JP2007303110A - タイル貼付用の下地板とその取付方法及び外壁構造 - Google Patents

タイル貼付用の下地板とその取付方法及び外壁構造 Download PDF

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Abstract

【課題】成形時に突出部を一体に成形しておくことのできるタイル貼付用の下地板を提供する。
【解決手段】表面側に凸部16が形成され、この凸部16にタイル12の裏面に形成された凹部12aが引っ掛けられるタイル貼付用の下地板11であって、凸部16は断面視台形状で先端先細り状に形成され、凸部16とタイル12との間に接着材17を充填することによってタイル12が下地板11に貼り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、乾式取付工法によって建物の外壁にタイルを取り付ける際に用いるタイル貼付用の下地板と、その下地板の取付方法及びタイルを貼り付けた際の外壁構造に関するものである。
従来、建物の外壁にタイルを貼り付ける方法として、図6に示すように凸部51が形成された下地板50を建物の外壁に取り付けて、タイルを引っ掛ける乾式取付工法が知られている(特許文献1〜3を参照)。
尚、この下地板50は、セメント等の硬化性材料から押出成形等によって成形される。
特許第2765424号公報 特許第2631175号公報 特許第2521164号公報
しかしながら、上記した従来の下地板50は、図6に示すように下地板50からタイルが剥がれ落ちることのないように凸部51の上縁を上方に傾斜させて鉤状に成形するため、成形と同時に凸部51を成形しておくことができず、脱型後にルーター等によって凸部51を加工しなければならないので、下地板50の作成に手間がかかるという問題があった。
また、従来のタイルの貼付方法においては、窓等の開口を有する建物の外壁に下地板を取り付ける場合には、開口の形状に合わせて下地板を現場で切断加工しなければならないので、その分作業時間が増大するという問題があり、また、切断した部分の下地板が余って、効率よく下地板を取り付けることができないという問題もあった。
そこで、本発明は、成形時に突出部を一体に成形しておくことのできるタイル貼付用の下地板を提供することを目的としている。
また、本発明は、下地板を建物の外壁に取り付ける際の作業時間を短縮することができると共に、効率よく下地板を取り付けることのできるタイル貼付用の下地板の取付方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明は、表面側に突出部が形成され、この突出部にタイルの裏面に形成された凹部が引っ掛けられるタイル貼付用の下地板であって、前記突出部は前記下地板の成形時に断面視矩形状若しくは断面視台形状で先端先細り状に一体形成され、前記突出部と前記タイルとの間に接着材を充填することによって前記タイルが貼り付けられることを特徴とする。
ここで、前記下地板の幅方向に延在する複数の前記突出部を前記下地板の幅方向に沿って直線状に並べかつ前記下地板の幅方向に間隔を置いて形成すると共に、前記下地板の幅方向に沿って直線状に並ぶ前記複数の突出部を前記下地板の上下方向に間隔を置いて多段に形成してもよい。
また、本発明は、前記タイル貼付用の下地板を開口が設けられた建物の外壁に取り付ける取付方法であって、建物の外壁の開口周囲に前記下地板を取り付けて、前記外壁の開口周辺に沿って取り付ける引掛部材の引掛部の高さが前記下地板の突出部の高さと同一となるように前記引掛部材を前記外壁に取り付けることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記タイル貼付用の下地板を用いて建物の外壁にタイルを貼り付けた際の外壁構造であって、前記建物の外壁に前記下地板が取り付けられ、前記下地板の表面側の突出部に前記タイルの裏面に形成された凹部が引っ掛けられ、前記突出部と前記タイルとの間に接着材が充填されることによって前記タイルが前記下地板に貼り付けられていることを特徴とする。
このように構成された本発明は、突出部を断面視矩形状若しくは断面視台形状で先端先細り状にすることにより、下地板の成形時に突出部を一体成形しておくことができる。
このため、下地板の成形後に突出部を加工する必要がないので、下地板を効率よく製造することができる。
また、本発明は、突出部とタイルとの間に接着材を充填することによってタイルを下地板に貼り付けるので、タイルの自重や地震等の外力によって下地板からタイルが剥がれ落ちることを防止することができる。
