JP2007310219A - ライブビュー可能なカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】ライブビュー表示を行っている際に自動焦点調節(AF)を行う場合に、高速AF動作を行うことのできるライブビュー可能なカメラを提供することを目的とする。
【解決手段】ノーマルオープンタイプのシャッタ213をチャージ完了のまま保持すると共に可動反射ミラー203を反射位置に保持するスタンバイ領域(カム領域b)と、シャッタ213をチャージ完了のまま保持すると共に可動反射ミラー203を反射位置から退避位置に駆動するリバースチャージ領域(カム領域c)と、シャッタ213をチャージ完了のまま保持すると共に可動反射ミラー201を退避位置に保持するライブビュー領域(カム領域d)とからなるカム面を有するカム部材を有し、上記スタンバイ領域と上記ライブビュー領域の間はモータの正逆回転により往復動を可能にさせ、測距または測光を高速に行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ライブビュー表示機能を有するカメラに関し、詳しくは、撮像素子で繰り返し取得した画像を表示装置に動画像として表示する所謂ライブビュー表示機能(スルー画表示機能、電子ファインダ機能とも言う)を有するカメラに関する。
従来のカメラにおいては、被写体像の観察は、光学式ファインダにより行っていたが、最近のコンパクトデジタルカメラは、光学式ファインダと共に、またはファインダ光学系を廃止し、撮像素子で取得した画像を連続的に液晶モニタ等の表示装置に表示するいわゆるライブビュー表示機能を有したものが多くなってきている。
このようなライブビュー表示機能は、例えば、パララックスが生じないためマクロ撮影時等に有効であり、このためデジタル一眼レフカメラに搭載した例も種々提案されている。例えば、光学ファインダ表示モードと電子ファインダ表示モードを選択可能とし、電子ファインダ表示モードが選択されたときには、可動ミラーを撮影光路から退避させるとともにフォーカルプレーンシャッタを全開状態にして被写体像を撮像素子に導き、それによって得られた被写体像を連続的に外部に配置された液晶モニタに表示するようにしたライブビュー可能なデジタル一眼レフカメラが提案されている(特許文献1)。
特開2002−369042号公報
ところで、ライブビュー表示を行っている際に、自動焦点調節(AF)を行うには可動ミラーを反射位置にダウンさせ、この状態で可動ミラーに設けられているサブミラーを介して被写体光束を用いてTTL位相差AFを行う必要があった。このため可動ミラーのダウン動作とシャッタの再チャージ動作が必要となり時間を要し、ライブビューにおける高速AFができなかった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、ライブビュー表示状態において高速AF動作を行うことのできるライブビュー可能なカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、撮像素子と、 被写体光束を反射する反射位置とこの被写体光束中から退避した退避位置とに移動する反射ミラーと、この反射ミラーと上記撮像素子との間に配置され、チャージされたことにより一対のシャッタ幕を走行可能とし、チャージ完了状態でシャッタ幕開放状態であるシャッタと、上記撮像素子上に結像した像を表示する表示手段と、上記反射ミラーの駆動を行うカム部材であって、上記反射ミラーを上記反射位置に位置させる第1の領域と、これに連続して上記反射ミラーを上記反射位置から上記退避位置へと駆動する第2の領域と、これに連続して上記反射ミラーを上記退避位置に位置させる第3の領域とからなり、上記第1の領域と上記第3の領域は上記第2の領域を介して往復動可能なミラーカム手段と、 上記シャッタのチャージを行うカム部材であって、上記第1、第2および第3の領域にそれぞれ対応してシャッタチャージ状態を保持する第4、第5および第6の領域とからなるシャッタカム手段と、通常の撮影準備状態では上記ミラーカム手段の第1の領域により上記反射ミラーを反射位置に位置させ、これに同期して上記シャッタカム手段の第4の領域により上記シャッタを上記チャージ完了に位置させ撮影待機し、上記撮像素子上に結像した像を上記表示手段に表示させライブビューを可能とする撮影準備状態では上記ミラーカム手段の第3の領域により上記反射ミラーを上記退避位置に位置させ、これに同期して上記シャッタカム手段の第6の領域により上記シャッタをチャージ完了状態に位置させシャッタ幕を開放状態に制御し、上記通常の撮影準備状態と上記ライブビューを可能とする撮影準備状態の切換は、上記第2および第5の領域を可逆的に通過することにより両状態の切換制御を行う制御手段を具備する。
第2の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第1の発明において、上記ミラーカム手段は、上記第1の領域の手前に上記反射ミラーを上記退避位置から上記反射位置に駆動させる第7の領域をさらに有し、上記シャッタカム手段は、上記第4の領域の手前に上記シャッタのシャッタチャージを行うための第8の領域をさらに具備する。
また、第3の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第1の発明において、上記ミラーカム手段は、上記第3の領域に連続して上記反射ミラーの退避位置を保つ第9の領域をさらに有し、上記シャッタカム手段は、上記第6の領域に連続して上記シャッタをチャージ完了に保つと共に露光制御可能とする第10の領域をさらに有する。
さらに、第4の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第1の発明において、上記シャッタカム手段は、上記第6の領域と第10の領域の間に、上記シャッタの先幕を開放状態から閉鎖状態にするためのカム面を有する。
さらに、第5の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第1の発明において、上記制御手段は、上記ライブビューを可能とする撮影準備状態から測距動作を行う場合には、上記通常の撮影準備状態に切換制御を行い、上記通常の撮影準備状態での上記測距動作終了後に、上記ライブビューを可能とする撮影準備状態に復帰させる。
上記目的を達成するため第6の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、撮像素子と、 被写体光束を反射する反射位置とこの被写体光束中から退避した退避位置とに移動する反射ミラーと、この反射ミラーと上記撮像素子との間に配置され、チャージされたことにより一対のシャッタ幕を走行可能とし、チャージ完了状態でシャッタ幕開放状態であるシャッタと、上記撮像素子上に結像した像を表示する表示手段と、上記シャッタのチャージおよび上記反射ミラーの駆動を行うカム部材であって、上記反射ミラーを上記反射位置に位置させる第1の領域と、これに連続して上記反射ミラーを上記反射位置から上記退避位置へと駆動する第2の領域と、これに連続して上記反射ミラーを上記退避位置に位置させる第3の領域と、上記第1、第2および第3の領域にそれぞれ対応してシャッタチャージ状態を保持する第4、第5および第6の領域とからなり、上記第1の領域と上記第3の領域は上記第2の領域を介して往復動可能なカム部材と、通常の撮影準備状態では上記カム部材の第1の領域により上記反射ミラーを反射位置に位置させ上記第4の領域により上記シャッタを上記チャージ完了状態に位置させ撮影待機し、上記撮像素子上に結像した像を上記表示手段に表示させ上記ライブビューを可能とする撮影準備状態では上記カム部材の第3の領域により上記反射ミラーを上記退避位置に位置させ上記カム部材の第6の領域により上記シャッタをチャージ完了状態に位置させ上記シャッタ幕を開放状態に制御し、上記第2および第5の領域を介して上記通常の撮影準備状態と上記ライブビューを可能とする撮影準備状態を可逆的に切換制御する制御手段を具備する。
