JP2007300762A - 直流電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源電圧に対する電流位相の遅れを検出し、電流が零となった点よりも後に短絡手段をONさせることにより、電源電圧に対する電流位相の遅れの悪化による制御不能状態を回避し、確実に力率を改善することができる直流電源装置を提供する。
【解決手段】整流手段11と交流電圧源2との間に挿入されたリアクタ12と、リアクタ12と交流電圧源2との間に設けられ入力電圧の値が零となる点を検出するゼロクロス検出手段13と、リアクタ12と整流手段11との間に設けられ電圧の零を検出する電圧検出手段14と、電圧検出手段14と整流手段11との間に設けられた短絡手段15と、ゼロクロス検出手段13と電圧検出手段14の検出結果に基づき、ゼロクロス検出手段13がゼロクロスを検出後でかつ電圧が零であることを検出した時以降にに短絡手段15をONとする制御を行う制御手段16とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、適切な力率の改善を行うことのできる直流電源装置に関する。
交流を整流する直流電源装置の直流部分に交流電圧の半周期に1回ONすることにより短絡回路を構成する整流形スイッチ素子を設け、このスイッチ素子のON時に発生する、スイッチ素子と交流電源との間に設けられたリアクタに流れる電流を、スイッチ素子をOFFにしたときに直流出力側に流すことで力率を改善させる高力率電源装置が提案されている(特許文献1参照)。
この直流電源装置では、力率の改善において重要なパラメータとなるスイッチ素子のON開始タイミング(以下、ONタイミングという)及びON継続時間(以下、ON時間という)を力率を予め高く保つことのできるように設定しておき、この設定に基づいてスイッチ素子をON、OFF動作させている。
特開平7−7946号公報
しかしながら、高い力率を保持することができるONタイミング及びON時間は、その直流電源装置に接続されている負荷の負荷量や電源電圧の変化等によって変化する。このため、特定の条件の下、実験的に定められたONタイミング及びON時間を用いた場合、直流電源装置に接続された負荷の負荷量や電源電圧の変動等の状況によっては必ずしも最適な力率の改善が行われるわけではない。
例えば、スイッチ素子のONタイミングについては、電流は交流電圧の位相よりも遅れることが多いため、電圧ゼロクロス点で電流が残っている場合を考慮してスイッチ素子のONタイミングは、交流電圧のゼロクロス点から若干遅らせる(遅延時間を設ける)ことが一般的である。しかしながら、状況によってはこの遅延時間が不足し、スイッチ素子をONさせた時にはまだ位相が遅れた電流が流れ続けている場合がありうる。
そのような状況について図8の波形図に基づき具体的に説明する。図8においては上下2つに分けて波形が示されており、上部は交流電圧を1周期分、下部はこの交流電圧から発生する交流電流の1周期分及び、短絡制御を行うスイッチ素子のONまたはOFFを示している。また、上下いずれの波形図においても縦軸は電圧値[V](電流値は[A])、横軸は時間[ms]を表わしている。また、スイッチ素子のON、OFFは矩形波の立ち上がりがONを示す、いわゆるアクティブハイの状態で表わされている。
図8に示す波形図では、交流電圧の半周期が終わって「+」から「−」へ変化する略0Vの点(ゼロクロス)を基準にしてスイッチ素子のONタイミングが決定され、そのタイミング(図8に示す点a)でスイッチ素子をONする。
電流位相に遅れがない場合、図中の電流波形Xに示すように電圧のゼロクロスと電流の零となる点がほぼ一致もしくは電流の零の後に電圧のゼロクロスとなり、スイッチ素子のON、OFFによって負荷側に電流を流し込む動作が良好に行なわれる。
