JP2007307753A - 印刷制御装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で、且つ高速の印刷速度を確保することのできる印刷制御装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】リングバッファに書き込まれたイメージデータを印刷装置に出力した際に、HDDにリカバリデータとして書き込む。リカバリが必要な場合には、HDDに書き込まれたリカバリデータと、リングバッファに書き込まれたイメージデータとを入れ替える。リングバッファに書き込まれたリカバリデータによってリカバリ印刷を行う。これにより、低速なHDDを使用することによって、リングバッファの容量を低減してコスト低減を図りながらも、印刷装置の高速な印刷速度を確保することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば連続シートに印刷を行う印刷装置に対し、印刷データを展開して得たイメージデータを出力する印刷制御装置に関し、特にリカバリ印刷機能を備えた印刷制御装置および方法に関する。
従来、カットシートを用いた印刷装置では、印刷動作と同時に、イメージデータを記憶媒体に記憶し、印刷時に紙詰まりやトナー切れが発生した場合、その印刷ジョブにおけるリカバリ事象の指定を受けて、記憶媒体からイメージデータを読み出してリカバリ印刷を行うプリンタ制御装置がある(特許文献1)。
しかし、複数台の高速印刷装置で連続シートの両面に印刷を行う重連配置の場合、各印刷装置におけるリカバリ印刷では、各印刷装置内における未印刷のイメージデータについては記憶しているものの、各印刷装置間に位置した連続シートに形成された画像のイメージデータは記憶されておらず、イメージデータを補償することができない。
そこで、例えば2台の印刷装置を使用して連続シートの両面に印刷を行う場合、1台目の印刷装置にてイメージデータに対応する画像が初めて連続シートに転写されてから、連続シートがカットされてシートへの印刷が完了する保証位置となるスタッカに至るまでの間、この間の連続シートに形成されるイメージデータがリカバリ用イメージデータとなる。そして、このリカバリ用イメージデータ(以下、リカバリデータという)を応答速度の比較的速いリングバッファに記憶し、リカバリ印刷時にこのリングバッファ内のデータを使用してリカバリ印刷を行うプリンタシステムがある(特許文献2、参照)。
特開2000−211213号公報 特開2004−358815号公報
しかしながら、特許文献2のように、1台目の印刷装置にてイメージデータに対応する画像が初めて連続シートに転写されてから、保証位置となるスタッカに至るまでの搬送路は非常に長く、この搬送路分のリカバリデータを記憶するためのリングバッファも大容量のものが必要なる。
ここで、1台目の印刷装置→反転装置→2台目の印刷装置→後処理装置(オートカット装置)→スタッカ(ページ保証位置)の順に連続シートを搬送する印刷システムの場合を例に挙げる。
1台目の印刷装置の転写開始位置から当該印刷装置の出口まで 5m
出口から反転装置を経由して2台目の印刷装置の転写開始位置まで 15m
2台目の印刷装置の転写開始位置から当該印刷装置の出口まで 5m
出口から反転装置を経由して後処理装置のスタッカまで 18m
とすると、リカバリが必要な搬送路の長さは、5+15+5+18=43mとなる。
ここで、原稿サイズ;A4、出力形式;2UP、画像濃度(18インチ×12インチ/6000dpi)とすると、1ページに印刷されるデータ量は約10MB/ページとなる。そして、前記搬送路の長さに対応する前記用紙の枚数は、43m÷(12×25.4mm)=142枚となる。
そして、前述した重連構成の印刷システムにおいては、リカバリデータのデータ量は約1.4GBを超えることになり、リングバッファのデータ容量も1.4GB以上が必要となる。応答速度も速く、容量も1.4GBを超えるリングバッファは高価になり、ひいてはプリンタシステムのコスト高を招くことになる。
しかも、リングバッファのような電気的な記憶媒体を、ハードディスク等の機械的な記憶媒体に代え、この機械的な記憶媒体にリカバリデータを記憶する場合、記憶媒体自体のコストは安価に抑えることができるものの、記憶媒体の応答速度が印刷装置の印刷速度よりも遅くなってしまい、この記憶媒体の応答速度がボトルネックとなって印刷装置の印刷速度が遅くなってしまい、高速印刷ができなくなる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、安価で、且つ高速の画像形成速度を確保することのできる印刷制御装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明が採用する印刷制御装置は、印刷装置によって印刷される内容を表す印刷データをイメージデータに展開する展開手段と、前記展開手段によって得られたイメージデータを、少なくとも読み出されるまでは一時的に記憶する第1の記憶手段であって、記憶しているデータが第1の読み出し速度で読み出される第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から転送されてくるイメージデータをリカバリ用イメージデータとして記憶する第2の記憶手段であって、記憶しているデータが前記第1の読み出し速度よりも遅い第2の読み出し速度で読み出される第2の記憶手段と、前記印刷装置が印刷を行う動作に同期して前記第1の記憶手段からイメージデータを読み出して前記印刷装置へ出力すると共に、前記第1の記憶手段から読み出したイメージデータを第2の記憶手段に転送しつつ、前記印刷装置においてリカバリ事象が発生した場合には、前記第2の記憶手段に記憶されている前記リカバリ用イメージデータを読み出して前記第1の記憶手段へと転送し、前記第1の記憶手段によって記憶された前記リカバリ用イメージデータを前記第1の記憶手段から読み出して前記印刷装置に出力する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