第7の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第6の発明において、上記カム部材の上記シャッタカム部分と上記ミラーカム部分とは、別体のカムで構成する。
また、第8の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第7の発明において、上記シャッタカム部分とミラーカム部分は、さらに一体に回転する。
上記目的を達成するため第9の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、モータと、 撮影レンズからの光束中に進入して該光束を反射する反射位置と撮影レンズからの光束通過域から退避する退避位置とに駆動される可動反射ミラーと、この可動反射ミラーの後方に配置されたノーマルオープンタイプのシャッタと、上記モータの回転により上記シャッタと上記可動反射ミラーのチャージ動作を行うチャージ領域と、上記シャッタをチャージ完了のまま保持すると共に上記可動反射ミラーを上記反射位置に保持するスタンバイ領域と、上記シャッタをチャージ完了のまま保持すると共に上記可動反射ミラーを上記退避位置に保持するライブビュー領域と、上記シャッタのシャッタ幕の走行を可能とすると共に、上記可動反射ミラーを上記退避位置に保持する撮影領域と、上記ライブビュー領域と上記撮影領域の間に連続的に設けられ、両領域を可逆的に往復可能なリバースチャージ領域とからなるカム面を有するカム部材と、カメラのモードに応じて、上記モータを回転させて上記カム部材の各領域を選択するように駆動制御する制御手段を具備する。
第10の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第9の発明において、上記制御手段は、撮像素子の出力に基づいて表示手段に被写体像を表示するライブビューを行う際には、上記ライブビュー領域に上記カム部材を駆動する。
また、第11の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第9の発明において、上記制御手段は、上記ライブビューの際に測距または測光を行う場合には、上記ライブビュー領域から上記スタンバイ領域に上記カム部材を駆動する。
さらに、第12の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第9の発明において、上記制御手段は、通常モードにおける撮影状態においては、上記スタンバイ領域から上記撮影領域に上記カム部材を駆動制御し、ライブビューにおける撮影状態においては、上記ライブビュー領域から上記撮影領域に上記カム部材を駆動制御する。
さらに、第13の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第9の発明において、上記シャッタは、上記ライブビュー領域と上記撮影領域の間のカム面によって、シャッタ先幕を一旦閉じ状態になる。
さらに、第14の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第9の発明において、上記シャッタは、上記チャージ領域においてシャッタチャージされた後、上記撮影領域においてシャッタ走行するまでシャッタチャージが保持され続ける。
上記目的を達成するため第15の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、撮影レンズの撮影光路上の反射位置と、この撮影光路上から退避した退避位置とに移動可能な可動反射ミラーと、上記撮影レンズの上記撮影光路上に配置され、上記撮影レンズによって結像される被写体像を受光し、光電変換信号を出力する撮像素子と、この撮像素子と上記可動反射ミラーとの間に配置され、撮影時には上記撮像素子上による上記被写体像の露光時間を制御するためのシャッタと、上記光電変換信号に基づいて上記被写体像をライブビュー表示するための表示装置と、上記ライブビュー表示を行うにあたって、上記シャッタを開放状態に保つと共に、上記可動反射ミラーを上記退避位置に駆動し、非ライブビュー表示を行うにあたって、上記可動反射ミラーを反射位置に駆動し、上記ライブビュー表示を行っている際に測距または測光を行う場合には、上記可動反射ミラーを上記反射位置に駆動し、上記測距または測光の終了後には、上記可動反射ミラーを上記退避位置に駆動する駆動制御手段を具備する。
また、第16の発明に係わるライブビュー可能なカメラは、上記第15の発明において、上記駆動制御手段は、上記測距または測光を行う間、上記表示装置におけるライブビュー表示を固定する。
本発明のライブビュー可能なカメラは、ライブビュー表示を行うにあたって、シャッタをチャージ完了状態で開放状態に保つと共に、可動反射ミラーを退避位置に駆動し、ライブビュー表示を行っている際に測距または測光を行う場合には、シャッタを開放状態に保つと共に可動反射ミラーを反射位置に可逆的に駆動するようにしたので、ライブビュー表示状態において高速AF動作を行うことのできるライブビュー可能なカメラを提供することができる。
以下、図面に従って本発明を適用したデジタル一眼レフカメラを用いて好ましい一実施形態について説明する。図1は、一実施形態に係わるデジタル一眼レフレックスカメラの内部機構の概略構成を示すブロック図であり、(A)は撮影レンズの光軸方向に沿った内部構成ブロック図、(B)はカメラ本体200の正面方向からみた内部構成ブロック図である。
カメラ本体200の上面にはレリーズ釦21が配置されている。このレリーズ釦21は、撮影者が半押しするとオンする第1レリーズスイッチと、全押しするとオンする第2レリーズスイッチを有している。この第1レリーズスイッチ(以下、1Rと称する)のオンによりカメラは焦点検出、撮影レンズのピントあわせ、被写体輝度の測光等の撮影準備動作を行い、第2レリーズスイッチ(以下、2Rと称する)のオンにより撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Devices)221(図6参照)の出力に基づいて被写体像の画像データの取り込みを行う撮影動作を実行する。
レンズ鏡筒100の内部に配置された撮影レンズ101(図6参照)の光軸上であって、カメラ本体200のミラーボックス内に可動反射ミラー201が配置されている。この可動反射ミラー201は、被写体光束をファインダ光学系(例えば、ペンタプリズム207等)に反射するために撮影レンズ101の光軸に対して45度傾いた反射位置と、被写体像を撮像素子(後述のCCD(Charge Coupled Device)221)に導くために、撮影光路から退避した退避位置とに回動可能となっている。可動反射ミラー201の回動軸は図1(A)の紙面に対して垂直方向に沿っている。この可動反射ミラー201によって、上方に被写体光束を反射する。なお、本実施形態では、上方に全反射しているが、これに限らず、カメラ本体の右方でも左方でも、被写体光束の反射方向は機構部材や光学部材の配置上、最も適切になるように選択してよい。
可動反射ミラー201の反射光軸上にフォーカシングスクリーン205が配置されており、これは撮影レンズ101による被写体光束を結像させるためのマット面であり、可動反射ミラー201からの距離がCCD221と等価な位置に配設されている。フォーカシングスクリーン205の上方には、被写体像を左右反転させるためのペンタプリズム207が配置されている。ファインダ接眼部33は、ファインダ光学系の接眼部であって、撮影者はこの接眼部33を覗いて被写体像の確認を行うことができる。