さらに、下地板の幅方向に延在する複数の突出部を下地板の幅方向に沿って直線状に並べかつ下地板の幅方向に間隔を置いて形成すると共に、下地板の幅方向に沿って直線状に並ぶ複数の突出部を下地板の上下方向に間隔を置いて多段に形成することにより、下地板にタイルを貼り付ける際のタイル貼付位置を明確にすることができる。
これにより、タイルの貼付作業が円滑になり、作業負担を軽減することができる。
また、突出部を下地板の幅方向に間隔を置いて複数形成することで、タイル貼付時にタイルの目地部の隙間から突出部を露出させないようにすることができる。
これにより、タイル貼付後の外壁の外観を見栄えよくすることができる。
さらに、本発明は、建物の外壁の開口周囲に下地板を取り付けて、外壁の開口周辺に沿って引掛部材を取り付けることにより、下地板を外壁の開口の形状に合わせて加工するような煩雑な作業を行わずに下地板の割付を行うことができる。
これにより、下地板の取付作業時間を短縮することができると共に、建物の外壁に下地板を無駄なく取り付けることができる。
また、外壁の開口周辺に沿って取り付ける引掛部材の引掛部の高さを下地板の突出部の高さと同一となるように引掛部材を外壁に取り付けることにより、タイル貼付後のタイル貼付位置の調整作業を省略することができるので、タイル貼付作業時間を短縮することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の下地板11を用いて外壁30にタイル12を貼り付けた際の構成を示す縦断面図である。
まず、構成から説明すると、図1に示すようにユニット建物の上階ユニット10の躯体となる下枠14は下方から胴差し13に支持され、この胴差し13は下階ユニット20の躯体となる胴差し21の上方に配設されている。
この上階ユニット10の胴差し13には外壁下地材15が備えられ、さらにこの外壁下地材15の表面下部には、断面視矩形状の胴縁23が備えられている。
この胴縁23の表面側には、タイル貼付用の下地板11が配設されており、この下地板11の下部が胴縁23を介して外壁下地材15に釘打ち固定されることにより、下地板11が外壁30に取り付けられるようになっている。
また、外壁下地材15と下地板11との間には、胴縁23の厚み分の通気層24が形成されており、空気の流通路となっている。
一方、下階ユニット20の下地板11は、下階ユニット20が備える外壁下地材22の表面上部に配設された胴縁23を介して外壁下地材22に取り付けられており、この胴縁23の厚み分の通気層25が下地板11と外壁下地材22との間に形成されている。
尚、図示はしていないが下階ユニット20の下地板11は外壁下地材22や胴縁23等に釘打ち固定されるようになっている。
また、この下地板11の表面には、突出部としての凸部16が上下方向に多段に設けられており、タイル12の裏面の凹部12aが凸部16に引っ掛けられ、接着材17によって下地板11に接着固定されている。
この凸部16は、図3(a)に示すようにその上縁が凸部16の突出方向に向かって下り傾斜するように形成され、凸部16の下縁が突出方向に向かって上り傾斜するように形成されることにより断面視台形状で先端先細り状に形成されている。
また、タイル12の上縁には、図1に示すように凸条12bが設けられていると共に、下縁に凹条12cが設けられ、この凹条12cに1つ下の段のタイル12の凸条12bを挿入させることにより、目地部のない仕上がりとしている。
一方、上階ユニット10の胴差し13が備える外壁下地材15と下階ユニット20の胴差し21が備える外壁下地材22との間には隙間が形成され、この隙間の前後側(下階ユニット20と上階ユニット10の境界部)にはシール材31、31が充填されて防水が施されている。
また、シール材31が充填された上下階ユニット10、20の各下地板11、11の間には水切り板181が備えられている。
この水切り板181は、各下地板11、11の端部とシール材31の上下両面との間に挟み込まれるように設けられていると共に、その先端部分が下階ユニット20と上階ユニット10の境界部から前側に張り出して下方に折れ曲がるように延出されている。
また、上階ユニット10の下地板11の板面下部には、化粧胴差し18が固定金具19を介して固定されており、この固定金具19に固定された化粧胴差し18は、上階ユニット10の下地板11の板面下部と下階ユニット20の下地板11の板面上部に跨るような格好で配設されている。