上記構成において、前記印刷装置の画像形成速度Vp、前記第2記憶手段の読み出し速度Vm、nを整数とし、n−1<Vp/Vm≦nの関係に有る場合、前記第2記憶手段はn個の記憶手段を備えることが好ましい。
上記構成において、前記展開手段で展開されるイメージデータは、ページ単位で生成されることが好ましい。
上記構成において、前記印刷装置は、当該印刷制御装置から出力されるイメージデータを受けて、このイメージデータに対応した画像をシートに転写する転写部と、前記シートに転写された画像を定着させて印刷を完了したシートを排出する排出部とを備え、前記リカバリ用イメージデータのデータ量は、前記印刷装置における前記転写部から前記排出部からシートが排出されて前記シートへの印刷が完了する保証位置までのシート搬送路の距離に対応したページ数のデータ量であることが好ましい。
上記構成において、前記展開手段で展開されるイメージデータは、所定のデータ量を単位として生成されることが好ましい。
上記構成において、前記印刷装置は、当該印刷制御装置から出力されるイメージデータを受けて、このイメージデータに対応した画像をシートに転写する転写部と、前記シートに転写された画像を定着させて印刷を完了したシートを排出する排出部とを備え、前記リカバリ用イメージデータのデータ量は、前記印刷装置における前記転写部から前記排出部からシートが排出されて前記シートへの印刷が完了する保証位置までのシート搬送路の距離に対応したデータ量であることが好ましい。
上記構成において、前記制御手段は、前記印刷装置によって画像が形成されたシートが前記保証位置に達した場合、このシート上に形成された画像に対応したイメージデータを、前記第2記憶手段から削除し、前記転写部にて転写されるイメージデータをリカバリ用イメージデータとして前記第1記憶手段或いは第2記憶手段に記憶させることが好ましい。
上記構成において、前記印刷装置は、連続シートに印刷を行う印刷装置であることが好ましい。
上記構成において、リカバリ用イメージデータの容量Md、前記第1記録手段の記憶容量Maおよび第2記憶手段の記憶容量Mbの関係は、Md<Ma+Mbであることが好ましい。
上記構成において、前記制御手段は、リカバリ事象が発生した場合、前記第2記憶手段に記憶されたリカバリ用イメージデータを第1記憶手段に転送し、第1記憶手段に転送されたリカバリ用イメージデータを前記印刷装置に出力する際に、前記第1記憶手段に記憶された前記印刷装置に出力されるのを待つイメージデータを前記第2記憶手段に転送して記憶させることが好ましい。
上述の目的を達成するため、本発明が採用する印刷制御方法は、印刷装置によって印刷される内容を表す印刷データをイメージデータに展開する展開手段と、前記展開手段によって得られたイメージデータを、少なくとも読み出されるまでは一時的に記憶する第1の記憶手段であって、記憶しているデータが第1の読み出し速度で読み出される第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から転送されてくるイメージデータをリカバリ用イメージデータとして記憶する第2の記憶手段であって、記憶しているデータが前記第1の読み出し速度よりも遅い第2の読み出し速度で読み出される第2の記憶手段と、を備えた印刷制御装置の制御方法であって、
前記印刷装置が印刷を行う動作に同期して前記第1の記憶手段からイメージデータを読み出して前記印刷装置へ出力するイメージデータ出力段階と、前記第1の記憶手段から読み出したイメージデータを第2の記憶手段に転送するイメージデータ転送段階と、前記印刷装置においてリカバリ事象が発生した場合には、前記第2の記憶手段に記憶されている前記リカバリ用イメージデータを読み出して前記第1の記憶手段へと転送し、前記第1の記憶手段によって記憶された前記リカバリ用イメージデータを前記第1の記憶手段から読み出して前記印刷装置に出力するリカバリ段階と、を備えたことを特徴としている。
以下、本発明の実施形態に係る画像読取装置について、図面を参照して説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.印刷システムの構成>
ここで、図1は重連構成の印刷システムを模式的に図示した図である。
この印刷システムは、例えば印刷速度と印刷物の生産効率の高い印刷工場等に設置されるシステムである。印刷システムでは、2列の片面印刷ライン100a,100bを構成している。
印刷ライン100a,100bは、前処理機101a,101b、印刷装置110a,110b、反転バッファ102a,102b、中間バッファ103a,103b、後処理機104a,104bを備えている。以後、特に区別する必要のない場合には、添え字のa,bは省略して説明する。
印刷制御装置10は、前処理機101、印刷装置110、反転バッファ102、中間バッファ103および後処理機104を制御するものである。
前処理機101には、連続シートを巻き取ったローラ(図示せず)が格納され、印刷制御装置10からの印刷指令を受けて連続シートを送り出す動作を行う。反転バッファ102は、連続シートの表裏を反転させる機構を備えており、印刷装置110aから排出された連続シートの表裏を反転させて印刷装置110bに搬送する。中間バッファ103は、連続シートを後処理機104に搬送するための送り出し機構を備え、連続シートに対して所定の張力を発生させて、紙の弛みや皺の発生を防止している。後処理機104は、オートカッターと、このオートカッターによってカットされたシートを捕獲するスタッカ(何れも図示せず)とを備える。本実施形態では、このスタッカにシートが搬送された段階で印刷が完了したものと見なすため、このスタッカの位置が印刷の保証位置となる。