上述の可動反射ミラー201の中央付近はハーフミラーで構成されており、この可動反射ミラー201の背面には、ハーフミラー部を透過した被写体光束を反射するための測距用にサブミラー203が設けられている。このサブミラー203は、可動反射ミラー201に対して回動可能であり、可動反射ミラー201が撮影光路から退避し、被写体光束がCCD221に入射しているときには、ハーフミラー部を覆う位置に回動し、可動反射ミラー201が図示の如き被写体像観察位置(反射位置)にあるときには、可動反射ミラー201に対して起き上がって開となり測距ユニットに被写体光束の一部を反射可能となる位置にある。この可動反射ミラー201はシャッタ・ミラー駆動ユニット303によって駆動されている。また、サブミラー203の反射光路上に測距用センサを含むTTL位相差方式の測距回路217(図6参照)を含む測距ユニット218が配置されており、測距ユニット218によって、撮影レンズ101によって結像される被写体像の焦点ズレ量を検出する。
可動反射ミラー201の後方には、露光時間制御用にノーマルオープンタイプのフォーカルプレーンシャッタ213が配置されており、このシャッタ213はシャッタ駆動機構215(図6)を含むシャッタ制御部213aとシャッタ・ミラー駆動ユニット303によって駆動制御される。シャッタ213の後方には撮像素子としてのCCD221が配置されており、撮影レンズによって結像される被写体像を電気信号に光電変換する。なお、本実施形態では撮像素子としてCCDを用いているが、これに限らずCMOS(Complementary Metal Oxide
Semiconductor)等の二次元撮像素子を使用できることはいうまでもない。
カメラ本体200の正面から見て左側には、カメラ本体の全体に電源を供給するためのバッテリ305が配置されている。また本体の右側には、後述するように、シャッタ213と可動反射ミラー201の駆動源となるミラーシャッタ(以下「MS」と略す)モータ301が配置され、このMSモータ301の駆動力を伝達するためのシャッタ・ミラー駆動ユニット303がMSモータ301の駆動軸と係合するように、MSモータ301の下側に配置されている。また、可動反射ミラー201の脇には、シャッタ213の駆動制御を行うためのシャッタ制御部213aが配置されている。
次に、図2乃至図5を用いて可動反射ミラー201とシャッタ213の駆動制構について説明する。
図2はシャッタ213と可動反射ミラー201を示す図であって、(A)はシャッタ213の斜視図であり、(B)はシャッタ213の正面図、(C)はミラーの斜視図、(D)は可動反射ミラー201のミラーダウン状態を示し、(E)はミラーアップ状態を示す図である。図2(A)に示すように、シャッタ213の側部にはシャッタ制御部213aが配置されており、このシャッタ制御部213aの下部には、シャッタセットレバー213bが突出している。そして、このシャッタセットレバー213bは初期状態では、図2(B)の斜線の位置(ア)の位置にあり、シャッタチャージ完了状態では、図2(B)の実線の位置(イ)の位置に移動する。
前述したように、シャッタ213はノーマルオープンタイプのフォーカルプレーンシャッタであり、通常状態ではシャッタ先幕および後幕はそれぞれ格納室に格納され、CCD221の前方は開放状態となっている。そしてCCD221による撮影を行うに先立って、先幕・後幕マグネットを保持する。この状態でシャッタセットレバー213bを初期状態(ア)の位置に戻すことによりシャッタ先幕は撮影光路を遮る閉じ状態に移動する。この状態において先幕マグネットの吸着を解除すると、シャッタ先幕が走行を開始することにより露光が開始し、露光時間経過後に後幕マグネットの吸着を解除することによりシャッタ後幕が走行を開始し、露光の終了を行う。これらの露光動作が終了した後、シャッタセットレバー213bをチャージ完了状態の(イ)の位置にチャージするとシャッタ213がチャージされ、シャッタ後幕は撮影光路から退避して格納室に格納され、CCD221の前方は開放状態となる。このように、ノーマルオープンタイプのフォーカルプレーンシャッタは、通常状態では開放状態となっており、撮影の前後で一時的に閉じ状態となるシャッタである。
可動反射ミラー201のダウン状態では、図2(C)に示すように、サブミラー203は可動反射ミラー201に対して開いた位置に回動している。可動反射ミラー201の回動軸側には、図2(D)に示すように、ミラーダウンバネ345が設けられており、このミラーダウンバネ345によって図中の反時計方向、すなわちダウン方向に付勢されている。このミラーダウンバネ345によって付勢された可動反射ミラー201は位置規制ピン349によって、撮影光路に対して45度の位置に規制されている。ミラー駆動レバー341はL字状形状をしており、ミラー駆動バネ343によって反時計方向、すなわちミラーをアップさせるアップ方向に付勢されている。ミラー駆動レバー341の一端は、可動反射ミラー201に固設された係合ピン347に係合可能な位置に配置されている。なお、ミラー駆動バネ343のバネ力の方が、ミラーダウンバネ345のバネ力よりも常時強く構成されている。
ミラーダウン状態では、ミラー駆動レバー341は、ミラーチャージレバー351によって、ミラー駆動バネ343の付勢力に抗して時計方向に回動させられており、図2(D)に示す位置にある。この状態で、ミラー駆動レバー341を係止しているミラーチャージレバー351が右方に移動すると、ミラー駆動レバー341はミラー駆動バネ343の付勢力によって反時計方向に回動する。この回動に伴って、係合ピン347を介して、可動反射ミラー201はダウン位置からアップ位置に回動し、図2(E)に示す状態になる。この状態からミラーチャージレバー351が、ミラー駆動バネ343の付勢力に抗して左方に移動して、図2(D)の位置に達するとミラーチャージ完了状態となる。
図3は、MSモータ301の駆動力が伝達されるシャッタ・ミラー駆動ユニット303の分解斜視図である。ギア363を介して、カムギア357にMSモータ301の駆動力が伝達される。このカムギア357の上面にはカムギア357の回転軸の半径方向に変化する周面を有するミラーチャージカム353が固設されており、このミラーチャージカム353のカム面353aにはミラーチャージレバー351の一端が係接している。このミラーチャージレバー351の他端はミラー駆動レバー341と係接している。ミラー駆動レバー341は、ミラーチャージレバー351を時計方向に回動させる向きにバネ付勢されているので(図2参照)、ミラーチャージレバー351の一端はミラーチャージカム353に対して圧接することになる。したがって、カムギア357の回動に伴って、これと一体のミラーチャージカム353が回動し、このミラーチャージカム353のカム面に圧接しているミラーチャージレバー351は回動する。
また、カムギア357の下面にはカムギア357の回転軸の半径方向に変化する周面を有するシャッタチャージカム355のカム面355aが固設されており、このシャッタチャージカム355にはシャッタチャージレバー361の一端が係接している。このシャッタチャージレバー361の他端はシャッタセットレバー213bと係接している。したがって、カムギア357の回動に伴って、これと一体のシャッタチャージカム355も回動し、このシャッタチャージカム355のカム面に係接しているシャッタチャージレバー361は回動し、シャッタセットレバー213bも回動する。
上述したミラーチャージカム353のAA方向から見たカム面を図4(A)に示し、シャッタチャージカム355のBB方向から見たカム面を図4(B)に示す。ミラーチャージカム353のカム面353aは、図示されるように、リフトカムa、上死点領域b、リバースリフトカムc、下死点領域d、下死点領域eの5つの領域から構成されている。また、シャッタチャージカム355のカム面355aは、図示されるように、リフトカムa、上死点領域b、上死点領域c、上死点領域d、下死点領域eの5つの領域から構成されている。また、図示しないが、ミラーチャージカム353、シャッタチャージカム355、もしくはこれらと一体に駆動される部材の回転もしくは移動を検知する複数のフォトインタラプタが設けられている。これらのフォトインタラプタによって、領域bにある間、Lレベル出力するd検出と、領域dにある間、Lレベル出力するb検出と、領域eにある間、Lレベル出力するe検出とがなされる(図5参照)。