ところで、上記した下地板11には、例えば補強材である木繊維(ウッドファイバー)と熱硬化型セメントを混合した木片セメント板(SFC(Silica Fume Cement)ボード)などが使用されており、この木片セメント板を押出成形などによって工場で製造する際に、下地板11の凸部16も一体に成形されるようになっている。
このような下地板11の凸部16は、図2に示すように平面視矩形状に形成されて下地板11の幅方向に所定長さ延在していると共に、複数の凸部16、・・・が、下地板11の幅方向に沿って直線状に並び、かつ下地板11の幅方向に間隔を置いて形成されている。
この凸部16、16の間の隙間に、タイル12の側縁を配置させることにより、タイル12、12間の目地部32を凸部16が跨がないようになっている。
また、下地板11の幅方向に沿って直線状に並んだ各段の複数の凸部16、・・・は下地板11の上下方向に間隔を置いて多段に形成されている。
尚、凸部16を下地板11とともに押出成形等によって一体成形する際に、凸部16、16間を所望の間隔となるように調整することができる。
また、下地板11の中央付近に位置する各段の凸部16、16同士の隙間は、下地板11の他の隙間の幅よりも大きめに設定されている。
また、各段のタイル12の貼付態様は、下地板11に形成された隣接する2つの凸部16、16に跨ってタイル12が貼り付けられる段と、下地板11の両側縁に位置する凸部16、16にタイル12が下地板11の側辺から張り出すように貼り付けられ、かつ他の隣接する2つの凸部16、16に跨ってタイル12が貼り付けられる段の2つの貼付態様が下地板11の上下方向に交互に繰り返されるようになっている。
尚、各段のタイル12の貼付態様は、全ての段において隣接する2つの凸部16、16に跨ってタイル12を貼り付ける態様を用いるようにしてもよいし、下地板11の側辺から張り出すようにタイル12が貼り付けられる貼付態様を全ての段に用いるようにしてもよい。
次に、タイル12を下地板11に貼り付ける際の貼付方法について説明する。
まず、図2に示すように予め下地板11の各段の凸部16にタイル12を4枚程度引っ掛けて、その4枚のタイル12、・・・を下地板11の所定位置に配置した状態で、各タイル12、・・・の位置の墨出しを行っておく。
そして、図3(a)に示すように墨出しを行った段のタイル12、・・・を一旦取り外し、下地板11の凸部16の上縁の傾斜面16aと凸部16よりも下方の下地板11の所定位置に接着材17、17をそれぞれ下地板11の水平方向(図3の紙面に直交する方向)に沿って紐状に塗布する。
そしてタイル12を凸部16の上縁の傾斜面16aに引っ掛ける。この時、凸部16の上縁の傾斜面16aに塗布された接着材17を、図3(b)に示すようにタイル12の上部裏面と凹部12aの上部に渡って充填させ、一方で、凸部16の下方に塗布された接着材17を、図3(c)に示すようにタイル12の下部裏面と凹部12aの下部に渡って充填させる。このタイル12と下地板11とに渡って充填される接着材17、17によってタイル12が下地板11に接着される。
タイル12の貼り付け後は、図2に示すように接着材17が硬化する前に各段のタイル12、・・・の配置位置を調整してタイル12、12間の目地部32の隙間が所定の間隔となるように調整する。この際、目地部32の隙間には、凸部16が露出しないようになっている。
目地部32の隙間を調整した後は、枠材や板材等をタイル12の表面側に取り付けてタイル12を養生することによって(図示省略)、下地板11からタイル12、・・・が剥がれ落ちないようにしてから接着材17を完全に乾燥硬化させる。そして、接着材17の乾燥硬化後に、枠材や板材等を取り外すことでタイル12の貼付が完了する。
次に、開口としての窓40が設けられた建物ユニットの外壁30にタイル貼付用の下地板11を取り付ける際の取付方法を実施例に基いて説明する。
即ち、図4に示すように建物ユニットの外壁30の外壁下地材15に設けられた開口としての窓40の周囲に下地板11を取り付ける場合について説明する。
まず、外壁30が備える窓40の周囲の外壁下地材15に順次下地板11を取り付けて、図4に示すように窓40の左右に取り付けられた下地板11、11に引掛部材としてのアルミ製の下地板41、41を窓40のサッシ枠40aの周辺に沿って取り付ける。
尚、下地板11を取り付ける際には、外壁下地材15に図示しない胴縁が配設され、その胴縁と外壁下地材15とに下地板11が釘打ち等によって取り付けられるようになっており、下地板11と外壁下地材15との間には胴縁の厚み分の隙間が形成されるようになっている。
