JP2007307762A - 液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】接合信頼性に優れた液滴吐出ヘッド、効率的な液滴吐出ヘッドの製造方法及びこの液滴吐出ヘッドを備えた耐久性及び吐出性能に優れた液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】プレート積層体Sの積層方向に隣接する任意の2枚の流路プレートである第1及び第2の流路プレートGa、Gbのそれぞれが、プレート積層体Sの積層方向に突出した突状部(バリ、変形)17に対向する領域に、突状部17との当接を回避し得る逃げ溝18を有するように構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェットヘッド等の液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置に関する。
ノズルからインクを微細な液滴状にして吐出することにより情報の記録を行うためのインクジェットヘッドは、ノズルプレート、複数枚の流路プレート及び振動板を含むプレート積層体と、圧電素子とを備え、エッチング工法により作製された複数枚の流路プレートを接着剤によって積層、接合して、3次元的に流路を形成している。この場合、エッチング工法において、複数枚の流路プレートは、作製工程における取り扱いを容易にするため、原プレートからそのフレーム枠と複数の橋渡し部(ブリッジ)よって連結した状態で形成された後、橋渡し部の切断によってフレーム枠から分離されて、個別化される。例えば、フレーム枠に複数の連結片(橋渡し部)で支持されたプレートを複数枚各フレーム枠とともに積層接着し、プレートの積層構造からなるインクジェットヘッドを形成した後各連結片を切断してインクジェットヘッドを各フレーム枠から取り出す方法において、所定の切欠溝及びハーフ溝を設けたインクジェットヘッドの製造方法が開示されている(特許文献1参照)。この特許文献1に開示された方法の場合、複数枚のプレートの積層構造からなるインクジェットヘッドを各フレーム枠から取り出した際に、切断された各連結片はインクジェットヘッドの側面から突起状に飛び出すことが防止されるという点において優れた効果を発揮するものである。
特開2004−114495号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法のように、予め連結片で支持されたままの状態で複数枚のプレートの積層構造を作製し、この積層構造における全ての連結片を一気に切断することによって各フレーム枠から取り出す方法では、上述の構成は有効であるが、図13(a)〜(g)に示すように、より効率的なエッチング工法を用いて、1枚の原プレートから平面的にパターニングされた複数枚の流路プレート(図13においては、第1の流路プレートGa及び第2の流路プレートGb)を橋渡し部16において一枚ずつ切断してフレーム枠15から分離してから、第1及び第2の流路プレートGa、Gbを積層接合する方法の場合は(図13(g)参照)、橋渡し部16のフレーム枠15からの切断箇所にバリや変形(突状部17)が発生し(図13(c)、(d)、(f)参照)、第1及び第2の流路プレートGa、Gbの積層、接合時の平面度の確保を困難にし、接着剤の十分な接合圧力を確保することが困難であるとともに、橋渡し部16の切断箇所のバリや変形(突状部17)が他の流路プレートと干渉し(図13(c)、(d)、(f)参照)、接合不良による流路内や層間でインクのリークを発生させてしまうという問題がある。積層方向で隣接する第1及び第2の流路プレートGa、Gbの橋渡し部16の位置を変更したとしても、橋渡し部16と第1及び第2の流路プレートGa、Gbとの干渉を回避させることは困難であるため、接合不良や層間リークの発生という不都合を完全に解消することはできないのが現状である。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、エッチング工法を用いてプレートを積層接合することによって液滴吐出ヘッドを製造する場合、橋渡し部(ブリッジ)の切断時にバリや変形等の突状部が発生した場合であっても、このバリや変形等の突状部の他プレートに対する干渉が防止されることによって接合不良による流路内リークや層間リークが防止され、接合信頼性に優れた液滴吐出ヘッド、その効率的な液滴吐出ヘッドの製造方法及びこの液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、以下の液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法及びこの液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置が提供される。
[1]複数のノズルを有するノズルプレート、複数の前記ノズルに連通するとともに互いに連通して流路を構成する流路形成孔を有する複数枚の流路プレートが積層された積層流路プレート、及び振動板が積層されて形成されたプレート積層体と、圧電素子とを備え、前記圧電素子の駆動に基づく前記振動板の変形によって前記流路を経由して前記複数のノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドにおいて、複数枚の前記流路プレートのそれぞれは、エッチング工法によって、原プレートから、所定の前記流路形成孔を有する複数枚が所定のパターンで平面的に配列されるとともに、複数の橋渡し部によってフレーム枠に連結された状態で形成された後、前記橋渡し部の切断によって前記フレーム枠から分離されて形成されたものであり、かつ、前記プレート積層体の積層方向に隣接する前記流路プレートのそれぞれは、互いに、前記橋渡し部の切断後に残存して形成される、前記プレート積層体の積層方向に突出した突状部に対向する領域に、前記突状部との当接を回避し得る逃げ溝を有することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
このように、プレート積層体の積層方向に隣接する流路プレートのそれぞれは、互いに、橋渡し部の切断後に残存して形成される、プレート積層体の積層方向に突出したバリ、変形等の突状部に対向する領域に、突状部との当接を回避し得る逃げ溝を有するように構成されていることから、橋渡し部(ブリッジ)の切断時にバリや変形等の突状部が発生した場合であっても、このバリや変形等の突状部の他プレートに対する干渉が防止される。従って、接合不良による流路内リークや層間リークが防止され、接合信頼性に優れた液滴吐出ヘッドとすることができる。
[2]複数枚の前記流路プレートのそれぞれは、前記突状部との連結角部を前記流路プレートの内側方向に抉るように形成された、前記橋渡し部の切断を容易にする切り欠き溝を有し、前記逃げ溝は、前記切り欠き溝から独立した状態で構成されていることを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように、流路プレートは、切り欠き溝を有するように構成されていることから、橋渡し部の切断を容易に行うことができ、バリの発生量を低減することができるとともに、変形の発生を少なくすることができる。
[3]前記逃げ溝は、前記切り欠き溝と同一の形状を有することを特徴とする前記[2]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、逃げ溝を簡易に形成することができる。
