JP2008143012A - 液滴吐出ヘッド、画像形成装置、及び液滴吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

液滴吐出ヘッド、画像形成装置、及び液滴吐出ヘッドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】積層されるプレート間の積層精度が高く、吐出の安定性及び印字品質等の吐出特性に優れた液滴吐出ヘッド、画像形成装置及び液滴吐出ヘッドの効率的な製造方法を提供する。
【解決手段】流路部材Rを構成する供給路プレート5、第2の供給孔プレート4B、及び圧力発生室プレート6には、プレートの縁側の、圧力発生室及び液体供給路に干渉しない位置に、厚さ方向に貫通するアライメント積層用の吸着孔9を有するとともに、第2の供給孔プレート4Bの上面に、隣接する供給路プレート5の下面に達するとともにプレート中央側に延びる吸着溝10を有し、かつノズルプレート2と複数枚の流路プレートからなる流路部材Rとは、吸着経路としての吸着孔9及び吸着溝10を介して流路部材Rを構成する複数枚の積層プレートSのそれぞれを吸着により保持して積層するアライメント積層法によって順次積層されてなるように構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、液滴吐出ヘッド、画像形成装置、及び液滴吐出ヘッドの製造方法に関する。
吐出口(ノズル)からインクを微細な液滴状にして吐出することにより情報の記録を行うインクジェットヘッドは、例えば、インクの流路が形成されたステンレス鋼(SUS)からなる流路板を積層することによって構成される。複数枚の流路板(流路プレート)等の積層板(積層プレート)を積層接合し、3次元な流路を形成するに際し、積層方法として、流路の積層精度を確保するため、CCD(Charge Coupled Devices:半導体を用いた記憶媒体)等を用い各板(プレート)の積層位置を位置決め(アライメント)しながら積層する方法(位置決め積層法:アライメント積層法)が採用されている。
このアライメント積層法には、積層ステージ等にアライメント積層した積層プレートを保持する機構が必要となり、その機構として、各積層プレートを真空吸着にて保持する方法が用いられているが、積層しながら順次積層プレートを保持するため、(1)積層ステージに、各積層プレートを保持するための吸着孔を設ける構成、及び(2)先に積層される積層プレートには、次に積層される積層プレートを吸着するための貫通孔を設ける構成等が必要となる。このため、最初にアライメント積層される積層プレートには、後に積層される全積層プレートと同数以上の多数の吸着孔が必要となる。
また、吸着孔及び貫通孔が形成される位置は、積層プレート内部に形成された流路と干渉しない積層プレートの端部となる。
ワークを効率よく吸着する技術として、溝によって連通した複数の吸引口を備えたワーク(基板)搬送テーブルが開示されている(特許文献1参照)。この特許文献1に開示された基板搬送テーブルは、第1の板と該第1の板の下側に重ねて接合された第2の板とを有する基台と、基板を負圧により吸着するための複数の吸引口とを備えるもので、基台の内部には、第1の板の接合面側に溝を形成することにより、吸引口への吸引流路が形成されている。
特開2004−172321号公報
本発明は、吸引位置の設計自由度を向上させて積層されるプレート間の積層精度を高くし、吐出の安定性に優れた液滴吐出ヘッド、画像形成装置及び液滴吐出ヘッドの効率的な製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によれば、以下の液滴吐出ヘッド、画像形成装置、及び液滴吐出ヘッドの製造方法が提供される。
[1]液滴を吐出する複数の吐出口を有する吐出口板と、前記吐出口に連通した圧力発生室及び前記圧力発生室に液体を供給する液体供給路を有する複数枚の流路板からなる流路部材とを備え、前記流路部材を構成する前記流路板は、板の縁側の、前記圧力発生室及び前記液体供給路に干渉しない位置に、厚さ方向に貫通する位置決め積層用の吸着孔を有するとともに、前記流路板の少なくとも1枚は、その上面及び/又は下面に、前記少なくとも1枚の流路板又は隣接する前記流路板の前記吸着孔に連通するとともに、板中央側に延びる吸着溝を有し、かつ前記吐出口板及び前記流路部材は、前記吸着孔及び前記吸着溝を介し、吸引により保持され順次積層されてなることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
[2]前記流路部材を構成する前記流路板の互いに隣接する2枚は、対向する上面及び下面にそれぞれ互いに連通する吸着溝を有し、かつ前記吐出口板及び前記流路部材は、前記吸着孔、及び前記吸着溝を介し、吸引により保持され順次積層されてなることを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。
[3]前記吸着溝を有する前記流路板は、前記吸着溝から前記吸着溝が形成された表面とは反対側の表面に貫通して、隣接する前記流路板の表面に達するか又は隣接する前記流路板に形成された前記吸着溝に連通する第2の吸着孔をさらに有し、かつ前記吐出口板及び前記流路部材は、前記吸着孔、前記吸着溝及び前記第2の吸着孔を介し、吸引により保持して順次積層されてなることを特徴とする前記[1]に記載の液滴吐出ヘッド。
