JP2007304729A - 車両の走行支援システムおよび走行支援装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御部16は、交差路の一時停止位置にて待機する際に自車両の灯火が交差路面を照射するようにヘッドライト制御回路14を通じて灯火態様を制御する。また、制御部16は、交差路での待機車両による路面照射を画像センサSENおよび画像処理MPU11を通じて取り込み、この取り込まれた画像から路面照射パターンを認識すると、待機車両から送信された車両ID信号を返信する。そして、制御部16は、自車両の車両ID信号を受信した場合、ブザー13を鳴動させる。
【選択図】図1
Description
(イ)自車両の灯火による照射パターンを変更制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するもの、
あるいは、請求項6や請求項16に記載の発明によるように、
(ロ)自車両のホーン(警笛)を鳴動制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するもの、
として構成することができる。これらいずれの構成によっても、待機車両の運転者は、交差路の進入に際して交差方向からの接近車両が存在することをより容易に認識することができるようになる。
(イ)自車両の灯火による照射パターンを変更制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するもの、
あるいは、請求項9や請求項19に記載の発明によるように、
(ロ)自車両のホーンを鳴動制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するもの、
として構成することができる。これらいずれの構成によっても、待機車両の運転者は、交差路の進入に際して交差方向からの接近車両が存在することをより容易に認識することができるようになる。
このような構成の走行支援装置において、制御部16は、以下に示す照射パターン認識処理、灯火態様変更処理、および報知処理の各処理を一定の時間毎に実行する。まず、これら処理のうちの照射パターン認識処理について、図2に示すフローチャートを参照しつつその処理手順を説明する。
図3に示すように、この灯火態様変更処理において制御部16では、まずステップS21において、交差路への進入に際して自車両が停止位置にて待機しているか否かが判断される。具体的には、制御部16では、交差路の一時停止位置に対応する路上に設けられた設備から送信された上記停止情報が受信された場合、自車両が停止位置にて待機していると判断される。このステップS21において自車両が停止位置にて待機していると判断された場合、制御部16では、続くステップS22において、ヘッドライトの灯火態様を変更する旨の制御信号がヘッドライト制御回路14に出力される。これにより、ヘッドライトが点滅照射されるとともに、その照射範囲が自車両近傍の路面上に変更される。その後、制御部16では、ステップS23において、メモリ15から自車両の車両IDコードが読み出され、同車両IDを含む車両ID信号が通信装置12を介して送信される。一方、上記ステップS21において自車両が停止位置にて待機していないと判断された場合、制御部16はここでの処理を一旦終了する。
図4に示すように、制御部16では、ステップS31において自車両の車両ID信号が受信されたか否かが判断される。具体的には、制御部16では、通信装置12を介して受信された車両ID信号に含まれる車両IDコードとメモリ15に予め記憶されている車両IDコードとが一致した場合、自車両の車両ID信号が受信されたと判断される。このステップS31において自車両の車両ID信号が受信されたと判断された場合、制御部16では、ステップS32においてブザー13が鳴動される。
(1)車両の一時停止を促す停止情報を受信したとき、ヘッドライトの灯火態様を変更するとともに、同待機車両200に固有の車両ID信号を送信するようにした。これにより、交差路の一時停止位置にて車両が待機すると、この待機する待機車両200のヘッドライトの灯火態様が変更される。この交差路の交差方向から待機車両200に接近する接近車両100の運転者は、この待機車両200のヘッドライトの路面照射パターンを視認することにより、交差点への進入に際して待機車両200が存在することを認識することができる。また、画像センサSENおよび画像処理MPU11を通じて取り込まれた画像に基づき上記路面照射パターンが認識されたとき、受信した車両ID信号を返信するようにした。さらに、自車両の車両ID信号を受信したときには、ブザー13を鳴動させるようにした。これにより、上記待機車両200の運転者は、接近車両100が存在することをブザー13の鳴動から認識することができるとともに、ブザー13の鳴動によって待機の維持が促される。このように、双方の車両100,200の運転者がお互いの存在を認識することができることに加え、待機車両200の運転者には待機の維持が促されるため、交差点やY字路等の交差路での車両間の運行判断が適正に支援されるようになり、ひいてはそれら車両間の接触事故等の発生が好適に予防されるようになる。なお、この場合、制御部16が「進入報知手段」に相当する。
Claims (20)
- 交差路の一時停止位置にて待機する際に自車両の灯火が交差路面を照射するように灯火態様を制御する待機制御手段と、交差路での待機車両による路面照射を検知して自車両が当該交差路に進入する旨を示す進入情報を無線送信する進入情報送信手段と、この進入情報が受信されることに基づいて自車両の運転者に待機の維持を促す報知を行う報知手段とを車両毎に備え、車両間でのこれら進入情報送信手段を通じた進入情報の送信および報知手段を通じた報知の実行に基づいてそれら各車両の走行支援を行う
