JP2007305614A - 基板の反り測定装置及び基板処理システム - Google Patents

基板の反り測定装置及び基板処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】基板を反り測定装置内の基板載置台上の所定の位置に正確に載置することにより、基板の反りを正確に測定する。
【解決手段】ウェハWを載置する載置台110に複数の貫通孔120a、120bを設ける。さらに載置台110の載置面上にウェハWを支持する複数の支持ピン121を設ける。支持ピン121はPEB装置内の熱板上のピンと同一位置に配置されている。ウェハWを下降させて載置台110に載置する際に、ウェハWと載置台110の間の空気がこれらの複数の貫通孔120a、120bから抜け出るので、ウェハWは水平方向にずれることがなく、載置台110の所定の位置に正確に載置される。また、PEB装置内の熱板上の複数のピンに支持されることによって生じるウェハの微小な反りと同一の反りも測定することができ、ウェハWの反りを正確に測定することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば半導体ウェハ等の基板の反りを測定する装置及び基板の処理システムに関する。
例えば半導体デバイスの製造におけるフォトリソグラフィー工程では、例えば半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、当該レジスト膜に所定のパターンを露光する露光処理、露光後にレジスト膜内の化学反応を促進させる加熱処理(ポストエクスポージャーベーキング)、露光されたレジスト膜を現像する現像処理などが順次行われ、ウェハ上に所定のレジストパターンが形成される。
上述のポストエクスポージャーベーキングなどの加熱処理は、通常加熱処理装置で行われている。加熱処理装置は、ヒータによって昇温する熱板を備え、予め所定の温度に調整された熱板にウェハを載置することにより、熱処理が行われている。
ところで、加熱処理装置で加熱処理が行われるウェハには、前処理などの影響により反りが生じる場合がある。この反りのあるウェハを熱板上に載置すると、ウェハと熱板との距離がウェハ面内でばらつき、熱板からウェハに熱が均一に伝わらなくなる。この熱処理時におけるウェハの蓄積熱量は、最終的にウェハ上に形成されるレジストパターンの線幅に大きな影響を与えるので、上述したようにウェハに均一に熱が伝わらなくなると、レジストパターンの線幅均一性が低下する。
そこで、ウェハに反りがある場合でも所定の加熱処理を好適に実施するために、加熱処理前にウェハの反りを測定する必要がある。このウェハの反りの測定結果に基づいて、例えば、加熱処理装置内で、熱板とウェハの距離が長い場所では熱板からの加熱量を増加させ、熱板とウェハの距離が短い場所では熱板からの加熱量を減少させるなどの補正が行われる。このような熱板からの加熱量の補正を行い、ウェハを均一に加熱している。
このウェハの反りを測定する従来の測定装置としては、露光装置内に設けられたウェハを載置するウェハステージ、あるいは別途設けられた平板上に、ウェハを載置して、フォーカスセンサでウェハの反りを測定する反り測定装置が知られている。(特許文献1)
特開平10−199947号公報
しかしながら、前記のウェハステージあるいは平板をウェハの載置台として用いる場合、ウェハを載置台に載置する際にウェハを下降させた時に、ウェハと載置台の間に存在する空気が圧縮され、ウェハは載置台の所定の位置から水平方向にずれて載置台に載置されることがあった。ウェハの反りを正確に測定するためには、ウェハを載置台の所定の位置に載置する必要があるが、このようにウェハが所定の位置から水平方向にずれて載置台に載置された場合、正確な反りを測定することができなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ウェハなどの基板を反り測定装置内の基板載置台上の所定の位置に正確に載置することにより、基板の反りを正確に測定することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明においては、基板の反りを測定する装置であって、基板が載置される基板載置台と、前記基板載置台に載置された基板の反りを測定する反り測定部材と、を有し、前記基板載置台は、載置面を貫通する複数の貫通孔を有することを特徴とする基板の反り測定装置が提供される。
本発明においては、基板載置台に複数の貫通孔が設けられていることによって、基板を載置台に載置する際に、基板と基板載置台の間に存在する空気は、これらの複数の貫通孔から抜け出る。したがって、基板を下降させても、基板は基板載置台上の所定の位置から水平方向にずれることがない。その結果、基板を正確に基板載置台に載置することができる。