ところが、図中の電流波形Yに示すように電流位相が遅れ、スイッチ素子をONした時点でもまだ電流が流れ続けていると、スイッチ素子のONにより、電流は点bを境にそれまでの電流低下速度よりもより遅くなる。この結果、交流電圧の位相に対して電流の位相が一層遅くなってしまう。このように電流が零とならないうちにスイッチ素子がONされることが繰り返されると、交流電圧位相に対する電流位相が遅れる方向に徐々にずれてしまい、力率の改善ができなくなるだけではなく、直流電源装置自体の制御が不能になってしまう可能性がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1の目的は、電源電圧に対する電流位相の遅れを検出し、電流が零となった点よりも後に短絡手段をONさせることにより、電源電圧に対する電流位相の遅れの悪化による制御不能状態を回避し、確実に力率を改善することができる直流電源装置を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、電流位相に遅れが生じ、短絡手段の短絡動作を電圧ゼロクロスよりも遅らせた場合には、その遅れに応じて短絡期間を延長して電流位相の遅れをなくすように制御して、制御不能状態を回避し、確実に力率を改善することができる直流電源装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、直流電源装置において、交流電源に接続され、交流を直流に整流する整流手段と、整流手段と交流電源との間に挿入されたリアクタと、リアクタと整流手段との間に設けられ、入力を短絡する短絡手段と、交流電源からの入力電圧が零となるゼロクロスタイミングを検出するゼロクロス検出手段と、リアクタの出力側の電圧の零を検出する電圧検出手段と、ゼロクロス検出手段と電圧検出手段からの信号が入力され、ゼロクロス検出手段が検出したゼロクロスタイミング後で、かつ、電圧検出手段が零を検出した時点以降に短絡手段を短絡動作させる制御手段とを備える。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、直流電源装置において、交流電源に接続され、交流を直流に整流する整流手段と、整流手段と交流電源との間に挿入されたリアクタと、リアクタよりも負荷側に設けられ、入力を短絡する短絡手段と、交流電源からの入力電圧が零となるゼロクロスタイミングを検出するゼロクロス検出手段と、交流電源からの電流の零を検出する電流検出手段と、ゼロクロス検出手段と電流検出手段からの信号が入力され、ゼロクロス検出手段が検出したゼロクロスタイミング後で、かつ、電流検出手段が電流零を検出した時点以降に短絡手段を短絡動作させる短絡制御手段と、ゼロクロス検出手段によるゼロクロスタイミングから電流検出手段が電流零を検出するまでの時間に応じて短絡手段の短絡動作期間を変更する短絡時間制御手段とを備える。
請求項1の発明によれば、電源電圧に対する電流位相の遅れを検出し、電流が零となった点よりも後に短絡手段をONさせることにより、電源電圧に対する電流位相の遅れの悪化による制御不能状態を回避し、確実に力率を改善することができる直流電源装置を提供することができる。
また、請求項4の発明によれば、電流位相に遅れが生じ、短絡手段の短絡動作を電圧ゼロクロスよりも遅らせた場合には、その遅れに応じて短絡期間を延長して電流位相の遅れをなくすように制御して、制御不能状態を回避し、確実に力率を改善することができる直流電源装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る直流電源装置1には、入力側に交流電圧源2が、出力側には、例えばモータ駆動用インバータ装置などの負荷3が接続されている。
直流電源装置1には、交流電圧源2に接続され交流を直流に整流する整流手段11と、整流手段11と交流電圧源2との間に挿入されたリアクタ12と、リアクタ12と交流電圧源2との間に設けられ、交流電圧源2からの入力電圧の値が零となる点を検出するゼロクロス検出手段13と、一端がリアクタ12と整流手段11との間に、他端がリアクタ12が接続されていない交流電圧源2と整流手段11との間に設けられ、この部分の発生電圧が零になったことを検出する電圧検出手段14と、この電圧検出手段14と整流手段11との間に設けられた短絡手段15と、この短絡手段15を制御する制御手段16とが備えられている。さらに、図1に示す直流電源装置1内には、整流手段11及び負荷3との間に平滑コンデンサ17が並列に接続される。
ゼロクロス検出手段13と電圧検出手段14はいずれも整流形のフォトカプラを用いた回路で構成され、フォトカプラに印加される正又は負の電圧が存在する間はフォトカプラがONし、電圧がほぼ零付近に至るとフォトカプラがOFFする。したがって、ゼロクロス検出手段13ではフォトカプラがOFFした時点がゼロクロス点となる。同様に電圧検出手段14においても両端間電圧がほぼ零になった時点でフォトカプラがOFFすることで電圧の零を検出する。なお、ゼロクロス検出手段13、電圧検出手段14ともにフォトカプラ自体の動作閾値が存在するため、完全な零を検出することはできないが、制御上、略零とみなすことのできる値の検出が可能である。
