JP2007302016A - ブレーキ制御方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前輪11の回転速度VFに所定の変化が現れているか否か、すなわち、段差越えの際に現れる特有の変化が生じているか否かが判定され(S502)、所定の変化が現れていると判定された場合には、前輪11が段差越えの状態にあるとして、本来、後輪12の回転速度が推定車体速度の演算に用いられる状態であっても、後輪12の回転速度に代えて、前輪11の回転速度が推定車体速度の演算に用いられることとなり(S504)、そのため、実際の車両の走行速度と推定車体速度が大きく異なるような事なく、適切な推定車体速度が求められ、誤ったスリップ判定がなされてブレーキ力の抑圧がなされるような不都合が回避されることとなる。
【選択図】図3
Description
このようなアンチロックブレーキ制御機能などは、自動四輪車のみならず、乗員の安全確保等のため自動二輪車においても適用が図られている。
まず、アンチロックブレーキ制御においてスリップの発生の有無を判定する際に用いられる車体速度は、車輪回転速度を基に演算算出されるものとなっており、車両が通常の走行状態、すなわち、減速や加速状態でない場合、前輪と後輪のいずれか速い回転速度を基に所定の演算式によって算出されるものとなっているが、車両が加速状態にある場合には、演算結果の安定性等を考慮して、より速い車輪回転速度が車体速度演算に用いられる一方、車両が減速状態にある場合には、より遅い車輪回転速度が車体速度演算に用いられるようになっているものがある。
ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなると共に、前記車輪のスリップの発生の有無の判断に、前記車輪の回転速度に基づいて算出される推定車体速度が用いられるブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法であって、
前輪の段差越えが検出された場合に、当該前輪の段差越えが検出されてから所定時間経過後、最も速い車輪回転速度以外の車輪回転速度に基づいて推定車体速度が演算される一方、
前輪の段差越えが検出されない限り、前記後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御が行われるよう構成されてなるものである。
かかる構成において、後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御は、その制御の開始に際して前輪の段差越えの検出を行い、前輪の段差越えが検出されない場合に、後輪浮きの検出を行うよう構成されてなるものが好適である。
また、後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御は、その制御の開始に際して前輪の段差越えの検出を行い、前輪の段差越えが検出された場合に、後輪浮きの検出を行わないよう構成されてなるものも好適である。
また、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るブレーキ制御装置は、
ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなると共に、前記車輪のスリップの発生の有無の判断に、前記車輪の回転速度に基づいて算出される推定車体速度が用いられるブレーキ制御装置であって、
当該ブレーキ制御装置は、
前輪の段差越えの有無を判定し、前輪の段差越え有りと判定された場合に、当該前輪の段差越えの発生と判定されてから所定時間経過したか否かを判定し、所定時間経過したと判定された場合に、最も速い車輪回転速度以外の車輪回転速度に基づいて推定車体速度が演算される一方、
後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御の開始に際して、前輪の段差越えの有無を判定し、前輪の段差越え無しと判定された場合に、後輪浮きの有無を判定するよう構成されてなるものである。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態におけるブレーキ制御装置の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態におけるブレーキ制御装置は、特に、自動二輪車に適するもので、ブレーキ制御用電子制御ユニット(図1においては「ブレーキ制御ECU」と表記)101と、油圧ユニット(図1においては「H/U」と表記)102と、前輪及び後輪ホイールシリンダ51,52を主たる構成要素としてなるものである。
かかるブレーキ制御ECU101は、例えば、公知・周知の構成を有してなるマイクロコンピュータを中心に、RAMやROM等の記憶素子や入出力インターフェイス等(図示せず)を有して構成されたものとなっている。
かかる油圧ユニット102は、ブレーキ操作子としての図示されないブレーキハンドルやブレーキペダルの操作に応じてブレーキ液圧をホイールシリンダ51,52に伝達するようになっていると共に、ブレーキ液の流通を制御するため、複数の電磁弁(図示せず)が設けられたものとなっている。そして、それらの図示されない複数の電磁弁は、上述のブレーキ制御ECU101によって、その動作が適宜制御されることで、ホイールシリンダ51,52の増圧、減圧、圧力保持等がなされて、必要とされる通常時のブレーキ制御に加えて、アンチロックブレーキ制御などが実現されるものとなっている(詳細は後述)。
