JP2007305828A - 異方性導電テープ貼付け装置 - Google Patents

異方性導電テープ貼付け装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タクト時間の短縮を図ることができ且つシンプルで安価、安全な構造にて異方性導電テープを品質良く貼付けることができる貼付け装置を提供する。
【解決手段】異方性導電テープ21の貼付け対象となる基板Kを保持する基板保持手段4と、保持された基板における異方性導電テープの貼付け部位K1の裏面側から基板を支持する支持台93と、ベーステープ22の片面に異方性導電テープ21が形成された接着テープ20を上記貼付け部位の上方に供給する接着テープ供給手段3と、支持台の上方に設けられ、接着テープ供給手段から供給された接着テープを、上記貼付け部位に加圧する圧着ヘッド5と、圧着ヘッドによる加圧時に、上記貼付け部位を、基板の裏面側から熱が基板を透過するように加熱する加熱手段92,95と、圧着ヘッドと加熱手段とにより基板に貼り付けた異方性導電テープからベーステープを剥離するベーステープ剥離手段8とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示パネルなどの基板に異方性導電テープなどの接着テープを貼り付ける貼付け装置に関する。
表示パネルなどの基板に電子部品を実装する方法として、異方性導電テープなどの形成された接着テープを用いる方法が知られている。この方法では、基板電極上の所定位置に貼付けられた接着テープの上から電子部品をアライメントして搭載し、搭載後に所定時間加圧及び加熱し、接着テープを硬化させることにより電子部品を基板に対して固定すると共に電子部品の接合用電極を基板の電極に導通させている。一般的な接着テープは、ベーステープの片面にテープ状の接着材を貼着した積層テープの形態をとっている。基板への接着テープ貼付には、例えば次に示すような貼付け装置が用いられていた。
図7は従来の異方性導電テープ貼付け装置の一例を示す構成概要図、図8は図7の異方性導電テープ貼付け装置の動作概要図である。
図7に示すように、従来の異方性導電テープ貼付け装置10は、空気圧シリンダ2AによりZ方向に上下駆動可能とされたフレーム2、水平軸J1回りに回動自在とされ接着テープ20繰り出し時の惰性回転を防止するブレーキを備える供給リール3、接着テープ20を供給リール3から指定された長さ繰り出すための第1ローラ群11、基板Kを真空吸着により保持可能な基板テーブル40、Z軸方向に上下駆動可能に設けられ加熱及び加圧機能を備える圧着ヘッド50、接着テープ20が幅方向へずれることを規制するための規制つば63をY軸方向両側に備え水平軸回りに回動自在とされたガイドローラ6、Y,Z各方向に駆動可能とされ異方性導電テープに切れ目を入れるNTカッター刃(エヌティー株式会社商品名)7、基板Kに貼り付けられた接着テープ20に向けて冷却用ガスを噴射可能な冷却装置60、X方向に往復動作可能に構成され基板Kに貼り付けられた接着テープ20からベーステープ22を剥離可能に構成された剥離ローラ8、接着テープ20に一定の張力を与えるための第2ローラ群12、並びにモータにより水平軸J2回りに回動駆動自在とされ剥離ローラ8により剥離したベーステープ22を巻き取る巻取りリール13などを備える。
フレーム2には、基板テーブル40を除く上記各機器が取り付けられる。第1ローラ群11は、接着テープ20の両面側をニップした状態で接着テープ20を指定された長さ送れるように構成され、固定ローラ11a、駆動ローラ11b及び押さえローラ11cからなる。第2ローラ群12は、接着テープ20に一定の張力を与えられるように構成され、固定ローラ12a、固定ローラ12b及びダンサーローラ12cからなる。
異方性導電テープ貼付け装置10の動作について説明する。まず図8(A)において、駆動ローラ11bと押さえローラ11cとの間に接着テープ20をニップした状態で駆動ローラ11bが図7で時計回り方向に指定された角度回動することにより、供給リール3から接着テープ20が繰り出される。そして、指定長の異方性導電テープ21が得られるように、NTカッター刃7の駆動により接着テープ20における異方性導電テープ21に切れ目210を入れる。次に図8(B)のように、再び駆動ローラ11bが図7で時計回り方向に指定角度回動することにより、接着テープ20を送り、貼付け対象となる指定長の異方性導電テープ21が基板Kにおける貼付け部位K1の上にくるようにする。次に図8(C)のように、フレーム2を降下させて接着テープ20を基板Kに近接させる。
