JP2007299830A - フレキシブル基板の取り付け構造、カメラ - Google Patents

フレキシブル基板の取り付け構造、カメラ Download PDF

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Abstract

【課題】フレキシブル基板の位置を安定させることができるフレキシブル基板の取り付け構造、カメラを簡単な構成で、かつ、組み立て作業性が容易な形態で提供する。また、フレキシブル基板の取り付け構造、カメラを簡単な構成で、かつ、組み立て作業性が容易な形態で防塵構造として提供する。
【解決手段】LCD14cにヒートシール接合されたFPC30を直角に屈曲させた後、軸40cにより回転可能に支持する。また、軸40cを設けた位置にあるFPC30を幅方向で両側から突起部40dで挟み込む。さらに、これらを蓋部材50により蓋をする。
【選択図】図4

Description

本発明は、LCD(Liquid Crystal Display)等に配線されるフレキシブル基板の取り付け構造、カメラに関するものである。
フレキシブル基板は、カメラ等の内部配線に広く使用されており、例えば、LCD等への配線に使用されている。
LCD等は、使用者が目視する位置にあり、また、カメラのファインダ内に使用されるような場合には、接眼光学系により拡大観察されるので、ゴミ等の付着を防止するために、周囲を密閉して防塵し、密閉された範囲外へフレキシブル基板により配線を行う必要がある。従来は、密閉範囲からフレキシブル基板を外部へ配線するための孔部分に、モルト等を防塵用に配置したり、シール剤により密閉したりする等、部品点数の増加、組み立て作業性の悪化等の問題や、省スペース化できないという問題があった。
また、LCD等は、外形寸法のばらつきが大きいので、接続されたフレキシブル基板の位置についても、ばらつくことが多かった。そして、LCD等に接続されたフレキシブル基板の位置がばらつくと、密閉範囲からフレキシブル基板を外部へ配線するための孔を大きくする必要が生じ、そのままでは防塵効果が低下するという問題があった。
そこで、LCD等とフレキシブル基板との接続部に、導電ゴムと非導電ゴムとが交互に形成された所謂ゼブラ導電ゴム等が使用され、LCD等の位置がばらついても、フレキシブル基板の位置がばらつかないようにすることが多かった。
しかし、ゼブラ導電ゴム等を使用すると、接続部が大型化し、部品点数も増加するという問題があった。また、ゼブラ導電ゴムを用いた接続は、接触させて接続を行うので、確実に接触していないと導通不良が発生し、接続の保証をするために組み立て作業性が悪いという問題があった。
特許3505025号公報
本発明の課題は、フレキシブル基板の位置を安定させることができるフレキシブル基板の取り付け構造、カメラを簡単な構成で、かつ、組み立て作業性が容易な形態で提供することである。
また、本発明の第2の課題は、フレキシブル基板の取り付け構造、カメラを簡単な構成で、かつ、組み立て作業性が容易な形態で防塵構造として提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、略直角に弾性変形範囲内で屈曲して配置されるフレキシブル基板(30)と、前記フレキシブル基板を基板面内方向で回転可能にガイドするガイド部(40c,40d)を有し、前記フレキシブル基板が取り付けられる台座部材(40)と、を備えるフレキシブル基板の取り付け構造である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、前記ガイド部(40c,40d)は、前記フレキシブル基板(30)の基板面内方向の回転以外の移動を規制すること、を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、前記フレキシブル基板(30)には、孔(30a)が開口されており、前記ガイド部(40c,40d)は、前記孔に挿入される軸(40c)を有すること、を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、前記ガイド部(40c,40d)は、前記フレキシブル基板(30)を両側から挟む位置に突起部(40d)を有すること、を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造である。
請求項5の発明は、請求項4に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、前記突起部(40d)の先端は、略半円形状であること、を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、前記台座部材(40)は、前記フレキシブル基板(30)が貫通する開口部(40a)を有し、前記開口部から前記ガイド部までに設けられた前記フレキシブル基板を覆う蓋部材(50)が設けられていること、を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造である。
請求項7の発明は、請求項6に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、前記蓋部材(50)は、前記開口部(40a)及び前記ガイド部(40c,40d)を除き、前記開口部から前記ガイド部までの範囲を前記台座部材(40)との間で密閉するように取り付けられていること、を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造である。