[4]複数枚の前記流路プレートのそれぞれは、前記突状部との連結角部を前記流路プレートの内側方向に抉るように形成された、前記橋渡し部の切断を容易にする切り欠き溝を有し、前記逃げ溝は、前記切り欠き溝を延長する状態で構成されていることを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように、逃げ溝を、切り欠き溝の延長とすることによって、逃げ溝を簡易に形成することができる。
[5]前記原プレートから、複数の前記橋渡し部によって前記フレーム枠に連結された状態で平面的に形成された所定の前記流路プレートの複数枚は、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有することを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、逃げ溝をバラツキなく均一に形成することができる。
[6]前記突状部の形成位置に対応して、複数枚の前記流路プレートのうち奇数番目に積層された奇数流路プレートは、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有するとともに、複数枚の前記流路プレートのうち偶数番目に積層された偶数流路プレートは、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有することを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、逃げ溝を確実かつ効率的に形成することができる。
[7]複数枚の前記流路プレートのうちに、厚さの薄い薄厚プレートを含み、前記薄厚プレートに積層方向で隣接する前記流路プレートのそれぞれは、前記薄厚プレートを貫通して突出する前記突状部に対向する領域に、前記突状部との当接を回避し得る前記逃げ溝を有することを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように薄厚プレートを含む場合であっても、逃げ溝を簡易かつ確実に形成することができる。
[8]前記橋渡し部は、前記流路プレートの外周よりも内側の領域で切断されて、前記突状部が形成されることを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、突状部が外側に突出して他のプレートと干渉することを防止することができる。
[9]前記橋渡し部は、前記流路プレートの連結角部の近傍で前記橋渡し部の短手方向の内側向きに、凹溝を有し、前記凹溝部分で切断されて、前記突状部が形成されることを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、橋渡し部の切断を簡易かつ確実に行うことができる。
[10]前記橋渡し部の短手方向の長さは、前記フレーム枠から前記流路プレートに至るまでに漸減することを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、橋渡し部の切断を簡易かつ確実に行うことができる。
[11]前記橋渡し部は、前記流路プレートの連結角部の近傍で少なくとも一方の表面に、前記橋渡し部の短手方向に延在し、かつ厚さ方向に穿設されたハーフ溝を有し、前記ハーフ溝部分で切断されて、前記突状部が形成されることを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。このように構成することによって、橋渡し部の切断を簡易かつ確実に行うことができる。
[12]複数のノズルを有するノズルプレート、複数の前記ノズルに連通するとともに互いに連通して流路を構成する流路形成孔を有する複数枚の流路プレートが積層された積層流路プレート、及び振動板が積層されて形成されたプレート積層体と、圧電素子とを備え、前記圧電素子の駆動に基づく前記振動板の変形によって前記流路を経由して前記複数のノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを製造する方法であって、原プレートにレジストを塗布する第1の工程と、原プレート上に塗布されたレジストに、露光、現像を行い、次のエッチング工程で目的とする形状の流路プレートが得られるように、前記レジストのパターンを形成する第2の工程と、前記レジストのパターンが形成された前記原プレートをエッチングして、次の積層工程で互いに隣接することとなる前記流路プレートの形状を、前記橋渡し部の切断後に残存して形成される積層方向に突出した突状部に対向する領域に、前記突状部との当接を回避し得る逃げ溝を有する形状とするとともに、このような形状の前記流路プレートの複数枚が、複数の前記橋渡し部によって前記フレーム枠に平面的に所定のパターンで連結したフレーム枠連結流路プレートを得る第3の工程と、形成された前記フレーム枠連結流路プレートから、前記流路プレートを個々に切断して分離する第4の工程と、分離された前記流路プレートの異種同士を組み合わせて積層して前記プレート積層体を形成する第5の工程とを含むことを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
このように、レジストによるパターンニング及びエッチングを、プレート積層体として積層する際に積層方向に隣接する流路プレートのそれぞれが、互いに、橋渡し部の切断後に残存して形成される積層方向に突出した突状部に対向する領域に、突状部との当接を回避し得る逃げ溝を有する形状となるように施して得られた流路プレートを用いることによって、接合信頼性に優れた液滴吐出ヘッドを効率よく製造することができる。
[13]前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートは、前記突状部との連結角部を前記流路プレートの内側方向に抉るように形成された、前記橋渡し部の切断を容易にする切り欠き溝を有し、前記逃げ溝は、前記切り欠き溝から独立した状態で構成された形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする前記[12]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。このように構成することによって、橋渡し部の切断を容易に行うことができる。
[14]前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートは、前記逃げ溝が、前記切り欠き溝と同一の形状を有するものとなるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする前記[13]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。このように構成することによって、逃げ溝を簡易に形成することができる。
[15]前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートは、前記突状部との連結角部を前記流路プレートの内側方向に抉るように形成された、前記橋渡し部の切断を容易にする切り欠き溝を有し、前記逃げ溝が、前記切り欠き溝を延長する状態で構成された形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする前記[12]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。このように、逃げ溝を切り欠き溝の延長とすることによって、逃げ溝を簡易に形成することができる。
