JP2007298742A - ライブビュー可能なカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】ライブビューを行っている際に自動焦点調節を行うときに、大きな負荷で駆動することがなく、タイムラグやエネルギロスを少なくなるようにしたライブビュー可能なカメラを提供する。
【解決手段】 液晶モニタ26にCCD221の出力に基づいて被写体像をライブビュー表示するときは、可動反射ミラー201を退避位置に駆動し(領域c)、この状態で自動焦点調節行うときには、シャッタ213のチャージは行わずに可動反射ミラー203を観察位置(ダウン位置)に駆動して行う(領域d及び領域e)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ライブビュー表示機能を有するカメラに関し、詳しくは、撮像素子で繰り返し取得した画像を表示装置に動画像として表示する所謂ライブビュー表示機能(スルー画表示機能、電子ファインダ機能とも言う)を有するカメラに関する。
従来のカメラにおいては、被写体像の観察は、光学式ファインダにより行っていたが、最近のコンパクトデジタルカメラは、光学式ファインダと共に、またはファインダ光学系を廃止し、撮像素子で取得した画像を連続的に液晶モニタ等の表示装置に表示するいわゆるライブビュー表示機能を有したものが多くなってきている。
このようなライブビュー表示機能は、例えば、パララックスが生じないためマクロ撮影時等に有効であり、このためデジタル一眼レフカメラに搭載した例も種々提案されている。例えば、光学ファインダ表示モードと電子ファインダ表示モードを選択可能とし、電子ファインダ表示モードが選択されたときには、可動ミラーを撮影光路から退避させるとともにフォーカルプレーンシャッタを全開状態にして被写体像を撮像素子に導き、それによって得られた被写体像を連続的に液晶モニタに表示するようにしたライブビュー可能なデジタル一眼レフカメラが提案されている(特許文献1)。
特開2002−369042号公報
ところで、この種のライブビュー表示機能においては、可動ミラーを撮影光路外に退避させなければならないので、従来の一眼レフカメラで一般的に採用されているTTL位相差法による自動焦点調節を行うには、ライブビューを解除して可動反射ミラーを撮影光路中に移動しなければならなかった。しかしながら、シャッタチャージ動作と可動反射ミラーの退避動作を一緒に行っていることから、TTL位相差AFを行うには、シャッタチャージと可動反射ミラーの駆動を一緒にする必要であった。このため、両機構を駆動することになり、大きな負荷である共にタイムラグやエネルギロスが大きいという問題があった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、ライブビューを行っている際に自動焦点調節を行うときに、大きな負荷で駆動することがなく、タイムラグやエネルギロスを少なくなるようにしたライブビュー可能なカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、撮影レンズからの光束を反射して観察光学系に導く観察位置と、上記撮影レンズからの光束通過域から退避する退避位置へと移動する退避位置とに、モータの回転により移動可能な可動反射ミラーと、上記可動反射ミラーの後方に配置され、上記可動反射ミラーが上記退避位置にあるとき上記撮影レンズからの被写体光束を受けて撮像する撮像素子と、上記撮像素子による被写体の画像を動画として表示するための画像表示手段と、被写体に上記撮影レンズを合焦させるための合焦用センサと、上記可動反射ミラーに連動して、上記可動反射ミラーが上記観察位置にあるとき上記撮影レンズからの光束を上記合焦用センサへ導く合焦用反射ミラーと、上記合焦センサの出力に基づいて、上記撮影レンズを合焦位置に駆動する自動焦点調節手段と、上記可動反射ミラーの後方に配置され、上記撮影レンズからの被写体光束を受けて撮像する撮像素子と、上記可動反射ミラーと上記撮像素子の間に配置されたシャッタと、上記画像表示手段に上記撮像素子による動画の表示を行いながら、上記撮影レンズの合焦を行うときは、上記自動焦点調節手段を作動させると共に、上記可動反射ミラーを上記退避位置に駆動し、上記シャッタのチャージは行わずに上記可動反射ミラーを上記観察位置に駆動する駆動手段を具備する。
また、第2の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第1の発明において、上記撮影レンズを被写体に対し合焦開始させるための合焦開始手段を有し、上記駆動制御手段は、この合焦開始手段による上記合焦開始の指示に応じて、上記シャッタのチャージは行わずに上記可動反射ミラーを上記観察位置に駆動する。
さらに、第3の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第1の発明において、上記駆動制御手段は、所定時間間隔ごとに、上記シャッタのチャージは行わずに上記可動反射ミラーを上記観察位置に駆動する。
さらに、第4の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第1の発明において。上記ミラー駆動カムとシャッタチャージカムは一体に回転するカム部材からなる。
また、上記目的を達成するため第5の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、正逆回転可能なモータと、撮影レンズの結像を観察する観察光学系と、上記撮影レンズからの光束を反射して観察光学系に導く観察位置と、撮影レンズからの光束通過域から退避する退避位置とに、上記モータの回転により移動可能な可動反射ミラーと、被写体に上記撮影レンズを合焦させるための合焦用センサと、上記可動反射ミラーに連動して、上記可動反射ミラーが上記観察位置にあるとき撮影レンズからの光束を上記合焦用センサへ導く合焦用反射ミラーと、上記可動反射ミラーの後方に配置され、上記可動反射ミラーが上記退避位置にあるとき上記撮影レンズからの被写体光束を受けて撮像する撮像素子と、上記撮像素子による被写体の画像を動画として表示するための画像表示手段と、上記撮影レンズを被写体に対し合焦開始させるための合焦開始手段と、上記可動反射ミラーと上記撮像素子との間に配置され、上記モータの回転によりチャージされるシャッタと、上記可動反射ミラーを上記観察位置に位置させる第1のカム部と、この第1のカム部に連続して上記可動反射ミラーを上記退避位置に位置させる第2のカム部と、さらにこの第2のカム部に連続して上記可動反射ミラーを観察位置に駆動する第3のカム部を有したミラー駆動カムと、 上記第1のカム部に同期してシャッタをチャージするシャッタチャージカム部と、上記第2のカム部及び上記第3のカム部に同期してシャッタをチャージしない非チャージカム部とを有したシャッタチャージカムと、上記撮像素子による静止画の撮像を行うときは、上記モータを正逆回転させて上記ミラー駆動カムの第1のカム部と第2のカム部の間を往復動させ上記可動反射ミラーを上記観察位置と上記退避位置との間の移動を行い、これに同期してシャッタチャージカムのシャッタチャージカム部と非チャージカム部との間を往復動させ上記シャッタのチャージを行い、上記画像表示手段に上記撮像素子による動画の表示を行いながら上記撮影レンズの合焦を行うときは、上記合焦開始手段の出力に応答して上記モータを正逆回転させて上記ミラー駆動カムの第2のカム部と第3のカム部の往復動をさせ上記可動反射ミラーを上記観察位置と上記退避位置との間の移動を行い、これに同期してシャッタチャージカムの非チャージカム部の往復動を行い、上記シャッタのチャージは行わない制御を行う制御手段を具備する。
さらに、第6の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第5の発明において、上記ミラー駆動カムとシャッタチャージカムは一体に回転するカム部材からなる。
上記目的を達成するため第7の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、撮影レンズの撮影光路上の第1の位置と、この撮影光路上から退避した第2の位置とに移動可能な可動反射ミラーと、上記撮影レンズの上記撮影光路上に配置され、上記撮影レンズによって結像される被写体像を受光し、光電変換信号を出力する撮像素子と、この撮像素子と上記可動反射ミラーとの間に配置され、上記撮像素子上による上記被写体像の露光時間を制御するためのシャッタと、上記光電変換信号に基づいて上記被写体像をライブビュー表示するための表示装置と、上記ライブビュー表示を行うにあたって、上記可動反射ミラーを上記第2の位置に駆動すると共に上記シャッタを開放状態に駆動し、上記ライブビュー表示において測距動作を行う場合には、上記シャッタのチャージ動作は行わず、上記可動反射ミラーを上記第2の位置から上記第1の位置に移動させる駆動制御手段を具備する。
