を小さな力で確実に破断することができる。
さらに、栓部4の外周に、栓部4の揺動により連接部5を押圧する複数の突条7を設けることにより、開封時に連接部5を突条7で押圧して破断のきっかけを作り、連接部5を小さな力で確実に破断することができる。
以上、本発明の口栓部材について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の口栓部材は、開封後栓体となるつまみ部を備えた口栓部材において、口部本体と栓体を一体成形することにより、金型数を減じて製造コストを低減するという特性を有していることから、低廉で量産に適した汎用の口栓部材として広く好適に用いることができる。
1 容器
2 口部本体
21 固定部
22 口部
3 つまみ部
4 栓部
5 連接部
51 脆弱部
52 薄肉部
53 厚肉部
54 切欠
6 つまみ片
7 突条
2 口部本体
21 固定部
22 口部
3 つまみ部
4 栓部
5 連接部
51 脆弱部
52 薄肉部
53 厚肉部
54 切欠
6 つまみ片
7 突条
Claims (4)
- 容器側に配設される口部本体と、開封後栓体になるつまみ部とからなる、合成樹脂材料によって一体成形された口栓部材において、口部本体の開口部とつまみ部の栓部とを、開封時に破断可能な連接部を介して液密に接続してなることを特徴とする口栓部材。
- 栓部の上部と下部を中間部より小径となしたことを特徴とする請求項1記載の口栓部材。
- 連接部の一部に脆弱部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の口栓部材。
- 栓部の外周に、栓部の揺動により連接部を押圧する複数の突条を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の口栓部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006136910A JP2007308146A (ja) | 2006-05-16 | 2006-05-16 | 口栓部材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006136910A JP2007308146A (ja) | 2006-05-16 | 2006-05-16 | 口栓部材 |
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Family
ID=38841375
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007308146A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014237466A (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-18 | 日本クロージャー株式会社 | スパウト |
JP2015009865A (ja) * | 2013-06-29 | 2015-01-19 | 株式会社打田製作所 | 包装部材及びこれを備えた容器 |
JP2016011165A (ja) * | 2014-06-02 | 2016-01-21 | 大日本印刷株式会社 | 注出口組合体、注出口組合体付容器、及び充填体 |
JP2017001732A (ja) * | 2015-06-15 | 2017-01-05 | 大日本印刷株式会社 | 注出口組合体、注出口組合体付容器、及び充填体 |
CN109292713A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-02-01 | 浙江竹孝宝生物科技有限公司 | 竹酵素的罐装方法 |
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2006
- 2006-05-16 JP JP2006136910A patent/JP2007308146A/ja active Pending
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