[16]前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートは、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする前記[12]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。このように構成することによって、逃げ溝をバラツキなく均一に形成することができる。
[17]前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートのうち、奇数番目に積層されることとなる奇数流路プレートは、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有するとともに、偶数番目に積層されることとなる偶数流路プレートは、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする前記[12]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。このように構成することによって、逃げ溝を確実かつ効率的に形成することができる。
[18]前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートのうちに、厚さの薄い薄厚プレートを含み、前記薄厚プレートに積層方向で隣接することとなる前記流路プレートのそれぞれは、前記薄厚プレートを貫通して突出する前記突状部に対向する領域に、前記突状部との当接を回避し得る前記逃げ溝を有する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする前記[12]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。このように薄厚プレートを含む場合であっても、逃げ溝を簡易かつ確実に形成することができる。
[19]前記第3の工程において、前記橋渡し部は、前記流路プレートの外周よりも内側の領域で切断されて、前記突状部が形成されることを特徴とする前記[12]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。このように構成することによって、突状部が外側に突出して他のプレートと干渉することを防止することができる。
[20]前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記橋渡し部は、前記流路プレートの連結角部の近傍で前記橋渡し部の短手方向の内側向きに、凹溝を有する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成し、
前記第3の工程において、前記凹溝部分で切断して、前記突状部を形成することを特徴とする前記[12]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。このように構成することによって、橋渡し部の切断を簡易かつ確実に行うことができる。
[21]前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記橋渡し部の短手方向の長さは、前記フレーム枠から前記流路プレートに至るまでに漸減する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする前記[12]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。このように構成することによって、橋渡し部の切断を簡易かつ確実に行うことができる。
[22]前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記橋渡し部は、前記流路プレートの連結角部の近傍で少なくとも一方の表面に、前記橋渡し部の短手方向に延在し、かつ厚さ方向に穿設されたハーフ溝を有する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成し、前記第3の工程において、前記ハーフ溝部分で切断して、前記突状部を形成することを特徴とする前記[12]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。このように構成することによって、橋渡し部の切断を簡易かつ確実に行うことができる。
[23]複数のノズルを有するノズルプレート、複数の前記ノズルに連通するとともに互いに連通して流路を構成する流路形成孔を有する複数枚の流路プレートが積層された積層流路プレート、及び振動板が積層されて形成されたプレート積層体と、圧電素子とを備え、前記圧電素子の駆動に基づく前記振動板の変形によって前記流路を経由して前記複数のノズルから液滴を吐出する複数の液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドは、複数枚の前記流路プレートのそれぞれが、エッチング工法によって、原プレートから、所定の前記流路形成孔を有する複数枚が所定のパターンで平面的に配列されるとともに、複数の橋渡し部によってフレーム枠に連結された状態で形成された後、前記橋渡し部の切断によって前記フレーム枠から分離されて形成されたものであり、かつ、前記プレート積層体の積層方向に隣接する前記流路プレートのそれぞれは、互いに、前記橋渡し部の切断後に残存して形成される、前記プレート積層体の積層方向に突出した突状部に対向する領域に、前記突状部との当接を回避し得る逃げ溝を有することを特徴とする液滴吐出装置。
このように、接合信頼性に優れた液滴吐出ヘッドを備えていることから、耐久性及び吐出性能に優れた液滴吐出装置とすることができる。
本発明によって、エッチング工法を用いてプレートを積層接合することによって液滴吐出ヘッドを製造する場合、橋渡し部(ブリッジ)の切断時にバリや変形等の突状部が発生した場合であっても、このバリや変形等の突状部の他プレートに対する干渉が防止されることによって接合不良による流路内リークや層間リークが防止され、接合信頼性に優れた液滴吐出ヘッド、効率的な液滴吐出ヘッドの製造方法及びこの液滴吐出ヘッドを備えた耐久性及び吐出性能に優れた液滴吐出装置が提供される。
[第1の実施の形態]
(液滴吐出ヘッドの構成)
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドを示し、図1は平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は液滴吐出ヘッドの分解斜視図である。なお、図3では、後述するフレキシブルプリント配線基板を省略している。
この液滴吐出ヘッド1は、図1〜図3に示すように、複数のノズル2aを有するノズルプレート2、複数のノズル2aに連通するとともに互いに連通して流路を構成する流路形成孔を有する複数枚の流路プレート(プールプレート3、第1の供給孔プレート4A、供給路プレート5、第2の供給孔プレート4B、圧力発生室プレート6)が積層された積層流路プレートG、及び略平行四辺形の振動板7が積層されて形成されたプレート積層体Sと、振動板7上に配置された複数の圧電素子8とを備えており、圧電素子8の駆動に基づく振動板7の変形によって液体を流路を経由して、複数の圧電素子8に対向する位置に形成された複数のノズル2aから液滴として吐出するように構成されている。なお、圧電素子8の駆動は、圧電素子8を覆うように、圧電素子8に電圧を印加するための導電パターン12aを有するフレキシブルプリント配線基板(以下「FPC」という。)12を設け、FPC12を介して行われるが、図1及び図3にはFPC12は図示されていない。また、図1には圧電素子8が18個図示されているが、実際は1024個配置されている。