前記複数の貫通孔は、同一円周上に等間隔に配置されていてもよい。これにより、基板と基板載置台の間に存在する空気は、これらの貫通孔から均等に抜け出る。したがって、基板載置台上の所定の位置から水平方向にずれることなく、より正確に基板載置台に基板を載置することができる。
前記複数の貫通孔は、2以上の円周上に配置され、さらに前記基板載置台の中心側にある貫通孔が周辺側にある貫通孔よりも大きくしてもよい。基板載置台の周辺側において、基板と基板載置台の間に存在する空気は、貫通孔から抜け出るだけでなく横方向からも抜け出る。一方、基板載置台の中心側では、基板と基板載置台の間の空気は貫通孔からのみ抜け出る。したがって、基板載置台の中心側の貫通孔を周辺側の貫通孔よりも大きくすることにより、基板と基板載置台の間の空気は、これらの貫通孔から均等に抜け出る。そして、基板を基板載置台上の所定の位置から水平方向にずらすことなく、さらに正確に基板載置台に載置することができる。
前記基板載置台は、基板を支持する複数の支持部材を載置面上に有し、当該複数の支持部材は、基板を加熱する加熱処理装置内の熱板上の複数の支持部材と同一の位置に配置してもよい。これにより、基板を加熱処理装置内の熱板に載置した際に、熱板上の複数の支持部材に支持されることによって生じる基板の微小な反りを、反り測定装置内の基板にも再現することができる。そして、この微小な反りも含めた基板の反りを正確に測定することにより、その後基板が搬送される加熱処理装置内において、この反りに応じた熱板からの加熱量の補正を行い、基板を好適に加熱することができる。
前記基板載置台はその周面に複数の鉛直方向の溝を有し、当該複数の溝は、基板の搬送体における基板を支持する複数の支持部が上下方向に通過できる形状であってもよい。この場合、搬送体の基板を支持する複数の支持部と基板載置台が干渉せず、基板処理システム内の基板の搬送体によって、基板を基板載置台に載置できる。したがって、昇降ピンによって基板を基板載置台に載置する場合と比較すると、昇降ピンが貫通するための所定のスペースを基板載置台に確保する必要がないため、基板載置台に設けられる貫通孔の大きさや位置をより自由に設けることができる。
前記基板載置台は、前記複数の溝の位置を周方向に移動可能としてもよい。これにより、基板を搬送する搬送体が基板載置台に対して異なる角度で進入した場合でも、搬送体の複数の支持部の位置に基づいて、基板載置台の複数の溝の位置を調整することができる。
前記基板の反り測定装置は、基板を加熱する加熱処理装置と同一の基板処理システム内に設置されていてもよい。これにより、基板の反りをインラインで測定することができ、円滑に基板の処理を行うことができる。
本発明によれば、ウェハなどの基板を基板載置台上の所定の位置に正確に載置することができ、基板の反りを正確に測定することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる反り測定装置95を搭載した塗布現像処理システム1の構成の概略を示す平面図であり、図2は、塗布現像処理システム1の正面図であり、図3は、塗布現像処理システム1の背面図である。
塗布現像処理システム1は、図1に示すように例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理システム1に対して搬入出したり、カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション2と、フォトリソグラフィー工程の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理装置を多段に配置している処理ステーション3と、この処理ステーション3に隣接して設けられている露光装置(図示せず)との間でウェハWの受け渡しをするインターフェイス部4とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には、カセット載置台5が設けられ、当該カセット載置台5は、複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在になっている。カセットステーション2には、搬送路6上をX方向に向かって移動可能なウェハ搬送体7が設けられている。ウェハ搬送体7は、カセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、X方向に配列された各カセットC内のウェハWに対して選択的にアクセスできる。
ウェハ搬送体7は、Z軸周りのθ方向に回転可能であり、後述する処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属する温調装置60やトランジション装置61に対してもアクセスできる。