また、印刷装置110は、印刷制御装置10からのイメージデータを受けて、連続シートに画像を転写する転写ローラ111を備えている。この印刷装置110は、連続シートの搬送速度、転写ローラ111における転写速度、さらに図示しない定着部の定着速度等によって印刷速度Vpが設定される。
この印刷システムでは、連続シートに両面印刷を行う場合、連続シートは、実線Aに示すように、前処理機101a→印刷装置110a→反転バッファ102a→印刷装置110b→反転バッファ102b→中間バッファ103a→後処理機104aに搬送される。
一方、連続シートに片面印刷を行う場合、連続シートは、一点鎖線B1,B2に示すように、前処理機101→印刷装置110→反転バッファ102→中間バッファ103→後処理機104に搬送される。なお、2列の片面印刷が不必要な場合には、前処理機101b,中間バッファ103b,後処理機104bは省略される。
また、二点鎖線Cは、両面印刷時にリカバリを必要とする搬送路である。転写ローラ111aで画像が転写された連続シートのページが、反転バッファ102a→印刷装置110b→反転バッファ102b→中間バッファ103a→後処理機104aを経てスタッカに到達するまで、転写された画像のイメージデータは記憶しておかなくてはならない。連続シートでは、順次連続シートに画像が転写されて搬送されるため、従来技術の例示したように、転写ローラ111aからスタッカまでの距離が43mの場合には、140枚分のイメージデータをリカバリのために記憶しておく必要がある。
<1−2.印刷制御装置の構成>
次に、印刷制御装置10の構成を図2の機能ブロック図を参照しつつ説明する。
印刷制御装置10は、CPU、RAM、ROM(何れも図示せず)によって構成されている。ROMに記憶されたプログラムによって後述する図4に示す処理等を行う。
印刷制御装置10は、外部から送信された印刷データを記憶する印刷データ記憶部11を備え、この印刷データ記憶部11に記憶された印刷データ(例えば、ページ記述言語(PDL))がイメージデータ展開部12でRIP(Raster Image Processing)処理されることによりページ毎のイメージデータに展開される。展開されたイメージデータは、リングバッファ13に記憶される。
一方、リカバリのためのリカバリデータは、ハードディスク14(以下、HDD14という)に記憶される。リングバッファ13とHDD14との間でデータの受け渡し・消去が、データ管理部15によって行われる。
ここで、リングバッファ13は、電気的なデータの書込・読取を行っているため、比較的速い応答速度を有する。一方、HDD14は、機械的なデータの書込・読取を行っているため、リングバッファ13に対して遅い応答速度Vmを有する。なお、応答速度Vmと印刷速度Vpとの関係は、Vm<Vpとなる。
<1−3.リングバッファおよびHDDの書込・読取動作>
次に、図3を参照しつつ、リングバッファ13の書込・読取動作について説明する。
本実施形態では、原稿サイズ;A4、出力形式;2UP、画像濃度(18インチ×12インチ/600dpi)とし、1ページに印刷されるデータ量を約10MB/ページとする。
リングバッファ13は、本実施形態では、70ページ分のイメージデータが記憶できるように、700MBの容量を有する。
リングバッファ13には、丁度1ページ分のデータが格納される領域1〜70が画成される(図3中左側の連番)。書込位置W0で領域70に書き込まれたデータは順次書き込まれるデータで押し上げられる。一方、読取位置R0にあるデータは、印刷装置110に出力されることにより、リングバッファ13からは消去される。本実施形態では、領域70が書込位置W0となってデータの書き込みを行い、領域1が読取位置R0となってデータの読み取りを行って出力する。なお、書込位置W0・読取位置R0と領域との対応は、適宜変更可能としてもよい。
図3の2〜73の数字が付された四角が、ページ毎のイメージデータを示している。この場合、3〜72ページの70ページ分のイメージデータが、リングバッファ13に記憶されている状態を模式化して示している。リングバッファ13の上側の2ページに対応したイメージデータは、既に印刷装置110に出力されてリングバッファ13から消去されたデータ、73ページに対応したイメージデータは、イメージデータ展開部12で印刷データから展開されてきてリングバッファ13への書込を待つ73ページのイメージデータである。領域1の3ページのイメージデータが読み取られてリングバッファ13から消去されることにより、イメージデータが領域を順次繰り上がってデータのなくなった領域70にイメージデータ展開部12から出力される73ページのイメージデータが書き込まれる。
以下の説明においては、便宜上、1ページに対応したイメージデータをイメージデータ1として記載する。
HDD14についても、同様の動作を行うようになっており、リングバッファ13およびHDD14は、所謂FIFO(First-in First-out)として構成される。
次に、リングバッファ13およびHDD14の容量、HDD14の個数の設定について説明する。
容量および個数は、データ管理部15によって予め設定されるもので、既知の印刷装置の印刷速度Vp、HDD14の応答速度Vm、さらにリカバリが必要な搬送路の長さに対応したデータ量によって設定される。
ここでは、従来技術で述べた例を引用する。
リカバリが必要な搬送路の長さ(転写ローラ111aから後処理機104aまでの搬送路の長さ)を43m、1ページに印刷されるデータ量を約10MB/ページとする。この搬送路の長さに対応するページの枚数は、43m÷(12×25.4mm)=142枚となる。そこで、リカバリに必要なイメージデータの枚数を便宜上、140枚とする。
