JP5040307B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

この発明は、印刷装置に係り、特に、印刷対象とする印刷情報を印刷頁毎に記憶装置に書き込んで一旦記憶させ、印刷を行なう際に印刷情報を読み出す印刷装置に関する。
従来、印刷装置には、印刷対象とする印刷情報を印刷頁毎にハード・ディスク・ドライブ等の記憶装置に書き込んで一旦記憶させ、印刷を行なう際に印刷情報を読み出して印刷を行なうものがある。
この種の印刷装置において、記憶装置への印刷情報の書き込み及び記憶装置からの印刷情報の読み出しを効率的に行なうための技術として、特許文献1には、印刷情報を書き込む際、及び印刷情報の読み出す際に、1回ずつファイルオープン、ファイルクローズの処理を行なわず、ファイルオープン状態を維持させる技術が開示されている。
また、特許文献2には、記憶装置と共にバッファーメモリを設け、印刷情報を記憶装置及びバッファーメモリに書き込めた場合、印刷のタイミングでバッファーメモリから印刷情報を出力し、印刷情報をバッファーメモリに書き込めず、記憶装置にのみ書き込めた場合、印刷のタイミングで記憶装置から印刷情報をまとめてバッファーメモリに読出し、バッファーメモリから印刷情報を出力する技術が開示されている。
特開2000−259366号公報 特開2003−300348号公報
ところで、ハード・ディスク・ドライブ等の記憶装置では、ディスクヘッドが物理的に1つであるため、情報の書き込み及び情報の読み出しが排他的に行なわれており、印刷情報の書き込みと印刷情報の読み出しが同時に発生した場合、アクセス速度が低下する。
このため、上記各特許文献の技術を適用したとしても、記録装置からの印刷情報の読み出し速度が低下して印刷装置の印刷速度が低下してしまう場合がある、という問題点があった。
すなわち、特許文献1の技術では、記憶装置への印刷情報の書き込み及び記憶装置からの印刷情報の読み出しの処理タイミングを特に制御していない。このため、印刷情報の書き込みと印刷情報の読み出しの処理タイミングが重なることが多く、記録装置からの印刷情報の読み出し速度が低下して印刷速度が低下してしまう場合がある。
また、特許文献2の技術では、記憶装置から印刷情報を読み出す単位を特に定めていない。このため、1頁分の印刷情報を複数回に分けて読み出す場合があり、記録装置からの印刷情報の読み出し速度が低下して印刷速度が低下してしまう場合がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、印刷速度の低下を抑制することができる印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、印刷情報に基づいて記録媒体に印刷を行なう印刷手段と、情報の書き込み及び情報の読み出し排他的に行なわれる記憶手段と、書き込み要求に基づいて前記記憶手段に情報を書き込む際に前記記憶手段に対する排他的なアクセス権の獲得を要求し、当該アクセス権を獲得できた場合に、印刷頁のデータ量が所定量以内の場合に頁単位で印刷情報を前記記憶手段に書き込み、書き込み終了後に獲得したアクセス権を開放し、かつ書き込み終了を通知すると共に、印刷頁のデータ量が前記所定量よりも大きい場合には印刷情報を複数に分割して各分割情報単位で印刷情報を前記記憶手段に書き込み、各分割単位の書き込み終了後に獲得したアクセス権を開放し、かつ全分割情報の書き込み終了後に書き込み終了を通知する書込手段と、前記書込手段から通知された書き込み終了の数が所定頁以上となった場合に、前記アクセス権の獲得を要求し、当該アクセス権を獲得できた場合に、前記書込手段により前記記憶手段に書き込まれた前記印刷情報に基づく印刷を前記印刷手段により行なう際の印刷情報を前記所定頁単位で読み出し、読み出し終了後に獲得したアクセス権を開放する読出手段と、を備えている。
請求項1記載の発明は、印刷手段により、印刷情報に基づいて記録媒体に印刷が行なわれ、記憶手段により、情報の書き込み及び情報の読み出しが排他的に行なわれるものとされており、書込手段により、印刷情報が印刷頁毎に、当該頁のデータ量が所定量以内の場合に頁単位で記憶手段に書き込まれ、当該頁のデータ量が前記所定量よりも大きい場合に複数に分割して各分割情報単位で記憶手段に書き込まれ、読出手段により、記憶手段に書き込まれた印刷情報に基づく印刷を印刷手段により行なう際に、当該印刷情報が所定頁単位で読み出される。