カセットステーション2に隣接する処理ステーション3は、複数の処理装置が多段に配置された、例えば5つの処理装置群G1〜G5を備えている。処理ステーション3のX方向負方向(図1中の下方向)側には、カセットステーション2側から第1の処理装置群G1、第2の処理装置群G2が順に配置されている。処理ステーション3のX方向正方向(図1中の上方向)側には、カセットステーション2側から第3の処理装置群G3、第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5が順に配置されている。第3の処理装置群G3と第4の処理装置群G4の間には、第1の搬送装置10が設けられている。第1の搬送装置10は、第1の処理装置群G1、第3の処理装置群G3及び第4の処理装置群G4内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。第4の処理装置群G4と第5の処理装置群G5の間には、第2の搬送装置11が設けられている。第2の搬送装置11は、第2の処理装置群G2、第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。
図2に示すように第1の処理装置群G1には、ウェハWに所定の液体を供給して処理を行う液処理装置、例えばウェハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布装置20、21、22、露光処理時の光の反射を防止する反射防止膜を形成するボトムコーティング装置23、24が下から順に5段に重ねられている。第2の処理装置群G2には、液処理装置、例えばウェハWに現像液を供給して現像処理する現像処理装置30〜34が下から順に5段に重ねられている。また、第1の処理装置群G1及び第2の処理装置群G2の最下段には、各処理装置群G1、G2内の液処理装置に各種処理液を供給するためのケミカル室40、41がそれぞれ設けられている。
例えば図3に示すように第3の処理装置群G3には、温調装置60、ウェハWの受け渡しを行うためのトランジション装置61、精度の高い温度管理下でウェハWを温度調節する高精度温調装置62〜64及びウェハWを高温で加熱処理する高温度熱処理装置65〜68が下から順に9段に重ねられている。
第4の処理装置群G4では、例えば高精度温調装置70、レジスト塗布処理後のウェハWを加熱処理するプリベーキング装置71〜74及び現像処理後のウェハWを加熱処理するポストベーキング装置75〜79が下から順に10段に重ねられている。
第5の処理装置群G5では、ウェハWを熱処理する複数の熱処理装置、例えば高精度温調装置80〜83、ポストエクスポージャーベーキング装置84〜89が下から順に10段に重ねられている。
図1に示すように第1の搬送装置10のX方向正方向側には、複数の処理装置が配置されており、例えば図3に示すようにウェハWを疎水化処理するためのアドヒージョン装置90、91、ウェハWを加熱する加熱装置92、93が下から順に4段に重ねられている。図1に示すように第2の搬送装置11のX方向正方向側には、例えばウェハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置94、本発明にかかるウェハの反りを測定する反り測定装置95が配置されている。
インターフェイス部4には、例えば図1に示すようにX方向に向けて延伸する搬送路100上を移動するウェハ搬送体101と、バッファカセット102が設けられている。ウェハ搬送体101は、Z方向に移動可能でかつθ方向にも回転可能であり、インターフェイス部4に隣接した露光装置(図示せず)と、バッファカセット102及び第5の処理装置群G5に対してアクセスしてウェハWを搬送できる。
次に、上述の反り測定装置95の構成について説明する。例えば反り測定装置95は、図4に示すように、その内部にウェハWを載置する載置台110を有している。載置台110は、例えば反り測定装置95の側壁95aに固定された載置台支持部111によって、水平に設置されている。載置台110の下方には、昇降ピン112が設けられている。昇降ピン112は昇降自在に構成されており、載置台110の下方から載置台110のピン用貫通孔122を通って上方に貫通する。ピン用貫通孔122は、図5に示すように、例えば3本の昇降ピン112が同一円周上に等間隔に配置されるように設けられている。昇降ピン112はブラケット113によって支持されており、ブラケット113の下方には、例えばシリンダなどを備えた駆動機構114が設けられている。したがって、駆動機構114の作動により昇降ピン112が昇降する。この昇降ピン112は、載置台110の上方でウェハWを受け取って支持した後、下降してウェハWを載置台110に載置する。