一方、印刷装置110の印刷速度VdとHDD14の応答速度Vmとの関係が、即ち、HDD14で1ページ分のイメージデータを書込・読取を行う間に、印刷装置110では2ページ分の印刷を行うため、Vp/Vm≒2となる場合を例示する。この場合、HDD14での応答速度の遅れが印刷装置110の印刷速度に影響しないためには、同規格のHDD14(HDD14A,14B)が2台必要となる。
さらに、リングバッファ13およびHDD14A,14Bの容量は、リカバリデータを記憶すること、リカバリ印刷時に印刷速度Vpに対して遅れを生じないこと等を考慮して、リングバッファ13およびHDD14A,14Bの容量を70ページ分のデータ量、即ち700MBに設定する。これにより、140ページ分のリカバリデータは2台のHDD14A,14Bに書き込まれ、リカバリ印刷時には、リングバッファ13に転送された70ページ分のリカバリデータが印刷装置110に出力されることになる。
以下の説明に使用する図5〜図7では、中央がリングバッファ13、左側がHDD14A、右側がHDD14Bを示している。HDD14Aには奇数ページのイメージデータが記憶され、HDD14Bには偶数ページのイメージデータが記憶されるものとする。
さらに、HDD14A,14Bにおいても、前述したリングバッファ13と同様に、領域70が書込位置WA,WBとなってデータの書き込みを行い、領域1が読取位置RA,RBとなってデータの読み取りを行うようになっている。
<1−4.印刷制御装置の動作>
次に、印刷制御装置10におけるデータ管理部15の動作について説明する。
通常の印刷処理時には、リングバッファ13に記憶されたイメージデータのうち、読取位置R0にあるイメージデータを読み取って印刷装置110に対して出力する。例えば、1枚目のイメージデータを表側を印刷する印刷装置110aに出力し、2枚目のイメージデータを裏側を印刷する印刷装置110bに出力するといった具合である。
一方、データ管理部15は、リングバッファ13に記憶されたイメージデータをリカバリデータとしてHDD14A,14Bに記憶し、印刷時にエラーが発生した場合にはリカバリ印刷を行うためのリカバリデータの管理を行う。
次に、データ管理部15の具体的な動作を、図4の流れ図および図5〜図7を参照しつつ説明する。
まず、データ管理部15は、イメージデータ展開部12で展開されたイメージデータをリングバッファ13の書込位置W0に順次書き込む(ステップS1)。具体的には、図3に示すように、書込位置W0に1ページに対応したイメージデータ(イメージデータ1)を領域70に書き込み、次に、イメージデータ2を領域70に書き込むことにより、領域69にイメージデータ1、領域70にイメージデータ2が書き込まれる。このように、書込位置W0にイメージデータを順次書き込むことにより、既に書き込まれたイメージデータが繰り上がってリングバッファ13の領域1〜70にイメージデータが書き込まれる。
次に、データ管理部15は、リングバッファ13の読取位置R0にあるイメージデータを印刷装置110に出力すると共に、このイメージデータをリカバリデータとしてHDD14に書き込む(ステップS2)。印刷装置110は、イメージデータを受けて印刷動作を開始する。
一方、HDD14への書き込みは、図5(a)に示すように、リングバッファ13の読取位置R0にあったイメージデータ1がHDD14Aの書込位置WA(領域70)に書き込まれ、リングバッファ13の読取位置R0にあったイメージデータ2がHDD14Bの書込位置WB(領域70)に書き込まれる。
なお、印刷装置110への出力を待つイメージデータとリカバリデータとを区別するために、リカバリデータには斜線を付している。
順次、リングバッファ13の読取位置R0からイメージデータが出力されることにより、HDD14Aの書込位置WA(領域70)に書き込まれることにより、HDD14Aの領域36〜70にはイメージデータ1・3…67・69(奇数)が書き込まれ、HDD14Bの領域36〜70にはイメージデータ2・4…68・70(偶数)が書き込まれる(図5(b)、参照)。
そして、図5(c)に示すように、イメージデータ140が印刷装置110に出力されることにより、HDD14Aの領域1〜70にはイメージデータ1・3…137・139(奇数)が書き込まれ、HDD14Bの領域1〜70にはイメージデータ2・4…138・140(偶数)が書き込まれる。
このように、印刷装置110に出力されたイメージデータ1〜140がHDD14A,14Bにリカバリデータとして全て書き込まれることになる。印刷装置110側では、イメージデータ1〜140によって画像が転写された連続シートが、図1の二点鎖線Cで示した両面印刷時にリカバリを必要とする搬送路に存在しており、1ページ目のシートがスタッカに到達する寸前の状態にある。
さらに、データ管理部15は、スタッカに到達したシートに転写された画像のイメージデータを、HDD14A,14Bの読取位置RA,RBから読み出して削除する(ステップS3)。
図6(a)は、スタッカに1〜10ページが到達した場合のリングバッファ13とHDD14A,14Bに書き込まれたデータの状態を示している。イメージデータ1・3〜9(奇数)はHDD14Aから削除され、イメージデータ2・4〜10(奇数)はHDD14Bから削除される。これにより、HDD14Aの領域1〜70にはイメージデータ11・13〜149(奇数)がリカバリデータとして書き込まれ、HDD14Bの領域1〜70にはイメージデータ12・14〜150(偶数)がリカバリデータとして書き込まれ、リングバッファ13の領域1〜70にはイメージデータ151〜220が印刷装置110への出力待ちとして書き込まれる。