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、前記ガイド部(40c,40d)付近の前記台座部材(40)と前記蓋部材(50)との間に形成される間隔は、前記フレキシブル基板(30)の厚さ方向の寸法と略等しいこと、を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造である。
請求項9の発明は、請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、前記フレキシブル基板(30)の屈曲した部分(30b)は、前記開口部(40a)付近に設けられていること、を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造である。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、前記フレキシブル基板(30)の一端には、表示素子(14c)が接続されていること、を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造である。
請求項11の発明は、請求項10に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、前記表示素子(14c)と前記フレキシブル基板(30)とは、面接合されていること、を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造である。
請求項12の発明は、請求項10又は請求項11に記載のフレキシブル基板の取り付け構造を備え、前記表示素子(14c)は、ファインダ内表示に使用する表示素子であること、を特徴とするカメラである。
請求項13の発明は、請求項12に記載のカメラにおいて、前記表示素子(14c)は、ファインダ内の焦点板(14a)と重ねて配置されること、を特徴とするカメラである。
請求項14の発明は、請求項12又は請求項13に記載のカメラにおいて、前記台座部材(40)は、焦点板(14a)と接眼光学系(16)との間に形成された密閉領域の少なくとも一部を形成すること、を特徴とするカメラである。
なお、符号を付した構成は適宜改良してもよい。また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよく、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らない。
本発明によれば、フレキシブル基板の位置を安定させることができ、防塵構造としながらも、フレキシブル基板の取り付け構造、カメラを簡単な構成で、かつ、組み立て作業性が容易な形態で提供することができる。
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
(実施形態)
図1は、本実施形態のカメラシステムの概要を示す断面図である。
本実施形態のカメラシステムは、カメラボディ10に対して交換レンズ20が着脱可能な一眼レフカメラシステムである。
カメラボディ10は、メインミラーユニット2,ミラーボックス11,撮像素子12,シャッタ13,ファインダスクリーン部14,ペンタプリズム15,接眼光学系16,測光装置17,投光部18等を備えている。
メインミラーユニット2は、クイックリターンミラーとも呼ばれ、交換レンズ20を通過した被写体光の光軸O1を屈曲させるために、カメラボディ10のミラーボックス11内に、回転可能に設けられたミラーである。図1に示すように、撮影観察時には、メインミラーユニット2は、光軸O1を屈曲して光軸O2とし、後述するペンタプリズム15等に導くために、光軸O1に対して約45度傾けた反射位置に配置されている。メインミラーユニット2は、レリーズ操作に応じて、退避位置(図1に2点鎖線で示す。)に移動し、そして被写体光が後述する撮像素子12方向に導かれる。
交換レンズ20は、撮影光学系を構成する撮影レンズLを収容し、カメラボディ10の被写体側(図1に示す左側)に、着脱可能に装着される。
撮像素子12は、撮影光学系により結像された被写体像を撮像する例えばCCD(Charge Coupled Devices)である。撮像素子12は、カメラボディ10の内側の背面側(図1に示す右側)に、その撮像面が光軸O1に対して垂直になるように配置されている。
シャッタ13は、レリーズ操作に応じて開閉し、これにより、被写体像が撮像素子12に結像される。
ファインダスクリーン部14は、メインミラーユニット2により反射された被写体像を結像させる部分であり、メインミラーユニット2とペンタプリズム15との間に配置されている。ファインダスクリーン部14は、そのスクリーンの面が光軸O2に対して垂直になるように配置されている。本実施形態のファインダスクリーン部14は、焦点板14a,表示板14b,LCD14cを重ねて形成されている。
焦点板14aは、被写体像を結像する部分であり、スリガラス、微細凹凸を賦型された樹脂板等により形成されている。
表示板14bは、複数設けられたAF(オートフォーカス)エリアに対応した位置に、不図示の微細なプリズム形状が賦型された透明樹脂板である。表示板14bは、複数ある中から選択されたAFエリアに対応する位置にある上述のプリズム形状に対して、後述の投光部18から照明光を投光されると、選択されたAFエリアを明るく表示する。