載置台110の上方には、例えば反り測定部材である2つのレーザ変位計115、116が、変位計支持部117によって側壁95aに固定されて設けられている。レーザ変位計115はウェハWの中心部寄りの上方に、レーザ変位計116がウェハWの外周部寄りの上方に設けられている。これらのレーザ変位計115、116は、ウェハWの表面との距離を測定できる。各レーザ変位計115、116の測定結果は、測定制御部118に出力される。測定制御部118は、当該測定情報に基づいて、ウェハWの中心部と外周部との高低差を算出し、ウェハWの反り状態、例えばウェハWの反り量と反り形状を測定できる。
載置台110には、複数の貫通孔120a、120bが載置台110を上下方向に貫通して設けられている。これらの貫通孔120a、120bは、図5に示すように、それぞれ同心円であって径の異なるA、Bの円周上に等間隔に配置されている。貫通孔120a、120bは、例えば円形の形状で、載置台110の中心側にある貫通孔120aは、周辺側にある貫通孔120bよりも大きく設定されている。なお、貫通孔120a、120bは、ウェハWと載置台110の間に存在する空気を逃がすことができればよく、したがって、その形状は円形に限らない。
また、載置台110の載置面上には、ウェハWを支持する複数の支持ピン121が設けられている。これら支持ピン121は、例えばポストエクスポージャーベーキング装置(以下「PEB装置」という。)84〜89内において、ウェハを加熱する熱板(図示せず)上に設けられたウェハを支持するピンと、同一の数、同一の位置に配置されている。支持ピン121は、図5に示すように、例えば複数の同一円周上に等間隔に配置されている。支持ピン121はPEB装置内の熱板上のピンと同一の位置に配置されているため、熱板上の複数のピンに支持されることによって生じるウェハの微小な反りと同一の反りが、載置台110に載置されたウェハW上にも再現できる。
本実施の形態にかかる塗布現像処理システム1は以上のように構成されており、次にその塗布現像処理システム1で行われるウェハ処理について説明する。
先ず、ウェハ搬送体7によって、カセット載置台5上のカセットCから未処理のウェハWが一枚取り出され、第3の処理装置群G3の温調装置60に搬送される。温調装置60に搬送されたウェハWは、所定温度に温度調節され、その後第1の搬送装置10によってボトムコーティング装置23に搬送され、反射防止膜が形成される。反射防止膜が形成されたウェハWは、第1の搬送装置10によって加熱装置92、高温度熱処理装置65、高精度温調装置70に順次搬送され、各装置で所定の処理が施される。その後ウェハWは、レジスト塗布装置20に搬送される。
レジスト塗布装置20においてウェハW上にレジスト膜が形成されると、ウェハWは第1の搬送装置10によってプリベーキング装置71に搬送され、続いて第2の搬送装置11によって周辺露光装置94、高精度温調装置83に順次搬送されて、各装置において所定の処理が施される。その後、本発明にかかる反り測定装置95に搬送される。
第2の搬送装置11によって反り測定装置95に搬入されたウェハWは、載置台110の上方に移動される。そこで昇降ピン112が上昇し、第2の搬送装置11上のウェハWが昇降ピン112に受け渡される(図6(a))。その後、ウェハWを載置した昇降ピン112は、駆動機構114によって下降する(図6(b))。この際、ウェハWと載置台110の間に存在する空気123は、貫通孔120a、120bの間から抜け出る。したがって、ウェハWは載置台110の所定の位置に対して水平方向にずれることない。そして、ウェハWは、載置台110の支持ピン121上であって、レーザ変位計115、116によって測定されるべき所定の位置に正確に載置される(図6(c))。昇降ピン112は、少なくとも載置台110の載置面より突起しない位置まで下降する。このようにして、ウェハWは載置台110の所定の位置に対して正確に載置される。
ウェハWが載置台110に載置された後、レーザ変位計115、116により各レーザ変位計115、116とウェハWとの距離が測定される。この測定結果が測定制御部118に出力され、上に凸か下に凸かのウェハWの反り形状と、ウェハWの反り量が測定される。この際、支持ピン121はPEB装置内の熱板(図示せず)上に設けられたウェハを支持するピンと同一の位置に配置されているので、熱板上の複数のピンに支持されることによって生じるウェハの微小な反りと同一の反りも測定することができる。すなわち、PEB装置内にて載置された時と同じ状態でウェハの反り量を正確に測定することができる。
反り測定装置95で反り測定の終了したウェハWは、インターフェイス部4のウェハ搬送体101によって露光装置(図示せず)に搬送され、露光される。露光処理の終了したウェハWは、ウェハ搬送体101によってPEB装置84に搬送され、所定の処理が施される。