カム領域aはチャージ領域であり、ミラーチャージカム353のカム面353aは、下死点から上死点に変化し、またシャッタチャージカム355のカム面355aは、下死点から上死点に変化する。このため、ミラーチャージレバー351とシャッタチャージレバー361の両方が回動する。ミラーチャージレバー351の回動によりミラー駆動レバー341も回動し、ミラー駆動バネ343をチャージすると共に、ミラーダウンバネの付勢力によって可動反射ミラー201は下降し、反射位置となる。また、シャッタチャージレバー361の回動によりシャッタセットレバー213bは図2(B)(ア)に示す位置から(イ)に示す位置に移動し、シャッタチャージを行う。
カム領域bはスタンバイ領域であり、ミラーチャージカム353は上死点にあり、可動反射ミラー201はダウン状態(図2(D)参照)、すなわちファインダ光学系に被写体光束を反射する観察位置(反射位置)にある。この状態では、ファインダ光学系に被写体光束が導かれるので、ファインダによる被写体像の観察が可能であり、また後述する測光素子211にも被写体光束が導かれるので、測光が可能であり、さらにサブミラー203によって被写体光束が測距ユニット218に導かれるので測距及び撮影レンズの合焦位置への駆動(自動焦点調節)が可能である。また、シャッタチャージカム355も上死点にあり、図2(B)(イ)に示すようにチャージ状態にある。シャッタ213はチャージ状態にあるがシャッタセットレバー213bが退避していないので、このままではシャッタ幕の走行ができず、露光することはない。
カム領域cはリバースチャージ領域であり、ミラーチャージカム353は上死点と下死点の間を可逆的に駆動され、シャッタチャージカム355は上死点を保持している。ミラーチャージカム353が上死点から下死点に変化すると、可動反射ミラー201は反射位置から退避位置に変化する。また逆にミラーチャージカムが下死点から上死点に変化すると、可動反射ミラー201は退避位置から反射位置に移動する。シャッタ213は開放状態でかつシャッタチャージ状態を保持する、
カム領域dはライブビュー領域であり、ミラーチャージカム353は下死点にあり、可動反射ミラー201はアップ状態(図2(E)参照)、すなわち撮影光路から退避した退避位置にある。また、シャッタチャージカム355は上死点にあり、シャッタセットレバー213bは図2(B)(イ)に示すチャージ状態を保持したままにある。この状態では、光学ファインダによる被写体像の観察は不可能であるが、撮像素子としてのCCD211上に被写体像が結像するので、このCCD221からの画像情報を出力することができ、この画像情報に基づいて液晶モニタ26に被写体像を表示することができる。
カム領域eは撮影領域であり、ミラーチャージカム353は下死点にあり、可動反射ミラー201はアップ状態(図2(E)参照)、すなわち撮影光路から退避した退避位置にある。また、シャッタチャージカム355は下死点にあり、シャッタセットレバー213bは図2(B)(ア)に示す位置に移動し、シャッタ先幕および後幕が走行可能な退避位置〈露光可能状態〉となっている。この状態は、レリーズ釦21の操作により2Rがオンとなった場合であり、前述したように一旦シャッタ213を閉じ状態とした後、シャッタ213を保持するシャッタマグネットの吸着解除に応じてシャッタ先幕と後幕がそれぞれ走行し、この間、CCD211によって静止画を撮像し、記録することができる。
なお、図4におけるミラーチャージカム353とシャッタチャージカム355の相対的回転位置関係は、互いの基準位置が同じ位置で説明しているが、ミラーチャージレバー351およびシャッタチャーレバー361の配置で互いの基準位置が変化する。ミラーチャージカム353およびシャッタチャージカム355は、図中左回転(時計回り)し、前述の如く、カムフォロア構成となっているミラーチャージレバー351とシャッタチャージレバー361を回動させる。通常モードでは、カム領域bにおいてチャージ完了でスタンバイ状態(光学ファインダで観察可能)となっており、レリーズ釦21の操作に応じてカム領域dに駆動され撮影を行う。一方、ライブビューモードでは、カム領域cにおいてシャッタチャージ完了かつ可動反射ミラー201をミラーアップさせライブビュー表示を行い、レリーズ釦21の操作に応じてカム領域dに駆動され撮影を行う。
次に、図6を用いて、デジタル一眼レフカメラの電気系を主とする全体構成を説明する。本実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラは、前述したように、交換レンズ100とカメラ本体200は別体で構成されており、両者は通信接点300にて電気的に接続されている。なお、交換レンズ100とカメラ本体200を一体に構成することも可能である。
交換レンズ100の内部には、焦点調節および焦点距離調節用のレンズ101、102と、開口量を調節するための絞り103が配置されている。レンズ101およびレンズ102はレンズ駆動機構107によって駆動され、絞り103は絞り駆動機構109によって駆動されるよう接続されている。レンズ駆動機構107、絞り駆動機構109はそれぞれレンズCPU111に接続されており、このレンズCPU111は通信接点300を介してカメラ本体200に接続されている。レンズCPU111は交換レンズ100内の制御を行うものであり、レンズ駆動機構107を制御してピント合わせや、ズーム駆動を行うとともに、絞り駆動機構109を制御して絞り値制御を行う。
カメラ本体200内には、前述したように可動反射ミラー201、サブミラー203、フォーカシングスクリーン205、ペンタプリズム207が配置されている。可動反射ミラー201はミラー駆動機構219によって駆動されている。ペンタプリズム207の出射側には被写体像観察用の接眼レンズ209が配置され、この脇であって被写体像の観察に邪魔にならない位置に測光センサ211が配置されている。フォーカシングスクリーン205、ペンタプリズム207、接眼レンズ209はファインダ光学系の一部を構成している。
また、上述したように、可動ミラー201の背面にはサブミラー203が設けられており、このサブミラー203の反射方向に合焦センサを含む測距回路217が配置されている。さらに、可動ミラー201の後方には、シャッタ213が配置されており、このシャッタ213はシャッタ駆動機構215によって駆動制御される。また、シャッタ213の後方には撮像素子としてのCCD221が配置されており、レンズ101、102によって結像される被写体像を電気信号に光電変換する。CCD221はCCD駆動回路223に接続され、このCCD駆動回路223によってアナログデジタル変換(AD変換)がなされる。CCD駆動回路223はCCDインターフェース225を介して画像処理回路227に接続されている。この画像処理回路227は色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正といった各種の画像処理を行う。また、液晶モニタ26におけるライブビュー表示用の画像データの生成も行う。
画像処理回路227は、ASIC(Application Specific Integrated
Circuit 特定用途向け集積回路)271内のデータバス261に接続されている。このデータバス261には、画像処理回路227の他、ボディCPU229、圧縮回路231、フラッシュメモリ制御回路233、SDRAM制御回路236、入出力回路239、通信回路241、記録媒体制御回路243、ビデオ信号出力回路247、スイッチ検出回路253が接続されている。