第8の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第7の発明において、上記可動反射ミラーは、上記第1の位置と上記第2の位置とに上記可動反射ミラーを駆動する反射ミラー駆動機構を有し、上記シャッタは、シャッタチャージを行うためのシャッタチャージ機構を有しており、上記駆動制御手段は、上記測距動作を行なう場合には、上記シャッタチャージ機構を駆動せず、上記反射ミラー駆動機構のみを駆動する。
また、第9の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第8の発明において、上記駆動制御手段は、上記測距動作の終了後には、反射ミラー駆動機構のみを駆動して上記可動反射ミラーを上記第2の位置に戻し、上記ライブビュー表示を再開する。
また、第10の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第8の発明において、上記駆動制御手段は、上記測距動作の終了後に、反射ミラー駆動機構を駆動して上記反射ミラーを上記第2の位置に戻すと共に、撮影レンズを合焦位置に向けて駆動する。
上記目的を達成するため第11の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、撮像素子によって繰り返し取得した画像を表示装置に動画像としてライブビュー表示可能なカメラにおいて、撮影光路上に配置された可動反射ミラーを駆動する反射ミラー駆動機構と、上記撮像素子への露光時間を制御するためのシャッタのチャージを行うシャッタチャージ機構と、単一の駆動源と、上記反射ミラー駆動機構および上記シャッタチャージ機構に対して、上記駆動源による駆動力の伝達を、上記両機構または上記反射ミラー駆動機構のみに切り換える駆動力伝達切換機構と、ライブビュー表示への切換時には、上記反射ミラー駆動機構および上記シャッタチャージ機構の両方に駆動力伝達切換機構によって駆動力を伝達し、ライブビュー表示の際の自動焦点調節時には、上記反射ミラー駆動機構にのみ駆動力伝達切換機構によって駆動力を伝達する駆動制御手段を具備する。
上記目的を達成するため第12の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、正逆回転可能なモータと、撮影レンズからの光束中に進入して該光束を反射する反射位置と撮影レンズからの光束通過域から退避する退避位置とに駆動される可動反射ミラーと、この可動反射ミラーの公報に配置されたシャッタと、上記モータの正逆回転により上記シャッタのチャージと上記可動反射ミラーの駆動の2つを行う第1の駆動部分と、上記モータの正逆回転により上記可動反射ミラーの駆動のみを行う第2の駆動部分とを有するカム部材と、 上記カム部材の上記第1の駆動部分と上記第2の駆動部分の一方を、上記モータを回転させて選択し上記カム部材を駆動制御する制御手段を具備する。
上記目的を達成するため第13の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、正逆回転可能なモータと、撮影レンズからの光束中に進入して該光束を反射する反射位置と撮影レンズからの光束通過域から退避する退避位置とに駆動される可動反射ミラーと、この可動反射ミラーの後方に配置され、上記可動反射ミラーが上記退避位置にあるとき上記撮影レンズからの被写体光束を受けて撮像する撮像素子と、上記撮像素子による被写体の画像を動画として表示するための画像表示手段と、上記モータの回転によりチャージされ、上記可動反射ミラーと上記撮像素子との間に配置され、上記モータの回転によりチャージされるシャッタと、上記可動反射ミラーを上記反射位置に位置させる第1のカム部とこの第1のカム部に連続して上記可動反射ミラーを上記退避位置に位置させる第2のカム部とさらにこの第2のカム部に連続して上記可動反射ミラーを反射位置に駆動する第3のカム部を有したミラー駆動カムと、上記第1のカム部に同期してシャッタをチャージするシャッタチャージカム部と上記第2のカム部及び上記第3のカム部に同期してシャッタをチャージしない非チャージカム部とを有したシャッタチャージカムと、上記撮像素子による静止画の撮像を行うときは、上記モータを正逆回転させて上記ミラー駆動カムの第1のカム部と第2のカム部の間を往復動させ、上記可動反射ミラーを上記反射位置と上記退避位置との間を行いこれに同期して上記シャッタチャージカムのシャッタチャージカム部と非チャージカム部との間を往復動させ、上記シャッタのチャージを繰り返し、上記画像表示手段に上記撮像素子による動画の表示を行うときは、上記モータを正逆回転させて、上記ミラー駆動カムの第2のカム部と第3のカム部の間を往復動させ、上記可動反射ミラーを上記反射位置と上記退避位置との間の移動を行い、これに同期してシャッタチャージカムの非チャージカム部の往復動を行い、上記シャッタのチャージは行い制御を行う制御手段を具備する。
また、第14の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第12または第13の発明において、上記ミラー駆動カムと上記シャッタチャージカムとは一体的に回転するカム部材からなる。
本発明のライブビュー可能なカメラは、画像表示手段に撮像素子による動画の表示を行いながら、撮影レンズの合焦を行うときは、可動反射ミラーを退避位置に駆動し、シャッタのチャージは行わずに可動反射ミラーを上記観察位置に駆動する駆動制御手段を具備するようにしたので、シャッタチャージと可動反射ミラーの駆動の両方という大きな負荷を駆動することがなく、タイムラグやエネルギロスを少なくなるようにしたライブビュー可能なカメラを提供することができる。
以下、図面に従って本発明を適用したデジタル一眼レフカメラを用いて好ましい一実施形態について説明する。図1は、一実施形態に係わるデジタル一眼レフレックスカメラの内部機構の概略構成を示すブロック図であり、(A)は撮影レンズの光軸方向に沿った内部構成ブロック図、(B)はカメラ本体200の正面方向からみた内部構成ブロック図である。
カメラ本体200の上面にはレリーズ釦21が配置されている。このレリーズ釦21は、撮影者が半押しするとオンする第1レリーズスイッチと、全押しするとオンする第2レリーズスイッチを有している。この第1レリーズスイッチ(以下、1Rと称する)のオンによりカメラは焦点検出、撮影レンズのピントあわせ、被写体輝度の測光等の撮影準備動作を行い、第2レリーズスイッチ(以下、2Rと称する)のオンにより撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Devices)221(図6参照)の出力に基づいて被写体像の画像データの取り込みを行う撮影動作を実行する。
レンズ鏡筒100の内部に配置された撮影レンズ101(図6参照)の光軸上であって、カメラ本体200のミラーボックス内に可動反射ミラー201が配置されている。この可動反射ミラー201は、被写体光束をファインダ光学系(例えば、ペンタプリズム207等)に反射するために撮影レンズ101の光軸に対して45度傾いた位置と、被写体像を撮像素子(後述のCCD(Charge Coupled Device)221)に導くために、撮影光路から退避した位置とに回動可能となっている。可動反射ミラー201の回動軸は図1(A)の紙面に対して垂直方向に沿っている。この可動反射ミラー201によって、上方に被写体光束を反射する。なお、本実施形態では、上方に全反射しているが、これに限らず、カメラ本体の右方でも左方でも、被写体光束の反射方向は機構部材や光学部材の配置上、最も適切になるように選択してよい。
可動反射ミラー201の反射光軸上にフォーカシングスクリーン205が配置されており、これは撮影レンズ101による被写体光束を結像させるためのマット面であり、可動反射ミラー201からの距離がCCD221と等価な位置に配設されている。フォーカシングスクリーン205の上方には、被写体像を左右反転させるためのペンタプリズム207が配置されている。ファインダ接眼部33は、ファインダ光学系の接眼部であって、撮影者はこの接眼部33を覗いて被写体像の確認を行うことができる。
上述の可動反射ミラー201の中央付近はハーフミラーで構成されており、この可動反射ミラー201の背面には、ハーフミラー部を透過した被写体光束を反射するための測距用にサブミラー203が設けられている。このサブミラー203は、可動反射ミラー201に対して回動可能であり、可動反射ミラー201が撮影光路から退避し、被写体光束がCCD221に入射しているときには、ハーフミラー部を覆う位置に回動し、可動反射ミラー201が図示の如き被写体像観察位置にあるときには、可動反射ミラー201に対して垂直となる位置にある。この可動反射ミラー201はシャッタ・ミラー駆動ユニット303によって駆動されている。また、サブミラー203の反射光路上に測距用センサを含むTTL位相差方式の測距回路217(図6参照)を含む測距ユニット218が配置されており、測距ユニット218によって、撮影レンズ101によって結像される被写体像の焦点ズレ量を検出する。