下地板41は、図5(a)に示すように窓40の右側の下地板11と窓40の上側の下地板11の間の隙間dよりも若干幅広に形成され、窓40の右側の下地板11と窓40の上側の下地板11のそれぞれの向かい合う側縁11a、11aの板面に、エアタッカーで打ち込まれたステープル45、45によって固定されている。
また、下地板41は、外壁下地材15の上下方向に延伸する長尺状の板体であり、その板面の幅方向に沿って直線状に並ぶ引掛部42が設けられ、また、板面の上下方向には引掛部42が間隔を置いて多段に形成されている(図4を参照)。
また、下地板41の引掛部42は、図5(a)に示すように下地板41の板面に形成された矩形状の開口部42aと、その開口部42aの右側の内側面から下地板41の板面に対して垂直に張り出す引掛片42bとからなる。
さらに、この引掛片42bは、開口部42aから斜め上方に向けて張り出す菱形状の板片であり、その上縁先端部42cの高さが、下地板11が備える凸部16の上縁の傾斜面16aの高さと同一となるようになっている。
このような下地板41を外壁30の下地板11に取り付けた後、図4に示すように窓40のサッシ枠40aの側面に沿うようにタイル43、・・・を下地板41の引掛部42に引っ掛けると共に、接着材でタイル43を下地板41に接着固定する。
尚、タイル43は、図5(b)に示すようにタイル43の凹部43aを引掛片42bに引っ掛けた状態で、タイル43の凹部43aとタイル43の上下部裏面に渡って接着材44、44を充填させることによって、下地板41に接着固定される。
このように構成された本発明は、凸部16を断面視台形状で先端先細り状にすることにより、下地板11の成形時に凸部16を一体成形しておくことができる。
このため、下地板11の成形後に凸部16を加工する必要がないので、下地板11を効率よく製造することができる。
また、本発明は、凸部16とタイル12との間に接着材17を充填することによってタイル12を下地板11に貼り付けるので、タイル12の自重や地震等の外力によってタイル12が下地板11から剥がれ落ちることを防止することができる。
さらに、下地板11の幅方向に延在する平面視矩形状の複数の凸部16、・・・を、下地板11の幅方向に沿って直線状に並べ、かつ下地板11の幅方向に間隔を置いて形成すると共に、下地板11の幅方向に沿って直線状に並んだ各段の複数の凸部16、・・・を下地板11の上下方向に間隔を置いて多段に形成することにより、下地板11にタイル12を貼り付ける際のタイル貼付位置を明確にすることができる。
これにより、タイル12の貼付作業が円滑になり、作業負担を軽減することができる。
また、凸部16を下地板11の幅方向に間隔を置いて複数形成する際に、凸部16の間隔を調整することで、タイル貼付時にタイル12の目地部32の隙間から凸部16を露出させないようにすることができる。
これにより、タイル貼付後の外壁の外観を見栄えよくすることができる。
さらに、本発明は、建物ユニットの外壁30の窓40の周囲に下地板11を取り付けて、窓40の周辺に沿って後付用のアルミ製の下地板41を下地板11に取り付けることにより、下地板11を外壁30の窓40の形状に合わせて加工するような煩雑な作業を行わずに下地板11の割付を行うことができる。
これにより、下地板の取付作業時間を短縮することができると共に、建物ユニットの外壁30に下地板11を無駄なく取り付けることができる。
また、外壁30の窓40の周辺に沿って取り付けるアルミ製の下地板41の引掛部42の高さを下地板11の凸部16の高さと同一となるようにアルミ製の下地板41を外壁30に取り付けることにより、タイル貼付後のタイル貼付位置の調整作業を省略することができるので、タイル貼付作業時間を短縮することができる。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、下地板11に形成される凸部16の断面形状を断面視台形状で先端先細り状としたが、これに限定されるものではなく、成形時に下地板の成形と同時に凸部を成形しておくことができる形状であるならば、例えば断面視矩形状の凸部にしてもよい。
また、前記実施の形態では、建物ユニットの外壁30に下地板11を取り付けた後にタイル12を下地板11に貼り付けているが、これに限定されるものではなく、予めタイル12を貼り付けた下地板11を建物ユニットの外壁30に取り付けるようにしてもよい。
さらに、前記実施例では、外壁30に設けられた窓40のサッシ枠40aの周辺に沿ってタイル43等が貼り付けられるようになっているが、サッシ枠40aの周辺に役物タイルや化粧枠等を取り付けて窓40とその周辺部の意匠を整えるようにしてもよい。