[4]液滴を供給する流路板の厚さ方向に形成された位置決め積層用の吸着孔、及び少なくとも1枚の前記流路板の上面及び/又は下面に形成されるとともに前記吸着孔に連通する吸着溝を介し、複数の前記流路板を吸引により保持して順次積層することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
[5]前記流路部材を構成する前記流路板の互いに隣接する2枚として、対向する上面及び下面にそれぞれ互いに連通する吸着溝を有し、かつ前記吐出口板及び前記流路部材を、前記吸着孔、及び前記吸着溝を介し、吸引により保持して順次積層することを特徴とする前記[4]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
[6]前記吸着溝を有する前記流路板として、前記吸着溝から前記吸着溝が形成された表面とは反対側の表面に貫通して、隣接する前記流路板の表面に達するか又は隣接する前記流路板に形成された前記吸着溝に連通する第2の吸着孔をさらに有するものを用い、かつ前記吐出口板及びと前記流路部材を、前記吸着孔、前記吸着溝及び前記第2の吸着孔を介し、吸引により保持して順次積層することを特徴とする前記[4]に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
[7]前記[1]乃至前記[3]のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドと、記録媒体の搬送機構と、前記液滴吐出ヘッド及び前記搬送機構を制御する制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
本発明の請求項1によれば、吸着溝により干渉物を避けて、吸着により積層板がズレない位置に吸着位置を配置でき、積層される積層板間の積層精度を向上させることが可能となり、本構成を有しない場合と比べ、吐出特性の安定した液滴吐出ヘッドを提供できる。
本発明の請求項2によれば、干渉物の少ない積層板及びその吸着位置を適宜選択して吸着溝を形成することができ、さらに、設計の自由度を高めることができる。
本発明の請求項3によれば、干渉物の少ない積層板及びその吸着位置を適宜選択して吸着溝を形成することができ、さらに、設計の自由度を高めることができる。
本発明の請求項4に係る液滴吐出ヘッドの製造方法によって、上述の液滴吐出ヘッドを効率よく実現することができる。
本発明の請求項5に係る液滴吐出ヘッドの製造方法によって、設計の自由度が高く、さらに効率よく上述の効果を実現することができる。
本発明の請求項7に係る液滴吐出ヘッドの製造方法によって、設計の自由度が高く、さらに効率よく上述の効果を実現することができる。
本発明の請求項8に係る画像形成装置は、吐出特性の安定した液滴吐出ヘッドを備えているので、高い印字品質を実現することができる。
[第1の実施の形態]
(液滴吐出ヘッドの構成)
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドを示し、図1は平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は液滴吐出ヘッドの分解斜視図である。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はB−B線の断面図である。
この液滴吐出ヘッド1は、図1に示すように、略平行四辺形の振動板7と、振動板7上に2次元状に配置された複数の圧電素子8と、複数の圧電素子8に対向する位置に形成された複数のノズル2a(吐出口)とを有し、複数の圧電素子8を覆うように、圧電素子8に電圧を印加するためのフレキシブルプリント配線基板(以下「FPC」という。図示せず。)を設け、FPCを介して圧電素子8を駆動することにより、内部に貯留されている液体がノズル2aから液滴として吐出するように構成されている。なお、同図では、一例として圧電素子8が18個の場合を示している。
また、液滴吐出ヘッド1は、図2に示すように、ノズル2aが形成されたノズルプレート2(吐出口板)を有している。ノズルプレート2にはノズル2aの信頼性向上のため、ノズルプレート2の表面上のノズル周辺に、凸部プレート2Aから形成された凸部2b(図12(a)、(b)参照)を設けた構造を用いてもよい。このような凸部構造としては、ノズルプレート2のノズル2aが形成される部位を含む中央部に凹部を形成することによって相対的に周囲部を凸部とし、凹部の異物の除去性を高めるため、凸部の内周(凹部の外周)をテーパ形状に構成したものが用いられている。
このノズルプレート2の吐出側と反対側の面(裏面)に、連通孔3a及び液プール3bを有するプールプレート3と、連通孔4a、供給孔4b及び供給路4c(図3参照)を有する第1の供給孔プレート4Aと、連通孔5a、供給路5b及び供給路5c(図3参照)を有する供給路プレート5と、連通孔4a、供給孔4b及び供給路4c(図3参照)を有する第2の供給孔プレート4Bと、圧力発生室6a及び供給孔6b(図3参照)を有する圧力発生室プレート6と、上記振動板7と、上記圧電素子8と、上記FPC12を順次積層して構成されている。