可動反射ミラー201の後方には、露光時間制御用のフォーカルプレーンタイプのシャッタ213が配置されており、このシャッタ213はシャッタ駆動機構215(図6)を含むシャッタ制御部213aとシャッタ・ミラー駆動ユニット303によって駆動制御される。シャッタ213の後方には撮像素子としてのCCD221が配置されており、撮影レンズによって結像される被写体像を電気信号に光電変換する。なお、本実施形態では撮像素子としてCCDを用いているが、これに限らずCMOS(Complementary Metal Oxide
Semiconductor)等の二次元撮像素子を使用できることはいうまでもない。
カメラ本体200の正面から見て左側には、カメラ本体の全体に電源を供給するためのバッテリ305が配置されている。また本体の右側には、後述するように、シャッタ213と可動反射ミラー201の駆動源となるミラーシャッタ(以下「MS」と略す)モータ301が配置され、このMSモータ301の駆動力を伝達するためのシャッタ・ミラー駆動ユニット303がMSモータ301の駆動軸と係合するように、MSモータ301の下側に配置されている。また、可動反射ミラー201の脇には、シャッタ213の駆動制御を行うためのシャッタ制御部213aが配置されている。
次に、図2乃至図5を用いて可動反射ミラー201とシャッタ213の駆動制構について説明する。
図2はシャッタ213と可動反射ミラー201を示す図であって、(A)はシャッタ213の斜視図であり、(B)はシャッタ213の正面図、(C)はミラーの斜視図、(D)は可動反射ミラー201のミラーダウン状態を示し、(E)はミラーアップ状態を示す図である。図2(A)に示すように、シャッタ213の側部にはシャッタ制御部213aが配置されており、このシャッタ制御部213aの下部には、シャッタセットレバー213bが突出している。そして、このシャッタセットレバー213bは初期状態では、図2(B)の斜線の位置(ア)の位置にあり、シャッタチャージ完了状態では、図2(B)の実線の位置(イ)の位置に移動する。
可動反射ミラー201は、ダウン状態では、図2(C)に示すように、サブミラー203は可動反射ミラー201に対して開いた位置に回動している。可動反射ミラー201の回動軸側には、図2(D)に示すように、ミラーダウンバネ345が設けられており、このミラーダウンバネ345によって図中の反時計方向、すなわちダウン方向に付勢されている。このミラーダウンバネ345によって付勢された可動反射ミラー201は位置規制ピン349によって、撮影光路に対して45度の位置に規制されている。ミラー駆動レバー341はL字状形状をしており、ミラー駆動バネ343によって反時計方向、すなわちミラーをアップさせるアップ方向に付勢されている。ミラー駆動レバー341の一端は、可動反射ミラー201に固設された係合ピン347に係合している。なお、ミラー駆動バネ343のバネ力の方が、ミラーダウンバネ345のバネ力よりも常時強く構成されている。
ミラーダウン状態では、ミラー駆動レバー341は、ミラーチャージレバー351によって、ミラー駆動バネ343の付勢力に抗して時計方向に回動させられており、図2(D)に示す位置にある。この状態で、ミラー駆動レバー341を係止しているミラーチャージレバー351が右方に移動すると、ミラー駆動レバー341はミラー駆動バネ343の付勢力によって反時計方向に回動する。この回動に伴って、係合ピン347を介して、可動反射ミラー201はダウン位置からアップ位置に回動し、図2(E)に示す状態になる。この状態からミラーチャージレバー351が、ミラー駆動バネ343の付勢力に抗して左方に移動して、図2(D)の位置に達するとミラーチャージ完了状態となる。
図3は、MSモータ301の駆動力が伝達されるシャッタ・ミラー駆動ユニット303の分解斜視図である。ギア363を介して、カムギア357にMSモータ301の駆動力が伝達される。このカムギア357の上面にはカムギア357の回転軸の半径方向に変化する周面を有するミラーチャージカム353が固設されており、このミラーチャージカム353のカム面353aにはミラーチャージレバー351の一端が係接している。このミラーチャージレバー351の他端はミラー駆動レバー341と係接している。ミラー駆動レバー341は、ミラーチャージレバー351を時計方向に回動させる向きにバネ付勢されているので(図2参照)、ミラーチャージレバー351の一端はミラーチャージカム353に対して圧接することになる。したがって、カムギア357の回動に伴って、これと一体のミラーチャージカム353が回動し、このミラーチャージカム353のカム面に圧接しているミラーチャージレバー351は回動する。
また、カムギア357の下面にはカムギア357の回転軸の半径方向に変化する周面を有するシャッタチャージカム355のカム面355aが固設されており、このシャッタチャージカム355にはシャッタチャージレバー361の一端が係接している。このシャッタチャージレバー361の他端はシャッタセットレバー213bと係接している。したがって、カムギア357の回動に伴って、これと一体のシャッタチャージカム355回動し、このシャッタチャージカム355のカム面に係接しているシャッタチャージレバー361は回動し、シャッタセットレバー213bも回動する。
上述したミラーチャージカム353のAA方向から見たカム面を図4(A)に示し、シャッタチャージカム355のBB方向から見たカム面を図4(B)に示す。ミラーチャージカム353のカム面353aは、図示されるように、上死点領域a、リフトカムb、下死点領域c、リフトカムd、上死点領域eの5つの領域から構成されている。また、シャッタチャージカム355のカム面355aは、図示されるように、上死点領域a、リフトカムb、下死点領域c、下死点領域d、下死点領域eの5つの領域から構成されている。また、図示しないが、ミラーチャージカム353、シャッタチャージカム355、もしくはこれらと一体に駆動される部材の回転もしくは移動を検知する複数のフォトインタラプタが設けられている。これらのフォトインタラプタによって、領域aにある間、Lレベル出力するa検出と、領域cにある間、Lレベル出力するc検出と、領域eにある間、Lレベル出力するe検出がなされる(図5参照)。
カム領域aでは、ミラーチャージカム353は上死点にあり、可動反射ミラー201はダウン状態(図2(D)参照)、すなわちファインダ光学系に被写体光束を反射する観察位置(反射位置)にある。この状態では、ファインダ光学系に被写体光束が導かれるので、ファインダによる被写体像の観察が可能であり、また後述する測光素子211にも被写体光束が導かれるので、測光が可能であり、さらにサブミラー203によって被写体光束が測距ユニット218に導かれるので測距及び撮影レンズの合焦位置への駆動(自動焦点調節)が可能である。また、シャッタチャージカム355も上死点にあり、図2(B)(イ)に示すようにチャージ状態にある。シャッタ213はチャージ状態にあるがシャッタセットレバー213bが退避していないので、このままではシャッタ幕の走行ができず、露光することはない。
カム領域cでは、ミラーチャージカム353は下死点にあり、可動反射ミラー201はアップ状態(図2(E)参照)、すなわち撮影光路から退避した退避位置にある。また、シャッタチャージカム355も下死点にあり、シャッタセットレバー213bは図2(B)(ア)に示す位置にある。このカム領域cとなるのは、2つの場合があり、ひとつは通常の撮影の場合であり、他のひとつはライブビューを行う場合である。この状態では、ファインダによる被写体像の観察は不可能であり、また撮像素子としてのCCD211に被写体像が結像するので、このCCD221からの画像情報を出力することができる。ライブビューモードの場合にはCCD221からの画像情報に基づいて液晶モニタ26に被写体像を表示することができ、被写体像の観察を行うことができる。さらに、レリーズ釦21の操作により2Rがオンとなった場合には、シャッタチャージが完了していれば、シャッタ幕の走行が可能であり、このシャッタ213のシャッタ幕の走行に合わせて、CCD211によって静止画を撮像し、記録することができる。