本実施の形態において、プレート積層体Sは、図2に示すように、ノズル2aが形成されたノズルプレート2を有し、また、このノズルプレート2の吐出側と反対側の面(裏面)に、積層流路プレートGとして、流路形成孔としての連通孔3a及び液プール3bを有するプールプレート3と、連通孔4a、供給孔4b及び供給路4c(図3参照)を有する第1の供給孔プレート4Aと、連通孔5a、供給路5b及び供給路5c(図3参照)を有する供給路プレート5と、連通孔4a、供給孔4b及び供給路4c(図3参照)を有する第2の供給孔プレート4Bと、圧力発生室6a及び供給孔6b(図3参照)を有する圧力発生室プレート6とを有し、さらに、上記振動板7を有し、これらの複数のプレート(ノズルプレート2、積層流路プレートG及び振動板7)が順次積層されて構成されている。なお、本実施の形態の液滴吐出ヘッド1は、このようなプレート積層体Sを構成する上記振動板7の上に、さらに、上記圧電素子8と、上記FPC12を順次積層して構成されている。
次に、各部の構成について説明する。
(流路プレート)
図4(a)は、第1の実施の形態に用いられる積層流路プレートGにおける隣接する任意の2枚のうちの1枚(第1の流路プレートGa)の平面図、(b)は、隣接する任意の2枚のうちの他の1枚(第2の流路プレートGb)の平面図、(c)は、(a)における逃げ溝部分(B部)の拡大図、(d)は、(b)における逃げ溝部分(C部)の拡大図、(e)は、(c)のE−E線の断面図、(f)は、(d)のF−F線の断面図、(g)は、第1及び第2の流路プレートGa、Gbを積層した場合の平面図、(h)は、(g)のH−H線の断面図である。
以下、積層流路プレートGを構成するそれぞれの流路プレート(プールプレート3、第1の供給孔プレート4A、供給路プレート5、第2の供給孔プレート4B、圧力発生室プレート6)について説明する場合、便宜上、上述のように隣接する任意の2枚(第1及び第2の流路プレートGa、Gb)を用いて説明することがある。
図4(a)〜(h)に示すように、本実施の形態に用いられる流路プレート(第1及び第2の流路プレートGa、Gb)のそれぞれは、エッチング工法によって、原プレート13(図5(a)参照)から、所定の流路形成孔(図示せず)を有する12枚が所定のパターンで平面的に配列されるとともに(図5(c)参照)、複数の橋渡し部16によってフレーム枠15に連結された状態で形成された後、橋渡し部16の切断によってフレーム枠15から分離されて形成されたものであり、かつ、プレート積層体S(図2参照)の積層方向に隣接する第1及び第2の流路プレートGa、Gbのそれぞれは、互いに、橋渡し部16の切断後に残存して形成される、プレート積層体Sの積層方向に突出した突状部17に対向する領域に、突状部17との当接を回避し得る逃げ溝18を有するように構成されている。このように構成されているため、図4(g)及び図4(h)に示すように、第1及び第2の流路プレートGa、Gbに形成されるそれぞれの突状部17は、逃げ溝18によって、互いに当接することが回避され、干渉することが防止される。
本実施の形態においては、橋渡し部16は、積層流路プレートGを構成するそれぞれの流路プレート(第1及び第2の流路プレートGa、Gb)の外周よりも内側の領域で切断されて、突状部17が形成されることが好ましい(図10参照)。
本実施の形態においては、図4(b)に示すように、第1及び第2の流路プレートGa、Gbのそれぞれは、突状部17との連結角部Dを第1及び第2の流路プレートGa、Gbの内側方向に抉るように形成された、橋渡し部16(図5(c)参照)の切断を容易にする切り欠き溝19を2つ有し、逃げ溝18は、1つの切り欠き溝を延長する状態で構成されている。このため、図4においては、1つの切り欠き溝19だけが示されている。
また、逃げ溝18は、切り欠き溝19とは異なった形状を有しているが、後述するように、作製を容易化するために同一の形状を有するように構成してもよい。
なお、原プレート13(図5参照)から、複数の橋渡し部16(図5参照)によってフレーム枠15(図5参照)に連結された状態で平面的に形成された第1の流路プレートGa及び他の原プレート13から形成された第2の流路プレートGbは、それぞれ同一位置に同一形状の逃げ溝18を有している。
積層流路プレートGを構成するそれぞれの流路プレート(第1及び第2の流路プレートGa、Gb、具体的には、プールプレート3、第1の供給孔プレート4A、供給路プレート5、第2の供給孔プレート4B、及び圧力発生室プレート6)は、耐インク性の観点からSUS等の金属からなる。
(振動板)
振動板7は、図1、図3に示すように、図示しない液体タンクから液体がヘッド1内部に供給される供給孔7aが形成されている。また、振動板7は、導電性および弾性を有する、例えば、SUS等の金属材、異種金属の複合材、金属と樹脂との複合材、樹脂の表面にスパッタリングや蒸着により金属膜を形成した表面処理材等を用いることができる。
(圧電素子)
圧電素子8は、図2に示すように、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等から構成され、上面に個別電極8a、下面に共通電極8bを有している。個別電極8a及び共通電極8bは、スパッタリング等により形成されており、下面の共通電極8bは、導電性接着剤により振動板7に電気的に接続され、振動板7を介して接地されている。また、圧電素子8は、少なくとも液滴を吐出するために必要とされる面積が、圧力発生室6aに対応する振動板7の位置に個別化されて接合されている。
(フレキシブルプリント配線基板)
FPC12は、図2に示すように、各圧電素子8の個別電極8aにそれぞれハンダにより接続された導電パターン12aを有する。
(ノズルプレート)
ノズルプレート2は、耐インク性、耐熱性等の観点から、例えば、自己融着型のポリイミド樹脂から構成されている。
(液滴吐出ヘッドの製造方法)
以下、図5を参照しつつ、液滴吐出ヘッド1の製造方法を説明する。本実施の形態の製造方法は、第1の工程〜第4の工程を含むように構成される。
(第1の工程)
図5(a)に示すように、例えば、SUS圧延材からなる原プレート13を用意し、この原プレート13の表面全体にレジスト14を塗布する。
(第2の工程)
図5(b)に示すように、原プレート13上に塗布されたレジスト14に、露光、現像を行い、次のエッチング工程で、目的とする形状の流路プレートが得られるように前記レジストのパターンを形成する。この場合、積層流路プレートGとして、図2に示すように、5種類の流路プレート(プールプレート3、第1の供給孔プレート4A、供給路プレート5、第2の供給孔プレート4B、圧力発生室プレート6)が積層されたものを用いる場合は、これらの5種類の流路プレート(5種流路プレートG1〜G5)の形状に対応した5種類のフォトマスク(図示せず)のいずれか1種類を用いて5枚の原プレート13のうちの対応する1枚に対して、図5(b)に示すように、レジストのパターン14aをそれぞれ形成する。
(第3の工程)