このように請求項1記載の発明によれば、情報の書き込み及び情報の読み出しが排他的に行なわれる記憶手段に対して、印刷情報を印刷頁毎に、当該頁のデータ量が所定量以内の場合に頁単位で書き込み、当該頁のデータ量が前記所定量よりも大きい場合に複数に分割して各分割情報単位で書き込み、印刷を行なう際に、記憶手段に書き込まれた印刷情報を所定頁単位で読み出しているので、印刷情報の読み出しが優先されて読み出し速度の低下が抑制されるため、印刷速度の低下を抑制することができる。
なお、本発明は、請求項記載のように、前記書込手段が、前記記憶手段に情報を書き込む際に前記記憶手段に対する排他的なアクセス権を要求し、当該アクセス権を取得できた場合に書き込みを行い、前記読出手段が、前記記憶手段から情報を読み出す際に前記アクセス権を要求し、当該アクセス権を取得できた場合に読み出しを行うものとしてもよい。
また、本発明は、請求項記載のように、前記印刷手段が、前記印刷情報を複数頁単位で各々記録媒体に印刷するものとし、前記所定頁単位が、前記複数頁単位であるものとしてもよい。
また、本発明の読出手段は、請求項記載のように、前記書込手段により前記記憶手段に書き込まれた前記印刷情報により示される印刷頁数が所定数以上となった場合に、前記印刷情報の読み出しを開始するものとしてもよい。
また、請求項記載の制御手段は、請求項記載のように、前記印刷情報により印刷される頁数に応じて前記所定数を変更する変更手段をさらに備えてもよい。
また、請求項記載の制御手段は、請求項記載のように、前記所定数の指定入力を受け付ける受付手段をさらに備えてもよい。
また、本発明の書込手段は、請求項記載のように、前記印刷情報を、当該印刷情報により示される印刷頁が昇順となるように、前記記憶手段の記憶領域に連続的に書き込むことが好ましい。
また、本発明の前記記録媒体は、請求項記載のように、連続用紙としてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、情報の書き込み及び情報の読み出しが排他的に行なわれる記憶手段に対して、印刷情報を印刷頁毎に、当該頁のデータ量が所定量以内の場合に頁単位で書き込み、当該頁のデータ量が前記所定量よりも大きい場合に複数に分割して各分割情報単位で書き込み、印刷を行なう際に、記憶手段に書き込まれた印刷情報を所定頁単位で読み出しているので、印刷情報の読み出しが優先されて読み出し速度の低下が抑制されるため、印刷速度の低下を抑制することができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1には、本実施の形態に係る印刷装置10の概略構成が示されている。
印刷装置10は、前処理装置11と、緩衝装置15と、印刷エンジン部13と、緩衝装置16と、後処理装置12とを備えている。
前処理装置11には、芯棒(図示せず)に巻きつけられたロール状の連続用紙20が収納されている。前処理装置11は、連続用紙20を当該連続用紙20の長手方向へ搬送して緩衝装置15に供給するものとされている。
緩衝装置15には、3本の巻き軸15A、15B、15Cが設けられており、巻き軸15Bのみが上下に移動可能とされている。前処理装置11から搬送された連続用紙20は、巻き軸15A、15B、15Cに順に巻き掛けられており、巻き軸15A、15B、15Cを介して印刷エンジン部13へ供給される。緩衝装置15は、前処理装置11から供給される連続用紙20の搬送速度と印刷エンジン部13へ供給する連続用紙20の搬送速度が異なる場合に、巻き軸15Bを上下に移動させることにより、搬送速度の速度差を吸収する。
印刷エンジン部13は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれ形成する画像形成ユニット17Y、17M、17C、17Kを備えている。画像形成ユニット17Y、17M、17C、17Kは、連続用紙20の搬送経路に沿って所定の間隔毎に配置されており、連続用紙20が各画像形成ユニットに対向する領域を通過する際に、各々各色のトナー像を形成して当該トナー像を連続用紙20の同一領域に重ねるように転写することにより、フルカラーのトナー像を形成する。
印刷エンジン部13の画像形成ユニット17Kの下流側には、定着器18が設けられている。連続用紙20に転写されたフルカラーのトナー像は、定着器18に搬送され、定着器18より赤外線が照射されることにより連続用紙20に定着する。
印刷エンジン部13よりも連続用紙20の搬送方向下流側には、緩衝装置16が配置されている。緩衝装置16は、緩衝装置15と同様に、3本の巻き軸16A、16B、16Cが設けられており、巻き軸16Bのみが上下に移動可能とされている。印刷エンジン部13から搬送された連続用紙20は、巻き軸16C、16B、16Aに順に巻き掛けられており、巻き軸16C、16B、16Aを介して後処理装置12へ供給される。緩衝装置16は、印刷エンジン部13から供給される連続用紙20の搬送速度と後処理装置12へ供給する連続用紙20の搬送速度が異なる場合に、巻き軸16Bを上下に移動させることにより、搬送速度の速度差を吸収する。