カム領域bは、a領域とc領域の遷移領域であり、この領域ではミラーチャージレバー351とシャッタチャージレバー361の両方が回動する。これに対して、カム領域dはミラーチャージカム353のカム面353aのみが変化し、そのためミラーチャージレバー351が回動してミラー駆動レバー341は回動するが、シャッタチャージカム355のカム面355aは変化していないので、シャッタチャージレバー361は回動することはない。このようにカム領域bとカム領域dでは、その動きが異なるが、本実施形態では、ライブビュー表示中において自動焦点調節を行う場合には、このd領域を利用して、可動反射ミラー201のアップ・ダウン動作を行うが、シャッタ213のチャージ動作は行わないようにしている。一方、通常の撮影動作を行うにあたっては、カム領域bを利用して、可動反射ミラー201のアップ・ダウン動作を行うと共に、シャッタ213のチャージ動作を行うようにしている。なお、図4におけるミラーチャージカム353とシャッタチャージカム355の相対的回転位置関係は、互いの基準位置が同じ位置で説明しているが、ミラーチャージレバー351およびシャッタチャーレバー361の配置で互いの基準位置が変化する。
次に、図6を用いて、デジタル一眼レフカメラの電気系を主とする全体構成を説明する。本実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラは、前述したように、交換レンズ100とカメラ本体200は別体で構成されており、両者は通信接点300にて電気的に接続されている。なお、交換レンズ100とカメラ本体200を一体に構成することも可能である。
交換レンズ100の内部には、焦点調節および焦点距離調節用のレンズ101、102と、開口量を調節するための絞り103が配置されている。レンズ101およびレンズ102はレンズ駆動機構107によって駆動され、絞り103は絞り駆動機構109によって駆動されるよう接続されている。レンズ駆動機構107、絞り駆動機構109はそれぞれレンズCPU111に接続されており、このレンズCPU111は通信接点300を介してカメラ本体200に接続されている。レンズCPU111は交換レンズ100内の制御を行うものであり、レンズ駆動機構107を制御してピント合わせや、ズーム駆動を行うとともに、絞り駆動機構109を制御して絞り値制御を行う。
カメラ本体200内には、前述したように可動反射ミラー201、サブミラー203、フォーカシングスクリーン205、ペンタプリズム207が配置されている。可動反射ミラー201はミラー駆動機構219によって駆動されている。ペンタプリズム207の出射側には被写体像観察用の接眼レンズ209が配置され、この脇であって被写体像の観察に邪魔にならない位置に測光センサ211が配置されている。フォーカシングスクリーン205、ペンタプリズム207、接眼レンズ209はファインダ光学系の一部を構成している。
また、上述したように、可動ミラー201の背面にはサブミラー203が設けられており、このサブミラー203の反射方向に合焦センサを含む測距回路217が配置されている。さらに、可動ミラー201の後方には、シャッタ213が配置されており、このシャッタ213はシャッタ駆動機構215によって駆動制御される。また、シャッタ213の後方には撮像素子としてのCCD221が配置されており、レンズ101、102によって結像される被写体像を電気信号に光電変換する。CCD221はCCD駆動回路223に接続され、このCCD駆動回路223によってアナログデジタル変換(AD変換)がなされる。CCD駆動回路223はCCDインターフェース225を介して画像処理回路227に接続されている。この画像処理回路227は色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正といった各種の画像処理を行う。また、液晶モニタ26におけるライブビュー表示用の画像データの生成も行う。
画像処理回路227は、ASIC(Application Specific Integrated
Circuit 特定用途向け集積回路)271内のデータバス261に接続されている。このデータバス261には、画像処理回路227の他、ボディCPU229、圧縮回路231、フラッシュメモリ制御回路233、SDRAM制御回路236、入出力回路239、通信回路241、記録媒体制御回路243、ビデオ信号出力回路247、スイッチ検出回路253が接続されている。
データバス261に接続されているボディCPU229は、このデジタル一眼レフカメラのフローを制御するものである。またデータバス261に接続されている圧縮回路231はSDRAM237に記憶された画像データをJPEGやTIFFで圧縮するための回路である。なお、画像圧縮はJPEGやTIFFに限らず、他の圧縮方法も適用できる。データバス261に接続されているフラッシュメモリ制御回路233は、フラッシュメモリ(Flash Memory)235に接続され、このフラッシュメモリ235は、一眼レフカメラのフローを制御するためのプログラムが記憶されており、ボディCPU229はこのフラッシュメモリ235に記憶されたプログラムに従ってデジタル一眼レフカメラの制御を行う。なお、フラッシュメモリ235は、電気的に書換可能な不揮発性メモリである。SDRAM237は、SDRAM制御回路236を介してデータバス261に接続されており、このSDRAM237は、画像処理回路227によって画像処理された画像データまたは圧縮回路231によって圧縮された画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリである。
上述の測光センサ211、シャッタ駆動機構215、測距回路217およびミラー駆動機構219に接続される入出力回路239は、データバス261を介してボディCPU229等の各回路とデータの入出力を制御する。レンズCPU111と通信接点300を介して接続された通信回路241は、データバス261に接続され、ボディCPU229等とのデータのやりとりや制御命令の通信を行う。データバス261に接続された記録媒体制御回路243は、記録媒体245に接続され、この記録媒体245への画像データ等の記録の制御を行う。記録媒体245は、xDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)またはメモリスティック(登録商標)等の書換え可能な記録媒体のいずれかが装填可能となるように構成され、カメラ本体200に対して着脱自在となっている。その他、通信接点を介してハードディスクを接続可能に構成してもよい。
データバス261に接続されたビデオ信号出力回路247は液晶モニタ駆動回路249を介して液晶モニタ26に接続される。ビデオ信号出力回路247は、SDRAM237、記録媒体245に記憶された画像データを、液晶モニタ26に表示するためのビデオ信号に変換するための回路である。液晶モニタ26はカメラ本体200の背面に配置されるが、撮影者が観察できる位置であれば、背面に限らないし、また液晶に限らず他の表示装置でも構わない。シャッタレリーズ釦の第1ストロークや第2ストロークを検出するスイッチ、再生モードを指示するスイッチ、液晶モニタ26の画面でカーソルの動きを指示するするスイッチ、撮影モードを指示するスイッチ、選択された各モード等を決定するOKスイッチ等の各種スイッチ255は、スイッチ検出回路253を介してデータバス261に接続されている。
次に図7を用いてライブビュー表示のフローを説明する。カメラ本体200の図示しない操作釦の操作によりライブビュー表示に入ると、まず、ライブビューを行うための初期設定を行う(S1)。この初期設定では、CCD221に電源の供給を行い、液晶モニタ26におけるライブビュー表示の明度を適切に保つためにライブビュー表示条件の設定を行ったりするが、可動反射ミラー201のミラーアップ動作やシャッタ213の開放等も行う。後者については、図8を用いて後述する。なお、このライブビュー初期設定の中で、ライブビュー表示が開始される。次に、レリーズ釦21の半押し操作がなされているか、すなわち1Rがオンか否かについて判定する(S3)。判定の結果、オンであった場合にはステップS5に進み、自動焦点調節(AF)のサブルーチンを実行する。このサブルーチンにおいては、液晶モニタ26に被写体像をライブビューしながら、自動焦点調節と測光動作を行うが、詳細については、図9を用いて後述する。
ステップS5における自動焦点調節(AF)が終了すると、続いて、レリーズ釦21の全押し操作がなされたか否か、すなわち2Rがオンか否かについて判定する(S7)。判定の結果、2Rがオンであった場合には、ステップS9に進み、撮影動作を実行する。この撮影動作のサブルーチンについては、図10を用いて後述する。撮影動作が終了すると、ステップS1のライブビューの初期設定に戻り、前述のステップを繰り返す。ステップS7に戻り、2Rがオフであった場合には、ステップS11に進み、1Rがオンか否かの判定を行う。レリーズ釦21が半押しされているが、全押しされていない場合には、ステップS7とステップS11の判定を行う待機状態となる。レリーズ釦21から撮影者の手が離れると、ステップS3に戻り、前述のステップを繰り返す。