次に、データ管理部15は、印刷装置110側でエラーが発生したか否かを判定し、エラーとする判定がなされるまで、ステップS1〜S3の処理を繰り返す(ステップS4)。このエラー判定は、連続シートの搬送路の途中および各部位に備えたセンサ、或いは各部位の動作状態から把握することにより、連続シートの搬送停止、トナー切れ、印刷の不具合等、種々の状態からリカバリ印刷が必要な状態が発生したか否かによって判定される。
データ管理部15は、印刷装置110側でエラーと判定された場合(ステップS4;YES)には、リングバッファ13に書き込まれたイメージデータとHDD14A,14Bに書き込まれたリカバリデータとを入れ替える(ステップS5)。この処理は、作業者がエラーを回避している間(例えば、シート切れの場合には連続シートを前処理機101aに補充している間)に行われる。
具体例として、スタッカに10ページ目が印刷されたリートが到達した後にエラーが発生した場合を示す。このエラーは、イメージデータ150を印刷装置110に出力し、転写ローラ111がこのイメージデータ150の画像を連続シートに転写した段階で、エラーが発生したことになる。リングバッファ13には、印刷待ちのイメージデータ151〜220が書き込まれ、HDD14Aにはリカバリデータ11・13〜149(奇数)が、HDD14Bにはリカバリデータ12・14〜150(偶数)が書き込まれている(図6(a)、参照)。このエラーの場合、搬送路の連続シートにはページ11〜150の画像が転写されていることになり、このページに対応したイメージデータがリカバリデータとなる。
そこで、データ管理部15は、リングバッファ13におけるイメージデータ展開部12からのイメージデータの書き込みを禁止し、HDD14Aの読取位置RAからリカバリデータ11を読み取ってリングバッファ13の書込位置W0に書き込み、読取位置R0にあるイメージデータ151をHDD14Aの書込位置WAに書き込む。次に、HDD14Bの読取位置RBからリカバリデータ12を読み取ってリングバッファ13の書込位置W0に書き込み、読取位置R0にあるイメージデータ152をHDD14Bの書込位置WBに書き込む。これにより、図6(b)に示すように、リングバッファ13の領域69にはリカバリデータ11が、領域70にはリカバリデータ12が書き込まれる。一方、HDD14Aの領域70にはイメージデータ151が、HDD14Bの領域70にはイメージデータ152がそれぞれ書き込まれる。
そして、データ管理部15は、この動作を順次行うことにより、図6(c)のように、リングバッファ13の領域1〜70にはリカバリデータ11〜80が書き込まれ、HDD14Aの領域1〜35にはリカバリデータ81〜149が、領域36〜70にはイメージデータ151〜219が書き込まれ、HDD14Bの領域1〜35にはリカバリデータ82〜150が、領域36〜70にはイメージデータ152〜220が書き込まれる。
データ管理部15では、リカバリ印刷の指示が有るまで待機する(ステップS6)。
作業者からのカバリ印刷開始の指示が、図示しない操作部を介して入力されると(ステップS6;YES)、ステップS1以降の動作を実行する。
即ち、データ管理部15は、図7(a)に示すように、リングバッファ13の読取位置R0にあったリカバリデータ11を印刷装置110に出力する。これにより、印刷装置110では、リカバリデータ11に対応した画像の転写が転写ローラ111で行われる。一方、HDD14Aでは領域70にリカバリデータ11が書き込まれる。さらに、HDD14Aの読取位置RAにあったリカバリデータ81をリングバッファ13の書込位置W0から領域70に書き込む。
さらに、データ管理部15は、リングバッファ13の読取位置R0にあったリカバリデータ12を印刷装置110に出力すると共に、このリカバリデータ12をHDD14Bの書込位置WAから領域70に書き込み、読取位置RBにあるリカバリデータ82をリングバッファ13の書込位置W0から領域70に書き込む。
これにより、印刷装置110では、印刷制御装置10から出力されたイメージデータ11・12を受けて連続シートに前記イメージデータ11,12に応じた画像を転写ローラ111から転写する。
この動作を順次行うことにより、図7(b)の書き込み状態を経て、図7(c)の状態に至る。
即ち、図7(b)の状態は、リカバリ印刷中のデータの書き込み状態であり、リングバッファ13の領域1〜70にはリカバリデータ81〜150が書き込まれ、HDD14Aの領域1〜35にはイメージデータ151・153〜219(奇数)が、領域36〜70にはリカバリデータ11・13〜79(奇数)が書き込まれ、HDD14Bの領域1〜35にはイメージデータ152・154〜220(偶数)が、領域36〜70にはリカバリデータ12・14〜80(偶数)が書き込まれる状態となる。
そして、リカバリ印刷が終了した段階では、図7(c)に示すように、エラー発生前のデータの書き込み状態、つまり図6(a)の状態となる。
リカバリ印刷が終了した後は、イメージデータ展開部12で展開されたイメージデータをリングバッファ13の書込位置W0に順次書き込む処理に戻る。
<1−5.第1実施形態の効果>
上述した如く、本実施形態における印刷制御装置10では、連続シートを用いた印刷装置110のように、リカバリ印刷のためのイメージデータのデータ量が1GBを超えるような場合には、応答速度の速いコスト高のリングバッファ13にリカバリデータを書き込むことなく、低廉安価なHDD14にリカバリデータを書き込む。この結果、リングバッファ13の容量を小さくすることで、コスト低減を図ることができる。
また、印刷装置にエラーが発生した場合には、印刷制御装置10は、作業者がエラーの回避を行っている間に、HDD14からリングバッファ13にリカバリデータを移す処理を行う。そして、リカバリ印刷時にはリングバッファ13からリカバリデータ(イメージデータ)を印刷装置110に出力するから、印刷速度が記憶媒体からのデータを読み取る際の応答速度によって遅くなるのを防止して、印刷装置110の持つ高速の印刷速度を確保することができる。