ここで、プールプレート3、第1の供給孔プレート4A、供給路プレート5、第2の供給孔プレート4B、圧力発生室プレート6、振動板7は、それぞれの流路プレートとして積層されて流路部材Rを構成する。なお、便宜上、以下の説明において、流路部材Rを構成する流路プレートとして、プールプレート3、及び第1の供給孔プレート4Aの積層を省略して、供給路プレート5、第2の供給孔プレート4B、及び圧力発生室プレート6を流路部材Rとして説明する場合がある。
(吸着経路の構造)
本実施の形態の液滴吐出ヘッド1は、図4(a)、(b)に示すように、流路部材Rを構成する流路プレート(供給路プレート5、第2の供給孔プレート4B、及び圧力発生室プレート6)には、プレートの縁側の、圧力発生室及び液体供給路(図示せず)に干渉しない位置に、厚さ方向に貫通するアライメント積層用の吸着孔9(後述する吸着孔9a、9b、9c、9d、9e、9f)を有するとともに、第2の供給孔プレート4Bの上面に、隣接する供給路プレート5の表面(下面)に達するとともにプレート中央側に延びる吸着溝10を有し、流路部材Rは、吸着経路としての吸着孔9または吸着口9及び吸着溝10を介して、複数枚の流路プレートのそれぞれを吸着により保持して積層するアライメント積層法によって順次積層されている。なお、図4(a)、(b)においては、プールプレート3、第1の供給孔プレート4A、ノズルプレート2、圧電素子8及びFPC12は省略されており、また、アライメントステージ11上に積層された場合を示す。なお、省略したプールプレート3、第1の供給孔プレート4A、ノズルプレート2と流路部材Rとの積層は、流路部材Rの積層と同様に、吸着孔9または吸着孔9及び吸着溝10を介して吸着により保持して積層する。
上述のように、本実施の形態における流路プレートの積層順は、最下層から順に、振動板7、圧力発生室プレート6、第2の供給孔プレート4B、供給路プレート5で構成されている。なお、流路部材Rの上に積層されて、最上層となるノズルプレート2には吸着孔9は形成されていない。また、最下層となる振動板7には、その上層側に積層される流路プレート(圧力発生室プレート6、第2の供給孔プレート4B、及び供給路プレート5)及びノズルプレート2の積層枚数の合計以上の数であり、例えば、通常、枚数が6枚の場合に(圧力発生室プレート6、第2の供給孔プレート4B、供給路プレート5、プールプレート3、第1の供給孔プレート4A、ノズルプレート2の合計6枚)、1枚当り4個を形成した、24個の吸着孔9が形成され、他の流路プレートは、順に4個ずつ減少した数の吸着孔9が形成されている。例えば、振動板7に隣接する圧力発生室プレート6は20個の吸着孔9が形成されている。
本実施の形態においては、吸着孔9、及び吸着溝10は、後述するハーフエッチング法(厚さをエッチングにより薄くする方法)、サンドブラスト法、又は機械加工によって形成されたものであることが好ましい。
本実施の形態においては、ノズルプレート2や凸部2bは、耐インク性、耐熱性等の観点から、例えば、自己融着型のポリイミド樹脂やSUS等の金属からなるものが好ましく、後述するクラッド材であってもよい。また、流路部材Rを構成する、プールプレート3、第1の供給孔プレート4A、供給路プレート5、第2の供給孔プレート4B、圧力発生室プレート6、及び振動板7は、耐インク性の観点からSUS等の金属からなるものが好ましい。
圧電素子8は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等から構成され、上面に個別電極8a、下面に共通電極8bを有している。個別電極8a及び共通電極8bは、スパッタリング等により形成されており、下面の共通電極8bは、導電性接着剤により振動板7に電気的に接続され、振動板7を介して接地されている。また、圧電素子8は、圧力発生室6aに対応する振動板7の位置に個別化されて接合されている。
フレキシブルプリント配線基板(FPC)12は、各圧電素子8の個別電極8aにそれぞれハンダにより接続された導電パターン12aと、導電パターン12aの端部に設けられた端子とを有する。
(液体の流れ)
液体の流れについて、図3を参照して説明する。振動板7の供給孔7aに供給された液体は、圧力発生室プレート6の供給孔6b、第2の供給孔プレート4Bの供給路4c、供給路プレート5の供給路5c、第1の供給孔プレート4Aの供給路4c、プールプレート3の液プール3b、第1の供給孔プレート4Aの供給孔4b、供給路プレート5の供給路5b、第2の供給孔プレート4Bの供給孔4b、圧力発生室プレート6の圧力発生室6a、第2の供給孔プレート4Bの連通孔4a、供給路プレート5の連通孔5a、第1の供給孔プレート4Aの連通孔4a、およびプールプレート3の連通孔3aを経由して、ノズルプレート2のノズル2aから液滴として吐出する。
(液滴吐出ヘッドの製造方法)
以下、図4(a)、(b)を参照しつつ、液滴吐出ヘッド1の製造方法を説明する。本実施の形態の製造方法は、上述の液滴吐出ヘッド1を製造する方法であって、液滴を供給する流路プレートの厚さ方向に形成された位置決め積層用の吸着孔9、及び少なくとも1枚の流路板の上面及び/又は下面に形成されるとももに吸着孔9に連通する吸着溝10とを介し、複数の流路プレートを吸引により保持して順次積層する。さらに具体的には、流路部材Rを構成する流路プレートとして、プレートの縁側の、圧力発生室及び液体供給路に干渉しない位置に、厚さ方向に貫通するアライメント積層用の吸着孔9(9a、9b、9c、9d、9e、9f)を有するとともに、第2の供給孔プレート4Bは、その上面に、吸着孔9fに連通するとともに、プレート中央側に延びる吸着溝10を有するものを用い、かつ複数枚の流路プレート(流路部材R)とノズルプレート2とを、吸着孔9又は吸着孔9及び吸着溝10を介して、複数枚の積層プレートS(流路部材R及びノズルプレート2)を吸引により保持して積層するアライメント積層法によって順次積層する。