5種流路プレートG1〜G5のいずれかにそれぞれ対応させてレジストのパターン14aが形成された原プレート13のそれぞれを、エッチングして、原プレート13の不要な部分を除去して、次の積層工程で互いに隣接することとなる5種流路プレートG1〜G5の形状を、橋渡し部16の切断後に残存して形成される積層方向に突出した突状部17に対向する領域に、突状部17との当接を回避し得る逃げ溝18を有する形状とするとともに、このような形状の5種流路プレートG1〜G5のいずれかの12枚が、図5(c)に示すように、バラバラにならないように、4つの橋渡し部16によってフレーム枠15に平面的に所定のパターンで連結したフレーム枠連結流路プレート50を得る。なお、橋渡し部16の数は、1枚の5種流路プレートG1〜G5に対して2つ以上であれば特に制限はない。また、エッチング方法としては特に制限はなく、エッチング液に浸漬させる等の汎用されている方法を用いることができる。
(第4の工程)
形成されたフレーム枠連結流路プレート50から、5種流路プレートG1〜G5をそれぞれ12枚ずつ個々に切断して分離する。切断方法としては、特に制限はないが、例えば、振動等を付与する方法、人手による方法等を挙げることができる。なお、橋渡し部16は、5種流路プレートG1〜G5の外周よりも内側の領域で切断されて、突状部17が形成されることが好ましい(図10参照)。
(第5の工程)
分離された5種流路プレートG1〜G5の異種同士を組み合わせて積層し、次いで、積層流路プレートGにノズルプレート2及び振動板7を積層して、プレート積層体Sを形成する。さらに、FPC12を配設する(図2参照)。積層方法としては特に制限はないが、例えば、接着剤を用いて積層、接合する汎用されている方法を挙げることができる。
(第1の実施の形態の効果)
(イ)逃げ溝18は、切り欠き溝19を延長する状態で構成されていることから、逃げ溝を簡易に形成することができる。
(ロ)橋渡し部16によってフレーム枠15に連結された状態で平面的に形成された、フレーム枠連結流路プレート50の5種流路プレートG1〜G5は、それぞれ同一位置に同一形状の逃げ溝18を有するように構成されることから、逃げ溝18をバラツキなく均一に形成することができるとともに、複数枚の5種流路プレートG1〜G5を効率よく作製することができる。
(ハ)レジストのパターン14aをエッチングして所定形状の5種流路プレートG1〜G5を形成するため、逃げ溝18等の複雑な形状を有する5種流路プレートG1〜G5を効率的に形成することができる。
[第2の実施の形態]
図6(a)は、第2の実施の形態に用いられる積層流路プレートGにおける隣接する任意の2枚のうちの1枚(第1の流路プレートGa)の逃げ溝部分の平面図、(b)は、隣接する任意の2枚のうちの他の1枚(第2の流路プレートGb)の逃げ溝部分の平面図、(c)は、(a)のJ−J線の断面図、(d)は、(b)のK−K線の断面図、(e)は、第1及び第2の流路プレートGa、Gbを積層した場合の平面図、(f)は、(e)のI−I線の断面図である。
本実施の形態においては、5種流路プレートG1〜G5のそれぞれは、突状部17との連結角部Dを5種流路プレートG1〜G5の内側方向に抉るように形成された、橋渡し部16(図5(c)参照)の切断を容易にする切り欠き溝19を有し、逃げ溝18は、切り欠き溝19から独立した状態で構成されている。このため、図6においては、2つの切り欠き溝19が示されている。このように構成されているため、橋渡し部の切断を容易に行うことができ、バリの発生量を低減することができるとともに、変形の発生を少なくすることができる。
[第3の実施の形態]
図7は、第3の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドに用いられる流路プレートの平面図である。本実施の形態においては、逃げ溝18は、切り欠き溝と同一の形状を有している。なお、図7に示す実施の形態においては、切り欠き溝として比較的幅広のものを用い、逃げ溝18が切り欠き溝を兼用するため、切り欠き溝は図示されていない。このように構成されているため、逃げ溝18を簡易に形成することができる。
[第4の実施の形態]
図8(a)〜(c)は、第4の実施の形態に係る液滴吐出ヘッド(6枚の流路プレートが積層された場合)を示す断面図である。図8(a)に示すように、本実施の形態においては、突状部17の形成位置に対応して、6種類の流路プレート(6種流路プレートG1〜G6)のうち奇数番目に積層された奇数流路プレートG1、G3、G5は、それぞれ同一位置に同一形状の逃げ溝18を有するとともに、6枚の流路プレートG1〜G6のうち偶数番目に積層された偶数流路プレートG2、G4、G6は、それぞれ同一位置に同一形状の逃げ溝18を有している。このように構成されているため、逃げ溝18を確実かつ効率的に形成することができる。また、図8(b)〜(c)に示すように、突状部17の形成位置に対応して、積層方向に隣接する6種流路プレートG1〜G6が干渉しないように、逃げ溝18の形成位置を適宜変更することが好ましい。このように構成されているため、設計デザインに対応して逃げ溝18を簡易かつ確実に形成することができる。
[第5の実施の形態]
図9は、第5の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドに用いられる6枚(そのうち1枚は薄厚プレート)の流路プレートが積層された状態を示す断面図である。図9に示すように、本実施の形態にいては、6種流路プレートG1〜G6のうちに、厚さの薄い薄厚プレートG2を含み、薄厚プレートに積層方向で隣接する流路プレートG1、G3のそれぞれは、薄厚プレートG2を貫通して突出する突状部17に対向する領域に、突状部17との当接を回避し得る逃げ溝18を有している。このように構成することによって、薄厚プレートを含む場合であっても、逃げ溝を簡易かつ確実に形成することができる。
[第6の実施の形態]
図10(a)〜(b)は、第6の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドに用いられる流路プレートの平面図である。本実施の形態においては、図10(a)に示すように、橋渡し部16の短手方向の長さは、フレーム枠15から流路プレートに至るまでに漸減するように構成されている。また、図10(b)に示すように、6種流路プレートG1〜G6の連結角部Dの近傍で橋渡し部16の短手方向の内側向きに、凹溝19aを有し、凹溝19a部分で切断されて、突状部17が形成されることが好ましい。このように構成することによって、橋渡し部16の切断を簡易かつ確実に行うことができる。
[第7の実施の形態]
図11は、本発明の第7の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドに用いられる流路プレートの斜視図である。本実施の形態においては、橋渡し部16は、6種流路プレートG1〜G6の連結角部Dの近傍で2つの表面に、橋渡し部16の短手方向に延在し、かつ厚さ方向に穿設されたハーフ溝19bを有し、ハーフ溝19b部分で切断されて、突状部17が形成されるように構成されている。このように構成することによって、橋渡し部16の切断を簡易かつ確実に行うことができる。
[第8の実施の形態]
(カラープリンタの構成)
図12は、本発明の第8の実施の形態に係る液滴吐出装置を適用したカラープリンタの構成図である。このカラープリンタ100は、略箱型状の筐体101を有し、筐体101内の下部に、用紙Pを収容する給紙トレイ20、筐体101内の上部に、記録済みの用紙Pが排出される排紙トレイ21を各々配設し、給紙トレイ20から記録位置102を経由して排紙トレイ21に至る主搬送路31a〜31e、及び排紙トレイ21側から記録位置102側に至る反転搬送路32に沿って用紙Pを搬送する搬送機構30を有している。