PEB装置84における熱処理が終了すると、ウェハWは第2の搬送装置11によって高精度温調装置81に搬送されて温度調節され、その後現像処理装置30に搬送され、ウェハW上のレジスト膜が現像される。その後ウェハWは、第2の搬送装置11によってポストベーキング装置75に搬送され、加熱処理が施された後、高精度温調装置63に搬送され温度調節される。そしてウェハWは、第1の搬送装置10によってトランジション装置61に搬送され、ウェハ搬送体7によってカセットCに戻されて一連のフォトリソグラフィー工程が終了する。
以上のように、本実施の形態の反り測定装置95を塗布現像処理システム内に配置することにより、ウェハWの反りをこのシステム内においてインラインで測定することができ、円滑にウェハWの処理を行うことができる。また、載置台110には複数の貫通孔120a、120bが設けられているので、ウェハWを載置台110に載置する際、ウェハWと載置台110の間に存在する空気123はこれらの貫通孔120a、120bから抜け出ることができ、ウェハWは水平方向にずれることがなく載置台110の所定の位置に正確に載置される。これにより、ウェハWの反り量を正確に測定することができる。さらに、載置台110上にウェハWを支持する複数の支持ピン121を設け、これらの支持ピン121をPEB装置84内の熱板上のピンと同一の位置に配置させているので、PEB装置84内に載置されたウェハと同一の反りを、反り測定装置95内のウェハW上に再現して測定することができる。このウェハWの反りの測定結果に基づいて、PEB装置84内で熱板からの加熱量の補正を行い、ウェハWを均一に加熱することができる。
次に他の実施の形態の反り測定装置について、図7に基づいて説明する。図7は他の実施の形態にかかる反り測定装置130の概略を示している。
反り測定装置130は、その内部にウェハWを載置する載置台131を有している。載置台131の下面の中心には、回転部137が設けられている。回転部137の下方には、上下方向に延びるシャフト138を介して、回転駆動部139が反り測定装置130の底部130aに固定されて設けられている。載置台131は、これら回転部137、シャフト138、回転駆動部139によって支持され、水平に設置されている。また、この回転部137は、回転駆動部139の駆動により、載置台131を周方向(θ方向)に移動、すなわちシャフト138を中心として載置台131を回動させることができる。
載置台131の周面には、溝部132が鉛直方向に設けられている。溝部132は、図8及び図9に示すように、ウェハ搬送体133のウェハWを直接支持する支持部136が上下方向に通過できる位置に、例えば3箇所設けられている。
より詳しく言うと、ウェハ搬送体133は、図9に示すように、ウェハWの周縁部を支持するために3/4円環状のC字型に構成されたフレーム部134と、このフレーム部134と一体に形成され、かつフレーム部134を支持するためのアーム部135から構成されている。フレーム部134には、ウェハWを直接支持する支持部136が例えば3箇所設けられている。支持部136はフレーム部134の内円周に等間隔に設けられ、フレーム部134の内側に突出している。
載置台131には、複数の貫通孔140a、140bが載置台131の上下方向に貫通して設けられている。これらの貫通孔140a、140bは、図8に示すように、それぞれ同心円であって径の異なるC、Dの円周上に等間隔に配置されている。貫通孔140a、140bは、例えば円形の形状で、載置台131の中心側にある貫通孔140aは、周辺側にある貫通孔140bよりも大きい。なお、貫通孔140a、140bの形状は円形に限らない。
載置台131の載置面上には、さらにウェハWを支持する複数の支持ピン141が設けられている。上述の実施の形態の反り測定装置95における載置台110上の支持ピン121と同じ仕様であり、かつ同一の位置に設けられている。
他の実施の形態にかかる反り測定装置130は以上のように構成されており、次にこの反り測定装置130内の載置台131に、ウェハWが載置される方法について説明する。
ウェハWを支持したウェハ搬送体133は、反り測定装置130内の載置台131の上方に進入する(図10(a))。ウェハ搬送体133の載置台131の上方に進入する角度は予め設定されており、溝部132の位置は、ウェハ搬送体133が下降した際に、突起部136が載置台131に接触しない位置となるように予め調整されている。しかし、ウェハ搬送体133がこの設定されている角度と異なる角度で進入する場合もある。この場合には、回転駆動部139によって、シャフト138を介して回転部137が周方向に回動する。この回動によって、回転部137の上面に設けられた載置台131は、図11に示すように、溝部132の位置と支持部136の位置が一致するように周方向に回動されて、溝部132の位置を調整することができる。