後処理装置12は、緩衝装置16から供給される連続用紙20を巻き取って回収する。回収された連続用紙20は、不図示の裁断装置で頁毎に裁断される。
図2には、本実施の形態に係る印刷装置10の印刷動作を制御する制御系の構成が示されている。
同図に示すように、印刷装置10は、印刷制御部30と、データ入力部31と、第1スプール32と、データ変換部33と、第1バッファーメモリ34と、配置決定部35と、ラスタライズ部36と、第2バッファーメモリ37と、データ書込制御部38と、第2スプール39と、データ読出制御部40と、第3バッファーメモリ41と、印刷エンジン制御部42とを備えている。
印刷制御部30は、印刷エンジン制御部42と接続されており、印刷エンジン制御部42から送られる印刷エンジン部13のステータスやその他の情報を受け取り、印刷エンジン部13の状態を管理する。
また、印刷制御部30は、印刷装置10に備えられた操作パネル25に接続されている。操作パネル25は、ユーザからの各種の指定入力を受け付けるものとされている。印刷制御部30には、操作パネル25から当該操作パネル25で受け付けた操作情報が入力される。
本実施の形態に係る印刷装置10は、複数頁分の画像を連続用紙20の1頁分の領域に印刷(所謂、N−UP印刷)を行なうことが可能とされており、操作パネル25には、連続用紙20の1頁分の領域に割り付ける頁数が入力される。
印刷制御部30は、操作パネル25に入力された頁数を示す頁数情報を配置決定部35、データ書込制御部38、及びデータ読出制御部40へそれぞれ出力する。
データ入力部31は、ネットワークを介してクライアント装置(不図示)から入力される印刷情報を第1スプール32に書き込んで記憶させる。
第1スプール32及び第2スプール39は、それぞれハード・ディスク・ドライブによって構成されており、それぞれ情報の書き込み及び情報の読み出しを排他的に行なう。
データ変換部33は、第1スプール32に記憶された印刷情報を読み出し、当該印刷情報を中間コードに変換する。具体的には、PS(Post Script)などの各種のページ記述言語(PDL)で記述された印刷情報を、装置内部で採用している中間コード形式の印刷情報へ変換する。そして、データ変換部33は、変換した中間コード形式の印刷情報を第1バッファーメモリ34に記憶させる。
配置決定部35は、印刷制御部30より入力する頁数情報に基づき、第1バッファーメモリ34に記憶された印刷情報の各印刷頁を連続用紙20上にどのように配置(割り付け)するかを決定する。具体的には、例えば、各印刷頁を連続用紙20にどのような向きやサイズで配置するかなどを決定する。配置決定部35は、決定した配置情報をラスタライズ部36へ出力する。
ラスタライズ部36は、配置決定部35より入力される配置情報に基づき、第1バッファーメモリ34に記憶された印刷情報の各印刷頁毎の情報を連続用紙20に印刷する際の印刷順に読出し、各印刷頁毎の情報を配置情報により示される向き及びサイズのラスタデータに順次変換して第2バッファーメモリ37の空きの記憶領域に順次記憶させる。また、ラスタライズ部36は、ラスタデータをバッファーメモリ37に記憶させると、当該ラスタデータのファイル名及びデータ量及び書き込み要求をデータ書込制御部38へ通知する。
データ書込制御部38は、後述する書込制御処理を行なっており、第2バッファーメモリ37に記憶されたラスタデータを第2スプール39に書き込む。また、データ書込制御部38は、ラスタデータを第2スプール39に書き込むと、当該ラスタデータのファイル名及びデータ量及び書込完了をデータ読出制御部40へ通知する。さらに、データ書込制御部38は、データ読出制御部40よりラスタデータの読み出し完了の通知を受けると、当該ラスタデータが記憶されていた第2スプール39の記憶領域を空き領域として開放する。
データ読出制御部40は、後述する読出制御処理を行なっており、印刷制御部30より入力される頁数情報により示される頁数が所定頁数(例えば、16)よりも大きい場合、第2スプール39に記憶されたラスタデータを頁数情報により示される頁数の単位で読み出し、頁数情報により示される頁数が上記所定頁数以下の場合、第2スプール39に記憶されたラスタデータを上記所定頁数の単位で読み出して、第3バッファーメモリ41に記憶させる。また、データ読出制御部40は、ラスタデータを第3バッファーメモリ41に記憶させると、当該ラスタデータの読み出し完了をデータ書込制御部38へ通知する。さらに、データ読出制御部40は、印刷エンジン制御部42よりラスタデータの印刷処理完了の通知を受けると、当該ラスタデータが記憶されていた第3バッファーメモリ41の記憶領域を空き領域として開放する。