データバス261に接続されているボディCPU229は、このデジタル一眼レフカメラのフローを制御するものである。またデータバス261に接続されている圧縮回路231はSDRAM237に記憶された画像データをJPEGやTIFFで圧縮するための回路である。なお、画像圧縮はJPEGやTIFFに限らず、他の圧縮方法も適用できる。データバス261に接続されているフラッシュメモリ制御回路233は、フラッシュメモリ(Flash Memory)235に接続され、このフラッシュメモリ235は、一眼レフカメラのフローを制御するためのプログラムが記憶されており、ボディCPU229はこのフラッシュメモリ235に記憶されたプログラムに従ってデジタル一眼レフカメラの制御を行う。なお、フラッシュメモリ235は、電気的に書換可能な不揮発性メモリである。SDRAM237は、SDRAM制御回路236を介してデータバス261に接続されており、このSDRAM237は、画像処理回路227によって画像処理された画像データまたは圧縮回路231によって圧縮された画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリである。
上述の測光センサ211、シャッタ駆動機構215、測距回路217およびミラー駆動機構219に接続される入出力回路239は、データバス261を介してボディCPU229等の各回路とデータの入出力を制御する。レンズCPU111と通信接点300を介して接続された通信回路241は、データバス261に接続され、ボディCPU229等とのデータのやりとりや制御命令の通信を行う。データバス261に接続された記録媒体制御回路243は、記録媒体245に接続され、この記録媒体245への画像データ等の記録の制御を行う。記録媒体245は、xDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)またはメモリスティック(登録商標)等の書換え可能な記録媒体のいずれかが装填可能となるように構成され、カメラ本体200に対して着脱自在となっている。その他、通信接点を介してハードディスクを接続可能に構成してもよい。
データバス261に接続されたビデオ信号出力回路247は液晶モニタ駆動回路249を介して液晶モニタ26に接続される。ビデオ信号出力回路247は、SDRAM237、記録媒体245に記憶された画像データを、液晶モニタ26に表示するためのビデオ信号に変換するための回路である。液晶モニタ26はカメラ本体200の背面に配置されるが、撮影者が観察できる位置であれば、背面に限らないし、また液晶に限らず他の表示装置でも構わない。シャッタレリーズ釦の第1ストロークや第2ストロークを検出するスイッチ、再生モードを指示するスイッチ、液晶モニタ26の画面でカーソルの動きを指示するするスイッチ、撮影モードを指示するスイッチ、選択された各モード等を決定するOKスイッチ等の各種スイッチ255は、スイッチ検出回路253を介してデータバス261に接続されている。
次に図7を用いてライブビュー表示のフローを説明する。カメラ本体200の図示しない操作釦の操作によりライブビュー表示に入ると、まず、測光・露光量演算を行う(S1)。ここでは、まだカム領域b(図5参照)にあり、可動反射ミラー201は反射位置にあるので、この可動反射ミラー201から導かれた被写体光束の一部を測光素子211は測光し、この測光値に基づいてボディCPU229はシャッタ速度や絞り値等の露光値を演算する。続いて、ライブビューを行うための初期設定を行う(S2)。この初期設定では、CCD221に電源の供給を行い、液晶モニタ26におけるライブビュー表示の明度を適切に保つためにライブビュー表示条件の設定を行い、また可動反射ミラー201のミラーアップ動作等も行う。後者については、図8を用いて後述する。なお、このライブビュー初期設定の中で、ライブビュー表示が開始される。
次に、レリーズ釦21の半押し操作がなされているか、すなわち1Rがオンか否かについて判定する(S3)。判定の結果、オンであった場合にはステップS5に進み、自動焦点調節(AF)のサブルーチンを実行する。このサブルーチンにおいては、液晶モニタ26に被写体像をライブビューしながら、自動焦点調節と測光動作を行う。この自動焦点調節と測光動作は、MSモータ301を逆転させ、カム領域cを経てカム領域bに移行し、この領域で可動反射ミラー201を反射位置に下降させた状態で測距素子211により測光を行うと共にサブミラー203によって導かれた被写体光束に基づいて測距回路217によって測距動作が行われる。このAF動作の詳細は、図10を用いて後述する。
ステップS5における自動焦点調節(AF)が終了すると、続いて、レリーズ釦21の全押し操作がなされたか否か、すなわち2Rがオンか否かについて判定する(S7)。判定の結果、2Rがオンであった場合には、ステップS9に進み、撮影動作を実行する。この撮影動作のサブルーチンについては、図9を用いて後述する。撮影動作が終了すると、ステップS2のライブビューの初期設定に戻り、前述のステップを繰り返す。ステップS7に戻り、2Rがオフであった場合には、ステップS11に進み、1Rがオンか否かの判定を行う。レリーズ釦21が半押しされているが、全押しされていない場合には、ステップS7とステップS11の判定を行う待機状態となる。レリーズ釦21から撮影者の手が離れると、ステップS3に戻り、前述のステップを繰り返す。
ステップS3に戻り、1Rがオフであった場合には、ステップS13に進み、表示モードの切り換え、すなわちライブビューでの被写体像の表示からファインダ光学系での光学的な表示に図示しない操作釦によって切り換えがなされたか否かの判定を行う。表示モードの切換がなされていなかった場合には、ステップS3に戻る。一方、表示モードが切り換えられた場合には、ステップS15において、液晶モニタ26での被写体像のライブビュー表示を停止するために、CCD221の電源停止等の処理を行う。ステップS2のライブビュー初期設定の中でライブビュー表示が開始され、このステップS15においてライブビュー表示が停止されるまでの間、CCD221で繰り返し取得された撮像データに基づいて、液晶モニタ26には連続的にライブビュー表示がなされている。続いて、ステップS17において、シャッタ213と可動反射ミラー201の初期化を行う。これは、ライブビューを行うにあたって、可動反射ミラー201をアップ位置(反射位置)に移動させていたが、光学ファインダで被写体像を観察し、液晶モニタ26には撮影情報を表示させる情報表示モードに戻すための処理である。この初期化にあたって、MSモータ301は、前述のミラーチャージカム353とシャッタチャージカム355がカム領域bに達するまで駆動を行う。
前述のステップS2のライブビュー初期設定について、図8に示すフローチャートを用いて詳述する。ライブビューを行う以前は、ミラーチャージカム353とシャッタチャージカム355は、カム領域bにあり、ライブビューの初期化にあたっては、MSモータ301はライブビューを行うカム領域dにカムギア357を駆動する。まず、MSモータ301を回転させ、カム領域cを経てカム領域dにミラーチャージカム353とシャッタチャージカム355を駆動する(S21)。カム領域cを駆動する間に、ミラー駆動レバー341は、図2(D)の位置から図2(E)の位置に向けて移動し、ミラー駆動バネ343のバネ力によって可動反射ミラー201は、アップ(退避)位置にむけて回動する。またシャッタカム355のカム面355aは変化せず、上死点のままであることから、図2(B)(イ)の位置のままであり、シャッタチャージ状態を保持する。d領域に達するとd検出がLレベルとなり(S23)、MSモータ301の回転を停止する(S25)。これによって、可動反射ミラー201はアップ(退避)位置になり、また、シャッタ213はシャッタチャージ状態を保持したままである。なお、前述したように、シャッタ213はノーマルオープンシャッタであることから、通常状態では開放されたままであり、特段、ライブビューを行うためのシャッタ開放動作は必要ない。
この状態では、可動反射ミラー201は退避位置にあり、シャッタ213は開放状態のままであることから、CCD221上には、被写体像が結像しており、イメージャとしてのCCD221から画像情報の読み出しを開始する(S27)。この読み出された画像情報に基づいて、液晶モニタ26にライブビュー表示を行う(S29)。ライブビュー表示を行うために、繰り返しCCD221から画像情報の読み出しを行い(例えば30フレーム/秒)、動画として表示する。