また、ブレーキ制御ECU101には、油圧ユニット102内の適宜な箇所の圧力、例えば、マスタシリンダ圧やホイールシリンダ圧などが油圧ユニット102内に適宜設けられた圧力センサ(図示せず)により得られた検出信号が圧力信号として入力されて、通常のブレーキ制御やアンチロックブレーキ制御などに供されるようになっている。
さらに、ブレーキ制御ECU101には、図示されないブレーキハンドルやブレーキペダルの操作の有無を検出するセンサ(図示せず)の出力信号が、ブレーキハンドルやブレーキペダルの操作の有無を表すブレーキ操作信号として入力されて、ブレーキ制御動作に供されるようになっている。
処理が開始されると、最初に種々の演算定数や初期条件等の初期設定が行われ(図2のステップS50参照)、次いで、種々のセンサ等の外部入力信号の入力が行われる(図2のステップS100参照)。具体的には、車輪速度センサ1,2の出力信号や圧力信号、さらには、図示されないブレーキハンドルやブレーキペダルの操作の有無を表すブレーキ操作信号などの各種信号が入力されることとなる。
そして、ステップS500の処理へ進み、サブルーチン処理化された推定車体速度処理が実行され、所定の演算式によって推定車体速度が演算算出されることとなる(図2のステップS500参照)。
次いで、サブルーチン処理化された後輪浮き対策処理が実行される(図2のステップS600参照)。すなわち、後輪12の浮きが発生したと判定された場合に、ブレーキ力の抑圧がなされ、後輪浮きによる車体の回転防止が図られるようになっている。
最初に、図7を参照しつつ本発明の実施の形態におけるブレーキ制御について概括的に説明する。
本発明の実施の形態におけるブレーキ制御は、特に、車両が段差越えの際に、後輪12の回転速度が増加することに起因し、不要なアンチロックブレーキ制御(図2のステップS700参照)が開始されたり、また、段差越えの際に、後輪12が浮く、いわゆる後輪浮きの発生によって不要な後輪浮き対策処理(図2のステップS600参照)が実行されることを確実に回避し、安定した走行を確保するためのものである。
この場合、前輪11が段差20(図7(A)参照)を越え、続いて後輪12が段差20を越えると、後輪12の回転速度は、段差20を越える際に増加してゆき(図7(B)の符号aが付された一点鎖線の特性線参照)、段差20を越え終わると車体速度(図7(B)の符号bが付された二点鎖線の特性線参照)にほぼ等しくなる。
ところで、アンチロックブレーキ制御処理(図2のステップS700参照)においては、アンチロックブレーキ制御の開始の要否を決定するに際して、スリップの発生の有無が判定されるようになっているが、このスリップ判定は、車輪回転速度を基に算出される車両速度(推定車両速度)と車輪の回転速度との差によって判定されるものとなっている。
次に、図3を参照しつつ本発明の実施の形態におけるブレーキ制御の具体的な処理手順の第1の例について説明する。
この第1の例は、推定車体速度演算処理(図2のステップS500参照)において、先に説明したような段差越えの際に生じ得る誤動作に対する対策を施したものである。
この判定は、段差越えの際に前輪11の回転速度が特徴的な変化を示すことに基づくものである。すなわち、車両が段差20(図7(A)参照)を越える際には、その前輪11が段差20を越え始めると同時に、その回転速度は急減速し、段差20を下ると同時に回転速度は急回復して元の回転速度近辺を上下するような変化(図7(B)の符号dが付された実線の特性線参照)となることが従来から知られている。そして、このような段差越えにおける前輪11の回転速度の変化を検出する手順は、本発明特有のものである必要はなく、従来から既に用いられている手順でよいものである。例えば、このような前輪11の回転速度の変化によって段差越えを検出する手法としては、特許第3646331号公報や特許第2910947号公報等に開示されたものがある。
推定車体速度演算が行われた後は、一旦、先に説明したメインルーチン(図2参照)へ戻ることとなる。
そして、ステップS508において、車両は減速状態であると判定された場合(YESの場合)には、前輪11及び後輪12の2つの車輪回転速度の内、より速い車輪回転速度が推定車体速度演算に用いられる車輪回転速度として選択され(図3のステップS510参照)、次いで、その車輪回転速度を用いて推定車体速度演算が行われることとなる(図3のステップS506参照)。
一方、車両は加速状態ではないと判定された場合(NOの場合)には、前輪11及び後輪12の2つの車輪回転速度の内、より速い車輪回転速度が推定車体速度演算に用いられる車輪回転速度として選択され(図3のステップS516参照)、先に説明したステップ506へ進み、その車輪回転速度を用いての推定車体速度演算が行われることとなる。
この第2の例も、先の第1の例同様に推定車体速度演算処理(図2のステップS500参照)において、先に説明したような段差越えの際に生じ得る誤動作に対する対策を施したものである。
このステップS502において、前輪11の回転速度VFに所定の変化が現れていると判定された場合(YESの場合)には、前輪11の回転速度VFに所定の変化が現れてから所定時間が経過したか否か、すなわち、換言すれば、前輪11が段差を越え始めてから所定時間が経過したか否かが判定されることとなる(図4のステップS503参照)。
そして、ステップS503において、所定時間経過したと判定されると、ステップS504の処理へ進むこととなる。
この第3の例は、後輪浮き対策処理(図2のステップS600参照)において、先に説明したような段差越えの際に生じ得る誤動作の発生防止対策を施したものである。
以下、具体的に説明すれば、処理が開始されると、最初に、前輪11の回転速度VFに段差越えの際の所定の変化が現れているか否かが判定される(図5のステップS602参照)。