さらに、印刷制御装置10では、イメージデータ展開部12で一度展開されてリングバッファ13に書き込まれたイメージデータは、印刷装置110におけるエラーが発生した段階でも、HDD14に書き込まれたリカバリデータと入れ替えてHDD14に書き込む。これにより、一度展開されたイメージデータを削除することなく、リカバリ印刷を行うことができる。
<2.第2実施形態>
次に、本発明による第2実施形態を説明する。
前記第1実施形態では、リングバッファ13の書込位置W0を領域70とし、読取位置R0を領域1とし、印刷装置110への出力とHDD14への書き込みとを同期させるようにした。これに対し、第2実施形態の特徴は、イメージデータをリングバッファ13から印刷装置110への出力するタイミングと、イメージデータをリングバッファ13からHDD14への出力するタイミングとを異ならせて、データの書き込み非同期とした点にある。
なお、本実施形態では、前述した第1実施形態と構成が同一であるのでその説明は省略し、相違点のみ説明する。
<2−1.リングバッファ13´、HDD14´の構成>
この実施形態のリングバッファ13´は1〜80の領域が画成され、HDD14A´,14B´は1〜50の領域が画成される。
リングバッファ13´では、書込位置W0が領域70にあって領域70にイメージデータを書き込み、印刷装置110へ出力するための読取位置R01は領域41にあり、HDD14´へ出力するための読取位置R02は領域1にある。このため、リングバッファ13´の領域41〜80が印刷装置110に出力されるのを待つイメージデータの書込領域となり、領域1〜40がリカバリデータの書込領域となる。
また、HDD14A´,14B´では、書込位置WA,WBが領域80にあって領域80にリカバリデータを書き込み、リングバッファ13´へ出力するための読取位置RA,RBは領域1にある。
次に、図8および図9を参照しつつ、リカバリ印刷時のリングバッファ13´、HDD14´へのデータの書き込みについて説明する。
図8(a)は、通常印刷時のリングバッファ13´、HDD14´へのデータの書き込み状態を示している。
即ち、リングバッファ13´の領域41〜80には印刷装置110に出力されるのを待つイメージデータ151〜190が書き込まれ、領域1〜40にはリカバリデータ111〜150が書き込まれる。さらに、HDD14A´の領域1〜50にはリカバリデータ11・13〜109(奇数)が書き込まれ、HDD14B´の領域1〜50にはリカバリデータ12・14〜110(偶数)が書き込まれる。
この場合、印刷装置110にはイメージデータ150までが出力されることになり、搬送路にはイメージデータ10〜150に対応した画像が形成された連続シートが存在することになる。
この状態で、エラーが発生した場合には、リカバリ印刷のためのデータの移動がリングバッファ13´、HDD14´で行われる。
データ管理部15は、リングバッファ13´において、書込位置W0を領域40に移すと共に、読取位置R01での読み取りを禁止する(図8(b)、参照)。これにより、作業者がエラーの修復を行っている間に、データ管理部15は、HDD14A´の読取位置RAにあるリカバリデータ11をリングバッファ13´の書込位置W0の領域40に書き込み、読取位置R02にあったリカバリデータ111をHDD14A´の書込位置WAに書き込む。次に、HDD14B´の読取位置RBにあるリカバリデータ12をリングバッファ13´の書込位置W0の領域40に書き込み、読取位置R02にあったリカバリデータ112をHDD14B´の書込位置W2に書き込む。リングバッファ13´では、先のリカバリデータ11を領域39に書き込まれ、リカバリデータ12が領域40に書き込まれる。
このような動作を繰り返すことにより、リングバッファ13´の領域1〜40にはリカバリデータ11〜50が書き込まれ、HDD14A´の領域1〜50にはリカバリデータ51・53〜149(奇数)が書き込まれ、HDD14B´の領域1〜50にはリカバリデータ52・54〜150(偶数)が書き込まれる(図8(c)、参照)。
この段階で、データ管理部15は、リングバッファ13´の領域1に印刷装置110に出力するための読取位置R01を移動する。これにより、HDD14´への出力を行う読取位置R02と印刷装置110への出力を行う読取位置R01とが重なることになる。
これにより、領域1にあるリカバリデータ11を読取位置R01から印刷装置110に出力し、印刷装置110の転写ローラ111でリカバリデータ11に対応した画像を連続シートに転写する。そして、リングバッファ13´では、読取位置R01で読み取られたリカバリデータ11をHDD14Aの書込位置WAに書き込み、読取位置RAにあるリカバリデータ51をリングバッファ13の書込位置W0に書き込む。
次に、領域1にあるリカバリデータ12を読取位置R01から印刷装置110に出力し、印刷装置110の転写ローラ111でリカバリデータ12に対応した画像を連続シートに転写する。そして、リングバッファ13´では、読取位置R01で読み取られたリカバリデータ12をHDD14Bの書込位置WBに書き込み、読取位置RBにあるリカバリデータ52をリングバッファ13の書込位置W0に書き込む(図9(a)、参照)。
この動作を順次繰り返すことにより、図9(b)のようになる。この図9(b)の状態では、リングバッファ13´の領域41〜80には印刷装置110に出力されるのを待つイメージデータ151〜190が書き込まれ、領域1〜40にはリカバリデータ111〜150が書き込まれる。さらに、HDD14A´の領域1〜50にはリカバリデータ11・13〜109(奇数)が書き込まれ、HDD14B´の領域1〜50にはリカバリデータ12・14〜110(偶数)が書き込まれる。この際、リカバリデータ11〜110が印刷装置110に出力されている。