次に、ステップS9の撮影動作について、図9に示すフローチャートを用いて詳述する。このサブルーチンは、前述したように、ライブビュー中にレリーズ釦21が全押しされた際に、CCD221からの出力に基づいて静止画を取得し、記録媒体245に記録を行うものである。ライブビューはカム領域dで行っており、撮影動作に移る場合には、そのままカム領域eにミラーチャージカム353とシャッタチャージカム355を駆動すればよい。前述したように、シャッタ213はノーマルオープンタイプであるので、シャッタ開放状態となっているので、露光時間制御のために、一旦閉じ状態にする。また、可動反射ミラー201は退避位置にあるので、その位置を保っていればよい。
まずシャッタ先幕および後幕保持用のマグネットMgに給電し、先幕および後幕を保持する(S71)。この後、MSモータ301の駆動を開始する(S73)。この駆動により、カム領域dからカム領域eに向けて駆動が開始する。ミラーチャージカム353のカム面353aはカム領域dとカム領域eで変化はないので、そのまま可動反射ミラー201は退避位置を保持するが、シャッタチャージカム355のカム面355aは上死点から下死点に向けて変化し、これに応じてシャッタ先幕は開位置から閉位置に変化する。また、これとほぼ同時期に、カム領域dからカム領域eに遷移したことを検出するe検出スイッチがLレベルを検出すると(S75)、MSモータ301は駆動を停止する(S77)。
この状態では、可動反射ミラー201は撮影光路から退避しており、シャッタ213は露光可能状態となっているので、撮影動作に移る(S79)。まず、シャッタ先幕を保持しているマグネットMgの通電を停止し、シャッタ先幕の走行を開始させる。予め演算されたシャッタ速度に対応した時間が経過したら、シャッタ後幕の走行を開始させる。シャッタ後幕の走行開始後、後幕が終了する時間が経過したら、MSモータ301を駆動させ(S81)、カム領域eからカム領域aを経てカム領域bに移行させる。
カム領域eからカム領域aに移ると、ミラーチャージカム353のカム面353aとシャッタチャージカム355のカム面355aはリフト領域となり、ミラーチャージレバー351とシャッタチャージレバー361はそれぞれ回動して、可動反射ミラー201のチャージとシャッタ213のチャージ動作を行う。カム領域aからカム領域bに入ると、b検出スイッチがLレベルを検出し(S83)、MSモータ301は駆動を停止する(S85)。なお、撮影動作が終了すると、CCD221から静止画の画像情報の読み出しを行い、液晶モニタ26に所定時間、表示を行う。撮影動作のサブルーチンが終了すると、ステップS2のライブビュー初期設定に戻り、カム領域bからc領域を経てd領域に戻り、ライブビューを再開する。
次に、ライブビューを行っていない、つまり光学ファインダで被写体を観察する通常モード(情報表示モード)における撮影動作について、図11のタイムチャートを用いて説明する。前述したように、通常モードでの被写体像の観察はカム領域b、すなわちスタンバイ領域で行っている。レリーズ釦21が操作され2Rがオンとなると、カム領域bからカム領域cを経て、カム領域eにおいて、撮影動作を実行する。
まず、レリーズ釦21が操作され2Rがオンとなると、MSモータ301が駆動を開始する(図11のt1)。カム領域cに入ると、b検出スイッチがLレベルとなり(図11のt2)、可動反射ミラー201が反射位置から退避位置に移動する。さらにMSモータ301は駆動を続け、カム領域eに遷移する手前で、シャッタマグネットをオンする(図11のt3)。この動作からは、ライブビューにおける撮影動作は図10に示すフローチャートと同様である。
シャッタ先幕は、シャッタチャージカム355の回動に伴って開位置から閉位置に変化する。カム領域dからカム領域eに遷移したことを検出するe検出スイッチがLレベルを検出すると、MSモータ301は駆動を停止する(図11のt4)。この状態では、可動反射ミラー201は撮影光路から退避しており、シャッタ213は露光可能状態となっているので、撮影動作に移る。まず、シャッタ先幕を保持しているマグネットMgの通電を停止し、シャッタ先幕の走行を開始させる(図15のt5)。予め演算され、若しくは設定されたシャッタ速度に対応した時間が経過したら、シャッタ後幕の走行を開始させる(図11のt6)。シャッタ後幕の走行開始後、後幕が終了する時間が経過したら、MSモータ301を駆動させ(図11のt7)、カム領域eからカム領域aを経てカム領域bに移行させる。
MSモータ301の駆動中にカム領域aに移ると、ミラーチャージカム353のカム面353aはリフト領域となり、ミラーチャージレバー351は回動して可動反射ミラー201のチャージ動作を行う(図11のt7〜t8)。同様に、シャッタチャージカム355のカム面355aもリフト領域となり、シャッタチャージレバー361は回動してシャッタ213のチャージ動作を行う(図11のt7〜t8)。カム領域aからカム領域bに入ると、b検出スイッチがLレベルを検出し(図11のt9)、MSモータ301は駆動を停止する。
次に、ステップS5のAF動作について、図10に示すフローチャートを用いて詳述する。ライブビューはカム領域dを使って行っているが、この状態では可動反射ミラー201はアップ状態(退避位置)にあり、測距回路217に被写体光束が導かれないので、TTL位相差測距を行うことができない。また、測光素子211にも被写体光束が導かれないので、測光動作を行うことができない。そこで、ライブビュー中に測距や測光を行う場合には、MSモータ301を逆転させてカム領域cに駆動し測距・測光を行った後、MSモータ301を正転させてカム領域dに戻すようにしている。
ライブビュー中AFに入ると、まず液晶モニタ26でのライブビュー表示をフリーズさせる(S91)。これは、可動反射ミラー201がダウン位置に変化することによりCCD221に被写体光束が遮られ被写体像が乱れ見苦しくなることから、被写体像を固定するためである。続いてCCD221から被写体画像データの読出しを停止する(S93)。以上の液晶モニタ26での表示対策が終了したら、次にMSモータ301の逆転駆動を開始する。これによってミラーチャージカム353とシャッタチャージカム355はカム領域dからカム領域cを経てカム領域bに駆動される。カム領域bに入ると、b検出はLレベルを検出し(S97)、MSモータ301の逆転駆動を停止する。
以上のステップにおける動作によりカム領域bに到達し、この領域で測距および測光を行う(S101)。測距は前述したように測距回路217によりTTL位相差AFにより撮影レンズの焦点ズレ量を検出する。また測光は測光回路211の出力に基づいて適正露光となるシャッタ速度や絞り値等の演算を行う。測距および測光が終了すると、次にMSモータ301を正転駆動させ、カム領域bからカム領域cを経てカム領域dに駆動する(S105)。カム領域dに達すると、d検出がLレベルを検出し(S105)、MSモータの正転駆動を停止する(S107)。このMSモータ301の正転駆動の間、レンズCPU111を介して撮影レンズを合焦位置に駆動する。
カム領域dに達すると、可動反射ミラー201はアップ位置(退避状態)となるので、CCD211上に被写体像が再び結像するので、CCD221から被写体画像データを取得するためにデータの読出しを開始し(S109)、この被写体画像データに基づいて液晶モニタ26にライブビュー表示を開始する(S111)。なお、ステップS113のレンズ駆動は、ステップS103からS107と並行して行っているが、ステップS107までに合焦位置に駆動できない場合は、さらにステップS109以降、続行しても良い。