次に図8(D)のように、圧着ヘッド50を降下させ、接着テープ20を基板Kに対し一定時間熱圧着することで異方性導電テープ21を基板Kの貼付け部位K1に貼り付ける。圧着ヘッド50が接着テープ20を加熱することで基板Kに対する異方性導電テープ21の接着力を高めることにより貼付が可能となる。次に図8(E)のように、圧着ヘッド50を上昇させる。その後冷却装置60は、基板Kに貼り付けられた接着テープ20に向けて空気等の冷却用ガスを噴射して冷却を行う。この冷却により、接着テープ20におけるベーステープ22と異方性導電テープ21との接合面23の温度が下がり、その粘着力が弱まるため、ベーステープ22が容易に剥離できるようになる。次に、剥離ローラ8を−X方向に水平駆動する。これにより分離方向の力が働くことで、基板Kに貼り付けられた異方性導電テープ21とベーステープ22との間に角度φが発生し、図8(F)のように、異方性導電テープ21からベーステープ22が剥離される。剥離されたベーステープ22は、ダンサーローラ12cが常に一定位置となるように巻取りリール13により巻取られる。
特開平10−62807号公報 特開平5−243717号公報
上述した従来の異方性導電テープ貼付け装置10には、次の問題点があった。
(1)圧着ヘッド50により上方からベーステープ22を介して加熱するため、基板Kにおける貼付部位K1の温度と、異方性導電テープ21の基板面側温度とが貼付に適正な温度まで上昇するのに時間がかかり、タクト時間が長くなる。また、ベーステープ22と異方性導電テープ21の接合面が、基板Kにおける貼付部位K1と異方性導電テープ21の接合面よりも高温となり、ベーステープ22を剥がすまでのテープ冷却に時間がかかり、タクト時間が長くなる。
(2)貼付動作時以外で圧着ヘッド50と接着テープ20とが近接していると、圧着ヘッド50から放出される熱により接着テープ20の周辺雰囲気温度が上昇し、この状態が長時間続いた場合に異方性導電テープ21の特性が変わり劣化してしまう。このため熱圧着時以外は、圧着ヘッド50と接着テープ20とをあまり近接して配置することができず、熱圧着動作毎に圧着ヘッド50を長いストローク昇降させる必要があり、タクト時間を長くする要因である。
(3)圧着ヘッド50は、特許文献1や特許文献2に記載のように加熱手段として例えばヒーター61を内蔵する構成とされるが、異方性導電テープ貼付けのために基板Kに対する圧着面の平行度を厳しく確保する必要性があり、熱による平行調整機構部の変形を最小限に抑えるため冷却媒体の循環路や断熱材62を設ける必要があり、構造が複雑となり装置コストが高くなる。
(4)圧着ヘッド5の交換や清掃、接着テープ20のセット時や交換時に高温状態となっている圧着ヘッド50に手が接触する可能性があり、作業が危険である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、タクト時間の短縮を図ることができると共にシンプルで安価、安全な構造にて異方性導電テープを品質良く貼付けることができる異方性導電テープ貼付け装置を提供することを目的とする。
上述の問題を解決するため、本発明の異方性導電テープ貼付け装置1は、異方性導電テープ21の貼付け対象となる基板Kを保持する基板保持手段4と、基板保持手段4に保持された基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1の裏面側から基板Kを支持する支持台93と、ベーステープ22の片面に異方性導電テープ21が形成された接着テープ20を基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1上方に供給する接着テープ供給手段3と、支持台93の上方に設けられ、接着テープ供給手段3から供給された接着テープ20を、基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1に加圧するための圧着ヘッド5と、圧着ヘッド5による加圧時に、基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1を、基板Kの裏面側から熱が基板Kを透過するように加熱する加熱手段92,95と、圧着ヘッド5と加熱手段92,95とを機能させることにより基板Kに貼り付けた異方性導電テープ21からベーステープ22を剥離するベーステープ剥離手段8とを備えることを特徴とする。
前記加熱手段は、支持台93の下方に設けられたIRヒーター92と、このIRヒーター92から発した熱を、基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1の裏面側から熱が基板Kを透過して貼付け部位K1に向けて集熱するように末狭まりに傾斜した反射板95とを備えることが好ましい。