図5(a)〜(c)は、本実施の形態に用いられるアライメント積層法の概略工程を工程順に示す説明図であり、図6は、本実施の形態に用いられるアライメント積層法の吸着機構を示す斜視図であり、図7は、本実施の形態に用いられるアライメント積層法において積層されるプレートの吸着位置及び吸着孔を示す断面図である。アライメント積層法は、初めに、図5(a)に示すように、所定の形状に形成された、積層プレートS(流路部材Rを構成する圧力発生室プレート6、第2の供給孔プレート4B、供給路プレート5、プールプレート3、及び第1の供給孔プレート4A、並びにノズルプレート2)を順番にセットステージ13上に置く。
次に、図5(b)に示すように、移動搭載ハンド14にてアライメントステージ11側に移動させる。
次に、図5(c)に示すように、積層する基準、又は、すでに積層している積層プレートSのアライメントマークに合わせて移動搭載ハンド14の積層プレートSの位置を調整した後、アライメントステージ11に積層プレートSを積層及び保持させている。次いで、積層された積層プレートSを加熱加圧接合し積層流路(圧力発生室及び液体供給路)を形成する。なお、1枚の積層プレートSについて図5(c)の工程が完了した場合、次に積層する積層プレートSについて図5(a)に示す工程に戻って、以下同様に繰り返す。
図6には、アライメントステージ11に、振動板7,圧力発生室プレート6、及び第2の供給孔プレート4B以外の積層プレートを省略して積層する場合を示す。アライメントステージ11には、吸着孔11a〜11dが形成され、振動板7,圧力発生室プレート6、及び第2の供給孔プレート4Bにはその端部に吸着孔9が形成され、1つ上側に積層された積層プレートの吸着孔9の形成されていない位置(吸着位置)9gにおいて吸着が行われる。また、図7には、振動板7の上に、圧力発生室プレート6、第2の供給孔プレート4B、供給路プレート5、第1の供給孔プレート4A、プールプレート3、及びノズルプレート2を積層した場合の吸着孔9と吸着位置9gとの関係を示している。以下、本実施の形態の液滴吐出ヘッドの製造方法を、上述のアライメント調整の詳細については省略して、工程順に説明する。
(第1の工程:振動板7の吸着固定)
図4(a)、(b)に示すように、アライメントステージ11上に振動板7を載せ、振動板7の吸着のために形成されたアライメントステージ11の吸着孔11aから真空吸着を行い、振動板7を吸着固定する。このように、流路部材Rの最下層側の流路プレートとして、振動板7を用いることによって、ノズルプレート2を最下層側の流路プレートとする場合における、ワイピングの際に凹凸部に液体が溜まる等の不都合を生ずることがない。
(第2の工程:圧力発生室プレート6の吸着固定)
次に、圧力発生室プレート6の吸着のために形成されたアライメントステージ11の吸着孔11bと、この吸着孔11bに連通した振動板7の吸着孔9aとで、圧力発生室プレート6を吸着固定する。
(第3の工程:第2の供給孔プレート4Bの吸着固定)
次に、第2の供給孔プレート4Bの吸着のために形成されたアライメントステージ11の吸着孔11cと、この吸着孔11cに連通した振動板7及び圧力発生室プレート6の吸着孔9b、9cとで、第2の供給孔プレート4Bを吸着固定する。
(第4の工程:供給路プレート5の吸着固定)
次に、供給路プレート5の吸着のために形成されたアライメントステージ11の吸着孔11dと、この吸着孔11dに連通した振動板7、圧力発生室プレート6及び第2の供給孔プレート4Bの吸着孔9d、9e、9fと、さらに、第2の供給孔プレート4Bの上面に9fと繋がっている吸着溝10とで、供給路プレート5を吸着固定する。
この後、加熱加圧して、各プレートを接合する。この場合、例えば、ポリイミド,ポリスチレン等の熱可塑性樹脂や、フェノール樹脂,エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂等の接着剤を用いることができる。次に、図2に示すように、流路部材R上に、複数の圧電素子8を接合する。接合方法としては、例えば、上述の接着剤を用いることができる。次に、複数の圧電素子8を覆うように、圧電素子8に電圧を印加するためのFPC12を配設し、FPC12を介して圧電素子8を駆動することにより、内部に貯留されている液体がノズル2aから液滴として吐出するようにする。このようにして、液滴吐出ヘッド1を得ることができる。
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はC−C線の断面図である。