次に、データ管理部15は、リングバッファ13´の書込位置W0を領域40から80に変更すると共に、HDD14´への出力を行っていた読取位置R02を、出力されたデータを書込位置W0から領域80に書き込むようにする。
これにより、リングバッファ13´の領域1にあるリカバリデータ111が印刷装置110に出力されると共に、書込位置W0から領域80に書き込まれ、次に、リングバッファ13´の領域1にあるリカバリデータ112が印刷装置110に出力されると共に、書込位置W0から領域80に書き込まれ、先のリカバリデータ111は領域79に書き込まれる。
この動作を順次繰り替えることにより、リングバッファ13´リングバッファ13´の領域41〜80には印刷装置110に出力されるのを待つイメージデータ151〜190が書き込まれ、領域1〜40にはリカバリデータ111〜150が書き込まれることになる。この段階で、データ管理部15は、印刷装置110への出力を行うための読取位置R01を領域41に移動させ(図9(c)、参照)、リカバリ印刷が発生する前の状態(図8(a)、参照)に戻す。
<2−2.第2実施形態の効果>
上述した如く、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、低廉安価なHDD14´にリカバリデータを書き込むことにより、リングバッファ13´の容量を小さくすることで、コスト低減を図ることができる。さらに、リカバリ印刷時には、HDD14´からリングバッファ13´にリカバリデータを移し、このリングバッファ13´からリカバリデータを印刷装置110に出力することにより、印刷速度が記憶媒体からのデータを読み取る際の応答速度によって遅くなるのを防止して、印刷装置110の持つ高速の印刷速度を確保することができる、等種々の効果を奏する。
<3.変形例>
以上、本発明による実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の態様が可能である。
また、前記実施形態では、リングバッファ13およびHDD14はFIFOとして動作する場合を第1実施形態では例示したが、リングバッファおよびHDDは、空いている領域に対して書き込み、読み取り行うようにして、各領域に書き込まれたデータの対応関係を記憶することによって、データ管理を行うようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では、イメージデータをページ単位として記載したが、所定のデータ量を単位としてイメージデータを生成するようにしてもよい。この場合、所定のデータ量毎にリカバリデータを切り分けて各HDDに書き込み、リカバリ印刷時には各HDDから書き込んだ順にデータをリングバッファに出力するようにすればよい。
さらに、前記実施形態では、印刷速度VpとHDDの応答速度Vmとの関係をVp/Vm≒2とした場合を例に挙げて説明したが、上記関係が下記の式となる場合、n個のHDDを用意すれば、印刷装置110の印刷速度を確保することができる。
n−1<Vp/Vm≦n (n;整数)
さらに、第1実施形態では、リカバリデータを2台のHDD14A,14Bで記憶するようにした場合を例示し、第2実施形態では、リカバリデータを、リングバッファ13´の一部と、2台のHDD14A´,14B´で記憶するようにした場合を例示した。しかし、この発明は、印刷装置110にデータを出力する際、リングバッファ13から出力するものであればよく、各記憶媒体のリカバリデータを記憶する容量に関しては、上記各実施形態に限定されるものではない。
本発明の第1実施形態による印刷システム示すブロック図である。 第1実施形態による印刷制御装置を示すブロック図である。 第1実施形態によるリングバッファに書き込まれたイメージデータを模式的に示す説明図である。 第1実施形態による印刷制御装置の動作を示す流れ図である。 リングバッファ、HDDに書き込まれたイメージデータおよびリカバリデータの状態を模式的に示す説明図である。 図5に続く、リングバッファ、HDDに書き込まれたイメージデータおよびリカバリデータの状態を模式的に示す説明図である。 図6に続く、リングバッファ、HDDに書き込まれたイメージデータおよびリカバリデータの状態を模式的に示す説明図である。 第2実施形態によるリングバッファ、HDDに書き込まれたイメージデータおよびリカバリデータの状態を模式的に示す説明図である。 図8に続く、リングバッファ、HDDに書き込まれたイメージデータおよびリカバリデータの状態を模式的に示す説明図である。
符号の説明
10…印刷制御装置、11…印刷データ記憶部、12…イメージデータ展開部、13,13´…リングバッファ(第1記憶手段)、14A,14B,14,14A´,14B´…ハードディスク(HDD)(第2記憶手段)、15…データ管理部、100a,100b…片面印刷ライン、101…前処理機、102…反転バッファ、103…中間バッファ、104…後処理機、110…印刷装置、111…転写ローラ。

Claims (11)

  1. 印刷装置によって印刷される内容を表す印刷データをイメージデータに展開する展開手段と、
    前記展開手段によって得られたイメージデータを、少なくとも読み出されるまでは一時的に記憶する第1の記憶手段であって、記憶しているデータが第1の読み出し速度で読み出される第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段から転送されてくるイメージデータをリカバリ用イメージデータとして記憶する第2の記憶手段であって、記憶しているデータが前記第1の読み出し速度よりも遅い第2の読み出し速度で読み出される第2の記憶手段と、