ここで、電圧検出手段14の役割について説明する。背景技術及び課題で説明したように、負荷が軽い場合は電源電圧が零になる前に電流が零になるが、負荷が重い場合等では電源電圧に対し電流位相に遅れが生じる。このような電流が流れ続けている状態で短絡手段15をONするとさらに電流位相が遅れてしまう。このため、電流が零になった後に短絡手段15をONさせることが望まれる。しかしながら、この電流は交流で、かつ零付近を検出する必要があり、既存のカレントトランス等の電流検出器では短い時間ではあるが積分された電流値を検出するようになっているため、正確な検出が困難であった。また電流瞬時値を検出する電流検出器は高価である。そこで、より安価かつ的確に電圧値が零であることを検出する役割を担うのが電圧検出手段14である。
なお、電流の位相遅れとは、交流電圧源2の電圧のゼロクロスに対し、電流がゼロになるまでの期間の位相が遅れた電流をいう。この位相遅れは正負のそれぞれの交流電圧に対して生じる。ちなみにリアクタ12は誘導性負荷であり、電流位相が進むことはないが、負荷が軽い場合には交流電圧源2の電圧のゼロクロスよりも前に、電流がゼロになる。
ゼロクロス検出手段13は、交流電圧源2から直流電源装置1に供給される入力電圧が「+」から「−」または「−」から「+」へ変化するときに現われる0Vの値(ゼロクロス)を検出し、電圧検出手段14は、リアクタ12の出力側の電圧の0Vの値(ゼロクロス)を検出するものである。このリアクタ12の出力側の電圧が0Vの値となった時は交流電圧源2からの入力電流の零と一致する。すなわち、電圧検出手段14が電圧の零を検出するまでは交流電圧源2から電流が流れていることになる。したがって、この部分での電圧零検出と電圧のゼロクロスとの時間関係から判断すれば、位相遅れ電流の存在を検出することができる。このため、ゼロクロス検出手段13がゼロクロスを検出した後に電圧検出手段14が電圧零を検出するまでの間は位相が遅れた電流が流れていることになる。
これらのゼロクロス検出手段13と電圧検出手段14の出力は制御手段16に入力される。
制御手段16は、ゼロクロス検出手段13と電圧検出手段14の検出結果に基づきゼロクロス検出手段13が入力電圧が零であることを検出した後、電圧検出手段14が電圧を検出している期間は整流形スイッチ素子からなる短絡手段15のOFFを継続し、電圧検出手段14が電圧零を検出した後に短絡手段15を所定の時間ONとする制御を行う。
また、制御手段16は、ゼロクロス検出手段13がゼロクロスを検出する前に電圧検出手段14が電圧零を検出している場合は、ゼロクロス検出手段13のゼロクロス検出に基づき短絡手段15を所定の時間ONとする制御を行う。この短絡動作は交流電源サイクルの半周期ごとに実行される。
図2に示されるように、制御手段16には、ゼロクロス検出手段13、電圧検出手段14及び負荷3からの各種信号が入力され、その内部に短絡制御手段16a、短絡禁止手段16bを備えている。ゼロクロス検出手段13からのゼロクロス信号が入力され、短絡手段15のONまたはOFFの制御を行う信号を生成する短絡制御手段16aには、負荷3からの負荷状況信号が入力される。
短絡制御手段16aには、予め接続されている負荷3の負荷状況に応じた短絡手段15のONタイミング及びON時間のデータが設定されている。このONタイミングのデータとは、ゼロクロス検出手段13が交流電源ゼロクロスを検出してから短絡手段15をONするまでの時間(遅延時間)であり、ON時間のデータとは短絡手段15をONしてからOFFするまでのON継続時間である。
短絡制御手段16aに設定されているデータは標準的な状況下での試験に基づくもので、一般に負荷が重い場合には交流電圧位相の早い段階で負荷側に電流を供給したいため、電流のONタイミングは短く、すなわち短い遅延時間が設定され、ON時間は電流を多くするために長めに設定される。これに対し負荷が軽い場合にはONタイミングは長く、ON時間は短めに設定される。