LCD14cは、透過型の液晶表示素子であり、表示板14bによる表示に加えて、撮影用視野枠の表示を行ったり、撮影に必要な各種情報を表示したりする。LCD14cには、後述のFPC30が接続されている。
ペンタプリズム15は、ファインダスクリーン部14の焦点板14aで結像した像を、正立像とし、接眼光学系16等に導くプリズムであり、その断面形状は、図1に示すように五角形である。ペンタプリズム15は、カメラボディ10を横位置に構えた状態の光軸O1上部に収容されている。ファインダスクリーン部14からの光軸は、このペンタプリズム15によって、後述する接眼光学系16の光軸O3に、また、測光装置17の光軸O4に屈曲される。
接眼光学系16は、ペンタプリズム15により正立像とされた被写体像を、拡大観察するための光学系であり、ペンタプリズム15よりもカメラボディ10の背面側に配置されている。
測光装置17は、適正露出を算出するために光の強さを測定する測光素子と、これに受光させる光学系及びこれらの保持、調整機構等を備えている。測光装置17は、接眼光学系16の上部に設けられている。
投光部18は、表示板14bに対して照明光を投光する部分であり、各AFエリアに対応した数の光源と光学系とを有している。投光部18から投影された照明光は、光軸O5のように進み、表示板14bにより反射されて再びペンタプリズム15を通過して、接眼光学系16に向かい、撮影者に到達する。
なお、ペンタプリズム15が設けられている空間Sは、カメラの完成品状態では、外部から密閉されて防塵された空間となっている。
上述したカメラボディ10の撮影観察時における光の進路について説明する。撮影観察時において、メインミラーユニット2は、その反射面が実線で示すように、被写体光を反射してファインダ光学系へと導くために、光軸O1に対して約45度傾いた状態に配置される。メインミラーユニット2により反射された光は、ファインダスクリーン部14で結像し、その像は、ペンタプリズム15により正立像とされる。正立像とされた被写体像は、接眼光学系16により拡大観察される。また、ペンタプリズム15からの被写体光が、測光装置17に導かれる。
図2は、本実施形態のファインダユニットを斜め前方から見た分解斜視図である。なお、先に示した図1を含め、本実施形態に示す各図には、各図が示す方向をわかりやすくするために、XYZ直交座標を併記した。この座標では、カメラを撮影画面の長手方向が水平となる正位置に構えたときの左手側をXプラス方向、上方をYプラス方向、被写体方向をZプラス方向としている。また、本実施形態の説明中で、Zプラス方向を前、Yプラス方向を上、Xプラス方向を左として説明する。
本実施形態のファインダユニットは、ファインダスクリーン部14とペンタプリズム15と接眼光学系16とを保持する台座部材40を有している。ファインダスクリーン部14は、台座部材40に対してYマイナス方向から組み付けられ、ペンタプリズム15及び接眼光学系16は、台座部材40に対してYプラス方向から組み付けられる。
LCD14cのXマイナス方向には、FPC(フレキシブル基板)30がヒートシール(熱圧着)により接合されている。
図3は、FPC30が接合されたLCD14c及び台座部材40を左下方向から見た斜視図である。
台座部材40には、LCD14cが組み付けられる位置にファインダスクリーン用開口部40bが開口されている。また、ファインダスクリーン用開口部40bの近くのFPC30に対応する位置には、開口部40aが開口されている。
FPC30には、位置決め孔30aが開口されている。
図4は、FPC30が接合されたLCD14c及び台座部材40を右上方向から見た斜視図である。
図5は、FPC30が接合されたLCD14c及び台座部材40を上方向から見た図である。
図6は、図5に示した矢印A−Aで切断した断面図である。
図7は、FPC30及び台座部材40を右方向から見た図である。
FPC30が接合されたLCD14cは、ファインダスクリーン用開口部40bに台座部材40の下方からLCD14cの表面がXZ平面と平行となるように組み付けられる。このとき、あらかじめ接合されているFPC30は、開口部40aにファインダスクリーン用開口部40b側から挿入される。開口部40aが開口されている台座部材40の右側面には、軸40c,突起部40dが設けられている。
軸40cは、X軸に平行に突出して設けられている。開口部40aから台座部材40の外側に取り出されたFPC30は、位置決め孔30aに軸40cが挿入されるように、図6に示す屈曲部30bで略直角に弾性変形の範囲内で屈曲して配置されている。FPC30が軸40cにより位置決めされているので、組み立て工程中や、カメラ完成品状態でFPC30に対して引っ張り加重が掛かったとしても、FPC30とLCD14cとの接合部に力が掛かることを防止できる。したがって、FPC30とLCD14cとの接合部の信頼性が高くなり、また、組み立て作業性も向上する。
突起部40dは、軸40cが位置決め孔30aに挿入されている部分のFPC30を幅方向で両側から挟む位置に2カ所設けられている。突起部40dの先端は、半円形状となっており、この突起部40dにより形成される幅は、FPC30の幅が公差内でばらついてもFPC30の配置が可能な範囲内において可能な限り狭く設定されている。