以上の如く、本発明の一実施形態においては、ノーマルオープンタイプのシャッタ213を用い、シャッタチャージカム353のカム面353aおよびミラーチャージカム355のカム面355aにそれぞれスタンバイ領域(カム領域b)とライブビュー領域(カム領域d)を設けると共に、この2つの領域の間にリバースチャージ領域(カム領域c)を連続して設け、2つの領域の間を可逆的に往復動することができるようにしたので、ライブビューを行っている際に測距または測光を行う場合に、撮影領域(カム領域a)およびチャージ領域(カム領域a)を通過しなくても、リバースチャージ領域(カム領域c)を通過して直ちにスタンバイ領域(カム領域c)に到達することができるので、測距または測光を行うまでの時間を短縮することができる。また、測距または測光が終了すると、リバースチャージ領域(カム領域c)を経てライブビューに直ちに復帰できるので、切り換えに時間がかからない。またこれらの動作を行うためのエネルギロスを減らすこともできる。
さらに、本発明の一実施形態においては、ライブビューを行っている際に、測距または測光を行う場合には、液晶モニタ26によるライブビュー表示を固定しているので、ライブビュー表示が乱れることがなく、また測距また測光が終了すると直ちにライブビューを再開するので、大変便利である。
また、本発明の一実施形態においては、ライブビュー領域(カム領域d)ではシャッタ213のチャージを保持するようにしたので、撮影動作の準備としてはシャッタ先幕の閉じ動作を行うだけでよく、このためシャッタタイムラグを短くすることができる。つまり、可動反射ミラー201のアップダウン動作やシャッタ213のシャッタチャージ動作等の撮影準備動作を必要としていない分、シャッタタイムラグを短くすることができる。また、これらのアップダウン動作やシャッタチャージ動作を行うためのエネルギロスを減らすこともできる。
さらに、本発明の一実施形態においては、ノーマルオープンタイプのシャッタ213を用い、シャッタのチャージ完了状態において、可動反射ミラー201が反射位置となるスタンバイ領域(カム領域b)と、退避位置となるライブビュー領域(カム領域d)の2つの状態をとることができるので、撮影動作に移行する場合に、シャッタチャージを新たに行う必要がなく、シャッタタイムラグを短くすることができる。
なお、本発明の一実施形態では、ミラーチャージカム351とシャッタチャージカム355の2つのカムを採用していたが、これに限らず、例えば、1つのカムで領域をミラーチャージ用とシャッタチャージ用に分けるようにしても良い。また、シャッタ先幕の閉じ動作を行わせるためのカム面をライブビュー領域(カム領域d)としたが、撮影領域(カム領域e)とすることも可能である。さらに、カム機構に限らず、歯車機構の切換や、直接シャッタ機構および反射ミラー機構をモータ等の駆動源で駆動することにより、スタンバイ領域とライブビュー領域を相互に切り換え、高速に測距動作または測光動作を切り換えるようにしても勿論構わない。さらに、本実施形態においては、ノーマルオープンタイプのシャッタ213を採用していたが、これに限らず、ノーマルクローズタイプのシャッタを採用しても良いことは勿論である。
また、本実施形態では、撮像素子はCCD221の一つであったが、複数の撮像素子の出力を切り換えてライブビュー表示するようなカメラであっても適用できることは勿論である。さらに、可動反射ミラー201はファインダ光学系と撮像素子に光路を切り換えていたが、これに限らず、例えば、画像記録用の撮像素子と被写体像観察用の撮像素子とに切り換えるように構成しても勿論、本発明を適用することができる。さらに、本実施形態では、可動反射ミラー201はミラーアップ時にミラーチャージを行っていたが、逆にミラーダウン時にミラーチャージを行うようにしても良い。
本発明の一実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの内部機構の概略構成を示すブロック図であり、(A)は撮影レンズの光軸方向に沿った内部構成を、(B)はカメラ本体200の正面方向からみた内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラのシャッタと可動反射ミラーを示す図であって、(A)はシャッタの斜視図であり、(B)はシャッタの正面図、(C)は可動反射ミラーの斜視図、(D)は可動反射ミラーのミラーダウン状態を示し、(E)は可動反射ミラーのミラーアップ状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラのシャッタ・ミラー駆動ユニットの部分詳細図である。 本発明の一実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラのカムの領域を示す図であって、(A)はミラーチャージカム、(B)はシャッタチャージカムのカム領域をそれぞれ示す図である。 本発明の一実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラのカム領域の展開図である。 本発明の一実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの主として電気系の全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるデジタル一眼レフカメラのライブビュー表示のフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるデジタル一眼レフカメラのライブビュー初期設定のフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるデジタル一眼レフカメラの撮影動作のフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるデジタル一眼レフカメラのAFにおけるフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるデジタル一眼レフカメラの通常撮影時の撮影動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
21 レリーズ釦
26 液晶モニタ
33 ファインダ
100 レンズ鏡筒
200 カメラ本体
201 可動反射ミラー
203 サブミラー
213 フォーカルプレーンシャッタ
213b シャッタセットレバー
221 CCD
229 ボディCPU
279 ファインダ内CCD
227 画像処理回路
285 CCD切換回路
301 MSモータ
303 シャッタ・ミラー駆動ユニット
341 ミラー駆動レバー
353 ミラーチャージカム
355 シャッタチャージカム
357 カムギア
361 シャッタチャージレバー

Claims (16)

  1. ライブビュー可能なカメラにおいて、
    撮像素子と、
    被写体光束を反射する反射位置とこの被写体光束中から退避した退避位置とに移動する反射ミラーと、
    この反射ミラーと上記撮像素子との間に配置され、チャージされたことにより一対のシャッタ幕を走行可能とし、チャージ完了状態でシャッタ幕開放状態であるシャッタと、
    上記撮像素子上に結像した像を表示する表示手段と、
    上記反射ミラーの駆動を行うカム部材であって、上記反射ミラーを上記反射位置に位置させる第1の領域と、これに連続して上記反射ミラーを上記反射位置から上記退避位置へと駆動する第2の領域と、これに連続して上記反射ミラーを上記退避位置に位置させる第3の領域とからなり、上記第1の領域と上記第3の領域は上記第2の領域を介して往復動可能なミラーカム手段と、
    上記シャッタのチャージを行うカム部材であって、上記第1、第2および第3の領域にそれぞれ対応してシャッタチャージ状態を保持する第4、第5および第6の領域とからなるシャッタカム手段と、