なお、力率向上と合わせ電源高調波低減のために電源電圧の交流半波の間に短絡手段15を3〜5回程度の複数回ON、OFFさせることがある。この場合にはそれぞれの短絡動作に対してONタイミングとON時間が設定されるが、上述した負荷に対するONタイミング及びON時間の設定の傾向は同じである。
ゼロクロス検出手段13のゼロクロス信号と電圧検出手段14の電圧零の検出信号は短絡禁止手段16bに入力される。短絡禁止手段16bは、ゼロクロス検出手段13からのゼロクロス信号を受けた後に電圧零の信号が入力されるまで、すなわち位相の遅れた電流が流れ続けている期間、短絡禁止信号を短絡制御手段16aに供給する。
したがって、短絡制御手段16aは、予め設定されているONタイミングに到達しても短絡禁止手段16bから短絡禁止信号を受けている期間は短絡手段15をONさせない。
一方、電流位相に遅れがない場合にはゼロクロス検出手段13からのゼロクロス信号を受けると同時、またはそれ以前から電圧検出手段14の検出信号は電圧零であるため、この場合には短絡禁止手段16bから短絡禁止信号は出力されない。このため、短絡制御手段16aによってゼロクロス検出手段13からのゼロクロス信号を受けた時点で予め短絡禁止手段16bに設定されているONタイミング及びON時間のデータに基づき短絡手段15がON、OFF制御される。
図3は、交流電圧源2(電源電圧)が「−」から「+」へ変化したときのゼロクロス検出手段13、接続点電圧、電圧検出手段14、短絡手段15の各点のON、OFF、或いは「+」、「−」を示すタイムチャートである。また、交流電圧源2(電源電圧)が「+」から「−」へ変化する場合は電源電圧及び接続点電圧の「+」と「−」が逆になるのみで、ゼロクロス検出手段13と電圧検出手段14の出力は同じであるため省略する。
図3の実線は電源電圧と電流位相が略一致している場合の動作を示し、破線は電源電圧に対する電流位相が遅れている場合の動作を示している。電圧検出手段14を構成するフォトカプラは検出側の電圧が所定の閾値(例えば、プラスマイマス2V)の範囲内に入るとOFFし、その反転出力(ON)が電圧検出手段14の出力となるように回路設計されている。
まず、実線のように電源電圧と電流位相が一致している場合には、電源電圧が「−」から「+」へ変化する直前にゼロクロス検出手段13がOFFからONになる。すなわち、電源電圧が「−」から「+」方向に変化する途中で、「−2V」、「0V(ゼロクロス)」、「2V」と変化する。したがって、ゼロクロス検出手段13は、電源電圧が「−2V」になるとONし、「2V」を超えるとOFFすることになり、交流電源電圧のゼロクロスを検出することができる。
直流電源装置1において、電源電圧に対する電流位相の遅れを検出する電圧検出手段14がリアクタ12の直後に接続されているが、この接続点の電圧が図3中の「接続点電圧」である。この例では電源電圧に対して電流位相に遅れがないため、電源電圧がゼロクロスを通過すると同時に接続点電圧もゼロクロスを通過して「−」から「+」へ移る。この接続点電圧の「−」から「+」への移動により電圧検出手段14のフォトカプラがONされ、電圧検出手段14による電圧零の検出と交流電源電圧のゼロクロスの検出により短絡禁止手段16bは短絡禁止信号を出力せず、短絡制御手段16aは予め設定されたONタイミングであるTon時間(電源電圧のゼロクロス点から短絡手段15をONするまでの時間)だけ遅れて短絡手段15に対して短絡制御を行うON信号を発信する。
短絡手段15がONされて短絡制御がなされると、電源電圧に追随して「−」から「+」へ移動した接続点電圧は0Vに落ち、以後短絡手段15がONしている期間は0Vを維持する。
図3の破線で示すように電流位相が遅れている場合、電源電圧のゼロクロスの検出よりも遅れ、電流がゼロに近づいたところで電圧検出手段14がON出力を行なう。このため、短絡禁止手段16bが電圧検出手段14がONするまでは短絡禁止信号を短絡制御手段16aに供給し、短絡制御手段16aは予め設定されたONタイミングであるTon時間を過ぎても短絡手段15をONさせない。その後、電圧検出手段14がONとなり、短絡禁止信号がなくなった時点で短絡手段15をONさせ、短絡制御手段16aは予め定められたON時間だけ短絡手段15のONを継続し、ON時間が経過した時点で短絡手段15をOFFする。短絡時間(ON時間)は予め定められた値であるため、電流位相が遅れた分だけ短絡手段15のOFFは遅れることになる。