印刷エンジン制御部42は、第3バッファーメモリ41に記憶されたラスタデータに基づいて印刷エンジン部13による印刷処理を制御する。また、印刷エンジン制御部42は、ラスタデータに基づく印刷処理が完了すると、当該ラスタデータの印刷処理完了をデータ読出制御部40へ通知する。
次に、本実施の形態に係る印刷装置10の作用を説明する。
図3には、本実施の形態に係るデータ書込制御部38により実行される書込制御処理の流れが示されている。なお、本書込制御処理は、データ書込制御部38において通知が受信される毎に実行される。
同図のステップ102では、受信した通知がラスタライズ部36からの書き込み要求であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ104へ移行する一方、否定判定となった場合はステップ140へ移行する。
ステップ104では、通知されたラスタデータの書き込み要求を処理待ちのキュー(queue)に登録し、当該書き込み要求と共に通知されたラスタデータのファイル名及びデータ量を書き込み要求に関連付けてデータ書込制御部38内に記憶する。
次のステップ106では、印刷制御部30より入力した頁数情報により示される頁数をしきい値として、キューに登録されている処理待ちの書き込み要求の数が当該しきい値以上となったか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ108へ移行する一方、否定判定となった場合は本書込制御処理は終了となる。なお、本ステップ106では、しきい値が頁数情報により示される頁数に応じて変化するものとしたが、所定値(例えば、8)に固定してもよい。
ステップ108では、データ書込制御部38内に書き込み要求に関連付けて記憶したラスタデータのデータ量から、キューに登録されている、受信順の最も古い書き込み要求のラスタデータのデータ量を求める。
次のステップ110では、第2スプール39に当該ラスタデータを書き込み可能な記憶領域があるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ112へ移行する一方、否定判定となった場合は本書込制御処理は終了となる。
ステップ112では、受信順の最も古い書き込み要求のラスタデータのデータ量が所定量(例えば、300Kバイト)以内であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ114へ移行し、否定判定となった場合はステップ120へ移行する。
ステップ114では、第2スプール39に対する排他的なアクセス権の獲得を図示しないオペーレーシング・システム等のアクセス制御部に要求する。
アクセス制御部は、排他的なアクセス権の獲得を要求されたときに他の処理プロセスに対してアクセス権を与えていない場合、アクセス権の獲得を要求した処理プロセスに対してアクセス権を与え、排他的なアクセス権の獲得を要求されときに既に他の処理プロセスに対してアクセス権を与えている場合、当該他の処理プロセスからアクセス権が開放された後に、排他的なアクセス権の獲得を要求した処理プロセスに対してアクセス権を与える。
これにより、本ステップ114では、第2スプール39が既に他の処理プロセスに対して排他的なアクセス権を与えている場合は当該他の処理プロセスからアクセス権が開放されるのを待って排他的なアクセス権が獲得される。
次のステップ116では、キューに登録されている、受信順の最も古い書き込み要求のラスタデータを第2バッファーメモリ37から読み出し、読み出したラスタデータを第2スプール39に書き込み、次のステップ118では、図示しないクセス制御部に第2スプール39に対する排他的なアクセス権の開放を通知してアクセス権を開放し、ステップ130へ移行する。
一方、ステップ120では、キューに登録されている、受信順の最も古い書き込み要求のラスタデータを第2バッファーメモリ37から読み出し、読み出したラスタデータを複数に分割する。なお、この分割の単位は、予め定めたデータ量毎としてもよく、その他、分割可能な単位、さらには印刷制御部30などからその都度通知されるものとしてもよい。
次のステップ122では、第2スプール39に対する排他的なアクセス権の獲得を図示しないクセス制御部に要求して排他的なアクセス権を獲得する。
次のステップ124では、上記ステップ120において分割した各分割情報のうち、未書き込みの分割情報を1つ第2スプール39に書き込む。