記録位置102には、図1に示す液滴吐出ヘッド1の複数個を並列させて液滴吐出ヘッドユニットを構成し、4個の液滴吐出ヘッドユニットをそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のインク滴を吐出する液滴吐出ヘッドユニット41(41Y、41M、41C、41K)として用紙Pの搬送方向に配列して液滴吐出ヘッドアレイを構成している。詳細の配置は、後述する。
また、カラープリンタ100は、用紙Pを吸着する吸着手段としての帯電ロール43と、無端ベルト35を介して液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kに対向して配置されたプラテン44と、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kの近傍に配置されたメンテナンスユニット45と、本カラープリンタ100の各部を制御するとともに、画像信号に基づいて液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kを構成する液滴吐出ヘッド1の圧電素子8に駆動電圧を印加し、ノズル2aからインク滴を吐出させ、用紙P上のカラー画像を記録する図示しない制御部とを備える。
液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kは、用紙Pの幅以上の有効印字領域を有する。なお、液滴を吐出させる方法として、圧電方式を用いたが、特に制限はなく、例えば、サーマル方式等の汎用されている方式を適宜用いることができる。
液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kの上部には、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kに対応する色のインクを収容するインクタンク42Y、42M、42C、42Kを配設している。各インクタンク42Y、42M、42C、42Kからは、インクが各液滴吐出ヘッド1に図示しない配管を経由して供給されるように構成されている。
インクタンク42Y、42M、42C、42Kに収容されるインクとしては特に制限はなく、例えば、水性、油性、溶剤系等の汎用されているインクを適宜用いることができる。
搬送機構30は、給紙トレイ20から用紙Pを1枚ずつ取り出して主搬送路31aに供給するピックアップロール33と、主搬送路31a、31b、31d、31e、及び反転搬送路32の各部に配置され、用紙Pを搬送する複数の搬送ロール34と、記録位置102に設けられ、用紙Pを排紙トレイ21方向に搬送する無端ベルト35と、無端ベルト35が張架された駆動ロール36及び従動ロール37と、搬送ロール34及び駆動ロール36を駆動する図示しない駆動モータとを備える。
(カラープリンタの動作)
次に、カラープリンタ100の動作を説明する。搬送機構30は、制御部の制御の下に、ピックアップロール33及び搬送ロール34を駆動し、給紙トレイ20から用紙Pを取り出して主搬送路31a,31bに沿って搬送する。用紙Pが無端ベルト35の近傍に差し掛かると、帯電ロール43の静電吸着力によって用紙Pに電荷が付与され、用紙Pは無端ベルト35に吸着する。
無端ベルト35は、駆動ロール36の駆動によって回転移動し、用紙Pが記録位置102に搬送されると、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kによってカラー画像が記録される。
すなわち、図2に示す液滴吐出ヘッド1の液プール3bは、インクタンク42Y、42M、42C、42Kから供給されたインクで満たされており、液プール3bからインクが供給孔4b及び供給路5bを介して圧力発生室6aに供給され、圧力発生室6aにインクが貯留している。制御部が、画像信号に基づいて複数の圧電素子8に駆動電圧を選択的に印加すると、振動板13は圧電素子8の変形に伴ってたわみ、これにより、圧力発生室6a内の容積が変化し、圧力発生室6aに貯留しているインクが連通孔5a,4a,3aを介してノズル2aからインク滴として用紙P上に吐出し、用紙Pに画像を記録する。用紙Pは、Y、M、C、Kの画像が順次上書きされ、カラー画像が記録される。
カラー画像が記録された用紙Pは、搬送機構30によって主搬送路31dを経由して排紙トレイ21に排出される。
なお、両面記録モードが設定されている場合は、排紙トレイ21に一旦排出された用紙Pは、再び主搬送路31eに戻り、反転搬送路32を経由して再び主搬送路31bを経由して記録位置102に搬送され、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kによって前回記録された用紙Pの面と反対の面にカラー画像が記録される。
(第8の実施の形態の効果)
第8の実施の形態によれば、接合信頼性に優れた液滴吐出ヘッドを備えていることから、耐久性及び吐出性能に優れたカラープリンタを提供することができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲内で色々変形実施が可能である。
例えば、上記実施の形態では、圧電素子の個別電極への接続にフレキシブルプリント配線基板を用いたが、多層基板を用いてもよい。
本発明は、液滴を吐出することによって高精細な画像情報のパターンを形成することが要請される各種産業分野、例えば、高分子フィルムやガラス表面上にインクジェット法を用いてインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルタを形成したり、半田ペーストを基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成したり、回路基板の配線を形成する等の電気・電子工業分野、ガラス基板等に反応試薬を吐出してサンプルとの反応を検査するバイオチップを製造する医療分野等で有効に利用される。
本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の分解斜視図である。 (a)は、第1の実施の形態に用いられる積層流路プレートにおける隣接する任意の2枚のうちの1枚(第1の流路プレート)の平面図、(b)は、隣接する任意の2枚のうちの他の1枚(第2の流路プレート)の平面図、(c)は、(a)における逃げ溝部分(C部)の拡大図、(d)は、(b)における逃げ溝部分(D部)の拡大図、(e)は、(c)のE−E線の断面図、(f)は、(d)のF−F線の断面図、(g)は、第1及び第2の流路プレートを積層した場合の平面図、(h)は、(g)のG−G線の断面図である。 (a)は図1に示す液滴吐出ヘッドの製造方法の第1の工程における原プレートへのレジストの塗布を示す平面図、(b)は第2の工程におけるレジストのパターンの形成を示す平面図、(c)は第3の工程におけるエッチング後のフレーム枠連結流路プレートを示す平面図である。 (a)は、第2の実施の形態に用いられる積層流路プレートにおける隣接する任意の2枚のうちの1枚(第1の流路プレート)の逃げ溝部分の平面図、(b)は、隣接する任意の2枚のうちの他の1枚(第2の流路プレート)の逃げ溝部分の平面図、(c)は、(a)のJ−J線の断面図、(d)は、(b)のK−K線の断面図、(e)は、第1及び第2の流路プレートを積層した場合の平面図、(f)は、(e)のI−I線の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドに用いられる流路プレートの平面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第4の実施の形態に係る液滴吐出ヘッド(6枚の流路プレートが積層された場合)を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドに用いられる6枚(そのうち1枚は薄厚プレート)の流路プレートが積層された状態を示す断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第6の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドに用いられる流路プレートの平面図である。 