    通常の撮影準備状態では上記ミラーカム手段の第1の領域により上記反射ミラーを反射位置に位置させ、これに同期して上記シャッタカム手段の第4の領域により上記シャッタを上記チャージ完了に位置させ撮影待機し、上記撮像素子上に結像した像を上記表示手段に表示させライブビューを可能とする撮影準備状態では上記ミラーカム手段の第3の領域により上記反射ミラーを上記退避位置に位置させ、これに同期して上記シャッタカム手段の第6の領域により上記シャッタをチャージ完了状態に位置させシャッタ幕を開放状態に制御し、上記通常の撮影準備状態と上記ライブビューを可能とする撮影準備状態の切換は、上記第2および第5の領域を可逆的に通過することにより両状態の切換制御を行う制御手段と、
    を有するライブビュー可能なカメラ。
  2. 上記ミラーカム手段は、上記第1の領域の手前に上記反射ミラーを上記退避位置から上記反射位置に駆動させる第7の領域をさらに有し、上記シャッタカム手段は、上記第4の領域の手前に上記シャッタのシャッタチャージを行うための第8の領域をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のライブビュー可能なカメラ。
  3. 上記ミラーカム手段は、上記第3の領域に連続して上記反射ミラーの退避位置を保つ第9の領域をさらに有し、上記シャッタカム手段は、上記第6の領域に連続して上記シャッタをチャージ完了に保つと共に露光制御可能とする第10の領域をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のライブビュー可能なカメラ。
  4. 上記シャッタカム手段は、上記第6の領域と第10の領域の間に、上記シャッタの先幕を開放状態から閉鎖状態にするためのカム面を有することを特徴とする請求項3に記載のライブビュー可能なカメラ。
  5. 上記制御手段は、上記ライブビューを可能とする撮影準備状態から測距動作を行う場合には、上記通常の撮影準備状態に切換制御を行い、上記通常の撮影準備状態での上記測距動作終了後に、上記ライブビューを可能とする撮影準備状態に復帰させることを特徴とする請求項1に記載のライブビュー可能なカメラ。
  6. ライブビュー可能なカメラにおいて、
    撮像素子と、
    被写体光束を反射する反射位置とこの被写体光束中から退避した退避位置とに移動する反射ミラーと、
    この反射ミラーと上記撮像素子との間に配置され、チャージされたことにより一対のシャッタ幕を走行可能とし、チャージ完了状態でシャッタ幕開放状態であるシャッタと、
    上記撮像素子上に結像した像を表示する表示手段と、
    上記シャッタのチャージおよび上記反射ミラーの駆動を行うカム部材であって、上記反射ミラーを上記反射位置に位置させる第1の領域と、これに連続して上記反射ミラーを上記反射位置から上記退避位置へと駆動する第2の領域と、これに連続して上記反射ミラーを上記退避位置に位置させる第3の領域と、上記第1、第2および第3の領域にそれぞれ対応してシャッタチャージ状態を保持する第4、第5および第6の領域とからなり、上記第1の領域と上記第3の領域は上記第2の領域を介して往復動可能なカム部材と、
    通常の撮影準備状態では上記カム部材の第1の領域により上記反射ミラーを反射位置に位置させ上記第4の領域により上記シャッタを上記チャージ完了状態に位置させ撮影待機し、上記撮像素子上に結像した像を上記表示手段に表示させ上記ライブビューを可能とする撮影準備状態では上記カム部材の第3の領域により上記反射ミラーを上記退避位置に位置させ上記カム部材の第6の領域により上記シャッタをチャージ完了状態に位置させ上記シャッタ幕を開放状態に制御し、上記第2および第5の領域を介して上記通常の撮影準備状態と上記ライブビューを可能とする撮影準備状態を可逆的に切換制御する制御手段と、
    を有するライブビュー可能なカメラ。
  7. 上記カム部材の上記シャッタカム部分と上記ミラーカム部分とは、別体のカムで構成したことを特徴とする請求項6に記載のライブビュー可能なカメラ。
  8. 上記シャッタカム部分とミラーカム部分は、さらに一体に回転することを特徴とする請求項7に記載のライブビュー可能なカメラ。
  9. ライブビュー可能なカメラにおいて、
    モータと、
    撮影レンズからの光束中に進入して該光束を反射する反射位置と撮影レンズからの光束通過域から退避する退避位置とに駆動される可動反射ミラーと、
    この可動反射ミラーの後方に配置されたノーマルオープンタイプのシャッタと、
    上記モータの回転により上記シャッタと上記可動反射ミラーのチャージ動作を行うチャージ領域と、上記シャッタをチャージ完了のまま保持すると共に上記可動反射ミラーを上記反射位置に保持するスタンバイ領域と、上記シャッタをチャージ完了のまま保持すると共に上記可動反射ミラーを上記退避位置に保持するライブビュー領域と、上記シャッタのシャッタ幕の走行を可能とすると共に、上記可動反射ミラーを上記退避位置に保持する撮影領域と、上記ライブビュー領域と上記撮影領域の間に連続的に設けられ、両領域を可逆的に往復可能なリバースチャージ領域とからなるカム面を有するカム部材と、
    カメラのモードに応じて、上記モータを回転させて上記カム部材の各領域を選択するように駆動制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とするライブビュー可能なカメラ。
  10. 上記制御手段は、撮像素子の出力に基づいて表示手段に被写体像を表示するライブビューを行う際には、上記ライブビュー領域に上記カム部材を駆動することを特徴とする請求項9に記載のライブビュー可能なカメラ。
  11. 上記制御手段は、上記ライブビューの際に測距または測光を行う場合には、上記ライブビュー領域から上記スタンバイ領域に上記カム部材を駆動することを特徴とする請求項10に記載のライブビュー可能なカメラ。
  12. 上記制御手段は、通常モードにおける撮影状態においては、上記スタンバイ領域から上記撮影領域に上記カム部材を駆動制御し、ライブビューにおける撮影状態においては、上記ライブビュー領域から上記撮影領域に上記カム部材を駆動制御することを特徴とする請求項9に記載のライブビュー可能なカメラ。
  13. 上記シャッタは、上記ライブビュー領域と上記撮影領域の間のカム面によって、シャッタ先幕を一旦閉じ状態になることを特徴とする請求項9に記載のライブビュー可能なカメラ。
  14. 上記シャッタは、上記チャージ領域においてシャッタチャージされた後、上記撮影領域においてシャッタ走行するまでシャッタチャージが保持され続けることを特徴とする請求項9に記載のライブビュー可能なカメラ。
  15. 撮影レンズの撮影光路上の反射位置と、この撮影光路上から退避した退避位置とに移動可能な可動反射ミラーと、
    上記撮影レンズの上記撮影光路上に配置され、上記撮影レンズによって結像される被写体像を受光し、光電変換信号を出力する撮像素子と、
    この撮像素子と上記可動反射ミラーとの間に配置され、撮影時には上記撮像素子上による上記被写体像の露光時間を制御するためのシャッタと、
    上記光電変換信号に基づいて上記被写体像をライブビュー表示するための表示装置と、
    上記ライブビュー表示を行うにあたって、上記シャッタを開放状態に保つと共に、上記可動反射ミラーを上記退避位置に駆動し、非ライブビュー表示を行うにあたって、上記可動反射ミラーを反射位置に駆動し、上記ライブビュー表示を行っている際に測距または測光を行う場合には、上記可動反射ミラーを上記反射位置に駆動し、上記測距または測光の終了後には、上記可動反射ミラーを上記退避位置に駆動する駆動制御手段と、
    を具備したことを特徴とするライブビュー可能なカメラ。
  16. 上記駆動制御手段は、上記測距または測光を行う間、上記表示装置におけるライブビュー表示を固定することを特徴とする請求項15に記載のライブビュー可能なカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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