前記支持台93の下方には、加熱手段92,95からの熱を、基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1の裏面に向けて放出可能な熱放出孔94を備えることが好ましい。
前記熱放出孔94を開放・遮蔽自在とするシャッター96を備えることが好ましい。
前記圧着ヘッド5は、基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1を加熱するための加熱手段を有さないことが好ましい。
本発明の異方性導電テープ貼付け装置によると、タクト時間の短縮を図ることができると共にシンプルで安価、安全な構造にて異方性導電テープを品質良く貼付けることができる。
図1は本発明に係る異方性導電テープ貼付け装置の正面概略図、図2は本発明に係る異方性導電テープ貼付け装置の側面概略図、図3は図1のI−I線矢示図、図4は支持台におけるシャッター機能を説明するための上面図である。各図において、互いに直交する3つの座標系をX,Y,Zとし、接着テープの水平面における搬送方向をX軸方向、接着テープの幅方向をY軸方向、鉛直方向をZ軸方向、Z軸回りの回転方向をθ方向とする。なお、上述した従来の異方性導電テープ貼付け装置10の構成要素と共通の構成要素には、同一符号を付してある。
図1から図4に示すように、本発明に係る異方性導電テープ貼付け装置1は、フレーム2、供給リール3、基板テーブル4、圧着ヘッド5、ガイドローラ6、NTカッター刃7、剥離ローラ8、基板バックアップ9、第1ローラ群11、第2ローラ群12及び巻取りリール13などを備える。
フレーム2は、空気圧シリンダ2AによりZ軸方向に上下駆動可能に構成される。基板テーブル4及び基板バックアップ9を除く上記各構成部は、このフレーム2に取り付けられる。供給リール3は、水平軸J1回りに回動自在とされ接着テープ20繰り出し時の惰性回転を防止するブレーキを備える。接着テープ20は、電子部品接合用の異方性導電体がテープ状でベーステープ22の片面に貼り付けられた形態とされている。なお、この異方性導電テープ21は、熱により粘着力が大きくなる材質で構成される。
基板テーブル4は、異方性導電テープ21の貼付け対象となる基板Kを真空吸着により保持可能な載置面を有し、XYZθ駆動機構41によりXYZθ各方向に駆動可能とされる。XYZθ駆動機構41は、基板テーブル4をX軸方向にスライド自在とするX方向駆動機構42、基板テーブル4をY軸方向にスライド自在とするY方向駆動機構43、基板テーブル4をZ軸方向にスライド自在とするZ方向駆動機構44、及び基板テーブル4をθ方向に回動自在とするθ方向駆動機構45からなる。なお、基板Kは、赤外光を透過しやすいものや、吸収して熱せられやすいもの、例えば、樹脂基板、ガラス基板、フィルム基板などである。
圧着ヘッド5は、空気圧シリンダ52によりZ軸方向に加圧可能となるよう設けられ、十分に平坦度の高い圧着面51を有する。圧着ヘッド5は、従来の異方性導電テープ貼付け装置10における熱圧着ヘッド50(図7参照)と異なり、接着テープと接触しているかまたは最短の隙間を有するように隔てられている。ガイドローラ6は、接着テープ20の搬送方向L1の上流及び下流側に配置され、供給リール3から繰り出された接着テープ20を、基板テーブル4に置かれた基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1に導くように、水平軸回りに回動自在に設けられる。なお、ガイドローラ6は、接着テープ20が幅方向へずれることを規制するための規制つば63をY軸方向両側に備える。
NTカッター刃7は、接着テープ20の搬送経路L1の上流側に設けられ、その刃先が接着テープ20における異方性導電テープ21の面に垂直対向した状態でY,Z各方向に駆動可能に構成される。剥離ローラ8は、接着テープ20の搬送経路L1の下流側に設けられ、接着テープ20から剥離されたベーステープ22に当接した状態でX軸方向に往復動作可能に構成される。
基板バックアップ9は、図2によく示されるように、圧着ヘッド5の真下に設けられ、基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1の裏面を支持可能な支持台93を備える。支持台93の材質は赤外線が透過するようガラスとすることが好ましい。支持台93の下方には、その中央部にシャッター96により開放・遮蔽自在とされた熱放出孔94を備える。熱放出口94の下方には、IR(赤外線)ヒーター92と反射板95とを備える。IRヒーター92で用いられる赤外線は、例えば、遠赤外部分や近赤外部分の波長を含んだものである。なお、近赤外線としては、例えば、波長が800〜1200nmの範囲にあるものが好ましい。反射板95は、このIRヒーター92から発した熱が、基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1の裏面側から基板Kを透過して貼付け部位K1に向けて集熱するように末狭まりに傾斜した構成とされる。反射板95の材質は例えばアルミニウムまたはアルミニウムの蒸着体などが好ましい。