このように電源電圧に対する電流位相の遅れをフォトカプラを使用して検出し、電流のゼロクロスの点を基準として、電流が零となった点よりも後に短絡手段をONさせることにより、電源電圧に対する電流位相の遅れによる制御不能状態を回避し、確実に力率を改善することができる直流電源装置を提供することができる。また、電流の位相遅れの検出をリアクタ出力側の端子電圧を用いて行なうことで簡単かつ確実に行うことができる。なお、第1の実施の形態においては、ONタイミングにかかわらず短絡時間を一定に保つようになっているため、電流位相が遅れた場合でも予め定めたON時間が確実に確保できる。
(第2の実施の形態)
続いて本発明における第2の実施の形態を説明する。なお、以下に説明する各実施の形態において、上述の第1の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
第2の実施の形態では、図4に示すように、第1の実施の形態に対して、新たに短絡時間制御手段16cを追加した点、及び短絡制御手段16aに短絡時間(ON時間)の代わりに電源電圧のゼロクロス点を始点として、ONからOFFに短絡手段15を切り替えるOFFタイミング(Toff時間)が記憶されている点が異なり、これ以外の構成は同じである。
第2の実施の形態における短絡時間制御手段16cには、ゼロクロス検出手段13のゼロクロス信号、電圧検出手段14の電圧零の検出信号及び短絡制御手段16aのOFFタイミングのデータが入力されている。短絡時間制御手段16cは、その内部に図示しない計時手段、演算手段、比較手段を備え、計時手段によりゼロクロス信号が入力されてから電圧零の検出信号が入力されるまでの時間T1を計測する。そして演算手段によってT1時間とTon時間との差ΔTを求め、短絡制御手段16aに対し、ΔTだけOFFタイミングを遅らせる信号を出力する。すなわち、OFFタイミングをToffからToff+ΔTに変更するものである。
このように電源電圧に対する電流位相の遅れを検出し、電流が零となった点よりも後に短絡手段をONさせることにより、電源電圧に対する電流位相の遅れの悪化による制御不能状態を回避し、確実に力率を改善することができる直流電源装置を提供することができるとともに、電流位相遅れによって生じた短絡手段のON時間の短縮、すなわち短絡手段をONしてからOFFするまでの時間が短くなってしまうことに対し、これを補償し、短絡手段のON時間を確実に確保する可能な直流電源装置を提供することができる。
(第3の実施の形態)
次に本発明における第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、第1、第2の実施の形態とは異なり、制御手段16をマイクロコンピュータで構成した点に特徴がある。そこで、短絡手段15の短絡動作の制御をこのマイクロコンピュータ内に格納されるプログラムで処理するとともに、ONタイミングは定めず、ゼロクロス検出手段13が電源電圧のゼロクロスを検出した以降であって、電圧検出手段14が電圧零を検出した時点、すなわち、この時点をONタイミングとして短絡動作を開始するように制御する。また、短絡手段をONさせる期間、すなわちON時間Tcoは、負荷の状態に対応して予め記憶されるが、電流位相遅れが所定値よりも大きい場合には、このON時間を長くなるように変更して、電流位相遅れを早期に解消するための電流位相遅れ補償機能を備える。
さらに本実施の形態では、図1に示す電圧検出手段14の代わりに、図5に示すように交流電圧源2と整流手段11との間に直列に瞬時値電流検出手段18を設けている。この瞬時値電流検出手段18は、検出精度によっては高価なものとなるが、流れる電流の瞬時値が検出できるものである。したがって、この瞬時値電流検出手段18によって電流の零を検出することができる。
なお、他の制御において使用される瞬時的な値ではない電流値は、所定の期間の瞬時値電流検出手段18の出力を時間的に平均化することで得ることができる。
マイクロコンピュータは、図6に示すように、判断・比較手段21と、記憶手段22と、タイマ23と、短絡制御手段24とから構成される。判断・比較手段21は例えば、負荷から入力される信号を基に記憶手段22に予め格納されているデータから基準となるON時間Tcoを読み出し、また、タイマ23によって計測された時間に基づいて短絡制御を行うための信号を生成し、短絡制御手段24へ送信する。短絡制御手段24は、この信号に基づいて短絡手段15を短絡動作させる。