次のステップ126では、図示しないクセス制御部に第2スプール39に対する排他的なアクセス権の開放を通知してアクセス権を開放する。
次のステップ128では、上記ステップ120において分割した全分割情報の書き込みが完了したか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ130へ移行する一方、否定判定となった場合は再度ステップ122へ移行する。
ステップ130では、書き込みを行なったラスタデータの書き込み要求をキューから削除する。
次のステップ132では、書き込んだラスタデータのファイル名及びデータ量及び書込完了をデータ読出制御部40へ通知する。
次のステップ134では、キューに書き込み要求が登録されているか否かを判定、肯定判定となった場合は再度ステップ110へ移行してラスタデータの書き込みを継続する一方、否定判定となった場合は本書込制御処理は終了となる。
一方、ステップ140では、受信した通知がデータ読出制御部40からのラスタデータの読み出し完了の通知であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ142へ移行する一方、否定判定となった場合は本書込制御処理は終了となる。
ステップ142では、読み出し完了が通知されたラスタデータを第2スプール39から消去して記憶領域を空き領域として開放し、本書込制御処理は終了となる。
なお、本実施の形態に係る書込制御処理では、キューに登録されている処理待ちの書き込み要求の数がしきい値以上となった場合に、第2スプール39に対する書き込みを開始するものとしたが、ラスタライズ部36からの書き込み要求が受信される毎に書き込みを行うものとしてもよい。
次に、図4には、本実施の形態に係るデータ読出制御部40により実行される読出制御処理の流れが示されている。なお、本読出制御処理は、データ読出制御部40において通知が受信される毎に実行される。
同図のステップ202では、受信した通知がデータ書込制御部38からの書込完了の通知であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ204へ移行する一方、否定判定となった場合はステップ230へ移行する。
ステップ204では、通知された書込完了の通知を処理待ちのキューに登録し、当該書込完了の通知と共に通知されラスタデータのファイル名及びデータ量を書き込み要求に関連付けてデータ読出制御部40内に記憶する。
次のステップ206では、印刷制御部30より入力した頁数情報により示される頁数を上記所定頁数と比較し、頁数情報により示される頁数が上記所定頁数よりも大きい場合は頁数情報により示される頁数を読出頁数と決定し、頁数情報により示される頁数が上記所定頁数以下の場合は上記所定頁数を読出頁数と決定する。
ステップ208では、キューに登録されている書込完了の通知の数が読出頁数以上となったか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ210へ移行する一方、否定判定となった場合は本読出制御処理は終了となる。
ステップ210では、データ読出制御部40内に書込完了の通知に関連付けて記憶したラスタデータのデータ量から、キューに登録されている、書込完了の通知の古い順に読出頁数分のラスタデータのデータ量を求める。
ステップ212では、第3バッファーメモリ41に読出頁数分のラスタデータを記憶可能な記憶領域があるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ214へ移行する一方、否定判定となった場合は本読出制御処理は終了となる。
ステップ214では、第2スプール39に対する排他的なアクセス権の獲得を図示しないクセス制御部に要求して排他的なアクセス権を獲得する。
次のステップ216では、第2スプール39に書き込まれたラスタデータを印刷頁順に1頁分読み出し、読み出したラスタデータを第3バッファーメモリ41に記憶させる。
次のステップ218では、データ書込制御部38に対して上記ステップ216において読み出したラスタデータの読み出し完了を通知をする。
次のステップ220では、書き込みを行なったラスタデータの書込完了の通知をキューから削除する。
次のステップ222では、読出頁数分のラスタデータの読み出しが完了したか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ224へ移行し、否定判定となった場合は再度ステップ216へ移行してラスタデータの読み出しを継続する。