第1ローラ群11は、固定ローラ11a、駆動ローラ11b及び押さえローラ11cからなり、接着テープ20の両面側を駆動ローラ11bと押さえローラ11cとがニップした状態で駆動ローラ11bが回動駆動することにより接着テープ20を供給リール3から繰り出すように構成される。第2ローラ群12は、固定ローラ12a、固定ローラ12b及びダンサーローラ12cからなり、接着テープ20に一定の張力を与えられるように構成される。巻取りリール13は、モータにより水平軸J2回りに回動駆動自在となるようにフレーム2に軸支され、剥離ローラ8により剥離したベーステープ22をダンサーローラ12cの位置が常に一定となるように巻き取る構成とされる。
このように構成された異方性導電テープ貼付け装置1の動作について、図1から図4に加えて図5、6を参照して説明する。図5は本発明に係る異方性導電テープ貼付け装置の動作概要図、図6は図5(D)の破線領域R1の様子をX方向から見た図である。
まず図5(A)において、駆動ローラ11bが図1で時計回り方向に指定角度回動することにより、供給リール3から接着テープ20が繰り出される。そして、指定長の異方性導電テープ21が得られるようにNTカッター刃7の駆動により接着テープ20における異方性導電テープ21に切れ目210を入れる。次に図5(B)のように、再び駆動ローラ11bが時計回り方向に指定角度回動することにより、接着テープ20を送る。そして貼付け対象となる指定長の異方性導電テープ21が基板Kにおける貼付け部位K1の上にくるようにする。次に図5(C)のように、フレーム2を降下させて接着テープ20を基板Kに近接させる。必要があれば、XYZθ駆動機構41が基板テーブル40をXYZθ各方向に駆動して位置補正を行う。
次に図5(D)のように、圧着ヘッド5を降下させ、接着テープ20を基板Kに対し一定時間圧着する。このとき、シャッター96が開き(図4の一点鎖線部分参照)、IRヒーター92から発し反射板95で反射増強された熱は、熱放出口94から出て基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1の裏側を加熱する。圧着ヘッド5による圧着及びIRヒーター92による加熱により接着テープ20が貼付け部位K1に貼り付けられる。次に図5(E)のように、圧着ヘッド5を上昇させ、剥離ローラ8を−X方向に水平駆動する。これにより分離方向の力が働くことで、基板Kに貼り付けられた異方性導電テープ21とベーステープ22との間に角度φが発生し、図5(F)のように、接着テープ20からベーステープ22が剥離される。そして、指定長の異方性導電テープ21だけが基板Kにおける貼付け部位K1に貼り付けられる。剥離されたベーステープ22は、ダンサーローラ12cが常に一定位置となるように巻取りリール13により巻取られる。
異方性導電テープ貼付け装置1によると、図5(D)に示したようにIRヒーター92は、圧着ヘッド5による圧着動作時に基板Kにおける異方性導電テープ21の貼付け部位K1の裏面側を加熱する。裏面側から加熱された基板Kは、図6に示すように、その厚み方向に熱が伝わる。その結果、基板Kにおける貼付け部位K1と異方性導電テープ21との接合面24の温度が上昇し、接合面24における異方性導電テープ21の粘着力が大きくなる。なお、一般的には接合面24の温度は40°C〜80°Cとなるように加熱することが好ましい。この温度とすることで、接合面24において異方性導電テープ21の適度な粘着力を得ることができる。
このように、貼付け部位K1の昇温は、基板Kの裏面側からの透過加熱により行われるため、圧着ヘッド側からベーステープ22を介して加熱する従来の方法よりも昇温速度が速くなりタクト時間の短縮ができる。また、基板Kの裏面側からの透過加熱により接着テープ20におけるベーステープ22と異方性導電テープ21との接合面23は、貼付け部位K1と異方性導電テープ21との接合面24に比べて上昇温度が低くなるため、テープ冷却時間が短かくなりタクト時間の短縮ができる。また、圧着ヘッド5は加熱機能を備えなくてよいため、熱による圧着ヘッド5の平面調整機構変形等の問題がない。このため、圧着ヘッド5の取付面を冷却するための冷却媒体の循環路や断熱材などを設ける必要がなく、圧着ヘッド5の構造をシンプルなものとすることができ、装置コストの低減を図ることができる。