一方、ステップS602において、前輪11の回転速度VFに所定の変化が現れていないと判定された場合(NOの場合)には、後輪12の浮きが発生しているか否かが判定される(図5のステップS604参照)。ここで、後輪浮きの発生の有無の判定処理自体は、本発明特有のものではなく、既に公知となっている手法に基づくものでよい。例えば、推定車体速度を基に車体減速度を算出し、その大きさによって後輪浮きの発生を判断するようにした本願出願人の提案にかかる方法(特開2002−29403号公報参照)などが好適である。
一方、ステップS604において、後輪浮きの発生はないと判定された場合(NOの場合)には、このサブルーチン処理は終了されることとなる。
このように、後輪浮き対策処理の最初に、前輪11の回転速度VFに段差越えの際の所定の変化が生じているか否かの判定を行うことで、前輪11の回転速度VFに所定の変化が生じていると判定された場合には、以後の処理の実行を回避することができ、従来と異なり、不要なブレーキ液圧の減圧などによるブレーキ力の抑制が回避されることとなる。
この第4の例は、後輪浮き対策処理(図2のステップS600参照)において、段差越えの際に発生し得る誤動作の発生防止対策を施した点においては、上述した第3の例と同様であるが、前輪11の回転速度VFに所定の変化が生じているか否かの判定を、後輪浮きの発生の有無の判定の後に行うようにした点が異なるものである。
そして、ステップS602Aにおいて、前輪11の回転速度VFに所定の変化が生じていると判定された場合(YESの場合)には、このサブルーチン処理は終了され、一旦、メインルーチンへ戻ることとなる。一方、前輪11の回転速度VFに所定の変化が生じていないと判定された場合(NOの場合)には、図示を省略してあるが、例えば、前輪ホイールシリンダ51のブレーキ液圧の低減等の後輪浮きを抑圧、軽減するための処理が実行されることとなる。
なお、図6におけるステップS602Aの処理内容は、先の図5のステップS602と同一であるが、ステップS604の処理の後であるため、符号S602の後に符号Aを付した表現とした。
すなわち、例えば、図3に示された処理と図5に示された処理の双方が実行されるようにしてもよい。また、図3に示された処理と図6に示された処理の双方が実行されるようにしてもよい。さらに、図4に示された処理と図5に示された処理の双方が実行されるようにしてもよい。またさらに、図4に示された処理と図6に示された処理の双方が実行されるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、本発明が自動二輪車に適用された場合を例に採り説明したが、本発明は、自動二輪車に適用されることに限定されるものではないことは勿論であり、自動四輪車であっても、適宜適用可能なものである。
11…前輪
12…後輪
51…前輪ホイールシリンダ
52…後輪ホイールシリンダ
101…ブレーキ制御用電子制御ユニット
102…油圧ユニット
Claims (12)
- ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなると共に、前記車輪のスリップの発生の有無の判断に、前記車輪の回転速度に基づいて算出される推定車体速度が用いられるブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法であって、
前輪の段差越えが検出された場合に、最も速い車輪回転速度以外の車輪回転速度に基づいて推定車体速度が演算されるよう構成されてなることを特徴とするブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法。 - ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなると共に、前記車輪のスリップの発生の有無の判断に、前記車輪の回転速度に基づいて算出される推定車体速度が用いられるブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法であって、
前輪の段差越えが検出された場合に、当該前輪の段差越えが検出されてから所定時間経過後、最も速い車輪回転速度以外の車輪回転速度に基づいて推定車体速度が演算されるよう構成されてなることを特徴とするブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法。 - ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなるブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法であって、
前輪の段差越えが検出されない限り、前記後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御が行われるよう構成されてなることを特徴とするブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法。 - ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなると共に、前記車輪のスリップの発生の有無の判断に、前記車輪の回転速度に基づいて算出される推定車体速度が用いられるブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法であって、
前輪の段差越えが検出された場合に、最も速い車輪回転速度以外の車輪回転速度に基づいて推定車体速度が演算される一方、