その後、ウェハ搬送体133は第2の搬送装置11に設けられた駆動機構(図示せず)によって下降する(図10(b))。ウェハ搬送体133が下降している間、ウェハWと載置台130の間に存在する空気143は、貫通孔140a、140bの間から抜け出る。これにより、ウェハWは載置台131の所定の位置に対して水平方向にずれることがない。したがって、ウェハWは、載置台130の支持ピン121に正確に載置される(図10(c))。ウェハWを載置台131に載置し終えたウェハ搬送体133は、さらに載置台131を通過するまで下降する。この際、ウェハ搬送体133と載置台131は接触することなく、支持部136は溝部132を通過する。その後、ウェハ搬送体133は後退して、反り測定装置130から抜き出される。
以上のように、他の実施の形態の反り測定装置130によれば、ウェハ搬送体133は載置台131と接触することなく、ウェハWはウェハ搬送体133によって直接載置台131に載置されるので、上述の反り測定装置95における載置台110上の昇降ピン112を設ける必要がない。したがって、載置台131には昇降ピン用の孔を設ける必要がなく、この昇降ピン用の孔のスペースに貫通孔140a、140bを設けることができる。したがって、載置台110に設けられた貫通孔120a、120bに比べて、貫通孔140a、140bはその大きさや位置をより自由に設けることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がウェハW以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
本発明は、例えば半導体ウェハ等の基板を処理するシステム内の反り測定装置において、基板の反りを測定する際に有用である。
本実施の形態にかかる反り測定装置を搭載した、塗布現像処理システムの構成の概略を示す平面図である。 本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの正面図である。 本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの背面図である。 本実施の形態にかかる反り測定装置の構成の概略を示す縦断面図である。 本実施の形態にかかる載置台の平面図である。 ウェハが支持ピンによって載置台に載置される工程を示す説明図であり、(a)はウェハが支持ピンに支持された状態を示し、(b)は支持ピンが下降する様子を示し、(c)はウェハが載置台に載置された様子を示している。 他の実施の形態にかかる反り測定装置の構成の概略を示す縦断面図である。 他の実施の形態にかかる載置台の平面図である。 ウェハ搬送体の平面図である。 ウェハがウェハ搬送体によって載置台に載置される工程を示す説明図であり、(a)はウェハ搬送体が反り測定装置に進入した状態を示し、(b)はウェハ搬送体が下降する様子を示し、(c)はウェハが載置台に載置された様子を示している。 載置台が周方向に回動する様子を示す説明図である。
符号の説明
1 塗布現像処理システム
84〜89 ポストエクスポージャーベーキング装置(PEB装置)
95 反り測定装置
110 載置台
112 昇降ピン
115 レーザ変位計(ウェハWの中心部上方)
116 レーザ変位計(ウェハWの外周部上方)
120 貫通孔
121 支持ピン
131 載置台
132 溝部
133 ウェハ搬送体
136 支持部
137 回転部
W ウェハ

Claims (7)

  1. 基板の反りを測定する装置であって、
    基板が載置される基板載置台と、
    前記基板載置台に載置された基板の反りを測定する反り測定部材と、を有し、
    前記基板載置台は、載置面を貫通する複数の貫通孔を有することを特徴とする、基板の反り測定装置。
  2. 前記複数の貫通孔は、同一円周上に等間隔に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の基板の反り測定装置。
  3. 前記複数の貫通孔は、2以上の円周上に配置され、さらに前記基板載置台の中心側にある貫通孔が周辺側にある貫通孔よりも大きいことを特徴とする、請求項2に記載の基板の反り測定装置。
  4. 前記基板載置台は、基板を支持する複数の支持部材を載置面上に有し、当該複数の支持部材は、基板を加熱する加熱処理装置内の熱板上の複数の支持部材と同一の配置であることを特徴とする、請求項1〜3に記載の基板の反り測定装置。
  5. 前記基板載置台はその周面に複数の鉛直方向の溝を有し、当該複数の溝は、基板の搬送体における基板を支持する複数の支持部が上下方向に通過できる形状であることを特徴とする、請求項1〜4に記載の基板の反り測定装置。
  6. 前記基板載置台は、前記複数の溝の位置を周方向に移動可能であることを特徴とする、請求項1〜5に記載の基板の反り測定装置。
  7. 前記請求項1〜6に記載の基板の反り測定装置と、前記基板を加熱する加熱処理装置と、を有することを特徴とする、基板処理システム。
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