ステップ224では、図示しないクセス制御部に第2スプール39に対する排他的なアクセス権の開放を通知してアクセス権を開放し、本読出制御処理は終了となる。
一方、ステップ230では、受信した通知が印刷エンジン制御部42からのラスタデータの印刷処理完了の通知であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ232へ移行する一方、否定判定となった場合は本読出制御処理は終了となる。
ステップ232では、印刷処理完了が通知されたラスタデータを第3バッファーメモリ41から消去して記憶領域を空き領域として開放し、本読出制御処理は終了となる。
図5には、本実施の形態に係る第2スプール39に対するラスタデータの流れ及び制御の流れが模式的に示されている。
すなわち、データ書込制御部38は、ラスタデータのデータ量が上記所定量以内の場合に当該ラスタデータをラスタデータ単位(頁単位)で第2スプール39に書き込み、ラスタデータのデータ量が上記所定量よりも大きい場合に当該ラスタデータを複数に分割して各分割情報単位で第2スプール39に書き込みを行い、書き込んだラスタデータのファイル名、データ量及び書込完了をデータ読出制御部40へ通知する。
また、データ読出制御部40は、頁数情報により示される頁数が上記所定頁数よりも大きい場合、第2スプール39に記憶されたラスタデータを頁数情報により示される頁数の単位で読み出し、頁数情報により示される頁数が上記所定頁数以下の場合、第2スプール39に記憶されたラスタデータを上記所定頁数の単位で読み出して、第3バッファーメモリ41に記憶させる。
このように、データ書込制御部38が、ラスタデータのデータ量が上記所定量よりも大きい場合に当該ラスタデータを複数に分割して各分割情報単位で第2スプール39に書き込むことにより、各分割情報を書き込む毎に第2スプール39への排他的なアクセス権が一旦開放される。これにより、ラスタデータの読み出しを割り込ませることができ、ラスタデータの読み出しが優先されるため、ラスタデータの読み出しの遅れを抑えることができる。また、データ読出制御部40が、ラスタデータを所定頁単位で読み出すことにより、1頁分のラスタデータを1度に読み出すことができる。
以上のように、本実施の形態係る印刷装置10によれば、第2スプール39からのラスタデータの読み出しが優先されて読み出し速度の低下が抑制されるため、印刷速度の低下を抑制することができる。
また、本実施の形態係る印刷装置10によれば、データ書込制御部38は、第2スプール39に情報を書き込む際に第2スプール39に対する排他的なアクセス権を要求し、当該アクセス権を取得できた場合に書き込みを行い、データ読出制御部40は、第2スプール39から情報を読み出す際に排他的なアクセス権を要求し、当該アクセス権を取得できた場合に読み出しを行うので、第2スプール39に対して情報の書き込み、情報の読み出しが同時に要求されることが無くなるため、第2スプール39において処理が競合することにより、情報の書き込み速度、読み出し速度が低下することを防止することができる。
なお、本実施の形態に係る印刷装置10では、第2スプール39に書き込まれたラスターデータの数が所定数(例えば、10000)以上となった場合に、印刷エンジン制御部42により印刷エンジン部13による印刷処理を開始させて、データ読出制御部40によるラスタデータの読み出しを開始させるものとしてもよい。これにより、印刷処理を開始した際に、所定数分のラスターデータの書き込みが発生せず、ラスターデータを安定して読み出すことができるため、印刷速度の低下を抑制することができる。なお、この上記所定数は、印刷制御部30が受信された印刷情報により印刷される頁数に応じて変更するようにしてもよい。例えば、印刷される頁数の所定の割合(例えば、80%)の頁数を所定数としてもよい。また、印刷制御部30が、上記所定数をユーザからの操作パネル25に対する指定入力により変更するものとしてもよい。
また、第2スプール39としてハード・ディスク・ドライブを用いた場合、図6(A)に示すように、通常のファイルシステムでは、ラスタデータがディスク上に連続的に配置されない場合があり、第2スプール39に記憶されたデータを読み出す際にディスクヘッドが前後へシークされ、読み出し速度が低下する場合がある。そこで、本実施の形態に係るデータ書込制御部38は、第2スプール39の情報を書き込んだ記憶領域の最終アドレスを記憶し、図6(B)に示すように、RAWファイル制御を行なって第2スプール39の記憶領域に、最終アドレスの次アドレスからアドレス順に情報を連続的に書き込むようにすることが好ましい。この場合、図7に示すように、データ書込制御部38は、書込完了と共に、書き込んだラスタデータの先頭アドレス及び当該ラスタデータのデータ量をデータ読出制御部40に通知する。データ読出制御部40は、書込完了の通知と共に通知され先頭アドレス及びデータ量を書き込み要求に関連付けてデータ読出制御部40内に記憶し、ラスタデータの読み出しの際に、先頭アドレスからデータ量分の読み出しを行なう。これにより、第2スプール39への情報の書き込み時間、及び第2スプール39からの情報の読み出し時間を短縮することができる。