ステップS3に戻り、1Rがオフであった場合には、ステップS13に進み、表示モードの切り換え、すなわちライブビューでの被写体像の表示からファインダ光学系での光学的な表示に図示しない操作釦によって切り換えがなされたか否かの判定を行う。表示モードの切換がなされていなかった場合には、ステップS3に戻る。一方、表示モードが切り換えられた場合には、ステップS15において、液晶モニタ26での被写体像のライブビュー表示を停止するために、CCD221の電源停止等の処理を行う。ステップS1のライブビュー初期設定の中でライブビュー表示が開始され、このステップS15においてライブビュー表示が停止されるまでの間、CCD221で繰り返し取得された撮像データに基づいて、液晶モニタ26には連続的にライブビュー表示がなされている。続いて、ステップS17において、シャッタ213と可動反射ミラー201の初期化を行う。これは、ライブビューを行うにあたって、可動反射ミラー201をアップ位置(反射位置)に移動させていたが、光学ファインダで被写体像を観察し、液晶モニタ26には撮影情報を表示させる情報表示モードに戻すための処理である。この初期化にあたっては、前述のミラーチャージカム353とシャッタチャージレバー361が領域aに達するまで、MSモータ301は駆動する。
前述のステップS1のライブビュー初期設定について、図8に示すフローチャートおよび図11に示すタイムチャートを用いて詳述する。ライブビューを行う以前は、ミラーチャージカム353とシャッタチャージカム355は、カム領域aにあり、ライブビューの初期化にあたっては、MSモータ301はライブビューを行うカム領域cまでカムギア357を駆動する。まず、シャッタ幕を保持するためのシャッタマグネットMgに給電し、先幕と後幕を保持する(S21)。このあと、MSモータ301を逆転させ(図11のt1)、カム領域aからカム領域bを経てカム領域cまで、ミラーチャージカム353とシャッタチャージカム355を駆動する(S23)。この間、ミラー駆動レバー341は、図2(D)の位置から図2(E)の位置に向けて移動し、ミラー駆動バネ343のバネ力によって可動反射ミラー201は、アップ(退避)位置にむけて回動する。またシャッタセットレバー213bは、図2(B)の(イ)の位置から(ア)の位置に向けて移動する。c領域に達すると(S25、図11のt2)、MSモータ301の回転を停止する(S27)。これによって、可動反射ミラー201はアップ(退避)位置になり、シャッタセットレバー213bは退避位置となる。
続いて、シャッタ213のシャッタ先幕保持用のマグネットMgの給電をオフして、シャッタ先幕の走行させる(S29)。シャッタ先幕の走行が終了すると(図11のt3)、シャッタ213は全開状態となり、CCD221上に被写体像が結像するので、イメージャとしてのCCD221から画像情報の読み出しを開始する(S31)。この読み出された画像情報に基づいて、液晶モニタ26にライブビュー表示を行う(S33)。ライブビュー表示を行うために、繰り返しCCD221から画像情報の読み出しを行い(例えば30フレーム/秒)、動画として表示する。
次に、ステップS5の自動焦点調節(AF)の動作について、図9に示すフローチャートおよび図11に示すタイムチャートを用いて詳述する。このサブルーチンは、前述したように、レリーズ釦21が半押しされた際に、可動反射ミラー201をダウンさせ、測距と測光を行うものである。まず、液晶モニタ26に表示されているライブビューをフリーズ(固定)する(S41)。これは、可動反射ミラー201がダウンし、CCD221上に被写体像が結像しなくなるため画像情報を取得できず、ライブビューが途切れることに対する対策である。続いて、MSモータ301の逆転を開始すると共に(S43、図11のt11)、CCD221からの読み出しを停止する(S45)。
MSモータ301の逆転では、c領域からd領域を経てe領域まで駆動する。この間、ミラー駆動レバー341は、図2(E)の位置から図2(D)の位置に向けてミラー駆動バネ343をチャージしながら移動し、可動反射ミラー201はミラーダウンバネ345のバネ力によりダウン位置(反射位置)に下降する。またシャッタセットレバー213bは、上述した図2(B)の(ア)の位置でシャッタチャージ未完了のままである。e領域に達すると(S47、図11のt12)、MSモータ301の回転を停止する。これによって、可動反射ミラー201はダウン状態となり、シャッタセットレバー213bは退避位置のまま(シャッタチャージ未完了)である。可動反射ミラー201、サブミラー201を介して測距ユニット218は被写体像を受光して、測距動作を行う(S51)。測距動作によって、撮影レンズ101の焦点ズレ量を検出し、ボディCPU229は合焦させるための駆動量を演算し、レンズCPU111、レンズ駆動機構107を介して自動焦点調節を行う(S53)。また、可動反射ミラー201から導かれた被写体光束の一部を測光素子211は測光し(S51)、この測光値に基づいてボディCPU229はシャッタ速度や絞り値等の露光値を演算する。
自動焦点調節の次にMSモータ301を正転駆動する(S55、図11のt13)。これは今までとは逆に、e領域からd領域を経てc領域に戻る工程である。この間、可動反射ミラー201はダウン位置からアップ位置に戻り、またシャッタセットレバー213bは退避位置のまま(シャッタチャージ未完了)である。c領域に達すると(S57、図11のt14)、MSモータ301の回転を停止する(S59)。この後、ステップS45で停止していたCCD221からの画像情報の読み出しを再開し(S61、図11のt14)、液晶モニタ26にライブビュー表示を行う(S63)。すなわち、液晶モニタ26のフリーズ状態を解除する。なお、可動反射ミラー201が反射位置にある間に測距動作は終了しなければならないが、レンズ駆動動作は、可動反射ミラー201が退避動作を行っている間でも行うことは可能である。そのため、図11において、レンズ駆動(LD)は可動反射ミラー201の退避動作後も続行している。ライブビューの再開後であれば、撮影者は液晶モニタ26を通じてピントが合っていく様子を観察することができる。
次に、ステップS9の撮影動作について、図10に示すフローチャートおよび図11に示すタイムチャートを用いて詳述する。このサブルーチンは、前述したように、ライブビュー中にレリーズ釦21が全押しされた際に、CCD221からの出力に基づいて静止画を取得し、記録媒体245に記録を行うものである。ライブビューはc領域で行っているが、一旦、a領域まで駆動し、シャッタチャージを行った後に再びc領域に駆動し静止画の画像情報を取得している。まず、MSモータ301を正転させ(S71、図11のt21)、c領域からb領域を経てa領域に駆動する。これによって、可動反射ミラー201はミラー駆動レバー341の駆動に伴いダウン状態となり、またシャッタセットレバー213bはシャッタチャージ完了位置(図2(B)の(イ))に移動する。
a領域に達したことを検出すると(S73、図11のt22)、MSモータ301の回転を停止する。続いて、シャッタ先幕および後幕保持用のマグネットMgに給電し、先幕および後幕を保持する(S77)。この後、MSモータ301の逆転駆動を開始する(S79、図11のt23)。この逆転駆動により、a領域からb領域を経てc領域に再び戻る。この過程において、可動反射ミラー201はダウン(反射)位置からアップ(退避)位置に移動し、またシャッタセットレバー213bは退避位置に移動する。c領域に達すると(S81、図11のt24)、MSモータ301の逆転駆動を停止する(S83)。この状態では、可動反射ミラー201は撮影光路から退避しており、シャッタ213は露光可能状態となっているので、露光動作に移る(S85)。まず、シャッタ先幕を保持しているマグネットMgの通電を停止し、シャッタ先幕の走行を開始させる(図11のt25)。予め演算されたシャッタ速度に対応した時間が経過したら、シャッタ後幕の走行を開始させる(図11のt26)。シャッタ後幕の走行開始後、後幕が終了する時間が経過したら、MSモータ301を正転駆動させ(S87)、c領域からb領域を経てa領域に移行させる。この間、可動反射ミラー201はダウン位置に駆動され、シャッタ213はシャッタチャージが行われる。a領域であることを検出したら(S89)、MSモータ301の正転駆動を停止する(S91)。また、MSモータ301の正転駆動中に並行して、CCD221から静止画の画像情報の読み出しを行い(S93)、液晶モニタ26に所定時間、表示を行う。MSモータ停止(S91)後、ステップ1のライブビュー初期設定を実行し、a領域からc領域に戻り、ライブビューを再開する。