本実施の形態の液滴吐出ヘッド1において、流路部材Rを構成する振動板7、圧力発生室プレート6、第2の供給孔プレート4B、供給路プレート5は、プレートの縁側の、圧力発生室及び液体供給路に干渉しない位置に、厚さ方向に貫通するアライメント積層用の吸着孔9を有している(図8(b)においては、供給路プレート5の吸着固定に用いる、アライメントステージの吸着孔11a〜11dと、流路プレートの吸着孔9(9a〜9f、9h)を示している)。第2の供給孔プレート4Bは、その下面に、圧力発生室プレート6の吸着孔9eに連通するとともに供給孔プレート4Bの中央側に延びる吸着溝10を有し、かつ第2の供給孔プレート4Bは、吸着溝10から吸着溝10が形成された表面とは反対側の表面に貫通して、隣接する供給路プレート5の表面に達する第2の吸着孔15をさらに有している。ノズルプレート2(2点鎖線で示す)は、複数枚の流路プレートから構成される流路部材Rに、吸着孔9(9a〜9f、9h)を介して、同様に吸着により保持され積層されている。
[第3の実施の形態]
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はD−D線の断面図である。
本実施の形態の液滴吐出ヘッド1において、流路部材Rを構成する振動板7、圧力発生室プレート6、第2の供給孔プレート4B、供給路プレート5は、プレートの縁側の、圧力発生室及び液体供給路に干渉しない位置に、厚さ方向に貫通するアライメント積層用の吸着孔9を有し(図9(b)においては、便宜上、供給路プレート5の吸着固定に用いる、アライメントステージの吸着孔11dと、吸着孔9(9d、9e、9f)のみを示している)、供給路プレート5は、その下面に、第2の供給孔プレート4Bの吸着孔9fに連通するとともにそのプレート中央(流路プレート中央)側に延びる吸着溝10を有し、ノズルプレート2(図示ぜず)と複数枚の流路プレートから構成される流路部材Rとは、吸着孔9、及び吸着溝10を介して、複数枚の積層プレートS(流路部材R及びノズルプレート2)を吸着により保持して積層するアライメント積層法によって順次積層されている。
[第4の実施の形態]
図10は、本発明の第4の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はE−E線の断面図である。
本実施の形態の液滴吐出ヘッド1において、流路部材Rを構成する振動板7、圧力発生室プレート6、第2の供給孔プレート4B、供給路プレート5は、プレートの縁側の、圧力発生室及び液体供給路に干渉しない位置に、厚さ方向に貫通するアライメント積層用の吸着孔9を有し(図10(b)においては、便宜上、供給路プレート5の吸着固定に用いる、アライメントステージの吸着孔11dと、吸着孔9(9d、9e、9f)のみを示している)、第2の供給孔プレート4Bは、その下面に、圧力発生室プレート6の吸着孔9eに連通するとともにそのプレート中央(流路プレート中央)側に延びる吸着溝10を有し、吸着溝10から吸着溝10が形成された表面とは反対側の表面に貫通して、隣接する供給路プレート5に形成された吸着溝10に連通する第2の吸着孔15をさらに有し、かつノズルプレート2(図示せず)と複数枚の流路プレート(流路部材R)とは、吸着孔9、吸着溝10及び第2の吸着孔15を介して、複数枚の積層プレートS(流路部材R及びノズルプレート2)を吸着により保持して積層するアライメント積層法によって順次積層されている。
[第5の実施の形態]
図11は、本発明の第5の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はF−F線の断面図である。
本実施の形態の液滴吐出ヘッド1において、流路部材Rを構成する振動板7、圧力発生室プレート6、第2の供給孔プレート4B、供給路プレート5は、プレートの縁側の圧力発生室及び液体供給路に干渉しない位置に、厚さ方向に貫通するアライメント積層用の吸着孔9を有し(図11(b)においては、便宜上、供給路プレート5の吸着固定に用いる、アライメントステージの吸着孔11dと、吸着孔9(9d、9e、9f)のみを示している)、流路部材Rを構成する流路プレートの互いに隣接する2枚である第2の供給孔プレート4B及び供給路プレート5は、対向するその上面及び下面にそれぞれ互いに連通する吸着溝10を有し、かつノズルプレート2(図示せず)と複数枚の流路プレート(流路部材R)は、吸着孔9、及び吸着溝10を介して、複数枚の積層プレートS(流路部材R及びノズルプレート2)を吸着により保持して積層するアライメント積層法によって順次積層されている。
[第6の実施の形態]
図12は、本発明の第6の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はG−G線の断面図である。
凸部2bを有するノズルプレート2のようなクラッド材の場合も、上述の第1〜第5の実施の形態のいずれかの手法を用いることで、剛性による反りを抑えた吸着固定が可能となる。一例として、凸部2bを有するノズルプレート2に第1の実施の形態の手法を用いた製造方法を工程順に説明する。
図12(a)、(b)に示すように、流路部材Rを構成する各積層プレート(振動板7〜プールプレート3A)に対応した吸着孔9(便宜上、凸部2bを有するノズルプレート2の吸着に用いる吸着孔9のみを示す)を用い、それぞれ吸着固定する。次に、アライメントステージ11と、振動板7からプールプレート3aまで連通したノズルプレート2の吸着に用いる吸着孔9と、プールプレート3Aの上面に形成した吸着溝10を連通させ、凸部2bを有するノズルプレート2を吸着固定する。