台座部材40の右側面の開口部40aから軸40c及び突起部40dまでの間を含む範囲には、蓋部材50がビス51により固定されている。蓋部材50は、金属の板材により形成されており、その外周形状が台座部材40の対応する位置に設けられた嵌め合い形状40eに嵌め込むことができ、いわゆる印籠構造となっている。この蓋部材50と嵌め合い形状40eとの嵌め込み関係は、FPC30が引き出されている上方部分を除き、蓋部材50の全周に設けられている。
また、蓋部材50は、嵌め合い形状40eの内側に設けられた当て付け面40fに当て付けられて固定される。この当て付け面40fは、図7の方向から見たときに、FPC30の上方を除きFPC30の周りを囲むように突起部40dを含み設けられている。
さらに、FPC30が設けられている位置での台座部材40と蓋部材50との距離は、FPC30の板厚が公差内でばらついてもFPC30の配置が可能な範囲内において可能な限り狭く設定されている。
蓋部材50を上述のようにして配置したことにより、FPC30の位置決め孔30aが設けられている位置よりもLCD14c側は、カメラの完成品状態で、完全に密閉されている。
なお、蓋部材50には、位置決めのために孔50a,50bが設けられているが、孔50aは、軸40cが嵌合する寸法となっており、また、孔50bは、長孔となっており、軸40gが挿入されるが、当て付け面40fが設けられているので、FPC30側は、密閉状態となっている。
ここで、本実施形態では、LCD14cの外形寸法のばらつきや、LCD14cとFPC30との接合位置のばらつきにより、FPC30の位置がばらついた場合でも、LCD14cとFPC30との接合部に負担を掛けること無く、防塵状態を保つことができるようになっている。以下、この理由を説明する。
まず、LCD14cの位置、又は、LCD14cとFPC30との接合位置のばらつきにより、FPC30の接合端がX軸方向(左右方向)でばらついた場合には、FPC30の屈曲部30bの屈曲半径が変化することによりばらつきを吸収するので、FPC30の位置は、孔30a付近では殆ど移動しない。なお、孔50bを丸孔としてもよい。この場合、FPC30の位置は、孔30a付近では移動しない。
次に、LCD14cの位置、又は、LCD14cとFPC30との接合位置のばらつきにより、FPC30の接合端がZ軸方向(前後方向)でばらついた場合を説明する。この場合には、FPC30が孔30aにより回転可能にガイドされていることから、FPC30が孔30aを中心として回転する。そして、その回転により、FPC30の屈曲部30bがねじれることにより、FPC30の接合端がZ軸方向(前後方向)でばらついたことによる変位の大部分を吸収可能である。
図8は、FPC30の接合端がZ軸マイナス方向(後方)に移動した場合を図7と同様にして示した図である。
図9は、FPC30の接合端がZ軸プラス方向(前方)に移動した場合を図7と同様にして示した図である。
図8及び図9では、図7の設計位置から、LCDの外形寸法の公差として一般的な±0.2mm移動した場合を想定して作図している。
図8,図9に示すように、FPC30の接合端がZ軸方向でばらついたとしても、FPC30は、突起部40dにより挟まれた位置を中心としてごくわずかに回転するだけである。しかも、この突起部40dにより挟まれた部分には、公差分程度の隙間しか設けていないので、ゴミがファインダの密閉範囲に進入できないように防塵されている。
ここで、公差とは、カメラ等の精密部品を生産する上で必要とされる公差である。本実施形態においては、部品(特に台座40)の公差は、±0.015mm以下で金型等の制作が可能であり、生産上のバラツキは、±0.005mm以下の管理が可能である。
本実施形態のフレキシブル基板の取り付け構造の防塵効果を確認するために、ミラーボックスにファインダユニットが接続された部組状態で、ゴミ進入試験を行った。具体的には、ファインダユニットについては、フレキシブル基板30の取り出されている部分を除き密封袋の中に納め、メインミラーユニット2に粒径5μm程度の赤土を小さじ2杯塗布した。そして、メインミラーユニット2側からエアーガンにより空気を1秒間吹き付けたのち、実体顕微鏡を使用してゴミの進入状況を確認した。その結果、ゴミの進入は、確認できず、本実施形態のフレキシブル基板の取り付け構造の防塵効果が確認できた。
本実施形態によれば、FPC30を弾性変形範囲内で直角に屈曲させた後に軸40cにより回転可能に支持したので、LCD30の外形寸法がばらついたり、FPC30とLCD14cとの接合位置がばらついたりしても、軸40cの位置では、FPC30の位置がばらつくことなく、安定する。また、ゼブラゴム等を使用しないので、簡単な構成となり、組み立て作業性も向上する。さらに、突起部40dによりFPC30を幅方向で挟み込み、蓋部材50で覆うことにより、LCD30の外形寸法がばらついたり、FPC30とLCD14cとの接合位置がばらついたりしても、ゴミの進入を防止できる防塵構造を実現できる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施形態において、焦点板と重ねて配置されるLCDに接続されるFPCを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、カメラ背面に設けられるLCDに接続されるFPCであってもよいし、カメラ以外の他の機器におけるFPCであってもよい。
(2)本実施形態において、LCDに接続されるFPCを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、有機EL(electroluminescence)素子等、他の表示素子を使用してもよい。