そこで、短絡手段15に対する短絡制御の手順について、図7のフローチャートを使用して説明する。
判断・比較手段21は、まず負荷3から入力された信号に基づき、直流電源装置1に接続されている負荷3の状態を判別し(ST1)、その負荷の状態に応じて予め記憶手段22に記憶されているON時間(Tco)を読み出す(ST2)。
続いてゼロクロス検出手段13にて交流電圧源2から直流電源装置1に入力された電源電圧のゼロクロスが検出されたかどうかを判別する(ST3)。ステップ3は電源電圧のゼロクロスが検出されるまで繰り返される。ゼロクロスが検出された場合(ST3のY)、後述する電流位相遅れ補償のために用いる遅延時間T1を得るためタイマ23をスタートさせ(ST4)、続いて瞬時値電流検出手段18によって電圧零が検出されるまで待つ(ST5)。
そして、電流零が検出されたならば(ST4のY)、判断・比較手段21は、その時点でのタイマ23がカウントした遅延時間T1が予め設定した所定値aよりも小さいかどうかを比較、判断する(ST6)。電流位相遅れがない場合には、ゼロクロス検出手段13が検出した電源電圧のゼロクロスと同時、またはそれ以前から電流零の状態となっているため、遅延時間T1は「0」となる。従って、所定値aよりも小さい場合は(ST6のY)、補正ON時間Teには当初のON時間Tcoがセットされる(ST81)。続いて判断・比較手段21から短絡制御手段24に制御信号を送り、短絡手段15をONさせる(ST7)。
一方、電流位相遅れがある場合には、その遅れ時間がT1となる。所定値aは電流位相遅れの度合いを判定するためのもので、遅延時間T1がaより大きければ電流位相遅れがかなり大きいものと考えられる。そこで、遅延時間T1が予め設定した所定値aよりも小さくない(大きい)場合は(ST6のN)、この位相遅れを改善するために補正ON時間Teを予め設定されているON時間Tcoに所定値aだけ加算した値に変更(長く)する(ST82)。そして短絡手段15を短絡動作させる(ST7)。したがって電流位相遅れがない場合には、電源電圧のゼロクロスとほぼ同時に、また、電流位相遅れがある場合にはゼロクロス以後に電流零が検出された時点で短絡手段15がONされる。
短絡手段15がONされると、次にタイマ23がON継続時間T2のカウントを開始する(ST9)。そして、このON継続時間T2が、予め設定されている補正ON時間Teに到達するまで短絡手段15の短絡動作が継続される(ST10)。そして、ON継続時間T2が補正ON時間Teに到達した時点で短絡手段15はOFFされる(ST11)。
続いて短絡手段15をOFFした後、予め定められた時間間隔で短絡手段15を3回ON、OFFさせ(ST12)、その後タイマT1、T2をリセットし、補正ON時間Teをクリア(Te=0)にして(ST13)、再度、本手順を繰り返すことで、交流電源の半周期毎に本制御が実行される。
このように、電流位相遅れがない場合には予め設定されているON時間Tcoの時間だけ短絡手段15が短絡動作を行い、電流位相の遅れがaより大きい場合にはTco+αの時間分だけ短絡手段15が短絡動作を行なう。その結果、電流位相の遅れが大きい場合には補正ON時間Teを長くすることで直流電源装置への入力電流が増加し、電流位相の遅れが電圧位相側に進み、電流位相遅れが解消されることになるので、電源電圧に対する電流位相の遅れによる制御不能状態を回避し確実に力率を改善することができる直流電源装置を提供することができる。
なお、本実施の形態では電流位相遅れがaより大きいときに時間αだけON時間を延長するように設定したが、より細かく制御するためにON時間の延長する時間を位相遅れT1に比例して連続的に設定しても良い。
また、第3の実施の形態においては、電圧検出手段14の代わりに瞬時値電流検出手段18を用いたが、いずれの手段によっても電源電圧に対する電流位相の遅れを検出することができる。このため、第1、2の実施の形態に瞬時値電流検出手段18を用いても、第3の実施の形態に電圧検出手段14を用いても良い。いずれにしても電流のゼロクロスの点を基準として、電流が零となった点よりも後に短絡手段をONさせることにより、電源電圧に対する電流位相の遅れによる制御不能状態を回避し、確実に力率を改善することができる直流電源装置を提供することができる。