また、前記実施例では、アルミ製の下地板41を下地板11に固定するようになっているが、これに限定されるものではなく、窓40と下地板11との間の外壁下地材15にアルミ製の下地板41を取り付けるようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態では、下地板11を用いたタイル貼付工法の対象をユニット建物としたが、ユニット建物以外の一般の木造住宅等に本発明に係る下地板11を用いたタイル貼付工法を行うこともできる。
また、凸部16の平面形状は、下地板11の幅方向に延在するような形状であるならば上記実施の形態のような平面視矩形状に限られるものではない。
さらに、前記実施の形態では、タイル12の上縁と下縁とに、それぞれ凸条12bと凹条12cを設けて、この凹条12cに1つ下の段のタイル12の凸条12bを挿入させることにより、目地部のない仕上がりとしているが、これに限定されるものではなく、タイルの上縁と下縁とに凸条12bと凹条12cを設けずに、例えば断面視矩形状のタイルを下地板11に貼り付けた後、1つ下の段のタイルとの間の目地部にモルタルを詰めて、目地部を塞いだ仕上がりになるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、タイル貼付用の下地板11が胴縁23を介して外壁30に取り付けられているが、これに限定されるものではなく、下地板11を釘打ちによって直接外壁下地材15に取付固定するようにしてもよい。
本発明の最良の実施の形態のタイル貼付用の下地板を用いて外壁にタイルを貼り付けた際の構成を示す縦断面図である。 下地板とその下地板にタイルを貼り付けた際の概略構成を示す説明図である。 下地板にタイルを貼り付ける際の状態を示す説明図であり、(a)は接着材を塗布した状態を示す縦断面図、(b)はタイルを下地板に引っ掛けた際の縦断面図、(c)はタイルを下地板に接着固定した際の縦断面図である。 建物ユニットの外壁に下地板を取り付けた際の概略構成を示す斜視図である。 (a)はアルミ製の下地板の取付部分の構成を示す拡大図であり、(b)はアルミ製の下地板にタイルを貼り付けた際の構成を示す縦断面図である。 従来の下地板の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
11 下地板
12 タイル
16 凸部(突出部)
17 接着材
30 外壁
40 窓(開口)
41 下地板(引掛部材)
42 引掛部

Claims (4)

  1. 表面側に突出部が形成され、この突出部にタイルの裏面に形成された凹部が引っ掛けられるタイル貼付用の下地板であって、
    前記突出部は前記下地板の成形時に断面視矩形状若しくは断面視台形状で先端先細り状に一体形成され、前記突出部と前記タイルとの間に接着材を充填することによって前記タイルが貼り付けられることを特徴とするタイル貼付用の下地板。
  2. 前記下地板の幅方向に延在する複数の前記突出部が前記下地板の幅方向に沿って直線状に並びかつ前記下地板の幅方向に間隔を置いて形成されていると共に、前記下地板の幅方向に沿って直線状に並ぶ前記複数の突出部が前記下地板の上下方向に間隔を置いて多段に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のタイル貼付用の下地板。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のタイル貼付用の下地板を開口が設けられた建物の外壁に取り付ける取付方法であって、
    建物の外壁の開口周囲に前記下地板を取り付けて、前記外壁の開口周辺に沿って取り付ける引掛部材の引掛部の高さが前記下地板の突出部の高さと同一となるように前記引掛部材を前記外壁に取り付けることを特徴とする下地板の取付方法。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のタイル貼付用の下地板を用いて建物の外壁にタイルを貼り付けた際の外壁構造であって、
    前記建物の外壁に前記下地板が取り付けられ、前記下地板の表面側の突出部に前記タイルの裏面に形成された凹部が引っ掛けられ、前記突出部と前記タイルとの間に接着材が充填されることによって前記タイルが前記下地板に貼り付けられていることを特徴とする外壁構造。
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