以上の如く、本発明の第1実施形態におけるライブビューモードにおいて、レリーズ釦21の半押し操作に応じて、自動焦点調節動作を行う場合には(S5)、可動反射ミラー201を撮影光路中に介挿し観察位置とすることによって、測距ユニット218を動作状態とし、自動焦点調節動作を実行することができる。また、並行して測光素子211も動作可能状態となり、測光を行うことができる。またこれらの動作を行うにあたって、可動反射ミラー201は駆動されるのに対して、シャッタ213はなんら駆動されることはない。このようにライブビューにおいては、不要なシャッタチャージがなされないことから、駆動源の負荷が軽くなり、タイムラグやエネルギロスを少なくすることができる。図5からも分かるように、シャッタ213のチャージと可動反射ミラー201の駆動を同時に行うb領域においては、そのカム勾配は緩く、その結果、駆動に時間がかかっているがエネルギロスを少なくできる。これに対して、ライブビューにおいて可動反射ミラー201の駆動しか行わないd領域は、カム勾配を急にすることができ、その結果、駆動に時間がかからずタイムラグを少なくすることができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図12を用いて説明する。本発明の第1実施形態では、レリーズ釦21の半押しで自動焦点調節を1回行う、所謂、シングルAFを行っていたが、第2実施形態では、シングルAFに加えて、連続的に自動焦点調節を行うコンティニュアスAFを行う例である。この第2実施形態は、第1実施形態と図7に示すライブビュー表示モードのフローの一部が異なるほかは、第1実施形態と同じであるので、相違点を中心に説明する。
図12に示すライブビュー表示モードにおいて、図7のフローと同じステップについては、同一のステップ番号を付与し、説明は省略する。ステップS1のライブビュー初期設定が終わると、図示しないAFモード設定部材によって設定されているAFモードの判定を行う。本実施形態においては、AFモードとしては、シングルAFモードとコンティニュアスAFモードの2つのモードのみが設定可能となっているので、ステップS101において、シングルAFと判定した場合には、ステップS3に進み、シングルAFモードで処理する。このシングルAFモードは第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
ステップS101でシングルAFモードではない、すなわちコンティニュアスAFモードであると判定された場合には、ステップS103に進み、レリーズ釦21が半押しされているか、すなわち1Rがオンかの判定を行う。1Rがオフであった場合には、ステップS101に戻り、レリーズ釦21が半押しされるまで待機状態となる。一方、1Rがオンとなると、ステップS105に進み、図9で説明した自動焦点調節(AF)のサブルーチンを実行する。つまり、可動反射ミラー201を退避位置から観察位置に回動させ、この状態で測距回路217の出力に基づいて撮影レンズ101を合焦位置に駆動する。このAF動作が終了すると、次に、1Rがオンか否かの判定を行い、レリーズ釦21から手が離れた場合にはステップS101に戻り、前述のステップを繰り返す。一方、レリーズ釦21の半押し状態が続いていた場合には、レリーズ釦21が全押しされたか、すなわち2Rがオンかを判定し、2Rがオンであった場合にはステップS9に移行し、第1実施形態と同様に撮影動作を実行する。一方、2Rがオフであった場合には、ステップS111に進み、タイマが所定時間経過したかを判定し、所定時間経過していない場合には、タイマをリセットし、スタートさせる。コンティニュアスAFモードは、所定時間間隔でシングルAFを繰り返し行うモードであり、この所定時間をステップS111とS113によって計時している。
ライブビューモードを実行している最中にAFモードがコンティニュアスAFモードからシングルAFモードに変更すると、ステップS101においてステップS3に移行し、またシングルAFモードからコンティニュアスAFモードに変更すると、ステップS101においてステップS103に移行して、それぞれAFモードの変更が行われる。
以上の如く、第2実施形態においては、ライブビューを行っている場合、シングルAFモードが設定されている場合には、レリーズ釦21の半押しに応答して、可動反射ミラー201が退避位置から反射位置に移動することによって自動焦点調節を可能とし、またコンティニュアスAFモードが設定されている場合には、レリーズ釦21が半押しされている間、所定時間間隔で可動反射ミラー201が反射位置に移動して自動焦点調節を行っている。
本発明の第1及び第2実施形態においては、ライブビューを行っているときに、自動焦点調節を行う場合には、可動反射ミラー201を観察位置に移動させ、測距回路217を動作可能としているので、ライブビューモードであっても自動焦点調節を行うことができ、大変便利である。
また、第1及び第2実施形態においては、ライブビューモードの際にの可動反射ミラー201の駆動にあたって、シャッタチャージ動作を切り離して行うことができるので、負荷を軽くすることができ、タイムラグを短くすることができる。
さらに、ミラーチャージカム353及びシャッタチャージカム355の正転と逆転を上手く利用して、通常の撮影の場合はミラーチャージとシャッタチャージを行い、ライブビューの場合はミラーチャージのみを行うようにしたので、簡単な構成でかつ小型化することができる。
なお、本発明の第1及び第2実施形態では、ミラーチャージカム351とシャッタチャージカム355の2つのカムを採用していたが、これに限らず、例えば、1つのカムで領域をミラーチャージ用とシャッタチャージ用に分けるようにしても良い。また、上記カムの正転と逆転を利用して、ライブビューへの移行とライブビュー時のAFの切換えを行っていたが、遊星歯車等を利用して切り換えるようにしても良い。いずれにしても、ライブビューへの移行時には可動反射ミラー201の駆動とシャッタチャージを行い、ライブビュー時のAF動作の際には、可動反射ミラー201の駆動機構のみを動作させ、シャッタチャージを行わないようにすれば良い。
また、第1及び第2実施形態では、撮像素子はCCD221の一つであったが、複数の撮像素子の出力を切り換えてライブビュー表示するようなカメラであっても適用できることは勿論である。
また、第1及び第2実施形態では、可動反射ミラー201はファインダ光学系と撮像素子に光路を切り換えていたが、これに限らず、例えば、画像記録用の撮像素子と被写体像観察用の撮像素子とに切り換えるように構成しても勿論、本発明を適用することができる。
さらに、本実施形態では、可動反射ミラー201はミラーアップ時にミラーチャージを行っていたが、逆にミラーダウン時にミラーチャージを行うようにしても良い。
さらに、第1及び第2実施形態では、AF時に可動反射ミラー201がダウンした状態で測距動作を行うようにしていたが、これに限らず、測距動作と撮影レンズの合焦動作の両方をミラーダウン状態で行うようにしても良い。
以上述べたように、第1及び第2の実施形態では、撮影レンズ101からの光束を反射して観察光学系に導く観察位置(ダウン位置)と、撮影レンズ101からの光束通過域から退避する退避位置へと移動する退避位置(アップ位置)とに、MSモータ301の回転により移動可能な可動反射ミラー201と、被写体に撮影レンズ101を合焦させるための合焦用センサ(測距回路217の内部)と、可動反射ミラー201に連動して、可動反射ミラー201が観察位置(ダウン位置)にあるとき撮影レンズ101からの光束を合焦用センサ(測距回路217の内部)へ導く合焦用反射ミラー(サブミラー203)と、合焦センサの出力に基づいて、撮影レンズを合焦位置に駆動する自動焦点調節手段(例えば、ボディCPU229、レンズCPU111、レンズ駆動機構107)と、可動反射ミラー201の後方に配置され、撮影レンズ101からの被写体光束を受けて撮像する撮像素子(CCD221)と、可動反射ミラー201と撮像素子の間に配置されたシャッタと、画像表示手段(例えば、液晶モニタ26)に撮像素子(CCD221)による動画の表示を行いながら、撮影レンズ101の合焦を行うときは、自動焦点調節手段を作動させると共に、可動反射ミラー201を退避位置(アップ位置)に駆動し、シャッタ213のチャージは行わずに可動反射ミラー203を観察位置(ダウン位置)に駆動する駆動手段を備えたので、ライブビュー時の測距動作にあたって、シャッタチャージと可動反射ミラーの駆動の両方という大きな負荷を駆動することがなく、タイムラグやエネルギロスを少なくなるようにしたライブビュー可能なカメラを提供することができる。