本発明の第7の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドに用いられる流路プレートの斜視図である。 本発明の第8の実施の形態である液滴吐出装置を適用したカラープリンタのヘッドユニットの構成図である。 (a)は従来の液滴吐出ヘッドに用いられる積層方向に隣接する第1の流路プレートの平面図、(b)は積層方向に隣接する第1の流路プレートの平面図、(c)は(a)における突状部の部分の断面図、(d)は(b)における突状部の部分の断面図、(f)は第1及び第2の流路プレートを積層した場合の断面図、(g)は、エッチング工法の概要を示す平面図である。
符号の説明
1 液滴吐出ヘッド
2 ノズルプレート
2a ノズル
3 プールプレート
3a 連通孔
3b 液プール
4A,4B 供給孔プレート
4a 連通孔
4b 供給孔
5 供給路プレート
5a 連通孔
5b 供給路
6 圧力発生室プレート
6a 圧力発生室
6b 供給孔
7 振動板
7a 供給孔
8 圧電素子
8a 個別電極
8b 共通電極
12 フレキシブルプリント配線基板(FPC)
12a 導電パターン
13 原プレート
14 レジスト
14a レジストのパターン
15 フレーム枠
16 橋渡し部
17 突状部
18 逃げ溝
19 切り欠き溝
19a 凹溝
19b ハーフ溝
20 給紙トレイ
21 排紙トレイ
30 搬送機構
31a〜31e 主搬送路
32 反転搬送路
33 ピックアップロール
34 搬送ロール
35 無端ベルト
36 駆動ロール
37 従動ロール
41Y、41M、41C、41K 液滴吐出ヘッドユニット
42Y、42M、42C、42K インクタンク
43 帯電ロール
44 プレテン
45 メンテナンスユニット
50 フレーム枠連結流路プレート
100 カラープリンタ
101 筐体
102 記録位置
P 用紙
D 連結角部
G 積層流路プレート
Ga 第1の流路プレート
Gb 第2の流路プレート
G1〜G5 5種流路プレート
G1〜G6 6種流路プレート
G1,G3,G5 奇数流路プレート
G2,G4、G6 偶数流路プレート
S プレート積層体

Claims (23)

  1. 複数のノズルを有するノズルプレート、複数の前記ノズルに連通するとともに互いに連通して流路を構成する流路形成孔を有する複数枚の流路プレートが積層された積層流路プレート、及び振動板が積層されて形成されたプレート積層体と、圧電素子とを備え、前記圧電素子の駆動に基づく前記振動板の変形によって前記流路を経由して前記複数のノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドにおいて、
    複数枚の前記流路プレートのそれぞれは、エッチング工法によって、原プレートから、所定の前記流路形成孔を有する複数枚が所定のパターンで平面的に配列されるとともに、複数の橋渡し部によってフレーム枠に連結された状態で形成された後、前記橋渡し部の切断によって前記フレーム枠から分離されて形成されたものであり、かつ、前記プレート積層体の積層方向に隣接する前記流路プレートのそれぞれは、互いに、前記橋渡し部の切断後に残存して形成される、前記プレート積層体の積層方向に突出した突状部に対向する領域に、前記突状部との当接を回避し得る逃げ溝を有することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 複数枚の前記流路プレートのそれぞれは、前記突状部との連結角部を前記流路プレートの内側方向に抉るように形成された、前記橋渡し部の切断を容易にする切り欠き溝を有し、前記逃げ溝は、前記切り欠き溝から独立した状態で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 前記逃げ溝は、前記切り欠き溝と同一の形状を有することを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 複数枚の前記流路プレートのそれぞれは、前記突状部との連結角部を前記流路プレートの内側方向に抉るように形成された、前記橋渡し部の切断を容易にする切り欠き溝を有し、前記逃げ溝は、前記切り欠き溝を延長する状態で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  5. 前記原プレートから、複数の前記橋渡し部によって前記フレーム枠に連結された状態で平面的に形成された所定の前記流路プレートの複数枚は、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有することを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  6. 前記突状部の形成位置に対応して、複数枚の前記流路プレートのうち奇数番目に積層された奇数流路プレートは、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有するとともに、複数枚の前記流路プレートのうち偶数番目に積層された偶数流路プレートは、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有することを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  7. 複数枚の前記流路プレートのうちに、厚さの薄い薄厚プレートを含み、前記薄厚プレートに積層方向で隣接する前記流路プレートのそれぞれは、前記薄厚プレートを貫通して突出する前記突状部に対向する領域に、前記突状部との当接を回避し得る前記逃げ溝を有することを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  8. 前記橋渡し部は、前記流路プレートの外周よりも内側の領域で切断されて、前記突状部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  9. 前記橋渡し部は、前記流路プレートの連結角部の近傍で前記橋渡し部の短手方向の内側向きに、凹溝を有し、前記凹溝部分で切断されて、前記突状部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  10. 前記橋渡し部の短手方向の長さは、前記フレーム枠から前記流路プレートに至るまでに漸減することを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  11. 前記橋渡し部は、前記流路プレートの連結角部の近傍で少なくとも一方の表面に、前記橋渡し部の短手方向に延在し、かつ厚さ方向に穿設されたハーフ溝を有し、前記ハーフ溝部分で切断されて、前記突状部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  12. 複数のノズルを有するノズルプレート、複数の前記ノズルに連通するとともに互いに連通して流路を構成する流路形成孔を有する複数枚の流路プレートが積層された積層流路プレート、及び振動板が積層されて形成されたプレート積層体と、圧電素子とを備え、前記圧電素子の駆動に基づく前記振動板の変形によって前記流路を経由して前記複数のノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを製造する方法であって、