以上の実施の形態に示すように、積層プレートの互いに干渉しない任意の位置で吸着することによって、薄い積層プレートで発生する積層プレートの浮きをなくすことが可能となり、次の積層プレートの積層時における、前述した積層プレート中央部の浮きによる積層位置の変化の問題を解決することができる。また、第6の実施の形態に示した凸部プレート2A、ノズルプレート2及びプールプレート3Bからなるようなクラッド材でも、同様に、剛性による反りを抑えた吸着が可能となる。なお、クラッド材とは、強さや耐食性を向上させるために、複数の種類の金属/プラスチック/セラミックスを加熱/加圧接着や圧延によって合わせ板にしたもので、被覆材の一種を意味する。
図13は、本発明の液滴吐出ヘッドの製造方法において、吸着経路(吸着孔9及び吸着溝10等)を形成するために用いられるハーフエッチングを示す説明図であり、(a)はハーフエッチングされた後の積層プレートを示す斜視図、(b)〜(e)はハーフエッチングの手順を工程順に示す(a)のH−H線断面図、(f)はハーフエッチングされた後の積層プレートを示す(a)のH−H線断面図である。
以下のハーフエッチングの説明においては、積層プレートとして、第2の供給孔プレート4Bを用いて、ハーフエッチングした場合を示す。図13(a)に示すように、ハーフエッチングされた第2の供給孔プレート4Bには、貫通する吸着孔9が形成されるとともに、上面に吸着溝10が形成されている。以下、ハーフエッチングの手順を図13(b)〜(e)を参照しつつ工程順に説明する。
まず、図13(b)に示すように、ハーフエッチング処理前の第2の供給孔プレート4Bの表裏両面に対して、レジストマスク16を貼り合わせる。
次に、図13(c)に示すように、パターン部分T(ハーフエッチングによって吸着孔9及び吸着溝10を形成する部分)のレジストマスク16を露光・現像により除去する。この場合、板厚方向に貫通する吸着孔9を形成する部分においては、供給孔プレート4Bの表裏両面のレジストマスク16を除去し、表面(上面)に板厚(t)の半分の深さ(t/2)の吸着溝10を形成する部分においては、供給孔プレート4Bの表面(上面)のレジストマスク16を除去している。
次に、図13(d)に示すように、全体をエッチング液に浸漬させ、レジストマスク16に覆われていない部分(パターン部分T)のエッチングを行う。
次に、図13(e)に示すように、エッチング実施後、残ったレジストマスク16を除去する。
図13(f)に示すように、レジストマスク16を除去した後の供給孔プレート4Bには、板厚方向に貫通する吸着孔9が形成されるとともに、上面に板厚(t)の半分の深さ(t/2)の吸着溝10が形成されている。
[第7の実施の形態]
(インクジェットカラープリンタの構成)
図14は、本発明の第7の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるインクジェットカラープリンタの構成図である。このインクジェットカラープリンタ100は、略箱型状の筐体101を有し、筐体101内の下部に、記録媒体である用紙Pを収容する給紙トレイ20、筐体101内の上部に、記録済みの用紙Pが排出される排紙トレイ21を各々配設し、給紙トレイ20から記録位置102を経由して排紙トレイ21に至る主搬送路31a〜31e、及び排紙トレイ21側から記録位置102側に至る反転搬送路32に沿って用紙Pを搬送する搬送機構30を有している。
記録位置102には、図1に示す液滴吐出ヘッド1の複数個を並列させて液滴吐出ヘッドユニットを構成し、4個の液滴吐出ヘッドユニットをそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(c)、黒(K)の各色のインク滴を吐出する液滴吐出ヘッドユニット41(41Y、41M、41C、41K)として用紙Pの搬送方向に配列して液滴吐出ヘッドアレイを構成している。詳細の配置は、後述する。
また、インクジェットカラープリンタ100は、用紙Pを吸着する吸着手段としての帯電ロール43と、無端ベルト35を介して液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kに対向して配置されたプラテン44と、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kの近傍に配置されたメンテナンスユニット45と、本カラープリンタ100の各部を制御するとともに、画像信号に基づいて液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kを構成する液滴吐出ヘッド1の圧電素子8に駆動電圧を印加し、ノズル2aからインク滴を吐出させ、用紙P上のカラー画像を記録する図示しない制御部とを備える。
液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kは、用紙Pの幅以上の有効印字領域を有する。なお、液滴を吐出させる方法として、圧電方式を用いたが、特に制限はなく、例えば、サーマル方式等の汎用されている方式を適宜用いることができる。
液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kの上部には、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kに対応する色のインクを収容するインクタンク42Y、42M、42C、42Kを配設している。各インクタンク42Y、42M、42C、42Kからは、インクが各液滴吐出ヘッド1に図示しない配管を経由して供給されるように構成されている。