ことを特徴とする車両の走行支援システム。 - 前記進入情報送信手段は前記待機車両による路面照射を画像認識して同路面照射の検知を行うものである
請求項1に記載の車両の走行支援システム。 - 前記待機制御手段は前記灯火態様の制御に併せて車両に固有の識別信号を無線送信するものであり、前記進入情報送信手段はこの識別信号を受信する機能を併せ有するとともに前記進入情報としてこの受信した識別信号を返信するものであり、前記報知手段は前記進入情報として自車両の識別信号が受信されることに基づいて前記報知を実行するものである
請求項1または2に記載の車両の走行支援システム。 - 前記交差路での待機車両による路面照射の検知に基づいて自車両が当該交差路に進入する旨を待機車両の運転者に報知する進入報知手段をさらに備える
請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両の走行支援システム。 - 前記進入報知手段は、自車両の灯火による照射パターンを変更制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するものである
請求項4に記載の車両の走行支援システム。 - 前記進入報知手段は、自車両のホーンを鳴動制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するものである
請求項4または5に記載の車両の走行支援システム。 - 交差路の一時停止位置にて待機する際に自車両の灯火が交差路面を照射するように灯火態様を制御する待機制御手段と、交差路での待機車両による路面照射を検知して自車両が当該交差路に進入する旨を待機車両の運転者に報知する進入報知手段とを車両毎に備え、車両間でのこれら待機制御手段を通じた灯火態様の制御および進入報知手段を通じた報知の実行に基づいてそれら各車両の走行支援を行う
ことを特徴とする車両の走行支援システム。 - 前記進入報知手段は、自車両の灯火による照射パターンを変更制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するものである
請求項7に記載の車両の走行支援システム。 - 前記進入報知手段は、自車両のホーンを鳴動制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するものである
請求項7または8に記載の車両の走行支援システム。 - 前記交差路の一時停止位置に対応する路上には車両の一時停止を促す停止情報を無線送信する設備が設けられてなり、前記待機制御手段はこの停止情報の受信に基づいて前記灯火態様の制御を実行する
請求項1〜9のいずれか一項に記載の車両の走行支援システム。 - 交差路の一時停止位置にて待機する際に自車両の灯火が交差路面を照射するように灯火態様を制御する待機制御手段と、交差路での待機車両による路面照射を検知して自車両が当該交差路に進入する旨を示す進入情報を無線送信する進入情報送信手段と、この進入情報が受信されることに基づいて自車両の運転者に待機の維持を促す報知を行う報知手段とを備える車両の走行支援装置。
- 前記進入情報送信手段は前記待機車両による路面照射を画像認識して同路面照射の検知を行うものである
請求項11に記載の車両の走行支援装置。 - 前記待機制御手段は前記灯火態様の制御に併せて車両に固有の識別信号を無線送信するものであり、前記進入情報送信手段はこの識別信号を受信する機能を併せ有するとともに前記進入情報としてこの受信した識別信号を返信するものであり、前記報知手段は前記進入情報として自車両の識別信号が受信されることに基づいて前記報知を実行するものである
請求項11または12に記載の車両の走行支援装置。 - 前記交差路での待機車両による路面照射の検知に基づいて自車両が当該交差路に進入する旨を待機車両の運転者に報知する進入報知手段をさらに備える
請求項11〜13のいずれか一項に記載の車両の走行支援装置。 - 前記進入報知手段は、自車両の灯火による照射パターンを変更制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するものである
請求項14に記載の車両の走行支援装置。 - 前記進入報知手段は、自車両のホーンを鳴動制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するものである
請求項14または15に記載の車両の走行支援装置。 - 交差路の一時停止位置にて待機する際に自車両の灯火が交差路面を照射するように灯火態様を制御する待機制御手段と、交差路での待機車両による路面照射を検知して自車両が当該交差路に進入する旨を待機車両の運転者に報知する進入報知手段とを備える車両の走行支援装置。
- 前記進入報知手段は、自車両の灯火による照射パターンを変更制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するものである
請求項17に記載の車両の走行支援装置。 - 前記進入報知手段は、自車両のホーンを鳴動制御することによって自車両が当該交差路に進入する旨を報知するものである
請求項17または18に記載の車両の走行支援装置。 - 前記交差路の一時停止位置に対応する路上には車両の一時停止を促す停止情報を無線送信する設備が設けられてなり、前記待機制御手段はこの停止情報の受信に基づいて前記灯火態様の制御を実行する
請求項11〜19のいずれか一項に記載の車両の走行支援装置。
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