また、圧着ヘッド5の側から加熱しないので、接着テープ20の周辺雰囲気の温度上昇による異方性導電テープ21の劣化がないため、圧着ヘッド5と異方性導電テープ21との隙間を大きくする必要がなく、接触させても問題はない。これにより圧着ヘッド5のストロークを最小限とすることが可能となり上下動作の時間が短くなり、タクト時間の短縮ができる。しかも貼付け時以外はシャッター96により熱放出口94が遮蔽されるので、異方性導電テープ21の特性が熱のために変わってしまうことがない。また、圧着ヘッド5自体が高温とならないので、圧着ヘッド5の交換や清掃、接着テープ20のセットや交換等のメンテナンス作業を安全に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、上に開示した実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこの実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
本発明に係る異方性導電テープ貼付け装置の一例を示す正面概略図である。 本発明に係る異方性導電テープ貼付け装置の一例を示す側面概略図である。 図1のI−I線矢示図である。 支持台におけるシャッター機能を説明するための上面図である。 本発明に係る異方性導電テープ貼付け装置の一例を示す動作概要図である。 図5(D)の破線領域R1の様子をX方向から見た図である。 従来の異方性導電テープ貼付け装置の一例を示す構成概要図である。 従来の異方性導電テープ貼付け装置の一例を示す動作概要図である。
符号の説明
1 異方性導電テープ貼付け装置
3 供給リール(接着テープ供給手段)
4 基板テーブル(基板保持手段)
5 圧着ヘッド
8 剥離ローラ(ベーステープ剥離手段)
20 接着テープ
21 異方性導電テープ
22 ベーステープ
92 IRヒーター(加熱手段)
93 支持台
95 反射板(加熱手段)
K 基板
K1 貼付け部位

Claims (5)

  1. 異方性導電テープ(21)の貼付け対象となる基板(K)を保持する基板保持手段(4)と、
    基板保持手段(4)に保持された基板(K)における異方性導電テープ(21)の貼付け部位(K1)の裏面側から基板(K)を支持する支持台(93)と、
    ベーステープ(22)の片面に異方性導電テープ(21)が形成された接着テープ(20)を基板(K)における異方性導電テープ(21)の貼付け部位(K1)上方に供給する接着テープ供給手段(3)と、
    支持台(93)の上方に設けられ、接着テープ供給手段(3)から供給された接着テープ(20)を、基板(K)における異方性導電テープ(21)の貼付け部位(K1)に加圧するための圧着ヘッド(5)と、
    圧着ヘッド(5)による加圧時に、基板(K)における異方性導電テープ(21)の貼付け部位(K1)を、基板(K)の裏面側から熱が基板(K)を透過するように加熱する加熱手段(92,95)と、
    圧着ヘッド(5)と加熱手段(92,95)とを機能させることにより基板(K)に貼り付けた異方性導電テープ(21)からベーステープ(22)を剥離するベーステープ剥離手段(8)とを備えることを特徴とする異方性導電テープ貼付け装置。
  2. 前記加熱手段は、支持台(93)の下方に設けられたIRヒーター(92)と、このIRヒーター(92)から発した熱が、基板(K)における異方性導電テープ(21)の貼付け部位(K1)の裏面側から基板(K)を透過して貼付け部位(K1)に向けて集熱するように末狭まりに傾斜した反射板(95)とを備える請求項1に記載の異方性導電テープ貼付け装置。
  3. 前記支持台(93)の下方には、加熱手段(92,95)からの熱を、基板(K)における異方性導電テープ(21)の貼付け部位(K1)の裏面に向けて放出可能な熱放出孔(94)を備える請求項1または請求項2に記載の異方性導電テープ貼付け装置。
  4. 前記熱放出孔(94)を開放・遮蔽自在とするシャッター(96)を備える請求項3に記載の異方性導電テープ貼付け装置。
  5. 前記圧着ヘッド(5)は、基板(K)における異方性導電テープ(21)の貼付け部位(K1)を加熱するための加熱手段を有さない請求項1から請求項4のいずれかに記載の異方性導電テープ貼付け装置。
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