インクタンク42Y、42M、42C、42Kに収容されるインクとしては特に制限はなく、例えば、水性、油性、溶剤系等の汎用されているインクを適宜用いることができる。
搬送機構30は、給紙トレイ20から用紙Pを1枚ずつ取り出して主搬送路31aに供給するピックアップロール33と、主搬送路31a、31b、31d、31e、及び反転搬送路32の各部に配置され、用紙Pを搬送する複数の搬送ロール34と、記録位置102に設けられ、用紙Pを排紙トレイ21方向に搬送する無端ベルト35と、無端ベルト35が張架された駆動ロール36及び従動ロール37と、搬送ロール34及び駆動ロール36を駆動する図示しない駆動モータとを備える。
(インクジェットカラープリンタの動作)
次に、インクジェットカラープリンタ100の動作を説明する。搬送機構30は、制御部の制御の下に、ピックアップロール33及び搬送ロール34を駆動し、給紙トレイ20から用紙Pを取り出して主搬送路31a,31bに沿って搬送する。用紙Pが無端ベルト35の近傍に差し掛かると、帯電ロール43の静電吸着力によって用紙Pに電荷が付与され、用紙Pは無端ベルト35に吸着する。
無端ベルト35は、駆動ロール36の駆動によって回転移動し、用紙Pが記録位置102に搬送されると、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kによってカラー画像が記録される。
すなわち、図2に示す液滴吐出ヘッド1の液プール3bは、インクタンク42Y、42M、42C、42Kから供給されたインクで満たされており、液プール3bからインクが供給孔4b及び供給路5bを介して圧力発生室6aに供給され、圧力発生室6aにインクが貯留している。制御部が、画像信号に基づいて複数の圧電素子8に駆動電圧を選択的に印加すると、振動板7は圧電素子8の変形に伴ってたわみ、これにより、圧力発生室6a内の容積が変化し、圧力発生室6aに貯留しているインクが連通孔5a,4a,3aを介してノズル2aからインク滴として用紙P上に吐出し、用紙Pに画像を記録する。用紙Pは、Y、M、C、Kの画像が順次上書きされ、カラー画像が記録される。
カラー画像が記録された用紙Pは、搬送機構30によって主搬送路31dを経由して排紙トレイ21に排出される。
なお、両面記録モードが設定されている場合は、排紙トレイ21に一旦排出された用紙Pは、再び主搬送路31eに戻り、反転搬送路32を経由して再び主搬送路31bを経由して記録位置102に搬送され、液滴吐出ヘッドユニット41Y、41M、41C、41Kによって前回記録された用紙Pの面と反対の面にカラー画像が記録される。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施が可能である。
本発明の液滴吐出ヘッド、画像形成装置、及び液滴吐出ヘッドの製造方法は、液滴を吐出することによって高精細な画像情報のパターンを形成することが要請される各種産業分野、例えば、高分子フィルムやガラス表面上にインクジェット法を用いてインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルタを形成したり、半田ペーストを基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成したり、回路基板の配線を形成する等の電気・電子工業分野、ガラス基板等に反応試薬を吐出してサンプルとの反応を検査するバイオチップを製造する医療分野等で有効に利用される。
本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドを示す平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1に示す液滴吐出ヘッドの分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はB−B線の断面図である。 (a)〜(c)は、第1の実施の形態に用いられるアライメント積層法の概略工程を工程順に示す説明図である。 第1の実施の形態に用いられるアライメント積層法の吸着機構を示す斜視図である。 第1の実施の形態に用いられるアライメント積層法において積層されるプレートの吸着位置及び吸着孔を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はC−C線の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はD−D線の断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はE−E線の断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はF−F線の断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの製造方法を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はG−G線の断面図である。 本発明の液滴吐出ヘッドの製造方法において、吸着経路(吸着孔及び吸着溝等)を形成するために用いられるハーフエッチングを示す説明図であり、(a)はハーフエッチングされた後の積層プレートを示す斜視図、(b)〜(e)はハーフエッチングの手順を工程順に示す(a)のH−H線断面図、(f)はハーフエッチングされた後の積層プレートを示す(a)のH−H線断面図である。 本発明の第7の実施の形態に係る画像形成装置を適用したカラープリンタの構成図である。