前輪の段差越えが検出されない限り、前記後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御が行われるよう構成されてなることを特徴とするブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法。 - ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなると共に、前記車輪のスリップの発生の有無の判断に、前記車輪の回転速度に基づいて算出される推定車体速度が用いられるブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法であって、
前輪の段差越えが検出された場合に、当該前輪の段差越えが検出されてから所定時間経過後、最も速い車輪回転速度以外の車輪回転速度に基づいて推定車体速度が演算される一方、
前輪の段差越えが検出されない限り、前記後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御が行われるよう構成されてなることを特徴とするブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法。 - 後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御は、その制御の開始に際して前輪の段差越えの検出を行い、前輪の段差越えが検出されない場合に、後輪浮きの検出を行うよう構成されてなることを特徴とする請求項3乃至請求項5いずれか記載のブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法。
- 後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御は、その制御の開始に際して前輪の段差越えの検出を行い、前輪の段差越えが検出された場合に、後輪浮きの検出を行わないよう構成されてなることを特徴とする請求項3乃至請求項5いずれか記載のブレーキ制御装置におけるブレーキ制御方法。
- ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなると共に、前記車輪のスリップの発生の有無の判断に、前記車輪の回転速度に基づいて算出される推定車体速度が用いられるブレーキ制御装置であって、
当該ブレーキ制御装置は、
前輪の段差越えの有無を判定し、前輪の段差越え有りと判定された場合に、最も速い車輪回転速度以外の車輪回転速度に基づいて推定車体速度が演算されるよう構成されてなることを特徴とするブレーキ制御装置。 - ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなると共に、前記車輪のスリップの発生の有無の判断に、前記車輪の回転速度に基づいて算出される推定車体速度が用いられるブレーキ制御装置であって、
当該ブレーキ制御装置は、
前輪の段差越えの有無を判定し、前輪の段差越え有りと判定された場合に、当該前輪の段差越えの発生と判定されてから所定時間経過したか否かを判定し、所定時間経過したと判定された場合に、最も速い車輪回転速度以外の車輪回転速度に基づいて推定車体速度が演算されるよう構成されてなることを特徴とするブレーキ制御装置。 - ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなるブレーキ制御装置であって、
当該ブレーキ制御装置は、
後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御の開始に際して、前輪の段差越えの有無を判定し、前輪の段差越え無しと判定された場合に、後輪浮きの有無を判定するよう構成されてなることを特徴とするブレーキ制御装置。 - ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなると共に、前記車輪のスリップの発生の有無の判断に、前記車輪の回転速度に基づいて算出される推定車体速度が用いられるブレーキ制御装置であって、
当該ブレーキ制御装置は、
前輪の段差越えの有無を判定し、前輪の段差越え有りと判定された場合に、最も速い車輪回転速度以外の車輪回転速度に基づいて推定車体速度が演算される一方、
後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御の開始に際して、前輪の段差越えの有無を判定し、前輪の段差越え無しと判定された場合に、後輪浮きの有無を判定するよう構成されてなることを特徴とするブレーキ制御装置。 - ブレーキ操作子の操作に応じて車輪に対するブレーキ力の発生、解除を行うと共に、後輪の浮きが検出された場合に、前記ブレーキ力の抑圧制御を行う一方、前記車輪に所定以上のスリップが検出された場合に、当該車輪のロック状態の発生を回避すべく前記ブレーキ力を制御するよう構成されてなると共に、前記車輪のスリップの発生の有無の判断に、前記車輪の回転速度に基づいて算出される推定車体速度が用いられるブレーキ制御装置であって、
当該ブレーキ制御装置は、
前輪の段差越えの有無を判定し、前輪の段差越え有りと判定された場合に、当該前輪の段差越えの発生と判定されてから所定時間経過したか否かを判定し、所定時間経過したと判定された場合に、最も速い車輪回転速度以外の車輪回転速度に基づいて推定車体速度が演算される一方、
後輪の浮きに対するブレーキ力の抑圧制御の開始に際して、前輪の段差越えの有無を判定し、前輪の段差越え無しと判定された場合に、後輪浮きの有無を判定するよう構成されてなることを特徴とするブレーキ制御装置。
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