(3)本実施形態において、軸と突起部の両方を設けた例を示したが、これに限らず、例えば、突起部のみを設けて、防塵のみを行うようにしてもよいし、突起部のみを設け、FPCに突起部に対応するくびれ部分(幅が細くなった部分)を設ける等してもよい。
本実施形態のカメラシステムの概要を示す断面図である。 本実施形態のファインダユニットを斜め前方から見た分解斜視図である。 FPC30が接合されたLCD14c及び台座部材40を左下方向から見た斜視図である。 FPC30が接合されたLCD14c及び台座部材40を右上方向から見た斜視図である。 FPC30が接合されたLCD14c及び台座部材40を上方向から見た図である。 図5に示した矢印A−Aで切断した断面図である。 FPC30及び台座部材40を右方向から見た図である。 FPC30の接合端がZ軸マイナス方向(後方)に移動した場合を図7と同様にして示した図である。 FPC30の接合端がZ軸プラス方向(前方)に移動した場合を図7と同様にして示した図である。
符号の説明
14c:LCD、30:FPC、30a:位置決め孔、30b:屈曲部、40:台座部材、40a:開口部、40c:軸、40d:突起部、40e:嵌め合い形状、50:蓋部材

Claims (14)

  1. 略直角に弾性変形範囲内で屈曲して配置されるフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板を基板面内方向で回転可能にガイドするガイド部を有し、前記フレキシブル基板が取り付けられる台座部材と、
    を備えるフレキシブル基板の取り付け構造。
  2. 請求項1に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、
    前記ガイド部は、前記フレキシブル基板の基板面内方向の回転以外の移動を規制すること、
    を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、
    前記フレキシブル基板には、孔が開口されており、
    前記ガイド部は、前記孔に挿入される軸を有すること、
    を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、
    前記ガイド部は、前記フレキシブル基板を両側から挟む位置に突起部を有すること、
    を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造。
  5. 請求項4に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、
    前記突起部の先端は、略半円形状であること、
    を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、
    前記台座部材は、前記フレキシブル基板が貫通する開口部を有し、
    前記開口部から前記ガイド部までに設けられた前記フレキシブル基板を覆う蓋部材が設けられていること、
    を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造。
  7. 請求項6に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、
    前記蓋部材は、前記開口部及び前記ガイド部を除き、前記開口部から前記ガイド部までの範囲を前記台座部材との間で密閉するように取り付けられていること、
    を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、
    前記ガイド部付近の前記台座部材と前記蓋部材との間に形成される間隔は、前記フレキシブル基板の厚さ方向の寸法と略等しいこと、
    を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造。
  9. 請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、
    前記フレキシブル基板の屈曲した部分は、前記開口部付近に設けられていること、
    を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、
    前記フレキシブル基板の一端には、表示素子が接続されていること、
    を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造。
  11. 請求項10に記載のフレキシブル基板の取り付け構造において、
    前記表示素子と前記フレキシブル基板とは、面接合されていること、
    を特徴とするフレキシブル基板の取り付け構造。
  12. 請求項10又は請求項11に記載のフレキシブル基板の取り付け構造を備え、
    前記表示素子は、ファインダ内表示に使用する表示素子であること、
    を特徴とするカメラ。
  13. 請求項12に記載のカメラにおいて、
    前記表示素子は、ファインダ内の焦点板と重ねて配置されること、
    を特徴とするカメラ。
  14. 請求項12又は請求項13に記載のカメラにおいて、
    前記台座部材は、焦点板と接眼光学系との間に形成された密閉領域の少なくとも一部を形成すること、
    を特徴とするカメラ。

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