符号の説明
1 液滴吐出ヘッド
2 ノズルプレート
2A 凸部プレート
2a ノズル
2b 凸部
3 プールプレート
3A、3B プールプレート
3a 連通孔
3b 液プール
4A,4B 供給孔プレート
4a 連通孔
4b 供給孔
4c 供給路
5 供給路プレート
5a 連通孔
5b,5c 供給路
6 圧力発生室プレート
6a 圧力発生室
6b 供給孔
7 振動板
7a 供給孔
8 圧電素子
8a 個別電極
8b 共通電極
9 吸着孔
9a〜9f、9h 吸着孔
9g 吸着位置
10 吸着溝
11 アライメントステージ
12 フレキシブルプリント配線基板(FPC)
12a 導電パターン
13 セットステージ
14 移動搭載ハンド
15 第2の吸着孔
16 レジストマスク
20 給紙トレイ
21 排紙トレイ
30 搬送機構
31a〜31e 主搬送路
32 反転搬送路
33 ピックアップロール
34 搬送ロール
35 無端ベルト
36 駆動ロール
37 従動ロール
41Y、41M、41C、41K 液滴吐出ヘッドユニット
42Y、42M、42C、42K インクタンク
43 帯電ロール
44 プレテン
45 メンテナンスユニット
100 インクジェットカラープリンタ
101 筐体
102 記録位置
P 用紙
R 流路部材
S 積層プレート
T パターン部分

Claims (7)

  1. 液滴を吐出する複数の吐出口を有する吐出口板と、前記吐出口に連通した圧力発生室及び前記圧力発生室に液体を供給する液体供給路を有する複数枚の流路板からなる流路部材とを備え、
    前記流路部材を構成する前記流路板は、板の縁側の、前記圧力発生室及び前記液体供給路に干渉しない位置に、厚さ方向に貫通する位置決め積層用の吸着孔を有するとともに、前記流路板の少なくとも1枚は、その上面及び/又は下面に、前記少なくとも1枚の流路板又は隣接する前記流路板の前記吸着孔に連通するとともに、板中央側に延びる吸着溝を有し、かつ
    前記吐出口板及び前記流路部材は、前記吸着孔及び前記吸着溝を介し、吸引により保持され順次積層されてなることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 前記流路部材を構成する前記流路板の互いに隣接する2枚は、対向する上面及び下面にそれぞれ互いに連通する吸着溝を有し、かつ前記吐出口板及び前記流路部材は、前記吸着孔、及び前記吸着溝を介し、吸引により保持され順次積層されてなることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 前記吸着溝を有する前記流路板は、前記吸着溝から前記吸着溝が形成された表面とは反対側の表面に貫通して、隣接する前記流路板の表面に達するか又は隣接する前記流路板に形成された前記吸着溝に連通する第2の吸着孔をさらに有し、かつ前記吐出口板及び前記流路部材は、前記吸着孔、前記吸着溝及び前記第2の吸着孔を介し、吸引により保持して順次積層されてなることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 液滴を供給する流路板の厚さ方向に形成された位置決め積層用の吸着孔、及び少なくとも1枚の前記流路板の上面及び/又は下面に形成されるとともに前記吸着孔に連通する吸着溝を介し、複数の前記流路板を吸引により保持して順次積層することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  5. 前記流路部材を構成する前記流路板の互いに隣接する2枚として、対向する上面及び下面にそれぞれ互いに連通する吸着溝を有し、かつ前記吐出口板及び前記流路部材を、前記吸着孔、及び前記吸着溝を介し、吸引により保持して順次積層することを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  6. 前記吸着溝を有する前記流路板として、前記吸着溝から前記吸着溝が形成された表面とは反対側の表面に貫通して、隣接する前記流路板の表面に達するか又は隣接する前記流路板に形成された前記吸着溝に連通する第2の吸着孔をさらに有するものを用い、かつ前記吐出口板及びと前記流路部材を、前記吸着孔、前記吸着溝及び前記第2の吸着孔を介し、吸引により保持して順次積層することを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  7. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドと、記録媒体の搬送機構と、前記液滴吐出ヘッド及び前記搬送機構を制御する制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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