    原プレートにレジストを塗布する第1の工程と、
    原プレート上に塗布されたレジストに、露光、現像を行い、次のエッチング工程で目的とする形状の流路プレートが得られるように、前記レジストのパターンを形成する第2の工程と、
    前記レジストのパターンが形成された前記原プレートをエッチングして、次の積層工程で互いに隣接することとなる前記流路プレートの形状を、前記橋渡し部の切断後に残存して形成される積層方向に突出した突状部に対向する領域に、前記突状部との当接を回避し得る逃げ溝を有する形状とするとともに、このような形状の前記流路プレートの複数枚が、複数の前記橋渡し部によって前記フレーム枠に平面的に所定のパターンで連結したフレーム枠連結流路プレートを得る第3の工程と、
    形成された前記フレーム枠連結流路プレートから、前記流路プレートを個々に切断して分離する第4の工程と、
    分離された前記流路プレートの異種同士を組み合わせて積層して前記プレート積層体を形成する第5の工程とを含むことを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  13. 前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートは、前記突状部との連結角部を前記流路プレートの内側方向に抉るように形成された、前記橋渡し部の切断を容易にする切り欠き溝を有し、前記逃げ溝は、前記切り欠き溝から独立した状態で構成された形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  14. 前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートは、前記逃げ溝が、前記切り欠き溝と同一の形状を有するものとなるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする請求項13に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  15. 前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートは、前記突状部との連結角部を前記流路プレートの内側方向に抉るように形成された、前記橋渡し部の切断を容易にする切り欠き溝を有し、前記逃げ溝が、前記切り欠き溝を延長する状態で構成された形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  16. 前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートは、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  17. 前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートのうち、奇数番目に積層されることとなる奇数流路プレートは、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有するとともに、偶数番目に積層されることとなる偶数流路プレートは、それぞれ同一位置に同一形状の前記逃げ溝を有する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  18. 前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記流路プレートのうちに、厚さの薄い薄厚プレートを含み、前記薄厚プレートに積層方向で隣接することとなる前記流路プレートのそれぞれは、前記薄厚プレートを貫通して突出する前記突状部に対向する領域に、前記突状部との当接を回避し得る前記逃げ溝を有する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  19. 前記第3の工程において、前記橋渡し部は、前記流路プレートの外周よりも内側の領域で切断されて、前記突状部が形成されることを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  20. 前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記橋渡し部は、前記流路プレートの連結角部の近傍で前記橋渡し部の短手方向の内側向きに、凹溝を有する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成し、
    前記第3の工程において、前記凹溝部分で切断して、前記突状部を形成することを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  21. 前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記橋渡し部の短手方向の長さは、前記フレーム枠から前記流路プレートに至るまでに漸減する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成することを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  22. 前記第4の工程において得られる前記フレーム枠連結流路プレートの前記橋渡し部は、前記流路プレートの連結角部の近傍で少なくとも一方の表面に、前記橋渡し部の短手方向に延在し、かつ厚さ方向に穿設されたハーフ溝を有する形状となるように、前記第2の工程において前記レジストのパターンを形成し、
    前記第3の工程において、前記ハーフ溝部分で切断して、前記突状部を形成することを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  23. 液体を液滴として吐出する複数のノズルを有するノズルプレート、複数の前記ノズルに連通するとともに互いに連通して流路を構成する流路形成孔を有する複数枚の流路プレートが積層された積層流路プレート、及び振動板を含む複数枚のプレート群が積層されて形成されたプレート積層体と、圧電素子とを備え、前記圧電素子の駆動に基づく前記振動板の変形によって前記液体を前記流路を経由して前記複数のノズルから液滴として吐出する複数の液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置において、
    前記液滴吐出ヘッドは、
    複数枚の前記流路プレートのそれぞれが、エッチング工法によって、原プレートから、所定の前記流路形成孔を有する複数枚が所定のパターンで平面的に配列されるとともに、複数の橋渡し部によってフレーム枠に連結された状態で形成された後、前記橋渡し部の切断によって前記フレーム枠から分離されて形成されたものであり、かつ、前記プレート積層体の積層方向に隣接する前記流路プレートのそれぞれは、互いに、前記橋渡し部の切断後に残存して形成される、前記プレート積層体の積層方向に突出した突状部に対向する領域に、前記突状部との当接を回避し得る逃げ溝を有することを特徴とする液滴吐出装置。
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