さらに、第1ないし第3の実施の形態ではリアクタと整流回路との間に短絡手段を設けた例で示したが、短絡手段は整流回路と負荷との間に設けてもよく、要はリアクタよりも負荷側に設ければよい。
以上のとおり、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
第1の実施の形態における直流電源装置を示す構成図である。 第1の実施の形態における制御手段の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における短絡制御を示すタイムチャートである。 第2の実施の形態における制御手段の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における直流電源装置を示す構成図である。 第3の実施の形態における制御手段の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における短絡制御の流れを示すフローチャートである。 従来の短絡制御が行われた波形を示す波形図である。
符号の説明
1…直流電源装置、11…整流手段、12…リアクタ、13…ゼロクロス検出手段、14…電流検出手段、15…短絡手段、16…制御手段

Claims (5)

  1. 交流電源に接続され、交流を直流に整流する整流手段と、
    前記整流手段と前記交流電源との間に挿入されたリアクタと、
    前記リアクタよりも負荷側に設けられ、入力を短絡する短絡手段と、
    前記交流電源からの入力電圧が零となるゼロクロスタイミングを検出するゼロクロス検出手段と、
    前記リアクタの出力側の電圧の零を検出する電圧検出手段と、
    前記ゼロクロス検出手段と前記電圧検出手段からの信号が入力され、前記ゼロクロス検出手段が検出したゼロクロスタイミング後で、かつ、前記電圧検出手段が零を検出した時点以降に前記短絡手段を短絡動作させる制御手段と、
    を設けたことを特徴とする直流電源装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記ゼロクロス検出手段が検出したゼロクロスタイミングを基準に前記短絡手段の短絡開始タイミング及び短絡継続時間を制御する短絡制御手段と、
    前記ゼロクロス検出手段がゼロクロスタイミングを検出する前に前記電圧検出手段が電圧零を検出していない時は、前記電圧検出手段が電圧零を検出するまで前記短絡制御手段による前記短絡手段の短絡動作を禁止する短絡禁止制御手段と、
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の直流電源装置。
  3. 前記電圧検出手段は、一端が前記リアクタと前記整流手段との間に、他端が交流電源のリアクタ接続側とは反対の電源線に接続された整流形のフォトカプラにより構成されることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の直流電源装置。
  4. 交流電源に接続され、交流を直流に整流する整流手段と、
    前記整流手段と前記交流電源との間に挿入されたリアクタと、
    前記リアクタよりも負荷側に設けられ、入力を短絡する短絡手段と、
    前記交流電源からの入力電圧が零となるゼロクロスタイミングを検出するゼロクロス検出手段と、
    前記交流電源からの電流の零を検出する電流検出手段と、
    前記ゼロクロス検出手段と前記電流検出手段からの信号が入力され、前記ゼロクロス検出手段が検出したゼロクロスタイミング後で、かつ、前記電流検出手段が電流零を検出した時点以降に前記短絡手段を短絡動作させる短絡制御手段と、
    前記ゼロクロス検出手段によるゼロクロスタイミングから前記電流検出手段が電流零を検出するまでの時間に応じて前記短絡手段の短絡動作期間を変更する短絡時間制御手段と、
    を設けたことを特徴とする直流電源装置。
  5. 前記電流検出手段は、リアクタの出力側の電圧の零を検出する電圧検出手段であることを特徴とする請求項4に記載の直流電源装置。
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