    前記印刷装置が印刷を行う動作に同期して前記第1の記憶手段からイメージデータを読み出して前記印刷装置へ出力すると共に、前記第1の記憶手段から読み出したイメージデータを第2の記憶手段に転送しつつ、前記印刷装置においてリカバリ事象が発生した場合には、前記第2の記憶手段に記憶されている前記リカバリ用イメージデータを読み出して前記第1の記憶手段へと転送し、前記第1の記憶手段によって記憶された前記リカバリ用イメージデータを前記第1の記憶手段から読み出して前記印刷装置に出力する制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 請求項1記載の印刷制御装置において、
    前記印刷装置の画像形成速度Vp、前記第2記憶手段の読み出し速度Vm、nを整数とし、
    n−1<Vp/Vm≦nの関係に有る場合、
    前記第2記憶手段はn個の記憶手段を備える
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  3. 請求項1記載の印刷制御装置において、
    前記展開手段で展開されるイメージデータは、ページ単位で生成される
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  4. 請求項3記載の印刷制御装置において、
    前記印刷装置は、当該印刷制御装置から出力されるイメージデータを受けて、このイメージデータに対応した画像をシートに転写する転写部と、前記シートに転写された画像を定着させて印刷を完了したシートを排出する排出部とを備え、
    前記リカバリ用イメージデータのデータ量は、前記印刷装置における前記転写部から前記排出部からシートが排出されて前記シートへの印刷が完了する保証位置までのシート搬送路の距離に対応したページ数のデータ量である
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  5. 請求項1記載の印刷制御装置において、
    前記展開手段で展開されるイメージデータは、所定のデータ量を単位として生成される
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  6. 請求項5記載の印刷制御装置において、
    前記印刷装置は、当該印刷制御装置から出力されるイメージデータを受けて、このイメージデータに対応した画像をシートに転写する転写部と、前記シートに転写された画像を定着させて印刷を完了したシートを排出する排出部とを備え、
    前記リカバリ用イメージデータのデータ量は、前記印刷装置における前記転写部から前記排出部からシートが排出されて前記シートへの印刷が完了する保証位置までのシート搬送路の距離に対応したデータ量である
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  7. 請求項4または6記載の印刷制御装置において、
    前記制御手段は、前記印刷装置によって画像が形成されたシートが前記保証位置に達した場合、このシート上に形成された画像に対応したイメージデータを、前記第2記憶手段から削除し、前記転写部にて転写されるイメージデータをリカバリ用イメージデータとして前記第1記憶手段或いは第2記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  8. 請求項1記載の印刷制御装置において、
    前記印刷装置は、連続シートに印刷を行う印刷装置である
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  9. 請求項1記載の印刷制御装置において、
    リカバリ用イメージデータの容量Md、前記第1記録手段の記憶容量Maおよび第2記憶手段の記憶容量Mbの関係は、Md<Ma+Mbである
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  10. 請求項1記載の印刷制御装置において、
    前記制御手段は、リカバリ事象が発生した場合、前記第2記憶手段に記憶されたリカバリ用イメージデータを第1記憶手段に転送し、第1記憶手段に転送されたリカバリ用イメージデータを前記印刷装置に出力する際に、前記第1記憶手段に記憶された前記印刷装置に出力されるのを待つイメージデータを前記第2記憶手段に転送して記憶させる
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  11. 印刷装置によって印刷される内容を表す印刷データをイメージデータに展開する展開手段と、前記展開手段によって得られたイメージデータを、少なくとも読み出されるまでは一時的に記憶する第1の記憶手段であって、記憶しているデータが第1の読み出し速度で読み出される第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から転送されてくるイメージデータをリカバリ用イメージデータとして記憶する第2の記憶手段であって、記憶しているデータが前記第1の読み出し速度よりも遅い第2の読み出し速度で読み出される第2の記憶手段と、を備えた印刷制御装置の制御方法であって、
    前記印刷装置が印刷を行う動作に同期して前記第1の記憶手段からイメージデータを読み出して前記印刷装置へ出力するイメージデータ出力段階と、
    前記第1の記憶手段から読み出したイメージデータを第2の記憶手段に転送するイメージデータ転送段階と、
    前記印刷装置においてリカバリ事象が発生した場合には、前記第2の記憶手段に記憶されている前記リカバリ用イメージデータを読み出して前記第1の記憶手段へと転送し、前記第1の記憶手段によって記憶された前記リカバリ用イメージデータを前記第1の記憶手段から読み出して前記印刷装置に出力するリカバリ段階と、を備えた
    ことを特徴とする印刷制御装置の制御方法。
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