また、第1及び第2の実施形態では、正逆回転可能なMSモータ301と、撮影レンズ101の結像を観察する観察光学系(ファインダ光学系)と、撮影レンズ101からの光束を反射して観察光学系に導く観察位置(ダウン位置)と、撮影レンズからの光束通過域から退避する退避位置(アップ位置)とに、MSモータ301の回転により移動可能な可動反射ミラー201と、被写体に撮影レンズを合焦させるための合焦用センサ(測距回路217の内部)と、可動反射ミラー201に連動して、可動反射ミラーが観察位置(ダウン位置)にあるとき撮影レンズ101からの光束を合焦用センサへ導く合焦用反射ミラー(サブミラー203)と、可動反射ミラー201の後方に配置され、可動反射ミラー201が退避位置(アップ位置)にあるとき撮影レンズ101からの被写体光束を受けて撮像する撮像素子(CCD221)と、撮像素子(CCD221)による被写体の画像を動画として表示するための画像表示手段(例えば、液晶モニタ26)と、撮影レンズ101を被写体に対し合焦開始させるための合焦開始手段(例えば、レリーズ釦21の1R)と、MSモータ301の回転によりチャージされ、可動反射ミラー201と撮像素子との間に配置され、MSモータ301の回転によりチャージされるシャッタ213と、可動反射ミラー201を観察位置(ダウン位置)に位置させる第1のカム部(a領域)と、この第1のカム部に連続して可動反射ミラー201を退避位置(アップ位置)に位置させる第2のカム部(c領域)と、さらにこの第2のカム部に連続して可動反射ミラーを観察位置(ダウン位置)に駆動する第3のカム部(e領域)を有したミラー駆動カム(ミラーチャージカム353)と、第1のカム部(a領域)に同期してシャッタをチャージするシャッタチャージカム部(b領域)と、上記第2のカム部及び上記第3のカム部に同期してシャッタをチャージしない非チャージカム部(d領域)とを有したシャッタチャージカム355と、撮像素子による静止画の撮像を行うときは、MSモータ301を正逆回転させて、ミラー駆動カム(ミラーチャージカム353)の第1のカム部と第2のカム部の間を往復動させ、可動反射ミラー201を観察位置と退避位置との間の移動を行い、これに同期してシャッタチャージカム355のシャッタチャージカム部と非チャージカム部との間を往復動させ、シャッタ213のチャージを繰り返し、画像表示手段に撮像素子による動画の表示を行いながら、撮影レンズの合焦を行うときは、合焦開始手段の出力に応答して、MSモータを正逆回転させて、ミラー駆動カムの第2のカム部と第3のカム部の往復動をさせ、可動反射ミラー201を観察位置と退避位置との間の移動を行い、これに同期してシャッタチャージカムの非チャージカム部の往復動を行い、シャッタ213のチャージは行わない制御を行う制御手段を備えたので、ライブビュー時の測距動作にあたって、シャッタチャージと可動反射ミラーの駆動の両方という大きな負荷を駆動することがなく、タイムラグやエネルギロスを少なくすることができ、特にカム部を使用することにより、小型で安価にすることができる。
さらに、第1及び第2実施形態では、撮影レンズ101の撮影光路上の第1の位置(ダウン位置)と、この撮影光路上から退避した第2の位置(アップ位置)とに移動可能な可動反射ミラー201と、撮影レンズ101の撮影光路上に配置され、撮影レンズによって結像される被写体像を受光し、光電変換信号を出力する撮像素子(CCD221)と、この撮像素子と可動反射ミラーとの間に配置され、撮像素子上による上記被写体像の露光時間を制御するためのシャッタ213と、光電変換信号に基づいて被写体像をライブビュー表示するための表示装置(液晶モニタ26)と、ライブビュー表示を行うにあたって、可動反射ミラー201を第2の位置(アップ位置)に駆動すると共にシャッタ213を開放状態に駆動し(S1)、ライブビュー表示において測距動作を行う場合には(S5)、上記シャッタのチャージ動作は行わず、可動反射ミラーを第2の位置から第1の位置に移動させる(S43)駆動制御手段(ボディCPU229)を備えたので、測距動作時には可動反射ミラーの駆動しか行わず、負荷を軽減できると共に、タイムラグやエネルギロスを少なくすることができる。
本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの内部機構の概略構成を示すブロック図であり、(A)は撮影レンズの光軸方向に沿った内部構成を、(B)はカメラ本体200の正面方向からみた内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラのシャッタと可動反射ミラーを示す図であって、(A)はシャッタの斜視図であり、(B)はシャッタの正面図、(C)は可動反射ミラーの斜視図、(D)は可動反射ミラーのミラーダウン状態を示し、(E)は可動反射ミラーのミラーアップ状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラのシャッタ・ミラー駆動ユニットの部分詳細図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラのカムの領域を示す図であって、(A)はミラーチャージカム、(B)はシャッタチャージカムのカム領域をそれぞれ示す図である。 本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラのカム領域の展開図である。 本発明の第1実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの主として電気系の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態におけるデジタル一眼レフカメラのライブビュー表示のフローチャートである。 本発明の第1実施形態におけるデジタル一眼レフカメラのライブビュー初期設定のフローチャートである。 本発明の第1実施形態におけるデジタル一眼レフカメラの自動焦点調節動作のフローチャートである。 本発明の第1実施形態におけるデジタル一眼レフカメラの撮影動作のフローチャートである。 本発明の第1実施形態におけるデジタル一眼レフカメラのライブビュー表示におけるタイムチャートである。 本発明の第2実施形態におけるデジタル一眼レフカメラのライブビュー表示のフローチャートである。
符号の説明
21 レリーズ釦
26 液晶モニタ
33 ファインダ
100 レンズ鏡筒
200 カメラ本体
201 可動反射ミラー
203 サブミラー
213 フォーカルプレーンシャッタ
213b シャッタセットレバー
221 CCD
229 ボディCPU
279 ファインダ内CCD
227 画像処理回路
285 CCD切換回路
301 MSモータ
303 シャッタ・ミラー駆動ユニット
341 ミラー駆動レバー
353 ミラーチャージカム
355 シャッタチャージカム
357 カムギア
361 シャッタチャージレバー

Claims (14)

  1. ライブビュー可能なカメラにおいて、
    撮影レンズからの光束を反射して観察光学系に導く観察位置と、上記撮影レンズからの光束通過域から退避する退避位置へと移動する退避位置とに、モータの回転により移動可能な可動反射ミラーと、
    上記可動反射ミラーの後方に配置され、上記可動反射ミラーが上記退避位置にあるとき上記撮影レンズからの被写体光束を受けて撮像する撮像素子と、
    上記撮像素子による被写体の画像を動画として表示するための画像表示手段と、
    被写体に上記撮影レンズを合焦させるための合焦用センサと、
    上記可動反射ミラーに連動して、上記可動反射ミラーが上記観察位置にあるとき上記撮影レンズからの光束を上記合焦用センサへ導く合焦用反射ミラーと、
    上記合焦センサの出力に基づいて、上記撮影レンズを合焦位置に駆動する自動焦点調節手段と、
    上記可動反射ミラーの後方に配置され、上記撮影レンズからの被写体光束を受けて撮像する撮像素子と、
    上記可動反射ミラーと上記撮像素子の間に配置されたシャッタと、
    上記画像表示手段に上記撮像素子による動画の表示を行いながら、上記撮影レンズの合焦を行うときは、上記自動焦点調節手段を作動させると共に、上記可動反射ミラーを上記退避位置に駆動し、上記シャッタのチャージは行わずに上記可動反射ミラーを上記観察位置に駆動する駆動手段と、
    を有することを特徴とするライブビュー可能なカメラ。
  2. さらに、上記撮影レンズを被写体に対し合焦開始させるための合焦開始手段を有し、上記駆動手段は、この合焦開始手段による上記合焦開始の指示に応じて、上記シャッタのチャージは行わずに上記可動反射ミラーを上記観察位置に駆動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のライブビュー可能なカメラ。
  3. 上記駆動手段は、所定時間間隔ごとに、上記シャッタのチャージは行わずに上記可動反射ミラーを上記観察位置に駆動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のライブビュー可能なカメラ。
  4. 上記ミラー駆動カムとシャッタチャージカムは一体に回転するカム部材からなることを特徴とする請求項1に記載のライブビュー可能なカメラ。