また、本実施の形態において説明したデータ書込制御部38による書込制御処理及びデータ読出制御部40による読出制御処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。ソフトウェアによって実行させる場合は、書込制御処理及び読出制御処理の各ステップの処理を行なうプログラムをコンピュータで実行させることでデータ書込制御部38及びデータ読出制御部40の機能を実現することができる。
その他、本実施の形態で説明した印刷装置10の構成(図1参照。)及び印刷装置10の制御系の構成(図2参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態で説明した書込制御処理(図3参照。)及び読出制御処理(図4参照。)の処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
実施の形態に係る印刷装置の構成を示す構成図である。 実施の形態に係る印刷装置の制御系の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る書込制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る読出制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る制御の流れ及びデータの流れを示す模式図である。 実施の形態に係るスプールに記憶されるラスタデータの記憶状態を示す模式図である。 実施の形態に係るアドレス順にラスタデータをスプールに書き込み、ラスタデータをスプールから読み出す際の流れを示す模式図である。
符号の説明
13 印刷エンジン部(印刷手段)
25 操作パネル(受付手段)
30 印刷制御部(変更手段)
39 第2スプール(記憶手段)
38 データ書込制御部(書込手段)
40 データ読出制御部(読出手段)

Claims (6)

  1. 印刷情報に基づいて記録媒体に印刷を行なう印刷手段と、
    情報の書き込み及び情報の読み出し排他的に行なわれる記憶手段と、
    書き込み要求に基づいて前記記憶手段に情報を書き込む際に前記記憶手段に対する排他的なアクセス権の獲得を要求し、当該アクセス権を獲得できた場合に、印刷頁のデータ量が所定量以内の場合に頁単位で印刷情報を前記記憶手段に書き込み、書き込み終了後に獲得したアクセス権を開放し、かつ書き込み終了を通知すると共に、印刷頁のデータ量が前記所定量よりも大きい場合には印刷情報を複数に分割して各分割情報単位で印刷情報を前記記憶手段に書き込み、各分割単位の書き込み終了後に獲得したアクセス権を開放し、かつ全分割情報の書き込み終了後に書き込み終了を通知する書込手段と、
    前記書込手段から通知された書き込み終了の数が所定頁以上となった場合に、前記アクセス権の獲得を要求し、当該アクセス権を獲得できた場合に、前記書込手段により前記記憶手段に書き込まれた前記印刷情報に基づく印刷を前記印刷手段により行なう際の印刷情報を前記所定頁単位で読み出し、読み出し終了後に獲得したアクセス権を開放する読出手段と、
    を備えた印刷装置。
  2. 前記印刷手段は、前記印刷情報を複数頁単位で各々記録媒体に印刷するものとし、
    前記所定頁単位は、前記複数頁単位である
    請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記印刷情報により印刷される頁数に応じて前記所定数を変更する変更手段をさらに備えた請求項1又は請求項2記載の印刷装置。
  4. 前記所定数の指定入力を受け付ける受付手段をさらに備えた請求項記載の印刷装置。
  5. 前記書込手段は、前記印刷情報を、当該印刷情報により示される印刷頁が昇順となるように、前記記憶手段の記憶領域に連続的に書き込む
    請求項1乃至請求項の何れか1項記載の印刷装置。
  6. 前記記録媒体は、連続用紙である
    請求項1乃至請求項の何れか1項記載の印刷装置。
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