  5. ライブビュー可能なカメラにおいて、
    正逆回転可能なモータと、
    撮影レンズの結像を観察する観察光学系と、
    上記撮影レンズからの光束を反射して観察光学系に導く観察位置と、撮影レンズからの光束通過域から退避する退避位置とに、上記モータの回転により移動可能な可動反射ミラーと、
    被写体に上記撮影レンズを合焦させるための合焦用センサと、
    上記可動反射ミラーに連動して、上記可動反射ミラーが上記観察位置にあるとき撮影レンズからの光束を上記合焦用センサへ導く合焦用反射ミラーと、
    上記可動反射ミラーの後方に配置され、上記可動反射ミラーが上記退避位置にあるとき上記撮影レンズからの被写体光束を受けて撮像する撮像素子と、
    上記撮像素子による被写体の画像を動画として表示するための画像表示手段と、
    上記撮影レンズを被写体に対し合焦開始させるための合焦開始手段と、
    上記可動反射ミラーと上記撮像素子との間に配置され、上記モータの回転によりチャージされるシャッタと、
    上記可動反射ミラーを上記観察位置に位置させる第1のカム部と、この第1のカム部に連続して上記可動反射ミラーを上記退避位置に位置させる第2のカム部と、さらにこの第2のカム部に連続して上記可動反射ミラーを観察位置に駆動する第3のカム部を有したミラー駆動カムと、
    上記第1のカム部に同期してシャッタをチャージするシャッタチャージカム部と、上記第2のカム部及び上記第3のカム部に同期してシャッタをチャージしない非チャージカム部とを有したシャッタチャージカムと、
    上記撮像素子による静止画の撮像を行うときは、上記モータを正逆回転させて上記ミラー駆動カムの第1のカム部と第2のカム部の間を往復動させ上記可動反射ミラーを上記観察位置と上記退避位置との間の移動を行い、これに同期してシャッタチャージカムのシャッタチャージカム部と非チャージカム部との間を往復動させ上記シャッタのチャージを行い、上記画像表示手段に上記撮像素子による動画の表示を行いながら上記撮影レンズの合焦を行うときは、上記合焦開始手段の出力に応答して上記モータを正逆回転させて上記ミラー駆動カムの第2のカム部と第3のカム部の往復動をさせ上記可動反射ミラーを上記観察位置と上記退避位置との間の移動を行い、これに同期してシャッタチャージカムの非チャージカム部の往復動を行い、上記シャッタのチャージは行わない制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とするライブビュー可能なカメラ。
  6. 上記ミラー駆動カムとシャッタチャージカムは一体に回転するカム部材からなることを特徴とする請求項1に記載のライブビュー可能なカメラ。
  7. 撮影レンズの撮影光路上の第1の位置と、この撮影光路上から退避した第2の位置とに移動可能な可動反射ミラーと、
    上記撮影レンズの上記撮影光路上に配置され、上記撮影レンズによって結像される被写体像を受光し、光電変換信号を出力する撮像素子と、
    この撮像素子と上記可動反射ミラーとの間に配置され、上記撮像素子上による上記被写体像の露光時間を制御するためのシャッタと、
    上記光電変換信号に基づいて上記被写体像をライブビュー表示するための表示装置と、
    上記ライブビュー表示を行うにあたって、上記可動反射ミラーを上記第2の位置に駆動すると共に上記シャッタを開放状態に駆動し、上記ライブビュー表示において測距動作を行う場合には、上記シャッタのチャージ動作は行わず、上記可動反射ミラーを上記第2の位置から上記第1の位置に移動させる駆動制御手段と、
    を具備したことを特徴とするライブビュー可能なカメラ。
  8. 上記可動反射ミラーは、上記第1の位置と上記第2の位置とに上記可動反射ミラーを駆動する反射ミラー駆動機構を有し、上記シャッタは、シャッタチャージを行うためのシャッタチャージ機構を有しており、上記駆動制御手段は、上記測距動作を行なう場合には、上記シャッタチャージ機構を駆動せず、上記反射ミラー駆動機構のみを駆動することを特徴とする請求項7に記載のライブビュー可能なカメラ。
  9. 上記駆動制御手段は、上記測距動作の終了後には、反射ミラー駆動機構のみを駆動して上記可動反射ミラーを上記第2の位置に戻し、上記ライブビュー表示を再開することを特徴とする請求項8に記載のライブビュー可能なカメラ。
  10. 上記駆動制御手段は、上記測距動作の終了後に、反射ミラー駆動機構を駆動して上記反射ミラーを上記第2の位置に戻すと共に、撮影レンズを合焦位置に向けて駆動することを特徴とする請求項8に記載のライブビュー可能なカメラ。
  11. 撮像素子によって繰り返し取得した画像を表示装置に動画像としてライブビュー表示可能なカメラにおいて、
    撮影光路上に配置された可動反射ミラーを駆動する反射ミラー駆動機構と、
    上記撮像素子への露光時間を制御するためのシャッタのチャージを行うシャッタチャージ機構と、
    単一の駆動源と、
    上記反射ミラー駆動機構および上記シャッタチャージ機構に対して、上記駆動源による駆動力の伝達を、上記両機構または上記反射ミラー駆動機構のみに切り換える駆動力伝達切換機構と、
    ライブビュー表示への切換時には、上記反射ミラー駆動機構および上記シャッタチャージ機構の両方に駆動力伝達切換機構によって駆動力を伝達し、ライブビュー表示の際の自動焦点調節時には、上記反射ミラー駆動機構にのみ駆動力伝達切換機構によって駆動力を伝達する駆動制御手段と、
    を具備したことを特徴とするライブビュー可能なカメラ。
  12. ライブビュー可能なカメラにおいて、
    正逆回転可能なモータと、
    撮影レンズからの光束中に進入して該光束を反射する反射位置と撮影レンズからの光束通過域から退避する退避位置とに駆動される可動反射ミラーと、
    この可動反射ミラーの公報に配置されたシャッタと、
    上記モータの正逆回転により上記シャッタのチャージと上記可動反射ミラーの駆動の2つを行う第1の駆動部分と、上記モータの正逆回転により上記可動反射ミラーの駆動のみを行う第2の駆動部分とを有するカム部材と、
    上記カム部材の上記第1の駆動部分と上記第2の駆動部分の一方を、上記モータを回転させて選択し上記カム部材を駆動制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とするライブビュー可能なカメラ。
  13. ライブビュー可能なカメラにおいて、
    正逆回転可能なモータと、
    撮影レンズからの光束中に進入して該光束を反射する反射位置と撮影レンズからの光束通過域から退避する退避位置とに駆動される可動反射ミラーと、
    この可動反射ミラーの後方に配置され、上記可動反射ミラーが上記退避位置にあるとき上記撮影レンズからの被写体光束を受けて撮像する撮像素子と、
    上記撮像素子による被写体の画像を動画として表示するための画像表示手段と、
    上記モータの回転によりチャージされ、上記可動反射ミラーと上記撮像素子との間に配置され、上記モータの回転によりチャージされるシャッタと、
    上記可動反射ミラーを上記反射位置に位置させる第1のカム部とこの第1のカム部に連続して上記可動反射ミラーを上記退避位置に位置させる第2のカム部とさらにこの第2のカム部に連続して上記可動反射ミラーを反射位置に駆動する第3のカム部を有したミラー駆動カムと、
    上記第1のカム部に同期してシャッタをチャージするシャッタチャージカム部と上記第2のカム部及び上記第3のカム部に同期してシャッタをチャージしない非チャージカム部とを有したシャッタチャージカムと、
    上記撮像素子による静止画の撮像を行うときは、上記モータを正逆回転させて上記ミラー駆動カムの第1のカム部と第2のカム部の間を往復動させ、上記可動反射ミラーを上記反射位置と上記退避位置との間を行いこれに同期して上記シャッタチャージカムのシャッタチャージカム部と非チャージカム部との間を往復動させ、上記シャッタのチャージを繰り返し、上記画像表示手段に上記撮像素子による動画の表示を行うときは、上記モータを正逆回転させて、上記ミラー駆動カムの第2のカム部と第3のカム部の間を往復動させ、上記可動反射ミラーを上記反射位置と上記退避位置との間の移動を行い、これに同期してシャッタチャージカムの非チャージカム部の往復動を行い、上記シャッタのチャージは行い制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とするライブビュー可能なカメラ。
  14. 上記請求項12又は13に記載のライブビュー可能なカメラにおいて、
    上記ミラー駆動カムと上記シャッタチャージカムとは一体的に回転するカム部材からなることを特徴とする。
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